JP3411404B2 - エンジン一体型変速装置の潤滑構造 - Google Patents

エンジン一体型変速装置の潤滑構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン用潤滑油を変
速装置の潤滑に共用するようにしたエンジン一体型変速
装置の潤滑構造に関する。本発明は、エンジン動力を変
速装置を介して圧縮機に伝達し、これにより冷暖房運転
を行うようにしたエンジン駆動式空気調和装置に好適で
あるので、以下これを例にとって説明する。
【0002】
【従来の技術】エンジン駆動式空気調和装置は、室内空
調ユニット及び室外空調ユニットを備えており、該室外
空調ユニットはエンジン動力を変速装置を介して圧縮機
に伝達し、これにより冷暖房運転を行うように構成され
ている。
【0003】上記変速装置には、従来、クランク軸,変
速軸に装着された一対のプーリ間にベルトを巻回してな
るベルト式変速装置、あるいはクランク軸,変速軸に装
着された一対の変速歯車を噛合させてなる歯車式変速装
置が一般に採用されている。この歯車式変速装置は、エ
ンジンケースに別個の変速機ケースを接続し、該変速機
ケース内に上記変速歯車,変速軸を回転自在に収容する
とともに、これらの噛合部,変速部を潤滑する潤滑油を
上記変速機ケース内に収容した構造のものが一般的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来のベ
ルト式変速装置では、動力伝達効率が低く、しかもベル
トの耐久性が低いことから、長時間の耐久性が要請され
るエンジン駆動式空気調和装置においては定期的にベル
ト交換を行う必要があり、点検補修費用がかさむことと
なる。
【0005】また上記従来の歯車式変速装置では、ベル
ト式に比べて動力伝達効率,耐久性は高いものの、変速
装置のギヤケースをエンジンケースと別体とする構造で
あるから、両者を区画するケース壁及び両ケース間寸法
の分だけ特にエンジン長手方向に大型化するとともに、
重量が増大するという問題がある。
【0006】ここで、上記動力伝達効率,耐久性の向上
を図りながら、エンジンの大型化,重量の増大を回避す
るには、歯車式変速装置を採用し、かつ該変速装置のギ
ヤケースをエンジンケースのクランク軸方向端面に一体
的に接続することが考えられる。これにより上記エンジ
ンと変速装置とを区画するケース壁及び両ケース間寸法
を不要にでき、それだけエンジン全体をコンパクト化で
きるとともに、軽量化を図ることができる。
【0007】また、上記エンジンケースとギヤケースと
を一体化することによって、エンジン用潤滑油を変速装
置の潤滑に共用することが可能となる。しかしこの場
合、オイルポンプの配置位置,オイル通路の経路等の如
何によっては、エンジンからの潤滑油が変速装置側に達
するのに時間がかかり、特にエンジン始動時における潤
滑油の不足、ひいては変速装置の耐久性低下が懸念され
る。
【0008】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、エンジン用潤滑油を変速装置の潤滑に共用する場合
の潤滑の立ち上がりを速くして耐久性を向上できるエン
ジン一体型変速装置の潤滑構造を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、クラ
ンク軸を回転自在に支持するとともに、該クランク軸の
周囲を囲うエンジンケースのクランク軸方向端部開口に
ギヤケースを油密に接続し、該ギヤケースのエンジンケ
ース側空間内に、上記クランク軸の端部に装着された駆
動歯車と噛合する従動歯車を配置してなるエンジン一体
型変速装置の潤滑を上記エンジンケース内の潤滑油を用
いて行うようにした潤滑構造であって、オイルポンプを
上記エンジンケース内の上記ギヤケースとの境界部近傍
に配設し、該オイルポンプからの潤滑油の一部を上記変
速装置の各被潤滑部に分配供給するオイル通路をエンジ
ンケースのギヤケース近傍部分から該ギヤケースに渡っ
て形成したことを特徴としている。
【0010】請求項2の発明は、請求項1において、上
記オイル通路をエンジンの各被潤滑部に潤滑油を分配供
給するエンジン潤滑系のメインギャラリより上流側から
分岐させたことを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明に係るエンジン一体型変速装置の潤滑構
造によれば、オイルポンプをエンジンケースのギヤケー
スとの境界部に配設するとともに、該オイルポンプから
変速装置の被潤滑部までのオイル通路を、上記エンジン
ケースのギヤケース近傍部分からギヤケースを通るよう
に形成したので、変速装置までの通路長を短縮でき、そ
れだけ潤滑油の変速装置への到達時間を短くできる。よ
って特にエンジン始動時における変速装置への潤滑油を
充分に確保でき、ひいては長期使用に対する耐久性を向
上できる。
【0012】請求項2の発明では、変速装置へのオイル
通路を上記メインギャラリの上流側から分岐したので、
変速装置側への潤滑油の油圧を充分に確保できるととも
に、始動時における潤滑油到達時間をさらに短縮でき
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図16は、本発明の一実施例によ
るエンジン駆動式空気調和装置の潤滑構造を説明するた
めの図であり、図1〜図4は本実施例構造が適用された
エンジン駆動式空気調和装置の正面図,背面図,右側面
図(図2のIII-III 線断面図),左側面図(図2のIV-I
V 線断面図),図5は室外熱交換室の床面の平面模式
図、図6は機関室及び配管室の断面平面模式図、図7は
上記実施例装置の全体構成図、図8,図9はエンジンの
断面右側面図、図10,図11はエンジンの左側面図,
背面図、図12は上記実施例エンジンの模式平面図、図
13は変速装置の一部断面平面図、図14,図15は変
速装置の左,右側面図、図16は潤滑油の流れを示す断
面展開図、図17は潤滑制御装置の系統図である。
【0014】本実施例装置の全体構成を線図で示す図7
において、1はエンジン駆動式空気調和装置であり、こ
れは室外空調ユニット2と、室内空調ユニット3とで構
成されている。この室内空調ユニット3は冷媒用室内熱
交換器4,減圧用の膨張弁18,及び図示しない室内熱
交換用送風ファンとを備えている。上記室外空調ユニッ
ト2は、エンジン5,一対の圧縮機6,6等が配設され
た機関室7と、メインアキュムレータ8,サブアキュム
レータ9,電装ボックス50,及び各機器同士を接続す
る管路等が配設された配管室10と、冷媒用室外上部,
下部熱交換器11,12及びエンジン冷却用熱交換器
(温水熱交換器)13等が配設された室外熱交換室14
とを備えている。
【0015】上記エンジン5は水冷式ガス燃料エンジン
であり、該エンジン5の吸気ポートには吸気管21aが
接続され、該吸気管21aにはガスミキサ21b,エア
クリーナ21cが介設されており、該吸気管21aは機
関室7,室外熱交換室14の各天壁を貫通して外部に開
口している。
【0016】上記ガスミキサ21bはガス管路22dに
より端子室22内において外部のガス燃料源からの供給
管に接続される。該ガス管路22dにはガスミキサ21
bに一体化された流量制御弁22a,ゼロガバナ(減圧
弁)22b,及び2個の電磁弁22cが介設されてい
る。また上記エンジン5の排気ポートには排気管23a
が接続され、該排気管23aには排気ガス熱交換器23
b,排気サイレンサ23c,ミストセパレータ23dが
介設されており、該排気管23aは熱交換室14の外方
に開口している。
【0017】上記エンジン5の出力軸に変速装置92,
クラッチ6a,6aを介して上記圧縮機6,6が接続さ
れている。該圧縮機6の吐出口は冷媒管路200,16
a,冷房運転位置に切り替えられた四方弁15,冷媒管
路16bを介して上記冷媒用室外上部,下部熱交換器1
1,12に接続され、該両熱交換器11,12は冷媒管
路16c,メインアキュムレータ8内熱交換器,冷媒管
路101を介して端子室22内において、冷媒用室内熱
交換器4からの冷媒管路17aに継手101aにより接
続されている。なお、102はドライヤ、103はこれ
をバイパスするフィルタである。
【0018】そして上記室内熱交換器4からの冷媒管路
17bは上記端子室22内において室外ユニットからの
冷媒管路100に継手100aにより接続されている。
冷媒管路100は、四方弁15,冷媒管路16d,メイ
ンアキュムレータ8,冷媒管路202,サブアキュムレ
ータ9,冷媒管路201を介して上記圧縮機6,6の吸
い込み口に接続されている。なお、300,301は毛
細管であり、210,210は各々温度検知器と毛細管
を組み合わせたものであり、冷却温度を検知することに
よりアキュムレータ8内の液相冷媒のレベルを検知する
ためのものである。また、302は開閉弁,303はオ
イル排出通路であり、アキュムレータ下部に溜まるオイ
ル量が多くなると手動あるいは自動により開閉弁を開け
オイルをメインアキュムレータ8からサブアキュムレー
タ9の方へ流すようにしている。
【0019】また上記冷媒管路200と16aとの間に
は冷媒中の潤滑油を分離するオイルセパレータ19aが
介設されており、該セパレータ19aで分離された潤滑
油量が所定値以上になると、オイルストレーナ19b,
上記所定値以上時に開く電磁弁19cを介してメインア
キュムレータ8に戻される。なお、上記潤滑油はサブア
キュムレータ9にも戻される。また上記冷媒管路16a
はオイルストレーナ20a,管内圧力が所定圧以上時に
開く電磁弁20bを介してメインアキュムレータ8に接
続されており、これにより冷媒管路圧力の異常上昇を回
避している。
【0020】また上記エンジン5の冷却ジャケット28
bの冷却に関して、冷却水温度が所定値以下のとき、冷
却水ポンプ28a,水管路29a,冷却ジャケット28
b,水管路29a´,切り替え弁(サーモスタット弁)
28c,水管路29sの経路で冷却水を循環させる低温
時循環回路の一つである冷却ジャケット循環回路(エン
ジン冷却水循環回路)が構成されている。
【0021】また冷却水温度が所定値を越えた場合に、
冷却水ポンプ28e,水管路29e,排気ガス熱交換器
23b,水管路29e´,冷却水ポンプ28a,水管路
29a,冷却ジャケット28b,水管路29a´,切り
替え弁28c,水管路29b,三方弁28d,水管路2
9c,冷却水用熱交換器13,水管路29d,29p,
冷却水ポンプ28eの経路で冷却水を循環させる高温時
循環回路が構成されている。なお、上記切り替え弁28
cが低温時循環位置に切り替えられている場合には、冷
却水ポンプ28eからの冷却水はバイパス通路29rを
通って水管路29b方向に流れる。即ち、もう1つの低
温時循環回路である排気ガス熱交換器循環回路が構成さ
れる。これにより、排気ガス熱交換器23bの排熱が三
方弁28dを通って冷却水用熱交換器13で捨てられる
か、メインアキュムレータ8のヒータ29gで冷媒に与
えられる。これにより、始動時暖機中であっても排熱の
利用が可能となり、特に早い暖房の立ち上がりが必要な
場合や水温が上昇しにくい場合に有効となる。
【0022】上記冷却系において、30aは冷却水用リ
ザーバタンクであり、これは水管路30c,注入口30
bを介して上記冷却水用熱交換器13に接続されてい
る。また上記エンジン冷却水は三方弁28dが切り替え
られると水管路29dによって上記メインアキュムレー
タ8内のヒータ29gに供給され、これにより冷媒に熱
を供給する。90は電磁弁,89はオイルストレーナで
あり、冷房時室内機4の負荷が特に小さくなるときに上
記電磁弁90が開き、冷媒を室内機4を迂回してメイン
アキュムレータ8へ流すようにし、負荷とのバランスを
とるようにしている。
【0023】次に上記室外空調ユニット2の具体的な構
造を図1〜図6に基づいて説明する。上記室外空調ユニ
ット2のケーシング31は、1対の土台32上に床板3
3を載置固定するとともに、4隅に支柱34を立設し、
該4本の支柱34の上端を右側面上及び左側面上でそれ
ぞれ各1本の図示しない天井梁で接続し、床板33の前
後端を折り曲げて床梁33aを形成した構造のものであ
る。上記ケーシング31の左, 右側面全体は左, 右側板
37c,37dで覆われており、天井面は天井板37e
で覆われている。また上記ケーシング31の前,後側面
の下側部分は前,後側板37a,37bで覆われてい
る。これらの前,後,左, 右側板37a〜37dは各機
器の整備性を確保するために着脱可能となっている。
【0024】また上記ケーシング31の上記前,後側面
の前側板37a,後側板37bの上部は外気導入開口と
なっており、該各開口にはフィルタとして機能する金網
38a,38bが横枠36a,36bの各々の上下に着
脱可能に装着されている。また上記天井板37eには上
記導入された外気を上方に排出する排出開口37fが形
成されており、該排出開口37fには外気を上記金網3
8a,38b部分から上記室外熱交換室14内に吸引
し、該熱交換室14の上方に排出する室外熱交換用送風
ファン44が配設されている。なお38cは上記排出開
口37fの周囲に立設された金網である。
【0025】上記ケーシング31内は、仕切り板39に
より室外熱交換室14と機関室7,及び配管室10とに
画成されており、該仕切り板39は機関室7の天井を構
成する中央仕切り板40,及び機関室側仕切り板41
a,41bと、配管室10の天井を構成する配管室側仕
切り板42a,42bとで構成されている。上記機関室
側仕切り板41a,41b、及び配管室側仕切り板42
a,42bは上方に着脱可能となっている。なお脱の
時、前,後側板37a,37bも脱となることにより、
機関室7は天井側,前側及び両方の角部が開放され、配
管室10は天井側,後側及び両方の角部が開放され、そ
れぞれの室内の機器の整備作業がやり易い。
【0026】また上記中央仕切り板40と配管室側仕切
り板42a,42bとの境界部で、かつ機関室7の後側
壁を構成する後中板44aの外側上部(配管室10側上
部)には横樋48(排水通路)がこれらの中央,配管室
側仕切り板40,42a,42bと分解可能に、つまり
新品と交換可能に配設されている。上記横樋48は該室
外空調ユニット2の長手方向(図2左右方向)、つまり
上記熱交換器の配置面方向に延びる溝状のもので、右側
(図2,図5右側)ほど低くなるように傾斜している。
上記横樋48の最高所に位置する高端部48bは上記右
側板37dを取り外すことにより、あるいは開口部(掃
除用穴)を設けることにより外方に露出可能となってい
る。
【0027】また上記横樋48の最低所に位置する低端
部48aには筒状の縦樋(排水管)43が分解可能に、
かつ新品と交換可能に接続されている。この縦樋43は
左側板37cの内面と機関室7の後中板44aの外面と
で構成されるコーナ部を下方に延びており、その下端に
開口する排水口43aは床板33の下方に位置し、かつ
外方に向いている。
【0028】上記機関室側仕切り板41a,41b,配
管室側仕切り板42a,42b,及び中央仕切り板40
は、上記横樋48側ほど低くなるように傾斜している。
そのため上記室外熱交換器14内進入した雨水等は直ち
に横樋48に集水され、縦樋43を通って外方に排出さ
れる。また上記傾斜により機関室側仕切り板41a,4
1b,及び配管室側仕切り板42a,42bの外側端部
の位置が高くなり、前,後側板37a,37bを取り外
して内部を点検整備する場合の開口が大きくなってい
る。
【0029】また上記中央仕切り板40には、換気用空
気の排出口40bが室外熱交換室14内に開口するよう
に2箇所に形成されている。該排出口40bは内側にス
ポンジ状の吸音シートが貼着された消音ボックス40c
により囲まれている。この消音ボックス40cの開口4
0dは上記横樋48より上方に位置するとともに、排出
口40bに対しては横樋48の下流側に位置している。
これにより上記室外熱交換14内に進入した雨水等、あ
るいは横樋48内を流れる雨水等が上記排出口40bか
ら機関室7内に進入するのを防止している。
【0030】上記機関室7の側壁は上記前側板37a,
左側板37c,後中板44a,右中板44bで構成さ
れ、天壁は上記機関室側仕切り板41a,41b,及び
中央仕切り板40で構成され、さらに底壁は上記床板3
3との間に間隔を開けて配置された底板45で構成され
ている。上記後中板44a,右中板44bの上,下端面
は上記仕切り板39,床板33に気密に接続されてお
り、このようにして機関室7は防音構造に構成されてい
る。
【0031】上記底板45と床板33との間の空間はボ
ックス状の空気導入室46となっており、底板45に
は、機関室7内に換気用空気を吹き出す噴出口45aが
多数、全面に渡って略均等に配置形成されている。また
上記空気導入室46の右中板44b側には配管室10内
に開口する2つの機関室空気取入口46aが形成されて
おり、該各空気取入口46aには換気ファン47が配設
されている。
【0032】上記配管室10内の後側板37b内面側に
は各種コントロール機器等が収容配置された電装ボック
ス50,及び外部配管との接続を行う端子室22が配設
されている。上記電装ボックス50の底面には空気取入
口50aが、側面上部には排出口50bが形成されてお
り、かつ上記底面と床板33との間には空気通路となる
隙間が開けてある。上記床板33には外気を配管室10
内に導入するための配管室空気取入口33bが形成され
ており、この導入された外気の一部は空気取入口50a
から電装ボックス50内に導入されて換気を行い、この
後排出口50bから排出される。
【0033】上記室外熱交換室14内の前側,後側の上
部に、上記冷媒用室外上部熱交換器11,11が、後側
の下部に上記冷媒用室外下部熱交換器12が、また前側
下部に上記エンジン冷却水用熱交換器13がそれぞれ配
設されている。上記室外上部熱交換器11,11は垂直
方向に向けてかつ金網38a,38bに沿うように配置
されている。また上記下部の室外熱交換器12,及び冷
却水用熱交換器13は下部ほど内側に位置するように傾
斜させて配置されており、この冷却水用熱交換器13の
上端右側部にゴムホース13cに接続された上述の注水
口30bが設けられている。
【0034】上記冷却水用熱交換器13の下端部は機関
室側仕切り板41a,41bを越えて中央仕切り板40
と消音ボックス40cとの上側コーナ部に位置してい
る。また冷媒用室外下部熱交換器12の下端部は配管室
側仕切り板42a,42bからさらに横樋48を越えて
中央仕切り板40と消音ボックス40cとの下側コーナ
部に位置している。
【0035】ここで上記冷却水用熱交換器13,各冷媒
用熱交換器11,12と配管室10内の各機器とを接続
する各管路29c,29d,16b,16c,及び30
cは、配管室10の右側板37d側でかつ前後方向中央
部にまとめられており、この管束Pは中央仕切り板40
の右端部に配設された1つのシール用パッド49内を貫
通しており、このように複数の管束Pが1つのパッドに
よってシールされている。このシール用パッド49には
各管路穴と左側板37c方向側端部を結ぶ各切り込み4
9aがあり、これにより配管後、右側板37dを取り外
した状態で嵌め込むことができる。
【0036】本実施例エンジン5は、図8〜図15に示
すように、水冷式並列4気筒OHVエンジンであり、上
記機関室7内に配置されている。このエンジン5は、シ
リンダブロック5aの下合面にオイルパン5bをボルト
締め固定し、上合面にシリンダヘッド5cをヘッドボル
トで締結し、該シリンダヘッド5cにヘッドカバー5d
を被せた構造のものである。上記シリンダブロック5a
のシリンダボア内に摺動自在に挿入配置されたピストン
5eはコンロッド本体5f,及びコンロッドキャップ5
f´でクランク軸5gに連結されており、また上記シリ
ンダヘッド5cには動弁系5hが配設されている。この
動弁系5hは、吸気弁5i,排気弁5i´をロッカアー
ム5j,プッシュロッド5kを介して上記クランク軸5
gの近傍に配設されたカム軸5lで開閉するように構成
されている。なお、200は上記コンロッド本体5fと
コンロッドキャップ5f´をクランク軸5gを挟んで連
結するための2個の連結ボルトである。
【0037】また上記エンジン5では、上記シリンダブ
ロック5aは4つのシリンダを一体化してなる1ブロッ
ク構造をなしているのに対し、上記シリンダヘッド5c
は2つのシリンダボアについて1つ、つまり2組に分割
した構造となっており、これに対応してヘッドカバー5
dも2組設けられている。そして上記各ヘッドカバー5
dのそれぞれにブリーザ室が形成されている(図10参
照)。
【0038】図11に示すように、上記エンジン5の背
面から見てクランク軸5gの右端部にはフライホイール
91が接続されており、これのリングギヤ91aには上
記エンジンの背面に配設されたスタータモータ91bの
出力ギヤが噛合し得る構造となっている。また上記クラ
ンク軸5gの左端部には歯車式の変速装置92が接続さ
れており、該変速装置92に上記クラッチ6a,6aを
介して圧縮機6,6が接続されている。このように本実
施例では、歯車式変速装置92を設けたので、ベルト式
変速装置の場合の定期的ベルト交換を要するという問題
がない。
【0039】上記変速装置92は、エンジンケースを構
成する上記シリンダブロック5a,オイルパン5bの反
フライホイール側の合面a1にギヤケース92aの合面
a2を油密に、かつ一体的に接続した構造(図11参
照)のものである。このギヤケース92aは、上記エン
ジンケースのサイドカバーとして機能しており、上記合
面a2側から見ると図14(変速装置92を左方から見
た図である)に示すように、クランク軸方向に見て大略
四角形の皿状をなしている。なお、図14では歯車類は
取り外されている。該ギヤケース92a内には一対のP
TO軸(出力軸)92b,92bがクランク軸5gと平
行に配置されている。該両PTO軸92bは上記ギヤケ
ース92aの底壁92dに形成されたボス部92cで回
転自在に片持ち支持されており、該PTO軸92bの外
端部は上記底壁92dの外方(図15右方)に突出し、
かつ該突出部とボス部92cとの間はオイルシール92
eでシールされている。
【0040】上記各PTO軸92b,92bのエンジン
ケース側に位置する内側端部にはそれぞれ第1,第2従
動歯車93a,93bが装着されている。この各従動歯
車93a,93bはPTO軸92bにボルト93cで締
結するとともにノックピン93dで回り止めして固定さ
れており、該ノックピン93dはボルト93cのワッシ
ャ93c´により押圧されて抜け止めされている。
【0041】また上記各PTO軸92bの上記底壁92
dから突出する外端部には、図15に示すように、大略
長方形状の連結プレート95a,95bが3本のボルト
95eにより締め付け固定されている。この各連結プレ
ート95a,95bの両外縁部にはゴムブッシュ95f
が2個づつ合計4個配設されており、該各ゴムブッシュ
95fにはフランジ6cに固定されたボルト95cの先
端部が挿入接続されている。上記ボルト95c,95c
には1つのナット95dが共用されており、また上記フ
ランジ6cは圧縮機6のクラッチ6aに固着されてい
る。このように1つのナット95dを一対のボルト95
c,95cに共用することによりナットの部品点数を削
減しており、かつ着脱時の共回りを防止して作業性の向
上を図っている。
【0042】上記ギヤケース92a内にはクランク軸5
gの出力部5g´が突出しており、該出力部5g´には
第1〜第3駆動歯車94a〜94cが結合されている。
該第3駆動歯車94cは上記カム軸5lのカム歯車5l
´に噛合し、上記第1,第2駆動歯車94a,94bは
それぞれ上記第1,第2従動歯車93a,93bに噛合
している。また上記カム歯車5l´には後述するオイル
ポンプ61のギヤ61eが噛合している。ここで上記第
1駆動歯車94a,従動歯車93a及び第2駆動歯車9
4b,従動歯車93bのそれぞれのギヤ比は異なってお
り、これにより2種類の変速比でもって各圧縮機6,6
が駆動される。このように構成することにより性能の異
なる圧縮機を配置することが可能となり、また冷暖房の
負荷に応じて上記圧縮機の何れか一方,又は他方,もし
くは両方を駆動することにより3種類の冷媒圧縮特性を
付与することが可能となる。よってギヤ比設計の自由
度,及び組み付け性を向上できる。
【0043】そして本実施例エンジン5は、これのクラ
ンク軸5gを機関室7の前側板37aと平行に向けて、
かつ気筒軸をこれの上部ほど前側板37aに近接するよ
うに傾斜させた傾斜軸Xをもって前傾状態に配置されて
いる。この前傾配置により、シリンダブロック5aの気
筒軸(X)と直交する下合面は上記前側板37aから遠
方側部分ほど上方に位置するよう傾斜している(図8参
照)。一方、この傾斜合面に取付けられた上記オイルパ
ン5bはこれの底壁5b´が床板45と略平行をなすよ
う下方に膨出形成されている。
【0044】上記エンジン5のクランク軸方向両端部に
はエンジンマウント用支持ブラケット81,82がそれ
ぞれ2組づつ配設されている。図11に示すように、エ
ンジンの背面から見ると、右側の2組の支持ブラケット
81,81´は上記オイルパン5bの右端部に、左側の
2組の支持ブラケット82,82´は上記変速装置92
のギヤケース92aの下部に配設されている。また、ク
ランク軸方向に見ると、上記支持ブラケット81´,8
2´は上記前側板37aに近接した位置に、支持ブラケ
ット81,82は前側板37aから遠い位置に、それぞ
れ配設されている(図10参照)。これらの支持ブラケ
ット81,81´,82,82´は、いずれも基本的に
は同じ構造のものであり、上記支持ブラケット81,8
1´又は82,82´毎に共通のベース板81cと各位
置のブラケット板81aとを間に弾性体からなるマウン
ト部材81bを介在させてボルト締め固定した構造のも
のである。上記ベース板81cは上記床板45に固定さ
れている。上記変速装置92側のブラケット板81aは
何れもギヤケース92aにボルト締め固定されている。
一方、上記オイルパン端部側でかつ前側板37a側のブ
ラケット板81aはシリンダブロック5aの下合面付近
に形成されたボス部5a´にボルト締め固定され、さら
に前側板37aから遠い側に配設された支持ブラケット
81のブラケット板81aは上記オイルパン5bの底壁
と縦壁とのコーナ部分にボルト締め固定されている。
【0045】また上記オイルパン5bの底壁5b´の外
面にはこれのクランク軸方向に延びる多数のフィン75
が一体形成されている。このフィン75は上記オイルパ
ン5bの剛性向上を図るとともに冷却効率の向上を図っ
ている。即ち、上述の換気ファン47により導入された
冷却空気が空気導入室46を通って機関室7内に供給さ
れ、該冷却空気と上記フィン75との熱交換によってオ
イルパン5b内の潤滑油が冷却されることとなる(図1
参照)。これにより潤滑油を冷却する際の特別な装置を
不要にでき、また該装置を設置した場合の簡略化を図る
ことが可能となる。
【0046】さらに上記オイルパン5bのクランク軸5
gの各ジャーナル部に臨む部分には軸受け部77が形成
されている。該軸受け部77はオイルパン5bの底壁部
分の一部をこれの合面開口に向けて膨出させて形成され
たものであり、この軸受け部77と上記シリンダブロッ
ク5aの軸受け部5a´とによって上記クランク軸5g
が軸支されている。上記軸受け部77を形成することに
よって、該オイルパン自体の剛性,強度を向上してお
り、ひいてはエンジン全体の剛性,強度の向上を図るこ
とができ、振動,騒音の低減に貢献できる。
【0047】上記エンジン5のシリンダブロックスカー
ト部には点検窓78が2組形成されており、該点検窓7
8にはこれの開口を着脱可能に閉塞する蓋部材78aが
取付けボルトにより装着されている。上記各点検窓78
は隣接する気筒の境界部分で、かつクランク軸65の軸
受部,クランク軸65とコンロッド大端部との連結部に
臨む位置に形成されている。即ち、コンロッド本体5f
にコンロッドキャップ5f´を締結する2本のボルト2
00,200を結ぶ線の延長線がクランク軸5gを回転
させていくと点検窓78を通過し得るように、点検窓7
8が配置されており、またこの点検窓78の大きさは、
上記コンロッド本体5f,コンロッドキャップ5f´及
びピストン5eが通過し得る大きさになっている。そし
て上記点検窓78はオイルパン5b内の潤滑油上限油面
より上方に位置し、また上記傾斜軸Xの下側で、かつ前
側板37aに略対向する位置に形成されている。
【0048】次に上記エンジン5の吸気,排気系統につ
いて説明する。上記エンジン5の各吸気ポート5pは気
筒軸の上側に導出されており、該各吸気ポート5pに接
続された吸気マニホールド73´はクランク軸5g方向
に右側板37d側に延び、端部にはガスミキサ21bが
連結され、該ガスミキサ21bには機関室7の上記圧縮
機6の上方に配設された上記エアクリーナ21cに吸気
ホース21a´で接続されている。このエアクリーナ2
1cは吸気サイレンサ部とエアクリーナ部とを結合した
もので、また該エアクリーナ21cの図示しない蓋部は
上記前側板37a側に向いており、これによりエレメン
トの掃除,交換等の整備が容易に行えるようになってい
る。
【0049】上記エンジン5の4つの排気ポート5qは
気筒軸の下側に導出されており、これら排気ポート5q
の外部接続口には排気ガス熱交換器23bが直接、即ち
排気管を介在させることなく接続されている。この排気
ガス熱交換器23bは、図8に示すように、上側に位置
するインナフィン型熱交換部73と、下側に位置するス
クリュー型熱交換部74とを一体化した構造のものであ
り、上記両端の排気ポート5q,5qの間隔より長く設
定されている。
【0050】上記インナフィン型熱交換部73は、排気
通路を利用して形成されたものであり、必要な熱交換面
積を確保するために略U字状をなすよう上段部と下段部
とを屈曲成形し、その外表面を冷却ジャケット73aで
囲むとともに、その内面に多数のフィン73bを突出形
成した構造のものである。上記上段部内に各排気ポート
5qが連通しており、また上記冷却ジャケット73aの
冷却水出口には上記水管路29e´が接続されている。
【0051】また上記スクリュー型熱交換部74は、冷
却ジャケット(ケーシング)74aを円筒状に形成し、
該ジャケット74a内に多数の螺旋状のスクリューパイ
プ74bを配設し、該パイプ74bの上流端を上記イン
ナフィン型熱交換部73を通過した排気ガスが導入され
る上流室に、下流端を排気管23a´を介して排気サイ
レンサ23cに接続した構造のものである。この排気サ
イレンサ23cは上記機関室7内の圧縮機6の上方に上
記エアクリーナ21cに隣接して配置されている。
【0052】上記機関室7の床板45上の上記圧縮機6
下方位置には、排気ガス中の酸性ガスを含む凝縮水を中
和するための中和器82が配置されている。この中和器
82には上記排気ガス熱交換器23b,排気サイレンサ
23c,ミストセパレータ83が各ドレンホースを介し
て接続されている(図1参照)。
【0053】次に本実施例エンジン5の冷却系統につい
て説明する。上記一方の低温時循環回路である冷却ジャ
ケット循環回路では、冷却水ポンプ28a,水管路29
aから図8に示すウエットライナ500aの外周部の冷
却ジャケット28b,シリンダヘッド5cの冷却ジャケ
ット28bを通り、さらに水管路29a´,切り替え弁
28c,水管路29s,29t,冷却水ポンプ28aの
回路でもって冷却水が循環する。
【0054】また上記低温時循環回路の一つである排気
ガス熱交換器循環回路では、冷却水ポンプ28e,水管
路29e,排気ガス熱交換器23b,水管路29e´,
上記切り替え弁28cをバイパスするバイパス管29
r,水管路29b,三方弁28d,水管路29c,冷却
水用熱交換器13,水管路29d,29p,冷却水ポン
プ28eの回路で冷却水が循環する。なお、高温時に
は、上記冷却水ポンプ28e,及び上記冷却水ポンプ2
8aが直列に継がる形となるので上記冷却水も高温時循
環回路を循環することとなる。即ち、上記三方弁28d
から分岐して冷却水用熱交換器13あるいはメインアキ
ュムレータ8の熱交換部29gから水管路29pを経て
冷却水ポンプ28eに戻る。
【0055】次いで本実施例エンジン5の潤滑系統につ
いて説明する。この潤滑系統は、図9,図16,図17
に示されている。なお、図16は、変速装置を水平面に
沿って断面した部分断面図を、シリンダ部の部分断面図
と一体的に表示したものである。上記潤滑系統は、オイ
ルポンプ61により上記オイルパン5b内の潤滑油をオ
イルストレーナ61bを介して吸い上げ、オイルフィル
タ62を介してカム軸中央に配置されるメインギャラリ
63に圧送し、ここから各所の被潤滑部に分配供給する
第1,第2エンジン潤滑系統A,Bと、上記オイルフィ
ルタ62から変速装置92(ミドルギヤケースm)内に
圧送し、ここから各所の被潤滑部に分配供給する変速歯
車潤滑系統Cとから構成されている。なお、61aはオ
イルポンプ61の吐出圧力を所定値以下に保持するため
のリリーフバルブ、62aはオイルフィルタ62に内蔵
され、該フィルタ62の通過圧が所定値以上になったと
き潤滑油をバイパスさせるリリーフバルブ、63aはオ
イルフィルタ62とメインギャラリ63,及びギヤケー
ス92aのオイル通路96とを結ぶ油路である。
【0056】上記第1エンジン潤滑系統Aは、上記メイ
ンギャラリ63からカム軸5lのジャーナル64,クラ
ンク軸5gのジャーナル65,及びコンロッド5fの大
端部66に給油し、この後オイルパン5bに戻すように
構成されている。上記第2エンジン潤滑系統Bは、上記
メインギャラリ63から上記各シリンダヘッド5cの各
動弁系5hに給油し、この後オイルパン5bに戻すよう
に構成されている。
【0057】上記潤滑系統Bにおいては、メインギャラ
リ63からタペット5jのタペット室へのオイル通路5
tを左, 右2組だけ設けており、少なくとも一方に絞り
5uを配設して左, 右オイル通路5tの流量を調整して
いる。また上記各ヘッドカバー5dに形成されたブリー
ザ室5mはブリーザ出口5nからブリーザ通路69を介
してオイルセパレータ部76に連通接続されており、該
セパレータ76によって分離された潤滑油は戻りホース
80からオイルパン5bに戻される。
【0058】上記変速歯車潤滑系統Cは、メインギャラ
リ63の上流側の油路63aからの潤滑油の一部をギヤ
ケース92aのオイル通路96を通って、ここから各P
TO軸92bの軸受67、及び各歯車93a,93b,
94a〜94cの噛合部68に給油し、この後上記ギヤ
ケース92aの底部に落下した潤滑油を上記オイルパン
5bに戻すように構成されている。各歯車噛合部68で
発生し易い磨耗粉は、強制循環するオイルにより洗い流
され、オイルパン5b内にたまるか、あるいはオイルフ
ィルタ62で捕捉される。
【0059】ここで上記変速歯車潤滑系統Cにおいて
は、エンジン側の潤滑油を共用していることから、特に
エンジン始動時に変速装置への潤滑油の到達時間が長く
なるおそれがある。そこで本実施例では、オイルポンプ
61をオイルパン5bのギヤケース92a接合面近傍に
配置するとともに、エンジン各所への油路63aをシリ
ンダブロック5aのギヤケース92a側寄りに配設し、
変速装置へのオイル通路を上記油路63aからギヤケー
ス92aのオイル通路96に到るように形成した。その
結果、オイルポンプ61から変速装置各所へのオイル通
路長が短くなり、上記潤滑油の変速装置側への到達時間
を短縮できる。なお、潤滑油を共用しているからこそ、
オイルポンプ61,オイルストレーナ61b,及びオイ
ルタンク24a等を共用できるのであり、潤滑油の点検
をそれぞれ独立に実施する必要もなく、潤滑油が2種と
なる場合に比べて補充用潤滑油の管理も容易である。
【0060】上記オイルパン5bには、オイルホース2
4c,24dを介してエンジン5と別体で、かつオイル
パン5bの油面より高所に配置されたオイルタンク24
aが接続されており、上記オイルホース24c,24d
の途中には電磁弁24bが介設されている。この電磁弁
24bを開くと潤滑油が自重によりオイルパン5b内に
補給される。
【0061】上記オイルタンク24aは機関室7の右中
板44bとケーシング31の右側板37bとの間、即ち
機関室7より低底の配管室10内に、その補給口24e
が前側板37a側を向くように配置されている。また上
記オイルタンク24aは、図3に示すように、L字状を
なすようにその下部に切欠き部が形成されており、該切
欠き部に上記リザーブタンク30aが配置されている。
これにより狭いスペースに大型の両タンク24a,30
aを無理なく配置している。また上記前側板37aを取
り外すことにより、上記両タンク24a,30aの補給
口24e,30dが外方に臨むことから、油補給,冷却
水補給が同時に、かつ容易に行うことができる。また、
オイルタンク24a,リザーブタンク30aのタンク幅
をシステムの開口部より狭くしたことにより正面側から
の交換を可能としている。
【0062】上記電磁弁24bは、上記床板45上面の
左側の支持ブラケット81近傍でかつオイルパン5bへ
の潤滑油入口5r近傍にブラケットを介して固定されて
いる。該電磁弁24bと上記入口5rとは可撓性のオイ
ルホース24cで、また該電磁弁24bとオイルタンク
24aとはオイルホース24dで接続されている。
【0063】上記オイルポンプ61は、オイルパン5b
とシリンダブロック5aのスカート部の境界付近内で、
かつ上記傾斜軸X下方部分に配置されている。また上記
オイルフィルタ62は上記シリンダブロック5aのスカ
ート部外面の上記傾斜軸X下方部分に着脱可能に取付け
られたブラケット5vに着脱可能に取付けられている。
これにより、上記オイルフィルタ62は上記排気ガス熱
交換器23bの下方に位置し、かつ上述の前側板37a
を取り外すと外方に臨むようになっており、外方から着
脱が可能である。また上記オイルフィルタブラケット5
vがあるので、オイルフィルタ62の着脱ブラケットが
損傷してもブラケット5vのみの交換で良い。
【0064】また、上記オイルフィルタ62は、上記オ
イルポンプ61の吐出口61a,及びエンジン側への油
路63aの入口より下方に位置しており、このため該オ
イルフィルタ62内に溜まった潤滑油は、オイルポンプ
61を長期間停止した場合にも抜けることはない。ま
た、ブラケット5vの形状を適宜設定することによりオ
イルフィルタ62の取付位置,取付方向,ポンプ出口や
潤滑油面との高さ関係を自由に設定でき、そのためオイ
ル交換,メンテナンス等の作業性を改善でき、さらには
エンジン5のコンパクト化に対応できる。
【0065】次に本実施例の作用効果について説明す
る。冷房運転時には、四方弁15が図7に示す室外熱交
換器側に切り替えられる。上記圧縮機6,6によって圧
縮されて高温,高圧となった冷媒ガスは、冷媒管路16
a,四方弁15,冷媒管路16bを介して冷媒用室外熱
交換器11,12に供給され、ここで外気により冷却さ
れて液化する。この液化した高圧の冷媒液は冷媒管路1
6cによりメインアキュムレータ8内を通り、冷媒管路
17aの膨張弁18によって減圧される。この減圧され
た低圧の冷媒液は室内熱交換器4で室内空気から熱を奪
って蒸発し、この蒸発熱により冷却効果が生じて室内の
冷房が行われる。蒸発した冷媒ガスは冷媒管路17bか
ら上記四方弁15,冷媒管路16dを通り、メインアキ
ュムレータ8,サブアキュムレータ9を経て上記圧縮機
6に戻り、同様のサイクルが繰り返される。
【0066】暖房運転時には、上記四方弁15が室内熱
交換器側に切り替えられ、圧縮機6,6からの高温,高
圧の冷媒ガスは、冷媒管路16a,17bを介して室内
熱交換器4に供給され、ここで室内空気によって冷却さ
れて液化し、この場合の凝縮熱によって室内空気が暖め
られ、暖房効果が得られる。この液化した冷媒液は膨張
弁18で減圧される。この減圧された低圧の冷媒液は室
外熱交換器11,12にて外気の熱を奪うことにより蒸
発し、メインアキュムレータ8,サブアキュムレータ9
を介して圧縮機6に戻り、同様のサイクルが繰り返され
る。
【0067】室外熱交換室14における熱交換は以下の
ようにして行われる。上記室外熱交換用送風ファン44
の回転により、外気が金網38a,38b部分から室外
熱交換室14内に吸引され、天井の開口37fから上方
に排出される。この場合、図2に示すように、室外熱交
換室14の上部では、送風ファン44に近いことから略
水平方向に空気が流入する。そして上部熱交換器11は
垂直に配置されているので、該上部熱交換器11を通る
空気は矢印aで示すように、上部熱交換器11に対して
略直角方向に流れる。よって空気流量を略全面に渡って
均一化でき、熱交換率を向上できる。
【0068】一方、室外熱交換室14の下部では、送風
ファン44に遠いことから斜め上方に空気が流入する。
これに対して下部熱交換器12,13は下端が内側に位
置するように傾斜配置されているので、該下部熱交換器
12,13に対して略直角方向に流れる。この場合も上
記同様に熱交換率を向上できる。
【0069】本実施例によれば、エンジン5をこれの上
部ほど前側板37aに近接するように傾斜軸Xでもって
前傾配置したので、前側板37aを取り外すことによっ
て、例えば点火プラグ5wの点検,シリンダヘッドカバ
ー5dに設けられキャップされた注油口5xへの注油,
オイルパン5bのオイルドレン5uからの廃油,オイル
レベルゲージ5zの点検等、タペットクリアランスの調
整,エンジン保守のために必要なほとんどの作業が前方
から容易に行うことができ、エンジンを垂直方向に向け
る場合に比べて整備性を向上できる。
【0070】上記エンジン5を前傾配置したことから、
シリンダブロックの上記前側板37aから遠方部分は高
所に位置することとなる。従ってエンジンマウントにお
いて、従来のシリンダブロックを支持する構造を採用し
た場合には、上記遠方部の支持ブラケットが長くなる。
本実施例では、オイルパン5bの上記前側板37aから
遠方部分の支持ブラケット81については、ブラケット
板81aをオイルパン5bの下部にボルト締め固定した
ので、シリンダブロックをマウント支持する場合に比べ
て支持ブラケットを短くすることができ、その結果、剛
性,強度の高い支持ブラケットを使用したり、補強部材
を別途追加したりする必要はなく、重量の増大やコスト
の上昇を回避できる。また上記オンルパン5bを支持す
るに際し、支持ブラケット81のブラケット板81a
を、オイルパン5bの端部の縦壁と底壁とのコーナ部分
という剛性の高い部位で支持したので、特別の補強を要
することなくオイルパン5bの変形を防止できる。また
本実施例のオイルパン5bには軸受部77が一体形成さ
れており、オイルパン自体の剛性が高くなっており、こ
の点からもオイルパン自体を支持することによる支障を
回避できる。また、上記前側板37a側寄りの部位につ
いてはシリンダブロックを支持するようにしたが、この
部分はシリンダブロック位置が低いので支持ブラケット
が長くなることはない。さらにまた、変速装置92側に
ついてはエンジン5に結合されたギヤケース92aを支
持したので、エンジン重量や外力がオイルパン5bに過
剰に作用するのを防止できる。
【0071】本実施例では、上記エンジン5のシリンダ
ブロック5aのスカート部に点検窓78を形成したの
で、クランク軸65の軸受部,コンロッド5fの大端部
等の状態の点検作業を容易に行うことができる。また、
上記点検窓78を隣接する気筒間に形成したので、1つ
の開口から両方の気筒のコンロッド連結部等を点検で
き、最小限の点検窓で済む。
【0072】また、クランク軸65を回転していくと、
連結ボルト200,200の頭部を結ぶ線の延長線が、
点検窓78に一致するようになっており、かつこの点検
窓78の大きさがコンロッド5f,コンロッドキャップ
5f´及びピストン5eが通過できる大きさとなってい
るので、オイルパン5bを取り外すことなく、ピストン
5e,コンロッド5f,コンロッドキャップ5f´等の
交換が可能である。
【0073】また、点検窓78を潤滑油の上限油面より
上方に設けたので、点検に際し、オイルパン5bから一
旦潤滑油を抜く必要がなく、またオイルパン5bを取り
外す必要もないので点検を短時間で行うことができる。
さらにまた上記点検窓78は上記前側板37a側に向い
ているので、前側板37aを取り外すことにより、装置
の前方外側から容易に作業ができる。即ち、点検作業,
潤滑油の交換作業等を、エンジン5をケーシング31内
から取り外すことなく実施することができる。
【0074】本実施例のエンジン5では、オイルポンプ
61からの潤滑油をメインギャラリ63を介してエンジ
ン系の各被潤滑部に分配供給するエンジン潤滑系統A,
Bと、上記オイルポンプ61からの潤滑油をメインギャ
ラリの上流側から変速装置92のギヤケース92aに形
成されたオイル通路96を介して各ギヤ系の各被潤滑部
に分配供給する変速歯車潤滑系統Cとを備えたので、エ
ンジン及び変速装置の各被潤滑部を確実に潤滑すること
ができる。
【0075】この場合に、オイルポンプ61をエンジン
ケース(オイルパン5b)のギヤケース92a接合面近
傍部分に配設するとともに、変速装置へのオイル通路を
シリンダブロック5aのギヤケース92a側寄り部分か
らギヤケース92a内に分岐させたので、変速装置92
の被潤滑部までのオイル通路長を短縮でき、特にエンジ
ン始動時に変速装置に直ちに充分な潤滑油を供給でき、
ひいては変速装置の耐久性を向上できる。
【0076】また上記メインギャラリ63より上流側で
エンジン系と変速歯車系とに潤滑油を分配するようにし
たので、該変速歯車系への潤滑油の圧力を確保でき、そ
の結果この点からも変速歯車系の各被潤滑部への潤滑油
の到達時間を短縮でき、エンジン始動時における潤滑を
円滑に行うことができ、ひいては変速装置92の耐久性
を向上できる。
【0077】また、本実施例では、上記エンジン5のエ
ンジンケースを構成するシリンダブロック5a,オイル
パン5bの端部開口部分にギヤケース92aを油密に接
続し、該ギヤケース92aのエンジンケース側空間内に
変速歯車93a,93b,94a〜94cを配置したの
で、ギヤケース92aをエンジンのサイドカバーに兼用
でき、また従来のエンジンと別体に設けた変速装置のよ
うなエンジンケースとギヤケースとを区画するケース壁
を不要にでき、エンジン全体の長さをそれほど大きくす
ることなく変速装置92を配置でき、コンパクト化が図
れる。
【0078】また本実施例では、PTO軸92bをギヤ
ケース92aの底壁92dで片持ち支持したので、この
点からも変速装置92をコンパクト化でき、さらにまた
ギヤケース92aを変速歯車とともにエンジンケースか
ら容易に取り外すことができ、点検整備性を向上でき
る。さらにまた、本実施例では変速装置92と圧縮機6
との接続に当たって圧縮機6側のフランジ6cのボルト
95cを変速装置92側のゴムブッシュ95fに挿入す
る構造を採用したので、圧縮機の接続,取り外しが容易
であるとともに、トルク変動等による振動を吸収でき
る。
【0079】さらに本実施例では、オイルフィルタ62
をオイルポンプ61の吐出口61aより下方で、かつエ
ンジン側入口の油路63aより下方に位置させたので、
該オイルフルタ62内に潤滑油を常時溜めることがで
き、オイルポンプ61を長期間停止した場合にも抜ける
ことはない。従って、エンジン5を長期間停止した後の
再運転時には、オイルフィルタ62内に潤滑油を充満さ
せる時間が不要となり、それだけ潤滑系の立ち上がりを
速くできる。
【0080】また上記オイルフィルタ62をブラケット
5vを介してエンジン5に固定したので、上記ポンプ吐
出口61a,油面等との高さ関係を自由に設定でき、ま
たオイルフィルタ62の取付け方向に対する自由度が高
く、レイアウト性を向上できる。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明に係るエンジン一体
型変速装置の潤滑構造によれば、オイルポンプをエンジ
ンケース内のギヤケース接合境界部近傍に配設し、変速
装置の被潤滑部へのオイル通路をエンジンケースのギヤ
ケース近傍からギヤケースを通るように形成したので、
変速装置へのオイル通路長を短くして潤滑油の到達時間
を短縮でき、特に始動時における潤滑油量を充分に確保
でき、ひいては変速装置の耐久性を向上できる効果があ
る。
【0082】請求項2の発明では、オイル通路をメイン
ギャラリより上流側から分岐させたので、変速装置への
潤滑油の圧力を充分に確保できるとともに、変速装置側
への潤滑油の到達時間をさらに速くできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエンジン一体型変速装
置の潤滑構造が適用された空気調和装置の一部断面正面
図である。
【図2】上記実施例装置の一部断面背面図である。
【図3】上記実施例装置の一部断面右側面図(図2のII
I-III 線断面図) である。
【図4】上記実施例装置の一部断面左側面図(図2のIV
-IV 線断面図) である。
【図5】上記実施例装置の室外熱交換室の床部材部分を
示す平面図である。
【図6】上記実施例装置の機関室及び配管室を示す断面
平面図である。
【図7】上記実施例装置の全体構成を示す系統図であ
る。
【図8】上記実施例エンジンの一部断面側面図である。
【図9】上記実施例エンジンの潤滑系を示す模式図であ
る。
【図10】上記実施例エンジンの左側面図である。
【図11】上記実施例エンジンの背面図である。
【図12】上記実施例エンジンの模式正面図である。
【図13】上記実施例エンジンの変速装置を示す一部断
面平面図である。
【図14】上記実施例エンジンの変速装置を示す左側面
図である。
【図15】上記実施例エンジンの変速装置を示す右側面
図である。
【図16】上記実施例エンジンの潤滑装置を示す断面図
である。
【図17】上記実施例装置の潤滑油系を示す系統図であ
る。
【符号の説明】
5 エンジン 5a シリンダブロック(エンジンケー
ス) 5b オイルパン(エンジンケース) 5g クランク軸 61 オイルポンプ 63 メインギャラリ 92 変速歯車装置 92a ギヤケース 93a,93b 従動歯車 94a,94b 駆動歯車 96 オイル通路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01M 1/02 F01M 1/06 F01M 9/10 F02B 63/06 F16H 57/04 F02B 61/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸を回転自在に支持するととも
    に、該クランク軸の周囲を囲うエンジンケースのクラン
    ク軸方向端部開口にギヤケースを油密に接続し、該ギヤ
    ケースのエンジンケース側空間内に、上記クランク軸の
    端部に装着された駆動歯車と噛合する従動歯車を配置し
    てなるエンジン一体型変速装置の潤滑を上記エンジンケ
    ース内の潤滑油を用いて行うようにした潤滑構造であっ
    て、オイルポンプを上記エンジンケース内の上記ギヤケ
    ースとの境界部近傍に配設し、該オイルポンプからの潤
    滑油の一部を上記変速装置の各被潤滑部に分配供給する
    オイル通路をエンジンケースのギヤケース近傍部分から
    該ギヤケースに渡って形成したことを特徴とするエンジ
    ン一体型変速装置の潤滑構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記オイル通路をエ
    ンジンの各被潤滑部に潤滑油を分配供給するエンジン潤
    滑系のメインギャラリより上流側から分岐させたことを
    特徴とするエンジン一体型変速装置の潤滑構造。
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