JP3404810B2 - 陰極線管のファンネルの位置決め装置 - Google Patents

陰極線管のファンネルの位置決め装置

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JP3404810B2 JP20171293A JP20171293A JP3404810B2 JP 3404810 B2 JP3404810 B2 JP 3404810B2 JP 20171293 A JP20171293 A JP 20171293A JP 20171293 A JP20171293 A JP 20171293A JP 3404810 B2 JP3404810 B2 JP 3404810B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、陰極線管を構成する
パネルとファンネルとをフリットシールする際に、その
ファンネルのシールエッジ面にフリットを均等に塗布で
きるように、そのファンネルの良好な位置出しができる
ファンネルの位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図3及び図4を用いて、従来技術
のファンネルの位置決め装置を説明する。図3は従来技
術のファンネルの位置決め装置の概念図であって、同図
Aはその断面側面図であり、同図Bはその平面図であ
り、図4はファンネルの加工精度のばらつきを説明する
ための略線図であって、同図Aはその側面図、同図Bは
上面図である。
【0003】図3に示したように、従来技術のファンネ
ルの位置決め装置1は、ファンネルFのネック部Fnを
十分容易に挿入できる大きさのネック挿入孔2が開けら
れ、このネック挿入孔2の周囲に形成された断面蒲鉾状
の環状枕3を備え、水平方向には不動のコーン受け装置
4と、その下方に配置されたネックチャック5と、複数
の押圧突起6を形成した押圧板7とこれを矢印A方向に
押圧する、エアーシリンダーなどの駆動装置8からな
り、ファンネルFの回転を規制する回転規制装置9とか
ら構成されている。
【0004】次に、このようなファンネルの位置決め装
置1を用いて、ファンネルFの位置決めを行う従来の方
法を説明する。先ず、ファンネルFを、そのネック部F
nをコーン受け装置4のネック挿入孔2に挿入し、その
コーン部Fcを環状枕3に座るようにして、コーン受け
装置4に載置する。そして、このコーン受け装置4の下
方でネック部Fnをネックチャック5で挟み込み、ネッ
ク部Fnをセンタリング(中心位置出し)することでフ
ァンネルFの中心線(垂直)Zを出す。
【0005】その後、前記回転規制装置9を用い、その
駆動装置8を作動させて押圧板7の押圧突起6をファン
ネルFの長辺のシールエッジ面Fe付近の側面を押圧し
て、ファンネルFの回転を規制する。このようにしてフ
ァンネルFの位置決めが完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この場合、シールエッ
ジ面Feの平面は、図4Aに示したように、ファンネル
Fのコーン部Fcとネック部Fnとの中心を通る前記中
心線Zに対して捩じれた方向に加工精度にばらつきがあ
り、また、ファンネルFのシールエッジ面Feにおける
口径も、図4Bに2点鎖線で示したように、その長辺及
び又は短辺において加工精度にばらつきがある。
【0007】そのため、前記のファンネルの位置決め装
置1では、これらのばらつきの影響を少なくする位置決
め方法、即ち、水平面はシールエッジ面Feを基準と
し、X、Y方向の位置出しは前記シールエッジ面Feを
X軸、Y軸にセンタリングして位置決めする方法を採る
ことができず、ファンネルFの位置決めのばらつきが大
きくなるという問題点があった。また、そのために、前
記シールエッジ面Feに、高さが固定のノズルでフリッ
トを均一に塗布することができず、ファンネルとパネル
の接合が均一に行われ難いという問題点が生じていた。
従って、この発明は前記問題点を解決することを課題と
したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明のファンネルの位置決め装置は、固定基板
と、この固定基板の下方で水平方向に自在に移動できる
ように構成されたファンネルのシールエッジ面を押圧す
る押圧装置と、この押圧装置の下方に存在し、上下に移
動できる移動基板と、この移動基板上で水平方向に自在
に移動できるように構成され、ファンネルを、そのコー
ン部で支持するコーン受け装置と、このコーン受け装置
と前記押圧装置とでファンネルを押圧した状態で、その
ファンネルをセンターリングさせるセンターリング装置
とから構成し、前記課題を解決した。
【0009】
【0010】
【作用】従って、ファンネルの加工精度にばらつきがあ
っても、ファンネルの位置決めは、シールエッジ面を基
準とし、その水平面を保ちながら、そのシールエッジ面
をX、Y軸方向にセンタリングでき、前記加工精度のば
らつきの影響を最小限に止められる。
【0011】
【実施例】図1及び図2を用いて、この発明のファンネ
ルの位置決め装置の実施例を説明する。図1はこの発明
のファンネルの位置決め装置を示していて、同図Aはそ
の断面側面図、同図Bは同図Aの矢印Bで指した一部分
の断面図であり、図2は図1の矢視Aで示したレベルか
ら見た、この発明のファンネルの位置決め装置の一構成
要素であるセンターリング装置の上面図である。
【0012】図1において、符号10は全体としてこの
発明のファンネルの位置決め装置を指す。このファンネ
ルの位置決め装置10は、基準架台11と、平面状の固
定基板13と、押圧装置14と、一端部にファンネルF
のネック部Fnが挿入できる大きさの孔20Aが開けら
れた移動基板20と、コーン受け装置21と、センター
リング装置30とから構成されている。
【0013】前記基準架台11は、水平面11Aとこれ
に対する垂直面11Bとを有し、この水平面11Aに前
記固定基板13の一端部が水平に固定され、また前記移
動基板20が、その一端部で、前記垂直面11Bに摺動
ガイド12を介して上下に直線的に摺動できるように、
そして前記固定基板13の下方で、それに平行になるよ
うに取り付けられている。
【0014】前記固定基板13の下方には、ファンネル
のシールエッジ面を押圧する押圧装置14が支持装置1
7を介して水平方向に自在に移動できるよう支持されて
いる。この押圧装置14は、一枚の平面板15と、その
下面に形成され、ファンネルFのシールエッジ面Fe
を、例えば、6ヵ所で押圧できる樹脂製の突起16とか
ら構成されている。また、前記支持装置17は、図1B
に示したように、前記平面板15の両面周辺部を、その
3ヵ所で上下から挟み込むように設けられたコロ18
A、18Bとそれらの支持部材19とで構成されてい
る。
【0015】前記コーン受け装置21は、ファンネルF
のネック部Fnを十分容易に挿入できる大きさのネック
挿入孔22が開けられた支持板23と、この支持板23
の上面で、そのネック挿入孔22の周囲に形成され、フ
ァンネルFを、そのコーン部Fcで支持する断面蒲鉾状
の環状枕24とから構成されており、そして前記移動基
板20の上面で、水平方向に自在に移動できるように、
前記支持装置17と同様の構造で構成された支持装置2
5(詳細な構造は図示していない)で支持されている。
【0016】また、前記センターリング装置30は、図
2に示したように、X軸センターリング装置31とY軸
センターリング装置32とから構成されていて、前記固
定基板13の下面に、またはその他の支持部材に、図示
していないが、周知の取付け手段で固定されている。
【0017】前記X軸センターリング装置31は、ファ
ンネルFの長辺と平行な一直線上に配置された一対のリ
ニアスライドユニット33を、それらの中間で、中心軸
を中心に回動するリンクユニット34で連結し、そして
前記両リニアスライドユニット33の各先端に、ファン
ネルFの短辺に沿って平行に延びるビーム35を連結
し、そして更に、それらのビーム35の先端に押圧ユニ
ット36を固定して構成されている。
【0018】従って、このX軸センターリング装置31
は、リンクユニット34を時計方向に回動させると、前
記両押圧ユニット36がファンネルFの両短辺をX軸方
向に締めつけ、ファンネルFのX軸方向のセンターリン
グを行い、また、リンクユニット34を反時計方向に回
動させると、前記両押圧ユニット36がファンネルFの
両短辺から後退し、締めつけが緩む。
【0019】また、Y軸センターリング装置32の構成
は、X軸センターリング装置31の構成と同様に構成さ
れているが、一対のリニアスライドユニット33はファ
ンネルFの短辺と平行な一直線上に配置され、そしてこ
れら両リニアスライドユニット33の先端に、ファンネ
ルFの長辺に沿って平行に延びるビーム35を連結し、
そして更に、一方のビーム35にファンネルFの長辺の
2ヵ所を押圧できるように2個の押圧ユニット36が固
定されており、これら2個の押圧ユニット36が押圧す
る前記長辺の2ヵ所の中間に当たる他の長辺の位置を押
圧する押圧ユニット36が他方のビーム35の先端に固
定されている。
【0020】従って、このY軸センターリング装置32
は、リンクユニット34を時計方向に回動させると、前
記両押圧ユニット36がファンネルFの両長辺をY軸方
向に締めつけ、ファンネルFのY軸方向のセンターリン
グを行い、また、リンクユニット34を反時計方向に回
動させると、前記両押圧ユニット36がファンネルFの
両長辺から後退し、締めつけが緩む。
【0021】次に、このような構成のファンネルの位置
決め装置10を用いて、ファンネルの位置決めを行う方
法を説明する。先ず、ファンネルFのネック部Fnを移
動基板20の孔20A及びコーン受け装置21のネック
挿入孔22に挿入し、コーン部Fcをコーン受け環状枕
24に載置するようにして、ファンネルFをコーン受け
装置21にセットする。
【0022】次に、このファンネルFをセットしたコー
ン受け装置21を基準架台11の垂直面11Bに沿って
上方に存在する押圧装置14の方へ上昇させ、そのファ
ンネルFのシールエッジ面Feを押圧装置14の6個の
突起16に押し当てる。この動作で、前記シールエッジ
面Feが水平面の基準になる。
【0023】このコーン受け装置21と押圧装置14の
突起16とでファンネルFを押圧した状態で、次に、セ
ンターリング装置30を作動させ、シールエッジ面Fe
のX軸方向のセンタリングをX軸センターリング装置3
1で、またそのY軸方向のセンタリングをY軸センター
リング装置32で行う。
【0024】この場合、コーン受け装置21が移動基板
20上で支持装置25により水平面方向に自由に移動で
き、また、押圧装置14も固定基板13下で支持装置1
7により水平面方向に自由に移動できるので、ファンネ
ルFは、コーン受け装置21と押圧装置14の突起16
とで挟まれていても、シールエッジ面Feを水平に保っ
た状態で、自由に動くことができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明ファン
ネルの位置決め装置によれば、ファンネルFの加工精度
にばらつきがあっても、そのファンネルの位置決めは、
シールエッジ面Feを基準とし、水平を保ちながら、そ
のシールエッジ面をX、Y軸方向にセンタリングして行
うことができるので、前記加工精度のばらつきの影響を
最小限に止められる。
【0026】従って、前記のようにシールエッジ面の水
平度及びセンタリングの精度を上げながらファンネルを
保持することができるので、そのシールエッジ面にフリ
ットを均一に塗布することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のファンネルの位置決め装置を示し
ていて、同図Aはその断面側面図、同図Bは同図Aの矢
視Bで指した一部分の断面図である。
【図2】 図1の矢視Aで示したレベルから見た、この
発明のファンネルの位置決め装置の一構成要素であるセ
ンターリング装置の上面図である。
【図3】 従来技術の陰極線管のファンネルの位置決め
装置の概念図であって、同図Aはその断面側面図であ
り、同図Bはその平面図である。
【図4】 ファンネルの加工精度のばらつきを説明する
ための略線図であって、同図Aはその側面図、同図Bは
上面図である。
【符号の説明】
F ファンネル Fc コーン部 Fe シールエッジ面 Fn ネック部 10 この発明のファンネルの位置決め装置 11 基準架台 13 固定基板 14 押圧装置 16 突起 17 支持装置 20 移動基板 21 コーン受け装置 24 環状枕 30 センターリング装置 31 X軸センターリング装置 32 Y軸センターリング装置 33 リニアスライドユニット 34 リンクユニット 35 ビーム 36 押圧ユニット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定基板と、この固定基板の下方で水平
    方向に自在に移動できるように構成されたファンネルの
    シールエッジ面を押圧する押圧装置と、この押圧装置の
    下方に存在し、上下に移動できる移動基板と、この移動
    基板上で水平方向に自在に移動できるように構成され、
    ファンネルを、そのコーン部で支持するコーン受け装置
    と、このコーン受け装置と前記押圧装置とでファンネル
    を押圧した状態で、そのファンネルをセンターリングさ
    せるセンターリング装置とから構成された陰極線管のフ
    ァンネルの位置決め装置。
  2. 【請求項2】 水平面とこれに対する垂直面とを有する
    基準架台を備え、前記固定基板が前記水平面に固定さ
    れ、前記移動基板が前記垂直面に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の陰極線管のファンネル
    の位置決め装置。
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