JP3409681B2 - 圧電受話器の音圧測定装置 - Google Patents

圧電受話器の音圧測定装置

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JP3409681B2
JP3409681B2 JP04892598A JP4892598A JP3409681B2 JP 3409681 B2 JP3409681 B2 JP 3409681B2 JP 04892598 A JP04892598 A JP 04892598A JP 4892598 A JP4892598 A JP 4892598A JP 3409681 B2 JP3409681 B2 JP 3409681B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電ブザーなどの圧
電受話器の音圧を測定する音圧測定装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、図1に示すような圧電受話器1の
音圧を測定するため、音圧測定装置が用いられる。この
音圧測定装置は、図2に示すように、圧電受話器1をマ
イク2を内装したイヤーピース3上に載置し、軸4に固
定された押え治具5によって上から押圧することによっ
て、圧電受話器1をイヤーピース3に密着させ、音洩れ
を防止している。そして、圧電受話器1に電気信号を与
え、その発生する音をマイク2で受信することにより、
音圧を測定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、イヤーピー
ス3は体積変化を嫌うので、金属などの剛体で形成され
ている。また、押え治具5も音をダンピングしないよう
に、金属などの剛体で形成されている。そのため、押え
治具5とイヤーピース3との間に僅かでも傾斜θがある
と、圧電受話器1がイヤーピース3に対して密着せず、
隙間δが発生するという問題があった。そのため、音洩
れが発生し、音圧を正確に測定できない。また、従来の
音圧測定装置では、押え治具5で圧電受話器1を押圧し
た際、軸4の降下量に僅かでもバラツキがあると、圧電
受話器1に過大な荷重が作用することがあり、圧電受話
器1が破損する恐れがあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、圧電受話器とイ
ヤーピースとを常に密着させ、圧電受話器に過大な荷重
を与えずに音圧を正確に測定できる圧電受話器の音圧測
定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、圧電受話器をワーク押え
によってマイクを内装したイヤーピースへ押しつけ、音
圧を測定する音圧測定装置において、上記ワーク押え
は、イヤーピース方向に進退可能な軸と、軸に挿通され
た軸挿通穴を有し、圧電受話器に当接する押え治具と、
押え治具を圧電受話器方向にばね付勢する付勢部材と、
押え治具を軸に対して抜け止めするストッパとを備え、
上記イヤーピースおよび押え治具は硬質材料で形成さ
れ、上記軸挿通穴は、押え治具が軸に対して摺動自在で
かつ所定角度揺動自在となるよう、軸に対して隙間をも
って挿通されていることを特徴とする。
【0006】イヤーピース上に圧電受話器を載置し、軸
をイヤーピース方向へ前進させると、押え治具も一体に
前進する。押え治具が圧電受話器に当接すると、押え治
具が軸に対して相対的に後退し、付勢部材を撓ませる。
そのため、押え治具は付勢部材のばね力によって圧電受
話器に圧接することになる。
【0007】また、軸とイヤーピースとの間に傾きがあ
っても、押え治具は軸に対して揺動自在であるので、傾
きに応じて押え治具が揺動し、所定の圧力で圧電受話器
に圧接でき、イヤーピースと圧電受話器との間に隙間を
発生させない。そのため、音の洩れがなく、音圧を正確
に測定できる。
【0008】請求項2に記載のように、上記軸の先端部
に、先端側が漸次大径なテーパ面を有するストッパを一
体に形成し、上記押え治具に形成された軸挿通穴に、上
記ストッパのテーパ面に当接して抜け止めするテーパ穴
を形成するのが望ましい。この場合には、付勢部材によ
って押え治具は軸の先端方向へ付勢されているので、テ
ーパ穴にストッパのテーパ面が係合して軸と押え治具と
が同軸上に位置決めされる。そのため、軸が前進した時
に押え治具が圧電受話器に対して毎回一定位置に接触す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図3は本発明にかかる音圧測定装
置の一例を示す。図において、1は図1と同様な構造を
有する圧電受話器であり、この圧電受話器1は音圧を検
出するマイク2を内装したイヤーピース3上に安定に載
置される。イヤーピース3も従来と同様の構造を有して
おり、その上面には圧電受話器1を載置する第1の凹部
3aが形成され、この第1の凹部3aの中央には振動空
間を形成するための第2の凹部3bが設けられている。
第2の凹部3bの底面には、マイク2と連通する連通穴
3cが設けられている。
【0010】イヤーピース3の上方には、自動調心機能
を持つワーク押え10が設けられている。このワーク押
え10は、圧電受話器1をイヤーピース3に密着させ、
音洩れを防止するためのものであり、イヤーピース3方
向(図2では上下方向)に進退可能な軸11と、軸11
に摺動自在にかつ所定角度揺動自在に挿通された押え治
具12と、押え治具12を前方に向かって付勢するスプ
リング13と、押え治具12を軸11に対して抜け止め
するストッパ14と、を備えている。この実施例では、
ストッパ14は軸11の先端に一体に形成されており、
その外周面には先端側が漸次大径となるテーパ面が形成
されている。
【0011】押え治具12は、金属などの剛体で形成さ
れており、その下端部には圧電受話器1の上面外周部付
近に当接するように円筒状部12aが形成されている。
押え治具12の中央には、軸11を摺動自在に挿通する
軸挿通穴12bが形成されている。この軸挿通穴12b
の内径は軸11の外径よりやや大きく形成されており、
軸11に対して押え治具12が所定角度揺動できるよう
になっている。上記軸挿通穴12bの下端には、上記ス
トッパ14のテーパ面と対応するテーパ穴12cが形成
されている。上記スプリング13は、その上端が軸11
に取り付けられたリング15で位置決めされ、下端が押
え治具12の上面に圧接している。そのため、通常時は
押え治具12は軸11の先端方向へ付勢され、テーパ穴
12cにストッパ14が係合して軸11と押え治具12
とが同軸上に位置決めされる。これにより、軸11が降
下した時に押え治具12が圧電受話器1に接触する位置
を毎回一定にできる。
【0012】ここで、上記構成の音圧測定装置の作動を
説明する。図3のようにイヤーピース3の上に圧電受話
器1を載置し、その上方から軸11を降下させると、押
え治具12の円筒状部12aが圧電受話器1の上面に当
接する。この状態からさらに軸11を降下させると、図
4のように軸11のみが降下し、押え治具12は圧電受
話器1に接触した状態のまま軸11に対して相対的に後
退する。そのため、スプリング13が圧縮され、このス
プリング13のばね力によって圧電受話器1はイヤーピ
ース3上に押しつけられる。
【0013】押し付け状態において、もしイヤーピース
3の軸心と軸11との間に傾きがあっても、軸11に対
して押え治具12は図4の矢印方向に揺動できるので、
傾きに応じて押え治具12も傾き、圧電受話器1を面で
押圧できる。つまり、押え治具12が自動調心機能によ
り傾きに追随し、圧電受話器1をイヤーピース3に対し
て常に密着させることができる。そのため、圧電受話器
1に電気信号を与え、その発生する音をマイク2で受信
する際、音洩れがなく、音圧を正確に測定できる。
【0014】また、圧電受話器1に対する押圧力はスプ
リング13のばね力によって設定できるので、軸11の
降下量に多少のバラツキがあっても、押圧力に大きな変
動がなく、圧電受話器1を破損することがない。
【0015】上記実施例では、付勢部材としてスプリン
グを用いたが、スプリングに代えてゴムやスポンジなど
を使用することができる。また、ストッパとしては軸の
先端に一体に形成したテーパ状のストッパに限らず、ス
ナップリングなどを用いてもよいし、ネジによって軸に
取り付けられるワッシャであってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、圧電受話器をイヤーピースに押しつけるワーク
押えを、軸と押え治具と付勢部材とストッパとで構成し
たので、イヤーピースの軸心と軸との間に傾きがあって
も、押え治具の自動調心機能により傾きに追随して圧電
受話器をイヤーピースに密着させることができる。その
ため、音圧を正確に測定できる。また、圧電受話器とイ
ヤーピースとの圧接力は付勢部材によって設定されるの
で、軸の移動量にバラツキがあっても圧電受話器に過大
な荷重が作用せず、圧電受話器を破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電受話器の一例の斜視図である。
【図2】従来の音圧測定装置の断面図である。
【図3】本発明にかかる音圧測定装置の一例の断面図で
ある。
【図4】図3に示す音圧測定装置の押圧時の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 圧電受話器 2 マイク 3 イヤーピース 10 ワーク押え 11 軸 12 押え治具 13 スプリング 14 ストッパ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電受話器をワーク押えによってマイクを
    内装したイヤーピースへ押しつけ、音圧を測定する音圧
    測定装置において、上記ワーク押えは、イヤーピース方
    向に進退可能な軸と、軸に挿通された軸挿通穴を有し、
    圧電受話器に当接する押え治具と、押え治具を圧電受話
    器方向にばね付勢する付勢部材と、押え治具を軸に対し
    て抜け止めするストッパとを備え、上記イヤーピースお
    よび押え治具は硬質材料で形成され、上記軸挿通穴は、
    押え治具が軸に対して摺動自在でかつ所定角度揺動自在
    となるよう、軸に対して隙間をもって挿通されている
    とを特徴とする音圧測定装置。
  2. 【請求項2】上記軸の先端部に、先端側が漸次大径なテ
    ーパ面を有するストッパを一体に形成し、上記押え治具
    に形成された軸挿通穴に、上記ストッパのテーパ面に当
    接して抜け止めするテーパ穴を形成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の音圧測定装置。
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