JP3404866B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP3404866B2
JP3404866B2 JP03002294A JP3002294A JP3404866B2 JP 3404866 B2 JP3404866 B2 JP 3404866B2 JP 03002294 A JP03002294 A JP 03002294A JP 3002294 A JP3002294 A JP 3002294A JP 3404866 B2 JP3404866 B2 JP 3404866B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音信号や映像信号等
の情報信号の記録・再生を可能とする光ディスク、光磁
気ディスク等の円盤状情報記録媒体を回転自在に収納し
たディスクカートリッジに関し、特に小型化を実現する
ディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、楽音信号や映像信号等の情報信
号の記録・再生を可能とする光ディスク等の円盤状情報
記録媒体は、情報記録媒体の表面に塵埃が付着したり、
傷が付いたりした場合には、情報記録再生装置による情
報信号の読取りが不能となる。このため、ディスクカー
トリッジは、情報記録媒体を方形のカートリッジ本体に
回転自在に収納するとともに、このカートリッジ本体に
は情報信号記録再生用の開口部と、常時はこの開口部を
閉鎖しているシャッタとを備えている。
【0003】近年、このディスクカートリッジ及びディ
スクカートリッジに収納された情報記録媒体の情報信号
を光学ヘッド、磁気ヘッド等を介して記録・再生する情
報記録再生装置は、携帯性向上等の面から小型化が進め
られている。また、情報記録再生装置においては、この
小型化とともに、従来から使用されているディスクカー
トリッジ及び小型化されたディスクカートリッジの両方
を使用可能にするものが要望されている。
【0004】ディスクカートリッジは、小型化で、か
つ、従来の情報記録再生装置により情報信号の記録・再
生を可能とするものが要望されている。この従来の情報
記録再生装置により情報信号の記録・再生を可能とする
には、従来の情報記録再生装置に設けられた光学ヘッ
ド、磁気ヘッドにより情報信号記録再生用開口部から情
報記録媒体の情報信号の記録・再生を可能とし、かつ従
来の情報記録再生装置に設けられるシャッタ開閉機構に
よりシャッタの開閉を可能とする必要がある。このた
め、ディスクカートリッジは、情報信号記録再生用開口
部の幅を狭くすることなく、かつシャッタの開閉を容易
に行える構成としながら小型化を実現するものが要求さ
れる。
【0005】従来、例えば図13に示すようなシャッタ
を備えたディスクカートリッジが提案されている。この
従来のディスクカートリッジは、上ハーフ52aと下ハ
ーフ52bとを組合わせてカートリッジ本体52を構成
し、その内部に構成したディスク収納部に光ディスク3
を回転自在に収納している。
【0006】このディスクカートリッジ本体52の上ハ
ーフ52aには、ディスクカートリッジを情報記録再生
装置に装着し、カートリッジ本体52に内蔵された光デ
ィスク3に記録された情報信号を再生するための情報信
号記録再生用開口部10及びディスクテーブル進入部1
6が開設されている。ディスクテーブル進入部16は、
情報記録再生装置に設けられたディスクテーブルが進入
され、光ディスク3を回転駆動する。情報信号記録再生
用開口部10は、ディスクテーブル進入部16に近接す
る位置からカートリッジ本体52の前面側に亘って、光
ディスク3の信号記録領域の一部を内外周に亘って外方
に臨ませて、情報記録再生装置による光ディスク3の情
報信号の記録・再生を可能とさせる。
【0007】ディスクカートリッジは、カートリッジ本
体52への塵埃等の進入を防止し、また光ディスク3を
保護するために、シャッタ55が組付けられている。こ
のシャッタ55は、略L字状に折曲した形状で、情報信
号記録再生用開口部10を開閉するシャッタ部55a
と、シャッタ部55aを移動可能にカートリッジ本体5
2に嵌合させる支持部55bと、これらシャッタ部55
a、支持部55bの基端側を連結する連結部55cとか
ら構成されている。この連結部55cの一側には、シャ
ッタ55がカートリッジ本体52の前面側に沿って平行
に移動し得るように案内する断面コ字状のスライドガイ
ド部55dが突設されるとともに、その一部を内方に折
曲して係合部55eが設けられている。また、この連結
部55cの中央部には、情報記録再生装置のカートリッ
ジ挿入部に配設したシャッタ閉塞移動部材62が係合す
るシャッタ移動部材係合穴55fが開設されている。
【0008】カートリッジ本体52の前面側には、情報
記録再生装置のカートリッジ挿入部に配設したシャッタ
開放移動部材61が進入する開口端15aを有するシャ
ッタ移動部材挿入溝15が凹設されている。シャッタ5
5は、そのシャッタ部55a、支持部55bが、シャッ
タ移動部材挿入溝15を跨ぐように、情報信号記録再生
用開口部10に延在するようにして、カートリッジ本体
52に組み合わされ、前記情報信号記録再生用開口部1
0を開放、閉塞する2位置に亘って、シャッタ55の板
厚とほぼ等しい深さのシャッタスライド凹部50上を移
動動作される。
【0009】この情報信号記録再生用開口部10をシャ
ッタ55により閉塞しているディスクカートリッジを、
情報記録再生装置のカートリッジ装着部に挿入すると、
カートリッジ本体52の前面側に凹設したシャッタ開閉
部材挿入溝15に情報記録再生装置のシャッタ開放移動
部材61が進入する。そして、なおもディスクカートリ
ッジをカートリッジ装着部に押込んでゆくと、シャッタ
開放移動部材61はシャッタ55のスライドガイド部5
5dに衝合して、シャッタ移動部材挿入溝15に沿って
平行に矢印F方向にシャッタ55を移動させ、情報信号
記録再生用開口部10を開放状態とする。この開放状態
において、シャッタ55のシャッタ移動部材係合穴55
fに、情報記録再生装置のカートリッジ挿入部に配設さ
れたシャッタ閉塞移動部材62が係合され、シャッタ5
5を固定する。これにより、情報信号記録再生用開口部
10は、シャッタ55のシャッタ部55aにより閉塞状
態から開放状態へと移行される。
【0010】図14に、カートリッジ本体52にシャッ
タ55を取付け、シャッタ55により情報信号記録再生
用開口部10を閉塞状態としたディスクカートリッジを
示す。同図において、光ディスク3の中心点を原点Oと
し、シャッタ55の開放、閉塞する2位置に亘る移動方
向をX軸とし、X軸と直交する方向をY軸とする。情報
信号記録再生用開口部10のX軸方向の幅uの最低幅
は、情報記録再生装置の光学ヘッド又は磁気ヘッドの大
きさ、形状等により決定される。情報信号記録再生用開
口部10を閉塞するシャッタ55のX方向の幅wは、情
報信号記録再生用開口部10の幅u以上である必要があ
り、シャッタ55の幅wの最低幅はuである。また、開
放状態とするには、シャッタ55を情報信号記録再生用
開口部10と重なる部分を生じない位置まで(+)X方
向に移動する必要がある。このため、シャッタスライド
凹部50の幅Sの最低幅は2uである。この時、シャッ
タスライド凹部50の(―)X方向の幅は、0.5uで
あり、(+)X方向の最低幅は1.5uである。
【0011】また、図14に示すように、ディスクカー
トリッジのX方向の端部には、ディスクカートリッジを
情報記録再生装置に装着する際の位置決め用の基準部が
幅vの領域内に設けられる。ディスクカートリッジを情
報記録再生装置に装着する際は、ディスクカートリッジ
のX方向及びY方向の位置やX方向、又はY方向からの
傾きを正確な位置に装着する必要がある。
【0012】一般に、ディスクカートリッジの位置及び
傾きの正確な位置への装着は、図15に示すカートリッ
ジ本体52の裏面の4つのコーナに設けられた基準部5
9a〜59d及び他の基準部59eを選択して行う。す
なわち、前記コーナの基準部59a〜59dのいずれか
2個及び他の基準部5eの計3個、又はコーナの基準部
59a〜59dの4個を選択し、この選択された基準部
の各位置に情報記録再生装置の基準部へ位置決めするこ
とにより、ディスクカートリッジを情報記録再生装置に
確実に装着するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、所定の光ディスク、光磁気ディスクを備える情報
記録再生装置に用いられるディスクカートリッジは、情
報信号記録再生用開口部10の幅をu、基準部として必
要な幅をvとすると、2(1.5u+v)の幅以上の大
きさとなる。ここで、幅u、及び幅vの最低幅は、情報
記録再生装置に内蔵される光学ヘッド又は磁気ヘッドの
大きさ、形状等、及び位置検出装置の構成により決ま
る。ここで、情報信号記録再生用開口部10、及びシャ
ッタ55の幅をuとし、ディスクカートリッジの幅を前
記最低幅よりEだけ狭いとした場合は、図16に示すよ
うに、情報信号記録再生用開口部10の開放時に、シャ
ッタ55がカートリッジ本体52の外側に幅(E―v)
だけはみ出してしまう。
【0014】このように、シャッタ55をカートリッジ
本体52の外側にはみ出して移動動作させるには、シャ
ッタスライド凹部50は、一方のコーナD側に開放され
た凹部として構成する。このため、ディスクカートリッ
ジには、情報記録再生装置に装着する際の位置決め用の
基準部59a〜59eの一部を設けられなくなり、正確
にディスクカートリッジを情報記録再生装置に装着する
ことが困難となる。
【0015】また、図17に示すように、シャッタ55
の開閉の際、スライドガイド63の内壁をシャッタ55
が摺動し、シャッタ55の開閉を困難なものとする。
【0016】上記のように、シャッタ55を一枚のスラ
イド部材で構成し、情報信号記録再生用開口部10を光
学ヘッド、磁気ヘッドの使用に対して必要な幅を確保し
ながら、小型なディスクカートリッジを実現させること
は困難である。このため、図18に示すようにシャッタ
58をスライド部材58a、58bの2枚により構成
し、2枚のスライド部材58a、58bを観音開きにす
る方法が考えられている。しかし、この方法による情報
記録再生装置においては、これら2つのスライド部材5
8a、58bの移動方向が互いに逆方向であるため、情
報記録再生装置には独立したシャッタ開閉機構が設けら
れる必要があり、構成が複雑化する。このため、情報記
録再生装置を小型化することは困難である。このよう
に、情報記録再生装置の小型化を図りながらディスクカ
ートリッジを小型化させることは困難であった。
【0017】本発明は、このような問題に鑑み、簡易な
シャッタ開閉機構によりシャッタの開閉を可能とし、情
報信号記録再生用開口部の開口幅を狭くすることなく、
小型化を実現したディスクカートリッジを提供すること
を目的に提案されたものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るディスクカートリッジは、円盤状の情報記録媒
体が回転自在に収納されるとともにこの情報記録媒体の
少なくとも一部を径方向に亘って外方に臨ませる情報信
号記録再生用開口部が形成されたカートリッジ本体と、
このカートリッジ本体に、前記情報信号記録再生用開口
部を開放、閉塞する2位置に亘って移動自在に組付けら
れるとともに、 移動方向に対して少なくとも一部が互
いに重なり合うようにして組み合わされた2個以上のス
ライド部材によって構成されたシャッタとを備え、前記
2個以上のスライド部材には、互いに重なり合った部分
にスライド部材の移動方向に穿設されたガイド穴と、前
記スライド部材に突設された前記ガイド穴に相対係合す
る係合凸部とによって構成した連結手段が設けられると
ともに、互いに重なり合った状態で前記情報信号記録再
生用開口部を開放する位置に移動させるようになる。
【0019】
【0020】または、カートリッジ本体には、前記情報
信号記録再生用開口部に沿ってシャッタの移動方向と平
行なガイド溝が凹設され、2個以上のスライド部材が連
結されたシャッタは、前記カートリッジ本体のガイド溝
に相対係合するガイド凸部を側端部近傍に一体に設ける
とともに、このガイド凸部から他方側の側端部に向かっ
て前記ガイド溝と平行なガイド穴が設けられる第1のス
ライド部材と、前記第1のスライド部材のガイド穴を貫
通して前記カートリッジ本体のガイド溝に相対係合する
ガイド凸部が設けられた第2のスライド部材とを備え
る。
【0021】または、移動方向に対して少なくとも一部
が互いに重ね合わされたシャッタを構成するスライド部
材には、相対する少なくとも一方のスライド部材の他方
のスライド部材との対向面に突き合わせ凸部を一体形成
する。
【0022】または、表裏2面に情報信号記録再生用開
口部を設けたカートリッジ本体に、表裏2面に情報信号
の記録面を構成した円盤状記録媒体を回転自在に収納
し、前記情報信号記録再生用開口部のシャッタ移動方向
の両側部に位置して、移動方向に対して少なくとも一部
が互いに重ね合わされたシャッタを構成する第1及び第
2のスライド部材をそれぞれ係止保持する第1及び第2
のロック手段を設け、これら第1及び第2のロック手段
は、第1及び第2のスライド部材に対してそれぞれ逆方
向の移動を係止するように作用させる。
【0023】
【作用】本発明に係るディスクカートリッジにおいて
は、シャッタは、移動方向に対し少なくとも一部が互い
に重なり合うようにして組み合わされた2個以上のスラ
イド部材により構成されるため、情報信号記録再生用開
口部を開放した状態において、各スライド部材は、移動
方向に対して互いに重なり合わせられる。従って、ディ
スクカートリッジが小型化された場合でも、光学ヘッド
或いは磁気ヘッドが侵入される情報信号記録再生用開口
部の開口幅を十分確保可能である。
【0024】また、上記2個以上のスライド部材を互い
に連結手段を介して連結したことにより、一個のスライ
ド部材の駆動により、他の各スライド部材が連動動作さ
れて情報信号記録再生用開口部の開閉動作が行われる。
従って、シャッタ開閉機構を従来の情報記録再生装置と
同一の簡易な構成とすることが可能である。
【0025】また、スライド部材の移動方向に穿設され
たガイド溝と、前記スライド部材に突設された前記ガイ
ド溝に相対係合する係合凸部とによって、構成されたシ
ャッタは、正確に情報信号記録再生用開口部を開閉移動
可能である。
【0026】また、両面から情報信号を再生可能な記録
媒体を備え、情報信号記録再生用開口部を両面に設ける
本発明に係るディスクカートリッジにおいて、情報信号
記録再生用開口部の移動方向の両側部に、シャッタを係
止するロック方向が、互いに逆方向である一対のロック
機構を有するため、ディスクカートリッジの表面、裏面
のどちらにおいても、情報記録再生装置に設けられる同
一の開閉機構により開閉が可能である。このため、従来
の片面用ディスクカートリッジの情報記録再生装置によ
り、シャッタの開閉が可能な両面ディスクカートリッジ
を実現可能である。
【0027】
【実施例】実施例1 以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しな
がら説明する。ここで、従来例の図13〜図15と同一
の構成部材には同一部材番号を付し、構成の説明を省略
する。
【0028】本実施例に係るディスクカートリッジは、
図1、図2に示すように、カートリッジ本体1と、カー
トリッジ本体1に移動自在に取付られる第1のスライド
部材4、及び第2のスライド部材5で構成されるシャッ
タ6とを備える。
【0029】カートリッジ本体1には、円盤状をなす情
報記録媒体である光ディスク3が回転自在に収納され、
光ディスク3の信号記録領域の一部を内外周に亘って外
方に臨ませる情報信号記録再生用開口部10が開設され
ている。また、カートリッジ本体1には、前記情報信号
記録再生用開口部10に沿って、シャッタ6の移動方向
にガイド溝7が幅方向に亘って凹設される。また、カー
トリッジ本体1のコーナC側に位置し、シャッタ6が情
報信号記録再生用開口部10を閉塞した開口部閉塞位置
に保持するシャッタロック部材9が設けらる。
【0030】シャッタ6は、図3に示すように略L字状
に折曲した形状であり、移動方向に対して少なくとも一
部を互いに重なりあわせる第1のスライド部材4、第2
のスライド部材5で構成される。
【0031】第1のスライド部材4は、情報信号記録再
生用開口部10を開閉するシャッタ部4aと、シャッタ
部4aを移動可能にカートリッジ本体1に嵌合させる支
持部4bと、シャッタ部4a、支持部4bの基端側を連
結する連結部4cとから構成される。シャッタ部4aに
は、側端部に位置し、支持部4bに対向する向きにガイ
ド凸部4kが立設され、またガイド凸部4kから他方側
の側端部に向かって連結部4cに沿って幅方向にガイド
穴4jが開設される。
【0032】第2のスライド部材5は、情報信号記録再
生用開口部10を開閉するシャッタ部5aと、シャッタ
部5aを移動可能にカートリッジ本体1に嵌合させる支
持部5bと、シャッタ部5a、支持部5bの基端側を連
結する連結部5cとから構成される。シャッタ部5aに
は、連結部5cに沿って幅方向の延長上に位置し、支持
部5bに対向する向きに、側端部近傍に第1のスライド
部材4がガイド穴4jに貫通可能にガイド凸部5iが立
設され、また、他側端部にガイドピン5hが立設され
る。連結部5cの一方には、カートリッジ本体1の前面
に沿って平行に移動し得るように案内するシャッタスラ
イドガイド部5dが突設されるとともに、その一部を内
方に折曲して係合部5eが設けられている。また、この
連結部5cの中央部には、情報記録再生装置のカートリ
ッジ挿入部に配設したシャッタ閉塞移動部材62が係合
するシャッタ移動部材係合穴5fが開設されている。
【0033】このシャッタ6を構成する第1のスライド
部材4と、第2のスライド部材5との組み合わせを以下
に説明する。第1のスライド部材4は、カートリッジ本
体1の幅方向において、情報信号記録再生用開口部10
に沿って、シャッタ6の移動方向に亘って凹設されたガ
イド溝7に、ガイド凸部4kを係合させ、ガイド溝7に
沿って移動可能にカートリッジ本体1に取り付けられ
る。このガイド溝7を介して、カートリッジ本体1に取
付られた第1のスライド部材4のガイド穴4jは、支持
部4bに対し平行に形成されているため、前記ガイド溝
7に平行となる。このガイド溝7と平行な第1のスライ
ド部材4のガイド穴4jに、第2のスライド部材5のガ
イド凸部5iを貫通させ、ガイド凸部5i及びガイドピ
ン5hをガイド溝7に相対係合させる。この組み合わせ
によってシャッタ6は、ガイド溝7に沿って移動可能に
第1のスライド部材4と第2のスライド部材5とがシャ
ッタ6の移動方向に対して少なくとも一部が互いに重な
り合うようにして組み合わされる。
【0034】シャッタロック部材9は、カートリッジ本
体1を構成する下ハーフ1aの内面に立設した支持軸に
挿通される挿通孔を穿設した基端部の枢支部9aと、シ
ャッタ6の第2のスライド部材5に形成した係合部5e
が相対係合する係合凹部を設けたロックアーム部9b
と、このロックアーム部9bと対向するようにして枢支
部9aから一体に延設された弾性変位部9cとからな
る。
【0035】そして、このシャッタロック部材9は、ロ
ックアーム部9bの頂部に形成された係合凹部がシャッ
タ移動部材挿入溝15内に臨み、カートリッジ本体1の
前面側をスライドするシャッタ6の第2のスライド部材
5の係合部5eと相対係合可能となる。よってシャッタ
ロック部材9は、通常状態において、その係合凹部が第
2のスライド部材5の係合部5eに相対係合することに
よって、カートリッジ本体1の情報信号記録再生用開口
部10を閉塞した開口部閉塞位置において、シャッタ6
をロック状態に保持する。
【0036】以下、シャッタ6の開閉動作を説明する。
図1の情報信号記録再生用開口部10をシャッタ6によ
り、閉塞状態から開放状態にする場合の動作について説
明する。図1のディスクカートリッジのカートリッジ本
体1の前面を情報記録再生装置に向け、情報記録再生装
置内に配設したカートリッジホルダ等を備えたカートリ
ッジ装着部に挿入すると、カートリッジ本体1の前面側
に形成されたシャッタ移動部材挿入溝15の開口端15
aに情報記録再生装置側に設られたシャッタ開放移動部
材61が進入していく。そして、ディスクカートリッジ
の情報記録再生装置のディスク装着部への挿入にともな
って、シャツタ移動部材61がシャッタロック部材9を
回動させ、これによって、シャッタロック部材9の係合
凹部と第2のスライド部材5の係合部5eとの係合が解
除されて、シャッタ6は移動自由な状態となる。
【0037】シャッタ6が移動自由な状態となった後、
さらにディスクカートリッジをカートリッジ装着部に挿
入していくと、シャッタ開放移動部材61に押圧されな
がら第2のスライド部材5が開口部開放位置方向(+X
方向)へと移動する。この移動により、第1のスライド
部材4と、第2のスライド部材5との移動方向に対する
重なり部分の領域は徐々に増加する。この移動を続ける
と、第2のスライド部材5のガイド凸部5iが第1のス
ライド部材4のガイド凸部4kに衝合して、前記重なり
部分が最大となる。その状態で、ガイド凸部4kがガイ
ド凸部5iに押圧されながら、第2のスライド部材5と
同時に、第1のスライド部材4もシャッタ移動部材挿入
溝15及びガイド溝7に沿って移動する。この該重なり
部分が最大となることによりシャッタ6は、幅が最低と
なり、かつカートリッジ本体1のコーナD側に移動させ
られて情報信号記録再生用開口部10を開放する。この
開放状態を図4に示す。
【0038】図4に示す情報信号記録再生用開口部10
が開放された状態においては、情報記録再生装置側に設
けられたシャッタ閉塞移動部材62が第2のスライド部
材5のシャッタ移動部材係合穴5fに係合して開放状態
に保持する。また、前記シャッタ開放移動部材61はリ
セット状態に待機される。この時、第1のスライド部材
4は、ガイド凸部4kをガイド溝7のカートリッジ本体
1のコーナD側に接触させ、かつ第2のスライド部材5
は、ガイド凸部5i側の側面をカートリッジ本体1のシ
ャッタスライド凹部13のコーナD側の側面に接触させ
る。
【0039】次に、開放状態から閉塞状態になる場合の
シャッタ6の動作について説明する。情報信号の記録又
は再生操作を終え、ディスクカートリッジのイジェクト
操作が行われると、第2のスライド部材5のシャッタ移
動部材係合穴5fに係合されたシャッタ閉塞移動部材6
2は、開放状態から解除され、シャッタ移動部材係合穴
5fに係合したまま、第2のスライド部材5を開口部閉
塞位置方向(―X方向)に移動する。この移動により、
第1のスライド部材4と、第2のスライド部材5との移
動方向に対する重なり部分の領域は徐々に減少する。こ
の移動を続けると、第2のスライド部材5のガイド凸部
5iが第1のスライド部材4のガイド穴4jの他側端部
に衝合して、前記重なり部分が最小となる。その状態
で、ガイド穴4jがガイド凸部5iに押圧されながら、
第2のスライド部材5と同時に第1のスライド部材4も
シャッタ移動部材挿入溝15及びガイド溝7に沿って移
動する。この重なり部分が最小となることにより、シャ
ッタ6の幅が最大となり、シャッタ6の幅が情報信号記
録再生用開口部10より広い状態となる。このように、
シャッタ6は、幅が広くなり、かつ、カートリッジ本体
1のコーナC側に移動させられて、情報信号記録再生用
開口部10を閉塞する。
【0040】第2のスライド部材5の移動をさらに続け
ると、係合部5eが回動復帰された状態にあるシャッタ
ロック部材9のロックアーム部9bの先端に設けたガイ
ド面上に乗上げていき、シャッタロック部材9を回動さ
せる。そして、さらにディスクカートリッジを引出し操
作すると、第2のスライド部材5の係合部5eとシャッ
タロック部材9の係合凹部とが再係合し、第2のスライ
ド部材5は開口部閉塞位置でシャッタロック部材9によ
ってロック状態に保持される。この時、第1のスライド
部材4は、図4に示すように他側端部をカートリッジ本
体1のエッジ11a〜11cに接触させる。また、第2
のスライド部材5は、ガイドピン5h側の側面をカート
リッジ本体1のシャッタスライド凹部13のコーナC側
の側面に重畳させ、シャッタ6は閉塞状態に保持され
る。
【0041】上記シャッタ6の開閉動作時は、重なり合
う第2のスライド部材5の内面と第1のスライド部材4
の外面とが面衝合してながら摺動する。このように、接
触面を平面とした場合には、接触面の接触抵抗が大き
く、第1のスライド部材4と第2のスライド部材5との
重なり部分の移動が円滑に行われない。この接触面の接
触抵抗を減少させるため図5、図6に示すように第1の
スライド部材4と、第2のスライド部材5との接触面に
突合せ凸部19を設けることにより、接触面の接触抵抗
を減少させ、第1のスライド部材4と第2のスライド部
材5との重なり部分の移動を円滑化した。また、前記接
触抵抗の減少により、接触面の傷も減少させることがで
きた。なお、図5に示すディスクカートリッジは、第1
のスライド部材4の外面に突合せ凸部19a〜19cを
設けたものであり、図6に示すディスクカートリッジ
は、第2のスライド部材5の内面に突合せ凸部19d〜
19fを設けたものである。
【0042】上述したように本実施例のディスクカート
リッジによれば、シャッタ6により情報信号記録再生用
開口部10を開放する際、シャッタ6の移動方向に対し
第1のスライド部材4と、第2のスライド部材5とが互
いに重なり合うように移動される。このため、情報信号
記録再生用開口部10を開放した状態において、第1、
第2のスライド部材4、5は、移動方向に対して互いに
重ね合わせられる。従って、ディスクカートリッジが小
型化された場合でも、情報信号記録再生用開口部10
は、光学ヘッドや磁気ヘッドを侵入して使用する目的を
十分満たす、広い開口幅を確保可能である。
【0043】また、シャッタ6の開放動作時、シャッタ
6がカートリッジ本体1の側面からはみ出さないため、
カートリッジ本体1の端部まで凹設する必要がない。こ
のため、情報記録再生装置にディスクカートリッジが装
着された際、カートリッジ装着部のスライドガイド63
の内壁をシャッタ6が摺動し、シャッタの開閉を困難と
することがない。また、情報記録再生装置にディスクカ
ートリッジが装着される際、ディスクカートリッジの位
置決め用の基準部59a〜59eを設けるスペースが確
保される。このため、これら位置決め用の基準部59a
〜59eを用いてディスクカートリッジの確実な装着が
可能になる。また、カートリッジ本体1からシャッタ6
がはみ出す幅分、情報記録再生装置を長くする必要もな
く、情報記録再生装置の小型化が図られる。
【0044】また、第1のスライド部材4と第2のスラ
イド部材5とは、ガイド穴4jとこのガイド穴4jに係
合するガイド凸部5iとにより、第1のスライド部材4
と第2のスライド部材5とは連結され、第2のスライド
部材5の移動により、シャッタ6の移動方向に第1のス
ライド部材4が連動される。このため、情報記録再生装
置は、第2のスライド部材5の開閉機構により、シャッ
タ6の開閉を可能とし、シャッタ開放移動部材61、シ
ャッタ閉塞移動部材62等のシャッタ開閉機構を、シャ
ッタが1枚のスライド部材で構成された時と同一の一組
の簡易な機構により構成される。
【0045】また、第1のスライド部材4と、第2のス
ライド部材5との互いに重なり合う少なくとも一方の面
に突合せ凸部19を設けることにより、重なり合う面の
接触抵抗を減少させ、前記重なり合う部分の移動方向へ
の移動が円滑に行われる。また、移動が円滑のため、接
触面の傷を減少させることが可能である。
【0046】実施例2 以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しな
がら説明する。ここで、従来例の図13〜図15と同一
の構成部材には同一部材番号を付し、構成の説明を省略
する。
【0047】本実施例に係るディスクカートリッジは、
図7、図8に示すように、カートリッジ本体25と、カ
ートリッジ本体25に移動自在に取付られる第1のスラ
イド部材21、及び第2のスライド部材22で構成され
るシャッタ26とを備える。
【0048】カートリッジ本体25には、円盤状をな
し、両面に情報信号が記録される情報記録媒体である光
磁気ディスク2が回転自在に収納され、光磁気ディスク
2の両面に情報信号を記録・再生するための情報信号記
録再生用開口部10が開設されている。また、カートリ
ッジ本体25には、前記情報信号記録再生用開口部10
に沿って、シャッタ26の移動方向にガイド溝28が幅
方向に亘って凹設される。また、カートリッジ本体25
のコーナC、D側に位置し、シャッタ26を構成するス
ライド部材21、22が情報信号記録再生用開口部10
を閉塞する開口部閉塞位置に係止するロック方向が互い
に逆である第1、第2のシャッタロック部材23、24
が設けらる。
【0049】この情報信号記録再生用開口部10は、カ
ートリッジ本体25の上ハーフ25aには、情報信号記
録再生用開口部10aを開設し、カートリッジ本体25
の下ハーフ25bには、情報信号記録再生用開口部10
bを開設する。
【0050】シャッタ26は、図7、図8に示すように
略コ字状に折曲した形状であり、移動方向に対して少な
くとも一部を互いに重なりあわせる第1のスライド部材
21、第2のスライド部材22で構成される。
【0051】第1のスライド部材21は、情報信号記録
再生用開口部10aを開閉するシャッタ部21aと、情
報信号記録再生用開口部10bを開閉するシャッタ部2
1bと、シャッタ部21a、21bの基端側を連結する
連結部21cとから構成される。シャッタ部21aに
は、側端部に位置し、第1のスライド部材21の略コ字
状の内側向きに側端部にガイド凸部21kが立設され、
ガイド凸部21kから他方側の側端部に向かって連結部
21cに沿って幅方向にガイド穴21jが開設される。
【0052】また、連結部21cの一方には、その一部
を内方に折曲して第1の係合部21eが設けられてい
る。また、この連結部21cの中央部には、情報記録再
生装置のカートリッジ挿入部に配設したシャッタ閉塞移
動部材62が係合するシャッタ移動部材係合穴21fが
開設されている。
【0053】第1のスライド部材22は、情報信号記録
再生用開口部10aを開閉するシャッタ部22aと、情
報信号記録再生用開口部10bを開閉するシャッタ部2
2bと、シャッタ部22a、22bの基端側を連結する
連結部22cとから構成される。シャッタ部22aに
は、連結部22cに沿って幅方向の延長上に位置し、第
1のスライド部材22の略コ字状の内側向きに、側端部
近傍に第1のスライド部材21のガイド穴21jに貫通
可能にガイド凸部22iが立設され、また、他側端部に
ガイドピン22hが立設される。
【0054】また、連結部22cの一方には、その一部
を内方に折曲して第2の係合部22eが設けられてい
る。また、この連結部22cの中央部には、情報記録再
生装置のカートリッジ挿入部に配設したシャッタ閉塞移
動部材62が係合するシャッタ移動部材係合穴22fが
開設されている。
【0055】このシャッタ26を構成する第1のスライ
ド部材21と、第2のスライド部材22との組み合わせ
を以下に説明する。第1のスライド部材21は、カート
リッジ本体25の幅方向において、情報信号記録再生用
開口部10に沿って、シャッタ26の移動方向に亘って
凹設されたガイド溝28に、ガイド凸部21kを係合さ
せ、ガイド溝28に沿って移動可能にカートリッジ本体
25に取り付けられる。このガイド溝28を介して、カ
ートリッジ本体25に取付られた第1のスライド部材2
1のガイド穴21jは、連結部21cに対し平行に形成
されているため前記ガイド溝28に平行となる。このガ
イド溝28と平行な第1のスライド部材21のガイド穴
21jに、第2のスライド部材22のガイド凸部22i
を貫通させ、ガイド凸部22i及びガイドピン22hを
ガイド溝28に相対係合させる。この組み合わせによっ
てシャッタ26は、ガイド溝28に沿って移動可能に第
1のスライド部材21と第2のスライド部材22とがシ
ャッタ26の移動方向に対して少なくとも一部が互いに
重なり合うようにして組み合わされる。
【0056】第1、第2のシャッタロック部材23、2
4は、ロックアーム部23b、24bがカートリッジ本
体25の前面側に形成したシャッタ移動部材挿入溝15
に沿って延在されており、これによってロックアーム部
23b、24bの頂部に形成された係合L部がシャッタ
移動部材挿入溝15内に臨み、カートリッジ本体25の
前面側をスライドするシャッタ26の第1、第2のスラ
イド部材の第1、第2の係合部21e、22eと相対係
合可能となる。
【0057】この第1、第2のシャッタロック部材2
3、24は、通常状態において、その係合L部が第1、
第2のスライド部材21、22の第1、第2の係合部2
1e、22eに相対係合することによって、第1のスラ
イド部材21、第2のスライド部材22を係止するロッ
ク方向が互いに逆方向となり、カートリッジ本体25の
情報信号記録再生用開口部10をシャッタ26が閉塞し
た開口部閉塞位置にシャッタ26を保持する。
【0058】以下、シャッタ26の開閉動作を説明す
る。図7の閉塞状態から開放状態になる場合のシャッタ
26の動作について、説明する。図7のディスクカート
リッジを、カートリッジ本体25の前面を情報記録再生
装置に向け、情報記録再生装置内に配設したカートリッ
ジホルダ等を備えたカートリッジ装着部に挿入すると、
カートリッジ本体25の前面側に形成したシャッタ移動
部材挿入溝15の開口端15aに情報記録再生装置側に
設けられたシャッタ開放移動部材61が進入していく。
そして、ディスクカートリッジの情報記録再生装置のデ
ィスク装着部への挿入にともなって、シャツタ移動部材
61が第1のシャッタロック部材23を回動させ、これ
によって、第1のシャッタロック部材23の係合L部と
第1のスライド部材21の第1の係合部21eとの係合
が解除されて、シャッタ26は移動自由な状態となる。
【0059】シャッタ26が移動自由な状態となった
後、さらにディスクカートリッジをカートリッジ装着部
に挿入していくと、シャッタ開放移動部材61に押圧さ
れながら第1のスライド部材21が開口部開放位置方向
(+X方向)へと移動する。この移動により、第1のス
ライド部材21と、第2のスライド部材22との移動方
向に対する重なり部分の領域は徐々に増加する。この移
動を続けると、第1のスライド部材21のガイド凸部2
2iが、第1のスライド部材21のガイド凸部21kに
衝合して、前記重なり部分が最大となり、ガイド凸部2
2iがガイド凸部21kに押圧されながら、第1のスラ
イド部材21と同時に第2のスライド部材22もシャッ
タ移動部材挿入溝15、及びガイド溝28に沿って移動
する。この重なり部分が最大となることにより、幅が最
低となったシャッタ26は、カートリッジ本体25のコ
ーナD側に移動させられて、情報信号記録再生用開口部
10を開放する。
【0060】また、このカートリッジ本体25の情報信
号記録再生用開口部10が開放された状態にあっては、
記録再生装置側に設けられたシャッタ閉塞移動部材62
がシャッタ移動部材係合穴21fに係合して開放状態に
保持する。また、前記シャッタ開放移動部材61は、リ
セット状態に待機される。この時、第2のスライド部材
22は、ガイドピン22h側の側面を、カートリッジ本
体25のシャッタスライド凹部13のコーナD側の側面
に接触させ、第1のスライド部材21は、第1のスライ
ド部材21のガイド凸部21kを、第2のスライド部材
22のガイド凸部22iに接触させ、開放状態に保持さ
れる。
【0061】次に、開放状態から閉塞状態になる場合の
シャッタ26の動作について説明する。情報信号の記録
又は再生操作を終え、ディスクカートリッジのイジェク
ト操作が行われると、第1のスライド部材21のシャッ
タ移動部材係合穴21fに係合されたシャッタ閉塞移動
部材62は、開放状態から解除され、シャッタ移動部材
係合穴21fに係合したまま、第1のスライド部材21
を開口部閉塞位置方向(―X方向)に移動する。この移
動により、第1のスライド部材21と、第2のスライド
部材22との移動方向に対する重なり部分の領域は徐々
に減少する。この移動を続けると、第2のスライド部材
22のガイド凸部22iが、第1のスライド部材21の
ガイド穴21jの他側端部に衝合して、前記重なり部分
が最小となる。この状態で、ガイド穴21jによりガイ
ド凸部22iが押圧されながら、第1のスライド部材2
1と同時に、第2ののスライド部22もシャッタ移動部
材挿入溝15及びガイド溝28に沿って移動する。この
重なり部分が最小となることにより、シャッタ26の幅
が最大となり、シャッタ26の幅が情報信号記録再生用
開口部10より広い状態となる。シャッタ26は、幅が
広くなり、かつ、カートリッジ本体25のコーナC側に
移動させられて、情報信号記録再生用開口部10を閉塞
する。
【0062】この第1のスライド部材21の移動を更に
続けると、第1のスライド部材21の第1の係合部21
eが、回動復帰された状態にある第1のシャッタロック
部材23のロックアーム部23bの先端に設けたガイド
面上に乗上げていき、第1のシャッタロック部材23を
回動させる。そして、さらにディスクカートリッジを引
出し操作すると、第1のスライド部材21の第1の係合
部21eと、第1のシャッタロック部材23の係合L部
とが再係合し、第1のスライド部材21は、開口部閉塞
位置で第1のシャッタロック部材23によってロック状
態に保持される。この時、第2のスライド部材22は、
第1のスライド部材21のガイド穴21jの他側端部
に、ガイド凸部22iを接触させた状態であり、また、
第2の係合部22eをカートリッジ本体25の第2のシ
ャッタロック部材24の係合L部に係合させた状態とな
り、情報信号記録再生用開口部10を閉塞した状態で保
持する。
【0063】図9には、図7に示したディスクカートリ
ッジのA面の裏面を示す。図9に示すB面において、上
記と同様にして、情報記録再生装置のシャッタ開放移動
部材61を介して、第2のシャッタロック部材24のロ
ック状態を解除し、シャッタ移動部材を(+)X方向に
移動させることで、第2のスライド部材22を押圧し
て、シャッタ移動部材挿入溝15及びガイド溝28に沿
って移動させる。この移動により、第2のスライド部材
22のガイド凸部22iが第1のスライド部材21のガ
イド凸部21kと衝合し、さらに同方向にガイド凸部2
2iによりガイド凸部21kを押圧させることで、シャ
ッタ26を開放状態まで移動させる。開放状態から閉塞
状態とする場合も、情報記録再生装置に設けられたシャ
ッタ開閉機構は、上記図7のA面と全く同一の動作によ
り可能である。
【0064】上述したように本実施例では、A面、B面
のどちらを上面とした状態においても、第1、第2のス
ライド部材21、22を(+)X方向に移動させること
により、シャッタ26を閉塞状態から開放状態とする。
また、第1、第2のスライド部材21、22を(−)X
方向に移動させることにより、シャッタ26を閉塞状態
から開放状態とする。
【0065】このように、本実施例に係るディスクカー
トリッジは、情報信号記録再生用開口部10の移動方向
の両側部に位置して、移動方向に対して少なくとも一部
が互いに重ね合わされたシャッタ26を構成する第1、
第2のスライド部材21、22の第1、第2の係合部2
1e,22eをそれぞれ係止保持する第1、第2のシャ
ッタロック部材23、24を設けている。これら第1、
第2シャッタロック部材23、24は、第1、第2のス
ライド部材21、22に対してそれぞれ逆方向の移動を
係止するように作用するため、両面ディスクカートリッ
ジの表面、裏面に関係無く、同一の情報記録再生装置の
シャッタ開閉機構を用いて、ディスクカートリッジのシ
ャッタ26の開閉が行える。従って、従来の片面用ディ
スクカートリッジに用いられるシャッタ開閉機構によ
り、シャッタ26の開閉が可能である。ここで、第1の
スライド部材21の第1の係合部21eと、第1のシャ
ッタロック部材23とにより、第1のロック機構を形成
する。また、第2のスライド部材22の第2の係合部2
2eと、第2のシャッタロック部材24とにより、第2
のロック機構を形成する。
【0066】実施例3 以下、本実施例について、図面を参照しながら説明す
る。以下、実施例1の図1〜図4と同一部材は、同一番
号を付し、説明を省略する。本実施例に係るディスクカ
ートリッジは、図10に示すように、カートリッジ本体
32と、カートリッジ本体32に移動自在に取付られる
第1のスライド部材34、スライド部材35、及び第2
のスライド部材36で構成されるシャッタ31とを備え
る。
【0067】カートリッジ本体32には、円盤状をなす
情報記録媒体である光ディスク3が回転自在に収納さ
れ、光ディスク3の信号記録領域の一部を内外周に亘っ
て外方に臨ませる情報信号記録再生用開口部10が開設
されている。また、カートリッジ本体32には、前記情
報信号記録再生用開口部10に沿って、シャッタ31の
移動方向に2個のガイド溝44、45が幅方向に亘って
凹設される。また、カートリッジ本体32のコーナC側
に位置し、シャッタ31が情報信号記録再生用開口部1
0を閉塞する開口部閉塞位置に保持するシャッタロック
部材9が設けらる。
【0068】シャッタ31は、図12に示すように略L
字状に折曲した形状であり、移動方向に対して少なくと
も一部を互いに重なり合う第1のスライド部材34、ス
ライド部材35、第2のスライド部材36で構成され
る。
【0069】第1のスライド部材34は、情報信号記録
再生用開口部10を開閉するシャッタ部34aと、シャ
ッタ部34aを移動可能にカートリッジ本体32に嵌合
させる支持部34bと、シャッタ部34a、支持部34
bの基端側を連結する連結部34cとから構成される。
シャッタ部34aには、側端部に位置し、支持部34b
に対向する向きにガイド凸部34kが立設される。ま
た、ガイド凸部34kから他方側の側端部に向かって連
結部34cに沿って幅方向にガイド溝45が臨めるよう
にガイド穴34jが開設され、このガイド穴34jに平
行して、ガイド溝44が臨めるようにガイド穴34pが
開設される。
【0070】スライド部材35は、情報信号記録再生用
開口部10を開閉するシャッタ部35aと、シャッタ部
35aを移動可能にカートリッジ本体32に嵌合させる
支持部35bと、シャッタ部35a、支持部35bの基
端側を連結する連結部35cとから構成される。シャッ
タ部35aには、側端部に位置し、支持部35bに対向
する向きに、第1のスライド部材34のガイド穴34j
を貫通可能にガイド凸部35kが立設される。また、ガ
イド溝44を臨めるように側端部から他側端部に向かっ
て、連結部35cに沿って幅方向にガイド穴35jが開
設される。
【0071】第2のスライド部材36は、情報信号記録
再生用開口部10を開閉するシャッタ部36aと、シャ
ッタ部36aを移動可能にカートリッジ本体32に嵌合
させる支持部36bと、シャッタ部36a、支持部36
bの基端側を連結する連結部36cとから構成される。
シャッタ部36aには、連結部36cに沿って幅方向の
延長上に位置し、支持部36bに対向する向きに、側端
部近傍に第1のスライド部材34のガイド穴34pと、
スライド部材35のガイド穴35jとに貫通可能ガイド
凸部36iが立設され、また、他側端部にガイドピン3
6hが立設される。連結部36cの一方には、カートリ
ッジ本体32の前面に沿って平行に移動し得るように案
内するシャッタスライドガイド部36dが突設されると
ともに、その一部を内方に折曲して係合部36eが設け
られている。また、この連結部36cの中央部には、情
報記録再生装置のカートリッジ挿入部に配設されたシャ
ッタ閉塞移動部材62が係合するシャッタ移動部材係合
穴36fが開設されている。
【0072】このシャッタ31を構成する第1のスライ
ド部材34、スライド部材35、及び第2のスライド部
材36との組み合わせを以下に説明する。第1のスライ
ド部材34は、カートリッジ本体32の幅方向におい
て、情報信号記録再生用開口部10に沿って、シャッタ
31の移動方向に亘って凹設されたガイド溝45に、ガ
イド凸部34kを係合させ、ガイド溝45に沿って移動
可能にカートリッジ本体32に取り付けられる。このガ
イド溝45を介して、カートリッジ本体32に取付られ
た第1のスライド部材34のガイド穴34jは、支持部
34bに対し平行に形成されているため前記ガイド溝4
5に平行となる。
【0073】スライド部材35は、ガイド溝45と平行
な第1のスライド部材34のガイド穴34jに、スライ
ド部材35のガイドピン35nを貫通させ、ガイドピン
35nをガイド溝45に相対係合させ、ガイド溝45に
沿って移動可能にカートリッジ本体32に取り付けられ
る。このガイド溝45を介して、カートリッジ本体32
に取付られたスライド部材35のガイド穴35jは、支
持部34bに対し平行に形成されているため前記ガイド
溝45に平行となる。
【0074】第2のスライド部材36は、ガイド溝45
と平行な第1のスライド部材34のガイド穴34pと、
スライド部材35のガイド穴35jとにガイド凸部36
iを貫通させ、ガイド凸部36iをガイド溝45に平行
なガイド溝44に相対係合させ、他側端部に立設された
ガイドピン36hもガイド溝44に相対係合させる。こ
の組み合わせによってシャッタ31は、ガイド溝44、
45に沿って移動可能に第1のスライド部材34、スラ
イド部材35、及び第2のスライド部材36とがシャッ
タ31の移動方向に対して少なくとも一部が互いに重な
り合うようにして組み合わされる。
【0075】シャッタロック部材9は、シャッタ移動部
材挿入溝15の開口端15aが凹設された側のコーナ部
C側に配設される。このシャッタロック部材9は、ロッ
クアーム部9bがカートリッジ本体32の前面側に形成
されたシャッタ移動部材挿入溝15に沿って延在されて
おり、これによってロックアーム部9bの頂部に形成さ
れた係合凹部がシャッタ移動部材挿入溝15内に臨み、
カートリッジ本体32の前面側をスライドするシャッタ
31の第2のスライド部材36の係合部36eと相対係
合可能となる。
【0076】そして、このシャッタロック部材9は、通
常状態において、その係合凹部が第2のスライド部材3
6の係合部36eに相対係合することによって、カート
リッジ本体32の情報信号記録再生用開口部10を閉塞
した開口部閉塞位置において、シャッタ31をロック状
態に保持する。
【0077】図10の閉塞状態から開放状態になる場合
のシャッタ31の動作について説明する。図10のディ
スクカートリッジを、カートリッジ本体32の前面を情
報記録再生装置に向け、情報記録再生装置内に配設され
たカートリッジホルダ等を備えたカートリッジ装着部に
挿入すると、カートリッジ本体32の前面側に形成した
シャッタ移動部材挿入溝15の開口端15aに情報記録
再生装置側に設けられたシャッタ開放移動部材61が進
入していく。 そして、ディスクカートリッジの情報記
録再生装置のディスク装着部への挿入にともなって、シ
ャツタ移動部材61がシャッタロック部材9を回動さ
せ、これによって、シャッタロック部材9の係合凹部
と、第2のスライド部材36の係合部36eとの係合が
解除されて、シャッタ31は移動自由な状態となる。
【0078】シャッタ31が移動自由な状態となった
後、さらにディスクカートリッジをカートリッジ装着部
に挿入していくと、シャッタ開放移動部材61に押圧さ
れながら第2のスライド部材36が開口部開放位置方向
(+X方向)へと移動する。この移動により、スライド
部材35と、第2のスライド部材36との移動方向に対
する重なり部分の領域は徐々に増加する。この移動を続
けると、ガイド凸部36iがスライド部材35のガイド
穴35jの他方側の側端部に衝合して、前記重なり部分
が最大となり、ガイド穴35jがガイド凸部36iに押
圧されながら第2のスライド部材36と同時にスライド
部材35も移動する。
【0079】さらに移動を続けると、スライド部材35
と、第1のスライド部材34との移動方向に対する重な
り部分の領域は徐々に増加する。この移動を続けると、
ガイドピン35nが第1のスライド部材34のガイド凸
部34kに衝合して、前記重なり部分が最大となる。こ
の状態で、ガイド凸部34kがガイドピン35nに押圧
されながら、スライド部材35と同時に第1のスライド
部材34もシャッタ移動部材挿入溝15及び、ガイド溝
44、45に沿って移動する。
【0080】さらに移動すると、第2のスライド部材3
4のガイド凸部34kがスライド溝45のコーナD側の
側面に接触、及びスライド部材34の他側端部がシャッ
タスライド凹部13のコーナD側の側面に衝合した状態
で移動は停止される。この時、第1のスライド部材3
4、スライド部材35、第2のスライド部材36の互い
の重なり部分の領域は最大となり、シャッタ31は最低
幅となった状態で、コーナD側に位置し、カートリッジ
本体32の情報信号記録再生用開口部10を開放状態と
する。この開放状態を図11、図12に示す。
【0081】図11に示す情報信号記録再生用開口部1
0が開放された状態においては、情報記録再生装置側に
設けられたシャッタ閉塞移動部材62が、第2のスライ
ド部材36のシャッタ移動部材係合穴36fに係合して
開放状態に保持する。また、前記シャッタ開放移動部材
61はリセット状態に待機される。この時、第1のスラ
イド部材34は、ガイド凸部34kをガイド溝45のカ
ートリッジ本体32のコーナD側に接触させ、かつ第1
のスライド部材34、スライド部材35、及び第2のス
ライド部材36は、ガイド凸部36i側の側面をカート
リッジ本体1のシャッタスライド凹部13のコーナD側
の側面に接触させる。
【0082】次に、図11、図12の開放状態から閉塞
状態になる場合のシャッタ31の動作について説明す
る。情報信号の記録又は再生操作を終え、ディスクカー
トリッジのイジェクト操作が行われると、第2のスライ
ド部材36のシャッタ移動部材係合穴36fに係合され
たシャッタ閉塞移動部材62は、開放状態から解除さ
れ、シャッタ移動部材係合穴36fに係合したまま、第
2のスライド部材36を開口部閉塞位置方向(―X方
向)に移動する。この移動により、第2のスライド部材
36と、スライド部材35との移動方向に対する重なり
部分の領域は徐々に減少する。この移動を続けると、第
2のスライド部材36のガイド凸部36iがスライド部
材35のガイド穴35jの他側端部に衝合して、前記重
なり部分が最小となり、ガイド穴35jがガイド凸部3
6iに押圧されながら第2のスライド部材36と同時に
スライド部材35もシャッタ移動部材挿入溝15及びガ
イド溝44、45に沿って移動する。
【0083】さらに移動を続けると、スライド部材35
と、第1のスライド部材36との移動方向に対する重な
り部分の領域は徐々に減少する。この移動を続けると、
スライド部材35のガイドピン35nが、第1のスライ
ド部材34のガイド穴34jの他側端部に衝合して、前
記重なり部分が最小となる。この状態で、ガイド穴34
jがガイドピン35nに押圧されながら、スライド部材
35と同時に第1のスライド部材34もシャッタ移動部
材挿入溝15及びガイド溝44、45に沿って移動す
る。この重なり部分が最小となることにより、シャッタ
31の幅が最大となり、シャッタ31の幅が情報信号記
録再生用開口部10より広い状態となる。この広くなっ
たシャッタ31は、カートリッジ本体32のコーナC側
に移動させられて、シャッタ31は、情報信号記録再生
用開口部10を閉塞する。
【0084】更に移動を続けると、第2のスライド部材
36の移動動作により、係合部36eが回動復帰された
状態にあるシャッタロック部材9のロックアーム部9b
の先端に設けたガイド面上に乗上げていき、シャッタロ
ック部材9を回動させる。そして、さらにディスクカー
トリッジを引出し操作すると、第2のスライド部材36
の係合部36eとシャッタロック部材9の係合凹部とが
再係合し、第2のスライド部材36は開口部閉塞位置で
シャッタロック部材9によってロック状態に保持され
る。この時、第2のスライド部材36は、シャッタスラ
イド凹部13のコーナC側に接触し、スライド部材35
は、コーナC側の端面をカートリッジ本体32のエッジ
37a〜37cに接触し、第1のスライド部材34は、
コーナC側の端面をカートリッジ本体32のエッジ38
a〜38cに接触して閉塞状態に保持される。
【0085】このように、3枚の第2のスライド部材3
6、スライド部材35、及び第1のスライド部材34を
重ね合わせてシャッタ31を構成するため、情報信号記
録再生用開口部10の開放状態でのシャッタ31の幅を
2枚のスライド部材で構成したシャッタ6、26より狭
くできるため、情報信号記録再生用開口部10の幅を変
えること無く、ディスクカートリッジをより小型にする
ことを可能とする。
【0086】なお、本実施例と同様にして、スライド部
材を4枚以上で構成し、ディスクカートリッジを更に小
型にすることも可能である。
【0087】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
カートリッジによれば、ディスクカートリッジが小型化
された場合でも、光学ヘッド或いは磁気ヘッドが侵入さ
れる情報信号記録再生用開口部の開口幅を十分に確保可
能である。このため、ディスクカートリッジを小型にし
ても、従来の情報記録再生装置に設けられる大きな光学
ヘッドや磁気ヘッドを用いて、情報記録媒体への情報信
号の記録・再生を可能とする。また、情報記録再生装置
において、同じ大きさの光学ヘッドや磁気ヘッドを用い
る場合は、ディスクカートリッジをより小型にすること
が可能である。この小型化されたディスクカートリッジ
用の情報記録再生装置を、より小型にすることも可能で
ある。
【0088】また、各スライド部材を連動可能に連結さ
せる構成とすることにより、各スライド部材を従来の情
報記録再生装置と同一の簡易なシャッタ開閉機構によ
り、開閉を可能とするため、情報記録再生装置を小型化
することが可能である。
【0089】また、スライド部材の移動方向に穿設され
たガイド溝と、前記スライド部材に突設された前記ガイ
ド溝に相対係合する係合凸部とにより構成されたシャッ
タは、情報信号記録再生用開口部を正確に開閉移動する
ため、この構成によりコンパクトで、かつ正確な開閉移
動を行うシャッタを実現可能である。
【0090】また、ディスクカートリッジの両面におい
て、従来の片面ディスクカートリッジ用の情報記録再生
装置と同一の簡易な開閉機構により開閉を可能とするた
め、両面ディスクカートリッジにおいて、情報記録再生
装置を小型化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジの第1の実
施例の平面図であり、シャッタによって情報信号記録再
生用開口部を閉塞した状態を示す。
【図2】同ディスクカートリッジの図1におけるA1
1線に沿った要部断面図である。
【図3】同ディスクカートリッジに備えるシャッタの分
解斜視図である。
【図4】同ディスクカートリッジの平面図であり、シャ
ッタによって情報信号記録再生用開口部を開放した状態
を示す。
【図5】同シャッタの要部の縦断面図である。
【図6】同シャッタの他の実施例を示す要部の縦断面図
である。
【図7】第2の実施例を示し、同図(a)は、シャッタ
によって情報信号記録再生用開口部を閉塞した状態の平
面図であり、同図(b)は、正面図である。
【図8】同ディスクカートリッジの図7におけるA2
2線に沿った要部断面図である。
【図9】同ディスクカートリッジの底面図である。
【図10】本発明に係るディスクカートリッジの第3の
実施例の平面図であり、シャッタによって情報信号記録
再生用開口部を閉塞した状態を示す。
【図11】同ディスクカートリッジの平面図であり、シ
ャッタが情報信号記録再生用開口部を開口した状態を示
す。
【図12】同ディスクカートリッジの図11におけるA
3―A3線に沿った要部断面図である。
【図13】従来のディスクカートリッジの分解斜視図で
ある。
【図14】同ディスクカートリッジの平面図である。
【図15】同ディスクカートリッジのシャッタを取り除
いて示した底面図である。
【図16】従来の他のディスクカートリッジの平面図を
示し、シャッタがディスクカートリッジの側面方向には
み出した動作状態を示す。
【図17】従来のディスクカートリッジを情報記録再生
装置のカートリッジ装着部に装着した状態を説明する断
面図である。
【図18】従来の他のディスクカートリッジの要部の上
面側からの平面図であり、観音開きに動作する2枚のシ
ャッタを示す図である。
【符号の説明】
1、25、32 ディスクカートリッジ本体 2 光磁気ディスク 3 光ディスク 6、26、31 シャッタ 4、21、34 第1のスライド部材 5、22、36 第2のスライド部材 34 スライド部材 5f、21f、22f、36f シャッタ移動部材係
合穴 4k、21k、34k ガイド凸部 5i,22i、36i ガイド凸部 5h、22h、34h、35n、36h ガイドピン 4j、21j、35j、34j、34p ガイド穴 7、28、44、45 ガイド溝 21e 第1の係合部 22e 第2の係合部 5e、36e 係合部 23 第1のシャッタロック部材 24 第2のシャッタロック部材 9 シャッタロック部材 10 情報信号記録再生開口部 13 シャッタスライド凹部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の情報記録媒体が回転自在に収納
    されるとともにこの情報記録媒体の少なくとも一部を径
    方向に亘って外方に臨ませる情報信号記録再生用開口部
    が形成されたカートリッジ本体と、 このカートリッジ本体に、前記情報信号記録再生用開口
    部を開放、閉塞する2位置に亘って移動自在に組付けら
    れるとともに、 移動方向に対して少なくとも一部が互いに重なり合うよ
    うにして組み合わされた2個以上のスライド部材によっ
    て構成されたシャッタとを備え、 前記2個以上のスライド部材には、互いに重なり合った
    部分にスライド部材の移動方向に穿設されたガイド穴
    と、 前記スライド部材に突設された前記ガイド穴に相対係合
    する係合凸部とによって構成した 連結手段が設けられる
    とともに、 互いに重なり合った状態で前記情報信号記録再生用開口
    部を開放する位置に移動させることを特徴とするカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】 カートリッジ本体には、前記情報信号記
    録再生用開口部に沿ってシャッタの移動方向と平行なガ
    イド溝が凹設され、 2個以上のスライド部材が連結されたシャッタは、前記
    カートリッジ本体のガイド溝に相対係合するガイド凸部
    を側端部近傍に一体に設けるとともに、 このガイド凸部から他方側の側端部に向かって前記ガイ
    ド溝と平行なガイド穴が設けられる第1のスライド部材
    と、 前記第1のスライド部材のガイド穴を貫通して前記カー
    トリッジ本体のガイド溝に相対係合するガイド凸部が設
    けられた第2のスライド部材とを備えることを特徴とす
    る請求項1記載のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 移動方向に対して少なくとも一部が互い
    に重ね合わされたシャッタを構成するスライド部材に
    は、相対する少なくとも一方のスライド部材の他方のス
    ライド部材との対向面に突き合わせ凸部を一体形成した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のディスク
    カートリッジ。
  4. 【請求項4】 表裏2面に情報信号記録再生用開口部を
    設けたカートリッジ本体に、表裏2面に情報信号の記録
    面を構成した円盤状記録媒体を回転自在に収納し、 前記情報信号記録再生用開口部のシャッタ移動方向の両
    側部に位置して、移動方向に対して少なくとも一部が互
    いに重ね合わされたシャッタを構成する第1及び第2の
    スライド部材をそれぞれ係止保持する第1及び第2のロ
    ック手段を設け、 これら第1及び第2のロック手段は、第1及び第2のス
    ライド部材に対してそれぞれ逆方向の移動を係止するよ
    うに作用することを特徴とする請求項1乃至請求項3い
    ずれか1項に記載のディスクカートリッジ。
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