JP3408628B2 - 遊星ローラ式動力伝達装置 - Google Patents
遊星ローラ式動力伝達装置Info
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- Japan
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- planetary roller
- planetary
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- transmission device
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Description
等に好適な遊星ローラ式動力伝達装置に関する。
置の1例が図5及び図6に示されている。01は太陽ロー
ラ、02はリングローラ、03は遊星ローラ、011 はキャリ
ア、04は遊星ピン、05は軸受、06はケース、07、08は回
転軸、09、010 は軸受である。
に回転自在に軸支されて太陽ローラ01の周囲に円周方向
に沿って等間隔を隔てて複数個( 図には3個)配設され
ている。そして、これら各遊星ローラ03は太陽ローラ01
の外周面とリングローラ02の内周面とに当接して転動す
る。
動力を出力すれば増速機となり、上記と逆にすれば減速
機となる。
いて、遊星ローラ03と太陽ローラ01及びリングローラ02
との間に法線力Pを発生させるには、リングローラ02を
加熱して膨張せしめた後、リングローラ02と太陽ローラ
01との間に遊星ローラ03を挿入する。この状態から常温
に戻ると、遊星ローラ03はリングローラ02と太陽ローラ
01との間に締り嵌めの状態となってこれらの間に法線力
Pが発生する。
式動力伝達装置においては、その組立時の締め代の量で
法線力Pが決まってしまい、以後、法線力Pを調整する
ことができない。
ラ01、02、03が摩耗すると、法線力P及びこれに基づく
摩擦力が減少し、トルク伝達が不可能となるという不具
合が発生する。
の法線力を常時所要値に維持可能とするとともに装置の
組立後においても法線力を容易に調整できるようにした
遊星ローラ式動力伝達装置を提供することにある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、太陽ローラの外周面とリングローラの内周面に
当接して転動する複数の遊星ローラを具備する遊星ロー
ラ式動力伝達装置において、上記太陽ローラの外周面及
びリングローラの内周面をそれぞれ中高の円錐台状と
し、上記遊星ローラを軸方向に2分割して前側遊星ロー
ラと後側遊星ローラを構成してこれら前側遊星ローラと
後側遊星ローラの外周当接面をそれぞれ内縁に向かって
低くなるように互いに反対方向に傾斜するテーパ面と
し、かつ、キャリアに固定された遊星ピンに回転自在に
支承された円筒部に上記前側遊星ローラを固着するとと
もに上記後側遊星ローラを上記円筒部の外周に回転自在
に支持して、上記円筒部の後端に螺合された締付けナッ
トを締め付けることによって上記前側遊星ローラと後側
遊星ローラをそれぞれ軸方向に沿って互いに近接するよ
うに移動せしめてこれらテーパ面を上記太陽ローラの円
錐台状外周面及びリングローラの円錐台状内周面に圧接
せしめたことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置に
ある。
ケースに固定し、上記太陽ローラ及びリングローラのい
ずれか一方を入力軸に、他方を出力軸に連動連結したこ
とにある。
グローラをケースに固定し、上記キャリア及び太陽ロー
ラのいずれか一方を入力軸に、他方を出力軸に連動連結
したことにある。
上記締付けナットに対向する部位に上記締付けナット操
作用の調整窓を設けたことにある。
締付けナットを締め付けることによって前側遊星ローラ
と後側遊星ローラをそれぞれ軸方向に沿って互いに近接
するように移動せしめて,これらのテーパ面を太陽ロー
ラの円錐台状外周面及びリングローラの円錐台状内周面
に圧接せしめれば,各ローラ間の法線力が増大する。
ーラ式動力伝達装置の要部断面図が示されている。図1
において、6は図示しない入力軸に連動連結されたリン
グローラ、5は出力軸20に連動連結された太陽ローラ、
10はキャリア、9はケース、8は遊星ピンで、キャリア
10及びケース9に固定されている。21は出力軸20をケー
ス9に軸支する軸受である。
後側遊星ローラ2からなる。前側遊星ローラ1の円筒部
1bは軸受7a、7bを介して遊星ピン8に回転自在に支承さ
れ、後側遊星ローラ2は軸受3を介して前側遊星ローラ
1の円筒部1bの外周に回転自在に支持されている。
の内周面はそれぞれ中高の円錐台状とされている。前側
遊星ローラ1の外周当接面1a及び後側遊星ローラ2の
外周当接面2bはそれぞれ内縁に向かって低くなるよう
に互いに反対方向に傾斜するテーパ面とされている。前
側遊星ローラ1のテーパ面1aは太陽ローラ5の円錐台状
外周面5a及びリングローラ6の円錐台状内周面6aに均一
に当接し、後側遊星ローラ2のテーパ面2aは太陽ローラ
5の円錐台状外周面5b及びリングローラ6の円錐台状内
周面6bに均一に当接する。
周に刻設されたねじ11には締付けナット4が螺合されて
いる。この締付けナット4を締め込むと、その前端が後
側遊星ローラ2の後端面2bに当接し、前側遊星ローラ1
及び後側遊星ローラ2は矢印で示すように軸方向に沿っ
て互いに接近するように移動する。
1aは太陽ローラ5の円錐面5a及びリングローラ6の円錐
面6aに圧接され、後側遊星ローラ2のテーパ面2aは太陽
ローラ5の円錐面5b及びリングローラ6の円錐面6bに圧
接せしめられてこれらローラ間に法線力Pが発生する。
より、伝達トルクが低下した場合は装置を分解すること
なく組み立てた状態のまま締付けナット4を締め込め
ば、法線力Pは回復する。
が回転せしめられると、前側遊星ローラ及び後側遊星ロ
ーラ2が遊星ピン8のまわりに回転し、これにより太陽
ローラ5及び出力軸20がリングローラ6と反対方向に増
速された状態で回転せしめられる。また、減速機として
使用する場合は軸20から入力し、リングローラ6から動
力を取り出す。
が示されている。この実施例は締付けナット4を外部か
ら容易に締付け得るようにしたもので、図2〜図3にお
いて、22はケース9に穿設された調整窓、23は調整窓22
を掩蓋するためのカバー、24はカバー23の取付ボルト、
25は取付ボルト24の固定ねじ穴である。
るように、調整窓22と同一径の円周上に円周方向に沿っ
てピッチβを隔てて複数のねじ穴4aが加工されている。
調整窓22から締付け工具を挿入してねじ穴4aを利用して
治具を取り付け、この治具により締付ナット4を締め付
ける。調整窓22を中心角αの円弧形とし、この角度αを
ねじ穴4aのピッチβより大きく設定すれば、カバー23を
外した状態において調整窓22からねじ穴4aを常時監視で
きる。
けることによって前側遊星ローラ及び後側遊星ローラは
それぞれ軸方向に沿って互いに近接するように移動し,
これらのテーパ面は太陽ローラの円錐台状外周面及びリ
ングローラの円錐台状内周面に圧接するので、各ローラ
間の法線力が増大する。
間の法線力の低下を防止することができ、トルク伝達不
良の発生を防止することができる。
の必要寿命を維持できるように設定しうるとともに各ロ
ーラが摩耗することによって法線力が減少した際にも容
易に法線力を回復させることが可能となる。
ースの締付けナットに対向する部位に締付けナット操作
用の調整窓を設ければ、装置を組み立てた状態でケース
の外から法線力を容易に調整できる。
伝達装置の要部断面図である。
達装置の要部断面図である。
要部断面図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 太陽ローラの外周面とリングローラの内
周面に当接して転動する複数の遊星ローラを具備する遊
星ローラ式動力伝達装置において、上記太陽ローラの外
周面及びリングローラの内周面をそれぞれ中高の円錐台
状とし、上記遊星ローラを軸方向に2分割して前側遊星
ローラと後側遊星ローラを構成してこれら前側遊星ロー
ラと後側遊星ローラの外周当接面をそれぞれ内縁に向か
って低くなるように互いに反対方向に傾斜するテーパ面
とし、かつ、キャリアに固定された遊星ピンに回転自在
に支承された円筒部に上記前側遊星ローラを固着すると
ともに上記後側遊星ローラを上記円筒部の外周に回転自
在に支持して、上記円筒部の後端に螺合された締付けナ
ットを締め付けることによって上記前側遊星ローラと後
側遊星ローラをそれぞれ軸方向に沿って互いに近接する
ように移動せしめてこれらテーパ面を上記太陽ローラの
円錐台状外周面及びリングローラの円錐台状内周面に圧
接せしめたことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装
置。 - 【請求項2】 上記キャリアをケースに固定し、上記太
陽ローラ及びリングローラのいずれか一方を入力軸に、
他方を出力軸に連動連結したことを特徴とする請求項1
記載の遊星ローラ式動力伝達装置。 - 【請求項3】 上記リングローラをケースに固定し、上
記キャリア及び太陽ローラのいずれか一方を入力軸に、
他方を出力軸に連動連結したことを特徴とする請求項1
記載の遊星ローラ式動力伝達装置。 - 【請求項4】 ケースの上記締付けナットに対向する部
位に上記締付けナット操作用の調整窓を設けたことを特
徴とする請求項2記載の遊星ローラ式動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13665494A JP3408628B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 遊星ローラ式動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13665494A JP3408628B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 遊星ローラ式動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317865A JPH07317865A (ja) | 1995-12-08 |
JP3408628B2 true JP3408628B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=15180388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13665494A Expired - Lifetime JP3408628B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 遊星ローラ式動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3408628B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP13665494A patent/JP3408628B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07317865A (ja) | 1995-12-08 |
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