JP3404567B2 - ビデオモニタ等の支持装置 - Google Patents

ビデオモニタ等の支持装置

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JP3404567B2
JP3404567B2 JP10865999A JP10865999A JP3404567B2 JP 3404567 B2 JP3404567 B2 JP 3404567B2 JP 10865999 A JP10865999 A JP 10865999A JP 10865999 A JP10865999 A JP 10865999A JP 3404567 B2 JP3404567 B2 JP 3404567B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、良好な操作感を
容易に実現することができるビデオモニタ等の支持装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶形のビデオモニタ(コンピュータシ
ステムと組み合わせるビデオディスプレイの他、一般の
テレビジョン受像機を総称していう)や、照明器具等
は、屈曲アーム形の支持装置を介してテーブルやベッド
等に取り付けて使用することがある。
【0003】従来の支持装置は、屈曲自在に連結する上
下一対のアームを組み合わせて構成されている。上下の
アームには、それぞればねが組み合わされており、下部
のアームは、適当なブラケットに起倒自在に支持されて
いる。そこで、このものは、上部のアームの先端にビデ
オモニタ等を装着し、下部のアームを直立状態から傾け
るとともに、下部のアームに対して上部のアームを傾け
ることにより、ビデオモニタ等を任意の位置にセットす
ることができる。
【0004】なお、下部のアームには、直立状態からの
傾き角度θにより、ばねによる起立方向のモーメントM
a が作用するとともに(図14の実線)、ビデオモニタ
や上部のアーム等の重量による倒伏方向のモーメントM
b が作用している(同図の二点鎖線)。そこで、下部の
アームは、ブラケットとの連結部分に機械的な摺動抵抗
による適切な制動モーメントΔMを設定することによ
り、起立方向のモーメントMa 、制動モーメントΔMを
介して倒伏方向のモーメントMb に対抗し、任意の傾き
角度θに固定することができる。ただし、制動モーメン
トΔMは、倒伏方向のモーメントMb が起立方向のモー
メントMa より大きいとき、起立方向のモーメントMa
を補助するように作用し、起立方向のモーメントMa が
倒伏方向のモーメントMb より大きいとき、倒伏方向の
モーメントMb を補助するように作用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、下部のアームに組み合わせるばねは、倒伏方向
のモーメントMb が傾き角度θに対して直線的に変化す
る訳ではないために、倒伏方向のモーメントMb の変化
に適合するような起立方向のモーメントMa を発生させ
ることが極めて難しいから、大きな制動モーメントΔM
を下部のアームに設定せざるを得ず、下部のアームの傾
き角度θを変更する際の操作力が過大となり、良好な操
作感が得られないという問題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、第1のばねとともに第1のアームを起
立方向に付勢する補助ばねを設けることによって、制動
モーメントを最小にして軽快な操作感を実現することが
できるビデオモニタ等の支持装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、上下に屈曲自在に連結する第
1、第2のアームと、第1のアームを起倒可能に支持
し、第1のアームとの連結部分に摺動抵抗を発生させる
支持ブラケットと、第1のアームを起立方向に付勢する
第1のばねと、第2のアームを上向きに付勢する第2の
ばねと、第1のアームを起立方向に付勢する補助ばねと
を備えてなり、補助ばねは、第1のアームの直立状態か
らの傾き角度が所定角度より大きいときに作動し、第1
のばねとともに、第1のアームに作用する起立方向のモ
ーメントを倒伏方向のモーメントに近似させることをそ
の要旨とする。
【0008】なお、第1のばね、補助ばねは、第1のア
ーム内に並設することができる。
【0009】また、第1のばね、補助ばねは、第1のア
ーム内に同一軸上に配設してもよく、第1のばねは、補
助ばねの内部に収納してもよい。
【0010】なお、第1、第2のアームには、第2のア
ームの先端の取付ブラケットを所定方向に保つリンク機
構を組み込んでもよい。
【0011】また、リンク機構は、第1、第2のアーム
にそれぞれ収納するリンクと、リンクを連結する連結ベ
ースとによって形成してもよい。
【0012】
【作用】かかる発明の構成によるときは、第1のアーム
は、第1のばね、補助ばねの少なくとも一方を介して起
立方向に付勢されており、補助ばねは、第1のばねとと
もに、第1のアームに作用する起立方向のモーメントを
倒伏方向のモーメントに近似させることができ、第1の
アームに設定する制動モーメントを小さく抑えることが
できる。なお、第2のアームは、第2のばねを介して上
向きに付勢し、第1のアームに対して任意の傾き角度に
保持することができる。ただし、第1のばね、補助ばね
は、一体に形成してもよく、別体に形成してもよい。ま
た、第1のばね、補助ばねは、それぞれ引張りばね、圧
縮ばね、捩りばね等のいずれの形態を使用してもよい。
【0013】なお、補助ばねは、第1のアームの直立状
態からの傾き角度が所定角度より大きいときに作動する
ことにより、第1のアームの傾き角度により倒伏方向の
モーメントが極端に大きくなる場合であっても、適切に
対応することが可能である。
【0014】第1のばね、補助ばねを並設すれば、第1
のばね、補助ばねは、有効ストロークを長くすることが
でき、第1のアームの傾き角度の大きな変化範囲に有効
に対応することができる。
【0015】同一軸上に配設する第1のばね、補助ばね
は、第1のアーム内における専有スペースを少なくする
ことができ、補助ばねの内部に第1のばねを設ければ、
第1のアーム内における専有スペースを一層小さくする
ことができる。
【0016】第1、第2のアームにリンク機構を組み込
めば、リンク機構は、第1、第2のアームの傾き角度に
拘らず、第2のアームの取付ブラケットを所定方向に保
ち、たとえば取付ブラケットに装着するビデオモニタを
前向きに保持することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0018】ビデオモニタ等の支持装置は、上下に屈曲
自在に連結する第1、第2のアーム11、21と、第1
のアーム11を起倒可能に支持する支持ブラケット15
と、第1のアーム11を起立方向に付勢する第1のばね
12と、第2のアーム21を上向きに付勢する第2のば
ね22と、補助ばね14とを主要部材としてなる(図
1、図2)。ただし、第1、第2のアーム11、21に
は、リンク13、23、連結ベース31によって形成す
るリンク機構が組み合わされており、第2のアーム21
の先端には、取付ブラケット25を介してビデオモニタ
VMが取り付けられている。なお、ビデオモニタVM
は、連結部材VM1 を介し、取付ブラケット25に対し
て水平回転自在に装着されている。
【0019】支持ブラケット15は、上部が略円板状に
形成され、下部がブロック状に形成されている。支持ブ
ラケット15には、上部外周に沿ってストッパ15aが
形成されており、下部に係合ピン15bが垂設されてい
る。支持ブラケット15は、取付金具16を介してテー
ブルTに取り付けられている。取付金具16には、支持
ブラケット15の係合ピン15bに適合する係合孔16
aが形成されており、チャンネル状のブラケット16b
が付設されている。なお、ブラケット16bの一方のフ
ランジ部には、押えねじ16cがねじ込まれている。そ
こで、取付金具16は、ブラケット16b、押えねじ1
6cを介してテーブルTに固定することができ、支持ブ
ラケット15は、係合孔16aに係合ピン15bを挿入
することにより、取付金具16を介して水平回転自在に
立設することができる。
【0020】第1のアーム11は、チャンネル状の本体
アーム11aの両端に連結部材11b、11bを付設し
て形成されている。連結部材11b、11bは、それぞ
れ本体アーム11aの内側形状に適合するブラケット部
11b1 を有し、先端部が円板状に形成されている。な
お、各連結部材11bには、先端部外周に沿ってストッ
パ11b2 が形成されている。
【0021】第1のアーム11は、連結ボルト11cを
介して支持ブラケット15に起倒可能に連結されている
(図2、図3)。連結ボルト11cは、カラー11c1
を介して支持ブラケット15、連結部材11bの各円板
状の中央部に回転自在に挿通され、ナット11c2 を介
して抜け止めされている。なお、連結ボルト11cは、
所定の締付けトルクにより支持ブラケット15、連結部
材11bのボス部15c、11b3 を圧接させ、ボス部
15c、11b3 の間に所定の摺動抵抗を発生させるこ
とができる。
【0022】第2のアーム21は、第1のアーム11と
同様に、本体アーム21aの両端に連結部材21b、2
1bを付設して形成されている(図2、図4)。ただ
し、図2、図4において、第2のアーム21は、第1の
アーム11と同一構造であり、符号21i(i=a、b
…)は、符号11i(i=a、b…)に対応するものと
する。なお、第2のアーム21の先端側の連結部材21
bは、ストッパ21b2が省略されており、第2のアー
ム21の先端には、連結部材21b、連結ボルト25c
を介して取付ブラケット25が上下に回転自在に装着さ
れている。
【0023】第2のアーム21は、連結ボルト21cを
介し、扇形の連結ベース31とともに第1のアーム11
の先端に屈曲自在に連結されている(図2、図5)。連
結ボルト21cは、カラー21c1 を介して連結部材1
1b、21bの各円板状の中央部と連結ベース31とに
回転自在に挿通され、ナット21c2 を介して抜け止め
されている。なお、連結ベース31は、連結部材11
b、21bの双方に対して相対回転自在である。また、
連結ボルト21cは、連結部材11b、21bのボス部
11b3 、21b3 を連結ベース31に圧接させ、ボス
部11b3 、21b3 の間に所定の摺動抵抗を発生させ
ることができる。
【0024】第1、第2のアーム11、21には、それ
ぞれリンク13、23が収納されている(図2、図
4)。リンク13は、断面チャンネル状に形成されてお
り、両端に連結片13a、13aが形成されている。連
結片13a、13aは、それぞれ止めねじ13d、ナッ
ト部材13d1 を介し(図2、図3)、支持ブラケット
15の外周部、連結ベース31の下部に対して第1のア
ーム11の連結点から距離dだけ偏心して回転自在に連
結されている。リンク23は、リンク13と同様の構造
であり(図4、図5)、止めねじ23d、ナット部材2
3d1 を介し、連結ベース31の上部、取付ブラケット
25の外周部に対して両端の連結片23a、23aが回
転自在に連結されている。なお、連結片23a、23a
は、それぞれ第2のアーム21の連結点から距離dだけ
偏心している。
【0025】第1のアーム11には、第1のばね12、
補助ばね14が並設して収納されている(図2、図
6)。第1のばね12は、引張りばねであり、リンク1
3に形成する支持ブラケット15側の切欠き13b、第
1のアーム11に付設する連結ベース31側の止め具1
2aに対して両端部が係止されている。なお、止め具1
2aは、連結部材11bのブラケット部11b1 にねじ
止めされている。補助ばね14は、圧縮ばねであり、ガ
イドロッド14aを介してリンク13側のブラケット1
4b、第1のアーム11側のブラケット14dの間に介
装されている。ガイドロッド14aは、ブラケット14
b、補助ブラケット14cを介してリンク13の中間部
の段部13cに揺動自在に垂設され、第1のアーム11
側のブラケット14dを摺動自在に貫通している。
【0026】第2のアーム21には、第2のばね22が
収納されている(図4、図7)。第2のばね22は、リ
ンク23に形成する連結ベース31側の切欠き23b、
第2のアーム21に付設する取付ブラケット25側の止
め具22bに対して両端部が係止されている。なお、リ
ンク23は、リンク13よりフランジ部の高さが小さい
チャンネル状に形成されている(図6、図7)。
【0027】かかるビデオモニタ等の支持装置は、次の
ようにして機能する。
【0028】第1、第2のアーム11、21は、それぞ
れ第1のアーム11の直立状態からの傾き角度θ1 を変
えるとともに、第1のアーム11に対する第2のアーム
21の傾き角度θ2 を変えることにより、第2のアーム
21の先端のビデオモニタVMを任意の位置に位置決め
することができる(図8)。このとき、リンク13、2
3は、連結ベース31、取付ブラケット25を介してビ
デオモニタVMを前向きに保持することができる。
【0029】すなわち、リンク13は、第1のアーム1
1の傾き角度θ1 が変化すると(同図の一点鎖線、二点
鎖線)、第1のアーム11に対して長手方向に相対移動
することにより、第1のアーム11に対して連結ベース
31を相対回転させる。また、リンク23は、第2のア
ーム21の傾き角度θ2 が変化すると、第2のアーム2
1に対して長手方向に相対移動することにより、第2の
アーム21に対して取付ブラケット25を相対回転させ
る。そこで、リンク13、23は、第1、第2のアーム
11、21の傾き角度θ1 、θ2 に拘らず、連結ベース
31、取付ブラケット25を介してビデオモニタVMを
前向きに保つことができる。
【0030】一方、第1のアーム11は、直立状態にお
いて(図1、図9(A))、第1のばね12を介して起
立方向に付勢されており、支持ブラケット15側のスト
ッパ11b2 は、支持ブラケット15のストッパ15a
に当接している。すなわち、第1のばね12は、第1の
アーム11、リンク13、支持ブラケット15、連結ベ
ース31による四節リンクの連結角θa =θa1を小さく
する方向に作用している。
【0031】第1のアーム11を前方に傾けると(図9
(B))、連結角θa =θa2>θa1になることにより、
第1のアーム11に対してリンク13が相対移動して
(同図(B)の矢印K1 方向)第1のばね12が伸長
し、第1のアーム11を起立方向に付勢する。第1のア
ーム11をさらに傾けると(同図(C))、連結角θa
=θa3>θa2になることにより、第1のアーム11に対
してリンク13がさらに相対移動し、第1のばね12を
伸長させるとともに補助ばね14を短縮する。そこで、
補助ばね14は、第1のばね12とともに第1のアーム
11を起立方向に付勢する。すなわち、補助ばね14
は、第1のアーム11の直立状態からの傾き角度θ1 が
所定角度より大きいときに作動し、第1のばね12とと
もに第1のアーム11を起立方向に付勢することができ
る。
【0032】また、第1のアーム11に対して第2のア
ーム21を下方に傾けると(図10)、第2のアーム2
1に対してリンク23が連結ベース31側に相対移動し
て第2のばね22を伸長させ、第2のばね22は、第2
のアーム21を上向きに付勢することができる。なお、
このとき、リンク23は、第2のアーム21との間隔d
2 が傾き角度θ2 に応じて変化する(図10、図7の実
線、二点鎖線)。
【0033】第2のアーム21は、第1のアーム11が
直立状態のとき、第1のアーム11に対する傾き角度θ
2 の最小値が約30°に設定されている。このときのリ
ンク23は、連結部材21b、21bのブラケット部2
1b1 、21b1 に接触して実質的に間隔d2 =0とな
るからである(図7の実線)。また、第2のアーム21
は、第1のアーム11が直立状態から傾き角度θ1 ≒0
°〜30°の範囲に変化するに従って、傾き角度θ2 の
最小値が約30°〜0°まで変化する。したがって、第
2のアーム21は、第1のアーム11の傾き角度θ1 >
30°のとき、傾き角度θ2 =0°にして第1のアーム
11に対して直線状に配置することができ、このとき、
第2のアーム21の連結ベース31側のストッパ21b
2 が第1のアーム11側のストッパ11b2 に当接す
る。
【0034】いま、第1のアーム11を直立状態から任
意の傾き角度θ1 に傾けると、第1のアーム11には、
傾き角度θ1 により、第1、第2のアーム11、21、
ビデオモニタVM等の重量による倒伏方向のモーメント
Mb1が作用する(図11の二点鎖線)。一方、第1のア
ーム11には、第1のばね12、補助ばね14による起
立方向のモーメントMa1が併せて作用しており、起立方
向のモーメントMa1は、第1のアーム11の傾き角度θ
1 <θ1aのとき、第1のばね12のみによって発生し、
傾き角度θ1 ≧θ1aのとき、第1のばね12、補助ばね
14によって発生している。なお、このようにして発生
する起立方向のモーメントMa1は、第1のばね12、補
助ばね14のばね定数や、補助ばね14が作動する傾き
角度θ1=θ1aを適切に設定することにより、倒伏方向
のモーメントMb1に十分近似させるものとする。
【0035】そこで、第1のアーム11は、支持ブラケ
ット15との連結部分に適切な摺動抵抗を設定し、倒伏
方向のモーメントMb1と起立方向のモーメントMa1との
最大誤差相当の制動モーメントΔM1 を設定することに
より、任意の傾き角度θ1 に固定することができる。こ
こで、図11、図14を対比すると、ΔM1 <ΔMであ
るから、第1のアーム11は、傾き角度θ1 を軽快に変
化させることができる。
【0036】
【他の実施の形態】第1のばね12は、補助ばね14と
同一軸上に配設し、補助ばね14の内部に収納してもよ
い(図12)。補助ばね14は、引張りばねとし、一端
がリンク13の支持ブラケット15側の係止片13fに
係止されており、他端にストッパリング14eが付設さ
れている。第1のばね12は、圧縮ばねとし、ストッパ
12c付きのロッド12dを介し、ストッパ12c、ス
トッパリング14eの間に介装されている。なお、ロッ
ド12dは、ブラケット12eを介して第1のアーム1
1に固定されている。第1のばね12は、補助ばね14
よりばね定数が小さく設定され、第1のアーム11が直
立状態のとき、補助ばね14、ストッパ12cを介して
僅かに短縮されている。
【0037】第1のアーム11を直立状態から傾けると
(同図(B))、傾き角度θ1 が小さいうちは第1のば
ね12のみが圧縮され、第1のアーム11は、第1のば
ね12のみにより起立方向に付勢される。一方、傾き角
度θ1 が大きくなり、第1のばね12が圧縮限に到達す
ると、補助ばね14が伸長する。すなわち、第1のアー
ム11は、傾き角度θ1 が十分大きくなると、第1のば
ね12、補助ばね14の双方により起立方向に付勢する
ことができる。
【0038】補助ばね14は、捩りばねとし、第1のア
ーム11、支持ブラケット15の連結部分に組み込んで
もよい(図13)。支持ブラケット15には、補助ばね
14の両端を係止する固定ピン15e、15eが立設さ
れており、第1のアーム11には、補助ばね14の一端
に当接可能な駆動ピン11fが立設されている。
【0039】そこで、補助ばね14は、第1のアーム1
1が直立状態から傾くと(同図(B))、駆動ピン11
fが一端に当接することにより第1のアーム11を起立
方向に付勢することができる。また、補助ばね14は、
第1のアーム11が直立状態の近くにまで復帰すると、
駆動ピン11fが離れ(同図(A))、第1のアーム1
1の起立方向の付勢を停止する。
【0040】以上の説明において、第1のばね12も、
捩りばねとして第1のアーム11、支持ブラケット15
の連結部分に組み込んでもよい。また、第1のばね1
2、補助ばね14は、双方を圧縮ばねとして同一軸上に
直列に配列してもよい。さらに、第1のばね12、補助
ばね14は、ばね定数が同一であってもよく、異なって
いてもよい。ただし、後者によるときは、補助ばね14
は、第1のアーム11が直立状態のときから第1のアー
ム11を起立方向に付勢してもよい。
【0041】また、第1、第2のアーム11、21に
は、それぞれ適当なカバーを付設し、外観を体裁よく整
えてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第1のばねとともに第1のアームを起立方向に付勢
する補助ばねを設けることによって、第1のばね、補助
ばねは、第1のアームに作用する倒伏方向のモーメント
に起立方向のモーメントを近似させることができるか
ら、第1のアームに設定する制動モーメントを十分に小
さくすることができ、第1のアームを傾ける際の操作感
を大幅に向上させることができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成説明図
【図2】 要部分解斜視図(1)
【図3】 図1のX1 −X1 線矢視相当拡大断面図
【図4】 要部分解斜視図(2)
【図5】 図1のY1 −Y1 線矢視相当拡大断面図
【図6】 図1のX2 −X2 線矢視相当拡大断面図
【図7】 図1のY2 −Y2 線矢視相当拡大断面図
【図8】 動作説明図(1)
【図9】 動作説明図(2)
【図10】 動作説明図(3)
【図11】 動作説明線図
【図12】 他の実施の形態を示す要部拡大模式説明図
(1)
【図13】 他の実施の形態を示す要部拡大模式説明図
(2)
【図14】 従来例の動作説明線図
【符号の説明】
VM…ビデオモニタ θ1 …傾き角度 11…第1のアーム 12…第1のばね 14…補助ばね 15…支持ブラケット 21…第2のアーム 22…第2のばね 25…取付ブラケット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−5619(JP,A) 特開 昭54−54478(JP,A) 特開 昭53−34384(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16M 11/00 - 11/42 F21V 21/22 - 21/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に屈曲自在に連結する第1、第2の
    アームと、前記第1のアームを起倒可能に支持し、前記
    第1のアームとの連結部分に摺動抵抗を発生させる支持
    ブラケットと、前記第1のアームを起立方向に付勢する
    第1のばねと、前記第2のアームを上向きに付勢する第
    2のばねと、前記第1のアームを起立方向に付勢する補
    助ばねとを備えてなり、該補助ばねは、前記第1のアー
    ムの直立状態からの傾き角度が所定角度より大きいとき
    に作動し、前記第1のばねとともに、前記第1のアーム
    に作用する起立方向のモーメントを倒伏方向のモーメン
    トに近似させることを特徴とするビデオモニタ等の支持
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のばね、補助ばねは、前記第1
    のアーム内に並設することを特徴とする請求項1記載の
    ビデオモニタ等の支持装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のばね、補助ばねは、前記第1
    のアーム内に同一軸上に配設することを特徴とする請求
    項1記載のビデオモニタ等の支持装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のばねは、前記補助ばねの内部
    に収納することを特徴する請求項3記載のビデオモニタ
    等の支持装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2のアームには、該第2の
    アームの先端の取付ブラケットを所定方向に保つリンク
    機構を組み込むことを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれか記載のビデオモニタ等の支持装置。
  6. 【請求項6】 前記リンク機構は、前記第1、第2のア
    ームにそれぞれ収納するリンクと、該リンクを連結する
    連結ベースとによって形成することを特徴とする請求項
    5記載のビデオモニタ等の支持装置。
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