JP3408727B2 - 起振装置及びゲーム機の振動機能付操作装置 - Google Patents

起振装置及びゲーム機の振動機能付操作装置

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JP3408727B2
JP3408727B2 JP24456797A JP24456797A JP3408727B2 JP 3408727 B2 JP3408727 B2 JP 3408727B2 JP 24456797 A JP24456797 A JP 24456797A JP 24456797 A JP24456797 A JP 24456797A JP 3408727 B2 JP3408727 B2 JP 3408727B2
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正一 田仲
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F2300/00Features of games using an electronically generated display having two or more dimensions, e.g. on a television screen, showing representations related to the game
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、起振装置及びこの
起振装置による振動機能付ゲーム機用操作装置に関し、
特に、起振構造の簡略化等を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータを用いてテレビのデ
ィスプレイ画面を利用した、所謂、テレビゲーム機が広
く普及しており、この現象に関連して種々の本体装置や
周辺機器、ゲームソフトが開発されている。
【0003】ところで、多種あるゲームソフトのうち、
シューティングゲームやアクションゲームにおいてはゲ
ームに伴う臨場感が求められており、この臨場感の演出
に色々な工夫が凝らされている。
【0004】このような臨場感を演出するものとして、
テレビゲーム機のコントローラと称される操作装置の操
作部分に起振装置を内蔵して、体感コントローラとし、
操作者の手等の身体操作部位にゲーム内容に応じた振動
を伝達する技術が知られている。
【0005】例えば、特開平9−741号公報には、コ
ントローラ等の操作用端末に備えられたスイッチのオン
オフを操作信号として操作用端末がゲーム機本体へ入力
するテレビゲーム機において、スイッチに取り付けた被
駆動部品と、本体からゲーム内容に応じた信号が入力さ
れて入力信号に応じた駆動信号を出力する操作用端末駆
動部とを設け、前記被駆動部品を、その軸に偏心したフ
ライホイールを取り付けたモータとし、このフライホイ
ールにモータ回転速度の上昇に伴う遠心力増加により重
心を移動させて偏心度を増加させる手段を設けると共
に、ゲーム内容に応じた本体からの信号が入力された操
作用端末駆動部を入力信号の大きさに対応する回転数で
回転するように前記モータを駆動して、操作者の手等の
身体の操作部位にゲーム内容に応じた振動を伝達する技
術が開示されている。
【0006】また、実開平1−161783号公報や実
公平4−41899号公報には、ジョイステックやボタ
ンスイッチ等の操作部に、直接或いは揺動板等を介して
接離するプランジャーと、該プランジャーを断続的な電
圧変化により往復運動させるソレノイドとからなるテレ
ビゲーム機の操作部用起振装置が開示されている。
【0007】また、その他、特公昭52−2240号公
報に示されているように、衝撃体を移動させるための可
動鉄心を有するソレノイド装置を設け、電気エネルギを
ソレノイド装置に瞬間的に付与して衝撃体を瞬間的に移
動させるようにした装置が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の起振装置にあっては、次のような問題点があ
る。即ち、被駆動部品を、その軸に偏心したフライホイ
ールを取り付けたモータとし、このフライホイールにモ
ータ回転速度の上昇に伴う遠心力増加により重心を移動
させて偏心度を増加させる構成では、モータとフライホ
イールという比較的重量のある部品を用いているため、
これを内蔵しているコントローラ等の重量が嵩み、ま
た、ゲーム内容に応じた振動を伝達するためにモータの
複雑な回転制御が必要である。
【0009】また、プランジャーと、ソレノイドとから
なる起振装置では、プランジャーを直接或いは揺動板等
を介してジョイステックやボタンスイッチ等の操作部の
裏側に接離させる、即ち、衝突させる構成であるから、
ジョイステックやボタンスイッチ等の操作部の耐久性に
支障を来す虞がある。
【0010】さらに、衝撃体を移動させるための可動鉄
心を有するソレノイド装置を設け、電気エネルギをソレ
ノイド装置に瞬間的に付与して衝撃体を瞬間的に移動さ
せるようにしたものでは、衝撃体を瞬間的に移動するも
のであるから、テレビゲーム機におけるゲーム内容に応
じた振動付与には不向きである。
【0011】本発明は以上のような従来の課題を解決す
るためなされたものであり、構成の簡略化並びに軽量化
を図れ、しかも複雑な制御が不要であると共に、適用部
分の耐久性にも支障を来さず、テレビゲーム機等におけ
るゲーム内容に応じた振動付与に有効な起振装置及びこ
の起振装置による振動機能付ゲーム機用操作装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明の起振装置は、コイルが巻回された固定鉄心と該
固定鉄心内に挿通された可動鉄心とを含んで構成される
ソレノイドと、前記ソレノイドの可動鉄心の一端部に設
けられて該可動鉄心と一体に作動する先端に膨大部を有
する作動部材と、一部に前記作動部材の基端部がスライ
ド可能に挿通される開口部を備え、端部が振動付与部に
取り付けられた板バネであって、前記ソレノイドの作動
方向と反対方向に作用する可動鉄心の復帰バネ力を発生
する板バネと、を含んで構成され、前記可動鉄心の往復
動作により、前記作動部材の膨大部で板バネの開口部近
傍を連続的に打撃することにより板バネを振動させて振
動付与部に振動を付与することを特徴とする。
【0013】請求項2に係る発明は、前記板バネは、一
端部に前記開口部が形成され、他端部が固定部分に取り
付けられることを特徴とする。
【0014】請求項3に係る発明は、前記板バネは、両
端部がそれぞれ固定部分に取り付けられ、両端部間の中
間部に前記開口部が形成されたことを特徴とする。
【0015】請求項4に係る発明は、前記ソレノイドの
電源回路に介装されたスイッチング手段を所定パルスで
ON・OFFする制御回路を含むことを特徴とする。
【0016】請求項5に係る発明は、前記制御回路は、
スイッチング手段をON・OFFするパルス幅が調整可
能であることを特徴とする。
【0017】請求項6に係る発明のゲーム機の振動機能
付操作装置は、請求項1〜5のうちいずれか1つに記載
の起振装置が操作用端末に内蔵されたことを特徴とす
る。
【0018】請求項7に係る発明のゲーム機の振動機能
付操作装置は、ゲーム機本体と、該ゲーム機本体に接続
された操作用端末と、該操作用端末に備えられ操作者の
操作によりオンオフされるスイッチと、操作者の身体部
位に接触して操作される前記スイッチの操作部材と、を
含んで構成され、前記スイッチのオンオフ信号に基づい
て操作用端末が本体に入力するゲーム機において、コイ
ルが巻回された固定鉄心と該固定鉄心内に挿通された可
動鉄心とを含んで構成されるソレノイドと、前記ソレノ
イドの可動鉄心の一端部に設けられて該可動鉄心と一体
に作動する先端に膨大部を有する作動部材と、一部に前
記作動部材の基端部がスライド可能に挿通される開口部
を備え、端部が前記スイッチの操作部材若しくは操作用
端末のケーシングに取り付けられた板バネであって、前
記ソレノイドの作動方向と反対方向に作用する可動鉄心
の復帰バネ力を発生する板バネと、を含んで構成され、
前記可動鉄心の往復動作により、前記作動部材の膨大部
で板バネの開口部近傍を連続的に打撃することにより板
バネを振動させて、スイッチの操作部材若しくは操作用
端末のケーシングに振動を付与する起振装置を設ける一
方、前記本体からゲーム内容に応じた信号が入力され、
入力信号に対応した駆動信号を前記ソレノイドの制御回
路に出力する操作用端末駆動部を設け、操作者の身体の
操作部位にゲーム内容に応じた振動を伝達することを特
徴とする。
【0019】かかる本発明の作用について説明する。請
求項1に係る発明において、ソレノイドのコイルに通電
を行うことにより、例えば、可動鉄心が固定鉄心側に吸
引動作される。これにより、作動部材が可動鉄心により
引っ張られて、その先端膨大部が板バネの開口部近傍を
打撃しつつ、該板バネを下方に引っ張って伸び変形させ
る。
【0020】一方、ソレノイドのコイルへの通電を解除
すると、引っ張られて伸び変形された板バネの弾性復元
力によって、可動鉄心が固定鉄心側から押し出される。
これにより、作動部材が元位置に復帰する。
【0021】従って、可動鉄心が往復動作し、これによ
り、作動部材の膨大部で板バネの開口部近傍を連続的に
打撃されることで、板バネが振動して、振動付与部に振
動が付与される。
【0022】この場合、請求項4に係る発明の如く、ソ
レノイドの電源回路に介装されたスイッチング手段を所
定パルスでON・OFFする制御回路を設け、請求項5
に係る発明の如く、制御回路を、スイッチング手段をO
N・OFFするパルス幅を調整可能な構成とすれば、振
動数を可変でき、振動付与部の振動状態を変更すること
ができる。
【0023】また、請求項2に係る発明においては、板
バネを、一端部に前記開口部が形成され、他端部が固定
部分に取り付けられる構成とすることにより、板バネの
構成を簡単化でき、請求項3に係る発明においては、板
バネを、両端部がそれぞれ固定部分に取り付けられ、両
端部間の中間部に前記開口部が形成された構成とするこ
とにより、板バネの強度を高められ、耐久性を向上でき
る。
【0024】請求項6に係る発明においては、起振装置
を操作用端末に内蔵したことにより、操作用端末の操作
者は、ゲーム機のプログラムの進行、場面の状況に応じ
た振動や衝撃を、多彩な臨場感をもって得ることができ
る。
【0025】請求項7に係る発明において、操作用端末
に備えられたスイッチの操作部材としての押しボタンを
操作するのに伴い、入力信号が本体に入力され、入力信
号に対応してプログラムに従い、本体は映像と音を出力
する。
【0026】ここで、プログラムの進行に合わせた形
で、本体から信号が送られる。例えば、ゲームがカーレ
ースのようなものであれば、エンジンの回転に対応し
た、或いは道路の路面に対応した振動を車両のハンドル
等が感じるはずであるので、本体はそれに見合った信号
を操作用端末駆動部から出力させ、起振装置のソレノイ
ドの制御回路を制御する。
【0027】これにより、作動部材の膨大部で板バネの
開口部近傍を連続的に打撃されることで、板バネが振動
して、振動付与部、即ち、操作用端末に備えられたスイ
ッチの操作部材としての押しボタン或いは操作用端末の
ケーシングそのものに振動が付与される。従って、操作
用端末に備えられたスイッチ或いは操作用端末全体が振
動を生じて、操作者の指或いは手に、その振動が感じら
れ、ゲーム内容に応じた臨場感を感じることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1は、本発明に係る起振装置の一
実施形態を示している。この起振装置は、ソレノイド1
と、作動部材2と、板バネ3と、を含んで構成される。
前記ソレノイド1は、図2に示すようにそのケース4内
に、コイル5が巻回された固定鉄心6と、該固定鉄心6
内に挿通された可動鉄心7と、を備えて構成され、前記
可動鉄心7の先端部は、ケース4端壁に形成された開口
部4Aから外部に突出されている。
【0029】かかるソレノイド1は、振動付与部として
の箱体8内部に配設される。前記作動部材2は、ソレノ
イド1の可動鉄心7のケース4からの突出端部に固定取
付されており、先端に膨大部としての円形等の板部2A
を有する軸部材から構成されている。
【0030】前記板バネ3は、短冊状に形成され、その
長手方向の一端部に開口部3Aが形成され、この開口部
3Aに、前記作動部材2の基端部がスライド可能に挿通
される。また、板バネ4の長手方向の他端部は、上方に
延びて前記箱体8の側壁部に結合される。
【0031】この板バネ4は、ソレノイド1の作動方向
と反対方向に作用する可動鉄心7の復帰バネ力を発生す
るようになっている。即ち、コイル5への通電によっ
て、可動鉄心7が固定鉄心6側に吸引動作される場合、
この吸引動作方向と反対方向、即ち、可動鉄心7を前方
に押し出す方向に作用する復帰バネ力を発生するように
なっている。
【0032】図3は、他の実施形態を示しており、この
実施形態においては、板バネ9は、短冊状に形成され、
その長手方向の両端部間の中間部に開口部9Aが形成さ
れ、この開口部9Aに、前記作動部材2の基端部がスラ
イド可能に挿通される。また、板バネ9の長手方向の両
端部は、それぞれ上方に延びて箱体8の上壁部に結合さ
れる。
【0033】この板バネ9においても、ソレノイド1の
作動方向と反対方向に作用する可動鉄心7の復帰バネ力
を発生するようになっている。ここで、ソレノイド1の
電源回路10(電源11)には、スイッチング手段12
が介装されており、このスイッチング手段12を所定パ
ルスでON・OFFする制御回路13が設けられてい
る。
【0034】かかる構成の起振装置の作用を説明する。
スイッチング手段12をONして、ソレノイド1のコイ
ル5に通電を行うことにより、可動鉄心7が固定鉄心6
側に吸引動作される。これにより、作動部材2が可動鉄
心7により引っ張られて、図1の下方向に作動し、その
先端板部2Aが板バネ3の開口部3A近傍を打撃しつ
つ、該板バネ3を下方に引っ張って伸び変形させる。
【0035】一方、スイッチング手段12をOFFし
て、ソレノイド1のコイル5への通電を解除すると、引
っ張られて伸び変形された板バネ3の弾性復元力によっ
て、可動鉄心7が固定鉄心4側から押し出される。これ
により、作動部材2が図1の上方向に作動し、元位置に
復帰する。
【0036】従って、ソレノイド1の電源回路10のス
イッチング手段11を所定パルスでON・OFFするこ
とにより、可動鉄心7が往復動作し、これにより、作動
部材2の板部2Aで板バネ3の開口部3A近傍を連続的
に打撃されることで、板バネ3が振動して、振動付与
部、即ち、箱体8に振動が付与される。
【0037】この場合、前記制御回路13によって、ス
イッチング手段12をON・OFFするパルス幅(図4
参照)を調整すれば、振動数を可変でき、箱体8の振動
状態を変更することができる。
【0038】次に、かかる構成の起振装置を用いた振動
機能付ゲーム機用操作装置の一実施形態について説明す
る。図5は、この発明の操作装置を備えたゲーム機の概
略ブロック図を示す。コンピュータを内蔵するゲーム機
の本体14には操作装置としてのコントローラである操
作用端末15が接続され、本体14には、操作用端末1
5に備えられたスイッチ等の操作部を操作者が操作する
のに伴い入力信号が入力される。
【0039】また、CRT16とこれの駆動部17と、
スピーカ18とこれの駆動部19と、が設けられてい
る。さらに、本体14からの操作用端末駆動信号が送ら
れると作動して操作用端末15に設けられた振動付与部
としての後述の押しボタンや操作用端末15のケーシン
グそのものを起振する上述した起振装置20を作動する
操作用端末駆動部21が設けられている。
【0040】かかる構成において、操作者がゲームを行
っており、本体14がプログラムに従って動作し、操作
者がCRT16にディスプレイされる映像を見つつ、ス
ピーカ18から出力される音響を聴きながら、操作用端
末15に備えられたスイッチの操作部材としての押しボ
タン等を操作するのに伴い、入力信号が本体14に入力
され、入力信号に対応してプログラムに従い、本体14
はCRT16とスピーカ18のそれぞれの駆動部17,
19を駆動してCRT16に映像を出力し、スピーカ1
8にオーディオ信号を出力する。
【0041】ここで、プログラムの進行に合わせた形
で、本体14から操作用端末駆動部21に信号が送られ
る。例えば、ゲームがカーレースのようなものであれ
ば、エンジンの回転に対応した、或いは道路の路面に対
応した振動を車両のハンドル等を感じるさせるべく、本
体14はそれに見合った信号を操作用端末駆動部21か
ら出力させ、起振装置20のソレノイドの制御回路を制
御する。
【0042】これにより、上述したように、ソレノイド
の電源回路のスイッチング手段を所定パルスでON・O
FFすることにより、可動鉄心が往復動作し、これによ
り、作動部材の板部で板バネの開口部近傍を連続的に打
撃されることで、板バネが振動して、振動付与部、即
ち、操作用端末に備えられたスイッチの操作部材として
の押しボタン或いは操作用端末のケーシングそのものに
振動が付与される。
【0043】従って、操作用端末15に備えられたスイ
ッチ或いは操作用端末15全体が振動を生じて、操作者
の指或いは手に、その振動が感じられ、車両操作の臨場
感を感じることができる。
【0044】なお、ゲーム内容に応じて、操作用端末駆
動部21が、本体14から出力される信号に応じてソレ
ノイドの制御回路によりスイッチング手段をON・OF
Fするパルス幅が調整されて、振動数が可変され、操作
用端末15に備えられたスイッチ或いは操作用端末15
全体の振動、即ち、操作者の指或いは手に伝わる振動状
態が変更される。
【0045】また、音声信号に応じて、ソレノイドを駆
動して、振動を発生させるようにしても良く、音声レベ
ルに対応して、ソレノイドの制御回路によりスイッチン
グ手段をON・OFFするパルス幅を調整して、振動数
を可変するようにしても良い。
【0046】かかる構成の起振装置によれば、ソレノイ
ド1と板バネ3,9のみを設ければ良いため、構成が極
めて簡単であると共に、ソレノイド1と板バネ3,9と
いう比較的軽量の部品を用いているため、これを内蔵し
ているコントローラ等の操作用端末の重量を軽減でき、
また、ゲーム内容に応じた振動を伝達するためにソレノ
イド1の電源回路10のオンオフ制御のみを行えば良い
から、モータ等の複雑な回転制御が不要である。
【0047】また、プランジャーと、ソレノイドとから
なる起振装置では、プランジャーを直接或いは揺動板等
を介してジョイステックやボタンスイッチ等の操作部の
裏側に衝突させる構成であるから、ジョイステックやボ
タンスイッチ等の操作部の耐久性に支障を来す虞がある
が、本起振装置の板バネ3,9を振動させる構成では、
板バネ3,9への打撃作用が行われるだけであるから、
ジョイステックやボタンスイッチ等の操作部の耐久性に
支障を来す虞が全くない。
【0048】また、かかる構成の起振装置を用いた振動
機能付ゲーム機用操作装置によれば、テレビゲーム機の
プログラムの進行、場面の状況に応じた振動や衝撃が、
多彩な臨場感をもって得ることができ、しかも、上述し
たように、コントローラ等の操作用端末15の重量を軽
減でき、また、モータ等の複雑な回転制御が不要である
と共に、ジョイステックやボタンスイッチ等の操作部材
の耐久性に支障を来す虞が全くない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、起振装置をソレノイド、作動部材、板バネ
で構成したので、構成の簡略化、重量の軽減を図れ、複
雑な制御が不要であると共に、装着部分の耐久性に支障
を来す虞が全くない。
【0050】請求項2に係る発明によれば、板バネを、
一端部に開口部が形成され、他端部が固定部分に取り付
けられるように構成したので、板バネの構成を簡単化で
きる。
【0051】請求項3に係る発明によれば、板バネを、
両端部がそれぞれ固定部分に取り付けられ、両端部間の
中間部に開口部が形成するように構成したので、板バネ
の強度を高められ、耐久性を向上できる。
【0052】請求項4及び5に係る発明によれば、振動
数を可変でき、振動付与部の振動状態を変更することが
できる。
【0053】請求項6及び7に係る発明によれば、ゲー
ム機のプログラムの進行、場面の状況に応じた振動や衝
撃が、多彩な臨場感をもって得ることができ、しかも、
コントローラ等の重量を軽減でき、また、モータ等の複
雑な回転制御が不要であると共に、ジョイステックやボ
タンスイッチ等の操作部の耐久性に支障を来す虞が全く
ない。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る起振装置の一実施形態を示す正
面図
【図2】 同上の起振装置におけるソレノイドの構成を
示す正面断面図
【図3】 他の実施形態の一部正面図
【図4】 同上の起振装置の制御パルスを示す図
【図5】 本発明に係るゲーム機の振動機能付操作装置
の一実施形態を示す概略ブロック図
【符号の説明】
1 ソレノイド 2 作動部材 2A 板部 3 板バネ 4 ケース 5 コイル 6 固定鉄心 7 可動鉄心 8 箱体 9 板バネ 12 スイッチング手段 13 制御回路 15 操作用端末 20 起振装置 21 操作用端末駆動部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが巻回された固定鉄心と該固定鉄
    心内に挿通された可動鉄心とを含んで構成されるソレノ
    イドと、 前記ソレノイドの可動鉄心の一端部に設けられて該可動
    鉄心と一体に作動する先端に膨大部を有する作動部材
    と、 一部に前記作動部材の基端部がスライド可能に挿通され
    る開口部を備え、端部が振動付与部に取り付けられた板
    バネであって、前記ソレノイドの作動方向と反対方向に
    作用する可動鉄心の復帰バネ力を発生する板バネと、 を含んで構成され、 前記可動鉄心の往復動作により、前記作動部材の膨大部
    で板バネの開口部近傍を連続的に打撃することにより板
    バネを振動させて振動付与部に振動を付与することを特
    徴とする起振装置。
  2. 【請求項2】 前記板バネは、一端部に前記開口部が形
    成され、他端部が固定部分に取り付けられることを特徴
    とする請求項1記載の起振装置。
  3. 【請求項3】 前記板バネは、両端部がそれぞれ固定部
    分に取り付けられ、両端部間の中間部に前記開口部が形
    成されたことを特徴とする請求項1記載の起振装置。
  4. 【請求項4】 前記ソレノイドの電源回路に介装された
    スイッチング手段を所定パルスでON・OFFする制御
    回路を含むことを特徴とする請求項1記載の起振装置。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は、スイッチング手段をO
    N・OFFするパルス幅が調整可能であることを特徴と
    する請求項4記載の起振装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちいずれか1つに記載
    の起振装置が操作用端末に内蔵されたことを特徴とする
    ゲーム機の振動機能付操作装置。
  7. 【請求項7】 ゲーム機本体と、該ゲーム機本体に接続
    された操作用端末と、該操作用端末に備えられ操作者の
    操作によりオンオフされるスイッチと、操作者の身体部
    位に接触して操作される前記スイッチの操作部材と、を
    含んで構成され、前記スイッチのオンオフ信号に基づい
    て操作用端末が本体に入力するゲーム機において、 コイルが巻回された固定鉄心と該固定鉄心内に挿通され
    た可動鉄心とを含んで構成されるソレノイドと、 前記ソレノイドの可動鉄心の一端部に設けられて該可動
    鉄心と一体に作動する先端に膨大部を有する作動部材
    と、 一部に前記作動部材の基端部がスライド可能に挿通され
    る開口部を備え、端部が前記スイッチの操作部材若しく
    は操作用端末のケーシングに取り付けられた板バネであ
    って、前記ソレノイドの作動方向と反対方向に作用する
    可動鉄心の復帰バネ力を発生する板バネと、 を含んで構成され、 前記可動鉄心の往復動作により、前記作動部材の膨大部
    で板バネの開口部近傍を連続的に打撃することにより板
    バネを振動させて、スイッチの操作部材若しくは操作用
    端末のケーシングに振動を付与する起振装置を設ける一
    方、 前記本体からゲーム内容に応じた信号が入力され、入力
    信号に対応した駆動信号を前記ソレノイドの制御回路に
    出力する操作用端末駆動部を設け、 操作者の身体の操作部位にゲーム内容に応じた振動を伝
    達することを特徴とするゲーム機の振動機能付操作装
    置。
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