JP3405639B2 - 鉄道車両用直流高速度遮断器 - Google Patents
鉄道車両用直流高速度遮断器Info
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- JP3405639B2 JP3405639B2 JP20309996A JP20309996A JP3405639B2 JP 3405639 B2 JP3405639 B2 JP 3405639B2 JP 20309996 A JP20309996 A JP 20309996A JP 20309996 A JP20309996 A JP 20309996A JP 3405639 B2 JP3405639 B2 JP 3405639B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- extinguishing device
- arc extinguishing
- circuit breaker
- outer case
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- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディアイオン消弧
方式を利用した鉄道車両用直流高速度遮断器に関するも
のである。 【０００２】 【発明が解決しようとする課題】一般的に、固定接触子
に相対する可動接触子を備え、これらの開極時に噴出さ
れるア−クを消弧する消弧装置を外箱に収納せしめた鉄
道車両用直流遮断器において、遮断時に発生するア−ク
ガスが水平方向に吹出され外箱内面に衝突しア−クガス
が反射すると遮断性能を減少させるため、外箱と消弧装
置の空間距離を大きくする必要があり、装置がどうして
も大型化する傾向がある。このことは、車両の床下のス
ペースは限られたものであるため、どうしても小形にす
る必要がある。また、保守点検を行う場合、遮断器は車
両床下に懸架されているので、重量の大きい遮断器の取
り外しには危険性が伴ったり、更にはボルトの脱着等に
時間を要しているのが現状である。本発明は上述した点
に鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、
これらの欠点を解決し、小形で且つ軽量にし、且つ遮断
器を車両床下で懸架した状態で保守点検が容易でしかも
短時間で行える鉄道車両用直流高速度遮断器を提供する
ことである。 【０００３】 【課題を解決するための手段】つまり、その目的を達成
するための手段は、固定接触子に相対する可動接触子を
備え、これらの開極時に噴出されるア−クを消弧する消
弧装置を外箱に収納せしめた鉄道車両用直流遮断器にお
いて、前記外箱は仕切板を介して水平方向に二分割し、
且つ車両の床下に外箱が水平方向に二分割できるように
懸架し、この二分割した一方の部屋には前記固定接触子
と可動接触子を備え、他方の部屋には前記消弧装置を備
えたものである。そして、この消弧装置は、くの字状で
且つ絶縁物からなるプレートの表面に金属板を設けて一
体構成したディアイオンプレートを、アークが噴出され
る方向に積層せしめると共に、アークガスが外箱外に放
出されるよう構成されている。 【０００４】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳述する。図１は本発明の一実施例を示す鉄道
車両用直流高速度遮断器の説明図、図２は消弧装置を構
成するディアイオンプレートの説明図である。図１及び
図２において、固定接触子１に相対する可動接触子２を
備え、これらの開極時に噴出されるア−クを消弧する消
弧装置４を外箱３に収納せしめた鉄道車両用直流遮断器
において、前記外箱は仕切板５を介して水平方向に二分
割し、且つ車両の床下に外箱３が水平方向に二分割でき
るように懸架し、この二分割した一方の部屋３ａには前
記固定接触子１と可動接触子２を備え、他方の部屋３ｂ
には前記消弧装置４を備えたものである。そして、この
消弧装置４は、くの字状で且つ絶縁物からなるプレート
４ａの表面に金属板４ｂを設けて一体構成したディアイ
オンプレートＤを、アークが噴出される方向に積層せし
めてボルト９などで締結され、アークガスが外箱外に放
出されるよう構成されている。 【０００５】また、遮断器は車両床下８に懸架（懸架さ
れている状態は図示せず）されており、保守点検時はボ
ルト９を外せば各々の部屋３ａ，３ｂは分離され、独立
して床下から取り出せたり、或いは一方のみを外して点
検が出来るようになっている。 【０００６】次に、遮断器の作用を図３を参照して説明
する。図３において、固定接触子１と可動接触子２に電
流が流れ、可動接触子２が開極するとア−クが発生し、
自己磁束によりア−クは消弧装置４内の金属板４ｂによ
り、図示のアーク６のごとく伸張する。同時に膨張した
ア−クガスも消弧装置４に吹出され、一定間隔で斜め配
置されたプレ−ト４ａ間より、ア−クガスは斜め方向７
に吹出される。消弧装置４から吹出したア−クガスは部
屋３ｂ内面に斜めに衝突をし、部屋３ｂ内面を沿って前
方に押出されることによりア−クガスをスム−ズに移動
でき、ア−クは消弧装置４内で消弧されるため遮断性能
の向上が計れる。 【０００７】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
箱を水平方向に二分割して車両床下から取り出しやすい
ように車両床下に懸架したので、遮断器の全てを取り外
して保守点検を行う必要がなく、一方を取り外せば保守
点検が可能となり、これがために短時間で保守点検が行
えるようになった。また、ディアイオンプレートをくの
字状に形成したことによって、消弧装置から吹出るア−
クガスの移動がスム−ズにできるので、消弧装置と外箱
の距離を縮めることが可能となり外箱の高さが低くで
き、小形且つ軽量な遮断器が得られ、実用上、極めて有
用性の高いものである。
方式を利用した鉄道車両用直流高速度遮断器に関するも
のである。 【０００２】 【発明が解決しようとする課題】一般的に、固定接触子
に相対する可動接触子を備え、これらの開極時に噴出さ
れるア−クを消弧する消弧装置を外箱に収納せしめた鉄
道車両用直流遮断器において、遮断時に発生するア−ク
ガスが水平方向に吹出され外箱内面に衝突しア−クガス
が反射すると遮断性能を減少させるため、外箱と消弧装
置の空間距離を大きくする必要があり、装置がどうして
も大型化する傾向がある。このことは、車両の床下のス
ペースは限られたものであるため、どうしても小形にす
る必要がある。また、保守点検を行う場合、遮断器は車
両床下に懸架されているので、重量の大きい遮断器の取
り外しには危険性が伴ったり、更にはボルトの脱着等に
時間を要しているのが現状である。本発明は上述した点
に鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、
これらの欠点を解決し、小形で且つ軽量にし、且つ遮断
器を車両床下で懸架した状態で保守点検が容易でしかも
短時間で行える鉄道車両用直流高速度遮断器を提供する
ことである。 【０００３】 【課題を解決するための手段】つまり、その目的を達成
するための手段は、固定接触子に相対する可動接触子を
備え、これらの開極時に噴出されるア−クを消弧する消
弧装置を外箱に収納せしめた鉄道車両用直流遮断器にお
いて、前記外箱は仕切板を介して水平方向に二分割し、
且つ車両の床下に外箱が水平方向に二分割できるように
懸架し、この二分割した一方の部屋には前記固定接触子
と可動接触子を備え、他方の部屋には前記消弧装置を備
えたものである。そして、この消弧装置は、くの字状で
且つ絶縁物からなるプレートの表面に金属板を設けて一
体構成したディアイオンプレートを、アークが噴出され
る方向に積層せしめると共に、アークガスが外箱外に放
出されるよう構成されている。 【０００４】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳述する。図１は本発明の一実施例を示す鉄道
車両用直流高速度遮断器の説明図、図２は消弧装置を構
成するディアイオンプレートの説明図である。図１及び
図２において、固定接触子１に相対する可動接触子２を
備え、これらの開極時に噴出されるア−クを消弧する消
弧装置４を外箱３に収納せしめた鉄道車両用直流遮断器
において、前記外箱は仕切板５を介して水平方向に二分
割し、且つ車両の床下に外箱３が水平方向に二分割でき
るように懸架し、この二分割した一方の部屋３ａには前
記固定接触子１と可動接触子２を備え、他方の部屋３ｂ
には前記消弧装置４を備えたものである。そして、この
消弧装置４は、くの字状で且つ絶縁物からなるプレート
４ａの表面に金属板４ｂを設けて一体構成したディアイ
オンプレートＤを、アークが噴出される方向に積層せし
めてボルト９などで締結され、アークガスが外箱外に放
出されるよう構成されている。 【０００５】また、遮断器は車両床下８に懸架（懸架さ
れている状態は図示せず）されており、保守点検時はボ
ルト９を外せば各々の部屋３ａ，３ｂは分離され、独立
して床下から取り出せたり、或いは一方のみを外して点
検が出来るようになっている。 【０００６】次に、遮断器の作用を図３を参照して説明
する。図３において、固定接触子１と可動接触子２に電
流が流れ、可動接触子２が開極するとア−クが発生し、
自己磁束によりア−クは消弧装置４内の金属板４ｂによ
り、図示のアーク６のごとく伸張する。同時に膨張した
ア−クガスも消弧装置４に吹出され、一定間隔で斜め配
置されたプレ−ト４ａ間より、ア−クガスは斜め方向７
に吹出される。消弧装置４から吹出したア−クガスは部
屋３ｂ内面に斜めに衝突をし、部屋３ｂ内面を沿って前
方に押出されることによりア−クガスをスム−ズに移動
でき、ア−クは消弧装置４内で消弧されるため遮断性能
の向上が計れる。 【０００７】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
箱を水平方向に二分割して車両床下から取り出しやすい
ように車両床下に懸架したので、遮断器の全てを取り外
して保守点検を行う必要がなく、一方を取り外せば保守
点検が可能となり、これがために短時間で保守点検が行
えるようになった。また、ディアイオンプレートをくの
字状に形成したことによって、消弧装置から吹出るア−
クガスの移動がスム−ズにできるので、消弧装置と外箱
の距離を縮めることが可能となり外箱の高さが低くで
き、小形且つ軽量な遮断器が得られ、実用上、極めて有
用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明の一実施例を示す鉄道車両用直流
高速度遮断器の説明図である。 【図２】図２は消弧装置を構成するディアイオンプレー
トの説明図である。 【図３】図３は動作説明図である。 【符号の説明】 １ 固定接触子 ２ 可動接触子 ３ 外箱 ３ａ 外箱１ ３ｂ 外箱２ ４ 消弧装置 ４ａ プレ−ト ４ｂ 金属板 ５ 仕切板 ６ ア−ク ７ ア−クガスの移動方向 ８ 床下 ９ ボルト
高速度遮断器の説明図である。 【図２】図２は消弧装置を構成するディアイオンプレー
トの説明図である。 【図３】図３は動作説明図である。 【符号の説明】 １ 固定接触子 ２ 可動接触子 ３ 外箱 ３ａ 外箱１ ３ｂ 外箱２ ４ 消弧装置 ４ａ プレ−ト ４ｂ 金属板 ５ 仕切板 ６ ア−ク ７ ア−クガスの移動方向 ８ 床下 ９ ボルト
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H01H 33/08
H01H 33/10
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 固定接触子に相対する可動接触子を備
え、これらの開極時に噴出されるア−クを消弧する消弧
装置を外箱に収納せしめた鉄道車両用直流遮断器におい
て、前記外箱は仕切板を介して水平方向に二分割し、且
つ車両の床下に外箱が水平方向に二分割できるように吊
着し、この二分割した一方の部屋には前記固定接触子と
可動接触子を備え、他方の部屋には前記消弧装置を備
え、この消弧装置は、くの字状で且つ絶縁物からなるプ
レートの表面に金属板を設けて一体構成したディアイオ
ンプレートを、アークが噴出される方向に積層せしめる
と共に、アークガスが外箱外に放出されるよう構成する
ことを特徴とした鉄道車両用直流高速度遮断器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20309996A JP3405639B2 (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 鉄道車両用直流高速度遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20309996A JP3405639B2 (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 鉄道車両用直流高速度遮断器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1031938A JPH1031938A (ja) | 1998-02-03 |
| JP3405639B2 true JP3405639B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=16468374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20309996A Expired - Lifetime JP3405639B2 (ja) | 1996-07-12 | 1996-07-12 | 鉄道車両用直流高速度遮断器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3405639B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2672833B1 (fr) * | 1991-02-19 | 1996-07-12 | Grumman Aerospace Corp | Procede de protection des materiaux a base de titane par application de feuilles resistantes a l'oxydation liees par diffusion. |
| US8773034B2 (en) * | 2009-09-01 | 2014-07-08 | Koninklijke Philips N.V. | Power supply system for electronic loads |
| CA2795811C (en) * | 2010-04-16 | 2018-07-24 | Abb Technology Ag | Switch unit, method for assembling a switch unit, and circuit breaker for a medium voltage circuit |
-
1996
- 1996-07-12 JP JP20309996A patent/JP3405639B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1031938A (ja) | 1998-02-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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