JP3406165B2 - 超音波振動子 - Google Patents

超音波振動子

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JP3406165B2 JP32826196A JP32826196A JP3406165B2 JP 3406165 B2 JP3406165 B2 JP 3406165B2 JP 32826196 A JP32826196 A JP 32826196A JP 32826196 A JP32826196 A JP 32826196A JP 3406165 B2 JP3406165 B2 JP 3406165B2
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    • HELECTRICITY
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小流量の粉体輸送に
用いるのに好適な超音波振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体ホッパの出口にその上流端を接続し
て粉体の輸送通路を形成する輸送用筒体と、ボルト締め
ランジュバン型振動子を使用しかつ前記輸送用通路内の
粉体に楕円軌道の超音波振動を付与する超音波駆動装置
(超音波振動子)とを備えた粉体輸送装置が特開平7−
33228号公報で公知である(以下これを第1の従来
技術と言う)。
【0003】この粉体輸送装置では、粉体ホッパ及び超
音波振動子はフレーム等の支持部材によって支持されて
いる。超音波振動子は、ほぼ円柱形の上・下の金属ブロ
ックが、金属製ボルトで連結されている。そして、両金
属ブロックの間に下段から順にリング状電極、第1のリ
ング状圧電素子、1対でリング状をなす分割電極、第2
のリング状圧電素子が前記ボルトに嵌合した状態で挟持
されている。
【0004】また、リング状圧電素子を1対のブロック
間に挟持した状態で両ブロックを連結ロッドで連結し、
圧電素子に周期的に変動する電圧を印加することによっ
て縦振動と屈曲振動の複合した振動を発生させる超音波
振動子において、前記連結ロッドには軸心に沿った孔が
設けられており、その孔中に、その孔の内壁とクリアラ
ンスを隔てて位置する固定用シャフトが挿入されてお
り、その固定用シャフトの挿入端が前記超音波振動子の
複合振動の節で超音波振動子に固着されている超音波振
動子が特開平7−155687号公報で公知である(以
下これを第2の従来技術と言う)。
【0005】この第2の従来技術では、圧電素子に周期
的に変動する電圧を印加する電極が、リング状圧電素子
の円周方向に4等分に分割された分割電極からなり、4
つの分割電極の何れかを選択使用することで屈曲振動の
振動面が切換可能となっていて、屈曲振動の振動面の如
何を問わないで共通的に複合振動の節となっている点で
支持されている。従って、振動面の如何を問わずに常時
共振現象を発生させて、安定した超音波振動が得られる
としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の従来技術で
は、上部の金属ブロックの上端部に形成したホーン部の
先端の楕円運動によって粉体に楕円軌道の超音波振動を
付与するようにしているため、超音波振動子をフレーム
等の支持部材によって支持するには、下部の金属ブロッ
クの下端を支持部材に固定することが考えられる。
【0007】もっとも、前記第1の従来技術では超音波
振動子の具体的な支持構造についての記載は見られない
が、下部の金属ブロックの下端を支持すると、超音波振
動子から支持部を通じて漏洩する振動エネルギーが大き
くなり、粉体に所望の大きさの楕円軌道を付与するのに
大きな駆動電力を要し、超音波振動子の効率が低くなる
という問題点があった。
【0008】また、前記第2の従来技術では電極を円周
方向に4等分した分割電極としていて、1つの電極の円
周角が90度弱であるため、駆動電力を有効に活用しき
れなく、その面から超音波振動子の効率が最高に発揮で
きないという問題点があった。
【0009】そこで、本発明は前記従来技術にみられる
これらの問題点を解消できる超音波振動子、特に小流量
の粉体輸送に用いるのに好適な超音波振動子を提供する
こと目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段とその作用】前記目的を達
成するために、請求項1の発明は、ほぼ円柱形の第1の
金属ブロック(6)と第2の金属ブロック(7)を軸心
を垂直にして同軸的に連結ロッド(12)で連結すると
ともに、両金属ブロック(6)(7)間に2つのリング
状圧電素子(8)(10)と半環状電極(9A)とを挟
持したボルト締めランジュバン型振動子において、前記
連結ロッド(12)には軸心に沿った孔(12A)が設
けられており、その孔(12A)中に、その孔(12
A)の内壁とのクリアランス(CL)を隔てて位置する
支持用シャフト(13)が挿入されており、その支持用
シャフト(13)の挿入端(13B)が振動子(5)に
固着されているとともに、支持用シャフト(13)の基
端が第1の金属ブロック(6)の軸心に沿って設けた孔
(6A)を貫通して突出しており、第1の金属ブロック
(6)を上方に、第2の金属ブロック(7)を下方にし
て両ブロック(6)(7)の軸心が垂直になるように支
持用シャフト(13)の前記基端を保持するとともに、
前記ほぼ円柱形の第2の金属ブロック(7)の下端に
、該第2の金属ブロック(7)の外径(φ)より小さ
い幅(W)で、かつ幅(W)方向を前記半環状電極
(9A)の円周角の中央方向に向けて形成したホーン部
(7A)を形成しており、このホーン部(7A)の先端
部には粉体輸送用の孔(7B)がホーン部(7A)の
記幅(W)方向に向けて設けられており、前記両圧電素
子(8)(10)に交流電圧を印加することによって振
動子(5)に伸縮振動の1次共振振動と屈曲振動の2次
共振振動を発生させるとともに、支持用シャフト(1
3)の前記挿入端(13B)を、伸縮振動の節となる面
(18A)と屈曲振動の節となる面(18B)が交差す
る線上で実質的に振動子(5)に固着したことを特徴と
する超音波振動子である。
【0011】この発明では半環状の電極を介して交流電
圧をリング状圧電素子(8)(10)に印加すると、振
動子(5)が伸縮振動の1次共振振動と屈曲振動の2次
共振振動を発生して、ホーン部(7A)の先端が楕円運
動するが、特にホーン部(7A)の幅(W)方向である
粉体輸送用の孔(7B)の軸心に沿った水平方向の振幅
が大きくなる。
【0012】そして、支持用シャフト(13)からの振
動エネルギーの漏洩が少なく、効率良く超音波振動子
(5)を励振できる。請求項2の発明は、請求項1の超
音波振動子(5)において、粉体ホッパ(1)の出口に
その上流端を接続して粉体を前記ホーン部(7A)に設
けた粉体輸送用の孔(7B)に導くための弾性材料から
なる粉体供給チューブ(16)の下流端に、振動子
(5)のホーン部(7A)の孔(7B)を連通したこと
を特徴とするものである。
【0013】この発明では、粉体供給チューブ(16)
を介して粉体輸送用の孔(7B)に導かれた粉体は、粉
体にかかる重力と、孔(7B)の下面内壁の楕円運動に
より一方向に推進輸送される。
【0014】粉体供給チューブ(16)の下流端はホー
ン部(7A)とともに振動するが、弾性材料で構成され
ているため、容易に変形する。そのため、超音波振動子
(5)の振動を阻害しない。請求項3記載の発明は、前
記請求項1又は請求項2の超音波振動子において、 前記
ホーン部の粉体輸送用の孔(7B)の中央部に小径部
(7E)を形成して該小径部(7E)の両端に段部(7
C,7D)を形成し、粉体が輸送されるパイプの端部
(14,15)を前記粉体輸送用の孔(7B)に圧入し
て前記小径部(7E)の段部(7C,7D)に当接し、
前記小径部(7E)の内径とパイプ(14,15)の内
径を同じに定めたことを特徴とするものである。この発
明では、ホーン部(7A)の孔(7B)に対するパイプ
(14,15)の圧入部の位置を正確に決めることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施の形態
を図面の実施例に基づいて説明する。先ず図1〜図3に
示す第1実施例において、粉体ホッパ1は、歪ゲージ式
センサからなる重量センサを取り付けたアーム2aを備
え基端(図示右端)を基台3に固定した計重装置2の先
端(図示左端)に固着した支持部材4に支持されてい
る。
【0016】超音波振動子5は、図2(a)に分解図示
するように、略円柱形の第1のアルミニウム・ブロック
6と第2のアルミニウム・ブロック7間に、リング状の
圧電素子(PZT)8、半環状の電極9A、半環状のス
ペーサ9B、リング状の圧電素子(PZT)10及び接
地電極11が挟持され、両ブロック6,7は、軸心に沿
った孔12Aを設けた連結ロッド12で互いに連結され
ている。
【0017】連結ロッド12は、導電性の金属で、上下
両端に雄ねじが切られており、両ブロック6,7の軸心
上に刻設されている雌ねじにきつくねじ込まれている。
電極9Aとスペーサ9Bは、超音波振動子5として組み
立てる前の段階では、図2(b)に符号9で示すように
孔9bを明けた1枚の板からなる環状に形成されてい
て、組立時には、この孔9bを連結ロッド12がクリア
ランスをもって通り抜けている。
【0018】そして組み立て後に同図(b)の部分9
a,9aを切断して2分割することで、半環状の電極9
Aとスペーサ9Bを形成するとともに、電極9Aとスペ
ーサ9Bの組み立て時における位置決めを容易にするよ
うにしてある。
【0019】電極9Aには給電用の端子部9Cが突出形
成されている。また接地電極11にも給電用の端子部1
1Cが突出形成されている。なお、圧電素子8,10及
び接地電極11はそれぞれ全体がほぼ環状に形成され、
その中心の孔を連結ロッド12がクリアランスを持って
通り抜けている。
【0020】支持用シャフト13はその上端基部に固定
用のフランジ部13Aが一体的に形成され、支持用シャ
フト13の下端は、アルミニウム・ブロック6の中心の
孔6Aを貫通して、連結ロッド12の孔12A(図1参
照)に挿入され、その下端部・挿入端13Bが連結ロッ
ド12の孔12Aの下端の小径部12Bに圧入固着され
ている。こうして、支持用シャフト13の下端部・挿入
端13Bが連結ロッド12を介して実質的に第2のアル
ミニウム・ブロック7に固着されている。
【0021】支持用シャフト13の上端フランジ部13
Aは図3に示すように直接支持部材4にリベット等で固
定されて、振動子5を垂直に支持する。なお、電極9A
は、図示するように超音波振動子5の軸心の右側に、ス
ペーサ9Bは超音波振動子5の軸心の左側に、互いに左
右に並設されている(図1(b))。電極9Aの端子部
9Cと接地電極11の端子部11Cとに交流電圧をかけ
ることで、リング状圧電素子8,10の図示右側半分に
交流電圧が印加され、超音波振動子5が励振される。
【0022】第2のアルミニウム・ブロック7の下端は
その図示左右方向の幅Wがアルミニウム・ブロック7の
外径のφ35mmのほぼ半分の寸法に切欠かれてホーン
部7Aを形成している。なお、第1のアルミニウム・ブ
ロック6、電極9A、スペーサ9B及び接地電極11の
外径は第2のアルミニウム・ブロック7の外径のφ35
mmと同じ寸法にしてある。また、圧電素子8,10の
外径はアルミニウム・ブロック6,7や電極9A,11
の外径より隣接する部品のバリと接触しないようにわず
かに小さくしてある。
【0023】ホーン部7Aはこうして、いわゆる変形ス
テップホーンを形成しており、その幅Wの方向が半環状
電極9Aの円周角(約180度)の中央方向、すなわち
図示左右方向に向けて形成されている。
【0024】また、ホーン部7Aの先端部には粉体輸送
用の孔7Bが前記幅W方向に設けられている。この孔7
Bには外径が4mm強の金属製パイプ14,15の各一
端が圧入固定されている。ホーン部7Aの孔7Bはパイ
プ14,15の圧入端の位置を正確に決めるために、図
1の符号7C,7Dで示す段部を備え、これらの段部7
C,7Dにパイプ14,15の各端部が当接するように
両パイプ14,15をホーン部7Aの孔7Bに圧入して
ある。
【0025】従って、ホーン部7Aを幅Wの方向(図示
左右方向)に貫通する孔7Bの中央部分は図1に符号7
Eで示す小径部を形成し、この小径部7Eの内径と、パ
イプ14,15の内径は同じ内径のφ3.5mmに定め
てある。
【0026】一方のパイプ14の入口と前記粉体ホッパ
1の下端出口との間は弾性を有するテフロン製の粉体供
給チューブ16で接続されている。超音波振動子5は、
端子9Cと11C間に約30kHzの交流電圧を印加し
て駆動・励振することで、圧電素子8と10は左右非対
称な伸縮を生じ、1次の伸縮振動(縦振動)と2次の屈
曲振動(曲げ振動)が同時に発生し、この2つの振動が
合成され、最も振幅が大きくなる先端のホーン部7Aで
は、縦・横の振幅を短径・長径とする楕円軌道を描く回
転振動となる。
【0027】駆動周波数の30kHzは超音波振動子5
の1次の伸縮振動と2次の屈曲振動に共振する周波数に
定めてあり、振動子の形状は、共振周波数によって前記
楕円軌道を描く回転振動を生起するように定めてある。
【0028】図4は縦振動と曲げ振動の合成で、先端
(図示下端)部が符号17示す楕円軌道を生じる有様
を誇張して示している。なお、同図では、振動子の下端
(先端)の振幅を拡大するためのホーン部7Aは図示を
省略している。
【0029】また、図4で符号18で示すのは、1次の
伸縮振動と2次の屈曲振動の共通の節となる点で、1次
の伸縮振動の節となる面18Aと2次の屈曲振動の節と
なる面18Bが交差する線上にある。この符号18で示
す共通の節となる位置に合わせて、前記支持用シャフト
13の挿入端13Bと連結ロッド12の小径部12Bと
の固着位置が設けてあり、こうすることで、支持用ロッ
ド12から漏洩する振動エネルギーを低減し、超音波振
動子の効率を最良にすることができる。
【0030】なお、図5(a)(b)(c)(d)は駆
動電圧の1周期の間で1次の伸縮振動と2次の屈曲振動
の合成によって楕円軌道の回転振動を生じる過程を分解
して説明している。この図5では、振動子の形状をホー
ン部を備えない円柱形とした単純な場合について描いて
あるため、楕円軌道17′は前記楕円軌道17と比較し
て図示左右方向の径(振幅)が小さくなっている。
【0031】粉体ホッパ1から粉体供給チューブ16と
パイプ14を介して孔7Bに導入された粉体は、重力に
よってパイプ14,15及び孔7Bの小径部の底面に圧
接され、楕円軌道17で示す振動による摩擦で駆動さ
れ、図1で矢印で示すようにパイプ14から15の方向
(図示左方)に向かって推進される。
【0032】電極9Aとの相対的な向きを合わせて形成
したホーン部7Aは、楕円軌道17の振幅、特に図示左
右方向の振幅を効果的に増幅して、粉体の輸送を強く推
進する。
【0033】しかも、ホーン部7Aは先端(下端)に近
づく程振幅が大きくなるので、孔7Bの天井に比較して
底面の方がより大きな振幅となる。従って孔7Bの底面
に重力で圧接された粉体は最も効果的に左方に向かって
推進される。
【0034】電極にかける交流電圧を止めると、超音波
振動が停止して粉体の推進も止まる。なお、計重装置2
で計量した重量は、図示されてない制御装置で時間当り
の減少量から粉体の流量を算出し、超音波振動子の駆動
電力を加減して粉体の流量を目標流量にフィードバック
制御するロスインウェイト方式の粉体供給装置の信号と
して活用することができる。
【0035】上記の実施例で、粉体の粒径が100μm
の金属粉体を輸送するのに超音波振動子5を活用した場
合、流量範囲0.05〜2.00〔g/s〕の範囲で安
定した流量を実現でき、応答時間は約0.2秒にでき
た。
【0036】このような小径の粉体の小流量の輸送で
は、それ程大きな推進力を要しなくて、むしろ楕円軌道
17の水平方向の振幅を大きくすることが効果がある
が、上述のようにホーン部7Aの形状と向きを定めるこ
とでこれが実現できた。また、支持シャフト13の挿入
端13Bを実質的に振動子5の伸縮振動と屈曲振動の共
通の節になる点に固着するようにしたので、エネルギー
損失を少なくして振動子の効率が上げられた。
【0037】なお、圧電素子8,10は左右非対称な伸
縮をするので、1次の伸縮振動と2次の屈曲振動の共通
の節となる点が振動子の軸心(中心)に位置しなくてず
れている場合には、ホーン部形状等を変えて、振動子の
縦横比を変えることによって調整することができる。
【0038】図6乃至図8は本発明の第2実施例を示す
もので、上記第1実施例における支持用シャフト13の
上端フランジ13Aの代わりにその支持用シャフト13
の上部に雄ねじ13Dを刻設し、該雄ねじ13Dを図8
に示すように支持部材4に挿通してナット13Eで螺着
し、振動子5を垂直に支持するとともに、更に、上記支
持用シャフト13と第2のアルミニウム・ブロック7の
固着を、上記第1実施例における連結ロッド12を介す
る固着に代え、支持用シャフト13の下部に雄ねじ13
Fを刻設し、これを第2アルミニウム・ブロック7に刻
設した雌ねじ7Fに螺着して、支持用シャフト13と第
2のアルミニウム・ブロック7を固着したものである。
【0039】本第2実施例のように、支持用シャフト1
3をねじ13Dにより支持部材4に支持させることによ
り、振動の吸収が小さく、振動子5の効率が良くなり、
更に支持用シャフト13の下部をねじ13F,7Fで分
離可能に連結することにより、粉体装置の機種による支
持用シャフト13の交換が容易になる。
【0040】尚、本第2実施例におけるその他の構造は
上記第1実施例と同様の構造であるため、上記第1実施
例と同一部品には同一符号を付してその説明は省略す
る。
【0041】
【発明の効果】本発明の超音波振動子は上述のように構
成されているので、支持部からの振動エネルギーの漏洩
が少なく、超音波振動子の効率が増大し、1次の伸縮振
動と2次の屈曲振動の複合による楕円運動の振幅を効果
的に大きくできる。
【0042】また、楕円運動を粉体の輸送に効果的に活
用できる。また、支持法による性能変化を無くして安定
な性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施例の縦断面図、
(b)は電極とスペーサの平面図である。
【図2】(a)は図1(a)の実施例の分解斜視図、
(b)は電極とスペーサの組み立て前の形状を示す平面
図である。
【図3】本発明の第1実施例における超音波振動子を用
いた粉体輸送装置の機構部を示す正面図である。
【図4】本発明の超音波振動子の振動モードを説明する
説明図である。
【図5】同じく振動モードの時間的変化を示す説明図で
ある。
【図6】本発明の第2実施例の縦断面図。
【図7】本発明の第2実施例の分解斜視図。
【図8】本発明の第2実施例における超音波振動子を用
いた粉体輸送装置の機構部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 粉体ホッパ 5 振動子(超音波振動子) 6,7 金属ブロック 6A 孔 7A ホーン部 7B 孔 8,10 圧電素子 9A 電極 12 連結ロッド 12A 孔 13 支持用シャフト 13A フランジ部 13B 挿入端 16 粉体供給チューブ 18 点(線) 18A,18B 面 CL クリアランス W 幅
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−33228(JP,A) 特開 平7−155687(JP,A) 特開 昭64−19983(JP,A) 実開 平7−21168(JP,U) 池谷昌紀、高田重孝、本多敬介,超音 波モータ式粉体フィーダの開発,平成8 年電気学会産業応用部門創立10周年記念 全国大会 講演論文集[III],日 本,社団法人電気学会 産業応用部門全 国大会委員会,1996年 8月12日,P 449−452 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 2/00 B06B 1/06 B65G 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ円柱形の第1の金属ブロックと第2
    の金属ブロックを軸心を垂直にして同軸的に連結ロッド
    で連結するとともに、両金属ブロック間に2つのリング
    状圧電素子と半環状電極とを挟持したボルト締めランジ
    ュバン型振動子において、 前記連結ロッドには軸心に沿った孔が設けられており、 その孔中に、その孔の内壁とのクリアランスを隔てて位
    置する支持用シャフトが挿入されており、 その支持用シャフトの挿入端が振動子に固着されている
    とともに、支持用シャフトの基端が第1の金属ブロック
    の軸心に沿って設けた孔を貫通して突出しており、 第1の金属ブロックを上方に、第2の金属ブロックを下
    方にして両ブロックの軸心が垂直になるように支持用シ
    ャフトの前記基端を保持するとともに、前記ほぼ円柱形
    第2の金属ブロックの下端には、該第2の金属ブロッ
    クの外径より小さい幅で、かつ幅方向を前記半環状電
    極の円周角の中央方向に向けて形成したホーン部を形成
    しており、 このホーン部の先端部には粉体輸送用の孔がホーン部の
    前記幅方向に向けて設けられており、 前記両圧電素子に交流電圧を印加することによって振動
    子に伸縮振動の1次共振振動と屈曲振動の2次共振振動
    を発生させるとともに、支持用シャフトの前記挿入端
    を、伸縮振動の節となる面と屈曲振動の節となる面が交
    差する線上で実質的に振動子に固着したことを特徴とす
    る超音波振動子。
  2. 【請求項2】 粉体ホッパの出口にその上流端を接続し
    て粉体を前記ホーン部に設けた粉体輸送用の孔に導くた
    めの弾性材料からなる粉体供給チューブの下流端に、振
    動子のホーン部の孔を連通したことを特徴とする請求項
    1記載の超音波振動子。
  3. 【請求項3】 前記ホーン部の粉体輸送用の孔の中央部
    に小径部を形成して該小径部の両端に段部を形成し、粉
    体が輸送されるパイプの端部を前記粉体輸送用の孔に圧
    入して前記小径部の段部に当接し、前記小径部の内径と
    パイプの内径 を同じに定めたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の超音波振動子。
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