JP3407658B2 - 水和物の製造方法および装置 - Google Patents
水和物の製造方法および装置Info
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Description
れる水和物のスラリーを製造する方法およびその装置に
関する。さらに特定すれば、本発明は流動性の高い水和
物のスラリーを確実に製造する方法および装置に関す
る。
る各種の蓄熱装置が開発されている。このような蓄熱装
置を使用することにより、たとえば深夜電力、または工
場の排熱等、供給が不連続なエネルギを利用して蓄熱を
しておき、蓄熱した冷熱を空調設備に利用することによ
り、エネルギをより有効に利用することができる。
用した蓄熱装置がある。このものは、深夜電力等によ
り、夜間に氷を製造しておき、昼間にこの氷に蓄熱され
た冷熱を空調設備に利用するものがある。このものは、
水の顕熱を利用する場合と比較すると、氷の潜熱により
大量の冷熱を蓄熱できるが、その反面で固体の氷が形成
されるので、その取扱や熱交換等が困難となり、装置が
複雑かつ大形化するという不具合がある。
利用したものがある。水の分子は籠状の構造を構成して
おり、この籠状構造すなわちホスト構造の中に他の分子
すなわちゲスト分子が入り込んで包接水和物を形成する
ことが知られている。この水和物は、氷と類似した外観
や物理的性質を有しており、かつこの水和物の生成され
る温度は、ゲスト分子の種類や濃度、その他の条件によ
り変化し、水の凝固温度以上の温度で生成される水和物
もある。
他の条件を選択することにより、水の凝固温度以上の温
度で水和物を形成することができ、水中に水和物の粒子
が混合したスラリーを形成することができる。この水和
物のスラリーは、水和物の潜熱により大きな蓄熱能力を
有し、かつスラリーであるためにポンプ等により配管を
介して移送でき、取扱が容易であり、また熱交換等も容
易である。また、このような水和物スラリーは、冷水を
使用する既存の空調設備にそのまま、または小改修を施
して利用することも可能である。
リーは、水和物の粒子がたとえば冷却管の表面、配管の
内部、スラリーを貯蔵する蓄熱槽の壁面や底面等に付着
堆積して固体状に凝固してしまうという問題がある。よ
って、この水和物スラリーを使用した蓄熱装置を実用化
するには、この水和物の粒子の凝固を確実に防止し、流
動性の高いスラリーを製造しかつ維持する技術を確立す
る必要がある。
基づいてなされたもので、粒子が凝固することがなく、
高い流動性を維持することができる水和物のスラリーを
確実に製造する方法および装置を提供するものである。
の装置は、ゲスト化合物として包接水和物生成物質を含
む水溶液を冷却して水和物の粒子を生成する装置であっ
て、冷凍装置からの冷却媒体と前記水溶液との間で熱交
換を行い、この水溶液を冷却する熱交換手段と、前記熱
交換手段の部分を通過する水溶液中の溶存ガスの濃度を
検出する溶存ガス検出手段と、前記水溶液中の溶存ガス
の濃度を制御する溶存ガス濃度制御手段とを具備したこ
とを特徴とするものである。したがって、この水溶液が
冷却されて水和物の粒子が生成される際の溶存ガス濃度
を確実に制御し、表面がガス膜に覆われた水和物粒子を
確実に製造することができ、水和物粒子が凝固すること
なく、また流動性が高く、かつ貯蔵や移送が容易な水和
物スラリーを製造することができる。
と、水和物の粒子が生成されると同時に、この水和物の
粒子の表面に極めて薄いガスの膜が形成される。したが
って、このような粒子表面のガス膜により、これら水和
物の粒子が互いに直接接触するのが防止され、これら粒
子が凝固することが防止される。また、このようなガス
膜に覆われているため、この水和物粒子を含むスラリー
の流動性が高くなり、ポンプ等により搬送する場合の圧
損が少なく、また配管の内面等に水和物粒子が凝固堆積
することが防止される。さらに、このガス膜により、水
和物粒子から水溶液への熱伝導が少なくなり、この水和
物スラリーの貯蔵、輸送等の際の熱損失も小さくなる。
前記ゲスト化合物は、テトラ−n−ブチルアンモニウム
塩、テトラ−iso−アミルアンモニウム塩、テトラ−
iso−ブチルフォスフォニウム塩、及びトリ−iso
−アミルサルフォニウム塩の何れかであることを特徴と
するものである。これらのゲスト化合物の水和物は、概
略5°Cないし25°Cの温度範囲で生成されるので、
蒸気吸収式冷凍装置によりこの水溶液を冷却して水和物
の粒子を生成することができる。この蒸気吸収式冷凍装
置は、低温度の排熱を熱源として使用できるので、エネ
ルギの効率的な利用、および各種の排熱等を有効に利用
することができる。
ゲスト化合物濃度検出器と、該ゲスト化合物濃度検出器
からの信号に対応してゲスト化合物を前記水溶液中に供
給するゲスト化合物供給機構とを更に備えることを特徴
とするものである。したがって、水溶液中のゲスト化合
物の濃度を一定に維持することができる。
前記溶存ガス濃度制御手段は、前記水溶液の流通経路の
少なくとも一部に形成され内部に前記水溶液が通流され
るとともに大気に連通され、通流される水溶液の自由表
面を空気に接触させる開放型容器であることを特徴とす
るものである。したがって、水溶液の溶存空気濃度はほ
ぼ飽和濃度に自動的に維持され、前述したガス膜で覆わ
れた水和物粒子の生成の条件内に維持することが可能で
ある。また、この装置は、水溶液の流通系統が大気開放
型になるので、加圧密閉容器や加圧機構等を必要とせ
ず、構造が簡単で取扱も容易となる。
前記溶存ガス濃度制御手段は、前記水溶液を貯留する容
器と、この容器内の水溶液中にガスを噴出させるガス供
給手段とを備えることを特徴とするものである。
ゲスト化合物として包接水和物生成物質を含む水溶液
を、その自由表面を空気に接触させながら冷却して水和
物の粒子を生成し、水和物スラリーを製造することを特
徴とするものである。
前記ゲスト化合物は、テトラ−n−ブチルアンモニウム
塩、テトラ−iso−アミルアンモニウム塩、テトラ−
iso−ブチルフォスフォニウム塩、及びトリ−iso
−アミルサルフォニウム塩の何れかであることを特徴と
するものである。
前記水溶液を大気圧下で冷却することを特徴とするもの
である。したがって、装置が簡単となり、また圧力が一
定であるので溶存ガス濃度の制御等も容易である。
前記水溶液を攪拌しながら冷却することを特徴とするも
のである。
は、前記水溶液のゲスト化合物の濃度を一定に維持する
ことを特徴とするものである。
は、前記水溶液の冷却温度を制御することにより、水和
物の粒子の生成量を制御することを特徴とするものであ
る。
は、冷却媒体と配管を介して又は直接熱交換を行うこと
により前記水溶液を冷却することを特徴とするものであ
る。
および装置の実施形態を説明する。図1ないし図3には
本発明の第1の実施形態の装置の概略を示す。このもの
は、空調設備等の冷熱源として水和物のスラリーを製造
する装置および方法である。もちろん、本発明はこのよ
うな用途のものに限定されず、その他の用途の冷熱源と
して使用されるものでも良い。
収式冷凍装置1を用いたもので、この吸収式冷凍装置1
により冷却媒体すなわち4°C程度の冷水が供給され
る。なお、2はこの吸収式冷凍装置1のための冷却塔で
ある。
れに水和物の粒子が混合した水和物スラリーSを貯蔵す
る蓄熱槽である。この蓄熱槽3内の水溶液は熱交換器4
に送られて上記の吸収式冷凍装置からの冷水と熱交換さ
れて冷却され、水和物の粒子を生成し、この粒子を含ん
だスラリーは上記の蓄熱槽3に戻され、貯蔵される。そ
して、この蓄熱槽3内の水和物スラリーは、空調設備等
の熱負荷側に送られ、冷熱源として使用される。
記の吸収式冷凍装置1には、蒸発器10が備えられ、こ
の蒸発器10内では、ノズル13から冷媒としての水が
散布されて蒸発し、低温雰囲気となる。この蒸発器10
内には伝熱管12等の熱交換要素が収容され、この伝熱
管12と前述の熱交換器4との間にはポンプ11を介し
て水が循環されており、たとえば熱交換器4からの約1
2°Cの水を約4°Cに冷却して熱交換器4に戻す。
管14を介して吸収器15に送られる。この吸収器15
内には、吸収剤としてたとえば臭化リチウムを溶解した
吸収溶液が収容され、またこの吸収溶液はノズル16か
ら散布される。そして、上記の蒸発器10からの水蒸気
は、この吸収溶液に吸収される。
とにより希釈された吸収溶液は、ポンプ17によって第
1発生器18に送られる。この第1発生器18内には熱
交換要素20が設けられ、この熱交換要素20には、工
場の排熱等の比較的低温の熱源で発生された比較的低温
の蒸気等が供給され、上記の希釈された吸収溶液を加熱
し、水を蒸発させてこの吸収溶液を濃縮する。そして、
この濃縮された吸収溶液は、配管21を介して第2発生
器22に送られる。
から蒸発した水蒸気は、上記の第2発生器22内の熱交
換要素23に送られ、この第2発生器22内の吸収溶液
を加熱して水を蒸発させてさらに濃縮する。そして、こ
のようにして2段階で濃縮されて水蒸気の吸収能力が回
復して吸収溶液は、配管24を介して前記の吸収器15
内のノズル16に供給され、蒸発器10からの水蒸気を
再び吸収する。
生器22内で発生した水蒸気は、凝縮器26に送られ
る。この凝縮器26内には熱交換要素28が設けられ、
この熱交換要素28には前記の冷却塔2からの冷却水が
ポンプ27により供給される。そして、上記の水蒸気
は、この熱交換要素28により冷却されて凝縮して水に
戻り、この水はポンプ32により蒸発器10のノズル1
3に送られて散布され、蒸発して低温となる。なお、前
記の冷却塔2からの冷却水は配管29を介して吸収器1
5内の熱交換要素31に送られ、吸収溶液を冷却してそ
の水蒸気吸収能力を向上させる。
路で冷媒の水および吸収溶液が循環し、冷水を供給す
る。このような吸収式冷凍装置は比較的低温の熱源から
の熱を利用することが可能であり、工場の排熱等を有効
に利用することができる。また、このような吸収式冷凍
装置は、一般的には冷却温度がたとえば3°Cから15
°Cの範囲であるが、吸収剤の種類を適宜選択すること
により、この温度範囲以上の冷却能力を有することがで
き、また冷媒の水に不凍液等を混入することにより、0
°C以下の温度まで冷却することも可能である。
熱交換器4の構成を説明する。この実施形態では、この
水和物を形成するゲスト化合物として臭化テトラn−ブ
チルアンモニウム(以下TBABと略称する)を使用し
たものである。このTBABの水和物の融点は11.8
°Cであり、よってこのTBABの水溶液Sは、上記の
11.8°C以下に冷却すると包接水和物が生成され
る。なお、このTBABの水和物の融解熱は40ないし
50Kcal/Kgであり、この潜熱によって大きな蓄
熱能力を発揮する。
は限定されず、テトラn−ブチルアンモニウム塩、テト
ラiso−アミルアンモニウム塩、テトラiso−ブチ
ルフォスフォニウム塩、トリiso−アミルサルフォニ
ウム塩等の包接水和物生成物質の各種の化合物を使用す
ることができる。これらのゲスト化合物の水和物は、そ
の融点が約5°Cないし25°Cの範囲にあり、上述の
ような吸収式冷凍装置1の冷却温度範囲と対応してお
り、このような吸収式冷凍装置と組み合わせて使用する
のに適している。
るための熱交換器4の構成を概略的に示す。図中の40
は冷却槽であって、この冷却槽40内には配管41を介
して前記の蓄熱槽3内のTBABの水溶液Sが供給さ
れ、またこの水溶液と生成された水和物粒子とのスラリ
ーはこの冷却槽40の底部から配管42を介して前記の
蓄熱槽3に戻される。
は大気に連通した開放形の容器であって、その内部は大
気圧に維持され、また流通される水溶液Sはその自由表
面で空気と接触している。
の他の形式の熱交換手段すなわち熱交換要素50が設け
られている。この熱交換要素50には、配管44,45
を介して前記の吸収式冷凍機1で生成された冷却媒体す
なわち冷水が循環され、周囲の水溶液を冷却する。ま
た、この冷却槽40には、ポンプ51および配管52等
からなる流通機構が設けられ、内部の水溶液Sを上記の
熱交換要素50通過して循環流通させる。
温度検出器51、溶存ガス濃度検出器52、およびゲス
ト化合物の濃度検出器53が設けられている。なお、こ
の実施形態では、上記の溶存ガス濃度検出器52は、溶
存酸素濃度検出器が使用され、水溶液中の溶存酸素の濃
度を検出し、この検出値からこの水溶液中の溶存空気の
濃度を測定するように構成されている。
出機構56が設けられている。この空気噴出機構56
は、空気ノズル57、ポンプ59等を備え、冷却槽40
内の数溶液中に空気を噴出するものである。
供給機構60が設けられ、タンク61内に貯溜されてい
るゲスト化合物、この実施形態ではTBABまたはその
濃縮溶液をポンプ62、流量制御弁63を介して冷却槽
40内の水溶液S中に供給するように構成されている。
度検出器52およびゲスト化合物濃度検出器53からの
信号は、制御装置54に送られる。この制御装置54で
は、これらの検出器からの信号やその他のプロセス信号
に対応して、装置全体の制御をなす。たとえば、図2に
示すように、この制御装置54はゲスト化合物濃度検出
器53からの信号に対応してゲスト化合物供給機構60
の流量制御弁63を制御し、この冷却槽40内の水溶液
Sのゲスト化合物の濃度を一定に維持する。
造方法を説明する。まず、この水和物スラリーの製造に
先だって、この装置内の水溶液Sのゲスト化合物の濃
度、および溶存ガスすなわち溶存空気濃度を所定の範囲
に調整する。上記のゲスト化合物の濃度の調整は、上記
のゲスト化合物供給機構60を調整することにより行う
ことができる。また、溶存空気濃度の調整は、通常は十
分に空気に接触させてその飽和濃度まで溶存空気を含ん
だ水を装置内に充填することにより設定することができ
る。
びこの装置全体を作動させる。そして、水溶液Sは、熱
交換要素50を通過する際に冷却され、TBABの水和
物の粒子を形成する。この場合に、上記の温度検出器5
1や溶存ガス濃度検出器52等により、この水溶液Sが
熱交換要素50により冷却されて水和物の粒子を形成す
る温度、たとえば7〜8°Cの温度において、その溶存
空気の濃度が飽和濃度の90%以上となるように維持す
る。
成されるTBABの水和物の粒子の表面が薄いガス膜す
なわち空気の膜で覆われる。このような水和物粒子の表
面にガス膜が形成される過程は、分子的なレベルでは明
らかではないが、概略以下のような過程で形成されるも
のである。
水分子n個からなるホスト構造の中に抱合されて形成さ
れ、通常このホスト構造は水分子6個から構成されると
仮定すると、水分子6、ゲスト化合物分子1の割合の水
溶液を調製した場合には、これを冷却してゆくと、水溶
液と水和物の混合物の温度は一定でかつ水溶液のゲスト
化合物の濃度の一定の状態で水和物が生成される。この
ような場合の温度を調和温度と称している。
より薄い場合、たとえば水分子12に対してゲスト化合
物分子1の割合の水溶液を調製した場合には、上記のよ
うに水分子6、ゲスト化合物分子1の割合で水和物が形
成されてゆくので、水和物が生成される従って水溶液の
濃度が薄くなり、水和物の生成量が増加するに従って水
溶液の濃度および水和物の生成温度が低下してゆく。
合物の濃度が上記のいずれの場合でも、すなわち水分子
6に対してゲスト化合物の分子1の割合の調和温度を生
じる濃度の場合、またはこれ以下の濃度の場合のいずれ
についても、生成された水和物粒子の表面にはガス膜が
形成された。その理由は以下のように考えられる。
上記の調和温度を生じるような濃度の場合であっても、
この水溶液が熱交換要素と接触する局部的な部分では、
まずこの水溶液がTBAB水和物の融点以下の温度まで
過冷却され、ついでこの水溶液中に存在する微粒子、そ
の他の核を中心として水和物が生成され、これが水和物
の粒子となる。この場合に、過冷却すなわち温度の低い
水溶液中には、より多くのガスが溶存可能となる。次
に、水和物が生成されると、その凝固熱が放出されるの
で、周囲の温度が局部的に上昇する。これによって、周
囲の水溶液中の溶存ガスが分離され、水和物の粒子の表
面に吸着されてガス膜を形成する。このガス膜の実際の
態様は生成条件によって相違するが、水和物粒子の表面
に実際のガスの層が形成される場合の他に、このガスが
水和物の一部を構成したり、または一部が水和物の構造
の中に取り込まれる場合があると考えられる。
のホスト構造の中に入り込む際に、この水の中の溶存ガ
スの分子が周囲の水溶液中に排除される。この場合に、
周囲の水溶液は上記のように局部的に温度が上昇してい
るので、溶存可能な飽和濃度が低下しており、さらに水
和物の生成により水溶液の量が減少しているので、この
ように排除されたガスも周囲の水溶液から分離される。
水和物の粒子の表面にただちに吸着され、以後はこの粒
子の表面に安定して吸着保持され、この水和物の粒子表
面が薄いガス膜で覆われる。
が形成されることにより、これら水和物粒子が直接接触
することが防止されるので、これら水和物粒子同志が結
合して凝縮することが防止される。また、このガス膜
は、水和物粒子の間の摩擦を減少し、この水和物粒子と
水溶液との混合物のスラリーの流動性を高め、このスラ
リーをポンプ等により配管内を移送する際に、その圧力
損失が小さくなる。さらに、このガス膜は、水和物粒子
と周囲の水溶液との間の熱伝達を少なくするので、この
スラリーの見掛け上の熱伝導率が小さくなる。このた
め、このようなスラリーを貯蔵したり移送したりする際
の熱損失が小さくなる。
溶液の溶存ガスの濃度を制御する必要がある。この溶存
ガスの濃度が低すぎる場合には、上記の過程でガスが分
離されないか、または分離されるガスの量が少なく、水
和物の粒子の表面が十分にガス膜で覆われなくなる。一
般に、このような装置においては、装置を構成する鋼板
等の腐食を防止するために、上記のような水溶液は十分
に脱気され、溶存酸素濃度を低くするのが一般的である
が、上記のような水和物粒子の表面にガス膜を形成する
ためには、このような脱気は好ましくない。
った結果、水和物粒子の表面に上述したような作用を期
待し得る程度の厚さのガス膜を形成するには、水溶液の
溶存ガスの濃度が、この水和物が形成される温度におけ
る飽和濃度の約90%以上であることが判明した。な
お、この実験は、溶存ガスが空気すなわち窒素と酸素の
混合ガス、窒素および二酸化炭素の場合について行った
が、これらのガスの種類の相違における条件に特に差は
なかった。
ガスの濃度が飽和濃度を越えると、そのガスが遊離して
放出されるので、一般にはこの水溶液の溶存ガス濃度は
その飽和濃度を越えることはない。そして、上記の空
気、窒素、二酸化炭素について、飽和溶存ガス濃度で試
験をおこなったが、いずれも飽和濃度においても上記の
水和物粒子の表面に十分な厚さのガス膜が形成され、か
つ遊離ガスの気泡の発生等もなかった。
の容器であり、内部で水溶液Sの自由表面が常に空気に
接触している。したがって、最初にこの装置内に十分に
空気に接触させて飽和濃度近くまで飽和空気濃度を高め
た水溶液Sを充填し、またこの水溶液Sの自由表面を十
分に広くしておくことにより、この水溶液の溶存空気濃
度はほぼ飽和濃度近くに自動的に維持され、上記の下限
である90%以下まで低下することはない。
プ51により、内部の水溶液が熱交換要素50の周囲を
流通するように循環されているので、この冷却槽40内
の水溶液の溶存空気濃度や温度が均一に維持され、前記
のような制御が容易かつ正確となる。
6によりこの冷却槽40の底部から水溶液S中に空気を
噴出しているので、その気泡の上昇により内部が撹拌さ
れ、水和物粒子の沈殿や凝集をより確実に防止できる。
なお、この噴出される空気により、この水溶液の溶存空
気の濃度を高めることができるので、この空気噴出機構
56は上記のような撹拌作用と同時に、水溶液の溶存空
気濃度を確実に飽和濃度近傍に維持しておく作用を兼用
することができる。
れるのとにより、この水溶液中のTBABの濃度が低下
するが、前記のゲスト化合物供給機構60により、この
濃度の低下に対応してTBABが供給され、最適の濃度
に維持する。
するため、また取扱を容易にするために、冷却槽40を
開放形の容器として水溶液の自由表面を空気と接触さ
せ、その溶存空気濃度を飽和濃度近くに維持するように
構成したが、この水溶液やスラリーの流通系統を密閉形
にすることも可能であり、また内部を大気圧と相違する
圧力とすることも可能である。この場合においても、内
部に水溶液の自由表面を形成しておけば、溶存空気濃度
を飽和濃度近くに維持することも可能であり、もちろん
空気の吹き込み、減圧による脱気など、溶存空気濃度を
制御する機構を付加することも可能である。
たは二酸化炭素を使用することもできる。このようなガ
スを使用することにより、装置の内壁の腐食を低減する
ことができ、かつ水和物粒子の表面のガス膜の形成の作
用には影響はない。
は、前記のように調和温度を生じるような濃度としてお
けば、水和物の生成によっても水溶液の濃度が変化する
ことはないので、上記のようなゲスト化合物供給機構6
0を省略できる。また、水溶液の濃度がこれより低い場
合でも、水和物の生成量が増大するにしたがって水溶液
の濃度が低下し、水和物の生成温度が低下してゆくの
で、この水溶液の冷却温度を制御することにより、水和
物の生成量を制御することができ、このような制御をお
こなう場合にも、上記のゲスト化合物供給機構60は省
略できる。
ーを効率的に製造することができる。したがって、工場
等の排熱を利用して、この水和物スラリーを蓄熱槽3に
貯蔵しておき、これを空調設備等に供給することがで
き、排熱の供給の変動と空調設備の負荷の変動の不整合
を解消し、エネルギをより有効に利用できる。
することがなく、また高い流動性を有し、かつ見掛け上
の熱伝導率も低いので、その貯蔵、移送が容易である。
また、その高い流動性を生かして、既存の冷水を使用す
る空調設備にそのまま、または小改造を施して供給可能
であり、設備のコストを低下させることができる。
を空調設備等に供給する場合には、図3に示すような水
和物粒子の表面のガス膜の除去装置を付加することがで
きる。この水和物粒子の表面のガス膜は、前述のような
作用効果を発揮するが、熱負荷、たとえば空調設備の熱
交換器等で水和物スラリーと空気とを熱交換させる場合
に、このガス膜により見掛け上の熱伝導率が低下するの
で、熱交換効率が低下する。これを防止するには、図3
に示すように、空調設備の熱交換器70の上流側の配管
72の途中に、サイクロン、タンゼンシャルセパレータ
等の遠心分離器71を配置し、遠心力により水和物粒子
の表面に形成されているガス膜を除去し、排気口73か
ら排出する。これにより、水和物粒子と水溶液が直接接
触し、見掛け上の熱伝導率が高くなるので、効率的に熱
交換できる。なお、分離したガスは系統外に排出せず、
微細な気泡として系統内に残留させておいても良い。
れない。たとえば、図4には本発明の第2の実施形態を
示す。
式冷凍装置1の蒸発器の代わりに熱交換器80を設け、
この熱交換器80内で蒸発した冷媒の水と、TBAB等
の水溶液とを直接熱交換し、この水溶液を冷却して水和
物スラリーを形成するものである。
の第1の実施形態と同様な構成で、図4中で第1の実施
形態と対応する部分には同じ符号を付してその説明を省
略する。
うな吸収式冷凍装置には限定されない。たとえば図5に
は、圧縮式冷凍装置を使用した第3の実施形態を示す。
装置は圧縮機90を備え、この圧縮機90で圧縮された
冷媒は凝縮器92で冷却塔2からの冷却水で冷却された
凝縮され、蒸発器93で蒸発して低温となる。この低温
となって冷媒はこの蒸発器93内で水と熱交換され、こ
の冷水はポンプ94により熱交換器95を介して循環さ
れ、この熱交換器95内でTBABの水溶液等を冷却し
て水和物スラリーを生成する。
の駆動動力として各種のエネルギが利用でき、たとえば
深夜電力を使用して夜間に水和物スラリーを製造、貯蔵
しておき、その冷熱を昼間の空調設備に利用することが
できる。なお、この実施形態は上記の点以外は前記の第
1の実施形態と同様の構成であり、図5中で第1の実施
形態と対応する部分には同じ符号を付してその説明は省
略する。
を示す。このものは、凝縮器92で恐縮された冷媒を熱
交換器96内で直接蒸発させ、この熱交換器96内にポ
ンプ97で供給されるTBABの水溶液等を冷却して水
和物スラリーを生成するものである。この実施形態のも
のは、構造が簡単であるとともに、冷凍機の冷媒と水溶
液を直接熱交換するので、効率が高い。
の第3の実施形態と同様の構成であり、図6中で第3の
実施形態と対応する部分には同じ符号を付してその説明
は省略する。
定されず、たとえば冷凍機やそのエネルギ源等は、前述
のものには限定されず、各種のものが選択できる。ま
た、本発明のものは、空調設備用の蓄熱装置として使用
するものには限定されず、その他の用途に使用される蓄
熱装置等にも利用することができる。
溶存ガスの濃度を飽和溶存濃度の90%以上に制御して
この水溶液を冷却し、水和物の粒子を生成すると同時
に、この水和物の粒子の表面に極めて薄いガスの膜を形
成したので、このガス膜により、これら水和物の粒子が
互いに直接接触するのが防止され、これら粒子が凝固す
ることが防止される。また、このようなガス膜に覆われ
ているため、この水和物粒子を含むスラリーの流動性が
高くなり、ポンプ等により搬送する場合の圧損が少な
く、また配管の内面等に水和物粒子が凝固堆積すること
が防止される。さらに、このガス膜により、水和物粒子
から水溶液への熱伝導が少なくなり、この水和物スラリ
ーの貯蔵、輸送等の際の熱損失も小さくなる等の効果が
ある。
が冷却されて水和物の粒子が生成される際の溶存ガス濃
度を確実に制御し、表面がガス膜に覆われた水和物粒子
を確実に製造することができ、水和物粒子が凝固するこ
となく、また流動性が高く、かつ貯蔵や移送が容易な水
和物スラリーを製造することができる。
成図。
図。
Claims (12)
- 【請求項1】 ゲスト化合物として包接水和物生成物質
を含む水溶液を冷却して水和物の粒子を生成する装置で
あって、冷凍装置からの冷却媒体と前記水溶液との間で
熱交換を行い、この水溶液を冷却する熱交換手段と、前
記熱交換手段の部分を通過する水溶液中の溶存ガスの濃
度を検出する溶存ガス検出手段と、前記水溶液中の溶存
ガスの濃度を制御する溶存ガス濃度制御手段とを具備し
たことを特徴とする水和物の製造装置。 - 【請求項2】 前記ゲスト化合物は、テトラ−n−ブチ
ルアンモニウム塩、テトラ−iso−アミルアンモニウ
ム塩、テトラ−iso−ブチルフォスフォニウム塩、及
びトリ−iso−アミルサルフォニウム塩の何れかであ
ることを特徴とする請求項1記載の水和物の製造装置。 - 【請求項3】 ゲスト化合物濃度検出器と、該ゲスト化
合物濃度検出器からの信号に対応してゲスト化合物を前
記水溶液中に供給するゲスト化合物供給機構とを更に備
えることを特徴とする請求項1又は2記載の水和物の製
造装置。 - 【請求項4】 前記溶存ガス濃度制御手段は、前記水溶
液の流通経路の少なくとも一部に形成され内部に前記水
溶液が通流されるとともに大気に連通され、通流される
水溶液の自由表面を空気に接触させる開放型容器である
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の水和
物の製造装置。 - 【請求項5】 前記溶存ガス濃度制御手段は、前記水溶
液を貯留する容器と、この容器内の水溶液中にガスを噴
出させるガス供給手段とを備えることを特徴とする請求
項1乃至3の何れかに記載の水和物の製造装置。 - 【請求項6】 ゲスト化合物として包接水和物生成物質
を含む水溶液を、その自由表面を空気に接触させながら
冷却して水和物の粒子を生成し、水和物スラリーを製造
することを特徴とする水和物スラリーの製造方法。 - 【請求項7】 前記ゲスト化合物は、テトラ−n−ブチ
ルアンモニウム塩、テトラ−iso−アミルアンモニウ
ム塩、テトラ−iso−ブチルフォスフォニウム塩、及
びトリ−iso−アミルサルフォニウム塩の何れかであ
ることを特徴とする請求項6記載の水和物スラリーの製
造方法。 - 【請求項8】 前記水溶液を大気圧下で冷却することを
特徴とする請求項6又は7記載の水和物スラリーの製造
方法。 - 【請求項9】 前記水溶液を攪拌しながら冷却すること
を特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載の水和物ス
ラリーの製造方法。 - 【請求項10】 前記水溶液のゲスト化合物の濃度を一
定に維持することを特徴とする請求項6乃至9の何れか
に記載の水和物スラリーの製造方法。 - 【請求項11】 前記水溶液の冷却温度を制御すること
により、水和物の粒子の生成量を制御することを特徴と
する請求項6乃至10の何れかに記載の水和物スラリー
の製造方法。 - 【請求項12】 冷却媒体と配管を介して又は直接熱交
換を行うことにより前記水溶液を冷却することを特徴と
する請求項6乃至11の何れかに記載の水和物スラリー
の製造方法。
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川崎成武 他1名,気体水和物の冷熱蓄熱材への応用,ケミカルエンジニアリング,Vol.27,No.8,P.603 |
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