JP3410674B2 - 等高線表示方法、等高線表示装置、及び、記録媒体 - Google Patents

等高線表示方法、等高線表示装置、及び、記録媒体

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JP3410674B2
JP3410674B2 JP8117999A JP8117999A JP3410674B2 JP 3410674 B2 JP3410674 B2 JP 3410674B2 JP 8117999 A JP8117999 A JP 8117999A JP 8117999 A JP8117999 A JP 8117999A JP 3410674 B2 JP3410674 B2 JP 3410674B2
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喜雄 西村
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株式会社エフ・エフ・シー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は実測データに基づい
て等高線を表示する等高線表示方法、等高線表示装置、
及び、記録媒体に関するものである。
【0002】近年、科学技術分野において、シミュレー
ション結果のデータや実測データ、等のデータにより表
される画像を表示する方法として、等高線図により表示
する方法があり、その等高線を精度良く表示することが
求められている。
【0003】
【従来の技術】従来、実測データはx,y,zの3軸直
交座標で表され、その実測データからXY平面上に等高
線を表示する際に、XY平面を等間隔に分割した格子点
上に実測データが存在しない場合には、先ず格子点に近
い実測データを元に格子点での疑似データを計算する。
その計算結果を元に、格子点間で指定された等高値と一
致する点を結んで等高線を表示していた。疑似データの
計算には、平面加重平均法を用い、複数の実測データの
値を格子点との間の距離による重み付け平均で求めてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この方法によると、z
値を求めようとする格子点が実測データの点により囲ま
れる領域内の格子点における疑似データは、比較的精度
良く求めることができる。しかしながら、領域外の格子
点における疑似データを求める場合、測定結果から視覚
的に外れた値となることが多く、格子点における疑似デ
ータの精度が悪くなる。これにより、精度の悪い等高線
表示しか得られなかった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は実測データから精度の高
い等高線を表示することのできる等高線表示方法、等高
線表示装置、及び、記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、請求項1,
記載の発明によれば、実測データからXY平面の格子点
における疑似データを算出する算出ステップでは、格子
点と複数点の実測データとの間の距離、及び格子点と各
実測データとの位置関係に基づいて、前記複数点の実測
データに基づく疑似平面を定義し、前記格子点に対応す
る前記疑似平面上の座標値により疑似データを求めるよ
うにした。これにより、実測データを含む領域の外側に
ある格子点における疑似データが精度良く求められ、高
い精度の等高線が表示される。
【0007】
【0008】算出ステップでは、請求項に記載の発明
のように、疑似平面の係数を各実測データと格子点との
距離による重み付け関数に基づいて決定する。また、請
求項に記載の発明によれば、実測データから算出
された格子点におけるデータに基づいて等高線を表示す
る表示ステップでは、格子点と、該格子点に最も近い実
測データとの距離と、指定される範囲値とを比較し、格
子点と実測データとの距離が範囲値を越える場合に該格
子点に対応する等高線を非表示とする。これにより、疑
似データの精度が低い格子点に対する等高線が表示され
ないため、表示される等高線の精度は高い。
【0009】前記表示ステップは、請求項に記載の発
明のように、格子点における疑似データに基づいて該格
子点を頂点とする三角形の辺上に等高値の位置を決定す
るステップと、等高値の位置を結ぶ等高線を表示するス
テップと、を含み、格子点を頂点とする三角形の中心と
最も近い実測データとの距離が範囲値を越える場合に等
高線を表示するステップをスキップする。
【0010】請求項に記載の発明は、コンピュータ
に、実測データからXY平面の格子点における疑似デー
タを算出する算出ステップと、格子点におけるデータに
基づいて等高線を表示する表示ステップを実行させる為
のコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを記録
した記録媒体であって、前記コンピュータは、算出ステ
ップにおいて、格子点と複数点の実測データとの間の距
離、及び格子点と各実測データとの位置関係に基づい
、前記複数点の実測データに基づく疑似平面を定義
し、前記格子点に対応する前記疑似平面上の座標値によ
疑似データを求める算出ステップを実行する
【0011】
【0012】コンピュータは、請求項に記載の発明の
ように、前記算出ステップにおいて、疑似平面の係数を
各実測データと格子点との距離による重み付け関数に基
づいて決定する。請求項に記載の発明によれば、コン
ピュータは、格子点とその格子点に最も近い実測データ
との距離と、指定される範囲値とを比較し、格子点と実
測データとの距離が範囲値を越える場合に該格子点に対
応する等高線を非表示とする表示ステップを含む方法を
実行する。
【0013】表示ステップは、請求項10に記載の発明
のように、格子点における疑似データに基づいて該格子
点を頂点とする三角形の辺上に等高値の位置を決定する
ステップと、等高値の位置を結ぶ等高線を表示するステ
ップと、を含み、コンピュータは、格子点を頂点とする
三角形の中心と最も近い実測データとの距離が範囲値を
越える場合に等高線を表示するステップをスキップす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】(第一実施形態)以下、本発明を
具体化した第一実施形態を図1〜図3に従って説明す
る。
【0015】図1は、本実施形態の等高線表示装置11
の概略構成図である。等高線表示装置11は、コンピュ
ータ12に、入力装置13、表示装置14、記憶装置1
5,16が接続されて構成されている。
【0016】入力装置13は、キーボードおよびマウス
装置(図示せず)を含み、ユーザからの要求や指示,パ
ラメータの入力等に用いられる。表示装置14は、VD
T,モニタ,プリンタを含み、パラメータ入力画面,処
理結果,等の表示に用いられる。
【0017】記憶装置15,16は、通常、磁気ディス
ク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置を含み、
これらは各記憶装置15,16に格納されるデータの種
類,状態等に応じて適宜用いられる。尚、図1は記憶装
置15,16を機能的に分割して示しており、分割しな
い状態、又は複数の記憶装置にデータ等を分割して格納
する構成としても良い。
【0018】第1記憶装置15には、等高線表示機能を
提供するためのプログラムデータ15a、等高線の表示
間隔を指定する指定等高値を含む指示データ15bが格
納されている。尚、このプログラムデータ15aは、種
々のグラフ表示機能、データ一覧表示機能、等の他の機
能を含んでいてもよく、また複数のプログラムデータか
ら構成されていても良い。又、指定等高値は、プログラ
ムの実行途中で入力装置13を介して指定される構成と
しても良い。
【0019】プログラムデータ15aは、記録媒体17
により提供される。記録媒体17としては、メモリカー
ド、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク(CD
-ROM,DVD-ROM,…)、光磁気ディスク(MO,MD,…)等、
任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を使用する
ことができる。また、記録媒体17に通信媒体を介して
プログラムデータ15aをロードしてもよい。コンピュ
ータ12は、図示しないドライブ装置を駆動し、記録媒
体17に記録されたプログラムデータ15aを記憶装置
15にロードし、それを実行する。尚、記録媒体17に
記録されたプログラムデータ15aを直接実行する構成
としても良い。
【0020】第2記憶装置16には、等高線表示処理の
対象となる実測データ16aが格納されている。実測デ
ータ16aは、x,y,zの3軸直交座標で表されるデ
ータであり、コンピュータ12は、入力装置13による
指示等に応答して記憶装置15のプログラムを実行する
ことで、実測データ16aに基づく等高線図を表示装置
14に表示する機能を提供する。
【0021】格子点における疑似データの演算方法を詳
述する。コンピュータ12は、第2記憶装置16の実測
データ16aを読み込み、それをxy平面を分割した格
子点上の疑似データを計算する。この疑似データを求め
る際に、コンピュータ12は、疑似データを求めようと
する格子点に近いn点の実測データに着目し、それら実
測データと格子点の平面上の位置関係及び距離から格子
点上の疑似データを算出する。
【0022】詳述すると、格子点に近いn点の実測デー
タにより3次元平面を定義する。そして、3次元平面に
おける係数をa,b,cとすると、格子点における等高
値Zは、 Z=a*x+b*y+c …(1) により求められる。従って、係数a,b,cをn点の実
測データの座標値から求めることで、格子点における疑
似データ(等高値)が得られる。
【0023】係数a,b,cは、実測データの座標(Z
i,Xi,Yi)(i=1〜n)から下記の最小2乗法
による評価式Eにより求める。 E=Σ{d(Xi,Yi )*(a*Xi+b*Yi+c-Zi)}2 …(2) 但し、d(Xi,Yi )は格子点との距離により重み付け関
数である。
【0024】コンピュータ12は、上記式(2)より求
めた係数a,b,cを式(1)に代入することにより、
格子点における等高値の疑似データを算出する。このよ
うに、格子点とその近くの実測データにより構成する2
次元平面により位置関係を考慮しているため、実測デー
タを含む領域の外側にある格子点でも精度良く疑似デー
タが求められる。
【0025】次に、コンピュータ12は、上記のように
して求めた各格子点上の疑似データ、又は格子点上の実
測データに基づいて、指示データ15bに含まれる指定
等高値毎にその値になる位置を追跡して等高線を表示す
る。
【0026】次に、本実施形態における等高線表示処理
を、図2のステップに従って説明する。ステップ21は
入力処理であり、コンピュータ12は、第2記憶装置1
6の実測データ16aを読み込む。
【0027】次に、ステップ22は演算処理であり、コ
ンピュータ12は、等高線表示のためのXY平面の格子
点位置を決定し、その位置における疑似データを実測デ
ータ16aから算出する。
【0028】ステップ22a,22bはステップ22の
サブステップであり、ステップ22aにおいて、コンピ
ュータ12は格子点に近い位置の8点の実測点を求め
る。次に、ステップ22bにおいて、コンピュータ12
は、上記した手法により、実測データで構成する平面を
最小2乗法により求め、その平面上の格子点に対応する
位置(疑似データ)を算出する。
【0029】次に、ステップ23は表示処理であり、コ
ンピュータ12は、ステップ22で求めた格子点の疑似
データから、指定された等高値毎にその値になる位置を
追跡して、等高線を表示する。
【0030】ステップ23a〜23eはステップ23の
サブステップである。先ず、ステップ23aにおいて、
コンピュータ12は、XY格子を更に三角形に分割す
る。
【0031】ステップ23bにおいて、コンピュータ1
2は、条件を満たす三角形の辺を探す(条件:三角形の
頂点に等高値より大きい頂点と小さい頂点がある)。次
に、ステップ23cにおいて、コンピュータ12は隣接
三角形で上記の条件を満たす辺を探す。
【0032】ステップ23dにおいて、コンピュータ1
2は、2辺上の頂点と等高値の比により各辺上の等高値
の位置を求める。ステップ23eにおいて、コンピュー
タ12は2つの辺上の位置を結ぶ等高線を表示する。
【0033】次に、上記のように構成された等高線表示
装置の作用を図3に従って説明する。今、図3(a)に
示すように、格子点K1における疑似データを求める。
この場合、コンピュータ12は、格子点K1に近い8点
の実測点P1〜P8に着目する。尚、図3(a)には格
子点K1を「●」で、実測点P1〜P8を「*」で示し
てある。
【0034】各実測点P1〜P8は、それぞれ等高値Z
(=1.0,1.5,2.0,2.5,3.0,3.5,4.0,4.5)を持
つ。コンピュータ12は、各実測点P1〜P8の等高値
Zと、各実測点P1〜P8と格子点K1の距離に基づい
て、格子点K1における疑似データZ(K1)=5.0を得
る。
【0035】これに対し、従来の方法では各実測点にお
ける等高値と、格子点から各実測点までの距離を考慮し
ている。格子点K1から実測点P8までの距離は、実測
点P8から実測点P7までの距離と同じである。このた
め、図3(b)に示すように、「●」で示す格子点K1
における等高値Zは、Z=4.0になる。このように、
格子点における等高値は、従来の方法では逆に減少した
ような結果となる。
【0036】尚、図3には、1直線に並んだ実測点P1
〜P8とそれに対する等高値Zを示してあるが、実際の
実測データは、直線上に存在するとは限らず、もっとバ
ラツキを持っている。従って、任意のn点の実測データ
から平面を規定することができる。
【0037】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)格子点K1近くの8点の実測データP1〜P8に
より平面を決定し、格子点K1に対応する平面上の点に
おける座標値をその格子点K1における疑似データとし
て演算するようにした。その結果、格子点における疑似
データが精度良く求められ、高い精度の等高線を表示す
ることができる。
【0038】(2)疑似平面の係数a,b,cを各実測
データP1〜P8と格子点K1との距離による重み付け
関数に基づいて決定するようにした。その結果、格子点
K1における疑似データを容易に且つ精度良く求めるこ
とができる。
【0039】(第二実施形態)以下、本発明を具体化し
た第二実施形態を図4,図5に従って説明する。尚、説
明の便宜上、第一実施形態と同様の構成については同一
の符号を付してその説明を一部省略する。
【0040】本実施形態の等高線表示装置は、第一実施
形態の等高線表示装置11と同じ電気的構成を持ち、図
1の第1記憶装置15のプログラムデータ15aは、図
4に示すステップ41〜43の等高線表示処理のための
データを含む。
【0041】第1記憶装置15の指示データ15bに
は、等高線の表示を有効とする範囲を指示するための表
示範囲値が含まれ、これは予め設定される。本実施形態
では、XY平面を構成する所定サイズの格子のX軸とY
軸の長さをそれぞれ「1」に正規化したときに、実測点
から表示領域と非表示領域を区分する境界までの距離を
示すものである。実測点から等高線を表示する範囲の
尚、この表示範囲値は、プログラムの実行途中で入力装
置13を介して指定される構成としてもよい。
【0042】コンピュータ12は、実測データ16aか
ら格子点における疑似データを求め、その格子点から最
も近い実測データ(実測点)まで距離が表示範囲値で示
される距離よりも小さい場合に等高線を表示し、大きい
場合に等高線を非表示とする。このように、実測データ
が近くに存在する場合のみ等高線を表示するため、表示
された等高線の精度は高いものとなる。
【0043】次に、本実施形態における等高線表示処理
を、図4のステップに従って説明する。ステップ41は
入力処理であり、コンピュータ12は、第2記憶装置1
6の実測データ16aを読み込む。
【0044】次に、ステップ42は演算処理であり、コ
ンピュータ12は、等高線表示のためのXY平面を分割
した格子点上の疑似データを実測データ16aから算出
する。
【0045】ステップ42a,42bはステップ42の
サブステップであり、ステップ42aにおいて、コンピ
ュータ12は、格子点に近い位置の実測データ8点を求
める。
【0046】次に、ステップ42bにおいて、コンピュ
ータ12は、平面加重平均法(実測データからの距離に
よる重み付け平均)により格子点における疑似データを
求める。
【0047】次に、ステップ43は表示処理であり、コ
ンピュータ12は、上記のステップ42で求めた格子点
の疑似データから、指定された等高値毎にその値になる
位置を追跡して、等高線を表示する。この時、コンピュ
ータ12は、等高線を表示する格子から表示範囲値まで
の領域内に実測データが存在しない場合にはその格子に
おける等高線表示のステップをスキップする。
【0048】このステップ43を、サブステップである
ステップ43a〜43fに従って詳述する。ステップ4
3aにおいて、コンピュータ12は、XY格子を更に三
角形に分割する。
【0049】次に、ステップ43bにおいて、コンピュ
ータ12は、次の条件を満たす三角形の辺を探す(条
件:三角形の頂点に等高値より大きい頂点と小さい頂点
がある)。
【0050】ステップ43cにおいて、コンピュータ1
2は、隣接三角形で条件を満たす辺を探す。ステップ4
3dにおいて、コンピュータ12は、2辺上の頂点と等
高値の比により各辺上の等高値の位置を求める。
【0051】ステップ43eは範囲判定処理であり、コ
ンピュータ12は、三角形の中心点とその点に最も近い
実測データとの正規化距離と表示範囲値を比較する。そ
して、コンピュータ12は、正規化距離が表示範囲値よ
りも小さい場合には次のステップ43fに移る。そのス
テップ43fにおいて、コンピュータ12は、2つの辺
上の位置を結ぶ等高線を表示する。
【0052】一方、ステップ43eにおいて、コンピュ
ータ12は、正規化距離が表示範囲値よりも大きい場
合、次のステップをスキップする。即ち、コンピュータ
12は、実測データが表示範囲値で示される距離より遠
い場合、ステップ43eを実行しない。
【0053】次に、上記のように構成された等高線表示
装置の作用を図5に従って説明する。今、図5(a)に
示すように、格子点K2における疑似データを求める。
この場合、コンピュータ12は、格子点K2に近い8点
の実測点に着目する。尚、図5(a)には、格子点K2
に近い4つの実測点P1〜P4を示してある。
【0054】各実測点P1〜P4は、それぞれ等高値Z
(=1.0,1.5,2.0,2.5)を持つ。コンピュータ12
は、これら実測点の等高値と、各実測点と格子点K2の
距離に基づいて、格子点K2における疑似データを得
る。
【0055】しかし、格子点K2を頂点とする三角形
(図5(a)の左下の格子を分割した2つの三角形)の
中心から最も近い実測点P4までの距離は表示範囲値よ
りも大きい。従って、コンピュータ12は、格子点K2
を頂点とする三角形における等高線を表示しない。これ
により、実測点P1〜P4近傍に表示された等高線の精
度が従来に比べて高くなる。
【0056】これに対し、従来の方法では、図5(b)
に示すように、格子点K2における疑似データZ(=
2.0)を求め、それにより等高線を表示している。し
かし、この等高線は、実際には現れるものではないかも
しれない。即ち、格子点K2近傍の格子点は、精度が低
い。これは、他の等高線の精度を低下させる。
【0057】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)実測データP1〜P4から算出された格子点K2
における疑似データに基づいて等高線を表示する場合
に、格子点K2と最も近い実測データP4との距離と、
指定される表示範囲値とを比較し、格子点K2と実測デ
ータP4との距離が表示範囲値を越える場合に該格子点
に対応する等高線を非表示とした。この結果、疑似デー
タの精度が低い格子点に対する等高線が表示されないた
め、精度が高い等高線のみを表示することができる。
【0058】尚、前記実施形態は、以下の態様に変更し
てもよい。 ○上記第一実施形態では、8点の実測データP1〜P8
から疑似平面を定義したが、実測データの点数を適宜変
更して実施しても良い。また、第二実施形態では、8点
の実測データから格子点K2における疑似データを求め
たが、任意の点数の実測データから疑似データを求める
ようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1,2,5
に記載の発明によれば、実測データ群の外側にある格子
点における等高値が精度良く求まるため、より信頼性の
高い等高線を表示することができる。
【0060】請求項3,4,6に記載の発明によれば、
実測データから離れた等高線を非表示としたため、信頼
性の高い等高線を表示することができる。請求項
に記載の発明によれば、信頼性の高い等高線を表示す
ることが可能なプログラムデータを記録した記録媒体を
容易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 等高線表示装置の概略構成図である。
【図2】 第一実施形態の等高線表示処理のフローチャ
ートである。
【図3】 処理結果を示す等高線図である。
【図4】 第二実施形態の等高線表示処理のフローチャ
ートである。
【図5】 処理結果を示す等高線図である。
【符号の説明】
P1〜P8 実測データ(実測点) K1,K2 格子点

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実測データからXY平面の格子点におけ
    る疑似データを算出する算出ステップと、格子点におけ
    るデータに基づいて等高線を表示する表示ステップと、
    を含む等高線表示方法において、 前記算出ステップでは、前記格子点と複数点の実測デー
    タとの間の距離、及び前記格子点と各実測データとの位
    置関係に基づいて、前記複数点の実測データに基づく疑
    似平面を定義し、前記格子点に対応する前記疑似平面上
    の座標値により前記疑似データを求めるようにした、こ
    とを特徴とする等高線表示方法。
  2. 【請求項2】 前記算出ステップでは、前記疑似平面の
    係数を前記各実測データと前記格子点との距離による重
    み付け関数に基づいて決定する、ことを特徴とする請求
    項1に記載の等高線表示方法。
  3. 【請求項3】 実測データからXY平面の格子点におけ
    る疑似データを算出する算出ステップと、格子点におけ
    るデータに基づいて等高線を表示する表示ステップと、
    を含む等高線表示方法において、 前記表示ステップでは、前記格子点と、該格子点に最も
    近い実測データとの距離と、指定される範囲値とを比較
    し、前記格子点と前記実測データとの距離が前記範囲値
    を越える場合に該格子点に対応する等高線を非表示とす
    る、ことを特徴とする等高線表示方法。
  4. 【請求項4】 前記表示ステップは、 前記格子点における疑似データに基づいて該格子点を頂
    点とする三角形の辺上に等高値の位置を決定するステッ
    プと、 前記前記等高値の位置を結ぶ等高線を表示するステップ
    と、を含み、 前記格子点を頂点とする三角形の中心と最も近い前記実
    測データとの距離が前記範囲値を越える場合に前記等高
    線を表示するステップをスキップする、ことを特徴とす
    る請求項3に記載の等高線表示方法。
  5. 【請求項5】 実測データからXY平面の格子点におけ
    る疑似データを算出する疑似データ算出手段と、格子点
    におけるデータに基づいて表示装置に等高線を表示する
    表示手段と、を備えた等高線表示装置において、 前記疑似データ算出手段は、前記格子点と複数点の実測
    データとの間の距離、 及び前記格子点と各実測データと
    の位置関係に基づいて、前記複数点の実測データに基づ
    く疑似平面を定義し、前記格子点に対応する前記疑似平
    面上の座標値により前記疑似データを求める、ことを特
    徴とする等高線表示装置。
  6. 【請求項6】 実測データからXY平面の格子点におけ
    る疑似データを算出する疑似データ算出手段と、格子点
    におけるデータに基づいて表示装置に等高線を表示する
    表示手段と、を備えた等高線表示装置において、 前記表示手段は、前記格子点と、該格子点に最も近い実
    測データとの距離と、指定される範囲値とを比較し、前
    記格子点と前記実測データとの距離が前記範囲値を越え
    る場合に該格子点に対応する等高線を非表示とする、こ
    とを特徴とする等高線表示装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータに、実測データからXY平
    面の格子点における疑似データを算出する算出ステップ
    と、格子点におけるデータに基づいて等高線を表示する
    表示ステップを実行させる為のコンピュータ読み取り可
    能なプログラムコードを記録した記録媒体であって、 前記コンピュータは、 前記算出ステップにおいて、前記格子点と複数点の実測
    データとの間の距離、及び前記格子点と各実測データと
    の位置関係に基づいて、前記複数点の実測データに基づ
    く疑似平面を定義し、前記格子点に対応する前記疑似平
    面上の座標値により前記疑似データを求める、ことを特
    徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラムコード
    を記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記コンピュータは、前記算出ステップ
    において、前記疑似平面の係数を前記各実測データと前
    記格子点との距離による重み付け関数に基づいて決定す
    る、ことを特徴とする請求項7に記載のコンピュータ読
    み取り可能なプログラムコードを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 コンピュータが、実測データからXY平
    面の格子点における疑似データを算出し、格子点におけ
    るデータに基づいて等高線を表示する為のコンピュータ
    読み取り可能なプログラムコードを記録した記録媒体で
    あって、 前記コンピュータは、 前記格子点と、該格子点に最も近い実測データとの距離
    と、指定される範囲値 とを比較し、前記格子点と前記実
    測データとの距離が前記範囲値を越える場合に該格子点
    に対応する等高線を非表示とする表示ステップを含む方
    法を実行する、ことを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能なプログラムコードを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記表示ステップは、 前記格子点における疑似データに基づいて該格子点を頂
    点とする三角形の辺上に等高値の位置を決定するステッ
    プと、 前記前記等高値の位置を結ぶ等高線を表示するステップ
    と、を含み、 前記コンピュータは、 前記格子点を頂点とする三角形の中心と最も近い前記実
    測データとの距離が前記範囲値を越える場合に前記等高
    線を表示するステップをスキップする、ことを特徴とす
    る請求項9に記載のコンピュータ読み取り可能なプログ
    ラムコードを記録した記録媒体。
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