JP7063165B2 - 計測装置、計測方法及び計測プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、計測装置、計測方法及び計測プログラムに関する。
例えば製造分野において、被計測対象の一例である製造物が設計図面通りに製造されているか否かを確認する作業が、品質管理等のために行われる。しかし、複雑な形状の立体物が設計図面通り製造されているか否かを確認する作業は、容易ではない。
例えば、3次元計測機を用いて製造物の3次元形状を計測することができる。しかし、3次元計測機は比較的大型であるため製造現場で使用することは難しく、測定できる製造物のサイズが制限されてしまう。また、3次元計測機による測定には時間がかかる。更に、3次元計測機は比較的高価である。これらの理由から、3次元計測機を用いて製造物の3次元形状を計測する方法は、あまり実用的ではない。
そこで、拡張現実感(AR:Augmented Reality)技術を応用し、製造物の撮像画像に、製造物の設計図面等の設計データを重ね合わせて描画する方法が提案されている(例えば、特許文献3)。この提案方法では、製造現場でカメラを用いて撮像した製造物の撮像画像に、3次元コンピュータ支援設計(3D-CAD:3-Dimensional Computer-Aided Design)による製造物の設計データを重ね合わせて描画した画像を表示する。これにより、製造物と設計図面との差異を検出し易くなる。
製造物の撮像画像と、製造物の設計データを重ね合わせて描画するためには、製造物を撮像した際にカメラが製造物に対してどのような位置及び姿勢にあったかを知る必要がある。製造物に対するカメラの位置及び姿勢は、撮像画像中の製造物の複数の特徴(例えば、点や線)が設計データのどの部分に対応するかを示す情報を利用して推定することが可能である。
しかし、製造物の撮像画像と設計データの対応情報については、利用者がGUI(Graphical User Interface)上で撮像画像上の点(又は、線)等の特徴と、設計データ上の類似点(又は、類似線)等の特徴を手動で教示している。このような手動の教示作業には、手間と時間がかかる。また、製造物の撮像画像と設計データとの対応情報を教示する利用者のスキル(又は、熟練度)に応じて教示精度が異なるため、製造物の撮像画像に製造物の設計データを重ね合わせて描画する際の重ね合わせの精度が利用者のスキルに依存してしまう。
特開2010-283004号公報 特開2016-038790号公報 特開2017-091078号公報
従来の計測方法では、利用者が手動で対応情報を教示するため、被計測対象の撮像画像に被計測対象の設計データを重ね合わせて描画する際の重ね合わせの精度を向上することは難しい。
そこで、1つの側面では、被計測対象の撮像画像に被計測対象の設計データを重ね合わせて描画する際の重ね合わせの精度を向上できる計測装置、計測方法及び計測プログラムを提供することを目的とする。
1つの案によれば、撮像装置が撮像した被計測対象の撮像画像と、前記被計測対象の3次元設計データの射影変換像とが表示画面上で概ね重なる状態で、局所特徴量のマッチングを用いて、前記撮像画像と、前記射影変換像から生成した仮想画像とから画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索する第1の手段と、探索した複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから前記被計測対象に対する前記撮像装置の位置及び姿勢に関する仮の外部パラメータを推定する第2の手段と、前記初期外部パラメータと前記仮の外部パラメータを比較することで、前記仮の外部パラメータの信頼度を診断すると共に、前記信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータを計算するのに用いた信頼できる特徴点ペアを記録する第3の手段と、前記信頼できる特徴点ペアの中で、各特徴点ペアを形成する2つの特徴点の類似度を示すスコアの値が閾値以上である特徴点ペアを指定数だけ選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータを推定し、前記最終的な外部パラメータを使用して前記撮像画像と前記射影変換像を重ね合わせて表示する第4の手段と、を備えた計測装置が提供される。
一態様によれば、被計測対象の撮像画像に被計測対象の設計データを重ね合わせて描画する際の重ね合わせの精度を向上することができる。
計測装置を形成可能なコンピュータのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 計測装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 仮の外部パラメータの信頼度を診断する方法の一例を説明する図である。 第1実施例における計測処理の一例を説明するフローチャートである。 表示画面上の表示の一例を説明する図である。 CG画像の生成処理の一例を説明するフローチャートである。 CG画像の一例を示す図である。 法線画像の生成処理の一例を説明するフローチャートである。 法線画像の一例を示す図である。 法線画像とカメラ画像の一例を示す図である。 法線画像とカメラ画像の特徴点ペアの一例を示す図である。 図4のステップS5の処理で除外する法線画像とカメラ画像の特徴点ペアの一例を説明する図である。 図4のステップS6の処理で除外する法線画像とカメラ画像の特徴点ペアの一例を示す図である。 図4のステップS5,S6の処理の結果の一例を示す図である。 図4のステップS7の処理の結果の一例を示す図である。 図4のステップS7の処理をより詳細に説明するフローチャートである。 類似度を示すスコアの値が閾値以上であり、互いに距離の離れた特徴点ペアを探索する第1の例を示す図である。 類似度を示すスコアの値が閾値以上であり、互いに距離の離れた特徴点ペアを探索する第2の例を示す図である。 カメラ画像とCG画像から検出したエッジを示す図である。 カメラ画像とCG画像の重ね合わせの状態を、エッジ間の距離から評価する一例を説明する図である。 図17と共に説明した第1の例の場合の重ね合わせの状態を示す図である。 図18と共に説明した第2の例の場合の重ね合わせの状態を示す図である。 特徴点ペアに紐付けたアキュムレータの値の一例を説明する図である。 処理のループ回数、選択した特徴点ペア、判定値fitness、及びアキュムレータの値の一例を説明する図である。 最終的に選択したn=5個の特徴点ペアを示す図である。
開示の計測装置、計測方法及び計測プログラムでは、被計測対象の撮像画像と、被計測対象の3次元設計データの射影変換像とが表示画面上で概ね重なる状態で、局所特徴量のマッチングを用いて、撮像画像と、射影変換像から生成した仮想画像とから画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索する。探索した複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから仮の外部パラメータを推定する。初期外部パラメータと仮の外部パラメータを比較することで、仮の外部パラメータの信頼度を診断し、信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータを計算するのに用いた信頼できる特徴点ペアを記録する。信頼できる特徴点ペアの中で、各特徴点ペアを形成する2つの特徴点の類似度を示すスコアの値が閾値以上である特徴点ペアを指定数だけ選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータを推定し、最終的な外部パラメータを使用して撮像画像と射影変換像を重ね合わせて表示する。
以下に、開示の計測装置、計測方法及び計測プログラムの各実施例を図面と共に説明する。
図1は、計測装置を形成可能なコンピュータのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図1に示すコンピュータ1は、バス18で互いに接続された、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12、入力装置13、出力装置14、補助記憶装置15、媒体駆動装置16、及びネットワーク接続装置17を有する。コンピュータ1は、情報処理装置の一例である。
メモリ12は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリで形成可能であり、CPU11が利用する計測プログラムを含む各種プログラム、各種データ等を格納する。
CPU11は、プロセッサの一例であり、メモリ12に格納された計測プログラム等のプログラムを実行して、後述する計測処理等の各種処理を実行する。
入力装置13は、例えばキーボード、マウス等のポインティングデバイス等で形成可能であり、利用者からの指示、情報等を入力するのに利用できる。利用者は、計測装置を形成するコンピュータ1を操作する操作者、作業者等を含む。
出力装置14は、例えば表示装置等で形成可能であり、利用者へのメッセージ、計測処理の中間結果、処理結果等を出力するのに利用できる。
入力装置13及び出力装置14は、例えばキーボード及び表示装置の両方の機能を備えたタッチパネル等で形成しても良い。また、入力装置13は、キーボードとポインティングデバイスとの組み合わせであっても良い。
補助記憶装置15は、例えば磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、磁気テープ装置、半導体メモリ等で形成可能である。補助記憶装置15は、CPU11が利用する計測プログラムを含む各種プログラム、各種データ等を記憶する。補助記憶装置15に記憶されているプログラム、データ等は、利用者がメモリ12にロードして使用することができる。
媒体駆動装置16は、ロードされた可搬型記録媒体19を駆動して、可搬型記録媒体19にアクセス可能である。可搬型記録媒体19は、例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等で形成可能である。可搬型記録媒体19は、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等で形成しても良い。利用者は、可搬型記録媒体19にプログラム、データ等を記録しておき、メモリ12にロードして使用することができる。
計測処理に用いるプログラム、データ等を格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、メモリ12、補助記憶装置15、可搬型記録媒体19等の、物理的な(非一時的な)記録媒体で形成可能である。
ネットワーク接続装置17は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク(図示せず)に接続され、通信に伴うデータ変換等を行う通信インタフェースの一例である。コンピュータ1は、プログラム、データ等を、通信ネットワークに接続可能な外部装置から、ネットワーク接続装置17を介して受け取り、メモリ12にロードして使用することができる。
なお、コンピュータ1は、コンピュータの用途、使用条件等に応じて、図1に示す一部の構成要素を省略した構成を有しても良い。例えば、コンピュータ1が外部装置と通信しなくても良い場合には、ネットワーク接続装置17を省略しても良く、可搬型記録媒体19を利用しない場合には、媒体駆動装置16を省略しても良い。
また、コンピュータ1は、入力装置13及び出力装置14がコンピュータ1に対して外部接続される構成を有しても良い。更に、コンピュータ1は、例えば媒体駆動装置16がコンピュータ1に対して外部接続される構成を有しても良い。
例えば、コンピュータ1が通信機能を有する携帯端末装置である場合、入力装置13は通信用の装置の一例であるマイクロホンを含み、出力装置14は通信用の装置の一例であるスピーカを含む。また、入力装置13は、カメラ等の撮像装置を含んでも良い。
図2は、計測装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示す計測装置21は、少なくとも処理ユニット22を有する。処理ユニット22の各機能は、図1に示すコンピュータ1のCPU11により実現可能である。
撮像装置の一例であるカメラ23、記憶装置24、入力装置13、及び出力装置14の一例である表示装置26は、いずれも計測装置21の一部を形成しても、計測装置21に対して外部接続されても良い。カメラ23は、この例では被計測対象の一例である製造物20を撮像する。製造物20は、製造物20の設計データに基づき製造された、実際の部品、製品等である。記憶装置24は、例えば図1に示すメモリ12、補助記憶装置15、及び可搬型記録媒体19をロードされた媒体駆動装置16のうち、少なくとも1つで形成されても良い。また、記憶装置24は、計測装置21に対して外部接続された記憶装置であっても良い。
処理ユニット22は、撮像制御部31、画像記憶部32、CADデータを読み込む読み込み部33、初期外部パラメータを決定する決定部34、及び照明条件生成部35を有する。また、処理ユニット22は、コンピュータグラフィックス(CG:Computer Graphics)画像生成部(以下、「CG画像生成部」と言う)36、法線画像生成部37、デフォーカス付加部38、及び仮想画像記憶部39を有する。処理ユニット22は、ペア生成部40、仮の外部パラメータを計算する計算部41、仮の外部パラメータを診断する診断部42、及び最終外部パラメータを計算する計算部43を更に有する。
撮像制御部31は、カメラ23の撮像を制御する。この例では、撮像制御部31は、製造物20を撮像するようにカメラ23の撮像動作を制御する。カメラ23が例えばロボット(図示せず)に搭載されている場合、撮像制御部31はロボットを制御することでカメラ23に製造物20を撮像させても良い。カメラ23が例えば携帯端末装置に搭載されている場合、撮像制御部31は携帯端末装置の表示装置に製造物20を撮像する範囲、手順等を表示して、利用者にカメラ23で製造物20を撮像するよう促しても良い。
画像記憶部32は、カメラ23が撮像した撮像画像を例えばメモリ12等の記憶装置24に一時的に保存する。読み込み部33は、例えばメモリ12等の記憶装置24から、製造物20のCADデータの一例である設計データを読み込む。設計データの形式は、特に限定されない。この例では、設計データは、決定部34が表示装置26の表示画面に投影変換像である2次元画像を描画可能な形式の3次元設計データである。
決定部34は、製造物20を含む撮像画像(以下、「製造物20の撮像画像」とも言う)と読み込んだ設計データを用いて、製造物20の撮像画像を表示装置26の表示画面に表示するのと同時に、製造物20の設計データを表示装置26の表示画面上で描画する。この例では、表示画面上に描画する製造物20の設計データは、製造物20の3次元設計データの射影変換像である。製造物20の撮像画像と、描画した製造物20の設計データとは、表示装置26の表示画面上で重なる位置に表示しても、重ならない位置に表示しても良い。
利用者は、表示装置26の表示画面上で、製造物20の撮像画像と描画した製造物20の設計データとが概ね重なるように、入力装置13を操作する。具体的には、利用者は、表示装置26の表示画面上で、製造物20の撮像画像と描画した製造物20の設計データのうち少なくとも一方の位置、姿勢、及びスケールを、周知のGUI(Graphical User Interface)上で入力装置13を用いて周知の方法で調整する。調整は、例えば入力装置13によるカーソルのドラッグ・アンド・ドロップ等の操作により行っても良い。これにより、表示装置26の表示画面上で、製造物20の撮像画像と、描画した製造物20の設計データとが概ね重なる。
また、決定部34は、初期外部パラメータEを計算して、例えばメモリ12等の記憶装置24に保存する。具体的には、決定部34は、表示装置26の表示画面上で、製造物20の撮像画像と、描画した製造物20の設計データとが、概ね重なるように調整された時点で設計データを描画するのに使用している外部パラメータを初期外部パラメータEとして、例えばメモリ12等の記憶装置24に保存する。
製造物20に対するカメラ23の位置及び姿勢(例えば、ワールド座標系内のカメラ23の位置及び姿勢)に関する情報のことを、一般的にはカメラ23の外部パラメータとも言う。また、レンズ等の撮像系の焦点距離、光学的中心、撮像画像サイズ等のカメラ23の撮像系に関する情報のことを、一般的にはカメラ23の内部パラメータとも言う。カメラ23の内部パラメータが既知であれば、カメラ23の外部パラメータを推定することで、設計データ上の3次元座標が撮像画像のどこの座標に射影変換(即ち、マッピング)されるかを計算できる。
CG画像生成部36は、保存した初期外部パラメータEを用いて、周知の手法でCG画像を生成する。CG画像は、例えばOpenGL(登録商標:Open Graphics Library)やDirectX(登録商標)等の周知のCGライブラリを利用してレンダリングすることで生成しても、周知のレイトレーシングシミュレーション(Ray Tracing Simulation)によるレンダリングを行うことで生成しても良い。CG画像は、照明の位置によって生成される画像が大きく異なる。しかし、撮像時の照明条件をCG画像生成の条件として正確に反映させることは難しい。そこで、この例では、照明条件生成部35により複数の照明条件を生成しておき、CG画像生成部36は、これらの複数の照明条件に従った複数のCG画像を生成する。つまり、CG画像生成部36は、各照明条件に従って1つのCG画像を生成する。なお、CG画像生成部36は、周知の方法でCG画像を生成する際にカメラ23から製造物20までの距離を周知の方法で取得できるので、デプス画像生成部(図示せず)を含んでも良い。デプス画像は、カメラ23から製造物20を含む視野内の全対象物までの距離を示す画像である。
法線画像生成部37は、保存した初期外部パラメータEを用いて、周知の手法で法線画像を生成する。法線画像は、設計データを構成する面の法線方向(即ち、面の向き)に応じて、例えば色を変えて画像化したものである。法線画像は、照明条件には依存しないため、後述する対応点探索において照明に左右されない安定したコーナー等の特徴点の探索を行うのに適している。
本明細書では、CG画像、デプス画像、及び法線画像を総称して、仮想画像とも言う。CG画像生成部36及び法線画像生成部37が生成した仮想画像は、デフォーカス付加部38に供給される。デフォーカス付加部38は、夫々の仮想画像をもとにデフォーカス量を変えた仮想画像を新たに生成する。仮想画像にデフォーカスを付加するためには、ガウシアンフィルタ(Gaussian Filter)等の画像処理をもとの仮想画像に適用すれば良い。なお、撮像時のデフォーカス量が予めわかっている場合には、撮像時のデフォーカス量を付加した画像のみを生成しても良い。仮想画像記憶部39は、デフォーカス付加部38が生成した仮想画像を、例えばメモリ12等の記憶装置24に一時的に保存する。
ペア生成部40は、画像記憶部32が保存した撮像画像と前述の手順により生成した各仮想画像とから、画像の局所特徴量が類似する特徴点ペアを探索する。特徴点ペアを探索することで、特徴点ペアの座標、即ち、座標ペアを探索できる。特徴点ペアを探索する方法には、SIFT(Scale-Invariant Feature Transform)、SURF(Speeded-Up Robust Features)、ORB(Oriented FAST (Features from Accelerated Segment Test) and Rotated BRIEF (Binary Robust Independent Elementary Features))等といった局所特徴量マッチングやテンプレートマッチング等の周知の手法を利用できる。デフォーカス量を変えた仮想画像を用いた場合には、カメラ23により製造物20を撮像した際に撮像画像に含まれるデフォーカス量を考慮したマッチングを行うことができる。
計算部41は、探索した複数の特徴点ペアを用いて仮の外部パラメータEを計算する。計算部41は、探索した複数の特徴点ペアの中から例えばランダムにN個(例えば、N≧4)の特徴点ペアを選択し、PnP(Perspective n-Point)問題を解くことで仮の外部パラメータEを推定できる。例えば、ある選択した特徴点ペアでは、撮像画像側が(x ,y )であり、仮想画像側が(x ,y )であると仮定する。ここでn=1,...,Nである。PnP問題とは、内部パラメータが既知で、撮像画像における4点以上の設計座標値がわかっている場合に、外部パラメータを求める問題である。PnP問題を解くためには、例えばEPnP(Efficient PnP)法等を用いることができる。仮の外部パラメータEを推定するためには、撮像画像の(x ,y )に対応する設計データ座標が必要となる。仮想画像を計算するための初期外部パラメータEと内部パラメータは既知であるため、設計モデルを描画している座標系(x ,y )の設計データ座標は射影変換を逆変換することにより(X ,Y ,Z )と求めることができる。仮にPnP問題を解くのに使用した特徴点ペアにおける(x ,y )と(X ,Y ,Z )の対応が全て正しければ、仮の外部パラメータEは重ね合わせ(重畳とも言う)が正しく行える外部パラメータである。
仮想画像はシミュレーションにより生成した画像であるため、各特徴点ペアの対応が正しいという保証はない。そこで、診断部42は、仮の外部パラメータの信頼度を診断する。診断部42は、概ね正しいと考えられる初期外部パラメータEと仮の外部パラメータEを比較することで、仮の外部パラメータEの信頼度を診断する。また、診断部42は、の仮の外部パラメータEの信頼度の診断結果に基づいて、信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータEを推定する際に使用した信頼できる特徴点ペアを、例えばメモリ12等の記憶装置24に保存する。
図3は、仮の外部パラメータの信頼度を診断する方法の一例を説明する図である。仮の外部パラメータEの信頼度を診断する場合、外部パラメータをカメラ23の位置pとカメラ23の向きを表す視線ベクトルvとの2つのパラメータで表す。例えば、初期外部パラメータEは、pとvで表せる。また、仮の外部パラメータEは、p とv で表せる。このとき、位置pが図3に示す例のようにpから半径Rより離れているか、或いは、視線ベクトルvの角度差がθより大きければ、特徴点ペアの対応が正しくないと判断し、逆に、それ以外の場合は、仮の外部パラメータEを推定するのに使用した特徴点ペアの対応は信頼できると判断する。例えば、p とv で表される仮の外部パラメータEは棄却し、p とv で表される仮の外部パラメータEは採用する。特徴点ペアの対応が信頼できると判断する場合の判定条件は、例えば以下のように表すことができる。
Figure 0007063165000001
例えば、探索した複数の特徴点ペアの中からランダムに特徴点ペアを選択することを何度か行い、信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータを計算するのに用いた特徴点ペアを、記録に追加して行く。これにより、最後に記録された信頼度が所定値以上である、信頼できる仮の外部パラメータを計算するのに用いた特徴点ペアを選別することができる。
診断部42が探索した複数の特徴点ペアを用いて仮の外部パラメータEの信頼度を計算する前に、計算部41は、次のような特徴点の除外処理を行うことが好ましい。つまり、撮像画像と仮想画像の対応する特徴点同士の画像内の距離が所定の距離以上離れている場合には、当該特徴点を対応の誤りとみなして、探索した特徴点ペアから除外することが好ましい。このような特徴点の除外処理により、撮像画像内の明らかに特徴点ペアではない対象を確実に除外して、計算部41と診断部42の計算量と計算時間を大きく低減することができる。
計算部43は、信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータを計算するのに用いた特徴点ペアの中で、各特徴点ペアを形成する2つの特徴点の類似度を示すスコアの値が閾値以上である指定数(例えばk個)の特徴点ペアを選択する。また、計算部43は、カメラ画像と仮想画像の重ね合わせの状態を評価値で評価し、k個の選択された特徴点ペアのうち、評価値が一定値以上である特徴点ペアを選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータEを計算する。更に、計算部43は、最終的な外部パラメータEを使用して製造物20の撮像画像と製造物20の設計データを重ね合わせて表示装置26の表示画面に表示する。計算部43は、最終的な外部パラメータEを使用して製造物20の撮像画像と製造物20の設計データを重ね合わせて表示装置26の表示画面に表示することで、利用者に提示する。これにより、利用者のスキルに依存することなく、製造物20の撮像画像に製造物20の設計データを重ね合わせて描画する際の重ね合わせの精度を向上することができる。
処理ユニット22の撮像制御部31からペア生成部40までに相当する部分は、第1の手段の一例を形成可能である。第1の手段は、製造物20の撮像画像と3次元設計データの射影変換像とが表示画面上で概ね重なる状態で、局所特徴量のマッチングを用いて、撮像画像と、射影変換像から生成した仮想画像とから画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索する。処理ユニット22の計算部41に相当する部分は、第2の手段の一例を形成可能である。第2の手段は、探索した複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから被計測対象に対する撮像装置の位置及び姿勢に関する仮の外部パラメータEを推定する。
処理ユニット22の診断部42に相当する部分は、第3の手段の一例を形成可能である。第3の手段は、初期外部パラメータEと仮の外部パラメータEを比較することで、仮の外部パラメータEの信頼度を診断すると共に、信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータを計算するのに用いた信頼できる特徴点ペアを記録する。処理ユニット22の計算部43は、第4の手段の一例を形成可能である。第4の手段は、信頼できる特徴点ペアの中で、各特徴点ペアを形成する2つの特徴点の類似度を示すスコアの値が閾値以上である特徴点ペアを指定数(k個)だけ選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータEを推定し、最終的な外部パラメータEを使用して撮像画像と射影変換像を重ね合わせて表示する。
処理ユニット22の撮像制御部31から仮想画像記憶部39までに相当する部分は、生成手段の一例を形成可能である。生成手段は、撮像画像と射影変換像とが表示画面上で概ね重なる状態で、初期外部パラメータEを用いて、デフォーカス量を変化させた複数のコンピュータグラフィックス(CG)画像及び法線画像を含む仮想画像をシミュレーションにより生成する。また、処理ユニット22のペア生成部40は、撮像画像と各仮想画像とから、局所特徴量のマッチングを用いて、画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索する手段の一例を形成可能である。
処理ユニット22の撮像制御部31から仮想画像記憶部39までに相当する部分は、生成手段の一例を形成可能である。この生成手段は、撮像画像と射影変換像とが表示画面上で概ね重なる状態で、初期外部パラメータEを用いて、照明及びデフォーカス量を変化させた複数のCG画像及びデフォーカス量を変化させた複数の法線画像を含む複数の仮想画像をシミュレーションにより生成する。
上記第2の手段は、探索した複数の特徴点ペアを用いて仮の外部パラメータEを計算する前に、表示画面上に表示された撮像画像の特徴点と仮想画像の対応する特徴点との間の距離が所定の距離以上離れている場合には、当該特徴点を探索した複数の特徴点ペアから除外しても良い。
上記第3の手段は、仮想画像の特徴点と撮像画像の特徴点とで推定される外部パラメータから求まる撮像装置の視線方向と位置と、初期外部パラメータから求まる撮像装置の視線方向と位置が一定量以上ずれていている場合には、当該特徴点を信頼できる特徴点ペアとして記録しなくても良い。
上記第4の手段は、探索した複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから求まる座標間距離に関する所定条件、及び視線方向と位置に関する所定条件のうち少なくとも一方の所定条件を満たす複数の特徴点ペアを用いて、撮像画像と射影変換像とを重ね合わせて表示画面上に表示しても良い。
前記第4の手段は、スコアの値が閾値以上である指定数(k個)の特徴点ペアを、ランダムに、或いは、スコアの値が高い順に選択し、撮像画像と仮想画像の重ね合わせの状態を評価値で評価し、前記指定数(k個)の選択された特徴点ペアのうち、評価値が一定値以上である特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータEを計算しても良い。
図4は、第1実施例における計測処理の一例を説明するフローチャートである。図4に示す計測処理は、図1に示すCPU11がメモリ12に格納された計測プログラムを実行することで実行可能である。つまり、図4に示す計測処理は、図2に示す処理ユニット22の各部により実行可能である。
図4に示す計測処理は、例えば利用者が入力装置13から計測処理の開始を指示すると開始する。図4において、計測処理が開始すると、ステップS1では、CPU11が、カメラ23が撮像した製造物20の撮像画像を表示装置26に表示するのと同時に、製造物20の設計データを表示装置26上で描画する。具体的には、撮像制御部31が、製造物20を撮像するようにカメラ23を制御し、画像記憶部32が、カメラ23が撮像した撮像画像を例えばメモリ12等の記憶装置24に一時的に保存する。また、読み込み部33が、例えばメモリ12等の記憶装置24から製造物20のCADデータである設計データを読み込み、決定部34が、製造物20の撮像画像を表示装置26に表示するのと同時に、製造物20の設計データを表示装置26上で描画する。この時、決定部34が、利用者に設計データが描画される際の位置、姿勢、及びスケールの調整を促すメッセージ等を表示装置26の表示画面に表示しても良い。
利用者は、マウスやキーボード等の入力装置13を操作することで、表示装置26の表示画面に表示された製造物20の撮像画像と描画した製造物20の設計データとが概ね重なるように、設計データが描画される際の位置、姿勢、及びスケールを周知のGUI上で周知の方法で調整する。
図5は、表示画面上の表示の一例を説明する図である。この例では、撮像画像の一例であるカメラ画像は、重ね合わせ対象の一例である、製造物20の画像201と、非重ね合わせ対象の一例である、周辺部分の画像210を含む。図5に示すように、利用者によるGUI上の調整により、表示画面上では、カメラ画像中の製造物20の画像201と、製造物20の設計データ202とが概ね重なる。
ステップS2では、CPU11が、利用者によるGUI上の調整の終了に応答して、調整が終了した状態における設計データを描画するための外部パラメータを初期外部パラメータEとして保存する。具体的には、決定部34が、初期外部パラメータEを計算して、例えばメモリ12等の記憶装置24に保存する。CPU11は、利用者によるGUI上の調整の終了を、例えば利用者による入力装置13の操作に応じてCPU11が入力装置13から受信する終了通知から認識しても良い。
ステップS3では、CPU11が、初期外部パラメータEで、照明及びデフォーカス量(所謂、ピンボケ量)を変化させた仮想画像(CG画像及び法線画像)をCGシミュレーションにより生成する。具体的には、CG画像生成部36が、保存した初期外部パラメータEを用いてCG画像を生成する。この例では、照明条件生成部35により複数の照明条件を生成しておき、CG画像生成部36がこれらの複数の照明条件に従った複数のCG画像を生成する。また、法線画像生成部37が、保存した初期外部パラメータEを用いて法線画像を生成する。
図6は、CG画像の生成処理の一例を説明するフローチャートである。図6に示す処理は、図1に示すCPU11がメモリ12に格納されたプログラムを実行することで実行可能である。つまり、図6に示す処理は、図2に示す照明条件生成部35、CG画像生成部36、デフォーカス付加部38及び仮想画像記憶部39により実行可能である。
図6において、ステップS31では、CPU11が、保存した初期外部パラメータEを用いて、複数の照明条件に従った対応する複数のCG画像を、シミュレーションにより生成する。具体的には、CG画像生成部36が、初期外部パラメータEを用いて、照明条件生成部35が生成した複数の照明条件に従った対応する複数のCG画像を、シミュレーションにより生成する。ステップS32では、CPU11が、生成した夫々のCG画像をもとにデフォーカス量を変えたCG画像を生成し、処理は図4に示すステップS4へ進む。具体的には、仮想画像記憶部39が、デフォーカス付加部38が夫々のCG画像のデフォーカス量を変えて生成したCG画像を、例えばメモリ12等の記憶装置24に一時的に保存する。
図7は、CG画像の一例を示す図である。図7において、CG画像310A~312Aは、CG画像310~312に対してデフォーカス量を夫々変化させたものである。この例では、1つのCG画像に対してデフォーカス量を変化させた1つのCG画像を生成しているが、1つのCG画像に対して異なるデフォーカス量だけ変化させた複数のCG画像を生成しても良い。
図8は、法線画像の生成処理の一例を説明するフローチャートである。図8に示す処理は、図1に示すCPU11がメモリ12に格納されたプログラムを実行することで実行可能である。つまり、図8に示す処理は、図2に示す法線画像生成部37、デフォーカス付加部38及び仮想画像記憶部39により実行可能である。
図8において、ステップS35では、CPU11が、保存した初期外部パラメータEを用いて、法線画像を、シミュレーションにより生成する。具体的には、法線画像生成部37が、初期外部パラメータEを用いて、法線画像を、シミュレーションにより生成する。ステップS36では、CPU11が、生成した法線画像をもとにデフォーカス量を変えた法線画像を生成し、処理は図4に示すステップS4へ進む。具体的には、仮想画像記憶部39が、デフォーカス付加部38が法線画像のデフォーカス量を変えて生成した複数の法線画像を、例えばメモリ12等の記憶装置24に一時的に保存する。
図9は、法線画像の一例を示す図である。図9において、法線画像350A,350Bは、法線画像350に対してデフォーカス量を夫々変化させたものであり、法線画像350Bのデフォーカス量は法線画像350Aのデフォーカス量より多い。この例では、1つの法線画像に対して異なるデフォーカス量だけ変化させた複数の法線画像を生成しているが、1つの法線画像に対してデフォーカス量を変化させた1つの法線画像を生成しても良い。
図10は、法線画像とカメラ画像の一例を示す図である。図10は、同じ製造物20に関する法線画像350とカメラ画像200を、対応点等を見やすくするために便宜上分離して示すが、表示装置26の表示画面上の実際の表示は、例えば図5に示す如くである。
図4の説明に戻るに、ステップS4~S7の処理は、撮像画像とステップS3で生成した各仮想画像に対して実行し、最終的な外部パラメータEがある仮想画像について推定された場合には、他の仮想画像についての処理は実行しない。つまり、いずれかの仮想画像を用いて推定した最終的な外部パラメータEが良ければ、その時点で処理を終了する。推定した最終的な外部パラメータEが良いと、カメラ画像と仮想画像の重ね合わせの状態が良く、評価値が高くなる。
ステップS4では、CPU11が、撮像画像と各仮想画像で局所特徴量が類似する特徴点ペアを探索する。具体的には、CG画像生成部36及び法線画像生成部37が生成した仮想画像をデフォーカス付加部38に供給し、デフォーカス付加部38が、夫々の仮想画像をもとにデフォーカス量を変えた仮想画像を新たに生成する。また、仮想画像記憶部39が、デフォーカス付加部38が生成した仮想画像を、例えばメモリ12等の記憶装置24に一時的に保存する。更に、ペア生成部40が、画像記憶部32が保存した撮像画像と前述の手順により生成した各仮想画像から、局所特徴量が類似する特徴点ペアを周知の手法を利用して探索する。例えば、ペア生成部40は、類似度を示すスコアの一例であるマッチングスコアの値が閾値以上である特徴点ペアを探索する。
図11は、法線画像とカメラ画像の特徴点ペアの一例を示す図である。図11中、図10と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図11では、特徴点を○印で示し、類似度を示すスコアの値が閾値以上である特徴点ペアの特徴点同士は細い実線で繋いで示す。なお、図示は省略するが、CG画像とカメラ画像の特徴点ペアも、図11の場合と同様に求めることができる。
図4の説明に戻るに、ステップS5では、CPU11が、特徴点ペアの特徴点同士の画像内の距離が所定の距離以上離れている場合には、当該特徴点を対応の誤りとして探索した特徴点ペアから除外する。具体的には、計算部41が、探索した複数の特徴点ペアを用いて仮の外部パラメータEを計算する前に、特徴点同士の画像内の距離が所定の距離以上離れている場合には、当該特徴点を探索した特徴点ペアから除外する。なお、特徴点同士の画像内の距離とは、同じ表示画面上に表示された、撮像画像の特徴点と仮想画像の対応する特徴点との間の距離である。
図12は、図4のステップS5の処理で除外する法線画像とカメラ画像の特徴点ペアの一例を説明する図である。図12中、図11と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図12では、画像内の距離が所定の距離以上離れており、明らかに異なる位置の特徴点同士を破線で繋いで示す。つまり、法線画像350の特徴点と特徴点ペアを形成する周辺部分の画像210の特徴点とでは、画像内の距離が所定の距離以上離れており、画像内の座標値も大きく異なるため、製造物の画像201の対応する特徴点である可能性は低い。そこで、法線画像350の特徴点と周辺部分の画像210の特徴点とが形成する、破線で繋がれた特徴点ペアは、CPU11がステップS5の処理を実行することで、探索した特徴点ペアから除外する。また、法線画像350の奥上のコーナーの特徴点と製造物の画像201の左手前のコーナーの特徴点とでは、画像内の距離が所定の距離以上離れており、画像内の座標値も大きく異なるため、製造物の画像201の対応する特徴点である可能性は低い。そこで、法線画像350の特徴点と製造物の画像201の特徴点とが形成する、破線で繋がれた特徴点ペアは、CPU11がステップS5の処理を実行することで、探索した特徴点ペアから除外する。なお、図示は省略するが、CG画像とカメラ画像の特徴点ペアも、図12の場合と同様に除外することができる。
図4の説明に戻るに、ステップS6では、CPU11が、例えばランダムに選択した特徴点ペアを用いて仮の外部パラメータEを推定する。具体的には、計算部41が、探索した特徴点ペアの中から例えばランダムにN個の特徴点ペアを選択し、選択したN個の特徴点ペアを利用してPnP問題を解くことで仮の外部パラメータEを推定する。また、ステップS6では、CPU11が、初期外部パラメータEと推定した仮の外部パラメータEとの関係が予め設定した条件を満たした場合に、仮の外部パラメータEを推定する際に使用した特徴点ペアを記録する。具体的には、計算部41が、初期外部パラメータEと推定した仮の外部パラメータEとの関係が予め設定した条件を満たした場合に、仮の外部パラメータEを推定する際に使用した特徴点ペアを記録する。
図13は、図4のステップS6の処理で除外する法線画像とカメラ画像の特徴点ペアの一例を示す図である。図13中、図12と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図13では、製造物20上の位置が明らかに異なる特徴点同士を破線で繋いで示す。つまり、破線で繋いで示す法線画像350の特徴点と製造物20の画像201の特徴点とでは、対応する特徴点である可能性は低い。そこで、破線で繋いで示す法線画像350の特徴点と製造物20の画像201の特徴点は、CPU11がステップS6の処理を実行することで、探索した特徴点ペアから除外する。なお、図示は省略するが、CG画像とカメラ画像の特徴点ペアも、図13の場合と同様に除外することができる。
ランダムに選択した特徴点ペアに、図13に破線で繋いで示す特徴点ペアが含まれていると、初期外部パラメータEと仮の外部パラメータEとが大きく異なり、上記数1で表される値が大きくなる。つまり、図13に破線で繋いで示す特徴点ペアは、信頼度が高い特徴点ペアとして選択されることはなく、最終的に信頼できる特徴点ペアとして記録されることもない。
上記の如く、CPU11(計算部41及び診断部42)による特徴点ペアのランダムな選択、仮の外部パラメータEの計算、仮の外部パラメータEの信頼度の診断、及び信頼できる特徴点ペアの記録は、信頼できる特徴点ペアが求まるまで繰り返される。また、上記の如く、信頼できる特徴点ペアとは、信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータEを推定する際に使用した特徴点ペアである。
図14は、図4のステップS5,S6の処理の結果の一例を示す図である。図14中、図12及び図13と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図14は、例えば図12及び図13において破線で繋がれた特徴点同士が除外され、信頼度が高いと判断した特徴点ペア番号「1」,「2」,「3」,...,「11」の特徴点ペアを細い実線で繋いで示す。なお、図示は省略するが、CG画像とカメラ画像の特徴点ペアも、図14の場合と同様に求めることができる。
図4の説明に戻るに、ステップS7では、CPU11が、記録した複数の特徴点ペアにおいて対応点の類似性を示すスコアの値が閾値以上である特徴点ペアを指定数だけ選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータEを推定する。具体的には、計算部43が、仮の外部パラメータEの信頼度が所定値以上の特徴点ペアの中で対応点の類似度を示すスコアの値が閾値以上であるk個の特徴点ペアを選択することで、最終的な外部パラメータEを計算して、例えばメモリ12等の記憶装置24に保存する。なお、スコアの値が閾値以上であるk個の特徴点ペアは、ランダムに選択しても、スコアの値が高い順に選択しても良い。また、ステップS7では、CPU11が、カメラ画像と仮想画像の重ね合わせの状態を評価値で評価し、k個の選択された特徴点ペアのうち、評価値が一定値以上である特徴点ペアを選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータEを推定する。具体的には、計算部43が、k個の選択された特徴点ペアのうち、評価値が一定値以上である特徴点ペアを選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータEを計算する。好ましくは、k個の選択された特徴点ペアのうち、評価値が一定値以上である上位n(≦k)個の特徴点ペアを選択する。更に、ステップS7では、CPU11が、最終的な外部パラメータEを使用して製造物20の撮像画像と製造物20の設計データを重ね合わせて表示装置26の表示画面に表示し、処理は終了する。具体的には、計算部43が、最終的な外部パラメータEを使用して製造物20の撮像画像と製造物20の設計データを重ね合わせて表示装置26の表示画面に表示することで、利用者に提示する。
図15は、図4のステップS7の処理の結果の一例を示す図である。この例では、表示画面上では、カメラ画像中の製造物20の画像201と、製造物20の設計データ202Aとが、精度良く重ね合わされており、製造物20が設計図面通りに製造されているか否かを確認する作業を容易に行える。この確認作業は、利用者が目視で行っても、CPU11が周知のマッチング手法を用いて行っても良い。
図16は、図4のステップS7の処理をより詳細に説明するフローチャートである。図16に示す処理は、図1に示すCPU11がメモリ12に格納された計測プログラムを実行することで実行可能である。つまり、図16に示す処理は、図2に示す診断部42及び計算部43により実行可能である。説明の便宜上、仮想画像の一例であるCG画像を用いて図16の処理を説明するが、仮想画像の一例である法線画像を用いて図13の処理と同様の処理を実行可能であることは、言うまでもない。
図16において、ステップS701では、CPU11が、図4のステップS6で記録した特徴点ペアの総数が所定数以下であるか否かを判定し、判定結果がYESであると、CPU11が製造物20の撮像画像と製造物20の設計データの重ね合わせは不可であると判断して処理は終了する。この例では、所定数は5である。具体的には、計算部43が、探索した特徴点ペアの総数が5以下であるか否かを判定し、判定結果がYESであると、重ね合わせる製造物20の撮像画像と製造物20の設計データの局所特徴量が類似していないと判断して、処理を終了する。一方、ステップS701の判定結果がNOであると、処理はステップS702へ進む。
ステップS702では、CPU11が、図4のステップS6で記録した複数の特徴点ペアから、対応点の類似性を示すスコアの値が閾値以上である例えばk個の特徴点ペアを選択する。具体的には、計算部43が、記録した複数の特徴点ペアの中からk個の特徴点ペアを選択する。スコアの値が閾値以上であるk個の特徴点ペアは、ランダムに選択しても、スコアの値が高い順に選択しても良い。
図17は、類似度を示すスコアの値が閾値以上であり、互いに距離の離れた特徴点ペアを探索する第1の例を示す図である。図17中、図12と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図17では、類似度を示すスコアの値が閾値以上であり、隣接する特徴点ペアの特徴点の画像内の距離が一定距離以上離れている。この例では、CPU11が、類似度を示すスコアの値が閾値以上であるk=5個の特徴点ペアをランダムに選択するが、特徴点ペア番号「9」の特徴点ペアは正しい対応点ではない。特徴点ペア番号「9」の特徴点ペアの場合、法線画像350の特徴点の位置が、撮像画像の特徴点の位置Pと対応していない。
図18は、類似度を示すスコアの値が閾値以上であり、互いに距離の離れた特徴点ペアを探索する第2の例を示す図である。図18中、図17と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図18では、類似度を示すスコアの値が閾値以上であり、隣接する特徴点ペアの特徴点の画像内の距離が一定距離以上離れている。この例では、CPU11が、類似度を示すスコアの値が閾値以上である上位k=5個(即ち、スコアの値が高い順のk個)の特徴点ペアを選択するが、各特徴点ペアは正しい対応点である。
図16の説明に戻るに、ステップS703では、CPU11が、外部パラメータEを算出し、法線画像、或いは、デプス画像、或いは、法線画像及びCG画像、或いは、デプス画像及びCG画像を取得する。具体的には、計算部43が、選択したk個の特徴点ペアを利用してPnP問題を解くことで外部パラメータEを推定し、法線画像生成部37が生成した法線画像、或いは、CG画像生成部36が生成したデプス画像を取得する。計算部43は、外部パラメータEを推定し、法線画像生成部37が生成した法線画像及びCG画像生成部36が生成したCG画像を取得しても、CG画像生成部36が生成したデプス画像及びCG画像を取得しても良い。
ステップS704では、CPU11が、カメラ画像とステップS703で取得した画像からエッジを検出する。具体的には、計算部43が、カメラ画像と、法線画像、或いは、デプス画像、或いは、法線画像及びCG画像、或いは、デプス画像及びCG画像とから周知の手法を用いてエッジを検出する。
図19は、カメラ画像と、法線画像、或いは、デプス画像、或いは、法線画像及びCG画像、或いは、デプス画像及びCG画像とから検出したエッジを示す図である。この例では、製造物20の画像のエッジと、周辺部分の画像210のエッジが検出される。なお、図示は省略するが、カメラ画像と法線画像のエッジも、図19の場合と同様に検出することができる。
図16の説明に戻るに、ステップS705では、CPU11が、カメラ画像とCG画像の重ね合わせの状態を評価値で評価する。具体的には、計算部43が、カメラ画像とCG画像の重ね合わせの状態を、夫々のエッジの重ね合わせの状態から周知の手法で評価する。カメラ画像とCG画像のエッジの重ね合わせの状態は、エッジ間の距離をもとに評価しても良い。この例では、カメラ画像とCG画像のエッジの重ね合わせの状態を、エッジ間の距離をもとに、図20と共に説明する重ね合わせ状態の良し悪しを判定するための判定値fitnessにより評価する。
図20は、カメラ画像とCG画像の重ね合わせの状態を、エッジ間の距離をもとに評価する一例を説明する図である。図21において、●印は、CG画像のエッジ(即ち、設計データから求めたエッジ)上の点を示し、○印は、CG画像のエッジとカメラ画像のエッジとの間の、CG画像のエッジ上の点から距離rの位置にある評価位置(x,y)を示す。重ね合わせ状態の良し悪しを判定する判定値fitnessは、例えば次式に基づいて求めることができる。
Figure 0007063165000002
ステップS706では、CPU11が、重ね合わせの状態の良し悪しを判定する判定値fitnessが基準値Ref1以上であるか否かを判定し、判定結果がYESであると、CPU11が製造物20の撮像画像と製造物20の設計データの重ね合わせは成功したと判断し、処理は終了する。ステップS706の判定結果がNOであると、処理はステップS707へ進む。
ステップS707では、CPU11が、重ね合わせの状態の良し悪しを判定する判定値fitnessが基準値Ref2(<Ref1)以上であるか否かを判定し、判定結果がYESであると処理はステップS708へ進み、判定結果がNOであると処理はステップS709へ進む。ステップS708では、CPU11が、特徴点ペアに紐付けたアキュムレータ(又は、加算器)の値に1を加算してインクリメントし、処理はステップS709へ進む。アキュムレータの値は、重ね合わせの状態の良し悪しを判定する判定値fitnessが基準値Ref1未満、かつ、基準値Ref2以上(Ref2≦fitness<Ref1の範囲内)であるとインクリメントされる、カメラ画像と仮想画像の重ね合わせの状態を評価する評価値の一例である。ステップS709では、CPU11が、ステップS702~S709の処理を所定ループ回数行ったか否かを判定し、判定結果がNOであると処理はステップS702へ戻り、判定結果がYESであると処理はステップS710へ進む。
具体的には、計算部43が、重ね合わせの状態の良し悪しを判定する判定値fitnessが基準値Ref1以上であると、カメラ画像とCG画像の重ね合わせが成功したと判断する。また、計算部43が、重ね合わせの状態の良し悪しを判定する判定値fitnessが基準値Ref2以上であると、特徴点ペアに紐付けた、計算部43内のアキュムレータの値に1を加算してインクリメントし、基準値Ref2未満であるとアキュムレータの値を維持する。更に、計算部43が、ステップS702~S709の重ね合わせの状態の良し悪しの判定を所定ループ回数だけ繰り返すので、上記のk個の特徴点ペアを選択することが所定ループ回数行われる。所定ループ回数は、例えば80回であり、このような重ね合わせの状態の良し悪しの判定の繰り返しの結果、カメラ画像とCG画像の重ね合わせの状態の良し悪しを判定する判定値fitnessが求められる。なお、カメラ画像と法線画像の重ね合わせ状態の良し悪しを判定する判定値fitnessも、カメラ画像とCG画像の重ね合わせの状態の良し悪しを判定する判定値fitnessと同様に求められる。
図21は、図17と共に説明した第1の例の場合の重ね合わせの状態を示す図である。この例では、図21からもわかるように、カメラ画像とCG画像とがずれており、カメラ画像とCG画像の重ね合わせの精度が良くない。また、カメラ画像とCG画像の重ね合わせの状態の良し悪しを判定する判定値fitnessが基準値Ref2未満であるため、ステップS708は実行されないので、重ね合わせ状態の良し悪しを判定する判定値fitnessがインクリメントされない。
図22は、図18と共に説明した第2の例の場合の重ね合わせの状態を示す図である。この例では、図22からもわかるように、カメラ画像とCG画像のずれが殆どなく、カメラ画像とCG画像の重ね合わせの精度が良い。また、カメラ画像とCG画像の重ね合わせの状態の良し悪しを判定する判定値fitnessが基準値Ref2以上であり、ステップS708が実行されるため、重ね合わせ状態の良し悪しを判定する判定値fitnessがインクリメントされる。
図16の説明に戻るに、ステップS710では、CPU11が、重ね合わせ状態の良し悪しを判定する判定値fitnessをもとにカメラ画像とCG画像の対応点を選択する。具体的には、計算部43が、重ね合わせ状態の良し悪しを判定する判定値fitnessが一定値以上である特徴点ペアを対応点として選択する。好ましくは、k個の選択された特徴点ペアのうち、アキュムレータの値が一定値以上である上位n(≦k)個の特徴点ペアを選択する。ステップS711では、CPU11が、選択した特徴点ペアを用いて前記最終的な外部パラメータEを推定し、最終的な外部パラメータEを使用して製造物20の撮像画像と製造物20の設計データを重ね合わせて表示装置26の表示画面に表示し、処理は終了する。具体的には、計算部43が、選択した特徴点ペア(対応点)を用いて最終的な外部パラメータEを推定し、推定した最終的な外部パラメータEを使用して製造物20の撮像画像と製造物20の設計データを重ね合わせて表示装置26の表示画面に表示することで、利用者に提示する。
図23は、特徴点ペアに紐付けたアキュムレータの値の一例を説明する図である。図23中、縦軸は特徴点ペアに紐付けたアキュムレータの値を任意単位で示し、横軸は特徴点ペアに付けられた特徴点ペア番号を示す。図23は、特徴点ペア番号が「2」,「9」である特徴点ペアに紐付けられたアキュムレータの値が、一定値の一例である30未満である場合を示す。この場合、特徴点ペア番号が「2」,「9」である特徴点ペアは、選択されたk個の特徴点ペアから除外しても良い。また、CPU11が、除外されていない特徴点ペア番号「1」,「3」~「8」,「10」,「11」の中から、アキュムレータの値が一定値(=30)以上である、特徴点ペア番号「1」,「4」,「5」,「7」,「11」の上位n=5個の特徴点ペアを選択しても良い。
図24は、ステップS702~S709の処理のループ回数、ステップS702で選択した特徴点ペア、判定値fitness、及び特徴点ペア番号1~11について得られるアキュムレータの値の一例を説明する図である。図24は、説明の便宜上、基準値Ref1=0.8、基準値Ref2=0.1の場合の例を示す。図24において、最終的なアキュムレータの値は、図23におけるアキュムレータの値に相当する。
図25は、例えば特徴点ペア番号が「2」,「9」である特徴点ペアを、選択されたk個の特徴点ペアから除外して最終的に選択したn=5個の特徴点ペアを示す図である。図25中、図18と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。なお、図示は省略するが、CG画像とカメラ画像の特徴点ペアも、図25の場合と同様に除外したり、選択したりすることができる。
なお、上記第1実施例では、仮想画像はCG画像と法線画像の両方を含む。しかし、第2実施例のように、仮想画像はCG画像と法線画像のうち一方のみを含んでも良い。つまり、第2実施例では、仮想画像は、CG画像と法線画像のうち少なくとも一方を含めば良い。また、仮想画像はデプス画像を含んでも良い。
上記の各実施例では、利用者によるGUI上の調整(製造物の設計データと製造物の撮像画像の概ねの位置関係の教示)の終了に応答して、計測装置は、自動的に正確な重ね合わせ画像を得ることができる。画像上の特徴(線や点)が設計図面上のどの部分に対応するかを精度良く手動で教示する作業は不要である。このため、教示時間を短縮し、利用者のスキルの違いによる教示のバラツキ等を抑えることが可能となる。
上記の各実施例によれば、製造物の撮像画像に製造物の設計データを重ね合わせて描画する際の重ね合わせの精度を向上することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
撮像装置が撮像した被計測対象の撮像画像と、前記被計測対象の3次元設計データの射影変換像とが表示画面上で概ね重なる状態で、局所特徴量のマッチングを用いて、前記撮像画像と、前記射影変換像から生成した仮想画像とから画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索する第1の手段と、
探索した複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから前記被計測対象に対する前記撮像装置の位置及び姿勢に関する仮の外部パラメータを推定する第2の手段と、
初期外部パラメータと前記仮の外部パラメータを比較することで、前記仮の外部パラメータの信頼度を診断すると共に、前記信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータを計算するのに用いた信頼できる特徴点ペアを記録する第3の手段と、
前記信頼できる特徴点ペアの中で、各特徴点ペアを形成する2つの特徴点の類似度を示すスコアの値が閾値以上である特徴点ペアを指定数だけ選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータを推定し、前記最終的な外部パラメータを使用して前記撮像画像と前記射影変換像を重ね合わせて表示する第4の手段と、
を備えたことを特徴とする、計測装置。
(付記2)
前記第1の手段は、
前記撮像画像と前記射影変換像とが前記表示画面上で概ね重なる状態で、前記初期外部パラメータを用いて、デフォーカス量を変化させた複数のコンピュータグラフィックス画像及び法線画像を含む仮想画像をシミュレーションにより生成する生成手段と、
前記撮像画像と各仮想画像とから、局所特徴量のマッチングを用いて、画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索する手段とを有することを特徴とする、付記1記載の計測装置。
(付記3)
前記生成手段は、前記撮像画像と前記射影変換像とが前記表示画面上で概ね重なる状態で、前記初期外部パラメータを用いて、照明及び前記デフォーカス量を変化させた複数のコンピュータグラフィックス画像及び前記デフォーカス量を変化させた複数の法線画像を含む複数の仮想画像をシミュレーションにより生成することを特徴とする、付記2記載の計測装置。
(付記4)
前記第4の手段は、前記探索した前記複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから求まる座標間距離に関する所定条件、及び視線方向と位置に関する所定条件のうち少なくとも一方の所定条件を満たす複数の特徴点ペアを用いて、前記撮像画像と前記射影変換像とを重ね合わせて前記表示画面上に表示することを特徴とする、付記1乃至3のいずれか1項記載の計測装置。
(付記5)
前記第2の手段は、探索した前記複数の特徴点ペアを用いて前記仮の外部パラメータを計算する前に、前記表示画面上に表示された前記撮像画像の特徴点と前記仮想画像の対応する特徴点との間の距離が所定の距離以上離れている場合には、当該特徴点を探索した前記複数の特徴点ペアから除外することを特徴とする、付記1乃至4のいずれか1項記載の計測装置。
(付記6)
前記第3の手段は、前記仮想画像の特徴点と撮像画像の特徴点とで推定される外部パラメータから求まる撮像装置の視線方向と位置と、前記初期外部パラメータから求まる前記撮像装置の視線方向と位置が一定量以上ずれていている場合には、当該特徴点を信頼できる特徴点ペアとして記録しないことを特徴とする、付記1乃至5のいずれか1項記載の計測装置。
(付記7)
前記第4の手段は、
前記スコアの値が閾値以上である前記指定数の特徴点ペアを、ランダムに、或いは、前記スコアの値が高い順に選択し、
前記撮像画像と前記仮想画像の重ね合わせの状態を、前記撮像画像と前記仮想画像のエッジの重ね合わせの状態から評価する評価値で評価し、前記指定数の選択された特徴点ペアのうち、前記評価値が一定値以上である特徴点ペアを用いて前記最終的な外部パラメータを計算する
ことを特徴とする、付記1乃至6のいずれか1項記載の計測装置。
(付記8)
撮像装置が撮像した被計測対象の撮像画像と、前記被計測対象の3次元設計データの射影変換像とが表示画面上で概ね重なる状態で、局所特徴量のマッチングを用いて、前記撮像画像と、前記射影変換像から生成した仮想画像とから画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索し、
探索した複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから前記被計測対象に対する前記撮像装置の位置及び姿勢に関する仮の外部パラメータを推定し、初期外部パラメータと前記仮の外部パラメータを比較することで、前記仮の外部パラメータの信頼度を診断すると共に、前記信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータを計算するのに用いた信頼できる特徴点ペアを記録し、
前記信頼できる特徴点ペアの中で、各特徴点ペアを形成する2つの特徴点の類似度を示すスコアの値が閾値以上である特徴点ペアを指定数だけ選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータを推定し、前記最終的な外部パラメータを使用して前記撮像画像と前記射影変換像を重ね合わせて表示する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする、計測方法。
(付記9)
前記複数の特徴点ペアを探索する処理は、
前記撮像画像と前記射影変換像とが前記表示画面上で概ね重なる状態で、前記初期外部パラメータを用いて、デフォーカス量を変化させた複数のコンピュータグラフィックス画像及び法線画像を含む仮想画像をシミュレーションにより生成し、
前記撮像画像と各仮想画像とから、局所特徴量のマッチングを用いて、画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索する処理を含むことを特徴とする、付記8記載の計測方法。
(付記10)
前記仮想画像をシミュレーションにより生成する処理は、前記撮像画像と前記射影変換像とが前記表示画面上で概ね重なる状態で、前記初期外部パラメータを用いて、照明及び前記デフォーカス量を変化させた複数のコンピュータグラフィックス画像及び前記デフォーカス量を変化させた複数の法線画像を含む複数の仮想画像をシミュレーションにより生成することを特徴とする、付記9記載の計測方法。
(付記11)
前記表示する処理は、前記探索した前記複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから求まる座標間距離に関する所定条件、及び視線方向と位置に関する所定条件のうち少なくとも一方の所定条件を満たす複数の特徴点ペアを用いて、前記撮像画像と前記射影変換像とを重ね合わせて前記表示画面上に表示することを特徴とする、付記8乃至10のいずれか1項記載の計測方法。
(付記12)
探索した前記複数の特徴点ペアを用いて前記仮の外部パラメータを計算する前に、前記表示画面上に表示された前記撮像画像の特徴点と前記仮想画像の対応する特徴点との間の距離が所定の距離以上離れている場合には、当該特徴点を信頼できる特徴点ペアとして記録しない、
処理を前記コンピュータが更に実行することを特徴とする、付記8乃至11のいずれか1項記載の計測方法。
(付記13)
前記記録する処理は、前記仮想画像の特徴点と撮像画像の特徴点とで推定される外部パラメータから求まる撮像装置の視線方向と位置と、前記初期外部パラメータから求まる前記撮像装置の視線方向と位置が一定量以上ずれていている場合には、当該特徴点を探索した前記複数の特徴点ペアから除外することを特徴とする、付記8乃至12のいずれか1項記載の計測方法。
(付記14)
撮像装置が撮像した被計測対象の撮像画像と、前記被計測対象の3次元設計データの射影変換像とが表示装置の表示画面上で概ね重なる状態で、局所特徴量のマッチングを用いて、前記撮像画像と、前記射影変換像から生成した仮想画像とから画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索し、
探索した複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから前記被計測対象に対する前記撮像装置の位置及び姿勢に関する仮の外部パラメータを推定し、初期外部パラメータと前記仮の外部パラメータを比較することで、前記仮の外部パラメータの信頼度を診断すると共に、前記信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータを計算するのに用いた信頼できる特徴点ペアを記録し、
前記信頼できる特徴点ペアの中で、各特徴点ペアを形成する2つの特徴点の類似度を示すスコアの値が閾値以上である特徴点ペアを指定数だけ選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータを推定し、前記最終的な外部パラメータを使用して前記撮像画像と前記射影変換像を重ね合わせて表示する、
処理をコンピュータに実行させるための計測プログラム。
(付記15)
前記複数の特徴点ペアを探索する処理は、
前記撮像画像と前記射影変換像とが前記表示画面上で概ね重なる状態で、前記初期外部パラメータを用いて、デフォーカス量を変化させた複数のコンピュータグラフィックス画像及び法線画像を含む仮想画像をシミュレーションにより生成し、
前記撮像画像と各仮想画像とから、局所特徴量のマッチングを用いて、画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索する処理を含むことを特徴とする、付記14記載の計測プログラム。
(付記16)
前記仮想画像をシミュレーションにより生成する処理は、前記撮像画像と前記射影変換像とが前記表示画面上で概ね重なる状態で、前記初期外部パラメータを用いて、照明及び前記デフォーカス量を変化させた複数のコンピュータグラフィックス画像及び前記デフォーカス量を変化させた複数の法線画像を含む複数の仮想画像をシミュレーションにより生成することを特徴とする、付記15記載の計測プログラム。
(付記17)
前記表示する処理は、前記探索した前記複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから求まる座標間距離に関する所定条件、及び視線方向と位置に関する所定条件のうち少なくとも一方の所定条件を満たす複数の特徴点ペアを用いて、前記撮像画像と前記射影変換像とを重ね合わせて前記表示画面上に表示することを特徴とする、付記14乃至16のいずれか1項記載の計測プログラム。
(付記18)
探索した前記複数の特徴点ペアを用いて前記仮の外部パラメータを計算する前に、前記表示画面上に表示された前記撮像画像の特徴点と前記仮想画像の対応する特徴点との間の距離が所定の距離以上離れている場合には、当該特徴点を探索した前記複数の特徴点ペアから除外する、
処理を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする、付記14乃至17のいずれか1項記載の計測プログラム。
(付記19)
前記記録する処理は、前記仮想画像の特徴点と撮像画像の特徴点とで推定される外部パラメータから求まる撮像装置の視線方向と位置と、前記初期外部パラメータから求まる前記撮像装置の視線方向と位置が一定量以上ずれていている場合には、当該特徴点を信頼できる特徴点ペアとして記録しないことを特徴とする、付記14乃至18のいずれか1項記載の計測プログラム。
(付記20)
前記表示する処理は、
前記スコアの値が閾値以上である前記指定数の特徴点ペアを、ランダムに、或いは、前記スコアの値が高い順に選択し、
前記撮像画像と前記仮想画像の重ね合わせの状態を、前記撮像画像と前記仮想画像のエッジの重ね合わせの状態から評価する評価値で評価し、前記指定数の選択された特徴点ペアのうち、前記評価値が一定値以上である特徴点ペアを用いて前記最終的な外部パラメータを計算する
ことを特徴とする、付記17乃至19のいずれか1項記載の計測プログラム。
以上、開示の計測装置、計測方法及び計測プログラムを実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
1 コンピュータ
11 CPU
12 メモリ
13 入力装置
14 出力装置
15 補助記憶装置
16 媒体駆動装置
17 ネットワーク接続装置
18 バス
19 可搬型記録媒体
20 製造物
21 計測装置
22 処理ユニット
23 カメラ
24 記憶装置
26 表示装置
31 撮像制御部
32 画像記憶部
33 読み込み部
34 決定部
35 照明条件生成部
36 CG画像生成部
37 法線画像生成部
38 デフォーカス付加部
39 仮想画像記憶部
40 ペア生成部
41 計算部
42 診断部
43 計算部

Claims (8)

  1. 撮像装置が撮像した被計測対象の撮像画像と、前記被計測対象の3次元設計データの射影変換像とが表示画面上で概ね重なる状態で、局所特徴量のマッチングを用いて、前記撮像画像と、前記射影変換像から生成した仮想画像とから画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索する第1の手段と、
    探索した複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから前記被計測対象に対する前記撮像装置の位置及び姿勢に関する仮の外部パラメータを推定する第2の手段と、
    初期外部パラメータと前記仮の外部パラメータを比較することで、前記仮の外部パラメータの信頼度を診断すると共に、前記信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータを計算するのに用いた信頼できる特徴点ペアを記録する第3の手段と、
    前記信頼できる特徴点ペアの中で、各特徴点ペアを形成する2つの特徴点の類似度を示すスコアの値が閾値以上である特徴点ペアを指定数だけ選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータを推定し、前記最終的な外部パラメータを使用して前記撮像画像と前記射影変換像を重ね合わせて表示する第4の手段と、
    を備えたことを特徴とする、計測装置。
  2. 前記第1の手段は、
    前記撮像画像と前記射影変換像とが前記表示画面上で概ね重なる状態で、前記初期外部パラメータを用いて、デフォーカス量を変化させた複数のコンピュータグラフィックス画像及び法線画像を含む仮想画像をシミュレーションにより生成する生成手段と、
    前記撮像画像と各仮想画像とから、局所特徴量のマッチングを用いて、画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索する手段とを有することを特徴とする、請求項1記載の計測装置。
  3. 前記生成手段は、前記撮像画像と前記射影変換像とが前記表示画面上で概ね重なる状態で、前記初期外部パラメータを用いて、照明及び前記デフォーカス量を変化させた複数のコンピュータグラフィックス画像及び前記デフォーカス量を変化させた複数の法線画像を含む複数の仮想画像をシミュレーションにより生成することを特徴とする、請求項2記載の計測装置。
  4. 前記第4の手段は、前記探索した前記複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから求まる座標間距離に関する所定条件、及び視線方向と位置に関する所定条件のうち少なくとも一方の所定条件を満たす複数の特徴点ペアを用いて、前記撮像画像と前記射影変換像とを重ね合わせて前記表示画面上に表示することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項記載の計測装置。
  5. 前記第2の手段は、探索した前記複数の特徴点ペアを用いて前記仮の外部パラメータを計算する前に、前記表示画面上に表示された前記撮像画像の特徴点と前記仮想画像の対応する特徴点との間の距離が所定の距離以上離れている場合には、当該特徴点を探索した前記複数の特徴点ペアから除外することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項記載の計測装置。
  6. 前記第3の手段は、前記仮想画像の特徴点と撮像画像の特徴点とで推定される外部パラメータから求まる撮像装置の視線方向と位置と、前記初期外部パラメータから求まる前記撮像装置の視線方向と位置が一定量以上ずれていている場合には、当該特徴点を信頼できる特徴点ペアとして記録しないことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項記載の計測装置。
  7. 撮像装置が撮像した被計測対象の撮像画像と、前記被計測対象の3次元設計データの射影変換像とが表示画面上で概ね重なる状態で、局所特徴量のマッチングを用いて、前記撮像画像と、前記射影変換像から生成した仮想画像とから画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索し、
    探索した複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから前記被計測対象に対する前記撮像装置の位置及び姿勢に関する仮の外部パラメータを推定し、初期外部パラメータと前記仮の外部パラメータを比較することで、前記仮の外部パラメータの信頼度を診断すると共に、前記信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータを計算するのに用いた信頼できる特徴点ペアを記録し、
    前記信頼できる特徴点ペアの中で、各特徴点ペアを形成する2つの特徴点の類似度を示すスコアの値が閾値以上である特徴点ペアを指定数だけ選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータを推定し、前記最終的な外部パラメータを使用して前記撮像画像と前記射影変換像を重ね合わせて表示する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする、計測方法。
  8. 撮像装置が撮像した被計測対象の撮像画像と、前記被計測対象の3次元設計データの射影変換像とが表示装置の表示画面上で概ね重なる状態で、局所特徴量のマッチングを用いて、前記撮像画像と、前記射影変換像から生成した仮想画像とから画像の局所特徴量が類似する複数の特徴点ペアを探索し、
    探索した複数の特徴点ペアからランダムに選択した特徴点ペアから前記被計測対象に対する前記撮像装置の位置及び姿勢に関する仮の外部パラメータを推定し、前記外部パラメータと前記仮の外部パラメータを比較することで、前記仮の外部パラメータの信頼度を診断すると共に、前記信頼度が所定値以上である仮の外部パラメータを計算するのに用いた信頼できる特徴点ペアを記録し、
    前記信頼できる特徴点ペアの中で、各特徴点ペアを形成する2つの特徴点の類似度を示すスコアの値が閾値以上である特徴点ペアを指定数だけ選択し、選択した特徴点ペアを用いて最終的な外部パラメータを推定し、前記最終的な外部パラメータを使用して前記撮像画像と前記射影変換像を重ね合わせて表示する、
    処理をコンピュータに実行させるための計測プログラム。
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