JP3406346B2 - ベンゼン誘導体および液晶性媒体 - Google Patents

ベンゼン誘導体および液晶性媒体

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JP3406346B2 JP10855293A JP10855293A JP3406346B2 JP 3406346 B2 JP3406346 B2 JP 3406346B2 JP 10855293 A JP10855293 A JP 10855293A JP 10855293 A JP10855293 A JP 10855293A JP 3406346 B2 JP3406346 B2 JP 3406346B2
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    • C07C43/02Ethers
    • C07C43/20Ethers having an ether-oxygen atom bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C43/225Ethers having an ether-oxygen atom bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring containing halogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09K19/3001Cyclohexane rings
    • C09K19/3003Compounds containing at least two rings in which the different rings are directly linked (covalent bond)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は新規な式Iのベンゼン
誘導体に関係し、
【0002】
【化4】 その中でRは水素、1ないし15の炭素原子を持つアル
キルあるいはアルケニル基でありその基は置換されてな
いか、CNあるいはCF3 で一置換されているか、ある
いはハロゲンで少なくとも一置換されているか、この基
の中の1種またはそれ以上のCH2 グループが−O−、
−S−、式a)、−CO−,−COO−,−OCO−,
あるいは−OCOO−で、それぞれの場合におたがいに
独立して、置換されていることも可能であり、その置換
の方法はO原子がおたがいに直接結合していないと言う
方法であり、
【0003】
【化5】 1 およびL2 はおたがいに独立であって、Hあるいは
Fであり、A1 およびA2 はおたがいに独立であり、そ
れぞれ(a)トランス−1,4−シクロヘキシレン基で
あり、その基なかでは加えて、1種又はそれ以上の隣接
していないCH2 基が−O−および/または−S−で置
換されていても良く、(b)1,4−フェニレン基であ
り、そのなかでは加えて、1種または2種のCHグルー
プが窒素で置換されていも良くあるいは(c) 1,4
シクロヘキセニレン、1,4−ビシクロ(2,2,2)
−オクチレン、ピペリジン−1,4−ジイル、ナフタレ
ン−2,6−ジイル、デカヒドロナフタレン−2,6−
ジイルおよび1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン
−2,6−ジイルから成るグループからの基であり、基
(a)および(b)については1個または2個の弗素原
子で置換されていても良く、Z1 およびZ2 はおたがい
に独立であって、それぞれ−COO−、−OCO−、−
CH2 O−、−OCH2 −、−CH2 CH2 −、−CH
=CH−、−C≡C−あるいは単結合であり、Z1 およ
びZ2 基のいずれかが−(CH24 −あるいは−CH
=CHCH2 CH2 −であるか、m は0、1あるいは
2であり、X はH、F、ClあるいはCx(2x+1-y)
y であり、そこでxは1ないし5であり、しかも0≦
y≦2x+1である。更に本発明は液晶性媒体の成分と
してこれらの化合物の使用に関係し、本発明による液晶
性媒体を含有する液晶および電気光学デイスプレイ素子
に関係する。式Iの化合物は液晶性媒体の成分として、
特にねじれセルの原理に基くデイスプレイ用に、ゲスト
−ホスト効果用に、整列層の変形の効果あるいはダイナ
ミックスキャッタリングの効果用に使用することができ
る。
【0004】本発明は新規な、安定な、液晶性のあるい
はメソゲニック化合物を発見することを目的に持ってお
り、しかもそれらの化合物が液晶性媒体の成分として妥
当であり、および特に同時に比較的に低い粘性、比較的
高い誘電異方性を持っていることである。
【0005】式Iの化合物は液晶性媒体の成分としてき
わめて妥当であることが見出された。特にこれらの化合
物は比較的に低い粘性を持っている。これらの化合物は
広いメゾ相の範囲を持っている安定な液晶性媒体を得る
ために使用可能であり、光学的および誘電異方性に有利
な値を持っている。これらの媒体はさらにきわめて良好
な低温挙動を有している。
【0006】
【従来の技術】WO 88/08441は例えば
【0007】
【化6】 のような末端にOCF2 CF2 Hを含有する化合物を記
載しているが、しかしこれらの化合物は比較的低温でス
メクチック相に向かう傾向にある。
【0008】しかしながら、高い△εのそのような化合
物の広範囲の適用分やに関して、特別の適用に厳密に適
合した特性をもつ極めて高いネマチック形成性の他の有
用な化合物を持つことは好ましいことである。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】さらに式Iの化合
物の合成によって、種々の適用技術の観点から液晶性の
混合物の製造に妥当な液晶性の物質の範囲が大幅に拡大
された。
【0010】式Iの化合物は広範な適用範囲を持ってい
る。置換基の選択によって変動するが、これらの化合物
は基体素材として使用され、液晶性の媒体はそれから主
に作製される。しかしながら、例えばこのタイプの誘電
体の誘電異方性および/または光学的異方性を変化させ
るためにおよび/または閾電圧及び/または粘性を最適
化するために、式Iの化合物を他のクラスの化合物から
の液晶性の基体素材に添加することも可能である。
【0011】純粋状態では、式Iの化合物は無色であ
り、しかも電気光学的使用に好ましく位置している温度
範囲では液晶性のメゾ相を形成している。これらは化学
的にまた熱的に安定であり、光にたいしても安定であ
る。
【0012】かくして本発明は式Iの化合物に関係し、
液晶性媒体の成分としてこれらの化合物の使用に関す
る。さらに、本発明は式Iの少なくとも1種の化合物を
含有している液晶性媒体に関係し、液晶性デイスプレイ
素子に、特にそのような媒体を含有している電気−光学
デイスプレイ素子にも関係している。
【0013】簡略化のために、下のA3 は式
【0014】
【化7】 あるいは
【0015】
【化8】 の意味を有し、Cycはシクロヘキシル基、YはO−C
2 −CF2 −CF2 −Xを意味し、Cheは1,4−
シクロヘキセニレン基、Dioは1,3−ジオキサン−
2,5−ジイル基、Ditは1,3−ジチアン−2,5
−ジイル基、Pheは1,4−フェニレン基を、Pyd
はピリヂン−2,5−ジイル基を、Pyrはピリミジン
−2,5−ジイル基、Biはビシクロ(2,2,2)−
オクチレン基を示し、この際Cycおよび/またはPh
eは置換されてない、あるいはFあるいはCNで一ある
いは二置換されている。
【0016】A1 およびA2 は好ましくはCyc、Ch
e、Phe、Pyr、PydおよびDioからなるグル
ープから選択され、分子中に存在するA1 およびA2
基のただ1がChe、Phe、Pyr、Pydあるいは
Dioであるならば、好ましい。
【0017】従って、式Iの化合物は補助式Iaないし
Ibの2環式化合物
【0018】
【化9】 補助式IcないしIfの3環式化合物
【0019】
【化10】 補助式IgないしImの4環式化合物
【0020】
【化11】 を包含している。
【0021】これらの化合物のなかでは補助式Ia、I
b、Ic、Id、Ie、If、IiおよびIlが特に好
ましい。
【0022】補助式Iaの好ましい化合物は補助式 I
aaないしIahのの補助式の化合物を包含する、
【0023】
【化12】 これらの化合物のなかでは補助式Iaa、Iab、Ia
c、Iad、Iaf、Iagが特に好ましい。
【0024】補助式Ibの好ましい化合物は補助式Ib
aないしIbbのの補助式の化合物を包含する、
【0025】
【化13】 補助式Icの好ましい化合物は補助式 IcaないしI
coのの補助式の化合物を包含する、
【0026】
【化14】 これらの化合物のなかでは補助式Ica、Icc、Ic
d、Ice、Ici、Icjが特に好ましい。
【0027】補助式Idの好ましい化合物は補助式Id
aないしIdmのの補助式の化合物を包含する、
【0028】
【化15】 これらの化合物のなかでは補助式IeaないしIelが
特に好ましい。
【0029】
【化16】 これらの化合物のなかでは補助式IeaないしIelが
特に好ましい。
【0030】
【化17】 以上の式および以下の式では,Yは好ましくはO−CH
2 −C25 あるいはO−CH2 −CF2 −CF2 Hで
ある。
【0031】Rは好ましくはアルキル、さらにアルコキ
シ、A1 および/またはA2 は好ましくはPhe、Cy
c、Che、PyrまたはDioである。式Iの化合物
は好ましくは基Bi,Pyd,Pyr,Dio,Dit
を1より多く含んでいない。以下のような式Iおよびす
べての補助式の化合物が好ましい。すなわちA1 および
/またはA2 はFで一あるいは二置換されており、ある
いはCNで一置換されている1,4−フェニレンであ
る。特に、これらは2−フルオロ−1,4−フェニレ
ン、3−フルオロ−1,4−フェニレン、3,5−ジフ
ルオロ−1,4−フェニレンおよび2−シアノ−1,4
−フェニレン、3−シアノ−1,4−フェニレンであ
る。特に好ましい実施態様では、A2 は3,5−ジフル
オロ−1,4−フェニレンであって、mが1あるいは2
である。
【0032】Z1 およびZ2 は好ましくは単結合、−C
O−O−、−O−CO−、あるいは−CH2 CH2 −で
あり、二次的に好ましくは−CH2 O−あるいは−OC
2−である。
【0033】基Z1 およびZ2 の1が−(CH24
−、あるいは−CH=CH−CH2 CH2 −であるなら
ば、Z1 あるいはZ2 の他の基が(もし存在するなら
ば)好ましくは単結合である。
【0034】このタイプの好ましい化合物は補助式I’
に合致しており
【0035】
【化18】 ここでは,Z2 は−(CH24 −あるいは−CH=C
H−CH2 CH2 −であり,R、A1 、A2 、m、L、
QおよびXは式Iのなかで定義されている。好ましい
R、A1 、A2 、m、L2 およびXは式Iの化合物のこ
れらの記号に対応している。
【0036】mは好ましくは1あるいは0であり、特に
好ましくは0である。
【0037】Rがアルキル基および/またはアルコキシ
基であるならば、これは直鎖または枝分かれ化合物であ
る。好ましくは直鎖であって、2、3、4、5、6ある
いは7の炭素数を有し、従って好ましくはエチル、プロ
ピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、エトキ
シ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、ヘキソキシあ
るはヘプトキシ、さらにはメチル、オクチル ノニル、
デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデ
シル、ペンタデシル、メトキシ、オクトキシ、ノノキ
シ、デコキシ、ウンデコキシ、ドデコキシ、トリデコキ
シあるいはテトラデコキシである。
【0038】オクサアルキルは好ましくは直鎖の2−オ
クサプロピル(=メトキシメチル)、2−オクサブチル
(=エトキシメチル)、3−オクサブチル(=2−メト
キシエチル)、2−、3−あるいは4−オクサペンチ
ル、2−、3−、4−あるいは5−オクサヘキシル、2
−、3−、4−、5−あるいは6−オクサヘプチル、2
−、3−、4−、5−、6−あるいは7−オクサオクチ
ル、2−、3−、4−、5−、6−、7−あるいは8−
オクサノニル、2−、3−、4−、5−、6−、7−、
8−あるいは9−オクサデシルである。
【0039】Rがアルキル基であって、そのなかで1C
2 グループが−CH=CH−で置換されているなら
ば、この基は直鎖状あるいは枝分かれ状でもある。これ
は好ましくは直鎖状であって、しかも2ないし10の炭
素原子を有している。従って、特にビニル、プロプ−1
−エニルあるいはプロプ−2−エニル、ブト−1−エニ
ル、ブト−2−エニル、ブト−3−エニルあるいはブト
−4−エニル、ペント−1−エニル、ペント−2−エニ
ル、ペント−3−エニルあるいはペント−4−エニル、
ヘキス−1−エニル、ヘキス−2−エニル、ヘキス−3
−エニル、ヘキス−4−エニルあるいはヘキス−5−エ
ニル、ヘプト−1−エニル、ヘプト−2−エニル、ヘプ
ト−3−エニル、ヘプト−4−エニル、ヘプト−5−エ
ニルあるいはヘプト−6−エニル、オクト−1−エニ
ル、オクト−2−エニル、オクト−3−エニル、オクト
−4−エニル、オクト−5−エニル、オクト−6−エニ
ルあるいはオクト−7−エニル、ノン−1−エニル、ノ
ン−2−エニル、ノン−3−エニル、ノン−4−エニ
ル、ノン−5−エニル、ノン−6−エニル、ノン−7−
エニルあるいはノン−8−エニル、デス−1−エニル、
デス−2−エニル、デス−3−エニル、デス−4−エニ
ル、デス−5−エニル、デス−6−エニル、デス−7−
エニル、デス−8−エニルあるいはデス−9−エニルで
ある。
【0040】Rがアルキル基であって、そのなかで1C
2 基が−O−で置換されており、しかも1CH2 が−
CO−で置換されているならば、これらは好ましくは隣
接している。かくしてこれらは1アシロキシ基−CO−
O−あるいはオキシカルボキシ基−O−CO−を含有し
ている。これらは好ましくは直鎖であって、2ないし6
個の炭素原子を持っている。
【0041】したがって、特にアセトキシ、プロピオニ
ルオキシ、ブチリルオキシ、ペンタノイルオキシ、ヘキ
サノイルオキシ、アセトキシメチル、プロピオニルオキ
シメチル、ブチリルオキシメチル、ペンタノイルオキシ
メチル、2−アセトキシエチル、2−プロピオニルオキ
シエチル、2−ブチリルオキシエチル、3−アセトキシ
プロピル、3−プロピオニルオキシプロピル、4−アセ
トキシブチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、ペン
トキシカルボニル、メトキシカルボニルメチル、エトキ
シカルボニルメチル、プロポキシカルボニルメチル、ブ
トキシカルボニルメチル、2−(メトキシカルボニル)
エチル、2−(エトキシカルボニル)エチル、2−(プ
ロポキシカルボニル)エチル、3−(メトキシカルボニ
ル)プロピル、3−(エトキシカルボニル)プロピルあ
るいは4−(メトキシカルボニル)ブチルである。
【0042】Rがアルキル基であって、そのなかで1C
2 基が未置換のあるいは置換された−CH=CH−で
置換されており、隣接している1CH2 基ががCOある
いはCO−OあるいはO−COで置換されているなら
ば、これは直鎖状あるいは枝分かれ状であるかもしれな
い。好ましくは直鎖であって、4ないし13の炭素原子
を持っている。したがって、特にアクリロイルオキシメ
チル、2−アクリロイルオキシエチル、3−アクリロイ
ルオキシプロピル、4−アクリロイルオキシブチル、5
−アクリロイルオキシペンチル、6−アクリロイルオキ
シヘキシル、7−アクリロイルオキシヘプチル、8−ア
クリロイルオキシオクチル、9−アクリロイルオキシノ
ニル、10−アクリロイルオキシデシル、メタクリロイ
ルオキシメチル、2−メタクリロイルオキシエチル、3
−メタクリロイルオキシプロピル、4−メタクリロイル
オキシブチル、5−メタクリロイルオキシペンチル、6
−メタクリロイルオキシヘキシル、7−メタクリロイル
オキシヘプチル、8−メタクリロイルオキシオクチルあ
るいは9−メタクリロイルオキシノニルである。
【0043】Rがアルキル基あるいはアルケニル基であ
って、CNあるいはCF3 で一置換されているならば、
この基は好ましくは直鎖状であって、しかもCNあるい
はCF3 置換はω−位置である。
【0044】Rがアルキル基あるいはアルケニル基であ
って、少なくともハロゲンの一置換されているならば、
この基は好ましくは直鎖状であって、しかもそのハロゲ
ンは好ましくはFまたはClである。多重置換の場合に
は、ハロゲンは好ましくはFである。得られた基は過弗
素化基をも含む。一置換の場合には、弗素あるいは塩素
置換はどの希望する位置でもよく、しかし、好ましくは
ω−位置である。
【0045】重合反応に妥当な側鎖基Rを含有する式I
の化合物は液晶性のポリマーの製造には妥当である。
【0046】分枝した側鎖基Rを含有する式Iの化合物
は場合によっては通常の液晶性基体素材の中のより良い
溶解度ゆえに重要である。しかし、特に光学活性である
ならば、キーラルドーピング剤として重要である。この
タイプのスメクチックは強誘電体素材の成分として妥当
である。
【0047】SA 相を有する式Iの化合物は例えば熱的
にアドレスされたデイスプレイには妥当である。
【0048】このタイプの側鎖は一般に1より多い枝別
れを持っていない。好ましい枝別れ基Rはイソプロピ
ル、2−ブチル、(=1−メチルプロピル)、イソブチ
ル(=2−メチルプロピル)、2−メチルブチル、イソ
ペンチル(=3−メチルブチル)、2−メチルペンチ
ル、3−メチルペンチル、2−エチルヘキシル、2−プ
ロピルペンチル、イソプロポキシ、2−メチルプロポキ
シ、2−メチルブトキシ、3−メチルブトキシ、2−メ
チルペントキシ、3−メチルペントキシ、2−エチルヘ
キソキシ、1−メチルヘキソキシおよび1−メチルヘプ
トキシである。
【0049】Rがアルキル基であって、そのなかで2あ
るいはそれ以上のCH2 グループが−O−および/また
は−CO−O−で置換されていたならば、これは直鎖状
か枝別れ状かもしれない。好ましくは枝別れであり、3
ないし12の炭素原子を含んでいる。従って、特にビス
カルボキシメチル、2,2−ビスカルボキシエチル、
3,3−ビスカルボキシプロピル、4,4−ビスカルボ
キシブチル、5,5−ビスカルボキシペンチル、6,6
−ビスカルボキシヘキシル、7,7−ビスカルボキシヘ
プチル、8,8−ビスカルボキシオクチル、9,9−ビ
スカルボキシノニル、10,10−ビスカルボキシデシ
ル、ビス(メトキシカルボニル)メチル、2,2−ビス
(メトキシカルボニル)エチル、3,3−ビス(メトキ
シカルボニル)プロピル、4,4−ビス(メトキシカル
ボニル)ブチル、5,5−ビス(メトキシカルボニル)
ペンチル、6,6−ビス(メトキシカルボニル)ヘキシ
ル、7,7−ビス(メトキシカルボニル)ヘプチル、
8,8−ビス(メトキシカルボニル)オクチル、ビス
(エトキシカルボニル)メチル、2,2−ビス(エトキ
シカルボニル)エチル、3,3−ビス(エトキシカルボ
ニル)プロピル、4,4−ビス(エトキシカルボニル)
ブチルあるいは5,5−ビス(エトキシカルボニル)ペ
ンチルである。
【0050】重縮合に好適な側鎖基Rを含有している式
Iの化合物は液晶性重縮合体の製造には好適である。
【0051】式Iはこれらの化合物のラセミ体およびそ
の光学対掌体、およびこれらの混合物を包含している。
【0052】式Iのこれらの化合物及び従属式のこれら
の化合物のうちで、そんなかに存在する基の少なくとも
1基が上記の好ましい意味の1を持っている化合物が好
ましい。
【0053】式Iの化合物の中で、環Cyc及び環ピペ
リジンがトランス−1,4−二置換体であるような立体
異性体が好ましい。1あるいはそれ以上のPyd、Py
rおよび/またはDioをそれぞれの場合に含有してい
る上記の式の化合物は2種の2,5−位置異性を包含し
ている。化合物のうちで好ましいより小さなグループは
従属式I1ないしI12の化合物である。
【0054】
【化19】 シクロヘキセニレングループは好ましくは次のような構
造を持っている。
【0055】
【化20】 化合物の中で幾つかの極めて好ましい小さなグループは
従属式1Aないし1Iの化合物である。
【0056】
【化21】 式Iの化合物は文献(例えばホウベン−ヴァイル(Ho
uben−Weyl)著、有機化学の方法、ゲオルク−
チーメ(Georg−Thieme)出版社,シュット
ガルト、巻IX,867頁以下のような標準的な著作)
に記載されているようなそれ自身公知の方法で上記反応
に公知のかつ妥当な反応条件で詳しく適合して合成でき
る。
【0057】それ自身公知の変法の使用もここで行って
も良いが、しかしここでは詳細には記載しない。
【0058】例えば、式IIの化合物を金属化反応によ
って合成することも出来る。
【0059】
【化22】 ここではR、A1 、A2 、Z1 、Z1 、Lおよびmは既
に定義した通りであり、以下の反応様式に従って、しか
もその後に製品を妥当な親電子試薬と反応させる。
【0060】
【課題を解決するための手段】様式1
【0061】
【化23】 目標とする製品は結果として得られたフェノールを公知
の方法、例えばフェノールをCH3 SO2 −O−CH2
−CF2 −CF2 −Xと反応させることによって得られ
る。
【0062】その他の合成方法は当業者には明らかであ
る。例えば、妥当に5−置換された1,3−ジフルオロ
ベンゼンあるいは一置換された類似化合物(L2 =H)
は上記様式にしたがって、1,3−ジフルオロ化合物あ
るいは一フロウロ化された類似化合物に転換され、さら
に基R−(A1 −Z1m −A2 −Z2 はその後に液晶
化学には通常の反応(例えば、エステル化、エ−テル化
あるいはカップリング、例えばE.ペッチュ(Poet
sch)の論文、接触(ダルムシュタット Darms
tadt)1988年2巻15頁に記載されている)に
よって導入することができる。
【0063】式IIの化合物は例えば以下の合成様式に
よって合成することができる。様式2
【0064】
【化24】 様式3
【0065】
【化25】 様式4
【0066】
【化26】 様式5
【0067】
【化27】 様式6
【0068】
【化28】 出発物質は公知である、または公知化合物に類似して合
成することも出来る。式Iのエステルは対応するカルボ
キシリック酸(あるいはその反応誘導体)をアルコール
あるいはフェノール(あるいはその反応誘導体)を使っ
てエステル化するか、あるいはDCC法(DCC=ジシ
クロヘキシルカルボジイミド)によって得ることができ
る。
【0069】対応するカルボキシリック酸およびアルコ
ールあるいはフェノールは公知であるか、あるいは公知
の方法に類似して合成することができる。
【0070】幾つかの特に好ましい化合物の合成は以下
に詳細に示される。様式7
【0071】
【化29】 様式8
【0072】
【化30】 様式9
【0073】
【化31】 式Iのエステルは対応するカルボキシリック酸(あるい
はその反応誘導体)をアルコールあるいはフェノール
(あるいはその反応誘導体)を使ってエステル化する
か、あるいはDCC法(DCC=ジシクロヘキシルカル
ボジイミド)によって得ることができる。
【0074】対応するカルボキシリック酸およびアルコ
ールあるいはフェノールは公知であるか、あるいは公知
の方法に類似した方法で合成することができる。
【0075】式Iの化合物の合成のためのこれ以外の方
法のおいては、アリールハロゲン化物は第三級アミンの
存在下でおよびパラヂウム触媒の存在下でオレフィンと
反応させる(R.F.ヘック(Heck),Acc.C
hem.Res.12(1979)146参照)。妥当
なアリールハロゲン化物は塩化物、臭化物およびヨウ化
物であり、特に臭化物およびヨウ化物である。例えばト
リエチルアミンのようなカップリング反応の成功に必要
な第三級アミンは溶媒として妥当である、適切なパラヂ
ウム触媒の例はパラヂウム塩であって、とくに酢酸Pd
(II)と例えば、トリアリールフォスフィンのような
有機燐(III)化合物である。反応は約0℃ないし1
50℃間の温度で不活性溶媒の存在した、あるいは無し
で行うことができ、ことに20℃ないし100℃間が好
ましい。
【0076】妥当な溶媒の例はアセトニトリルのような
ニトリル、あるいはベンゼンあるいはトルエンのような
炭化水素である。出発物質として利用されるアリールハ
ロゲン化物およびオレフィンは多くの場合市販品であ
り、あるいは例えば対応する親化合物のハロゲン化によ
ってあるいは対応するアルコールあるいはハロゲン化物
の脱離反応によって文献に公知の方法によって合成する
ことができる。
【0077】この方法では例えばスチルベン誘導体を合
成できる。スチルベンはさらに4−置換ベンズアルデヒ
ドと対応する燐イライド(ylide)をWittig
反応によって反応させることによって合成することがで
きる。しかしながら、式Iのトランはオレフィンのかわ
りに一置換アセチレンを使用することによって合成する
ことができる(Synthesis 627(198
0)あるいはテトラヘドロン レターズ 27,117
1(1986))。
【0078】芳香族化合物はさらにアリールハロゲン化
物をアリール錫化合物と反応させることによってカップ
ルさせることも出来る。これらの反応は好ましくは、例
えば炭化水素のような不活性溶媒のなかで、例えば沸騰
中のキシレンような高温で保護気流中でパラジウム
(0)錯体のような触媒の添加で行うことができる。
【0079】アルキニル化合物とアリールハロゲン化物
とのカップリング反応はA.O.Kイング(Kin
g),E.ネギシ(Negishi),E.J.ヴィラ
ニ(Villani)およびA.シルヴェイラ(Sil
veira)によるJ.Org.Chem.誌 43
358(1978)に記載された方法で同様に行うこと
ができる。
【0080】式Iのトランはフリッチュ−ブッテンベル
ク−ヴィーヒエル(Fritsch−Buttenbe
rg−Wiechell)転位によって合成することも
出来て、その転位のなかでは1,1−ジアリール−2−
ハロエチレンが強い塩基の存在下でジアリールアセチレ
ンに転移されるのである。
【0081】式Iのトランは対応するスチルベンを臭素
化し、その後に生成物を脱ハロゲン化水素することによ
っても合成することも出来る。それ自身公知の変法の使
用も行われるが、ここでは詳細は記載しない。
【0082】式Iのエーテルは対応するヒドロキシル化
合物を、好ましくは対応するフェノールをエーテル化す
ることによって得られて、ヒドロキシル化合物は先ず便
利に対応する金属誘導体例えばアルカリ金属のアルコキ
サイドあるいはアルカリ金属のフェノキサイドにNa
H、NaNH2 、NaOH、KOH、Na2 CO3 ある
いはK2 CO3 処理によって転換するのである。これを
その後に対応するハロゲン化アルキル、アルキル硫酸
塩、あるいはジアルキル硫酸塩で例えばアセトン1,2
−ジメトキシエタン、DMFあるいはジメチルスルフォ
キサイドのような不活性溶媒中であるいは温度約20℃
ないし100℃の間の温度で、過剰の水性のあるいは水
ーアルコール性のNaOHあるいはKOHで転換させる
ことが出来るのである。
【0083】出発物質は公知であるかまたは公知の化合
物に類似の方法で合成することも出来る。
【0084】Z2 =−(CH24 −である式I’の化
合物は以下の様式によって合成できる。様式10
【0085】
【化32】 Pd(II)触媒カップリング反応では目標化合物I’
が直接的に形成されるか、あるいは前駆体が形成され、
そのなかに基−Yが式Iの化合物のために上記の方法に
完全に類似して導入される。
【0086】Z2 =−CH=H−CH2 CH2 −である
式I’の化合物は以下の様式に従ってヴィッテイヒの方
法によって合成することができる。様式11
【0087】
【化33】 好ましいトランス異性体は文献からの公知の異性化方法
によって合成することができる。R0 =Hである得られ
た如何なる前駆体も式Iの化合物の前駆体に基Yの導入
によって全く同様に式I’の化合物に変換される。
【0088】アルデハイドは妥当に置換されている1−
ブロモ−3−フルオロベンゼン誘導体をアリルアルコー
ルと反応させて、ヘック(Heck)反応で得ることが
できる。
【0089】本発明による液晶性の媒体は好ましくは2
ないし40種の、特に4ないし30種の成分を本発明に
よる1種又はそれ以上の化合物の外にその他の成分とし
て含有している。これらの媒体は特に好ましくは本発明
による1種またはそれ以上の化合物以外に7ないし25
種の成分を含有している。これらのその他の成分は好ま
しくはネマチックあるいはネマチック性の(モノトロピ
ックあるいは等方性)物質、特にアゾキシベンゼン、ベ
ンジリデンアニリン、ビフェニール、ターフェニール、
フェニールまたはシクロヘキシルベンゾエート、シクロ
ヘキサンカルボキシリック酸のフェニールあるいはシク
ロヘキシルエステル、シクロヘキシルベンゾイック酸の
フェニールあるいはシクロヘキシルエステル、シクロヘ
キシルシクロヘキサンカルボキシリック酸のフェニール
あるいはシクロヘキシルエステル、ベンゾイック酸のシ
クロヘキシルフェニールエステル、シクロヘキサンカル
ボキシリック酸のシクロヘキシルフェニールエステル、
シクロヘキシルシクロヘキサンカルボキシリック酸のシ
クロヘキシルフェニールエステル、フェニールシクロヘ
キサン、シクロヘキシルビフェニール、フェニールシク
ロヘキシルシクロヘキサン、シクロヘキシルシクロヘキ
サン、シクロヘキシルシクロヘキシルシクロヘキサン、
1,4−ビス−シクロヘキシル−ベンゼン、4,4’−
ビス−シクロヘキシルビフェニール、フェニールあるい
はシクロヘキシルピリミジン、フェニールあるいはシク
ロヘキシルピリジン、フェニールあるいはシクロヘキシ
ルジオキサン、フェニールあるいはシクロヘキシル−
1,3−ジチアン、1,2−ジフェニールエタン、1、
2−ジシクロヘキシルエタン、1−フェニール−2−シ
クロヘキシルエタン、1−シクロヘキシル−2−(4−
フェニールシクロヘキシル)エタン、1−シクロヘキシ
ル−2−ビフェニリルエタン、1−フェニール−2−シ
クロヘキシルフェニールエタンの選択的にハロゲン化し
たスチルベン、ベンジルフェニールエーテル、トランお
よび置換されたケイ皮酸のクラスからの物質から選択さ
れる。これらの化合物中の1,4−フェニレングループ
は弗素化していてもよい。
【0090】本発明による媒体の他の成分として妥当な
最も重要な化合物は式1,2,3,4および5によって
特徴付けることができる。
【0091】 R’−L−E−R’’ 1 R’−L−COO−E−R’’ 2 R’−L−OOC−E−R’’ 3 R’−L−CH2 CH2 −E−R’’ 4 R’−L−C≡C−E−R’’ 5 式1,2,3,4および5では、LおよびEは同一であ
ってもよく、異なっていても良く、それぞれ互いに独立
であり、−Phe−、−Cyc−、−Phe−Phe
−、−Phe−Cyc−、−Cyc−Cyc−、−Py
r−、−Dio−G−Phe−、−G−Cyc−および
その鏡像体が形成するグループからの2価の基であり、
その中でPheは置換されてないあるいは弗素置換の
1,4−フェニレンであり、Cycはトランス−1,4
−ヘキシレンあるいは1、4−ヘキシレンであり、Py
rはピリミジン−2,5−ジイルあるいはピリジン−
2,5−ジイル、Dioは1,3−ジオキサン−2,5
−ジイル、さらにGは2−(トランス−1、4−シクロ
ヘキシル)エチル、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリ
ジン−2,5−ジイルあるいは1,3−ジオキサン−
2,5−ジイルである。
【0092】基LおよびEの1は好ましくはCyc、P
heあるいはPyrである。Eは好ましくはCyc、P
heあるいはPhe−Cycである。本発明による媒体
は好ましくは式1,2,3,4および5の式の化合物か
ら選択された1種あるいはそれ以上の成分を含有してお
り、そのなかでLおよびEはCyc、PheおよびPy
rから成るグループから選択され、しかも同時に式1,
2,3,4および5の式の化合物から選択された1種あ
るいはそれ以上の成分を含有しており、この中ではLお
よびEの1はCyc、PheおよびPyrから成るグル
ープから選択され、他の基は−Phe−Phe−、−P
he−Cyc−、−Cyc−Cyc−、−G−Phe−
および−G−Cyc−からなるグループから選択され、
さらに場合によっては式1,2,3,4および5の式の
化合物から選択された1種あるいはそれ以上の成分を含
有しており、この中ではLおよびEは−Phe−Cyc
−、−Cyc−Cyc−、−G−Phe−および−G−
Cyc−からなるグループから選択される。
【0093】式1、2、3、4および5の化合物の小さ
な従属グループのなかでは、R’およびR’’はそれぞ
れの場合に、おたがいに独立であり、8までの炭素原子
を持つアルキル、アルケニル、アルコキシ、アルコキシ
アルキル、アルケニルオキシあるいはアルカノイルオキ
シである。この小さい従属式は以下ではグループAと呼
び、その化合物は式1a、2a、3a、4aおよび5a
と標識する。これらの化合物の大部分では、R’および
R’’おたがいに異なっており、これらの基の1は通常
はアルキルアルケニル、アルコキシあるいはアルコキシ
アルキルである。
【0094】グループBとして知られる式1、2、3、
4および5の化合物の他の従属グルプのなかでは、
R’’は−F、−Cl、−NCSあるいは−(O)i
3-(k+1 )k Cl1 であり、ここではiは0あるいは
1であり、k+lは1、2あるいは3である。R’’が
この意味を有する化合物は1b、2b、3b、4bおよ
び5bと標識する。特に好ましいのはR’’が−F、−
Cl、−NCS、−CF3、、−OCHF2 、−OCF3
である1b、2b、3b、4bおよび5bの化合物であ
る。
【0095】1b、2b、3b、4bおよび5bの従属
式の化合物の中では R’は1a−5aの従属式の化合
物のために定義された通りであり、好ましくはアルキ
ル、アルケニルアルコキシあるいはアルコキシアルキル
である。
【0096】式1、2、3、4および5の化合物の小さ
な他の従属グループのなかでは、R’’は−CNであ
る。この従属グループは以下ではグループCとして知ら
れ、この従属グループの化合物はしたがって式1c、2
c、3c、4cおよび5cと記載する。
【0097】1c、2c、3c、4cおよび5cの従属
式の化合物の中では R’は1a−5aの従属式の化合
物のために定義された通りであり、好ましくはアルキ
ル、アアルコキシあるいはアルケニルである。
【0098】グループA、BおよびCの好ましい化合物
に加えて、提案されている置換基のその他の変形を有す
る式1、2、3、4および5の他の化合物も通常であ
る。これらすべての物質は文献から公知のあるいはそれ
に類似の方法によって得ることができる。
【0099】本発明による式Iの化合物のほかに、本発
明による媒体は好ましくはグループAおよび/またはグ
ループBおよび/またはグループCから選択された1種
あるいはそれ以上の化合物を含有している。本発明によ
る媒体中のこれらグループからの化合物の重量割合は好
ましくは グループA 0ないし90%、好ましくは10ないし9
0%、特に20ないし80% グループB 0ないし80%、好ましくは10ないし8
0%、特に10ないし65% グループC 0ないし80%、好ましくは5ないし80
%、特に5ないし50% であって、本発明による特定の媒体の中に存在するグル
ープA及び/またはグループB及び/またはグループC
の重量割合の合計は好ましくは5ないし90%であり、
特に10ないし90%である。
【0100】本発明による媒体は好ましくは本発明によ
る化合物の1ないし40%、特に好ましくは5ないし3
0%を含有している。さらに好ましい媒体は本発明によ
る化合物の40%より多く、特に45ないし90%含有
している媒体である。媒体は好ましくは本発明による
3、4あるいは5種の化合物を含有している。
【0101】本発明による媒体はそれ自身通常の方法で
合成される。一般的には成分は好ましくは高温でおたが
いに溶解する。妥当な添加剤によって、液晶性の相は現
在までに開示された全てのタイプの液晶デイスプレイ素
子のなかで使用できるような方法で、本発明に合致して
改良することができる。このタイプの添加剤は当業者に
は公知であって、かつ文献には詳細に記載されている
(H.ケルカー(Kelker)/R.ハッツ(Hat
z)、液晶のハンドブック、化学出版社 ヴァインハイ
ム 1980)。例えば、多色性染料を着色ずみのゲス
ト−ホスト系の製造に添加することも出来、あるいは誘
電異方性、粘性及び/またはネマチック相の配向をを改
良するために物質を添加することも出来る。
【0102】本出願の中および以下の実施例では、液晶
化合物の構造は略成語で示し、化学式への変換は以下の
表2および3に従って行うこととする。全ての基Cn
2n+1およびCm2m+1はそれぞれに炭素原子nおよびm
を有する直鎖アルキル基である。表3中のコーデイング
は説明の要がない。表2の中では、親化合物の略成語の
みを示している。個々の場合には、ハイフンで区切った
形になって、親化合物の略成語の後に置換基R12
1 およびL2 のコードが続くのである。
【0103】
【表1】
【0104】
【表2】
【0105】
【表3】
【0106】
【表4】
【0107】
【表5】
【0108】
【表6】 以下の実施例は発明を説明するためであり、これを限定
するものではない。今迄およびこれ以降はパーセントは
重量パーセントである。全ての温度表示はセ氏温度であ
る。mpは融点であり、cpは透明点である。さらにC
は結晶状態、Nはネマチック相、Sはスメクチック相、
Iは等方性相である。これらの記号の間の数値は転移温
度である。 △nは光学的異方性(589nm,20
℃)を示し、粘性(mm2 /sec)は20℃で測定さ
れた。
【0109】通常の処理作業とは必要ならば水を添加
し、混合物をジクロロメタン、ジエチルエーテルあるい
はトルエンで抽出し、有機相を分離し、乾燥しさらに蒸
発し、製品を減圧したで蒸留によってあるいは再結晶に
よっておよび/またはクロマトグラフィーによって精製
する。以下の略号を使用する。 DMEU 1,3−ジメチル−2−イミダゾールジノ
ン POT カリウム 第3級ブトキサイド THF テトラヒドロフラン pTSOH p−トルエンスルフォン酸
【0110】
【実施例】実施例1
【0111】
【化34】 2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノール0.
2モルをジクロロメタン100mlに溶解する。先ずト
リエチルアミン0.22モル、次いでメタンスルフォニ
ルクロライド0.22モル0℃で保護気体下で添加す
る。混合物を2時間室温で攪拌し、加水分解する。有機
相を分離し、通常の処理作業を行う。
【0112】
【化35】 ナトリウム 4−ブロモ−2−フルオロフェノキサイド
0.075モルを先ず1,3−ジメチル−2−イミダ
ゾリンジノン(DMEU)60mlに保護気体下に導入
し、混合物を加熱する。2,2,3,3,3−ペンタフ
ルオロプロピルメシレートを添加し混合物を140℃で
5時間攪拌する。反応混合物はその後氷水に注ぎエーテ
ルで抽出する。有機相を分離し、通常の処理を行う。
【0113】
【化36】 トランスト,トランス−4−ブロモ−4’−プロピル−
シクロヘキシルシクロヘキサン0.035モル、臭化亜
鉛0.0175モルおよび粒状リチュウム0.07モル
をトルエン/THF(3:1)300ml中で4時間5
0℃で、保護気体中で攪拌する。3,5−ジフルオロ−
4−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキ
シ)ブロモベンゼン0.035モルおよびPdCl2
ppf0.5gをその後に混合物に添加する。混合物を
一夜室温で攪拌する。飽和塩化アンモニウム溶液200
mlを添加し、混合物を15分間攪拌する。有機相を分
離し、さらに通常の処理行う。C 66,SB (48)
N130.5I、△n=+0.082である。式化37
の化合物が同様に(表4)合成された。
【0114】
【化37】
【0115】
【表7】
【0116】
【表8】 実施例2
【0117】
【化38】 実施例1a)と同様に、1,1,3−トリヒドロテトラ
フルオロプロパノール0.25モルをジクロロメタン1
25mlに溶解し、トリエチルアミン0.275モルお
よびメタンスルフォニルクロライド0.275モルと反
応させる。
【0118】
【化39】 実施例1b)と同様に、ナトリウム 4−ブロモ−2−
フルオロフェノキサイド 0.1モルを先ずDMEU8
0mlに溶解し、2,2,3,3−テトラフルオロプロ
ピルメシレートと反応させる。
【0119】
【化40】 実施例1c)と同様にトランス,トランス−4−ブロモ
−4’−プロピル−シクロヘキシルシクロヘキサン26
ミリモル、臭化亜鉛13ミリモルおよび粒状リチュウム
52ミリモルをトルエン/THF(4:1)200ml
中で超音波処理を行い、3−フルオロ−4−(2,2,
3,3−テトラフルオロプロポキシ)ブロモベンゼン2
6ミリモルを反応させる。C 80 SB 96 N13
4.7I、△n=+0.086である。式化41の化合
物が同様に(表5)合成された。
【0120】
【化41】
【0121】
【表9】
【0122】
【表10】 実施例3
【0123】
【化42】 実施例1b)と同様にして、ナトリウム 4−ブロモ−
2,6−ジフルオロフェノキサイド 0.1モルをDM
EU60mlに導入し、2,2,3,3−テトラフルオ
ロプロピルメシレートト反応させる。
【0124】
【化43】 p−トランス−4−プロピル−シクロヘキシルフェニー
ルボロン酸0.02モル、トルエン40ml,水酸化ナ
トリウムペレット0.08モル、水20mlを先ず導入
し、0.5時間攪拌する。テトラキス(トリフェニール
フォスフィン)パラヂウム(0)2モル%を添加して、
その混合物を更に4時間110℃で攪拌する。混合物を
室温に冷却する。有機相を分離し、さらに通常の処理を
行う。C 88 N 91.1I;△n=+0.138
である。式化44の化合物が同様に(表6)合成され
た。
【0125】
【化44】
【0126】
【表11】
【0127】
【表12】
【0128】
【表13】
【0129】
【表14】
【0130】
【表15】 実施例4
【0131】
【化45】 ナトリウム p−トランス−4−プロピルシクロヘキシ
ルフェノキサイド0.1モル、2,2,3,3,3−ペ
ンタフルオロプロピルメシレート0.116モルをDM
EU100ml中で145℃で7日間攪拌する。混合物
を氷水500mlに注ぎ、ジエチルエーテルで抽出す
る。有機相を分離し、通常の処理操作を行う。C 0
I;△n=0.032である。式化46の化合物が同様
に(表7)合成された。
【0132】
【化46】
【0133】
【表16】 実施例5
【0134】
【化47】 実施例3と同様にして、p−トランス−4−ペンチルシ
クロヘキシルフェニールボロン酸0.035モル、トル
エン65ml,水酸化ナトリウムペレット0.14モル
を水20mlに溶解し、3,5−ジフルオロ−4−
(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ)ブ
ロモベンゼン0.035モルおよびテトラキス(トリフ
ェニールフォスフィン)パラヂウム(0)2モル%と反
応させる。C 51Sc 74 N 107.4 I;△
n=0.131である。式化48の化合物が同様に(表
8)合成された。
【0135】
【化48】
【0136】
【表17】
【0137】
【表18】
【0138】
【表19】
【0139】
【表20】 実施例6
【0140】
【化49】 実施例1c)と同様にして、4−プロピル−シクロヘキ
シルブロマイド0.19モル、臭化亜鉛0.095モル
および粒状リチュウム0.038モルをトルエン/TH
F(1:1)300ml中で反応させる。超音波処理の
後に3,5−ジフロロ−4−(2,2,3,3−テトラ
フルオロプロポキシ)ブロモベンゼン0.038モルお
よびPdCl2 dppf3.2gと反応させる。C 1
1 I、△n=+0.032である。式化50の化合物
が同様に(表9)合成された。
【0141】
【化50】
【0142】
【表21】 実施例7
【0143】
【化51】 上記の式Iの化合物37.1g(0.1モル)をTHF
/トルエン混合溶媒(1:4−体積比)150mlに溶
解し、無水の臭化亜鉛11.5gおよびその後に粒状リ
チュウム1.4gを添加する。混合物を4時間0℃およ
び10℃間の温度でアルゴン気体中で超音波処理を行
い、攪拌しながら上記式Iを対応するジアルキル亜鉛化
合物に転換する。上記式IIの化合物21.1g(0.
1モル)および1,1’−ビス(ジフェニールフォスフ
ィノ)フェロセンパラヂウム(II)ジクロライド(P
dCl2 dppf)1.5g(2モル%)を有機亜鉛化
合物に添加し、超音波浴と冷却装置を除去し、混合物を
室温で24時間攪拌する。生成物を攪拌しながら飽和塩
化アンモニウム溶液100mlで分解し、有機相を分離
し、水性相をトルエンで抽出する。合体した有機抽出液
を乾燥し、蒸発し、シリカゲル上にヘキサンを使ってク
ロマトグラフを行って、上記式IIIの化合物を得た
(上記の式Iの化合物は下記の化合物
【0144】
【化52】 の分子鎖をエチルマロネートによって延長することによ
って合成できる。).以下に表出したアルキルブロマイ
ドを上記式Iと同様に上記式IIの化合物と反応させる
ことができる。
【0145】
【表22】
【0146】
【表23】
【0147】
【表24】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エケハルト バルトマン ドイツ連邦共和国 デー−6100 ダルム シュタット フランクフルター シュト ラーセ 250 (72)発明者 ヘルベルト プラハ ドイツ連邦共和国 デー−6100 ダルム シュタット フランクフルター シュト ラーセ 250 (56)参考文献 特開 平4−26679(JP,A) 特開 平3−93748(JP,A) 特開 平3−221588(JP,A) 特開 平2−183232(JP,A) 特開 平2−183231(JP,A) 特開 平2−142753(JP,A) 特開 昭63−27451(JP,A) 特開 昭62−129251(JP,A) 国際公開91/019773(WO,A1) Proc.SPIE−Int.So c.Opt.Eng.(Liq.Cry st.Mater.,Devices, Appl.),No.1665(Feb. 1992)p.146−p.153 J.Appl.Phys.,Vol. 71,No.2(Jan.1992)p.664 −p.669 Ferroelectrics,N o.85(1988)p.375−p.384 Zh.Org.Khim.,Vol. 24,No.3(1988)p.619−p.625 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式Iのベンゼン誘導体、 【化1】 その中でRは水素、1ないし15の炭素原子を持つアル
    キル基あるいはアルケニル基であり、その基は置換され
    てないか、CNあるいはCF3で一置換されているか、
    あるいはハロゲンで少なくとも一置換されているか、こ
    の基の中の1種またはそれ以上のCH2グループが−O
    −、−S−、式a)、−CO−、−COO−、−OCO
    −あるいは−OCOO−で、それぞれの場合におたがい
    に独立して、置換されていることも可能であり、その置
    換の方法はO原子がおたがいに直接結合していないと言
    う方法であり、 【化2】 1 はFでありL 2 はH又はFであり、1およびA2はおたがいに独立であり、それぞれ (a)トランス−1,4−シクロヘキシレン基であり、
    その基なかでは加えて、1種又はそれ以上の隣接してい
    ないCH2基が−O−および/または−S−で置換され
    ていても良く、 (b)1,4−フェニレン基であり、そのなかでは加え
    て、1種または2種のCHグループが窒素で置換されて
    いも良く、 あるいは (c)1,4シクロヘキセニレン、1,4−ビシクロ
    (2,2,2)−オクチレン、ピペリジン−1,4−ジ
    イル、ナフタレン−2,6−ジイル、デカヒドロナフタ
    レン−2,6−ジイルおよび1,2,3,4−テトラヒ
    ドロナフタレン−2,6−ジイルから成るグループから
    の基であり、 基(a)および(b)については1個または2個の弗素
    原子で置換されていても良く、 Z1およびZ2はおたがいに独立であって、それぞれ−C
    OO−、−OCO−、−CH2O−、−OCH2−、−C
    2CH2−、−CH=CH−、−C≡C−あるいは単結
    合であり、Z1およびZ2基のいずれかが−(CH24
    あるいは−CH=CHCH2CH2−であるか、 mは0、1あるいは2であり、 XはH、F、ClあるいはCX(2X+1-Y)Yであり、そ
    こでXは1ないし5であり、しかも0≦Y≦2X+1で
    ある。
  2. 【請求項2】 前記式IのXがHあるいはFである請求
    項1記載のベンゼン誘導体。
  3. 【請求項3】 前記式Iが以下の一般式I1〜I12
    (但し、YはO−CH 2 CF 2 CF 2 X)からなる群より
    選ばれる1種以上である請求項1又は2記載のベンゼン
    誘導体。 【化101】 【化102】
  4. 【請求項4】 前記式Iが以下の一般式1A〜1Iから
    なる群より選ばれる1種以上である請求項1又は2記載
    のベンゼン誘導体。 【化103】 【化104】
  5. 【請求項5】 液晶性媒体が少なくとも1種の請求項1
    乃至4何れかに記載の式Iの化合物を含有することを特
    徴とする少なくとも2種の液晶性成分を有する液晶性媒
    体。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の液晶性媒体を含有するこ
    とを特徴とする液晶デイスプレイ素子。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の液晶性媒体を誘電体とし
    て含有することを特徴とする電気工学デイスプレイ素
    子。
  8. 【請求項8】 式I’の化合物、 【化3】 ここではR、A1、A2、Z2、L2、Xおよびmは請求項
    1のなかで定義されている。
  9. 【請求項9】 液晶性媒体が少なくとも1種の請求項8
    記載の式I’の化合物を含有することを特徴とする少な
    くとも2種の液晶性成分を有する液晶性媒体。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の液晶性媒体を含有する
    ことを特徴とする液晶デイスプレイ素子。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の液晶性媒体を誘電体と
    して含有することを特徴とする電気工学デイスプレイ素
    子。
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