JP3405287B2 - 遠心ファン - Google Patents

遠心ファン

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JP3405287B2 JP29847199A JP29847199A JP3405287B2 JP 3405287 B2 JP3405287 B2 JP 3405287B2 JP 29847199 A JP29847199 A JP 29847199A JP 29847199 A JP29847199 A JP 29847199A JP 3405287 B2 JP3405287 B2 JP 3405287B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、遠心ファンの構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7〜図10は、例えば天井埋込型空気
調和機1に適用された遠心ファンの一例としての従来の
ターボファンの構造を示している。
【0003】図7〜図10中、先ず符号2は、当該天井
埋込型空気調和機1のカセット型の本体ケーシングであ
る。該本体ケーシング2は、その吸気・吹出パネル(下
面パネル部)4が天井3と略同一平面状に連続するよう
にして、天井3内に埋設されている。
【0004】そして、上記本体ケーシング2の上記吸気
・吹出パネル4には、中央部に方形の空気吸込グリル5
が設けられ、さらに、その内側にターボファン11用の
ベルマウス6が連設されている。
【0005】また、上記本体ケーシング2の吸気・吹出
パネル4の上記空気吸込グリル5の外周部4方には、所
定の幅の空気吹出口9,9・・が設けられている。
【0006】そして、上記本体ケーシング2内には上記
空気吸込グリル5からベルマウス6を経て上記空気吹出
口9,9・・方向に到る全周方向の通風路10が形成さ
れており、該通風路10の上記ベルマウス6の背後(図
示上部)中央に位置して、その空気吸込側(後述するシ
ュラウド15側)が上記ベルマウス6に対応するターボ
ファン11が、ファンモータ13を介して上記本体ケー
シング2の天井パネル2aに吊設されている。
【0007】また、同通風路10には、該ターボファン
11を囲む状態で空気熱交換器12が設けられている。
【0008】一方、該ターボファン11は、上記ファン
モータ13の回転駆動軸13aに固定された円形のハブ
(主板)14と羽根車内遠心方向への空気吸込口を形成
する他端側異径筒状のシュラウド15との間に多数枚の
動翼羽根16,16・・・を所定の翼角、所定の翼間隔
で周方向に並設して構成されている。他方、そのシュラ
ウド15の空気吸込側端部15a内には、上記ベルマウ
ス6の下流側空気流出口側端部17が所定の隙間Gを保
って相対回転可能に所定寸法遊嵌されている。
【0009】上記ベルマウス6は、上記ターボファン羽
根車の空気吸込口を形成しているシュラウド15の空気
吸込側端部15aに対して上記本体ケーシング2側空気
吸込グリル5からの空気を羽根車内遠心方向にスムーズ
に流入させるために、図示のように吸気・吹出パネル4
への取付縁部6aから内方に延び、その空気流上流側か
ら空気流下流側にかけて次第に開口径が縮小した所定曲
率半径の空気流入口部6bと空気流出口部6cとからな
る気流ガイド面を有して構成されている。そして、その
形状により上記ターボファン羽根車のシュラウド15に
対応して、上記ターボファン羽根車の吸込側の空気を当
該吸込側において吹出側遠心方向にスムーズにガイドす
ることによって送風時に生じる空力騒音を可能な限り低
減するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにターボフ
ァン等の遠心送風機では、各々ベルマウスおよびシュラ
ウドの気流ガイド面の形状を相互に理想的な気流ガイド
面形状に近づけることによって、羽根車外周部や吸込部
の気流の乱れを少なくして空力騒音の低減を図るように
している。
【0011】しかし、上記シュラウド15とベルマウス
6間で発生する空力騒音には、上記羽根車の回転時にお
いて、それらの間の隙間Gから漏れる高速の漏れ流れと
本来の主流との干渉により動翼羽根16,16・・・の
負圧面16a,16a・・・側での気流の剥離が増大
し、それによって発生する空力騒音もあり、該空力騒音
は上述のようなベルマウスおよびシュラウド形状の改良
のみによっては低減することができない。
【0012】上記シュラウド15の空気吸込側端部15
aから羽根車内への漏れ流れは、例えば動翼羽根16,
16・・・が図8および図9のような状態で設置されて
おり、各動翼羽根16,16・・・の内側が負圧面16
a,16a・・・、外側が圧力面16b,16b・・・
となることから、負圧面16a,16a・・・側に入る
漏れ流れが高速の流れになる一方、圧力面16b,16
b・・・側に入る流れは低速の流れとなる。
【0013】したがって、図10に示すように、上記高
速の漏れ流れBが、動翼羽根16,16・・・の負圧面
16a,16a・・・側に流入すると、該高速の漏れ流
れBが本来の主流Aと動翼羽根16,16・・・の負圧
面16a,16a・・・の上流側から下流側までの広い
範囲に亘って干渉し、それによって負圧面16a,16
a・・・における剥離が、さらに増大されて騒音が増大
することになる。
【0014】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、上記シュラウドの羽根負圧面領域
における空気吸込側端部の上記ベルマウスと対向する部
分に、回転方向に沿うラビリンスシール部を設けるか、
又は上記シュラウドの上記空気吸込側端部の上記ベルマ
ウスと対向する部分を円弧面に形成するとともに該円弧
面の羽根負圧面に対応する領域の曲率を圧力面に対応す
る領域の曲率に比べて小さくすることにより、上記シュ
ラウドの空気吸込側端部の不必要な漏れ流れを少なく
し、上記主流との干渉による羽根負圧面側の気流の剥離
を低減するようにした遠心ファンを提供することを目的
とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願各発明は、上記の目
的を達成するために、それぞれ次のような課題解決手段
を備えて構成されている。
【0016】(1) 請求項1の発明 この発明は、回転駆動軸13aに固定される円形のハブ
14と、該ハブ14の周方向に並設固定された多数枚の
羽根16,16・・・と、該羽根16,16・・・の反
固定端側に固定され、空気吸込口を形成する異径筒状の
シュラウド15と、該シュラウド15の空気吸込側端部
15aに所定の隙間Gを保って遊嵌された異径筒状のベ
ルマウス6とからなる遠心ファン11において、上記シ
ュラウド15の羽根16,16・・・の圧力面16b,
16b・・・領域および負圧面16a,16a・・・領
域の内の負圧面16a,16a・・・領域における空気
吸込側端部15aの上記ベルマウス6と対向する部分
に、羽根16,16・・・の回転方向に沿うラビリン
スシール部20を設けたことを特徴としている。
【0017】該構成では、上記のように、シュラウド1
の漏れ流れの大きい羽根16,16・・・の負圧面1
6a,16a・・・領域における空気吸込側端部15a
の上記ベルマウス6と対向する部分のみに、羽根16,
16・・・の回転方向に沿うラビリンスシール部20が
設けられているので、同ラビリンスシール部20のシー
ル作用によって上記シュラウド15の羽根16,16・
・・の負圧面16a,16a・・・領域に対応する部分
の高速の漏れ流れが、効果的に低減され、主流との干渉
による羽根負圧面領域での剥離が有効に抑制される。
【0018】その結果、従来の遠心ファンに比べて、一
層有効に空力騒音が低減される。
【0019】(2) 請求項2の発明 この発明は、上記請求項1記載の発明の構成において、
上記ラビリンスシール部20が、断面コ字状の凹溝部2
0a,20aよりなることを特徴としている。
【0020】断面コ字状の凹溝部20a,20aは、上
記ベルマウス6との間の隙間を流れる高速の漏れ流れに
対して有効なシール作用を果たし、有効に漏れ流れ量を
低減するので、上記主流との干渉による羽根負圧面の剥
離量も低減され、有効に空力騒音が低下する。
【0021】その結果、従来の遠心ファンに比べて、一
層有効に空力騒音が低減される。
【0022】(3) 請求項3の発明 この発明は、上記請求項1記載の発明の構成において、
上記ラビリンスシール部20が、断面V字状の凹溝部2
0b,20bよりなることを特徴としている。
【0023】断面V字状の凹溝部20b,20bは、上
記ベルマウス6との間の隙間Gを流れる高速の漏れ流れ
に対して有効なシール作用を果たし、有効に漏れ流れ量
を低減するので、上記主流との干渉による羽根負圧面の
剥離量も低減され、有効に空力騒音が低下する。
【0024】その結果、従来の遠心ファンに比べて、一
層有効に空力騒音が低減される。
【0025】(4) 請求項4の発明 この発明は、回転駆動軸13aに固定される円形のハブ
14と、該ハブ14の周方向に並設固定された多数枚の
羽根16,16・・・と、該羽根16,16・・・の反
固定端側に固定され、空気吸込口を形成する異径筒状の
シュラウド15と、該シュラウド15の空気吸込側端部
15aに所定の隙間Gを保って遊嵌された異径筒状のベ
ルマウス6とからなる遠心ファン11において、上記シ
ュラウド15の空気吸込側端部15aの上記ベルマウス
6と対向する部分を円弧面21に形成するとともに該円
弧面21の羽根負圧面に対応する領域の曲率R2を圧力
面に対応する領域の曲率R1に比べて小さくしたことを
特徴としている。
【0026】該構成では、上記のように、シュラウド1
5の空気吸込側端部15aの上記ベルマウス6と対向す
る部分を円弧面21に形成するとともに該円弧面21の
羽根16,16・・・の負圧面に対応する領域の曲率R
2を圧力面に対応する領域の曲率R1に比べて小さくして
いるので、同小曲率R1の円弧面21の作用によってシ
ュラウド15の羽根16,16・・・の負圧面に対応す
る部分の高速の漏れ流れが有効に低減され、主流との干
渉による羽根負圧面の剥離が抑制される。
【0027】その結果、従来の遠心ファンに比べて、有
効に空力騒音が低減される。
【0028】(5) 請求項5の発明 この発明は、上記請求項1,2,3又は4記載の発明の
構成において、上記遠心ファン11が、空気調和機1用
のものであることを特徴としている。
【0029】したがって、該構成では、上記請求項1,
2,3又は4記載の発明の遠心ファン11の作用による
低騒音の空気調和機1を、低コストに提供することがで
きる。
【0030】
【発明の効果】以上の結果、本願発明によれば、空力騒
音が低く、送風性能の高い空気調和機を、低コストに提
供することができるようになる。
【0031】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) 図1〜図3は、例えば天井埋込型空気調和機に適用した
本願発明の実施の形態1に係る遠心ファンの構造を示し
ている。
【0032】図中、先ず符号2は、当該天井埋込型空気
調和機1のカセット型の本体ケーシングである。該本体
ケーシング2は、その吸気・吹出パネル(下面パネル
部)4が天井3と略同一平面状に連続するようにして、
天井3内に埋設されている。
【0033】そして、上記本体ケーシング2の上記吸気
・吹出パネル4には、中央部に方形の空気吸込グリル5
が設けられ、さらに、その内側にターボファン11用の
ベルマウス6が連設されている。
【0034】また、上記本体ケーシング2の吸気・吹出
パネル4の上記空気吸込グリル5の外周部4方には、所
定の幅の空気吹出口9,9・・が設けられている。
【0035】そして、上記本体ケーシング2内には上記
空気吸込グリル5からベルマウス6を経て上記空気吹出
口9,9・・方向に到る全周方向の通風路10が形成さ
れており、該通風路10の上記ベルマウス6の背後(図
示上部)中央に位置して、その空気吸込側(後述するシ
ュラウド15側)が上記ベルマウス6に対応するターボ
ファン11がファンモータ13を介して上記本体ケーシ
ング2の天井パネル2aに吊設されている。
【0036】また、同通風路10には、該ターボファン
11を囲む状態で空気熱交換器12が設けられている。
【0037】一方、該ターボファン11は、上記ファン
モータ13の回転駆動軸13aに固定された円形のハブ
(主板)14と羽根車内遠心方向への空気吸込口を形成
する他端側異径筒状のシュラウド15との間に多数枚の
動翼羽根16,16・・・を所定の翼角、所定の翼間隔
で周方向に並設して構成されている。他方、そのシュラ
ウド15の空気吸込側端部15a内には、上記ベルマウ
ス6の下流側空気流出口側端部17が所定の隙間Gを保
って相対回転可能に所定寸法遊嵌されている。
【0038】上記ベルマウス6は、上記ターボファン羽
根車の空気吸込口を形成しているシュラウド15の空気
吸込側端部15aに対して上記本体ケーシング2側空気
吸込グリル5からの空気を羽根車内遠心方向にスムーズ
に流入させるために、図示のように吸気・吹出パネル4
への取付縁部6aから内方に延び、その空気流上流側か
ら空気流下流側にかけて次第に開口径が縮小した所定曲
率半径の空気流入口部6bと空気流出口部6cとからな
る気流ガイド面を有して構成されている。そして、その
形状により上記ターボファン羽根車のシュラウド15に
対応して、上記ターボファン羽根車の吸込側の空気を当
該吸込側において吹出側遠心方向にスムーズにガイドす
ることによって送風時に生じる空力騒音を可能な限り低
減するようにしている。
【0039】そして、この実施の形態の場合、上記シュ
ラウド15の羽根16,16・・・の圧力面16b,1
6b・・・および負圧面16a,16a・・・各領域に
おける空気吸込側端部15aの上記ベルマウス6と対向
する部分を厚肉の円弧面(図2および図3参照)とする
一方、特に負圧面領域に対応する円弧面部分(図3参
照)に、ターボファン羽根車の回転方向に沿って断面コ
字状の凹溝部20a,20aよりなるラビリンスシール
部20が設けられている。
【0040】上記断面コ字状の凹溝部20a,20a
は、上記ベルマウス6との間の隙間Gを流れる高速の漏
れ流れに対して有効なシール作用を果たし、効果的に漏
れ流れ量を低減する。
【0041】したがって、該断面コ字状の凹溝部20
a,20aよりなるラビリンスシール部20のシール作
用によって上記シュラウド15の羽根16,16・・・
の負圧面16a,16a・・・に対応する部分の高速の
漏れ流れが低減され、主流との干渉による同羽根16,
16・・・の負圧面16a,16a・・・の剥離が有効
に抑制される。
【0042】その結果、従来の遠心ファンに比べてシュ
ラウド15およびベルマウス6間における空力騒音が低
減され、空力騒音が低く、かつ送風性能の高い空気調和
機を低コストに提供することができる。
【0043】(変形例) なお、以上の構成におけるラビリンスシール部20は、
例えば図4に示すような断面V字状の凹溝部20b,2
0bにより形成することもできる。
【0044】該断面V字状の凹溝部20b,20bも、
上記断面コ字状のものと同様に、ベルマウス6との間の
隙間Gを流れる高速の漏れ流れに対して有効なシール作
用を果たし、漏れ流れ量を低減するので、上記主流との
干渉による羽根負圧面16a,16a・・・の剥離量も
低減され、空力騒音が低下する。
【0045】(実施の形態2) 次に、図5および図6は、天井埋込型空気調和機に適用
した本願発明の実施の形態2に係る遠心ファンの構造を
示している。
【0046】この実施の形態のものは、例えば図5およ
び図6に示されるように、上記実施の形態1の遠心ファ
ンの構成のラビリンスシール部20に代えて、上記シュ
ラウド15の空気吸込側端部15aの上記ベルマウス6
と対向する部分を上記実施の形態1のものと同様の厚肉
の円弧面21に形成するとともに、該円弧面21の上記
羽根16,16・・・の負圧面16a,16a・・・に
対応する領域の曲率R2(図6参照)を圧力面16b,
16b・・・に対応する領域の曲率R1(図5参照)に
比べて小さくしたことを特徴としている。
【0047】該構成では、上記のように、シュラウド1
5の空気吸込側端部15aの上記ベルマウス6と対向す
る部分を厚肉の円弧面21に形成するとともに該円弧面
21の羽根16,16・・・の負圧面16a,16a・
・・に対応する領域の曲率R2(図6参照)を圧力面1
6b,16b・・・に対応する領域の曲率R1(図5参
照)に比べて小さくしているので、同小曲率R2の厚肉
の円弧面21の流速抑制作用によってシュラウド15の
羽根16,16・・・の負圧面16a,16a・・・に
対応する部分の高速の漏れ流れが低減され、上記ラビリ
ンスシール部20の場合と同様、主流との干渉による羽
根負圧面の剥離が抑制される。
【0048】その結果、従来の遠心ファンに比べて有効
に空力騒音が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】天井埋込型空気調和機に適用した本願発明の実
施の形態1に係る遠心ファンの構成を示す全体構造の断
面図である。
【図2】同遠心ファンのシュラウドおよびベルマウス間
の羽根圧力面に対応した領域の構成を示す断面図であ
る。
【図3】同遠心ファンのシュラウドおよびベルマウス間
の羽根負圧面に対応した領域の構成を示す断面図であ
る。
【図4】同遠心ファンの変形例に係る図3と同様の断面
図である。
【図5】天井埋込型空気調和機に適用した本願発明の実
施の形態2に係る遠心送風機のシュラウドおよびベルマ
ウス間の羽根圧力面に対応した領域の構成を示す断面図
である。
【図6】同遠心ファンのシュラウドおよびベルマウス間
の羽根負圧面に対応した領域の構成を示す断面図であ
る。
【図7】天井埋込型空気調和機に適用した従来の遠心フ
ァンの構成を示す全体構造の断面図である。
【図8】同遠心ファンの斜視図である。
【図9】同遠心ファンの要部の平面図である。
【図10】同遠心ファンのシュラウドおよびベルマウス
間の羽根負圧面に対応した領域の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
6はベルマウス、10は通風路、11はターボファン、
14はハブ、15はシュラウド、15aは空気吸込側端
部、16は動翼羽根、20はラビリンスシール部、20
aは断面コ字状の凹溝部、20bは断面V字状の凹溝
部、21は円弧面である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動軸(13a)に固定される円形
    のハブ(14)と、該ハブ(14)の周方向に並設固定
    された多数枚の羽根(16),(16)・・・と、該羽
    根(16),(16)・・・の反固定端側に固定され、
    空気吸込口を形成する異径筒状のシュラウド(15)
    と、該シュラウド(15)の空気吸込側端部(15a)
    に所定の隙間(G)を保って遊嵌された異径筒状のベル
    マウス(6)とからなる遠心ファン(11)において、
    上記シュラウド(15)の羽根(16),(16)・・
    ・の圧力面(16b),(16b)・・・領域および負
    圧面(16a),(16a)・・・領域の内の負圧面
    (16a),(16a)・・・領域における空気吸込側
    端部(15a)の上記ベルマウス(6)と対向する部分
    のみに、羽根(16),(16)・・・の回転方向に沿
    うラビリンスシール部(20)を設けたことを特徴とす
    る遠心ファン。
  2. 【請求項2】 ラビリンスシール部(20)が、断面コ
    字状の凹溝部(20a),(20a)よりなることを特
    徴とする請求項1記載の遠心ファン。
  3. 【請求項3】 ラビリンスシール部(20)が、断面V
    字状の凹溝部(20b),(20b)よりなることを特
    徴とする請求項1記載の遠心ファン。
  4. 【請求項4】 回転駆動軸(13a)に固定される円形
    のハブ(14)と、該ハブ(14)の周方向に並設固定
    された多数枚の羽根(16),(16)・・・と、該羽
    根(16),(16)・・・の反固定端側に固定され、
    空気吸込口を形成する異径筒状のシュラウド(15)
    と、該シュラウド(15)の空気吸込側端部(15a)
    に所定の隙間(G)を保って遊嵌された異径筒状のベル
    マウス(6)とからなる遠心ファン(11)において、
    上記シュラウド(15)の空気吸込側端部(15a)の
    上記ベルマウス(6)と対向する部分を円弧面に形成す
    るとともに該円弧面(21)の羽根負圧面に対応する領
    域の曲率(R2)を圧力面に対応する領域の曲率(R1
    に比べて小さくしたことを特徴とする遠心ファン。
  5. 【請求項5】 遠心ファン(11)が、空気調和機
    (1)用のものであることを特徴とする請求項1,2,
    3又は4記載の遠心ファン。
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