JP3405683B2 - 用紙の分別装置 - Google Patents

用紙の分別装置

Info

Publication number
JP3405683B2
JP3405683B2 JP26139598A JP26139598A JP3405683B2 JP 3405683 B2 JP3405683 B2 JP 3405683B2 JP 26139598 A JP26139598 A JP 26139598A JP 26139598 A JP26139598 A JP 26139598A JP 3405683 B2 JP3405683 B2 JP 3405683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
reflection density
image forming
forming material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26139598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000088769A (ja
Inventor
暁 高山
茂 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP26139598A priority Critical patent/JP3405683B2/ja
Priority to US09/391,344 priority patent/US6373575B1/en
Publication of JP2000088769A publication Critical patent/JP2000088769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3405683B2 publication Critical patent/JP3405683B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/55Specular reflectivity
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/34Paper

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般の画像形成材
料で画像が形成された用紙と、消去可能な画像形成材料
で画像が形成された用紙と、感熱紙とを分別するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスオートメーションが進展
するにつれ、各種の情報量が著しく増大し、それに合わ
せて情報の出力も増大している。情報の出力は、ディス
プレイ出力、およびプリンターによる紙へのハードコピ
ー出力に代表される。ディスプレイ出力は、表示部に大
規模な回路基板が必要となるため、携帯性およびコスト
の観点から問題がある。一方、ハードコピー出力は、最
も基本的な情報表示手段であり、汎用性と保存性に優れ
ている。しかし、ハードコピー出力では、情報が増加す
ると記録媒体としての紙を大量に使用することになるの
で、紙の原料となる木材の伐採の増加につながる。森林
資源は地球環境の維持および炭酸ガスによる温室効果の
抑制の観点から非常に重要な意味を持つ。このため、新
たな木材の伐採を最低限に抑え、現在すでに保有してい
る紙資源を効率的に活用することが大きな課題となって
いる。
【0003】従来、紙資源の再利用(リサイクル)は、
画像形成材料が印刷された紙を多量の漂白剤と水を用い
て処理し、紙繊維を漉き直して紙質の悪い再生紙を製造
することにより行われている。このような方法は、再生
紙のコストを高騰させるうえに、廃液の処理に伴う新た
な環境汚染の原因となる。
【0004】これに対して本発明者らは、呈色性化合
物、顕色剤およびこれらの化合物と相溶性のある消色剤
を含有し、通常の画像形成材料と同様に画像を形成する
ことができ、しかも熱または溶媒で処理することにより
画像の消去が可能な画像形成材料の開発を進めている。
こうした消去可能な画像形成材料を用いれば、紙質の劣
化を極力防ぎながら、画像を消去して白紙状態に戻した
紙を何度も繰り返して再使用(リユース)することがで
きる。そして、リユースによる紙質の低下が著しくなっ
た時点でリサイクルすればよいので、紙資源の利用効率
が飛躍的に向上する。こうして実質的な紙の使用量を減
らすことができるので、木材の伐採を最小限に抑えるこ
とができる。しかも、現行のリサイクルシステムで問題
となる再生紙のコスト高や廃液処理による環境汚染も極
力避けることができる。
【0005】ところで、本発明者らが開発を進めている
消去可能な画像形成材料が普及すると、一般の画像形成
材料が印刷された用紙、消去可能な画像形成材料が印刷
された用紙、および感熱紙が混在した紙ごみがオフィス
などから排出されるようになると予想される。こうした
種々の用紙が混在する紙ごみを効率的にリユースまたは
リサイクルするためには、個々の用紙を種類に応じて分
別する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一般
の画像形成材料で画像が形成された用紙と、消去可能な
画像形成材料で画像が形成された用紙と、感熱紙とを分
別できる装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の用紙の分別装置
は、用紙に溶媒を供給する手段と、溶媒が供給された
の用紙の反射濃度を検出する手段と、用紙の反射濃度を
所定の基準値と比較する手段と、反射濃度の比較結果に
基づいて用紙を分別する手段とを具備したことを特徴と
する。
【0008】本発明の他の用紙の分別装置は、用紙の反
射濃度を検出する手段と、用紙に溶媒を供給する手段
と、溶媒を供給する前後の用紙の反射濃度を比較する手
段と、反射濃度の比較結果に基づいて用紙を分別する手
段とを具備したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明の分別装置で分別する用紙は、普通紙に通
常の画像形成材料(トナーまたはインク)で画像が形成
された用紙、普通紙に消去可能な画像形成材料(トナー
またはインク)で画像が形成された用紙、および感熱紙
の3種である。このほか、OHPシートを分別できるよ
うにしてもよい。
【0010】上記の消去可能な画像形成材料は、呈色性
化合物、顕色剤および消色剤を含有するものである。呈
色性化合物としてはロイコ染料など、顕色剤としてはフ
ェノール誘導体などの酸性化合物、消色剤としてはコー
ル酸、リトコール酸、およびこれらの誘導体、ならびに
1個以上のヒドロキシル基を有する5員環以上の非芳香
族系の環状化合物などが用いられる。この消去可能な画
像形成材料は、加熱するかまたは溶媒(アルコールやケ
トンなど)と接触させることにより発色状態から消色状
態に変化する。
【0011】これらの用紙はそれぞれ以下のような性質
を有する。(1)普通紙に通常の画像形成材料(トナー
またはインク)で画像が形成された用紙は、加熱するか
または溶媒と接触させても反射濃度(画像濃度)が変化
しない。(2)普通紙に消去可能な画像形成材料で画像
が形成された用紙は、加熱または溶媒との接触により画
像が消去されて反射濃度が著しく低下する。(3)感熱
紙は、加熱または溶媒との接触により反射濃度が著しく
増加する。
【0012】したがって、用紙に負荷(加熱または溶
媒)を与えることによる、用紙の反射濃度の変化のし方
を判別することにより、用紙を分別することができる。
用紙に負荷を与える手段としては、用紙を加熱する手
段、または用紙に溶媒を供給する手段が用いられる。加
熱手段としては、サーマルプリンターヘッド(TP
H)、サーマルバー、レーザービームヘッド、ホットス
タンプ、ヒートローラー、ランプ加熱、フラッシュ加
熱、熱風加熱などが用いられる。溶媒供給手段として
は、インクジェットノズル、グラビアローラー、スプレ
ーノズルなどが用いられる。
【0013】用紙の反射濃度を検出する手段は、光源と
光検出器(反射光強度の測定器)とからなる。光検出器
はラインセンサヘッドでもシリアルセンサヘッドでもよ
い。反射濃度の値としては、用紙の1点の反射濃度、用
紙全面または一部領域における複数点の反射濃度、高濃
度部と低濃度部とを含む複数点の反射濃度の平均値のい
ずれを用いてもよい。また、誤判定を防止する観点か
ら、用紙の両面の反射濃度を検出することが望ましい。
【0014】本発明においては、負荷が与えられた後の
用紙の反射濃度を所定の基準値と比較するか、または負
荷を与える前後の用紙の反射濃度を比較する。負荷を与
える前後の用紙の反射濃度を比較する場合、負荷供給手
段の前後にそれぞれ反射濃度検出手段を設けてもよい
し、1つの反射濃度検出手段を設けるとともに用紙の搬
送経路を変化させる機構を設けて負荷供給の前と後にそ
れぞれ反射濃度を検出した後、後段に搬送するようにし
てもよい。反射濃度の比較はたとえばコンピュータを用
いて実施される。
【0015】反射濃度の比較結果に基づいて用紙を分別
する手段としては、反射濃度の比較手段によって制御さ
れる選別ガイドなどの機構が用いられる。なお、各種用
紙に加えてOHPシートも分別しようとする場合には、
OHPシートは紙媒体に比較して光透過率が高いので、
最初に用紙の光透過率を測定することによりOHPシー
トを分別することが好ましい。
【0016】分別された各種の用紙は一時的な収納スペ
ースに保管してもよいし、インラインで連続して二次処
理装置(画像消去装置、シュレッダー装置、焼却装置な
ど)で処理してもよい。用紙を一時的な収納スペースに
保管する場合には、光透過率に関する情報を利用するな
ど何らかの手段で用紙サイズを判別して分別し、それぞ
れのサイズの用紙に対応した収納スペースに保管される
ように紙送りガイドを設けてもよい。
【0017】図1に最も簡便な用紙分別方法のフローチ
ャートを示す。この方法では、用紙の全面を加熱し(ス
テップS1)、加熱後の用紙の複数点の反射濃度を測定
しその平均値を求める(ステップS2)。次に、測定さ
れた反射濃度を所定の基準値と比較する(ステップS
3)。基準値としては、それ以上の反射濃度であれば画
像が形成されていると判定するための上限閾値と、それ
以下の反射濃度であれば画像が形成されていないと判定
するための下限閾値とが用いられる。なお、上限閾値と
下限閾値とは同一の値であってもよい。反射濃度が上限
閾値以上であれば感熱紙と判定して分別する(ステップ
S4)。反射濃度が下限閾値以下であれば消去可能な画
像形成材料を使用したリユース用紙と判定して分別する
(ステップS5)。反射濃度がこれらの中間の範囲の値
であれば通常の画像形成材料を使用した普通紙と判定し
て分別する(ステップS6)。この方法は反射濃度の検
出回数が少ないため処理速度が速いという長所がある。
【0018】ただし図1の方法では、全面白紙の普通
紙、通常の画像形成材料を使用した全面ベタの普通紙、
および全面ベタの感熱紙については用紙の種類を判別で
きないので、最初にこれらを除去するようにしてもよ
い。図2にこのような用紙分別方法のフローチャートを
示す。この方法では、まず用紙の全面の反射濃度を測定
する(ステップS1)。次に画像を判定し(ステップS
2)、全面ベタ画像であれば焼却書類として分別し(ス
テップS3)、全面白紙であればリユース用紙として分
別する(ステップS4)。なお、リユース用紙に感熱紙
が混在するおそれがる場合には、さらに感熱紙を分別す
るようにしてもよい。その他の用紙は、図1の場合と同
様に用紙の全面を加熱し(ステップS5)、用紙の複数
点の反射濃度を測定しその平均値を求める(ステップS
6)。次に、測定された反射濃度を所定の基準値と比較
して用紙の種別を判定する(ステップS7)。反射濃度
が上限閾値以上であれば感熱紙と判定して焼却書類とし
て分別する(ステップS3)。反射濃度が下限閾値以下
であれば消去可能な画像形成材料を使用したリユース用
紙と判定して分別する(ステップS4)。反射濃度がこ
れらの中間の範囲の値であれば通常の画像形成材料を使
用した普通紙と判定して分別する(ステップS8)。
【0019】図3に用紙に負荷を与える前後で反射濃度
を測定して用紙を分別する方法のフローチャートを示
す。この方法では、まず用紙の複数点の反射濃度を測定
しその平均値を求める(ステップS1)。測定された反
射濃度を所定の基準値と比較しする(ステップS2)。
反射濃度が基準値以下であれば画像なしと判定され、用
紙を加熱し(ステップS3)、再び用紙の複数点の反射
濃度を測定しその平均値を求める(ステップS4)。測
定された反射濃度を所定の基準値と比較して用紙の種別
を判定する(ステップS5)。反射濃度が基準値以上で
あれば感熱紙と判定して分別する(ステップS6)。反
射濃度が基準値以下であればリユース用紙と判定して分
別する(ステップS7)。一方、ステップS2において
反射濃度が基準値以下でなければ画像ありと判定され、
用紙を加熱し(ステップS8)、再び用紙の複数点の反
射濃度を測定しその平均値を求める(ステップS9)。
次に、図1と同様にして、測定された反射濃度を所定の
基準値と比較して用紙の種別を判定する(ステップS1
0)。反射濃度が基準値以上であれば感熱紙と判定して
分別する(ステップS6)。反射濃度が基準値以下であ
れば消去可能な画像形成材料を使用したリユース用紙と
判定して分別する(ステップS7)。反射濃度が中間の
値であれば通常の画像形成材料を使用した普通紙と判定
して分別する(ステップS11)。
【0020】なお、用紙の複数点でそれぞれ負荷供給前
後に反射濃度を測定し、以下のようにして用紙の種別を
判定してもよい。すなわち、負荷供給前の反射濃度が上
限閾値より高く(画像形成部)、負荷供給後の反射濃度
が下限閾値より低い(画像非形成部)測定点があるなら
ば、消去可能な画像形成材料を使用した用紙と判定され
る。負荷供給前の反射濃度が下限閾値より低く(画像非
形成部)、負荷供給後の反射濃度が上限閾値より高い
(画像形成部)測定点があるならば、感熱紙と判定され
る。負荷供給前の反射濃度が下限閾値より低く(画像非
形成部)、負荷供給後の反射濃度も下限閾値より低く
(画像非形成部)測定点、または負荷供給前の反射濃度
が上限閾値より高く(画像形成部)、負荷供給後の反射
濃度も上限閾値より高い(画像形成部)測定点があるな
らば、通常の画像形成材料を使用した用紙と判定され
る。
【0021】また、画像ありと判定された用紙について
負荷供給前後に測定された反射濃度(平均値)を比較す
ることにより用紙の種別を判定してもよい。すなわち、
負荷供給後の反射濃度が負荷供給前の反射濃度よりも低
い場合、消去可能な画像形成材料を使用した用紙と判定
される。負荷供給後の反射濃度が負荷供給前の反射濃度
よりも高い場合、感熱紙と判定される。負荷供給後の反
射濃度と負荷供給前の反射濃度とで変化がない場合、通
常の画像形成材料を使用した用紙と判定される。
【0022】さらに、リユース用紙に関しては、用紙に
カットオフがなく完全な形状であることが重要であるた
め、図4のような用紙分別方法を用いることが好まし
い。この方法は図1の方法とほぼ同様であるが、反射濃
度の測定結果に基づく種別判定(ステップS3)によ
り、消去可能な画像形成材料を使用した用紙であると判
別された用紙に対し、全面の光透過率を測定する(ステ
ップ5a)。この測定結果を利用して欠落(カットオフ
または折れ曲がり)の有無を判別し(ステップ5b)、
欠落のない用紙をリユース用紙として分別し(ステップ
5)、欠落のある用紙をリサイクル用紙として分別する
(ステップ6)。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例1 図5は本発明の用紙分別装置の一例の構成を示す図であ
る。用紙溜め1には、通常の画像形成材料で印刷された
普通紙、消去可能な画像形成材料で印刷された普通紙、
感熱紙、OHPシートが混在して積載されている。これ
らの用紙は、用紙溜め1の下部に設けられた搬送ローラ
ー2により、最も下にあるものから1枚ずつ分別装置の
内部へ挿入される。用紙溜め1から挿入される用紙の有
無は、入口近傍のマイクロスイッチ3によって検出さ
れ、用紙がないと判定された場合には装置全体が一時停
止する。なお、マイクロスイッチの代わりに光センサや
容量検出器などの非接触の検知器で用紙を検知してもよ
い。
【0024】用紙は搬送ローラー4を通して第1の光学
測定系5へ送られ、光透過率および両面の反射濃度の平
均値が測定される。光透過率は基準値と比較され、OH
Pシートであるか紙媒体であるかが判定される。この判
定信号に基づいて選別ガイド6が駆動される。光透過率
が基準値よりも高い場合にはOHPシートであると判定
され、OHPシートは選別ガイド6によりOHPシート
収納庫7に収納される。光透過率が基準値よりも低い場
合には、OHPシートではなく紙媒体であると判定され
る。用紙は選別ガイド6により加熱ローラー8側へ送ら
れ、全面が加熱される。加熱された用紙は第2の光学測
定系9で両面の反射濃度の平均値が測定される。加熱後
の用紙の反射濃度の値を、加熱前の反射濃度の値と比較
するかまたは所定の基準値と比較することにより、用紙
が通常の画像形成材料で印刷された普通紙か、消去可能
な画像形成材料で印刷された普通紙か、感熱紙かが判定
される。この判定信号に基づいて選別ガイド11、13
が駆動される。感熱紙と判定された用紙は、用紙ガイド
10を経て選別ガイド11により感熱紙収納庫12に収
納される。通常の画像形成材料で印刷された普通紙と判
定された用紙は、用紙ガイド10および選別ガイド11
を経て選別ガイド13によりリサイクル用紙収納庫14
に収納される。消去可能な画像形成材料で印刷された普
通紙と判定された用紙は、用紙ガイド10、選別ガイド
11、13および用紙ガイド15を経てリユース用紙収
納庫16に収納される。
【0025】なお、第1の光学測定系5における光透過
率の値を利用して用紙に欠落があるかどうかを判定し、
用紙に欠落があった場合には選別ガイド13を駆動して
用紙をリサイクル用紙収納庫14に収納するようにして
もよい。また、用紙の判定終了後(または分別終了後)
に次の用紙の処理が開始される。
【0026】実施例2 図6は本発明の用紙分別装置の他の例の構成を示す図で
ある。この装置は、用紙に負荷を与えた後の反射濃度を
基準値と比較する簡易装置である。
【0027】用紙溜め1、用紙溜め下部の搬送ローラー
2およびマイクロスイッチ3の機構は実施例1(図5)
と同様である。装置内に搬送された用紙は直ちに加熱ロ
ーラー8により全面が加熱された後、第1の光学測定系
5へ送られ、光透過率および両面の反射濃度の平均値が
測定される。光透過率は基準値と比較され、OHPシー
トであるか紙媒体であるかが判定される。また、用紙の
反射濃度の値を所定の基準値と比較することにより、用
紙が通常の画像形成材料で印刷された普通紙か、消去可
能な画像形成材料で印刷された普通紙か、感熱紙かが判
定される。これらの判定信号に基づいて選別ガイド6、
11、13が駆動される。光透過率が基準値よりも高い
場合にはOHPシートであると判定され、OHPシート
は選別ガイド6によりOHPシート収納庫7に収納され
る。光透過率が基準値よりも低い場合には、OHPシー
トではなく紙媒体であると判定される。用紙は選別ガイ
ド6により搬送ローラー17側へ送られる。その後は実
施例1(図5)と同様に、感熱紙は感熱紙収納庫12に
収納され、通常の画像形成材料で印刷された普通紙と判
定された用紙はリサイクル用紙収納庫14に収納され、
消去可能な画像形成材料で印刷された普通紙と判定され
た用紙はリユース用紙収納庫16に収納される。
【0028】実施例3 図7は本発明の用紙分別装置の他の例の構成を示す図で
ある。この装置は、第1の光学測定系の後段の負荷供給
手段として、図5の加熱ローラーの代わりに、グラビア
ローラを備えた溶媒塗布装置18を設け、この溶媒塗布
装置18の後段(第2の光学測定系9の前段)に乾燥室
19を設けた以外は図5と同様な構成を有する。なお、
乾燥室19は溶媒回収機構(図示しない)に接続されて
おり、溶媒回収機構で回収された溶媒は溶媒塗布装置1
8で再利用される。この装置でも図5の装置と全く同様
にして用紙を分別することができる。
【0029】実施例4 図8は本発明の用紙分別装置の他の例の構成を示す図で
ある。この装置は、1つの光学測定系を用い、用紙を負
荷供給の前後に光学測定系に送って反射濃度を測定する
ものである。
【0030】用紙溜め1、用紙溜め下部の搬送ローラー
2およびマイクロスイッチ3の機構は実施例1(図5)
と同様である。装置内に搬送された用紙は、最初はサー
マルバー20で押圧されることなく、第1の光学測定系
5へ送られ、光透過率および両面の反射濃度の平均値が
測定される。光透過率は基準値と比較され、OHPシー
トであるか紙媒体であるかが判定される。この判定信号
に基づいて選別ガイド6が駆動される。光透過率が基準
値よりも高い場合にはOHPシートであると判定され、
OHPシートは選別ガイド6によりOHPシート収納庫
7に収納される。光透過率が基準値よりも低い場合に
は、OHPシートではなく紙媒体であると判定される。
用紙は選別ガイド6により搬送ローラー21側へ送られ
る。次に、用紙は選別ガイド22により搬送経路の向き
が変えられ、搬送ローラー23により搬送されて、今度
はサーマルバー20で押圧されて加熱された後に第1の
光学測定系5へ送られ、光透過率および両面の反射濃度
の平均値が測定される。そして、加熱後の用紙の反射濃
度の値を、加熱前の反射濃度の値と比較するかまたは所
定の基準値と比較することにより、用紙が通常の画像形
成材料で印刷された普通紙か、消去可能な画像形成材料
で印刷された普通紙か、感熱紙かが判定される。この判
定信号に基づいて選別ガイド11、13が駆動される。
その後、用紙は実施例1(図5)と同様な搬送経路を経
て、感熱紙は感熱紙収納庫12に収納され、通常の画像
形成材料で印刷された普通紙と判定された用紙はリサイ
クル用紙収納庫14に収納され、消去可能な画像形成材
料で印刷された普通紙と判定された用紙はリユース用紙
収納庫16に収納される。
【0031】実施例5 図9は本発明の用紙分別装置の他の例の構成を示す図で
ある。この装置は、分別後の用紙の処理機構を備えたも
のであるが、基本構成は図5の装置とほぼ同一である。
【0032】感熱紙はリユースにもリサイクルにも回せ
ない禁忌品であるため、現状では燃料または梱包材とし
て用いる以外には再利用の方法がない。そこで、図9の
装置は文書の機密保持も考慮して、図5の感熱紙収納庫
12の代わりに、シュレッダー装置24を設けて分別さ
れた感熱紙を連続的に裁断するものである。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の分別装置を
用いれば、一般の画像形成材料で画像が形成された用紙
と、消去可能な画像形成材料で画像が形成された用紙
と、感熱紙とを分別でき、紙ごみを効率的にリユースま
たはリサイクルすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙分別方法の一例を示すフロー
チャート図。
【図2】本発明に係る用紙分別方法の他の例を示すフロ
ーチャート図。
【図3】本発明に係る用紙分別方法の他の例を示すフロ
ーチャート図。
【図4】本発明に係る用紙分別方法の他の例を示すフロ
ーチャート図。
【図5】本発明の実施例1における用紙の分別装置の構
成図。
【図6】本発明の実施例2における用紙の分別装置の構
成図。
【図7】本発明の実施例3における用紙の分別装置の構
成図。
【図8】本発明の実施例4における用紙の分別装置の構
成図。
【図9】本発明の実施例5における用紙の分別装置の構
成図。
【符号の説明】
1…用紙溜め 2…搬送ローラー 3…マイクロスイッチ 4…搬送ローラー 5…第1の光学測定系 6…選別ガイド 7…OHPシート収納庫 8…加熱ローラー 9…第2の光学測定系 10…用紙ガイド 11…選別ガイド 12…感熱紙収納庫 13…選別ガイド 14…リサイクル用紙収納庫 15…用紙ガイド 16…リユース用紙収納庫 17…搬送ローラー 18…溶媒塗布装置 19…乾燥室 20…サーマルバー 21…搬送ローラー 22…選別ガイド 23…搬送ローラー 24…シュレッダー装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 B65H 7/00 - 7/20 B65H 43/00 - 43/08 G01N 21/17 - 21/61

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙に溶媒を供給する手段と、溶媒が供給
    された後の用紙の反射濃度を検出する手段と、用紙の反
    射濃度を所定の基準値と比較する手段と、反射濃度の比
    較結果に基づいて用紙を分別する手段とを具備したこと
    を特徴とする用紙の分別装置。
  2. 【請求項2】用紙の反射濃度を検出する手段と、用紙に
    溶媒を供給する手段と、溶媒を供給する前後の用紙の反
    射濃度を比較する手段と、反射濃度の比較結果に基づい
    て用紙を分別する手段とを具備したことを特徴とする用
    紙の分別装置。
JP26139598A 1998-09-16 1998-09-16 用紙の分別装置 Expired - Fee Related JP3405683B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26139598A JP3405683B2 (ja) 1998-09-16 1998-09-16 用紙の分別装置
US09/391,344 US6373575B1 (en) 1998-09-16 1999-09-08 Paper classification apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26139598A JP3405683B2 (ja) 1998-09-16 1998-09-16 用紙の分別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000088769A JP2000088769A (ja) 2000-03-31
JP3405683B2 true JP3405683B2 (ja) 2003-05-12

Family

ID=17361279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26139598A Expired - Fee Related JP3405683B2 (ja) 1998-09-16 1998-09-16 用紙の分別装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6373575B1 (ja)
JP (1) JP3405683B2 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6369882B1 (en) 1999-04-29 2002-04-09 Advanced Sorting Technologies Llc System and method for sensing white paper
US7019822B1 (en) * 1999-04-29 2006-03-28 Mss, Inc. Multi-grade object sorting system and method
EP1582373A3 (en) * 2004-03-31 2005-12-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Decolorable image forming material
US8161409B2 (en) * 2004-03-31 2012-04-17 Ricoh Co., Ltd. Re-writable cover sheets for collection management
JP4158808B2 (ja) * 2006-04-10 2008-10-01 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置およびリサイクル情報付加方法
US7945096B2 (en) * 2006-08-29 2011-05-17 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus for discriminating the types of recording material and an apparatus for forming image
KR100866488B1 (ko) * 2006-12-28 2008-11-03 삼성전자주식회사 컬러 영상 스캔 장치 및 방법
JP2008232788A (ja) 2007-03-20 2008-10-02 Seiko Epson Corp 被測定面状態値算出装置、被測定面状態値算出プログラム及び被測定面状態値算出方法、並びに被印刷媒体分別装置、被印刷媒体分別プログラム及び被印刷媒体分別方法
US20110065574A1 (en) * 2009-09-15 2011-03-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Image decoloring apparatus, image decoloring method, and sheet transfer apparatus
JP5829007B2 (ja) * 2010-02-18 2015-12-09 コニカミノルタ株式会社 印刷データ生成装置、印刷装置、およびプログラム
US20110222951A1 (en) * 2010-03-09 2011-09-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Erasing device, image forming apparatus, sheet cassette common use system, and a storing method of erase-processed sheets
US8717618B2 (en) * 2010-03-09 2014-05-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Decoloring device, method of determining decoloring success or failure and computer-readable recording medium recording decoloring success or failure determining program
CN102200747B (zh) * 2010-03-24 2015-08-05 株式会社东芝 消色装置
US20110234721A1 (en) * 2010-03-26 2011-09-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Erasing apparatus, image forming apparatus, and recording medium identifying method
EP2463107B1 (en) * 2010-12-09 2014-07-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Color erasing apparatus and control method of the color erasing apparatus
CN102572199B (zh) * 2010-12-09 2016-03-16 株式会社东芝 消色装置、消色装置的控制方法
JP5832174B2 (ja) 2011-07-11 2015-12-16 株式会社東芝 文書管理システム、消色装置及び文書管理方法
US9744490B1 (en) * 2012-04-06 2017-08-29 Enertechnix, Inc. Trapped vortex particle-to-vapor converter
JP6566369B2 (ja) * 2016-09-05 2019-08-28 株式会社プロテックエンジニアリング 流下物捕捉ネット
US9926152B1 (en) 2016-09-26 2018-03-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus having sheet sorting function and a sheet sorting method
JP2022054040A (ja) * 2020-09-25 2022-04-06 セイコーエプソン株式会社 分別装置、及び分別方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56149668A (en) * 1980-04-21 1981-11-19 Toshiba Corp Storing and retrieving device for picture information
US4551008A (en) * 1983-12-22 1985-11-05 Xerox Corporation Image annotator for use with printing and coping machines
US4774593A (en) * 1985-04-19 1988-09-27 Sanyo Electric Co., Ltd. Image forming apparatus
JPH09136462A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US5922115A (en) 1996-07-25 1999-07-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Decolorizable ink and printer

Also Published As

Publication number Publication date
US6373575B1 (en) 2002-04-16
JP2000088769A (ja) 2000-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3405683B2 (ja) 用紙の分別装置
US6606466B2 (en) Print control apparatus indicating appropriate paper cassette for printing and method of same
US7239404B2 (en) Printer printing an unprinted surface of a previously-printed print sheet
US20060032924A1 (en) Tape indicia on clear film media
US9081349B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
US7650108B2 (en) Image forming apparatus
JPH05119672A (ja) 消色機
USRE46980E1 (en) Inkjet recording apparatus and recording method by the same usable with recycled paper
JP2000301813A (ja) 製品管理システム
JP2005153164A (ja) 画像検査装置、画像検査方法、画像印刷装置及び画像印刷方法
JP3254254B2 (ja) 画像形成装置
US4996558A (en) Collating device
JPS62169566A (ja) 電子フアイリング装置
JPH06255206A (ja) リサイクル記録装置
JPH08241017A (ja) 画像出力装置および画像出力方法
JPS5916458A (ja) ロ−ル状シ−トの終端検知装置
JP2006168878A (ja) 用紙制御システム
JP3254265B2 (ja) 画像形成装置
JPS6084549A (ja) 印刷装置
JPH0675508A (ja) 画像形成装置
JP6329860B2 (ja) 消色装置、消色システム、及びプログラム
JPH0683240A (ja) 画像形成装置
JPH04255375A (ja) 印刷装置
JPH0269274A (ja) 文字検出方式
JPS619074A (ja) 画像入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees