JP3407924B2 - 早送りデータ集中配置型動画多重読み取り再生方法 - Google Patents

早送りデータ集中配置型動画多重読み取り再生方法

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JP3407924B2
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,リクエスト型動画情報
提供システムのセンタなどにおいて,蓄積装置にディジ
タル動画情報(音声情報も含む)を蓄積し,その読み取
りを行う動画情報の蓄積読み取り方法に係り,特に動画
情報多重読み取り再生における多重度を高めることを可
能とした早送りデータ集中配置型動画多重読み取り再生
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リクエスト型動画情報提供システムで
は,センタと多数の端末とを接続し,端末から要求され
た動画情報をセンタの蓄積装置から読み取って当該端末
に送信する。
【0003】従来,高速再生を実現するための方法とし
て,以下のような方法が用いられている。 [1]別ファイル形式での方法 予め高速再生用の動画ファイルを通常再生動画ファイル
とは別に作成しておく。 [2]共通ファイル形式での方法 方法1:画像フレームを蓄積装置から端末への送信途
中に,あるいは端末出力時に間引きして高速再生を実現
する。
【0004】方法2:通常再生時にはブロック単位あ
るいは数ブロック単位に読み出し,順番に画像フレーム
を再生し,高速再生時には高速再生フレームのあるブロ
ックを全て読み出す。
【0005】方法3:高速再生時には,ブロックの読
み出し回数を少なくするためにn(正整数)個おきにブ
ロックを読み出し,該ブロックの内から高速再生に必要
なフレームを読み出し,再生する。
【0006】上記[2]の共通ファイル形式でのおよ
びの方法において,多重度を考慮しない場合には,図
15に示すように,蓄積装置の各ブロック#1,#2,
…に複数個の画像フレームf−xxを格納する構成と
し,高速再生時には必要なフレームを抜き出して再生す
る。また,多重度を考慮する場合の方法としては,特願
平3−53310号に示されている方法がある。この方
法では,多重読み取りのため,図16に示すように,タ
イムスロットの単位を1グループとして割り当て,蓄積
装置(磁気ディスク装置)の読み取りを動画情報のビッ
トレートよりも高速にかつ時分割で実行させ,タイムス
ロット内で読み取ったデータを再生表示する。さらに,
早送り再生を含めた多重読み取り方法としては,特願平
4−187983号に示されているような方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上述の
動画情報の特殊再生方法において,上記[1]の別ファ
イル形式での方法では,通常再生用の動画ファイルとは
別に特殊再生用の動画ファイルを用意しなくてはなら
ず,ファイルを蓄積するための蓄積容量が大きくなるこ
と,さらに,通常再生から特殊再生または特殊再生から
通常再生への遷移が通常再生用ファイルと特殊再生用フ
ァイルの2ファイルにまたがり,再生状態の遷移の制御
が難しいという問題点がある。
【0008】また,上記[2]ののフレームを間引き
する方法では,ファイルは共用できるが,蓄積装置から
出力装置までの画像の送信ルートのどこかで不使用画像
フレームを破棄しなくてはならず,破棄するまでの送信
区間においてはスループットの低下をきたすという問題
点がある。
【0009】上記[2]のの方法では,読み取ったブ
ロックは連続した画像フレームが物理的に順番に並んで
いるため,読み取ったブロック内の画像フレームを全て
表示した場合には,歯抜け状に通常再生が行われている
ように見える。
【0010】上記[2]のの読み取ったブロックの中
から画像フレームを間引いて再生する方法では,同一フ
レームの表示時間が長くなることにより,高速再生に滑
らかさがなくなるという問題点がある。
【0011】さらに,特願平4−187983号の多重
読み取り技術を用いたとしても,動画早送り再生を複数
端末から同時に可能とするためには,早送りの分の動画
フレームが各ブロックに分散しているため,ブロックの
読み取り回数が制限されてしまい,多重度あるいは高速
度が低くなるという問題点がある。
【0012】本発明は,かかる事情に鑑みてなされたも
のであり,その目的は,高速再生と通常再生を混在した
状態で,動画情報多重読み取り再生での多重度を高める
ことを可能とした早送りデータ集中配置型動画多重読み
取り再生方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために,次のような方法を用いる。請求項1記載の
発明では,ディジタル動画情報ファイルを複数に分割し
たブロック列の連続するmブロック(mは正整数)毎に
グループを構成してグループ列となし,1ブロックはd
フレーム(dは正整数)となす。そして,通常再生表示
順に画像フレームの番号を付与したとき,各グループの
j番目(j≦m)のブロックには,高速再生データを集
中配置させるようにし,高速再生に使用する画像フレー
ムとして,画像フレーム番号がb+c(ただし,bは各
グループの画像フレームの最若番,cはm−1以下の自
然数)の画像フレームを先頭にして,フレーム番号がm
−1おきに,合計d個分の画像フレームを格納する構成
とし,各グループのj番目以外のm−1個のブロックに
は,若番ブロックより順次,高速再生に使用しない残り
の(m−1)×d個の画像フレームを若番順に格納する
構成とする。
【0014】このような格納構成のもとに,各グループ
内のmブロック毎に蓄積装置の物理的に連続する領域に
蓄積しておく。通常の再生時には,1グループ読み取り
を1タイムスロット当たり1回の割合で実行して前記グ
ループ列を順番に読み取り,バッファメモリ内で該グル
ープに属する画像フレームをフレーム若番順に整え,再
生表示する。
【0015】一方,高速再生時には,1タイムスロット
の時間内に1ブロック読み取りを実行できる最大回数を
hとするとき,1ブロックの読み取りを1タイムスロッ
ト当たりh回の割合で実行して,各グループのj番目
(j≦m)のブロックを順番に読み出し,該ブロック内
の画像フレームを格納順(若番順)に再生表示する。
【0016】また,請求項2記載の発明では,前述の請
求項1の方法において,高速再生時に連続したグループ
のj番目(j≦m)のブロックを読み出すのではなく,
p(pは正整数)グループおきに,グループのj番目
(j≦m)のブロックを読み出し,該ブロック内の画像
フレームを格納順(若番順)に再生表示する。
【0017】請求項3記載の発明では,ディジタル動画
情報ファイルを複数に分割したブロック列の連続するm
ブロック(mは正整数)毎にグループを構成してグルー
プ列となし,グループ通番2r−1(rは正整数)とグ
ループ通番2rとの連続した2グループ毎にセット(セ
ット通番r)を構成してセット列となし,1ブロックは
dフレーム(dは正整数)となす。そして,通常再生時
の表示順に画像フレームの番号を付与したとき,各セッ
トの先頭グループの第mブロックと,各セットの2番目
グループの先頭ブロックには,高速再生に使用する画像
フレームとして,画像フレーム番号がb+c(ただし,
bは各グループの画像フレームの最若番,cはm−1以
下の自然数)の画像フレームを先頭にして,フレーム番
号がm−1おきに,合計d個分の画像フレームを格納す
る構成とし,各グループの高速再生用ブロック以外のm
−1個のブロックには,若番ブロックより順次,高速再
生に使用しない残りの(m−1)×d個の画像フレーム
を若番順に格納する構成とする。
【0018】このような格納構成のもとに,各グループ
内のmブロック毎に,蓄積装置の物理的に連続する領域
に蓄積しておく。通常の再生時には,1グループ読み取
りを1タイムスロット当たり1回の割合で実行して前記
グループ列を順番に読み取り,バッファメモリ内で該グ
ループに属する画像フレームを若番順に整え,再生表示
する。
【0019】一方,高速再生時には,1タイムスロット
の時間内に,2ブロック読み取りを実行できる最大回数
をhとするとき,2ブロック読み取りを1タイムスロッ
ト当たりh回の割合で実行して,前記の各セットの再生
専用の2ブロックを順番に読み出し,2ブロック内の画
像フレームを格納順に再生表示する。
【0020】また,請求項4記載の発明では,前述の請
求項3の方法において,高速再生時に,連続したセット
に対して,セット内の高速再生用の2ブロックを読み出
すのではなく,pセット(pは正整数)おきにセット内
の高速再生用の2ブロックを読み出し,該ブロック内の
画像フレームを格納順に再生表示する。
【0021】
【作用】本発明は,ディジタル動画情報ファイルを複数
に分割したブロック列とし,通常の再生時には前記ブロ
ック列を順番に読み取り,高速再生時には,前記ブロッ
ク列の高速再生用のブロックを読み取り,再生表示する
ようにしたので,読み取ったフレームを破棄することが
なく,通信のスループットを低下させることのない効率
の良い高速再生が実現される。さらに,通常再生と高速
再生のファイルを共用でき,蓄積媒体の容量を抑えるこ
とができる。従来の方法に比べて,高速再生用のフレー
ムをある特定ブロックに密集させているため,多重読み
取りをしながら滑らかな高速再生が可能となる。
【0022】請求項1記載の発明での高速倍率は,実施
例で説明するように,例えば1グループ6ブロックおよ
び1グループ5ブロックでは,3多重の場合に3倍速と
なる。請求項2記載の発明では,高速再生時に,グルー
プをpグループおきに飛び飛びに再生表示するので,高
速倍率は,1グループ6ブロックおよび1グループ5ブ
ロックでは,3多重の場合に3×(p+1)倍速とな
り,さらに高速倍率が実現される。
【0023】また,請求項3記載の発明での高速倍率
は,実施例で説明するように,例えば1グループ6ブロ
ックおよび1グループ5ブロックでは,3多重の場合に
4倍速となる。請求項4記載の発明では,高速再生時
に,セットをpセットおきに飛び飛びに再生表示するの
で,高速倍率は,1グループ6ブロックおよび1グルー
プ5ブロックでは,3多重の場合に4×(p+1)倍速
となり,さらに高速倍率が実現される。
【0024】
【実施例】図1および図2は,請求項1,2記載の発明
の実施例における蓄積装置の物理空間を模式的に示した
図である。
【0025】動画情報ファイルはグループで構成し,さ
らにグループはm個のブロック列で構成し,ブロックは
d個(便宜上d=m−1とする)のフレームで構成し,
ブロック列は蓄積装置の物理的に連続する領域に蓄積し
ている。
【0026】各グループのj番目(実施例では便宜上,
j=1とする)のブロックに,通常再生にも高速再生に
も使用するフレームのみを格納しておく。具体的には,
各グループの最若番フレームの識別子(ID)をbと
し,高速再生用の先頭フレームのフレーム番号をb+c
とすると,1番目のブロックには,フレームIDがb+
c,b+c+m,・・・,b+c+m×(d−1)に相
当するフレームをd個格納する。2番目以降のブロック
には,残りのフレーム((m−1)×d個)を若番順に
詰めてゆく構成としている。本実施例では,便宜上,c
=0,すなわち最若番フレームより格納することとす
る。
【0027】図1は,m=6,d=5の場合の構成例で
あり,図2は同様にm=5,d=4での構成例である。
図3および図4は,請求項3,4記載の発明の実施例に
おける蓄積装置の物理空間を模式的に示した図である。
【0028】動画情報ファイルはグループで構成し,グ
ループ通番2r−1(rは正整数)とグループ通番2r
との連続した2グループ毎にセット(セット通番r)を
構成してセット列となし,さらにグループはm個のブロ
ック列で構成し,ブロックはd個(便宜上d=m−1と
する)のフレームで構成し,ブロック列は蓄積装置の物
理的に連続する領域に蓄積している。グループ通番2r
−1の最終ブロック(m番目のブロック)とグループ通
番2rの先頭ブロックには通常再生にも高速再生にも使
用するフレームのみを格納しておく。具体的には,各グ
ループの最若番フレームのIDをbとし,高速再生用の
先頭フレームのフレーム番号をb+cとすると,グルー
プ通番2r−1の最終ブロック(m番目のブロック)と
グループ通番2rの先頭ブロックは高速再生用ブロック
として,フレームIDがb+c,b+c+m,・・・,
b+c+m×(d−1)に相当するフレームをd個格納
する。また,各グループの高速再生用以外のブロックに
はブロックの若番より,残りのフレーム((m−1)×
d個)をフレーム若番順に詰めてゆく構成としている。
本実施例では,便宜上,c=0,すなわち最若番フレー
ムより格納することとする。
【0029】図3は,m=6,d=5の場合の構成例で
あり,図4は,m=5,d=4での構成例である。これ
より,図1の構成例を中心に請求項1記載の発明の実施
例を説明する。
【0030】〔請求項1記載の発明の実施例〕 [1]m=6の場合(1グループは6ブロック) 動画情報ファイルは,動画情報(音声情報も含む)が6
Mビット/秒のビットレートで符号化されたビット列と
し,30フレーム/秒の動画情報を持つとする。また,
1ブロックは連続する1Mビット毎に構成することとす
る。よって,1ブロックのフレーム数(n)は,以下の
式で与えられる。
【0031】n=30(フレーム/秒)×{1M(ビッ
ト/ブロック)÷6M(ビット/秒)}=5(フレーム
/ブロック) すなわち,1ブロックを5フレームで構成する。図1に
おけるフレーム表現は,フレーム識別子(f)とフレー
ム番号(k)で表し,kは1からの通番としている。
【0032】図5は本発明の実施例のフローチャートで
ある。図中,Snは処理番号を示す。 最初に,ファイル内のブロックポインタiを1に初
期設定する(S11)。
【0033】 通常再生か高速再生かの指定(S1
2)によって,以下の処理を切り分ける。通常再生が指
示された場合にはS13,S14の処理を実施し,高速
再生が指示された場合にはS15〜S18の処理を実施
する。
【0034】 通常再生の場合には,1タイムスロッ
ト内に,ブロックポインタiのブロック(先頭ブロック
#1,ブロック#2,ブロック#3,……)を,順次読
み取る(S13)。
【0035】 処理の後,ブロックポインタiをイ
ンクリメントし(S14),再生処理が終了するまで,
処理へ戻って同様に処理を繰り返す。 ここで,高速再生が指示された場合の動作について説明
する。高速再生では,グループ内の1ブロックに格納さ
れている高速再生フレームを読み取る。読み取り率
(r)は,6ブロック中1ブロックの画像フレームを読
み取ることより, r=1/6 となる。この再生フレームは図15,図16でのフレー
ムIDが6×(s−1)+1のフレームに相当する。こ
こでsは正整数である。すなわち,6ブロックの中の1
ブロックに全て高速再生フレームを詰めておく構造にな
っている。
【0036】蓄積装置をアクセス時間40m秒,読み取
り速度24Mビット/秒の磁気ディスク装置とすれば,
1ブロックを読み取り処理する所要時間T1 は, T1 =40m秒+1Mビット÷24Mビット/秒=0.
082秒 1タイムスロットの読み取り時間は, 40m秒+1Mビット×6÷24Mビット/秒=0.2
9秒 必要とする。1タイムスロットの周期Ts を Ts =0.33秒(=30/(30×3)) に設定する。
【0037】通常再生では1タイムスロット当たり1グ
ループ,すなわち6ブロックの割合で読み取り処理を行
うが,高速再生時は1ブロック読み取りを実行できる最
大回数(h)は3回であることより,1タイムスロット
に3回のブロック読み取りが可能となる。本実施例で
は,3多重で3倍の高速再生の処理手順を説明する。
【0038】 高速再生の開始するグループを算出す
るため,現在のブロックID(ブロックポインタiの
値)を抽出する(S15)。 上記処理のブロックIDより,該ブロックがある
グループIDを算出する。具体的には,u=m×a≧i
を満足する最小のa(グループID)を算出する。uは
該グループの最終ブロックに対応する。ここで,i=u
に設定する(S16)。
【0039】 1タイムスロット内にブロックi+j
(本実施例では便宜上,j=1とする)を読み取り,伸
張・表示する(S17)。 高速再生が継続される場合には,この後,ブロック
ポインタiをi+mにインクリメントし(S18),以
下処理により同様の動作を繰り返す(S17〜S1
8)。
【0040】 高速再生が終了した場合には,ブロッ
クポインタiをi+1にセットする(S14)。 また,図6は,図5に示すフローチャートに従って高速
再生を実施した場合のタイミングチャートである。3多
重の読み取りを行う場合を例にしている。タイムスロッ
トの読み取り時間(Ts )は0.33秒であることよ
り,第1のユーザのために使用される第1タイムスロッ
ト,第2ユーザのために使用される第2タイムスロッ
ト,および,第3ユーザのために使用される第3タイム
スロットの順に,1秒の周期で繰り返される。第1ユー
ザは,通常再生から高速再生へと変化している。第2ユ
ーザおよび第3ユーザは通常再生を行っており,その動
作原理は,例えば特願平3−53310号に開示されて
いる方法と同様である。割り当てられた1タイムスロッ
ト毎にグループへのアクセスとグループデータの読み取
りが実行される。1グループは6ブロックであることよ
り,データ量は, 1Mビット×6=6Mビット となる。6Mビットは6Mビット/秒のレートで, 6Mビット÷6Mビット/秒=1秒 の時間分が伸張・表示される。3多重の場合には,読み
取り周期が1秒であり,同じく,表示時間も1秒である
ことより,表示終了時点では次の割り当てタイムスロッ
トで読み取った後続グループのデータが補充されるの
で,長時間の動画情報も途絶えることなく提供され得
る。
【0041】前記で説明したフローに従って,第1ユー
ザは通常再生から高速再生へと変化し,第2ユーザ,第
3ユーザは通常再生を実施するものとする。第1ユーザ
からの指示でグループ#1内の動画像の通常再生をして
いる時,第1ユーザが高速再生を指示した場合の実施例
を説明する。この時,第1グループの残りのフレームの
再生・表示を行い,その後,高速再生に移る。ここで,
ブロック#7には,第2グループ分の高速再生フレーム
を全て格納しているので,ブロック#7を読み取り再生
・表示することより,6ブロック分に相当する動画像を
1/3周期時間で表示することになる。すなわち,高速
再生の間は,割り当てられた1タイムスロットで1ブロ
ック読み取りを3回実行する。この1ブロックの5フレ
ーム分のデータの伸張・表示を0.33秒間実行し,3
倍速を実現する。
【0042】図7は,この例における第1ユーザの画像
フレーム出力表示例であり,通常再生から高速再生(3
倍速)に切り替えた場合の再生フレーム列を示してい
る。 [2]m=5の場合(1グループは5ブロック) 動画情報ファイルは,動画情報(音声情報も含む)が6
Mビット/秒のビットレートで符号化されたビット列と
し,30フレーム/秒の動画情報を持つとする。また,
1ブロックは連続する0.8Mビット毎に構成すること
とする。よって,1ブロックのフレーム数(n)は,以
下の式で与えられる。
【0043】n=30(フレーム/秒)×{0.8M
(ビット/ブロック)÷6M(ビット/秒)}=4(フ
レーム/ブロック) すなわち,1ブロックを4フレームで構成する。高速再
生では,グループ内の1ブロックに高速再生フレームを
読み取る。読み取り率(r)は, r=1/5 となる。この再生フレームは図15,図16でのフレー
ムIDが5×(s−1)+1のフレームに相当する。こ
こでsは正整数である。すなわち,5ブロックの中の1
ブロックに全て高速再生フレームを詰めておく構造にな
っている。
【0044】蓄積装置をアクセス時間40m秒,読み取
り速度24Mビット/秒の磁気ディスク装置とすれば,
1ブロックを読み取り処理する所要時間T1 は, T1 =40m秒+0.8Mビット÷24Mビット/秒=
0.073秒 1タイムスロットの読み取り時間は, 40m秒+0.8Mビット×5÷24Mビット/秒=
0.206秒 必要とする。1タイムスロットの周期Ts を, Ts =1グループのフレーム数/(1秒間のフレーム数
×多重度) に設定する。よって,Ts =0.222秒(=20/
(30×3))となる。
【0045】通常再生では1タイムスロット当たり1グ
ループ,すなわち5ブロックの割合で読み取り処理を行
うが,高速再生時は1ブロック読み取りを実行できる最
大回数(h)は3回であることより,1タイムスロット
に3回のブロック読み取りが可能となる。この3ブロッ
クの12フレーム分のデータの読み取りを0.222秒
内に行い,0.666秒の間を伸張・表示する。1秒間
換算では4フレームおきに18フレーム分を再生表示す
る。すなわち,高速再生時には3多重で(18×5)/
30=3倍速を実現する。
【0046】〔請求項2記載の発明の実施例〕1グルー
プを6ブロック(m=6)とし,高速再生時に1グルー
プおき(p=1とする)にグループを読み取る場合の実
施例を説明する。図8は,請求項2記載の発明の実施例
のフローチャートである。図中,Snは処理番号を示
す。
【0047】 最初に,ファイル内のブロックポイン
タiを1に初期設定する(S21)。 通常再生か高速再生かの指定(S22)によって,
以下の処理を切り分ける。通常再生が指示された場合に
はS23,S24の処理を実施し,高速再生が指示され
た場合にはS25〜S28の処理を実施する。
【0048】 通常再生の場合には,次に,1タイム
スロット内に,ブロックポインタiのブロック(先頭ブ
ロック#1,ブロック#2,ブロック#3,……)を,
順次読み取る(S23)。
【0049】 処理の後,ブロックポインタiをイ
ンクリメントし(S24),再生処理が終了するまで,
処理へ戻って同様に処理を繰り返す。 ここで,高速再生が指示された場合の動作について説明
する。高速再生では,グループ内の1ブロックに高速再
生フレームを読み取る。読み取り率(r)は,前述した
請求項1記載の発明の実施例の場合に比べて,1/(p
+1)になることより, r=(1/6)×(1/(p+1))=1/(6×(p
+1)) となる。
【0050】 高速再生を開始するグループを算出す
るため,現在のブロックID(ブロックポインタiの
値)を抽出する(S25)。 上記処理のブロックIDより,該ブロックがある
グループID(=a)を算出する。具体的には,u=m
×a≧iを満足する最小のa(グループID)を算出す
る。uは該グループの最終ブロックに対応する。ここ
で,i=uに設定する(S26)。
【0051】 1タイムスロット内にブロックi+j
(本実施例では便宜上,j=1とする)を読み取り,伸
張表示する(S27)。 高速再生が継続される場合には,この後,ブロック
IDをa+2にセットし,ブロックポインタiをi+2
×mにインクリメントし(S28),以下処理により
同様の動作を繰り返す(S27〜S28)。
【0052】 高速再生が終了した場合には,ブロッ
クポインタiをi+1にセットする(S24)。 また,図9は,図8に示すフローチャートに従って,3
多重の読み取りを行って高速再生を実施した場合の動画
フレーム出力列の例であり,1グループ6ブロックで
は,3(p+1)倍速となる。さらに,高速率を上げる
ためには,pの値を大きくすればよい。
【0053】〔請求項3の実施例〕 [1]m=6の場合(1グループは6ブロック) 動画情報ファイルは,動画情報(音声情報も含む)が6
Mビット/秒のビットレートで符号化されたビット列と
し,30フレーム/秒の動画情報を持つとする。また,
1ブロックは連続する1Mビット毎に構成することとす
る。よって,1ブロックのフレーム数(n)は,以下の
式で与えられる。
【0054】n=30(フレーム/秒)×{1M(ビッ
ト/ブロック)÷6M(ビット/秒)}=5(フレーム
/ブロック) すなわち,1ブロックを5フレームで構成する。図3に
おけるフレーム表現は,フレーム識別子(f)とフレー
ム番号(k)で表し,kは1からの通番としている。
【0055】図10は,請求項3記載の発明の実施例の
フローチャートである。図中,Snは処理番号を示す。 最初に,ファイル内のブロックポインタiを1に初
期設定する(S31)。
【0056】 通常再生か高速再生かの指定(S3
2)によって,通常再生が指示された場合にはS33,
S34の処理を実施し,高速再生が指示された場合には
S35〜S38の処理を実施する。
【0057】 通常再生の場合には,1タイムスロッ
ト内に,ブロックポインタiのブロック(先頭ブロック
#1,ブロック#2,ブロック#3,……)を,順次読
み取る(S33)。
【0058】 処理の後,ブロックポインタiをイ
ンクリメントし(S34),再生処理が終了するまで,
処理へ戻って同様に処理を繰り返す。 ここで,高速再生が指示された場合の動作について説明
する。高速再生では,グループ内の1ブロックに高速再
生フレームを読み取る。読み取り率(r)は,6ブロッ
ク中1ブロックの画像フレームを読み取ることより, r=1/6 となる。この再生フレームは図15,図16でのフレー
ムIDが6×(s−1)+1のフレームに相当する。こ
こでsは正整数である。すなわち,6ブロックの中の1
ブロックに全て高速再生フレームを詰めておく構造にな
っている。
【0059】蓄積装置をアクセス時間40m秒,読み取
り速度24Mビット/秒の磁気ディスク装置とすれば,
2ブロックを読み取り処理する所要時間T1 は, T1 =40m秒+1Mビット×2÷24Mビット/秒=
0.123秒 1タイムスロットの読み取り時間は, 40m秒+1Mビット×6÷24Mビット/秒=0.2
9秒 必要とする。1タイムスロットの周期Ts を, Ts =0.33秒 に設定する。
【0060】通常再生では1タイムスロット当たり1グ
ループ,すなわち6ブロックの割合で読み取り処理を行
うが,高速再生時は2ブロック単位読み取りを実行でき
る最大回数(h)は2回であることより,1タイムスロ
ットに2回の2ブロック読み取りが可能となる。本実施
例では3多重での高速再生の処理手順を説明する。
【0061】 高速再生を開始するグループを算出す
るため,現在のブロックID(ブロックポインタiの
値)を抽出する(S35)。 上記処理のブロックIDより,該ブロックがある
セットID(=g)を算出する。具体的には,w=2m
×g≧iを満足する最小のgの値を算出する。wは該セ
ットの最終ブロックに対応する。ここで,i=wに設定
する(S36)。
【0062】 1タイムスロット内にブロックi+m
−1(次グループの最終ブロック)とブロックi+m
(次々グループの先頭ブロック)の2ブロックを読み取
り,伸張・表示する(S37)。
【0063】 高速再生が継続される場合には,この
後,ブロックポインタiをi+2×mにインクリメント
し(S38),以下処理により同様の動作を繰り返す
(S37〜S38)。
【0064】 高速再生が終了した場合には,S34
に処理を移行し,ブロックポインタiをi+1にセット
する(S34)。 また,図11は,図10に示すフローチャートに従って
高速再生を実施した場合のタイミングチャートである。
3多重の読み取りを行う場合を例にしている。タイムス
ロットの読み取り時間(Ts )は0.33秒であること
より,第1のユーザのために使用される第1タイムスロ
ット,第2ユーザのために使用される第2タイムスロッ
ト,および,第3ユーザのために使用される第3タイム
スロットの順に,1秒の周期で繰り返される。第1ユー
ザは,通常再生から高速再生へと変化している。第2ユ
ーザおよび第3ユーザは通常再生を行っており,その動
作原理は,例えば特願平3−53310号に開示されて
いる方法と同様である。割り当てられた1タイムスロッ
ト毎にグループへのアクセスとグループデータの読み取
りが実行される。1グループは6ブロックであることよ
り,データ量は, 1Mビット×6=6Mビット となる。6Mビットは6Mビット/秒のレートで, 6Mビット÷6Mビット/秒=1秒 の時間分が伸張・表示される。3多重の場合には,読み
取り周期が1秒であり,同じく,表示時間も1秒である
ことより,表示終了時点では次の割当てタイムスロット
で読み取った後続グループのデータが補充されるので,
長時間の動画情報も途絶えることなく提供され得る。
【0065】前記で説明したフローに従って,第1ユー
ザは通常再生から高速再生へと変化し,第2ユーザ,第
3ユーザは通常再生を実施するものとする。第1ユーザ
からの指示でグループ#1内の動画像の通常再生をして
いる時,第1ユーザが高速再生を指示した場合の実施例
を説明する。この時,セット#1の通常再生している時
に高速再生が指示されているため,セット#1にあるグ
ループ#1および#2のフレームの再生・表示を行い,
その後,セット#2より高速再生を実施させる。すなわ
ち,セット#2のグループ#3のブロック#18と,セ
ット#2のグループ#4のブロック#19の2ブロック
をペアで読み取る。同様に,セット#3のグループ#5
のブロック#30と,セット#3のグループ#6のブロ
ック#31の2ブロックをペアで読み取る。
【0066】ブロック#18にはグループ#3の高速再
生フレームを全て格納してあり,ブロック#19にはグ
ループ#4の高速再生フレームを全て格納してあり,ブ
ロック#18とブロック#19の2ブロックでセット#
2の高速再生フレームを全て格納してある。同様に,ブ
ロック#30とブロック#31は,セット#3の高速再
生フレームを全て格納してある。このブロック#18と
#19の2ブロックと,ブロック#30と#31の2ブ
ロックの計4ブロックをタイムスロット時間(0.33
秒)内で読み取り,通常再生で24ブロック相当の動画
像の再生表示を1秒間行う。高速再生が指示されている
場合は,セット#5,セット#6,…と同様の高速再生
の処理を続行する。すなわち,高速再生の間は,割り当
てられた1タイムスロットで2ブロック単位読み取りを
2回実行し,この4ブロックの20フレーム分の画像デ
ータの伸張・表示を1秒間実行し,4(=20×6÷3
0)倍速を実現する。
【0067】図12は,図11での第1ユーザの画像フ
レーム出力表示例であり,通常再生から高速再生(4倍
速)に切り替えた場合の再生フレーム列を示している。 [2]m=5の場合(1グループは5ブロック) 動画情報ファイルは,動画情報(音声情報も含む)が6
Mビット/秒のビットレートで符号化されたビット列と
し,30フレーム/秒の動画情報を持つとする。また,
1ブロックは連続する0.8Mビット毎に構成すること
とする。よって,1ブロックのフレーム数(n)は,以
下の式で与えられる。
【0068】n=30(フレーム/秒)×{0.8M
(ビット/ブロック)÷6M(ビット/秒)}=4(フ
レーム/ブロック) すなわち,1ブロックを4フレームで構成する。高速再
生では,グループ内の1ブロックに高速再生フレームを
読み取る。読み取り率(r)は, r=1/5 となる。この再生フレームは図15,図16でのフレー
ムIDが5×(s−1)+1のフレームに相当する。こ
こでsは正整数である。すなわち,5ブロックの中の1
ブロックに全て高速再生フレームを詰めておく構造にな
っている。
【0069】蓄積装置をアクセス時間40m秒,読み取
り速度24Mビット/秒の磁気ディスク装置とすれば,
1ブロックを読み取り処理する所要時間T1 は, T1 =40m秒+0.8Mビット×2÷24Mビット/
秒=0.107秒 1タイムスロットの読み取り時間は, 40m秒+0.8Mビット×5÷24Mビット/秒=
0.207秒 必要とする。1タイムスロットの周期Ts を, Ts =1グループのフレーム数/(1秒間のフレーム数
×多重度) に設定する。よって,Ts =0.222秒(=20/
(30×3))となる。
【0070】通常再生では1タイムスロット当たり1グ
ループ,すなわち5ブロックの割合で読み取り処理を行
うが,高速再生時は2ブロック単位の読み取りを実行で
きる最大回数(h)は2回であることより,1タイムス
ロットに2回の2ブロック読み取りが可能となる。この
4ブロックの16フレーム分のデータの読み取りを0.
222秒以内で行い,0.666秒間実行する。1秒間
換算では4フレームおきに24フレーム分を再生表示す
る。すなわち,高速再生時には3多重で(24×5)/
30=4倍速を実現する。
【0071】〔請求項4記載の発明の実施例〕1グルー
プが6ブロック(m=6)で,高速再生時に1セットお
き(p=1)にグループ単位の読み取りを行う場合の実
施例を説明する。図13は,請求項4記載の発明の実施
例のフローチャートである。図中,Snは処理番号を示
す。
【0072】 最初に,ファイル内のブロックポイン
タiを1に初期設定する(S41)。 通常再生か高速再生かの指定(S42)によって,
以下の処理を切り分ける。通常再生が指示された場合に
はS43,S44の処理を実施し,高速再生が指示され
た場合にはS45〜S48の処理を実施する。
【0073】 通常再生の場合には,1タイムスロッ
ト内に,ブロックポインタiのブロック(先頭ブロック
#1,ブロック#2,ブロック#3,……)を,順次読
み取る(S43)。
【0074】 処理の後,ブロックポインタiをイ
ンクリメントし(S44),再生処理が終了するまで,
処理へ戻って同様に処理を繰り返す。ここで,高速再
生が指示された場合の動作について説明する。高速再生
では,グループ内の1ブロックに高速再生フレームを読
み取る。読み取り率(r)は,前述した請求項3記載の
発明の実施例の場合に比べて,1/(p+1)になるこ
とより, r=(1/6)×(1/(p+1))=1/(6×(p
+1)) となる。
【0075】 高速再生を開始するグループを算出す
るため,現在のブロックID(ブロックポインタiの
値)を抽出する(S45)。 上記処理のブロックIDより,該ブロックがある
セットID(=g)を算出する。具体的には,w=2m
×g≧iを満足する最小のgの値を算出する。wは該セ
ットの最終ブロックに対応する。ここで,i=wに設定
する(S46)。
【0076】 1タイムスロット内にブロックi+m
−1とブロックi+mを読み取り,伸張・表示する(S
47)。 高速再生が継続される場合には,この後,fセット
おきの該当セットの高速再生用ブロック(該セットの先
頭グループの最終ブロックと,次グループの先頭ブロッ
ク)を読み出す。この後,ブロックポインタiをi+2
(f+1)mにインクリメントし(S48),以下処理
により同様の動作を繰り返す(S47〜S48)。
【0077】 高速再生が終了の場合は,ブロックポ
インタiをi+1にセットする(S44)。 図14は,図13のフローチャートに従って,3多重の
読み取りを行って高速再生を実施した場合の動画フレー
ム出力列の例であり,1グループ6ブロックでは4(1
+p)倍速となっている。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば,デ
ィジタル動画情報ファイルを複数に分割したブロック列
とし,通常の再生時には前記ブロック列を順番に読み取
り,高速再生時には,前記ブロック列の高速再生用のブ
ロックを読み取り,再生表示するようにしたので,読み
取ったフレームを破棄することがなく,通信のスループ
ットを低下させることのない効率の良い高速再生を実現
することができる。さらに,通常再生と高速再生のファ
イルを共用でき,蓄積媒体の容量を抑えることができる
効果がある。さらにまた,従来の方法に比べて,高速再
生用のフレームを,ある特定ブロックに密集させている
ため,多重読み取りをしながら滑らかな高速再生が可能
となる。
【0079】以上のように,本発明は高速再生を含めた
動画情報の多重読み取りを高性能(多重度,高速倍率の
幅の広さ,画像の滑らかさ)で行えるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2記載の発明の実施例(m=6,d
=5の場合)での蓄積装置の物理空間の模式図である。
【図2】請求項1,2記載の発明の実施例(m=5,d
=4の場合)での蓄積装置の物理空間の模式図である。
【図3】請求項3,4記載の発明の実施例(m=6,d
=5の場合)での蓄積装置の物理空間の模式図である。
【図4】請求項3,4記載の発明の実施例(m=5,d
=4の場合)での蓄積装置の物理空間の模式図である。
【図5】請求項1記載の発明の実施例のフローチャート
である。
【図6】請求項1記載の発明の実施例のタイミングチャ
ートである。
【図7】請求項1記載の発明の実施例の出力フレーム列
を示す図である。
【図8】請求項2記載の発明の実施例のフローチャート
である。
【図9】請求項2記載の発明の実施例の出力フレーム列
を示す図である。
【図10】請求項3記載の発明の実施例のフローチャー
トである。
【図11】請求項3記載の発明の実施例のタイミングチ
ャートである。
【図12】請求項3記載の発明の実施例の出力フレーム
列を示す図である。
【図13】請求項4記載の発明の実施例のフローチャー
トである。
【図14】請求項4記載の発明の実施例の出力フレーム
列を示す図である。
【図15】従来技術における一般的な蓄積装置の物理空
間の模式図である。
【図16】従来技術における一般的な蓄積装置の物理空
間の模式図である。
【符号の説明】
f フレーム識別子(f−xxのxxは1からの通
番)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−217251(JP,A) 特開 平6−223505(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/907,5/91 - 5/956 G11B 20/12 102

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル動画情報ファイルを複数に分
    割したブロック列の連続するmブロック(mは正整数)
    毎にグループを構成してグループ列となし,1ブロック
    はdフレーム(dは正整数)となし,通常再生表示順に
    画像フレームの番号を付与したとき,各グループのj番
    目(j≦m)のブロックには,高速再生に使用する画像
    フレームとして,画像フレーム番号がb+c(ただし,
    bは各グループの画像フレームの最若番,cはm−1以
    下の自然数)の画像フレームを先頭にして,フレーム番
    号がm−1おきに,合計d個分の画像フレームを格納す
    る構成とし,各グループのj番目以外のm−1個のブロ
    ックには,若番ブロックより順次,高速再生に使用しな
    い残りの(m−1)×d個の画像フレームを若番順に格
    納する構成とし,各グループ内のmブロック毎に,蓄積
    装置の物理的に連続する領域に蓄積しておき,通常の再
    生時には,1グループ読み取りを1タイムスロット当た
    り1回の割合で実行して前記グループ列を順番に読み取
    り,バッファメモリ内で該グループに属する画像フレー
    ムを若番順に整え,再生表示し,高速再生時には,1タ
    イムスロットの時間内に1ブロック読み取りを実行でき
    る最大回数をhとするとき,1ブロック読み取りを1タ
    イムスロット当たりh回の割合で実行して,各グループ
    のj番目(j≦m)のブロックを順番に読み出し,該ブ
    ロック内の画像フレームを格納順に再生表示することを
    特徴とする早送りデータ集中配置型動画多重読み取り再
    生方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の早送りデータ集中配置型
    動画多重読み取り再生方法において,高速再生時に,連
    続したグループのj番目(j≦m)のブロックを読み出
    すのではなく,p(pは正整数)グループおきに,グル
    ープのj番目(j≦m)のブロックを読み出し,該ブロ
    ック内の画像フレームを格納順に再生表示することを特
    徴とする早送りデータ集中配置型動画多重読み取り再生
    方法。
  3. 【請求項3】 ディジタル動画情報ファイルを複数に分
    割したブロック列の連続するmブロック(mは正整数)
    毎にグループを構成してグループ列となし,グループ通
    番2r−1(rは正整数)とグループ通番2rとの連続
    した2グループ毎にセット通番をrとするセットを構成
    してセット列となし,1ブロックはdフレーム(dは正
    整数)となし,通常再生時の表示順に画像フレームの番
    号を付与したとき,各セットの先頭グループの第mブロ
    ックと,各セットの2番目グループの先頭ブロックに
    は,高速再生に使用する画像フレームとして,画像フレ
    ーム番号がb+c(ただし,bは各グループの画像フレ
    ームの最若番,cはm−1以下の自然数)の画像フレー
    ムを先頭にして,フレーム番号がm−1おきに,合計d
    個分の画像フレームを格納する構成とし,各グループの
    高速再生用ブロック以外のm−1個のブロックには,若
    番ブロックより順次,高速再生に使用しない残りの(m
    −1)×d個の画像フレームを若番順に格納する構成と
    し,各グループ内のmブロック毎に,蓄積装置の物理的
    に連続する領域に蓄積しておき,通常の再生時には,1
    グループ読み取りを1タイムスロット当たり1回の割合
    で実行して前記グループ列を順番に読み取り,バッファ
    メモリ内で該グループに属する画像フレームを若番順に
    整え,再生表示し,高速再生時には,1タイムスロット
    の時間内に,2ブロック読み取りを実行できる最大回数
    をhとするとき,2ブロック読み取りを1タイムスロッ
    ト当たりh回の割合で実行して,前記の各セットの再生
    専用の2ブロックを順番に読み出し,2ブロック内の画
    像フレームを格納順に再生表示することを特徴とする早
    送りデータ集中配置型動画多重読み取り再生方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の早送りデータ集中配置型
    動画多重読み取り再生方法において,高速再生時に,連
    続したセットに対して,セット内の高速再生用の2ブロ
    ックを読み出すのではなく,pセット(pは正整数)お
    きにセット内の高速再生用の2ブロックを読み出し,該
    ブロック内の画像フレームを格納順に再生表示すること
    を特徴とする早送りデータ集中配置型動画多重読み取り
    再生方法。
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