JP3406085B2 - 筒状編地の編み幅側縁部に縄柄を編成する方法 - Google Patents

筒状編地の編み幅側縁部に縄柄を編成する方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は前後対に配設されたニー
ドルベッドで編成された筒状編地に縄柄を形成する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば筒状編地を編成する場合、前後に
一対の針床を有する一般的な横編機(2枚ベッド)ある
いは前記横編機の針床に更にもう一対の針床を配設させ
た横編機(以下、4枚ベッド)が知られており、これら
横編機の針床上には多数の針が植列されていて、編糸を
給糸口によって前側のニードベッドの針から後側のニー
ドベッドの針へとあるいはその逆に給糸して周回編成す
ることで平編み組織からなる筒状の編地を編成すること
ができる。また、特開昭51−38561号公報には、
4枚ベッドタイプの横編機を使用して平編み組織からな
る筒状編地だけでなく筒状編地にリブ編みや縄柄等の公
知の編み組織を組み込んだ編地の編成方法について開示
してあり、更には本発明の出願人の提案にかかる特公平
3−75656号公報に2枚ベッドタイプの横編機を使
用してリブ編み組織を有する筒状編地の編成方法が開示
されており、これらの公報に開示された技術を組み合わ
せることで2枚ベッドあるいは4枚ベッドタイプの横編
機を使用して筒状編地で、しかも平編み組織だけでなく
リブ編みあるいは縄柄等の組織編みを有する編地を得る
ようにすることが考えられる。
【0003】此処で、本発明が課題とする縄柄編成につ
いて従来の一般的な編成方法について説明する。縄柄は
となりあう編目同士を交差させて置き換えることにより
形成されるために交差柄あるいは縄柄(ケーブル柄)と
呼ばれ、交差させる編目の数によって1×1、2×2、
3×3・・・の縄柄と呼ばれる。更に、縄柄は互いに交
差する編目の数は上記のように同数のものだけでなく、
交差させる編目の数の組み合わせにより1×2、1×
3、2×3・・・の縄柄も得ることができる。また、左
右の編目または編目群を交差させる際に左右の何れの側
の編目または編目群を交差の上側にするかによって更に
2通りの組み合わせが可能となる。
【0004】そこで、3×3の縄柄を2枚ベッドの横編
機にて編成する場合の一般的な編成方法を図27以降の
編成コース図で説明すると、3×3の縄柄となる針F、
G、・・・J、Kの6本の針(編目群〜)の両外に
針D、Eと針L、Mで裏目が、更にその外側に針にA、
B、Cと針N、O、Pで表目が編まれる。この例では縄
の右側に位置する針I、J、Kで編まれた編目群(
)が縄の左側に位置する針F、G、Hで編まれた編目
群()の上を交差するタイプの縄柄が形成され
る。先ず図27−1を例えば適宜回数繰り返して編目列
を形成した後、次のコース2では、後続する図27−2
での編目移動がスムーズに行われるように針I、J、K
の編成を休止させる分離編み(リリーフ編み)が行われ
る。この分離編みは通常1回または2回行われる。
【0005】図27−3では、針F、G、・・・J、K
に係止される編目群〜を後側のニードベッドの針に
移動するとともに後ベッドの針D、Eと針L、Mで編ま
れた裏目を前側のニードベッドへと移動させる。図27
−4では後側のニードベッドを針3本分(3ピッチ)を
左に移動させて縄の右側に位置した編目群を前ベ
ッドの針F、G、Hへ移動させ、図27−5では、後側
のニードベッドの針を基準位置から更に針3ピッチ右へ
移動させて縄の左側に位置した編目群を前側のニ
ードベッドの針I、J、Kへ移動させる。図27−6で
は後側のニードベッドを基準位置へ移動させて裏目をも
との後側のニードベッドの針D、Eと針L、Mへ移動さ
せ1個の縄柄の編成が完了する。この図27−1から図
27−6に示す編成コースを適宜繰り返すことにより所
望する縄柄を得ることができる。このように従来縄柄を
編成する場合には、縄柄を形成させる編目群単位での編
目の移動を行って縄柄を形成するようにしていた。
【0006】また、上記の特開昭51−38561号公
報に記載の縄柄の編成方法は筒状編地を形成する前側の
ニードベッドあるいは後ベッドのどちらか一方で編成さ
れる編地内に縄柄を形成させる方法を開示したものであ
ってその縄柄自体の編成方法は公報の第5図に示されて
いるように、上記した図26以降の縄柄編成とは異なる
方法をとっているが、縄柄となる編目の移動方法は同じ
で縄柄を形成する左右の編目群の位置を置き換える方法
によって行われるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の出願人の特公
平4−15301号公報には2枚ベッド及び4枚ベッド
タイプの横編機を使用して筒状の見頃と袖部を有するセ
ーターの編成方法が開示されており、例えばこのような
セーターの見頃部の脇ラインに沿って縄柄を入れたい場
合や肩ラインに続く袖の端縁部に縄柄を入れたい場合が
ある。また、横編機を使用して筒状にソックスやタイツ
が編成されるが、その際に上記セーターと同様に筒状の
一端側に縄柄を入れたい場合もある。このように前側の
ニードルベッドと後側のニードルベッドの針で筒状に編
まれる編地の前側のニードルベッドの編針と後側のニー
ドルベッドの編針との渡り部分に縄柄を形成するため
に、当該部分に係止された所定のウェールの編目群同士
を従来のようにただ単に交差させるだけでは筒状編地一
端側に縄柄を形成することはできなかった。
【0008】従って、筒状編地の前記した箇所に縄柄を
入れるためには、従来では筒状でない縄柄を有する編地
を2片編成しておき、その後、縄柄が前記した箇所にく
るように両編地を縫い合わせる方法でしかそのような編
地を得ることはできなかった。本発明は上記した問題に
鑑み発明されたものであり、横編機を使用して筒状の編
地を編成する際に筒状編地の前後ベッドの境界部の編目
群を交差させて縄柄編成を行うための編成方法を提供す
ることを目的とする。ここでいう筒状編地とは編糸が周
回方向に給糸されて編まれる筒状の編地だけでなく、筒
状の一部を切り欠いた例えばベストやカーディガンのよ
うなC字状に給糸方向を反転させながら編成される編地
など完全に筒状となっていない編地も含まれるものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る筒状編地の編み幅側縁部に縄柄を編成す
る方法は、先ず前後ニードルベッドの編針を使用して編
まれる筒状編地の編み幅側縁部に前側のニードルベッド
の編目と、後側のニードルベッドの編目とを交差させる
ことにより縄柄を編成する方法であって、交差させるた
めに目移しする編目の少なくとも一方をニードルベッド
の編針に係止された複数の編目からなる編目群とし、
つ、縄柄を形成するための編目の置き換えに先立ち、目
移しされる編目若しくは編目群が予め捻れ解消方向から
給糸して形成され、上記編目群を他方の編目若しくは編
目群の外側を移動させて縄柄の上側部を形成させる工程
と、縄柄の上側部を形成する編目群の置き換えの際に編
地の最端の編目から対向するニードルベッドの編針に編
目の移動を行い前後の編目群の編目配列を左右反対に入
れ替える工程を含んだことを特徴とするものである。
【0010】次に縄柄が2×2若しくは2×3または3
×3の編目群で形成された編目の交差により形成した
り、編目移動の前に分離編みを行うことも特徴とするも
のである。
【0011】また、編目の捻れ解消のための給糸が少な
くとも縄柄の上側部となる側の編目に対して行われるよ
うにしたり、予め捻れ解消方向から給糸して形成される
編目若しくは編目群は、周回編成方向と同方向に目移し
される編目若しくは編目群であることも特徴の1つであ
る。
【0012】
【作用】本発明に係る筒状編地の編み幅側縁部に縄柄を
編成する方法では、先ず前後のニードルベッドで筒状に
編成される編地の編糸が、前後のニードルベッドに渡る
部分で縄柄を形成する部分において、前若しくは後ベッ
ドの縄柄を形成するために交差する編目の内、一方の編
目を他方の編目の外側を移動させて縄柄の上側部を形成
させると縄柄が形成されるのである。この時、編目の置
き換えに先立って、例えば給糸が前側のニードルベッド
の編針から後側のニードルベッドの編針に渡る部分で、
前側のニードルベッドの編針から後側のニードルベッド
の編針に目移しされる部分の編目への給糸方向を予め捻
れ解消方向(周回編成方向とは逆方向)から給糸した
後、前記各ウェールの編目配列を左右反対に入れ替える
配列を左右反対に入れ替えると上側、即ち交差部分で正
面に表れる縄に編目及びウェールに捻じれのない縄柄が
形成されるのである。
【0013】また、交差させる部分の編目部分を、移動
の前に分離編みを行うと、交差する時の編糸に異常な張
力がかからず、糸切れが防止されるとともに、編み上が
り時の引き攣れが防止されるのである。
【0014】
【実施例】本発明に係る筒状編地の編み幅側縁部に縄柄
を編成する方法を実施するのに使用する横編機として、
前後に1対のニードルベッドを有する所謂"2枚ベッド
横編機"においては本出願人が先に提案している特願平
6−72718号のように、ニードルベッドに設けた複
数のシンカー間に2つの編針を摺動可能に収納したもの
が望ましい。この特願平6−72718号に記載された
横編機は、図26に示すように前後1対のニードルベッ
ドFB・BBをその頭部を対向して設け、ニードルベッ
ドFB・BBの頭部に複数のシンカープレートSKを例
えば6ゲージ相当の編機において12本の編針を設ける
場合、使用する編針は6ゲージ用の編針よりも薄いもの
であって、第1、第2の編針N1・N2の編針間隔を1
5ゲージ(1.693mm)相当に、シンカーを挟んでの
第1、第2の編針N1・N2の編針間隔を10ゲージ
(2.540mm)相当に、シンカー間は第1の編針N1
同士、第2の編針N2同士の間隔と同じ6ゲージピッチ
(4.233mm)相当と、所定のゲージ値に対応する間
隔で並設し、目移し用部材として羽根、切欠き、スライ
ダ等を有する第1、第2の編針N1・N2を隣接するシ
ンカープレートSK間に設け、この第1、第2の編針N
1・N2は一のニードルベッドFBまたはBBを通じて
等間隔に交互に設けるか、或いは第1、第2の編針N1
・N2の夫々は等間隔に設けるが、シンカープレートS
Kの両側に位置する2本の第1、第2の編針N1・N2
の間隔とは他と異ならせて設ける。また、シンカープレ
ートSK間に位置する第1、第2の編針N1・N2の針
溝の間隔と、シンカープレートSKを挟んで隣合う第
1、第2の編針N1・N2の針溝の間隔との間隔の比が
1:1乃至1:2.8とし、第1、第2の編針N1・N
2のフックは夫々同一の大きさとし、且つ、編針間の間
隔に比して通常フックよりも大きいサイズとし、編成さ
れた編地のシンカーループSLがニードルループNLと
略同じ大きさか、あるいは極端に大きくならないように
したものである。
【0015】筒状の編地の表目の組織は前側のニードル
ベッドFBで、裏目の組織は後側のニードルベッドBB
で編成されるが、リンクス柄等の編地を編成する時、1
つのウェールのループが、前後のニードルベッドFB・
BB間で目移しされる。しかも、表側地と裏側地とを一
対のニードルベッドFB・BBで編成するためには1つ
のニードルベッドFBまたはBBで表側地を編成する編
針と、裏側地を編成する編針とを使い分けなければなら
ず、その結果、表または裏側地のいずれかの編成時に使
用できる編針は第1の編針N1か第2N2の編針を使用
することになり、使用しない編針は休止位置の状態にな
る。そして、後述するように本発明の縄柄を形成するた
めに1つのウェールのループが前後のニードルベッドF
B・BB間で目移し、ニードルベッド頭部に所定のゲー
ジ値に対応する間隔で並設した複数のシンカープレート
SKの隣合うシンカープレートSK間に1本の編針を設
けた従来の"2枚ベッド横編機"で、前記目移しされたル
ープを左右側方のいずれかへ例えば6ピッチ分(編針
分)する場合でも、本出願人が先に提案している上記特
願平6−72718号のものでは、従来の"2枚ベッド
横編機"における3ピッチ分移動させるだけで済み、ル
ープの異常緊張をなくして糸切れを防止できるようにな
っている。
【0016】以下に本発明に係る筒状編地の編み幅側縁
部に縄柄を編成する方法の一実施例を図面に基づいて詳
述する。図1は前後1対のニードルベッドで筒状に編成
されたセータ1の胴部分2とその編成用の給糸方向を示
し、前側にニードルベッドで表側の編地3が、後側のニ
ードルベッドで背面側の編地4が矢印及び点線矢印で示
すように反時計回り方向または時計回り方向に給糸され
る周回編成により形成される。こうして編成される表側
の編地3と背面側の編地4との境界部分のうち左脇線と
なる部分、即ち前側のニードルベッドから後側のニード
ルベッドとの渡りの部分には3×3の縄柄5が形成され
ている。この縄柄5は、図2に示すようにその正面から
見た時に左右の編目群6・7の内、右の編目群7が左の
編目群6の上方を横切って交差する所謂右縄といわれる
もので、この右縄は以下のようにして形成される。
【0017】図3以降の編成コースは表側の編地3と背
面側の編地4との一方(図1上、右側)の境界部分の縄
柄5を編成する編成コースであって、図において、下段
の英文字は前側のニードルベッドを、上段の英文字は後
側のニードルベッドを夫々表し、英文字の中で大文字は
セータ1の胴部分2における表側の編地3に関わる編針
を、小文字は背面側の編地4に関わる編針を夫々表す。
また、数字とP並びに左右との組み合わせに係る表示
は、後側のニードルベッドを標準位置からラッキング
(移動)させた移動量ならびにその方向を示すものであ
る。
【0018】<実施例1> 先ず、本実施例では前後一対のニードルベッドを有する
所謂"2枚ベッド"の横編機で裏編み(リブ編み)を含む
セータ等の筒状編地を編成するにあたり、各ニードルベ
ッドの編針を1つ置きに使用する所謂"針抜き"にして編
成してある。そして、給糸口Tからの給糸方向が反時計
方向に周回給糸され、図3−1において左から右へ移動
する給糸口Tからの給糸で前側のニードルベッドの編針
A〜E、後側のニードルベッドのF・G及び前側のニー
ドルベッドの編針H・I・Jに給糸されてセータ1の胴
部分2における表側の編地3の右端部分が編成される。
此処で、前側のニードルベッドの編針H・I・Jで編成
される編目は3×3の縄柄5の左側のウェールを形成す
る編目群6であって、これらの編目を便宜上・・
とする。また、編目・・の左側の編目が後側のニ
ードルベッドの編針F・Gで編成されるのは編目・
・で形成されるウェールと前側のニードルベッドの編
針A〜Eの編目で形成されるウェールとを区画し、縄柄
5を際立たせるための裏編みである。
【0019】次に、図3−2で後側のニードルベッドの
編針F・Gに係止された裏編み編目及び後側のニードル
ベッドの編針f・gに係止されている編目をこれらに対
応する前側のニードルベッドの編針F・G・f・gに目
移しした後、図3−3で右から左へ移動する給糸口Tか
らの給糸で後側のニードルベッドの編針j・i・h、前
側のニードルベッドのg・f及び後側のニードルベッド
の編針e〜aに給糸されてセータ1の胴部分2における
背側の編地4の右端部分が編成される。後側のニードル
ベッドの編針h・i・jで編成される編目は3×3の縄
柄5の右側のウェールを形成する編目群7であって、こ
れらの編目を便宜上・・とする。また、編目・
・の左側の編目が後側のニードルベッドの編針f・
gで編成されるのは編目・・で形成されるウェー
ルと後側のニードルベッドの編針a〜eで編成されるウ
ェールとを区画し、背面側から見た時に縄柄5を際立た
せるための裏編みである。図3−4で前側のニードルベ
ッドの編針F・G・f・gに係止されている編目をこれ
らに対応する後側のニードルベッドの編針F・G・f・
gに目移しした後、図3−5で前側のニードルベッドの
編針A〜E、後側のニードルベッドのF・G及び前側の
ニードルベッドの編針H・I・Jに給糸されてセータ1
の胴部分2における表側の編地3の右端部分が編成され
る。
【0020】図4−1で上述した図3−2と同様に後側
のニードルベッドの編針F・Gに係止された裏編み編目
及び後側のニードルベッドの編針f・gに係止されてい
る編目をこれらに対応する前側のニードルベッドの編針
F・G・f・gに目移しした後、図4−2で右から左へ
移動する給糸口Tからの給糸を後側のニードルベッドの
編針j・i・hをミスさせ、前側のニードルベッドのg
・f及び後側のニードルベッドの編針e〜aに給糸し、
給糸された編針に編目を形成する。斯して後側のニード
ルベッドの編針j・i・hをミスさせると、給糸された
編糸は図3−5における前側のニードルベッドの編針J
の編目(編目群6の編目群7側端部の編目)から背面
側の裏編み部分を編成する前側のニードルベッドの編針
gに直接渡された状態になる。この編目群7への給糸を
ミスさせ、給糸された編糸を編目群6の編目群7側端部
の編目に直接渡らせるようにする編成を"分離編み"とい
い、この分離編みは、以後に行われる編目群6・7の交
差時に異常に緊張するのを防止し、滑らかな交差柄を形
成するための準備編みである。
【0021】そして、図4−3で後側のニードルベッド
をこれまでの基準位置から右に6ピッチラッキングさ
せ、編目群6の編目群7側端部の編目である前側のニー
ドルベッドの編針Jの編目を後側のニードルベッドの
編針Gに目移しし、図4−4で後側のニードルベッドを
左に4ピッチ戻して基準位置から右に2ピッチラッキン
グさせた状態にし、前側のニードルベッドの編針Iの編
目を後側のニードルベッドの編針Hに目移しする。図
4−5で後側のニードルベッドを図4−4の状態から左
に6ピッチ、基準位置から左に4ピッチラッキングさせ
てから、編目群7の編目群6側端部の編目である後側の
ニードルベッドの編針jの編目を前側のニードルベッ
ドの編針hに目移しする。ここで、編目群6の編目・
・を・・の順に目移しせず、編目を前側の
ニードルベッドの編針Hに残して編目群7の編目の目
移しを始めるようにしてあるのは、後側のニードルベッ
ドの移動量を可及的に少なくして前後に渡る編糸の異常
緊張を防止するためのものである。即ち、今仮に編目群
6の編目・・を・・の順に目移しするもの
とすると、編目を前側のニードルベッドの編針Hから
後側のニードルベッドの編針Hに移すためには前側のニ
ードルベッドの編針Jの編目を後側のニードルベッド
編針Fに目移ししなくてはならず、後側のニードルベッ
ドは右に8ピッチ大きくラッキングするので、この時、
前後のニードルベッドに渡った編糸にかかる張力が高く
なって、糸切れが発生するのをなくすためである。
【0022】図5−1で後側のニードルベッドを基準位
置に戻し、後側のニードルベッドの編針iの編目を前
側のニードルベッドの編針iに目移し、図5−2で後側
のニードルベッドを右に4ピッチラッキングさせた後、
後側のニードルベッドの編針hの編目を前側のニード
ルベッドの編針jに目移しすると、編目群7を形成して
いた編目・・はこの順序で夫々前側のニードルベ
ッドの編針h・i・jに目移しされたことになる。図5
−3で後側のニードルベッドを図5−2の状態から左に
6ピッチラッキング、基準位置から左に2ピッチラッキ
ングした状態にし、前側のニードルベッドの編針Hに係
止されている編目群6の端部のウェールの編目を後側
のニードルベッドの編針Iに目移しすると、編目群7の
編目・・はこの順序で後側のニードルベッドの編
針に、編目群6の編目・・は前側のニードルベッ
ドの編針G・H・Iに・・の順で夫々係止された
状態になる。
【0023】図5−4では後側のニードルベッドを基準
位置に戻し、前側のニードルベッドの編針h・i・jの
編目・・を後側のニードルベッドの編針h・i・
jに目移しした後、図5−5で後側のニードルベッドを
左に1ピッチラッキングし、後側のニードルベッドの編
針h・i・jの編目・・を前側のニードルベッド
編針H・I・Jに目移しする。 次に、図6−1で後
側のニードルベッドを図5−5の状態から右に4ピッ
チ、基準位置から右に3ピッチラッキングして後側のニ
ードルベッドの編針G・H・Iの編目・・を前側
のニードルベッドの編針h・i・jに目移しした後、図
6−2で後側のニードルベッドを基準位置に戻してから
前側のニードルベッドの編針h・i・jの編目・・
を後側のニードルベッドの編針h・i・jに目移しす
ると、編目群7の編目・・は編目群6の編目・
・の上側(外側)を通って交差し、図3−1におけ
る編目群6と編目群7とが交差して入れ替わった状態に
なる。然る後、図3−1から図6−2までの編成コース
を繰り返すことにより、筒状に形成される表側の編地3
と背面側の編地4との境界部分に右縄の縄柄5を形成す
ることができるのである。
【0024】<実施例2> 本実施例に係る筒状編地の編み幅側縁部に縄柄を編成す
る方法は図7から図12に示すように、給糸方向が実施
例1とは逆に時計方向に周回給糸される場合であり、縄
柄は上記実施例1と同様、3×3の右縄である。先ず、
図7 において左から右へ移動する給糸口Tからの給糸
により後側のニードルベッドの編針a〜e、前側のニー
ドルベッドのf・g及び後側のニードルベッドの編針h
・i・jに給糸されてセータ1の胴部分2における後側
の編地4(背側部分)が編成される。此処で、後側のニ
ードルベッドの編針h・i・jで編成される編目は図2
における3×3の縄柄5の左側のウェールを形成する編
目群7であって、これらの編目を便宜上・・とす
ることや、編目・・の図上左側の編目が前側のニ
ードルベッドの編針f・gで編成され、縄柄5を際立た
せるための裏編み部分である点は上記実施例1と同様で
ある。
【0025】次に、図7−2で前側のニードルベッドの
編針f・gに係止された裏編み編目及び前側のニードル
ベッドの編針F・Gに係止されている編目をこれらに対
応する後側のニードルベッドの編針F・G・f・gに目
移しした後、図7−3で右から左へ移動する給糸口Tか
らの給糸で前側のニードルベッドの編針J・I・H、後
側のニードルベッドのG・F及び前側のニードルベッド
の編針E〜Aに給糸されてセータ1の胴部分2における
表側の編地3の右端部分が編成される。此処で、前側の
ニードルベッドの編針H・I・Jで編成される編目は3
×3の縄柄5の右側のウェールを形成する編目群6であ
って、これらの編目を便宜上・・とする点や、編
目・・の左側の編目が後側のニードルベッドの編
針F・Gで編成されるのは編目・・で形成される
ウェールと前側のニードルベッドの編針A〜Eで編成さ
れるウェールとを区画し、正面側から見た時に縄柄5を
際立たせるための裏編み部分である点も上記実施例1と
同様である。
【0026】図8−1で後側のニードルベッドの編針f
・gに係止された裏編み部分の編目及び後側のニードル
ベッドの編針F・Gに係止されている編目をこれらに対
応する前側のニードルベッドの編針F・G・f・gに目
移しする。そして、図8−2で右から左へ移動する給糸
口Tジから後側のニードルベッドの編針a〜e及び前側
のニードルベッドの編針f・gに給糸した後、編目群7
を構成する編目・・の編針に夫々給糸口Tを右か
ら左に反転させながら給糸する。即ち、図8−2で前側
のニードルベッドの編針gに左から右に走行しながら給
糸した給糸口Tは一旦後側のニードルベッドの編針hを
通り越してから反転し、後側のニードルベッドの編針h
に右から左に走行しながら給糸し、次に後側のニードル
ベッドの編針iを一旦通り越してから反転して右から左
に走行する時に後側のニードルベッドの編針iに給糸す
る。また、後側のニードルベッドの編針jにはこの後側
のニードルベッドの編針jを一旦通り越してから反転し
て右から左に走行する時に給糸して編目群7を編成する
後側のニードルベッドの編針h・i・jに新たな編目
・・を形成する。
【0027】このように編目群7を編成する後側のニー
ドルベッドの編針h・i・jへの給糸方向を変えたの
は、本例のように筒状編地を時計回り方向で周回編成す
るものにおいて、図9(イ)に示すように、時計回り方
向の周回方向で給糸されて形成された後側のニードルベ
ッドの編針の編目をそのまま前側のニードルベッドの編
針に目移しした場合、図9(ロ)のように捻じれた状態
になり、ここに給糸して編目を形成すると捻じれた状態
がそのまま表面に表れてしまうのでこれを解消するため
のものである。この捻じれが表れるのは、図9(イ)及
び(ロ)からも判る様に、編地の端部において後側のニ
ードルベッドの編針から前側のニードルベッドの編針へ
目移しされる編目に捻じれが表れるのである。こうした
目移しされた編目の捻じれを解消する為には、上記図8
−2のように給糸されて形成された編目は図10(イ)
に示すように目移しした時に捻じれが解消する方向から
給糸されていることから、図10(ロ)のように目移し
した時に捻じれが解消されるのである。
【0028】そして、図8−3で後側のニードルベッド
の編針F・G・f・gに係止された裏編み部分をこれら
に対応する前側のニードルベッドの編針F・G・f・g
に目移し、図8−4で右から左へ移動する給糸口Tから
の給糸で前側のニードルベッドの編針J・I・H、後側
のニードルベッドのF・G及び前側のニードルベッドの
編針E〜Aに給糸されて編目群6の編目・・及び
セータ1の胴部分2の表側の編地3の右端部分が編成さ
れる。図11−1で後側のニードルベッドの編針F・G
・f・gに係止された裏編み部分をこれらに対応する前
側のニードルベッドの編針F・G・f・gに目移された
後、図11−2で左から右へ移動する給糸口Tからの給
糸により後側のニードルベッドの編針a〜e、前側のニ
ードルベッドのf・gに給糸し、後側のニードルベッド
の編針j・i・hをミスさせる分離編みが行われ、図1
1−3で前側のニードルベッドの編針F・G・f・gに
係止されている裏編み部分の編目がこれらに対応する前
側のニードルベッドの編針F・G・f・gに目移しされ
る。
【0029】図11−4で右から左へ移動する給糸口T
からの給糸で前側のニードルベッドの編針J・I・H、
後側のニードルベッドのF・G及び前側のニードルベッ
ドの編針E〜Aに給糸されて編目が形成されると、図1
1−2で分離編みのために後側のニードルベッドの編針
h・i・jをミスした編糸は前側のニードルベッドの編
針gから編目群6の編目に直接渡った状態になる。そ
して、図11−5で後側のニードルベッドの編針F・G
・f・gに係止された裏編み部分の編目をこれらに対応
する前側のニードルベッドの編針F・G・f・gに目移
しし、図12で後側のニードルベッドを右に6ピッチラ
ッキングさせて縄柄5の交差部分の下側になる編目群6
の編目から目移しをする。この図12は実施例1にお
ける図4−3に相当し、以後前述した実施例1における
図4−4から図4−2までと同様の編成が図7−1及び
図12で適宜行われて縄柄5が形成されるのである。
【0030】<実施例3> 本実施例に係る筒状編地の編み幅側縁部に縄柄を編成す
る方法は、図13から図15に示すように、給糸方向が
実施例1と同様の反時計方向に周回給糸され、縄柄は上
記実施例1と異なり、編目群6が編目群7の上方を通っ
て交差する3×3の左縄であり、上記実施例1の図4−
2までの編成は同様に行われる。そこで、本実施例では
実施例1と異なる編目群6及び編目群7の目移しについ
てのみ説明する。先ず、図13−1で後側のニードルベ
ッドを左に6ピッチラッキングし、後側のニードルベッ
ドの編針jに係止している編目を前側のニードルベッ
ドの編針gに目移し、図13−2で後側のニードルベッ
ドを右に4ピッチ、基準位置から左に2ピッチラッキン
グした状態にし、後側のニードルベッドの編針iの編目
を前側のニードルベッドの編針hに目移しする。図1
3−3で後側のニードルベッドを図13−2の状態から
右に3ピッチ、基準位置から右に1ピッチラッキング
し、前側のニードルベッドの編針hの編目を後側のニ
ードルベッドの編針Hに移した後、図13−4で後側の
ニードルベッドを更に右に1ピッチ、基準位置から右に
2ピッチラッキングした状態にし、前側のニードルベッ
ドの編針Jの編目を後側のニードルベッドの編針Iに
移す。図14−1で後側のニードルベッドを左に4ピッ
チ、基準位置から左に2ピッチラッキングし、前側のニ
ードルベッドの編針Iの編目を後側のニードルベッド
の編針Jに移した後、図14−2で後側のニードルベッ
ドを更に左に4ピッチ、基準位置から左に6ピッチラッ
キングした状態にし、前側のニードルベッドの編針Hの
編目を後側のニードルベッドの編針Kに移す。
【0031】次に、図14−3で後側のニードルベッド
を右に7ピッチ、基準位置から右に1ピッチラッキング
して後側のニードルベッドの編針Hの編目を前側のニ
ードルベッドの編針hに移し、図14−4で後側のニー
ドルベッドを右に1ピッチ、基準位置から右に2ピッチ
ラッキングした状態にし、後側のニードルベッドの編針
hの編目を前側のニードルベッドの編針iに目移しす
ると編目群7の編目・・と編目群6の編目・
・とは一応交差した状態になるが、これら編目群と裏
編み部分との位置がずれていることから図14−5以降
で編目群7と編目群6の位置の修正がおこなわれる。即
ち、図14−5で後側のニードルベッドを基準の位置に
戻し、後側のニードルベッドの編針I・J・Kの編目
・・を前側のニードルベッドの編針I・J・Kに移
し、図15−1で後側のニードルベッドを右に1ピッチ
ラッキングした後、前側のニードルベッドの編針I・J
・Kの編目・・を前側のニードルベッドの編針h
・i・jに移す。 そして、図15−2で後側のニード
ルベッドを左に2ピッチ、基準位置から左に1ピッチラ
ッキングしてから前側のニードルベッドの編針g・h・
iの編目・・を後側のニードルベッドの編針H・
I・Jに移した後、図15−3で後側のニードルベッド
を基準の位置に戻し、後側のニードルベッドの編針H・
I・Jの編目・・を前側のニードルベッドの編針
H・I・Jに戻すと、編目群6が編目群7の上方を通っ
て交差した状態になり、これは実施例1の図6−2が終
了した時と同じ状態になるのである。
【0032】<実施例4> 本実施例に係る筒状編地の編み幅側縁部に縄柄を編成す
る方法は図16から図20に示すように、給糸方向が反
時計方向に周回給糸される点は上記実施例1と同様であ
るが、縄柄が編地の左端部分に編目群6が編目群7の上
方を通って交差する左縄の縄柄が形成される点が実施例
1と異なるものである。先ず、図16−1乃至図17−
2は実施例1における図3−1から図3−4に相当する
が、本実施例では給糸方向が反時計方向に周回給糸さ
れ、縄柄が編地の左端部分に編目群6が編目群7の上方
を通って交差する左縄であることから、この図16−1
乃至図17−2は実施例1における図3−1から図3−
4と上下並びに左右が略対称の編成コースとなる。ま
た、本実施例では編目群6の編目・・が目移しさ
れた時に捻じれが生じることから、図17−3に至るま
でに当該編目・・への給糸方向を異ならせておく
ことが望ましい。
【0033】然る後、図17−3で前側のニードルベッ
ドの編針f・eの裏編み部分に給糸された編糸は編目群
6の編目・・をミスする分離編みが行われ、図1
7−4で前側のニードルベッドの編針E・e・F・fに
係止された裏編み部分の編目をこれらに対応する後側の
ニードルベッドの編針E・e・F・fに目移しした後、
図17−5で編目群7を形成する編目・・、裏編
み部分を編成する後側のニードルベッドの編針E・F並
びにセータ1表側の編地3を形成する前側のニードルベ
ッドの編針G・H・I・J・Kに給糸する。図18−1
で後側のニードルベッドの編針b・c・d・E・e・F
・fの編目をこれに対応する前側のニードルベッドの編
針b・c・d・E・e・F・fに目移し、図18−2で
後側のニードルベッドを右に2ピッチラッキングした
後、前側のニードルベッドの編針b・c・dに係止され
た編目群6の編目・・を後側のニードルベッドの
編針a・b・cに目移しし、以降で交差する為のコース
に入る。
【0034】図18−3で後側のニードルベッドを左に
8ピッチ、基準位置から左に6ピッチラッキングさせ、
編目群7の編目である前側のニードルベッドの編針Bの
編目を後側のニードルベッドの編針Eに目移しする。
図18−4で後側のニードルベッドを右に4ピッチ
戻して基準位置から左に2ピッチラッキングさせた状態
にして前側のニードルベッドの編針Cの編目を後側の
ニードルベッドの編針Dに目移しした後、図18−5で
後側のニードルベッドを図18−4の状態から右に6ピ
ッチ、基準位置から右に4ピッチラッキングさせ、編目
群7の編目群6側端部の編目である後側のニードルベッ
ドの編針aの編目を前側のニードルベッドの編針cに
目移しする。
【0035】図19−1で後側のニードルベッドを基準
位置に戻し、後側のニードルベッドの編針bの編目を
前側のニードルベッドの編針bに目移しし、図19−2
で後側のニードルベッドを左に4ピッチラッキングさせ
た後、後側のニードルベッドの編針cの編目を前側の
ニードルベッドの編針aに目移しする。図19−3で後
側のニードルベッドを図19−2の状態から右に6ピッ
チ、基準位置から右に2ピッチラッキングさせ前側のニ
ードルベッドの編針Dの編目を後側のニードルベッド
の編針Cに目移しすると、編目群7を形成する編目・
・はこの順序で夫々後側のニードルベッドの編針に
目移しされ、編目群6を形成する編目・・はこの
順序で夫々前側のニードルベッドの編針に目移しされ、
一応交差した状態になるが、これら編目群と裏編み部分
との位置が離れていることから図19−4以降で編目群
7の編目・・と編目群6の編目・・の位置
の修正が行われる。
【0036】即ち、図19−4で後側のニードルベッド
を基準の位置に戻し、前側のニードルベッドの編針a・
b・cの編目・・を後側のニードルベッドの編針
a・b・cに移し、図19−5で後側のニードルベッド
を右に1ピッチラッキングした後、後側のニードルベッ
ドの編針a・b・cの編目・・を前側のニードル
ベッドの編針B・C・Dに移す。 そして、図20−1
で後側のニードルベッドを左に2ピッチ、基準位置から
左に1ピッチラッキングしてから後側のニードルベッド
の編針C・D・Eの編目・・を前側のニードルベ
ッドの編針b・c・dに移した後、図20−2で後側の
ニードルベッドを基準の位置に戻し、前側のニードルベ
ッドの編針b・c・dの編目・・を後側のニード
ルベッドの編針b・c・dに戻すと、編目群6が編目群
7の上方を通って交差した状態になり、これは図17−
2が終了した時と同じ状態になり、以後こうした編成コ
ースが適宜繰り返されて左縄の縄柄が形成されるのであ
る。
【0037】<実施例5> 上記各実施例が前後一対のニードルベッドを有する所
謂"2枚ベッド"の横編機でセータ等の筒状編地を"針抜
き"で編成するようにしてあるのに対して、本実施例で
は図21から図25に示すように、前後一対のニードル
ベッドを上下にも設けた所謂"4枚ベッド"の横編機でセ
ータ等の筒状編地の編み幅の右側縁部に左縄の縄柄を編
成する例であって、図中符合FUは前側の上部ニードル
ベッド、FDは前側の下部ニードルベッド、BUは後側
の上部ニードルベッド、BDは後側の下部ニードルベッ
ドを夫々示し、英大文字は下部のニードルベッドを、英
小文字は上部のニードルベッドを表す。その他の点は上
記実施例1と同様である。
【0038】先ず、図21−1から図22に示すように
4枚のニードルベッドの編針を使用して裏編み部分(リ
ブ編み部分)を有する筒状の編地が編成される。即ち、
図21−1で示すように、給糸口Tからの給糸により前
側の下部ニードルベッドFDの編針A〜Eで筒状編地の
前側部分の編地、後側の上部ニードルベッドBUの編針
f・gで裏編み部分、前側の下部ニードルベッドFDの
編針H・I・Jで縄柄を形成する為に交差させる編目群
6の編目・・が夫々編成され、これに続いて図2
1−2で後側の上部ニードルベッドBUの編針f・gの
編目を前側の下部ニードルベッドFDの編針F・Gに目
移し、後側の下部ニードルベッドBDの編針F・Gの編
目を前側の上部ニードルベッドFUの編針f・gに目移
しする。そして、図21−1で後側の下部ニードルベッ
ドBDの編針H・I・Jで交差させる編目群7の編目
・・、前側の上部ニードルベッドFUの編針f・g
で裏編み部分、後側の下部ニードルベッドBDの編針E
〜Aで筒状編地の後ろ側(背側)部分の編地が給糸口T
からの給糸で夫々編成されることにより編地が筒状に形
成された後、図22−2で図21−2とは逆に前側の上
部ニードルベッドFUの編針f・gの編目が後側の下部
ニードルベッドBDの編針F・Gに目移しされ、前側の
下部ニードルベッドFDの編針F・Gの編目を後側の上
部ニードルベッドBUの編針f・gに目移しされる。こ
うして、図21−2及び図22−2で裏編み部分を前後
いずれか一方のニードルベッドに目移ししているのは当
該部分で編糸が交差してしまうのを防止するためであ
る。
【0039】図22−3で前側の下部ニードルベッドF
Dの編針A〜E、後側の上部ニードルベッドBUの編針
f・gに給糸され、前側の下部ニードルベッドFDの編
針H・I・Jの編目・・をミスする分離編みが行
われ、図22−4で後側の上部ニードルベッドBUの編
針f・gの編目を前側の下部ニードルベッドFDの編針
F・Gに、後側の下部ニードルベッドBDの編針F・G
の編目をこれに対向する前側の上部ニードルベッドFU
の編針f・gに夫々目移しする。図22−5で後側の下
部ニードルベッドBDの編針H・I・Jの編目・・
、前側の上部ニードルベッドFUの編針G・F及び後
側の下部ニードルベッドBDの編針E〜Aに給糸され、
図23−1で前側の下部ニードルベッドFDの編針H・
I・Jを後側の上部ニードルベッドBUの編針h・i・
jに目移しする。
【0040】然る後、図23−2で後側のニードルベッ
ドを右に1ピッチラッキングし、後側の上部ニードルベ
ッドBUの編針jの編目を前側の下部ニードルベッド
FDの編針Kに目移し、図23−3で後側のニードルベ
ッドを右に2ピッチ、基準位置から右に3ピッチラッキ
ングしてから後側の上部ニードルベッドBUの編針iの
編目を前側の下部ニードルベッドFDの編針Lに目移
しする。また、図23−4で後側のニードルベッドを更
に右に2ピッチ、基準位置から右に5ピッチラッキング
した状態にしてから後側の上部ニードルベッドBUの編
針iの編目を前側の下部ニードルベッドFDの編針M
に目移しすると、これまで後側の上部ニードルベッドB
Uに係止された編目群6の編目・・は・・
の順で前側の下部ニードルベッドFDに移された状態に
なる。
【0041】図23−5以降は編目群7の編目・・
の配列順を・・に並べ換えるとともに、その位
置を正規の位置に調節するコースであって、図23−5
で後側のニードルベッドを左に7ピッチ、基準位置から
左に2ピッチラッキングした状態にし、後側の下部ニー
ドルベッドBDの編針Jの編目を前側の上部ニードル
ベッドFUの編針hに目移しした後、図24−1で後側
のニードルベッドを基準位置に戻し、後側の下部ニード
ルベッドBDの編針Iの編目を前側の上部ニードルベ
ッドFUの編針iに目移しする。図24−2で後側のニ
ードルベッドを右に2ピッチラッキングして後側の下部
ニードルベッドBDの編針Hの編目を前側の上部ニー
ドルベッドFUの編針jに目移しすると、編目群7の編
目・・の配列順が対称の・・に並べ換えら
れた状態になる。
【0042】そして、図24−3で後側のニードルベッ
ドを基準位置に戻し、前側の上部ニードルベッドFUの
編針h・i・jに係止されている編目群7の編目・
・を後側の下部ニードルベッドBDの編針H・I・J
に目移しした後、図24−4で後側の下部ニードルベッ
ドBDの編針H・I・Jの編目・・を前側の下部
ニードルベッドFDの編針H・I・Jに目移しする。図
24−5で後側のニードルベッドを右に3ピッチラッキ
ングし、前側の下部ニードルベッドFDの編針K・L・
Mの編目・・を後側の下部ニードルベッドBDの
編針H・I・Jに目移し、図25で後側のニードルベッ
ドを基準位置に戻してから前側の下部ニードルベッドF
Dの編針F・Gの編目を後側の上部ニードルベッドBU
の編針f・gに目移しすると、縄柄における交差部分の
ための目移しが完了し、図25は縄柄の交差部分のため
の目移しを開始する図21−1直前の状態になってい
る。以上に述べたコースを適宜繰り返すことにより左縄
の縄柄が形成されるのである。
【0043】尚、上記各実施例では後側のニードルベッ
ドをラッキングするようにしてあるが、こうしたものに
限られず、これに換えて、またはこれとともに前側のニ
ードルベッドをラッキングできるようにしてもよいこと
は勿論である。更に、上記各実施例では分離編みを1コ
ース行うようにしてあるが、これを2コースまたはそれ
以上行うようにしてもよいことは勿論である。また、上
記各実施例では交差する編目群を最もポピュラーな3×
3にしてあるが、編目の数はこれに限られず、一方の編
目群が1つの編目であってもよいことは言うまでもない
ことである。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように本発明に係る筒状
編地の編み幅側縁部に縄柄を編成する方法によれば、縄
柄を形成するために交差させて形成される縄柄を、従来
編成出来なかった前・後側のニードルベッドに編糸がわ
たる編地の端縁部分、例えば、セーターの身頃部の脇ラ
インや肩ラインに続く袖の端縁部並びに筒状のソックス
やタイツ等の編み幅側縁部に縄柄を形成することができ
ると言う利点がある。
【0045】また、縄柄を形成するために交差させる編
目のうち、給糸される方向との関係で編目を移動させた
時に捻じれが生じる編目に対しては、その置き換えに先
立って最端に位置する編目を予め捻れ解消方向から給糸
した後、編目配列を左右反対に入れ替えるようにしてあ
るので、上側、即ち交差部分で正面に表れる縄に捻じれ
のない縄柄が形成される。これにより、縄目の揃った美
しい縄柄を前・後のニードルベッドに編糸がわたる部分
に形成することができるという利点がある。
【0046】特に、交差させる編目が複数の編目からな
る編目群からなり、この編目群を交差させて縄柄を形成
するものでは、前若しくは後ベッドの編目群の内、一方
の編目群を他方の編目群の外側を移動させて縄柄の上側
部を形成させ、各編目群の編目の置き換えの際に編地の
最端に位置した編目からこれらに対向するニードルベッ
ドの編針に編目の移動を行うと共に、前後の各編目群の
編目配列を左右反対に入れ替えることにより、捻じれの
ない縄柄を形成することができ、縄目の揃った美しい縄
柄を形成することができるという利点がある。
【0047】更に、交差させる部分の編目部分を、移動
の前に分離編みを行う場合には、交差する時の編糸に異
常な張力がかからず、糸切れが防止されので生産性を向
上させることができると言う利点があり、また、編み上
がり時の引き攣れも防止されるので、高品質の縄柄入り
筒状編地を編成することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】は筒状編地であるセータの胴部分まで編成した
状態の斜視図である。
【図2】は縄柄部分の概略を示す拡大正面図である。
【図3】は実施例1に係る縄柄部分形成の編成コース図
である。
【図4】は実施例1に係る縄柄部分形成の編成コース図
である。
【図5】は実施例1に係る縄柄部分形成の編成コース図
である。
【図6】は実施例1に係る縄柄部分形成の編成コース図
である。
【図7】は実施例2に係る縄柄部分形成の編成コース図
である。
【図8】は実施例2に係る縄柄部分形成の編成コース図
である。
【図9】は目移し時における編目の捻じれを説明するた
めの概略図である。
【図10】は目移し時における編目の捻じれを解消する
時の作用を説明するための概略図である。
【図11】は実施例2に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図12】は実施例2に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図13】は実施例3に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図14】は実施例3に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図15】は実施例3に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図16】は実施例4に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図17】は実施例4に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図18】は実施例4に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図19】は実施例4に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図20】は実施例4に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図21】は実施例5に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図22】は実施例5に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図23】は実施例5に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図24】は実施例5に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図25】は実施例5に係る縄柄部分形成の編成コース
図である。
【図26】は実施例1乃至4に使用するに適した横編機
のニードルベッド部分の平面図である。
【図27】は従来例に係る縄柄部分形成の編成コース図
である。
【符号の説明】
1・・・セータ 2・・・胴部分 3・・・表側の編地 4・・・背面側の編地 5・・・縄柄 6・・・編目群 7・・・編目群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D04B 1/00 - 1/28 D04B 7/24 D04B 7/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後ニードルベッドの編針を使用して編ま
    れる筒状編地の編み幅側縁部に前側のニードルベッドの
    編目と、後側のニードルベッドの編目とを交差させるこ
    とにより縄柄を編成する方法であって、交差させるため
    に目移しする編目の少なくとも一方をニードルベッドの
    編針に係止された複数の編目からなる編目群とし、
    つ、縄柄を形成するための編目の置き換えに先立ち、目
    移しされる上記編目若しくは編目群が予め捻れ解消方向
    から給糸して形成され、上記編目群を他方の編目若しく
    は編目群の外側を移動させて縄柄の上側部を形成させる
    工程と、縄柄の上側部を形成する編目群の置き換えの際
    に編地の最端の編目から対向するニードルベッドの編針
    に編目の移動を行い前後の編目群の編目配列を左右反対
    に入れ替える工程を含む筒状編地の編み幅側縁部に縄柄
    を編成する方法。
  2. 【請求項2】縄柄が2×2若しくは2×3または3×3
    の編目の交差からなる請求項に記載の筒状編地の編み
    幅側縁部に縄柄を編成する方法。
  3. 【請求項3】編目移動の前に分離編みを行うことを特徴
    とする請求項1または2に記載の筒状編地の編み幅側縁
    部に縄柄を編成する方法記載の方法。
  4. 【請求項4】編目の捻れ解消のための給糸が少なくとも
    縄柄の上側部となる側の編目に対して行われる請求項
    に記載の筒状編地の編み幅側縁部に縄柄を編成する方
    法。
  5. 【請求項5】予め捻れ解消方向から給糸して形成される
    編目若しくは編目群は、周回編成方向と同方向に目移し
    される編目若しくは編目群であることを特徴とする請求
    項1または請求項4に記載の筒状編地の編み幅側縁部に縄
    柄を編成する方法。
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