JP3409077B2 - 高温用軽量高強度チタン合金 - Google Patents
高温用軽量高強度チタン合金Info
- Publication number
- JP3409077B2 JP3409077B2 JP26068398A JP26068398A JP3409077B2 JP 3409077 B2 JP3409077 B2 JP 3409077B2 JP 26068398 A JP26068398 A JP 26068398A JP 26068398 A JP26068398 A JP 26068398A JP 3409077 B2 JP3409077 B2 JP 3409077B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- titanium alloy
- alloy
- bcc
- bcc phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、高温用軽
量高強度チタン合金に関するものである。さらに詳しく
は、この出願の発明は、航空機ジェットエンジンや自動
車エンジン部材として有用な高温用軽量高強度チタン合
金の組成に関するものである。
量高強度チタン合金に関するものである。さらに詳しく
は、この出願の発明は、航空機ジェットエンジンや自動
車エンジン部材として有用な高温用軽量高強度チタン合
金の組成に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】航空宇宙機器の高性能化のた
めには、軽量で、かつ優れた高温特性を示す高比強度材
料が必要不可欠である。チタン合金はこのような条件に
適合する材料であるが、高温特性がニッケル合金と比較
して大幅に劣るという欠点を持つ(チタン合金の使用上
限温度:600℃、ニッケル合金の使用上限温度:1,
000℃)。また、Ti3 Al(α2 )、TiAl
(γ)などのチタン系金属間化合物は、高温特性はチタ
ン合金よりも優れるものの、室温延性が極めて乏しく、
また、破壊靱性値が低い、などの欠点を持つ。このよう
に既存の軽量耐熱材料は種々の欠陥を抱えており、その
ため、たとえばジェットエンジンのタービンディスクあ
るいはブレードのように軽量であることが要求される部
材においても重たいニッケル合金を使わざるを得ないの
が現状である。
めには、軽量で、かつ優れた高温特性を示す高比強度材
料が必要不可欠である。チタン合金はこのような条件に
適合する材料であるが、高温特性がニッケル合金と比較
して大幅に劣るという欠点を持つ(チタン合金の使用上
限温度:600℃、ニッケル合金の使用上限温度:1,
000℃)。また、Ti3 Al(α2 )、TiAl
(γ)などのチタン系金属間化合物は、高温特性はチタ
ン合金よりも優れるものの、室温延性が極めて乏しく、
また、破壊靱性値が低い、などの欠点を持つ。このよう
に既存の軽量耐熱材料は種々の欠陥を抱えており、その
ため、たとえばジェットエンジンのタービンディスクあ
るいはブレードのように軽量であることが要求される部
材においても重たいニッケル合金を使わざるを得ないの
が現状である。
【0003】一方、Ti2 AlNb(Ti−25原子パ
ーセントAl−25原子パーセントNb)(斜方晶の結
晶構造を有し、O相と名付けられた)は、約10年前に
発見されたチタン系の金属間化合物相であり、既存のT
i3 Al(α2 )やTiAl(γ)金属間化合物と比較
して、延性、靱性、高温強度に優れていることから、6
00℃以上の温度域でも使用可能な新しいタイプ軽量耐
熱材料として注目されている(例えばRaymond Grant Ro
we, Ti2AlNb-based alloys outperform conventional t
itanium aluminides, Advanced Materials and Process
es, March, 1992,p.33)。
ーセントAl−25原子パーセントNb)(斜方晶の結
晶構造を有し、O相と名付けられた)は、約10年前に
発見されたチタン系の金属間化合物相であり、既存のT
i3 Al(α2 )やTiAl(γ)金属間化合物と比較
して、延性、靱性、高温強度に優れていることから、6
00℃以上の温度域でも使用可能な新しいタイプ軽量耐
熱材料として注目されている(例えばRaymond Grant Ro
we, Ti2AlNb-based alloys outperform conventional t
itanium aluminides, Advanced Materials and Process
es, March, 1992,p.33)。
【0004】さらにまた、米国General Electric社は、
Ti2 AlNbよりもより延性に優れた合金として、T
i−22原子パーセントAl−27原子パーセントNb
合金(以降、Ti−22Al−27Nbと略す)を開発
した(米国特許第5,032,357号公報)。また、この合金
の室温延性や破壊靱性を向上させることを目的として、
Vを添加したTi−22Al−19Nb−5V等の合金
を開発している(米国特許第5,205,984 号公報)。
Ti2 AlNbよりもより延性に優れた合金として、T
i−22原子パーセントAl−27原子パーセントNb
合金(以降、Ti−22Al−27Nbと略す)を開発
した(米国特許第5,032,357号公報)。また、この合金
の室温延性や破壊靱性を向上させることを目的として、
Vを添加したTi−22Al−19Nb−5V等の合金
を開発している(米国特許第5,205,984 号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チタ
ン、アルミニウム、ニオビウムを基としたこれらのTi
−Al−Nb系合金は、Nb量が多いことに起因して、
コスト高であることや重たい(密度5.4g/cm3)という欠
点を有していた。また、高温引っ張り強さなどの高温特
性値をより一層高くすることが望まれてもいた。そこ
で、この出願の発明は、上述のような問題点を解決し、
従来のTi−Al−Nb系合金に替わる、高温で良好な
強度を有する低コスト型の高温用軽量高強度チタン合金
を提供することを課題としている。
ン、アルミニウム、ニオビウムを基としたこれらのTi
−Al−Nb系合金は、Nb量が多いことに起因して、
コスト高であることや重たい(密度5.4g/cm3)という欠
点を有していた。また、高温引っ張り強さなどの高温特
性値をより一層高くすることが望まれてもいた。そこ
で、この出願の発明は、上述のような問題点を解決し、
従来のTi−Al−Nb系合金に替わる、高温で良好な
強度を有する低コスト型の高温用軽量高強度チタン合金
を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、合金組成(原子%)が次
式(1) Ti100-x-y Alx (Nba M1-a )y (1) で表され、 Mはbcc相形成元素であり、xは20〜2
4、yは14〜24、aは0.65〜0.95であり、bcc相
形成元素(M)は、そのbcc相安定化能がNbを基準
として次式(2) 23≦ΣS M +ΣS Nb ≦29 (2) (ΣS M は、bcc相形成元素によるNb基準のbcc
相安定化能の和を示し、ΣS Nb は、Nbによるbcc相
安定化能を示す)の関係にあり、 高温強度を有すること
を特徴とする高温用軽量高強度チタン合金(請求項1)
を提供する。
の課題を解決するものとして、合金組成(原子%)が次
式(1) Ti100-x-y Alx (Nba M1-a )y (1) で表され、 Mはbcc相形成元素であり、xは20〜2
4、yは14〜24、aは0.65〜0.95であり、bcc相
形成元素(M)は、そのbcc相安定化能がNbを基準
として次式(2) 23≦ΣS M +ΣS Nb ≦29 (2) (ΣS M は、bcc相形成元素によるNb基準のbcc
相安定化能の和を示し、ΣS Nb は、Nbによるbcc相
安定化能を示す)の関係にあり、 高温強度を有すること
を特徴とする高温用軽量高強度チタン合金(請求項1)
を提供する。
【0007】また、この出願の発明は、bcc相形成元
素(M)は、Mn,Fe,Co,Ni,Cr,W,Mo
およびTaのうちの1種または2種以上であること(請
求項2)、bcc相形成元素(M)として、少なくとも
Moを含有すること(請求項3)、ならびにTiととも
に、22原子%のAl、11原子%のNb、4原子%の
Moを含有すること(請求項4)をそれぞれ好ましい態
様として提供する。
素(M)は、Mn,Fe,Co,Ni,Cr,W,Mo
およびTaのうちの1種または2種以上であること(請
求項2)、bcc相形成元素(M)として、少なくとも
Moを含有すること(請求項3)、ならびにTiととも
に、22原子%のAl、11原子%のNb、4原子%の
Moを含有すること(請求項4)をそれぞれ好ましい態
様として提供する。
【0008】さらにこの出願の発明は、上記高温用軽量
高強度チタン合金の製造方法として、構成元素原料の溶
製後、熱間鍛造し、その後水冷してbcc相を主相もし
くは単一相とすることを特徴とする高温用軽量高強度チ
タン合金の製造方法(請求項5)を提供する。この高温
用軽量高強度チタン合金の製造方法に関し、この出願の
発明は、1000〜1200℃において熱間鍛造するこ
と(請求項6)、ならびに水冷後、800〜900℃に
保持すること(請求項7)をそれぞれ好ましい態様とし
て提供する。
高強度チタン合金の製造方法として、構成元素原料の溶
製後、熱間鍛造し、その後水冷してbcc相を主相もし
くは単一相とすることを特徴とする高温用軽量高強度チ
タン合金の製造方法(請求項5)を提供する。この高温
用軽量高強度チタン合金の製造方法に関し、この出願の
発明は、1000〜1200℃において熱間鍛造するこ
と(請求項6)、ならびに水冷後、800〜900℃に
保持すること(請求項7)をそれぞれ好ましい態様とし
て提供する。
【0009】
【0010】すなわち、以上のとおりのこの出願の発明
は、発明者が、Ti−22Al−27Nb合金を軽量化
することを目的に、また、その高温強度特性をより一層
高めることを意図して、Nbの一部を他のbcc相形成
元素で置き換えるという検討の過程から導かれたもので
ある。この際のbcc相形成元素による置き換えを行う
に当たっては、チタンのbcc相領域をどの程度拡大さ
せるのかを示すbcc相安定化能が、元素の種類により
大幅に異なっていることに着目している。すなわち、各
種のbcc相安定化元素の中で、bcc相安定化能はN
b,W,Mo,Cr,Feの順で大きくなっているが
(S.Ankem and S.R.Seagl, “Heat treatment of metast
able beta titanium alloys,"p.107-126 in Beta Titan
ium Alloysin the 1980's, R.R.Boyer and H.W. Rosenb
erg, eds; The Metallurgical Society of AIME, Warre
ndale, P.A.,1983)、このような事実より、「置換後の
残存Nbのbcc相安定化能と置換元素のbcc相安定
化能との和は一定にし、27Nbのそれに等しくなるよ
うにする」、という設計指針を設ければ、置換元素のb
cc相安定化能が著しく高い場合には、僅かな添加量で
Nb量を大幅に減少させることが可能になるのではない
かと考えられた。これにより、置換元素がNbよりも重
たい場合でも、合金全体でかなりの軽量化が期待され
る。また、置換後の状態図も、元のTi−22Al−2
7Nb合金のそれと概略で一致することが予想され、従
って、熱処理により出現する各相及びその量比も元のT
i−22Al−27Nb合金と一致すると考えられる。
は、発明者が、Ti−22Al−27Nb合金を軽量化
することを目的に、また、その高温強度特性をより一層
高めることを意図して、Nbの一部を他のbcc相形成
元素で置き換えるという検討の過程から導かれたもので
ある。この際のbcc相形成元素による置き換えを行う
に当たっては、チタンのbcc相領域をどの程度拡大さ
せるのかを示すbcc相安定化能が、元素の種類により
大幅に異なっていることに着目している。すなわち、各
種のbcc相安定化元素の中で、bcc相安定化能はN
b,W,Mo,Cr,Feの順で大きくなっているが
(S.Ankem and S.R.Seagl, “Heat treatment of metast
able beta titanium alloys,"p.107-126 in Beta Titan
ium Alloysin the 1980's, R.R.Boyer and H.W. Rosenb
erg, eds; The Metallurgical Society of AIME, Warre
ndale, P.A.,1983)、このような事実より、「置換後の
残存Nbのbcc相安定化能と置換元素のbcc相安定
化能との和は一定にし、27Nbのそれに等しくなるよ
うにする」、という設計指針を設ければ、置換元素のb
cc相安定化能が著しく高い場合には、僅かな添加量で
Nb量を大幅に減少させることが可能になるのではない
かと考えられた。これにより、置換元素がNbよりも重
たい場合でも、合金全体でかなりの軽量化が期待され
る。また、置換後の状態図も、元のTi−22Al−2
7Nb合金のそれと概略で一致することが予想され、従
って、熱処理により出現する各相及びその量比も元のT
i−22Al−27Nb合金と一致すると考えられる。
【0011】このように、bcc相安定化能を一定にし
ながら他のbcc元素で置換するという手法は、軽量化
を図ると同時に、元のTi−22Al−27Nb合金の
優れた高温特性を継承し、あるいは元の合金よりもより
一層優れた高温特性を得ることを期待している。
ながら他のbcc元素で置換するという手法は、軽量化
を図ると同時に、元のTi−22Al−27Nb合金の
優れた高温特性を継承し、あるいは元の合金よりもより
一層優れた高温特性を得ることを期待している。
【0012】
【発明の実施の形態】上記のとおりの特徴を有するこの
出願の発明についてさらに詳しく実施の形態について説
明する。まず重要なことは、この出願の発明の高温用軽
量高強度チタン合金は、前記のとおりの合金組成、すな
わちTi100-x-y Alx (Nba M1-a )y で表される
ように、Ti、AlおよびNbの各元素とともに、bc
c相形成元素(M)を必ず含有していることである。こ
のbcc相形成元素(M)はNbを置換する。次に、こ
れらの元素の含有割合について、上記式において、 x=20〜24 y=14〜24 a=0.65〜0.95を 満たしていることが欠かせない。以上の合金組成の範
囲外にある場合、高温強度に優れ、しかも軽量であるチ
タン合金は実現しない。
出願の発明についてさらに詳しく実施の形態について説
明する。まず重要なことは、この出願の発明の高温用軽
量高強度チタン合金は、前記のとおりの合金組成、すな
わちTi100-x-y Alx (Nba M1-a )y で表される
ように、Ti、AlおよびNbの各元素とともに、bc
c相形成元素(M)を必ず含有していることである。こ
のbcc相形成元素(M)はNbを置換する。次に、こ
れらの元素の含有割合について、上記式において、 x=20〜24 y=14〜24 a=0.65〜0.95を 満たしていることが欠かせない。以上の合金組成の範
囲外にある場合、高温強度に優れ、しかも軽量であるチ
タン合金は実現しない。
【0013】そして、上記合金組成において、bcc相
形成元素(M)について、Nb基準のbcc相安定化
能、すなわちΣS M +ΣS Nb が23〜29の範囲にある
ことが欠かせない。bcc相安定化能が23未満、ある
いは29を超えると、優れた高温強度が得られない。
形成元素(M)について、Nb基準のbcc相安定化
能、すなわちΣS M +ΣS Nb が23〜29の範囲にある
ことが欠かせない。bcc相安定化能が23未満、ある
いは29を超えると、優れた高温強度が得られない。
【0014】具体的な置換の手法は次の通りである。ま
ず、チタンは882℃以下の温度ではhcp構造(α相
と呼ばれる)を、また、この温度以上ではbcc構造
(β相と呼ばれる)をとる。チタンに他の元素Xを添加
したTi−X二元合金において、この合金を高温のβ相
領域から水中に急冷すると、マルテンサイト変態を起こ
しα相(やはりhcp構造である)になる。マルテンサ
イト変態を起こす温度(Ms温度)は、Xの増加量とと
もに低下し、添加量が或る臨界濃度Xc以上では室温以
下となる。従って、添加量がXc以上では室温を保って
いる水中に急冷してもマルテンサイト変態は起こらず、
合金は元のbcc構造のままである。このXcは、元素
の種類により異なっており、従って各元素のXcの値を
具体的に求めることにより、元素間の相対的なbcc相
安定化能を知ることができる。すなわち、NbのXc値
を各元素のXc値で割った値が、Nbを基準に取った場
合の、各元素の相対的なbcc相安定化能と見なすこと
ができる。
ず、チタンは882℃以下の温度ではhcp構造(α相
と呼ばれる)を、また、この温度以上ではbcc構造
(β相と呼ばれる)をとる。チタンに他の元素Xを添加
したTi−X二元合金において、この合金を高温のβ相
領域から水中に急冷すると、マルテンサイト変態を起こ
しα相(やはりhcp構造である)になる。マルテンサ
イト変態を起こす温度(Ms温度)は、Xの増加量とと
もに低下し、添加量が或る臨界濃度Xc以上では室温以
下となる。従って、添加量がXc以上では室温を保って
いる水中に急冷してもマルテンサイト変態は起こらず、
合金は元のbcc構造のままである。このXcは、元素
の種類により異なっており、従って各元素のXcの値を
具体的に求めることにより、元素間の相対的なbcc相
安定化能を知ることができる。すなわち、NbのXc値
を各元素のXc値で割った値が、Nbを基準に取った場
合の、各元素の相対的なbcc相安定化能と見なすこと
ができる。
【0015】すでに各元素のXcの値は、米国と旧ソ連
の研究者により次のように報告されている(上記のS.An
kem and S.R.Seagl の論文を参照)。米国の報告では、
Mn,Fe,Cr,Co,W,Ni,Mo,Ta,Nb
のXcの値(原子パーセント)は、それぞれ、5.6、
3.0、5.8、5.8、6.7、7.5、5.3、1
4.2、17.8、22.5である。一方、旧ソ連報告
では、Xcの値(原子パーセント)は、それぞれ、5.
0、4.7、8.4、4.9、8.7、5.9、5.
8、18.4、21.0、23.0である。このように
両者に多少の食い違いはあるが、良い一致と見なせる。
の研究者により次のように報告されている(上記のS.An
kem and S.R.Seagl の論文を参照)。米国の報告では、
Mn,Fe,Cr,Co,W,Ni,Mo,Ta,Nb
のXcの値(原子パーセント)は、それぞれ、5.6、
3.0、5.8、5.8、6.7、7.5、5.3、1
4.2、17.8、22.5である。一方、旧ソ連報告
では、Xcの値(原子パーセント)は、それぞれ、5.
0、4.7、8.4、4.9、8.7、5.9、5.
8、18.4、21.0、23.0である。このように
両者に多少の食い違いはあるが、良い一致と見なせる。
【0016】米国の研究者のデータに基づくと、Nbを
基準にした場合の上記の各元素の相対的なbcc相安定
化能は、それぞれ、Mn:22.5/5.6=4.0、
Fe:22.5/3.0=7.5、Cr:22.5/
5.8=3.9、Co:22.5/5.8=3.9、
W:22.5/6.7=3.4、Ni:22.5/7.
5=3.0、Mo:22.5/5.3=4.2、Ta:
22.5/17.8=1.3となる。一方、旧ソ連のデ
ータに基づくと、Nbを基準にした場合の上記の各元素
の相対的なbcc相安定化能は、それぞれ、23.0/
5.0=4.6、23.0/4.7=4.9、23.0
/8.4=2.7、23.0/4.9=4.7、23.
0/8.7=2.6、23.0/5.9=3.9、2
3.0/5.8=4.0、23.0/21.0=1.1
となる。
基準にした場合の上記の各元素の相対的なbcc相安定
化能は、それぞれ、Mn:22.5/5.6=4.0、
Fe:22.5/3.0=7.5、Cr:22.5/
5.8=3.9、Co:22.5/5.8=3.9、
W:22.5/6.7=3.4、Ni:22.5/7.
5=3.0、Mo:22.5/5.3=4.2、Ta:
22.5/17.8=1.3となる。一方、旧ソ連のデ
ータに基づくと、Nbを基準にした場合の上記の各元素
の相対的なbcc相安定化能は、それぞれ、23.0/
5.0=4.6、23.0/4.7=4.9、23.0
/8.4=2.7、23.0/4.9=4.7、23.
0/8.7=2.6、23.0/5.9=3.9、2
3.0/5.8=4.0、23.0/21.0=1.1
となる。
【0017】このような2種類のデータのデータ幅を考
慮に入れると、各元素の1原子パーセント(at%) 当たり
のbcc相安定化能は、1at% Mn=(4.0−4.6)at% N
b、Fe=(4.9−7.5)at% Nb、Cr=(2.7−3.9)at%
Nb、Co=(3.9−4.7)at%Nb、W=(2.6−3.4)at%
Nb、Ni=(3.0−3.9)at% Nb、Mo=(4.0−4.2)at
%Nb、Ta=(1.1−1.3)at% Nbであると見なすこと
ができる。したがって、Nbの他に1種またはそれ以上
のbcc相形成元素を含むチタン合金のNb安定化能
は、各元素のbcc相安定化能の総和で表される。
慮に入れると、各元素の1原子パーセント(at%) 当たり
のbcc相安定化能は、1at% Mn=(4.0−4.6)at% N
b、Fe=(4.9−7.5)at% Nb、Cr=(2.7−3.9)at%
Nb、Co=(3.9−4.7)at%Nb、W=(2.6−3.4)at%
Nb、Ni=(3.0−3.9)at% Nb、Mo=(4.0−4.2)at
%Nb、Ta=(1.1−1.3)at% Nbであると見なすこと
ができる。したがって、Nbの他に1種またはそれ以上
のbcc相形成元素を含むチタン合金のNb安定化能
は、各元素のbcc相安定化能の総和で表される。
【0018】この出願の発明では、高含有率のAl、お
よびNbを含み、さらにbcc相形成元素を1種または
2種以上含み、残部がTiと不可避的不純物からなり、
かつ合金組成中の各bcc相形成元素のbcc相安定化
能(Nbを基準)の総和、すわなちNb安定化能が、2
3〜29の範囲となるように合金組成を特定することに
より、高温で良好な強度を有する高温用軽量高強度チタ
ン合金を実現している。
よびNbを含み、さらにbcc相形成元素を1種または
2種以上含み、残部がTiと不可避的不純物からなり、
かつ合金組成中の各bcc相形成元素のbcc相安定化
能(Nbを基準)の総和、すわなちNb安定化能が、2
3〜29の範囲となるように合金組成を特定することに
より、高温で良好な強度を有する高温用軽量高強度チタ
ン合金を実現している。
【0019】
【0020】bcc相安定化能(Nb安定化能)は、た
とえば原子%組成がTi(63)−Al(22)−Nb
(11)−Mo(4)の合金においては、11(Nb)
+4×(4.0−4.2)(Mo)=27〜27.8と
なる。また、原子%組成が、Ti(56)−Al(2
2)−Nb(20)−Mo(1)−W(1)の合金にお
いては、bcc相安定化能は、20(Nb)+(4.0
−4.2)(Mo)+(2.6−3.4)(W)=2
6.6〜27.6となる。
とえば原子%組成がTi(63)−Al(22)−Nb
(11)−Mo(4)の合金においては、11(Nb)
+4×(4.0−4.2)(Mo)=27〜27.8と
なる。また、原子%組成が、Ti(56)−Al(2
2)−Nb(20)−Mo(1)−W(1)の合金にお
いては、bcc相安定化能は、20(Nb)+(4.0
−4.2)(Mo)+(2.6−3.4)(W)=2
6.6〜27.6となる。
【0021】以上のようなbcc相安定化能を考慮し、
さらに合金の密度(重量)を小さくし、かつ高温強度を
大きなものにするとの点においては、bcc相形成元素
(M)としてMo、W、Cr等が好適であり、なかでも
Moがとりわけ好ましい。この出願の発明の高温用軽量
高強度チタン合金は、従来と同様の方法等により製造で
きるが、より適当には、構成元素原料の溶製後、熱間鍛
造し、その後急冷してbcc相を主相もしは単一相とす
ることにより製造することができる。
さらに合金の密度(重量)を小さくし、かつ高温強度を
大きなものにするとの点においては、bcc相形成元素
(M)としてMo、W、Cr等が好適であり、なかでも
Moがとりわけ好ましい。この出願の発明の高温用軽量
高強度チタン合金は、従来と同様の方法等により製造で
きるが、より適当には、構成元素原料の溶製後、熱間鍛
造し、その後急冷してbcc相を主相もしは単一相とす
ることにより製造することができる。
【0022】熱間鍛造は、たとえば1000〜1200℃程度で
行い、丸棒状等に成形し、急冷後には800 〜900 ℃に保
持するのが好ましい。次にこの出願の発明の実施例を示
す。
行い、丸棒状等に成形し、急冷後には800 〜900 ℃に保
持するのが好ましい。次にこの出願の発明の実施例を示
す。
【0023】
【実施例】表1に示した各種組成の合金をアーク溶解に
より100 〜200 グラム溶製した。1100℃で熱間鍛造を行
い、丸棒状の素材に仕上げた。その後水冷してbcc単
一相とし、また、850 ℃に100 時間保持して密度を測定
した。いずれの合金も密度の低下が認められるが、特
に、Ti−22Al−11Nb−4Mo合金(実施例
1)の密度( =4.95g/cm3)が最も低い値を示しており、
Ti−22Al−27Nb( =5.38g/cm3)(比較例1)
と比較して、約一割の密度低下が図られた。このよう
に、Ti−22Al−11Nb−4Moでは、Ti−2
2Al−27Nbと比較してNb量が大幅に減少してい
ることから、製造コストの低減が期待できる。また、比
較例2の合金では、bcc相形成元素として知られてお
り、bcc相安定化能が1at% V=(1.3−1.6)at% Nb
であるVによりNbを置換しているが、この合金は、比
較例1のTi−22Al−27Nbよりも密度が大き
く、軽量とすることができない。24Nb−2Vでもそ
の密度は、5.39g/cm 3 であり、軽量化の目的が達成され
ない。
より100 〜200 グラム溶製した。1100℃で熱間鍛造を行
い、丸棒状の素材に仕上げた。その後水冷してbcc単
一相とし、また、850 ℃に100 時間保持して密度を測定
した。いずれの合金も密度の低下が認められるが、特
に、Ti−22Al−11Nb−4Mo合金(実施例
1)の密度( =4.95g/cm3)が最も低い値を示しており、
Ti−22Al−27Nb( =5.38g/cm3)(比較例1)
と比較して、約一割の密度低下が図られた。このよう
に、Ti−22Al−11Nb−4Moでは、Ti−2
2Al−27Nbと比較してNb量が大幅に減少してい
ることから、製造コストの低減が期待できる。また、比
較例2の合金では、bcc相形成元素として知られてお
り、bcc相安定化能が1at% V=(1.3−1.6)at% Nb
であるVによりNbを置換しているが、この合金は、比
較例1のTi−22Al−27Nbよりも密度が大き
く、軽量とすることができない。24Nb−2Vでもそ
の密度は、5.39g/cm 3 であり、軽量化の目的が達成され
ない。
【0024】
【表1】
【0025】試作合金の中で、密度の値が最も低かった
Ti−22Al−11Nb−4Mo合金を1050℃で
1時間保持した後水中に急冷し、次いで、730℃で4
6時間、あるいは、850℃で100時間保持した時の
金属組織を図1に示した。図1(b)は、図1(a)の
部分拡大写真である。迷路のような、いわゆる変調構造
組織を呈している。比較材として、Ti−22Al−2
7Nb合金を1050℃で1時間保持した後水中に急冷
し、次いで、850℃で100時間保持した時の金属組
織を図2に示した。O相(黒く見える相)が一方向に揃
った形態の金属組織であることがわかる。
Ti−22Al−11Nb−4Mo合金を1050℃で
1時間保持した後水中に急冷し、次いで、730℃で4
6時間、あるいは、850℃で100時間保持した時の
金属組織を図1に示した。図1(b)は、図1(a)の
部分拡大写真である。迷路のような、いわゆる変調構造
組織を呈している。比較材として、Ti−22Al−2
7Nb合金を1050℃で1時間保持した後水中に急冷
し、次いで、850℃で100時間保持した時の金属組
織を図2に示した。O相(黒く見える相)が一方向に揃
った形態の金属組織であることがわかる。
【0026】また、1050℃で1時間保持した後水中
に急冷し、次いで、850℃で100時間保持したTi
−22Al−11Nb−4Mo合金及びTi−22Al
−12Nb−2Mo−2Wに関して、その高温硬さを測
定した。結果を図3および図4に示した。また比較のた
めに、図2のような金属組織を持つTi−22Al−2
7Nbの高温硬さも調べた。これら二つの試作合金は、
いずれも、Ti−22Al−27Nbよりも優れた高温
強度を示している。
に急冷し、次いで、850℃で100時間保持したTi
−22Al−11Nb−4Mo合金及びTi−22Al
−12Nb−2Mo−2Wに関して、その高温硬さを測
定した。結果を図3および図4に示した。また比較のた
めに、図2のような金属組織を持つTi−22Al−2
7Nbの高温硬さも調べた。これら二つの試作合金は、
いずれも、Ti−22Al−27Nbよりも優れた高温
強度を示している。
【0027】
【発明の効果】この出願の発明により、以上詳しく説明
したとおり、従来報告されているTi−Al−Nb系チ
タン合金と比較して、軽量であり、かつ、高い高温強度
を示す合金が提供される。低コスト型のチタン系合金と
して、航空機、自動車などの産業分野において有用な材
料である。
したとおり、従来報告されているTi−Al−Nb系チ
タン合金と比較して、軽量であり、かつ、高い高温強度
を示す合金が提供される。低コスト型のチタン系合金と
して、航空機、自動車などの産業分野において有用な材
料である。
【図1】a、bは、それぞれ、この出願の発明のTi−
22Al−11Nb−4Mo合金を1050℃で1時間保持
した後水中に急冷し、次いで、730 ℃で46時間保持し
た場合、あるいは1050℃で1時間保持した後水中に急冷
し、次いで、850 ℃で100 時間保持した場合の金属組織
を示した図面に代わる電子顕微鏡写真であり、bは、a
の部分拡大写真である。
22Al−11Nb−4Mo合金を1050℃で1時間保持
した後水中に急冷し、次いで、730 ℃で46時間保持し
た場合、あるいは1050℃で1時間保持した後水中に急冷
し、次いで、850 ℃で100 時間保持した場合の金属組織
を示した図面に代わる電子顕微鏡写真であり、bは、a
の部分拡大写真である。
【図2】比較材としてのTi−22Al−27Nb合金
を1050℃で1時間保持した後水中に急冷し、次いで、85
0 ℃で100 時間保持した場合の金属組織を示した図面に
代わる電子顕微鏡写真である。
を1050℃で1時間保持した後水中に急冷し、次いで、85
0 ℃で100 時間保持した場合の金属組織を示した図面に
代わる電子顕微鏡写真である。
【図3】1050℃で1時間保持した後水中に急冷し、次い
で、850 ℃で100 時間保持したこの出願の発明のTi−
22Al−11Nb−4Mo合金、および比較材として
のTi−22Al−27Nb合金の高温硬さの測定結果
を示した図である。
で、850 ℃で100 時間保持したこの出願の発明のTi−
22Al−11Nb−4Mo合金、および比較材として
のTi−22Al−27Nb合金の高温硬さの測定結果
を示した図である。
【図4】1050℃で1時間保持した後水中に急冷し、次い
で、850 ℃で100 時間保持したこの出願の発明のTi−
22Al−12Nb−2Mo合金−2W、および比較材
としてのTi−22Al−27Nb合金の高温硬さの測
定結果を示した図である。
で、850 ℃で100 時間保持したこの出願の発明のTi−
22Al−12Nb−2Mo合金−2W、および比較材
としてのTi−22Al−27Nb合金の高温硬さの測
定結果を示した図である。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平2−247345(JP,A)
Harold Margolin S
ymposium,MICROSTRU
CTURE/PROPERTY
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C22C 14/00
C22F 1/00 - 3/02
Claims (7)
- 【請求項1】 合金組成(原子%)が次式(1) Ti100-x-yAlx(NbaM1-a)y (1) で表され、Mはbcc相形成元素であり、xは20〜2
4、yは14〜24、aは0.65〜0.95であり、
bcc相形成元素(M)は、そのbcc相安定化能がN
bを基準として次式(2) 23≦ΣSM+ΣSNb≦29 (2) (ΣSMは、bcc相形成元素によるNb基準のbcc
相安定化能の和を示し、ΣSNbは、Nbによるbcc相
安定化能を示す)の関係にあり、高温強度を有すること
を特徴とする高温用軽量高強度チタン合金。 - 【請求項2】 bcc相形成元素(M)は、Mn,F
e,Co,Ni,Cr,W,MoおよびTaのうちの1
種または2種以上である請求項1記載の高温用軽量高強
度チタン合金。 - 【請求項3】 bcc相形成元素(M)として、少なく
ともMoを含有する請求項2記載の高温用軽量高強度チ
タン合金。 - 【請求項4】 Tiとともに、22原子%のAl、11
原子%のNb、4原子%のMoを含有する請求項3記載
の高温用軽量高強度チタン合金。 - 【請求項5】 請求項1ないし4いずれかに記載の高温
用軽量高強度チタン合金の製造方法であって、構成元素
原料の溶製後、熱間鍛造し、その後水冷してbcc相を
主相もしくは単一相とすることを特徴とする高温用軽量
高強度チタン合金の製造方法。 - 【請求項6】 1000〜1200℃において熱間鍛造
する請求項5記載の高温用軽量高強度チタン合金の製造
方法。 - 【請求項7】 水冷後に、800〜900℃に保持す
る、請求項5または6に記載の高温用軽量高強度チタン
合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26068398A JP3409077B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 高温用軽量高強度チタン合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26068398A JP3409077B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 高温用軽量高強度チタン合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000087159A JP2000087159A (ja) | 2000-03-28 |
JP3409077B2 true JP3409077B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=17351336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26068398A Expired - Lifetime JP3409077B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 高温用軽量高強度チタン合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3409077B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3774758B2 (ja) * | 2000-06-26 | 2006-05-17 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | TiB粒子強化Ti2AlNb金属間化合物基複合材料とその製造方法 |
CN115838876B (zh) * | 2022-12-06 | 2024-01-19 | 西北有色金属研究院 | 一种铌钛铝基合金铸锭的制备方法 |
-
1998
- 1998-09-14 JP JP26068398A patent/JP3409077B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
Harold Margolin Symposium,MICROSTRUCTURE/PROPERTY |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000087159A (ja) | 2000-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2032351C (en) | Oxidation resistant low expansion superalloys | |
JP4996468B2 (ja) | 高耐熱性,高強度Co基合金及びその製造方法 | |
JP3049767B2 (ja) | 耐熱性に優れたTi合金 | |
JP4037929B2 (ja) | 低熱膨張Ni基超耐熱合金およびその製造方法 | |
WO2012026354A1 (ja) | Co基合金 | |
US4386976A (en) | Dispersion-strengthened nickel-base alloy | |
US4908069A (en) | Alloys containing gamma prime phase and process for forming same | |
JP3308090B2 (ja) | Fe基超耐熱合金 | |
KR20200093826A (ko) | Bcc 2상 복합구조를 가지는 내열 고엔트로피 초합금 및 그 제조 방법 | |
JP3905034B2 (ja) | ディーゼルエンジンバルブ用の低コスト、耐蝕および耐熱合金 | |
AU2017200656A1 (en) | Ni-based superalloy for hot forging | |
JP2021510771A (ja) | 高温チタン合金 | |
AU2017200657B2 (en) | Ni-based superalloy for hot forging | |
US8048368B2 (en) | High temperature and oxidation resistant material | |
EP0593824A1 (en) | Nickel aluminide base single crystal alloys and method | |
JPH0798983B2 (ja) | 窒素強化Fe―Ni―Cr合金 | |
JPH0138848B2 (ja) | ||
US5169463A (en) | Alloys containing gamma prime phase and particles and process for forming same | |
JP3409077B2 (ja) | 高温用軽量高強度チタン合金 | |
JP2002097537A (ja) | Co−Ni基耐熱合金およびその製造方法 | |
US5282907A (en) | Two-phase chromium-niobium alloys exhibiting improved mechanical properties at high temperatures | |
JPS6130645A (ja) | タンタル‐ニオブ‐モリブデン‐タングステン合金 | |
JP3281685B2 (ja) | 蒸気タービン用高温ボルト材 | |
KR20210003982A (ko) | 우수한 기계적 특성을 가지는 저비용 Ti-Al-Fe-Sn계 타이타늄 합금 | |
JP3486670B2 (ja) | O相基Ti−Al−Nb系合金とその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |