JP3404965B2 - 携帯端末装置及び携帯端末診断方法 - Google Patents

携帯端末装置及び携帯端末診断方法

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JP3404965B2
JP3404965B2 JP04105995A JP4105995A JP3404965B2 JP 3404965 B2 JP3404965 B2 JP 3404965B2 JP 04105995 A JP04105995 A JP 04105995A JP 4105995 A JP4105995 A JP 4105995A JP 3404965 B2 JP3404965 B2 JP 3404965B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線電話機などの携帯端
末装置及びその診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基地局との間で無線通信を行うこ
とで電話回線が設定される無線電話機が各種実用化され
ている。この無線電話機で通話を行う際には、基地局と
の間で無線通信を行うことが必要であるので、基地局と
の無線通信が可能なサービスエリア内にいる必要があ
る。ここで、従来の無線電話機の場合には、基地局から
送信される何らかの制御信号を受信し、その受信レベル
を数段階程度に表示する機能を有したものがあり、この
ような受信レベルの表示が行われることにより、通話が
可能なサービスエリア内か否かある程度は判断できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、無線電話機
を実際に使用する場合には、例えサービスエリア内であ
っても、何らかの理由(電波状態の不良,回線の混雑な
ど)により基地局との無線電話回線の設定に失敗して、
発信や着信ができない状態になったり、或いは通話が開
始された後でも、無線電話回線を維持できなくなって、
通話が途中で中断するなどの事故が発生することがあ
る。
【0004】このような使用できない状態になること
は、無線電話機を使用する上では比較的多く発生する
が、特定の無線電話機での使用時にあまり多く発生する
と、使用者(無線電話機の所持者)は、該当する無線電
話機が故障しているのではないかと疑いを持つ傾向にあ
る。
【0005】このような場合、無線電話機の所持者は、
電話機の管理を行う会社のサービスセンタなどに点検,
修理を要請することになるが、サービスセンタ側ではこ
のような経過が判らないので、実際には電話機自体に異
常がないにもかかわらず、故障であると判断して点検や
修理が行われ、点検や修理のために無駄な労力が消費さ
れることになる。
【0006】本発明はこれらの点に鑑み、無線電話機な
どの携帯端末装置が故障であるか否か簡単に診断できる
ようにすることを目的とする。
【0007】この問題点を解決するために、本発明の携
帯端末装置は、基地局との通信を制御する制御手段と、
この制御手段が通信不良を検出したとき、基地局との通
信の履歴に関するデータを記憶する記憶手段と、記憶手
段に記憶された通信の履歴に関するデータを、有線又は
無線の回線に送出する送出手段と、送出手段により送出
されたデータの解析結果を、有線又は無線の回線から受
信する受信手段と、受信手段が受信した解析結果を表示
する表示手段とを備えたものである。
【0008】また本発明の携帯端末診断方法は、基地局
との間の通信不良を検出したとき、このときの通信の履
歴に関するデータを記憶し、記憶した通信の履歴に関す
るデータを読出して、有線又無線の回線で接続された外
部機器に転送し、この外部機器側でデータを解析した
後、解析した結果を携帯端末装置に伝送し、携帯端末装
置の表示部に、解析した結果を表示させるようにした
のである。
【0009】
【作用】本発明によると、記憶手段が記憶した基地局と
の通信の履歴に関するデータに基づいて、端末装置で発
生した通信不良の原因を解析することが可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0011】本例においては無線電話機に適用したもの
で、まず無線電話機の構成を図1に示す。この無線電話
機は、アンテナ11で受信した信号を受信部12に供給
し、この受信部12で所定の伝送チャンネルの信号を受
信処理し、処理された受信信号を変復調部13に供給し
て、ベースバンド信号に復調処理する。そして、復調さ
れたベースバンド信号を、ベースバンド処理部14に供
給する。
【0012】このベースバンド処理部14では、受信信
号から音声信号と制御データとを抽出するベースバンド
処理を行い、抽出された音声信号を音声処理部15に供
給すると共に、制御データを制御部21に供給する。
【0013】音声処理部15は、音声信号処理を行う回
路で、受信信号より抽出した音声信号をアンプ16を介
してスピーカ17に供給し、放音させる。
【0014】また、マイクロコンピュータで構成された
制御部21では、ベースバンド処理部15から供給され
る制御データに基づいて通信チャンネルの設定,切換な
どの通信制御を行う。
【0015】また、マイク18が出力する音声信号を、
アンプ21を介して音声処理部15に供給し、送信用の
音声処理を行った後、ベースバンド処理部14に供給し
てベースバンド処理を行って送信用の音声信号とし、こ
の送信用の音声信号を変復調部13に供給し、送信用の
変調処理を行う。そして、変調信号を送信部20に供給
し、所定の送信チャンネルの送信信号とし、この送信信
号をアンテナ11に供給して無線送信させる。
【0016】また、制御部21には操作部22が接続し
てあり、操作部22を構成するキーの操作により、制御
部21が電話機としての各種動作制御を行う。例えば、
数字キーを操作して、発呼時の電話番号の入力操作がで
きると共に、発信キーの操作により、入力された電話番
号への発信処理が行われる。
【0017】また、制御部21の制御で表示が行われる
液晶表示パネルよりなる表示部23を備え、この表示部
23で文字,数字などによる表示が行われる。この表示
部23での表示としては、例えば発信させた電話番号の
表示,通話時間の表示などの他に、制御部21の制御に
基づいて各種メッセージを文字などで表示させるように
してある。なお、この表示部23が備える液晶表示パネ
ルは、表示できる文字数が比較的少ないものが使用され
るが、文字数の多いメッセージを表示させる場合には、
例えば表示文字を順に移動させるいわゆるスクロール表
示を行うようにして対処する。
【0018】さらに、制御部21にはメモリ24が接続
させてあり、電話番号などの使用者が登録したデータを
記憶すると共に、制御部21での制御に伴って検出した
通信履歴のデータなどを記憶するようにしてある。この
通信履歴のデータを記憶させる処理については後述す
る。また、表示部23で所定時に表示させるメッセージ
データについも、予めメモリ24に必要なものが記憶さ
せてある。また、無線電話機が正常に作動しているか否
か判断する自己診断を行う場合の、診断処理プログラム
についても、メモリ24に記憶させてある。なお、本例
の場合には、このメモリ24としては不揮発性のメモリ
を使用する。
【0019】また本例の無線電話機は、受信部12で受
信した信号の受信電界強度(RSSI)のデータを、ベ
ースバンド処理部14を介して制御部21に供給するよ
うにしてある。また、送信部20での送信状態をモニタ
したデータ(以下送信モニタデータと称する)について
も、制御部21に供給するようにしてある。この送信モ
ニタデータとしては、例えば送信信号の出力が規定され
た値になっているか否かのデータが考えられる。
【0020】また、制御部21は、所定時にメモリ24
に記憶された診断処理プログラムに基づいた処理で、自
己診断(即ち自機での各種処理が正常か否かの判断)を
行うようにしてある。
【0021】さらに本例の無線電話機は、データの入出
力端子25を備え、制御部21の制御でメモリ24が記
憶したデータを、この入出力端子25に接続された外部
機器に読出すことができると共に、外部機器から入出力
端子25に供給されるデータを、制御部21の制御で表
示部23に表示させることができるようにしてある。ま
た、この入出力端子25から記憶データを出力させる代
わりに、制御部21がメモリ24から読出したデータ
を、変復調部13で変調させて、アンテナ11から無線
送信させることもできる。
【0022】なお、この入出力端子25からの記憶デー
タなどの読出し,入力データの表示部23での表示,記
憶データの無線送信は、操作部22の操作により、或い
は外部から入力したデータにより、特殊なサービス用の
制御コマンドを制御部21が判断した場合にだけ行う。
【0023】また、本例の無線電話機が備える制御部2
1は時計機能を有し、現在時刻及び月日(以下時刻と称
した場合には月日のデータも含むものとする)のデータ
を持つようにしてある。さらに本例の無線電話機は、装
着されたバッテリ(図示せず)からの電源で駆動される
ようにしてあり、制御部21はこのバッテリから供給さ
れる電源電圧をモニタするようにしてある。
【0024】次に、本例の無線電話機の使用時の動作
と、各動作時に記憶された通信履歴の内容を、図2のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0025】まず、本例の無線電話機を使用する際には
電源オンとし(ステップ101)、制御チャンネルを使
用した自局データの送信などにより、現在位置を登録す
るイニシャライズ処理を行う(ステップ102)。この
ときには、電源をオンとしたときの時刻データ,バッテ
リ電圧のデータと、基地局からの送信される信号(制御
信号などの特定の信号)の受信電界強度のデータ,自局
からの送信レベルのデータなどを制御部21が判断し、
これらのデータをメモリ24に記憶させる。
【0026】そして、このイニシャライズ処理が終わる
と、待ち受け状態となる(ステップ103)。この待ち
受け状態では、待ち受け中のバッテリ電圧の変化,基地
局からの送信される信号の受信電界強度の変化などを制
御部21が判断し、所定量変化があったとき、これらの
変化に関するデータをメモリ24に記憶させる。
【0027】そして、この待ち受け状態では、基地局か
らの制御信号の間欠的な受信を行って、着呼メッセージ
があるか否か判断する(ステップ104)。ここで、着
呼メッセージを受信したときには、着呼処理を行う着呼
シーケンスへと移る(ステップ105)。このときに
は、制御部21の制御で、着呼があったことを示すデー
タ,このときの受信受信電界強度のデータ,着呼のあっ
た時刻のデータなどをメモリ24に記憶させる。
【0028】また、待ち受け状態で着呼メッセージの受
信がないときには、この無線電話機からの発呼要求があ
るか否か判断する(ステップ106)。この発呼要求が
ある場合には、発呼処理を行う発呼シーケンスへと移る
(ステップ107)。このときには、制御部21の制御
で、発呼要求があったことを示すデータ,このときの受
信受信電界強度のデータ,発呼のあった時刻のデータな
どをメモリ24に記憶させる。
【0029】そして、この着呼シーケンス又は発呼シー
ケンスの実行で、通話チャンネルを使用した無線電話回
線の設定できて相手との通話に成功したか否かの判断、
即ちアクセスシーケンスが成功したか否か判断する(ス
テップ108)。このアクセスシーケンスの成功又は失
敗判断時には、着呼の成功又は失敗の区分を示すデー
タ,発呼の成功又は失敗の区分を示すデータ,受信受信
電界強度のデータ,成功又は失敗した時刻のデータなど
をメモリ24に記憶させる。
【0030】そして、着呼又は発呼のアクセスシーケン
スが成功した場合には、通話チャンネルを使用した基地
局との通信回線の設定で、通話が行われる(ステップ1
09)。このときには、通話中の受信電界強度の変化の
データ,使用した通話チャンネルのデータ,バッテリ電
圧の変化データ,自局からの送信レベルのデータなど
を、制御部21が判断してメモリ24に記憶させる。
【0031】また、このステップ109での通話中に、
通信をする基地局を切換えるハンドオフ処理が行われた
場合には、そのハンドオフ処理時に制御部21が判断し
た各種データをメモリ24に記憶させる。即ち、ハンド
オフの成功又は失敗のデータ,ハンドオフ処理が行われ
た時刻のデータ,受信電界強度の変化に関するデータ,
自局からの送信レベルの変化に関するデータ,バッテリ
電圧の変化データなどを、制御部21が判断してメモリ
24に記憶させる。
【0032】そして、制御部21では通話が終了したか
否か判断し(ステップ110)、通話が終了したときに
は、その時刻のデータ,終了が正常な処理での終了か或
いは電波状態の悪化などによる強制的な中断での終了か
の区分のデータなどをメモリ24に記憶させる。
【0033】そして、この通話の終了時には、待ち受け
状態に戻る。また、アクセスシーケンスの失敗時にも、
待ち受け状態に戻る。
【0034】そして、着呼や発呼がない場合には待ち受
け状態のまま待機して、電源オフの操作がされたか否か
判断し(ステップ111)、電源オフの操作がされたと
きには、電源をオフとして待ち受け状態を終了させる
(ステップ112)。このときには、電源オフの時刻の
データ,バッテリ電圧のデータなどを制御部21が判断
してメモリ24に記憶させる。
【0035】このようにして、制御部21が判断した動
作状態に関するデータ(以下通信履歴データと称する)
が逐次メモリ24に記憶されるが、メモリ24に記憶さ
れたデータを制御部21が判断して、正常な動作を示す
通信履歴データであると判断したときには、そのデータ
については消去させる。例えば、電源オンして着呼があ
ってからアクセスシーケンスに成功して通話し、この通
話の終了が正常の処理で行われたときには、このときの
電源オンから通話終了までのデータを全て消去させる。
そして、通話が出来なかった場合、例えばアクセスシー
ケンスに失敗したときには、このこのときの電源オンか
らシーケンス失敗までのデータを全てメモリ24に残し
ておく。また、通話に成功した場合でも、いずれかのデ
ータで正常な値とは異なるデータがある場合には、その
ときの通話に至るまでの通信履歴データをメモリ24に
残しておく。
【0036】また、メモリ24には記憶できるデータの
容量に限りがあり、既に通信履歴のデータが複数記憶さ
れて、メモリ容量に空きがない場合には、最も古い時刻
に記録したデータを消去して、新しい通信履歴のデータ
を記憶させる。
【0037】なお、図2のフローチャートのそれぞれの
ステップで記憶させるデータとしては、一例を示したも
ので、制御部21で判断できるその他の動作状態に関す
るデータがある場合には、同時に記憶させるようにして
も良い。
【0038】また、メモリ24に記録できるデータの容
量は大きい方が好ましいが、後述する診断のためには、
10〜数10回程度の通話の通信履歴データが記憶でき
る容量があれば十分である。上述したそれぞれの記憶デ
ータは、それぞれコードして記憶させれば、数10回程
度の通話の通信履歴データの記録を行う場合でも、比較
的小容量の記憶容量のメモリで可能である。
【0039】次に、このようにしてメモリ24に記憶さ
れた通信履歴のデータに基づいて、この無線電話機の診
断を行う場合の処理を、図3以降を参照して説明する。
【0040】まず、図3に示す診断処理は、電話機を管
理する会社のサービスセンタの窓口に持ち込んで、その
場で直接診断する場合を示す。図3に示す無線電話機1
0は、図1に示す回路構成の無線電話機であり、その入
出力端子25を、サービスセンタに用意されたコンピュ
ータ装置30のデータ入出力部31と、直接信号線で接
続させる。このコンピュータ装置30は、データ入出力
部31が演算処理部32と接続され、大容量記憶装置で
ある記憶部33に記憶された診断プログラムに従って、
演算処理で入力データの診断を行い、その結果をディス
プレイ装置34の画面に表示させる。
【0041】そして、図3に示すように接続した状態
で、無線電話機10に配されたキーの操作、或いはコン
ピュータ装置30側からの伝送により、メモリ21の記
憶データを読出させる制御コマンドを無線電話機10の
制御部21に供給し、このメモリ21が記憶した通信履
歴のデータを、入出力端子25からデータ入出力部31
を介して演算処理部32に転送させる。
【0042】そして、演算処理部32では記憶部33に
記憶された診断プログラムに従って、通信履歴データの
演算処理を行って異常状態の解析を行い、無線電話機1
0側に原因による異常動作であったか否か判断し、判断
した結果をディスプレイ装置34に表示させる。このと
きには、異常動作の原因と考えられる回路や処理につい
ても解析できた場合には、表示させる。また、無線電話
機10側の原因でない異常動作、即ちネットワーク側の
原因による異常動作の場合にも、解析した結果をディス
プレイ装置34に表示させる。
【0043】このようにして、無線電話機10内のメモ
リ24が記憶した正常でない通信状態などの通信履歴デ
ータに基づいて、サービスセンタの窓口に用意されたコ
ンピュータ装置30で故障か否か診断できることで、修
理が必要か否か簡単に判断できるようになる。即ち、無
線電話機の使用者が、動作不良があったために故障であ
ると思ってサービスセンタに持ち込んだとき、その電話
機を図3に示す構成で診断することで、本当に故障であ
るのか否か正確に診断でき、故障してない装置を修理す
ることがなくなる。また、このように故障でない場合に
は、サービスセンタ側の技術者が、無線電話機の使用者
に対して、動作不良の原因などを診断結果に基づいて詳
細に報告することができ、無線電話機の使用者に対して
満足の行く対応ができるようになる。
【0044】なお、図3に示す診断構成の場合には、コ
ンピュータ装置30側のディスプレイ装置34に診断結
果を表示させるようにしたが、演算処理部32で得た診
断結果のデータを、入出力部31から入出力端子25を
介して無線電話機10に伝送させるようにして、無線電
話機10の表示部23に文字などで表示させるようにし
ても良い。
【0045】次に、サービス窓口とは離れた場所に設置
されたコンピュータ装置で診断する例を、図4に示す。
この例では、サービス窓口1側に、無線電話機10の入
出力端子25と接続される電話回線用のモデム26と、
このモデム26に接続された電話機27とを用意する。
【0046】そして、サービス窓口1とは離れた場所の
サービス拠点2側に、コンピュータ装置30を設け、こ
のコンピュータ装置30のデータ入出力部31を、モデ
ム35を介して電話機36と接続する。そして、サービ
ス窓口1に持ち込まれた無線電話機10の診断が必要な
場合には、サービス窓口1側の電話機27と、サービス
拠点2側の電話機36とを、電話回線3により接続す
る。その他の部分は、図3に示す診断構成と同様に構成
する。
【0047】この図4に示すように、サービス窓口1と
は離れた場所であるサービス拠点2側のコンピュータ装
置30で、無線電話機10から電話回線3を介して伝送
される通信履歴データを解析して診断することで、図3
の例の場合と同様に、動作不良の原因が判り、故障して
いるのか否か等の判断ができる。
【0048】なお、この図4の診断構成の場合にも、サ
ービス拠点2側のディスプレイ装置34に、診断結果を
表示させるか、或いは診断結果のデータを電話回線3を
介してサービス窓口1側の無線電話機10に戻して、こ
の無線電話機10の表示部23に診断結果を表示させる
ようにしても良い。或いは、サービス窓口1側に、モデ
ム26と接続されたディスプレイ装置を用意して、この
ディスプレイ装置の画面に診断結果を表示させるように
しても良い。
【0049】このように、診断を行うコンピュータ装置
をサービス拠点2側に設けることで、各地のサービス窓
口1が診断用のコンピュータ装置30を備える必要がな
くなり、診断用のコンピュータ装置30を複数のサービ
ス窓口で共用化することができ、診断用のシステム構成
が簡単になる。
【0050】また、この図4に示すように、診断を行う
コンピュータ装置をサービス拠点2側に設けて共用化す
ることで、診断に使用した個々の無線電話機の通信履歴
データを、コンピュータ装置30の記憶部33に記憶さ
せて蓄積させることができる。このように通信履歴デー
タを蓄積できることで、無線電話機の機種毎に動作不良
の発生状態の傾向が判り、新しい機種の無線電話機を開
発する場合のデータとして使用することが容易にできる
ようになる(例えば動作不良の少ない回路構成に変更す
る等の対処ができる)。また、診断のプログラムの変更
があった場合でも、容易に対処できる。
【0051】また、図4の例では、被診断機器である無
線電話機10を、有線の電話回線3を介してサービス拠
点2側と接続させるようにしたが、図5に示すように、
無線電話機10が備える通信機能を使用して、サービス
拠点2側と接続させるようにしても良い。即ち、サービ
ス窓口1側の無線電話機10からの発信処理で、基地局
4を経由してサービス拠点2側の電話機36を呼び出
す。この場合、無線電話機10と基地局4との間が、無
線電話回線5による接続で、基地局4と電話機36との
間が、有線電話回線6(無線回線でも良い)による接続
である。
【0052】そして、無線電話機10にメモリ24の記
憶データを無線伝送させる制御コマンドを入力させて、
記憶した通信履歴データを電話回線5,6を介してサー
ビス拠点2側の電話機36に転送させ、この電話機36
からモデム35を介してコンピュータ装置30に供給さ
せる。そして、コンピュータ装置30内での演算による
解析処理で、動作不良の原因を解析させ、その解析結果
を、電話回線5,6を介して無線電話機10側に戻し、
無線電話機10の表示部23に表示させる。その他の部
分は、図4の例と同様に構成する。
【0053】この図5に示すように、無線電話機10が
備える通信機能を使用して、サービス拠点2側と通信を
行うことで、サービス窓口1側にモデムや電話機が必要
なくなり、より構成が簡単になる。また、この図5の診
断構成の場合には、必ずしも無線電話機10をサービス
窓口1に持ち込む必要はなく、無線電話機として使用で
きるエリアにあれば、どこでも診断を行うことができ
る。
【0054】なお、このようにサービス窓口1に持ち込
むことなく、直接サービス拠点2を電話で呼び出して診
断する場合において、メモリ24に記憶された通信履歴
データを読出す際に必要な制御コマンドは、サービス拠
点2側から接続された電話回線を介して伝送させて制御
部21に供給するようにしても良い。このようにするこ
とで、各使用者が制御コマンドの入力操作を行う必要が
ない。
【0055】また、この場合にも、診断結果の表示は、
無線電話機10の表示部23の他に、サービス拠点2側
のディスプレイ装置34で行うようにしても良い。
【0056】なお、上述実施例においては、アナログ信
号の送受信が行われる無線電話機の診断を行う場合に適
用したが、音声信号をデジタルデータ化して送受信が行
われる無線電話機にも本発明が適用できることは勿論で
ある。また、無線電話機以外の同様な携帯端末装置にも
適用できるものである。即ち、基地局との間で通信を行
う携帯用の端末機器であれば、本発明は各種装置の診断
に適用できるものである。例えば、データ通信用の基地
局と通信を行うデータ端末装置にも適用できる。この場
合、受信機能或いは発信機能だけを備えた端末装置にも
適用できる。
【0057】
【発明の効果】本発明によると、記憶手段が記憶した基
地局との通信の履歴に関するデータに基づいて、端末装
置で発生した通信不良の原因を解析することが可能にな
る。従って、端末装置の修理を行う側で、不良箇所を発
見することが容易にでき、確実な修理ができるようにな
ると共に、端末装置側に原因がない通信不良の検出もで
き、修理を必要とするか否かの判断が確実にでき、不良
のない装置に無駄な修理をすることがなくなる。
【0058】この場合、記憶手段に記憶された通信の履
歴に関するデータを、有線又は無線の回線に送出するよ
うにしたことで、離れた場所で解析ができるようにな
り、解析装置を共用化できるようになる。
【0059】さらに、この解析結果を端末装置に戻して
表示するようにしたことで、端末装置側で解析結果が判
り、端末装置側で解析結果に基づいた対処を迅速に取る
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した無線電話機の構成
を示す構成図である。
【図2】一実施例の無線電話機の動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】一実施例の診断時の構成例(直接接続による診
断例)を示す構成図である。
【図4】一実施例の診断時の構成例(有線の回線での接
続による診断例)を示す構成図である。
【図5】一実施例の診断時の構成例(無線の回線での接
続による診断例)を示す構成図である。
【符号の説明】
10 無線電話機 21 制御部 23 表示部 24 メモリ 25 入出力端子 30 コンピュータ装置 31 データ入出力部 32 演算処理部 33 記憶部 34 ディスプレイ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局との間で通信回線を設定して、上
    記基地局との通信を行う携帯端末装置において、 上記基地局との通信を制御する制御手段と、 上記制御手段が通信不良を検出したとき、上記基地局と
    の通信の履歴に関するデータを記憶する記憶手段と 上記記憶手段に記憶された通信の履歴に関するデータ
    を、有線又は無線の回線に送出する送出手段と、 上記送出手段により送出されたデータの解析結果を、上
    記有線又は無線の回線から受信する受信手段と、 該受信手段が受信した解析結果を表示する表示手段と
    備えた携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 基地局との間で通信回線を設定して、上
    記基地局との通信を行う携帯端末装置の診断方法におい
    て、 上記基地局との間の通信不良を検出したとき、このとき
    の通信の履歴に関するデータを記憶し、記憶した通信の履歴に関するデータを読出して、有線又
    無線の回線で接続された外部機器に転送し、 この外部機器側でデータを解析した後、 解析した結果を上記携帯端末装置に伝送し、 上記携帯端末装置の表示部に、解析した結果を表示させ
    るようにした 携帯端末診断方法。
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