JP3410945B2 - 絞りビードの端末構造 - Google Patents
絞りビードの端末構造Info
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- JP3410945B2 JP3410945B2 JP36788497A JP36788497A JP3410945B2 JP 3410945 B2 JP3410945 B2 JP 3410945B2 JP 36788497 A JP36788497 A JP 36788497A JP 36788497 A JP36788497 A JP 36788497A JP 3410945 B2 JP3410945 B2 JP 3410945B2
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Description
される絞りビードの端末構造に関する。 【0002】 【従来の技術】プレス成形において、非対称形をなす異
形絞りの場合、成形パネルの部分的なたるみやしわを防
ぐため、プレス金型上の長い直線部や大きな円弧部に沿
って絞りビードを設けることが行われている。 【0003】図3はこのような異形絞りに使用する一般
的なプレス金型1を示す図であり、成形部2近傍のフラ
ンジ部3に細長い絞りビード4が形成されている。 【0004】図4は絞りビード4の平面視形状(型開閉
方向から成形面を示した形状、図3のA矢示方向)の一
部を示す図、図5は図4の5−5線断面図である。 【0005】この絞りビード4はビード幅Wの1/2に
相当する半径rの半円弧状断面をなす凸状であり、その
両端が平面視で半径rの半円弧状をなすビ−ド端末部5
となっている。 【0006】このビード端末部5の長さL、すなわち、
ビード幅Wの変曲点から絞りビード4の長さ方向先端ま
での長さは、約rである(L≒r)。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記絞りビード構造の
場合、プレス成形時に成形パネル9のうち比較的Rがき
ついビ−ド端末部5部分の狭い範囲に大きな力が集中
し、その結果、この部分に沿ってしわ等の成形不良部が
発生するかじりの現象が発生し易い(図4、5のハッチ
ングBで示す部分)。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願に係る第1の発明は、プレス金型上に形成される絞
りビードの端末構造において、絞りビードの長さ方向に
形成される端末部の長さをL、絞りビード幅をWとした
とき、L>W/2であり、かつ端末部の高さがテーパー
状に変化することを特徴とする。 【0009】 【0010】 【発明の効果】第1の発明によれば、ビード端末部の長
さLが、ビード幅Wに対して、L>W/2であり、かつ
端末部の高さがテーパー状に変化しているので、平面視
におけるビード端末部形状は、従来の半円弧よりもRが
大きく、かつ端末部の高さが傾斜の緩いテーパー状をな
して高低変化がより少なくなる。このため、プレス成形
時にビード端末部に加わる力が軽減され、カジリが発生
しにくくなる。 【0011】 【0012】 【発明の実施の形態】図1は本実施例に係わるビード端
末部の図4に相当する図であり、図2はその2−2線断
面すなわち図5に相当する図である。なお、本実施例
は、従来例に対してビード端末部形状のみを変形したも
のであり、例えば、図3の絞りビード端末部を図1及び
図2の絞りビード端末部に変更したものに相当するか
ら、共通部については共通符号を使用する。 【0013】これらの図において、本実施例のビ−ド端
末部5は、平面視略三角形状をなし、端末長さLはビー
ド幅Wの1/2すなわちrよりも遥かに大きく、1〜4
倍程度、好ましくは1.5〜3倍程度になっている。 【0014】図中仮想線で示すように、従来の半円弧状
をなすビード端末部に比べて、端末長さLは著しく長く
なっており、かつ高さの変化も半径rの円弧に沿って変
化する従来と比べてより傾斜の緩いテーパー状をなすの
で、高低変化がより少なくなっている。 【0015】なお、本願発明でRとは、曲率無限大の直
線をも含み、ビード端末部5の側部6がビード中心線に
対して傾斜する直線でもよい。また、ビード端末部5の
長さが十分であれば、ビード端末部5の先端部7はrよ
りも小さな小アールでもよい。 【0016】次に本願発明の作用を説明する。本実施例
のビード端末部5はビード幅Wの1/2であるrよりも
大きいので、ビード端末部5のRが大きくなり、しかも
傾斜の緩いテーパー状をなして高低変化がより少なくな
るので、プレス成形時におけるビード端末部5周囲のパ
ネルに加わる力が軽減され、しわ等のかじりが発生しに
くくなる。 【0017】なお、ビード端末部5におけるRを大きく
する手段として、図1に示すような平面視略三角形状に
すれば、L>1/2Wの条件を満たすことができる。ま
た、長円形や長楕円形にしてもやはり大Rにできる。 【0018】また、上下の合せ型に対して絞りビード4
を設けるときには、下型に凸状を設けた場合は上型に凹
状を設け、下型に凹状を設けた場合は上型に凸状をそれ
ぞれ対で設けるようにする。
りビード、5:ビ−ド端末、9:成形パネル
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】プレス金型上に形成される絞りビードの端
末構造において、絞りビードの長さ方向に形成される端
末部の長さをL、絞りビード幅をWとしたとき、L>W
/2であり、かつ端末部の高さがテーパー状に変化する
ことを特徴とする絞りビードの端末構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36788497A JP3410945B2 (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | 絞りビードの端末構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36788497A JP3410945B2 (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | 絞りビードの端末構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11192516A JPH11192516A (ja) | 1999-07-21 |
JP3410945B2 true JP3410945B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=18490446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36788497A Expired - Fee Related JP3410945B2 (ja) | 1997-12-27 | 1997-12-27 | 絞りビードの端末構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3410945B2 (ja) |
-
1997
- 1997-12-27 JP JP36788497A patent/JP3410945B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11192516A (ja) | 1999-07-21 |
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Legal Events
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