JP3404487B2 - 消泡剤自動注入装置 - Google Patents

消泡剤自動注入装置

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は発泡系へ消泡剤を注入す
るための消泡剤自動注入装置に関し、さらに詳しくは液
中の気泡量の変動に応じて消泡剤の注入量を制御可能な
消泡剤自動注入装置に関する。 【0002】 【従来の技術】紙パルプ製造業、化学工業、食品工業等
の生産設備や廃水処理設備などでは、液の発泡による発
泡障害が発生する場合がある。これらの設備では、それ
ぞれの系によって発泡量は異なり、同じ系でもそれぞれ
の条件によって発泡量が変動する場合が多い。例えば製
紙工業においては、抄紙条件の違いにより発泡量は変動
し、具体的には坪量が少ない場合には発泡量は多くな
り、坪量が多い場合には発泡量は少なくなる。これは抄
紙速度の差によるものであるが、このほか銘柄の違いに
より内添する薬品、例えばサイズ剤、紙力増強剤などが
変わったり、原料が異なったり、あるいは損紙の量が変
動することにより、発泡量は刻々と変動する。 【0003】従来、このような発泡系へ消泡剤を自動注
入する装置として、液面付近に固定的に、またはフロー
トに支持させて水位変動に従動するように設けた電極に
より、液面付近に形成された発泡層を検出し、所定の厚
さの発泡層が検出された時点で所定量の消泡剤を注入す
るようにした装置が提案されている(例えば特公昭55
−8205号)。 【0004】しかしながら、このような従来の消泡剤自
動注入装置では、発泡層が最高位に達した時点で消泡剤
を注入するため、間欠注入となり、発泡を常に抑制でき
ない上、最大発泡量に対応する消泡剤を注入するため消
泡剤が無駄になるばかりか、紙のサイズ度を低下させる
など、製品へ悪影響を与える結果になる。また液面付近
に設けた電極では、液の流動により測定誤差が生じやす
いなどの問題点がある。 【0005】一方、液中の気泡量測定装置として、参照
側バッファタンクと実質的に同一の減圧状態に維持され
る測定側バッファタンクに試料液計量ボリュームを接続
し、試料液中の気泡量に応じた圧力上昇を差圧として検
出する装置が提案されている(例えば実開平4−432
28号)。 【0006】この測定装置によれば、液中の気泡量を正
確に測定することができるが、その測定結果は単に気泡
量の信号として取出されているだけであり、この信号に
より発泡量を制御することは考えられていない。従って
この装置による測定結果をそのまま前記特公昭55−8
205号の消泡剤注入装置に適用しても、間欠注入とな
るため、前記と同様の問題点が生じることになる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決するため、液中の気泡量が変動する場合で
も、最適な量の消泡剤を自動的に注入することができ、
これにより必要最少限の消泡剤量で消泡状態を維持し
て、消泡剤の無駄をなくし、しかも発泡系への悪影響を
なくすことが可能な消泡剤自動注入装置を提供すること
である。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、差圧検出器を
介して接続された測定側バッファタンクおよび参照側バ
ッファタンクを実質上同一の減圧状態に保った状態で、
計量ボリュームを測定側バッファタンクに接続し、計量
ボリューム中の試料液中の気泡量を差圧として検出し
て、気泡量信号を出力する気泡量測定装置と、この気泡
量測定装置から送信される気泡量信号から消泡剤の注入
量を演算し、消泡剤注入量制御信号を出力する消泡剤注
入制御装置と、この消泡剤注入制御装置から送信される
消泡剤注入量制御信号により、発泡系に消泡剤を注入す
る消泡剤注入装置とを備え、 前記消泡剤注入制御装置
は、 今回の気泡量(X n )、今回の注入量(Y n )、前回
の気泡量(X n-1 )、前回の注入量(Y n-1 )、前々回の
注入量(Y n-2 )、制御目標気泡量を(X t )としたと
き、 気泡量信号X n から消泡剤の注入量Y n を算出するマ
イクロプロセッサ、 気泡量X n と制御目標気泡量X t とを
比較し、X n >X t の場合に下記〔1〕式、 【数2】Y n =k(X n −X t )+m …〔1〕 (〔1〕式においてk、mは各発泡系ごとに予め設定さ
れる。)によりマイクロプロセッサで消泡剤注入量Y n
を算出するように設定する制御気泡量設定部、および
回に対する今回の注入量変化量(Y n −Y n-1 )と今回の
要制御気泡量(X n −X t )の比と、前々回に対する前回
の注入量変化量(Y n-1 −Y n-2 )と前回の注入による気
泡量変化量(X n-1 −X n )との比が一定となるように補
正して、消泡剤注入量制御信号を出力するように設定す
る応答補正設定部 を備えていることを特徴とする消泡剤
自動注入装置。 【0009】 【作用】気泡量測定装置においては、1)試料液の計量
ボリュームへの導入、2)測定側および参照側バッファ
タンク等の減圧、3)測定側および参照側バッファタン
ク等の閉鎖、4)計量ボリュームの測定側バッファタン
クへの接続、5)測定側バッファタンクの圧力と参照側
バッファタンクの圧力との差圧検出段階、6)測定側お
よび参照側バッファタンクや差圧検出器等の大気圧平衡
の6段階の工程を1サイクルとして、試料中の気泡量が
測定される。このようにして測定された気泡量に比例し
た気泡量信号が消泡剤注入制御装置に出力される。上記
気泡量の測定サイクルは繰返して実施され、これにより
気泡量は一定周期で測定され、気泡量信号が連続的に送
信される。 【0010】消泡剤注入制御装置においては、気泡量測
定装置から送信される気泡量信号を基に消泡剤の注入量
が演算される。ここでは上記気泡量信号に対応する気泡
の消泡に必要な消泡剤の注入量が算出される。ここで算
出された注入量に対応した消泡剤注入量制御信号が消泡
剤注入装置に出力される。この動作は周期的に送信され
る気泡量信号に対応して連続的に行われる。 【0011】消泡剤注入装置においては、消泡剤注入制
御装置から送信される消泡剤注入制御信号により、その
信号に対応した量の消泡剤が発泡系に連続的に注入され
る。 【0012】 【実施例】次に本発明を図面の実施例により説明する。
図1は本発明の消泡剤自動注入装置を示すブロック図、
図2は図1の気泡量測定装置の流路構成を示す系統図で
ある。 【0013】図において、1は気泡量測定装置、2は消
泡剤注入制御装置、3は消泡剤注入装置、4は表示記録
装置である。気泡量測定装置1は試料液を計量する計量
ボリューム11、実質上同一の容積を有し、かつ実質上
同一の減圧状態に制御可能な測定側バッファタンク12
および参照側バッファタンク13、これらのバッファタ
ンク12、13を減圧状態にする減圧ポンプ14および
バッファタンク12、13間の差圧を検出する差圧検出
器15を備えている。 【0014】気泡量測定装置1の詳しい流路構成が図2
に示されている。図2において、試料液導入口16から
試料液出口17に至る流路に、開閉弁18、計量タンク
またはコイルからなる計量ボリューム11、三方切換弁
19が直列に配置されて試料液計量ライン20が構成さ
れ、この試料液計量ライン20の切換弁19のb位置が
測定側バッファタンク12に連絡路21により接続して
いる。 【0015】測定側バッファタンク12は連絡路23、
開閉弁24、連絡路25および四方切換弁26を介して
減圧ポンプ14に接続している。参照側バッファタンク
13は連絡路27、開閉弁28、連絡路29および四方
切換弁26を介して減圧ポンプ14に接続している。四
方切換弁26にはさらに圧力スイッチ31が接続してい
る。 【0016】差圧検出器15は連絡路32、33により
測定側バッファタンク12および参照側バッファタンク
13に接続している。連絡路32、33にはそれぞれ、
電磁弁35、36を介してダストフィルタ37、38が
接続している。 【0017】消泡剤注入制御装置2は信号変換部41、
マイクロプロセッサ42、制御気泡量設定部43、応答
補正設定部44、警報定部45、制御信号発生部4
6、表示記録信号発生部47およびメモリ48から構成
されている。信号変換部41は気泡量測定装置1から送
られる気泡量信号Xoをマイクロプロセッサ42用の気
泡量信号Xnに変換するように構成されている。 【0018】制御気泡量設定部43は、気泡量信号Xn
に対する消泡剤注入量Ynの演算式、および制御目標気
泡量信号Xt等の制御量を設定するように構成されてい
る。上記制御は比例制御を基本とし、各発泡系ごとに決
められる。応答補正設定部44は、プラントごとに異な
る応答時間を補正するため、現在および前回の気泡量信
号、ならびに前回および前々回の注入量信号から今回の
注入量を算出するための演算式を設定するように構成さ
れている。 【0019】警報設定部45は消泡剤注入の効果が現わ
れない場合や故障等による異常を知らせるためのデータ
をあらかじめ設定するように構成されている。マイクロ
プロセッサ42は信号変換部41から入力する気泡量信
号Xnおよび各設定部43、44、45に設定されてい
る設定値または式により、あらかじめ組込まれているプ
ログラムに沿って消泡剤の注入量を算出するように構成
されている。この場合注入量は基本的には気泡量信号に
対する比例制御とされているが、応答補正設定部44に
設定された式により補正が行われるようになっている。 【0020】制御信号発生部46はマイクロプロセッサ
42によって算出された注入量に比例した消泡剤注入量
制御信号(パルス)を送信するように構成されている。
消泡剤注入装置3では、消泡剤注入量制御信号により注
入ポンプ50の回転数を制御し、消泡剤タンク51から
発泡系に注入する消泡剤の注入量を制御するようになっ
ている。 【0021】表示記録信号発生部47は、それぞれの入
力、設定値、マイクロプロセッサ42の演算結果および
警報等を表示、記録するように構成されている。またメ
モリ48は、前記プログラム、演算式および各データ等
を格納するようになっている。 【0022】このように構成された消泡剤自動注入装置
においては、次のようにして消泡剤の注入により消泡が
行われる。まず気泡量測定装置1において次のようにし
て、試料液中の気泡量が測定される。 【0023】試料液を計量するために、開閉弁18、2
4、28が接続位置となり、切換弁19を計量位置(a
−c接続位置)となることにより、試料液は試料液入口
16から計量ボリューム11に導入され、切換弁19か
ら試料液出口17から排出され、計量ボリューム11に
より計量が行われる。このとき電磁弁35、36は閉じ
た状態にある。 【0024】次にバッファタンク12、13等を減圧す
るために、減圧ポンプ14を作動し、各連絡路23、2
5、27、29を通して測定側バッファタンク12およ
び参照側バッファタンク13内を例えば250〜450
mmHgの実質上同一の減圧状態に減圧する。このとき
圧力スイッチ31が減圧部の圧力を検出し、設定圧力に
なるまで減圧ポンプ14が作動する。差圧検出器15は
バッファタンク12、13の圧力差ゼロを指示する。 【0025】次に、バッファタンク12、13および検
出器系統を閉鎖系とし、系内を均一な減圧状態とするた
めに、開放弁18、24、28および切換弁19を遮断
位置とし、この状態でバッファタンク12、13を一定
の圧力に保持する。 【0026】その後切換弁19が測定位置(a−b接続
位置)となることにより、計量ボリューム11内に計量
された試料液中の気泡が減圧状態に保持された測定側バ
ッファタンク12内に吸入される。これにより試料液中
の気泡量に応じて測定側バッファタンク12の圧力が上
昇する。配管の長さ、容積等をこの測定側バッファタン
ク12内の圧力上昇が試料液中の気泡量に比例するよう
に設計することにより、差圧検出器15は圧力変化を差
圧として検出する。検出された差圧は差圧検出器15に
内蔵された圧力−電流変換素子により、例えばDC4〜
20mA電流の気泡量信号として消泡剤注入制御装置2
の信号変換部41に出力される。圧力−電流変換素子の
代わりに圧力−電圧変換素子を使用することもでき、こ
の場合差圧に比例した例えばDC 0〜1Vの電圧が気
泡量濃度信号として送信される。 【0027】上記の気泡量測定後、2個のリーク用電磁
弁35、36が開き、バッファタンク12、13がダス
トフィルタ37、38を通して外気に解放され、大気圧
平衡の状態となる。これにより一測定サイクルを終了
し、以後例えば1〜10分間ごとにこの操作が繰返さ
れ、周期的に連続して気泡量信号が消泡剤注入装置2に
出力される。 【0028】次に、消泡剤注入制御装置2において、次
のようにして消泡剤の注入量が算出される。気泡量測定
装置1から送信される気泡量信号Xoは、信号変換部4
1でマイクロプロセッサ42用の気泡量信号Xnに変換
されて、マイクロプロセッサ42に入力される。マイク
ロプロセッサ42ではこの気泡量信号と、制御気泡量設
定部43に設定されている制御目標気泡量信号Xtとを
比較し、Xn>Xtの場合には、要制御気泡量(Xn
t)に対して基本的に比例制御を行うように、消泡剤
注入量Ynを算出する。このとき用いる演算式は次の
〔1〕式で示され、制御気泡量設定部43に設定され
る。 【0029】 【数3】Yn=k(Xn−Xt)+m …〔1〕 〔1〕式においてk、mは各発泡系ごとに予め設定され
る。〔1〕の演算により得られた消泡剤注入信号Yn
制御信号発生部46に出力される。 【0030】上記〔1〕式は比例制御であることを示す
が、プラントによっては注入から消泡効果発生までの応
答時間に時間差が生じることがある。そこでこのような
時間差を補正するために、〔1〕式による制御を行った
後、応答補正設定部44に設定した補正用の演算式によ
る応答補正が行われる。この応答補正は今回の気泡量信
号(Xn)、前回の気泡量信号(Xn-1)、前回の注入量
信号(Yn-1)、前々回の注入量信号(Yn-2)を考慮し
て行われる。 【0031】このような応答補正の演算式は各プラント
によって種々考えられるが、前回に対する今回の注入量
変化量(Yn−Yn-1)と今回の要制御気泡量(Xn
t)の比と、前々回に対する前回の注入量変化量(Y
n-1−Yn-2)と前回の注入による気泡量変化量(Xn-1
−Xn)との比が一定となるように補正することによ
り、一定の流れに沿った制御を行うことができる。この
関係は次の〔2〕式で示される。 【数4】 (Yn−Yn-1)/(Xn−Xt)=(Yn-1−Yn-2)/(Xn-1−Xn) …〔2〕 【0032】〔2〕式を整理すると〔3〕式が得られ
る。 【数5】 Yn=Yn-1(Xn-1−Xt)/(Xn-1−Xn)−Yn-2(Xn−Xt)/(Xn-1−Xn) …〔3〕 【0033】この〔3〕式は応答補正設定部44に設定
することにより、演算に利用される。また気泡量信号X
nおよび消泡剤注入量Ynはメモリ48に格納され、気泡
量の測定および消泡剤の注入ごとに前回の気泡量信号
(Xn-1)、および前回の注入量信号(Yn-1)または前
々回の注入量(Yn-2)として更新され、それぞれ
〔3〕式の演算に利用される。マイクロプロセッサ42
において、〔3〕式による演算された消泡剤注入量信号
nが応答補正を施した信号として、制御信号発生部4
6に出力される。 【0034】上記により制御信号発生部46に送信され
た消泡剤注入信号Ynは制御信号発生部46でその量に
比例した消泡剤注入量制御信号Ym、例えばDC4〜2
0mAの電流またはパルス信号などに変換され、消泡剤
注入装置3の注入ポンプ50の回転数を制御する。これ
により注入ポンプ50は消泡剤タンク51から上記信号
に比例した消泡剤を発泡系に注入する。 【0035】このような処理を継続することにより、消
泡効果は安定し、定常運転が行われる。上記の処理によ
っても、予想外の状態を示す場合があり得るが、この場
合には安全サイドで処理できるように、プログラムが構
成される。このような処理によっても消泡剤の効果が現
われない場合や装置の故障などによる異常が発生した場
合には、あらかじめ警報設定部45に設定された警報デ
ータに基づいて、マイクロプロセッサ42からの信号に
より、表示記録信号発生部47においてアラムなどの警
報が表示記録装置4に表示される。 【0036】なお、上記実施例では、気泡量信号Xn
対して比例制御により消泡剤注入量信号Ynを決定する
ようにしたが、Ynが一定値以下の場合には、安全のた
めに一定値(例えばYk)を注入するなど、比例制御を
任意に修正することができる。 【0037】 【発明の効果】以上の通り、本発明の消泡剤自動注入装
置は液中の気泡量を測定する気泡量測定装置と、この気
泡量測定装置により得られる気泡量信号に基づいて消泡
剤の注入量を算出する消泡剤注入制御装置と、この消泡
剤注入制御装置から送信される消泡剤注入制御信号に対
応した消泡剤を注入する消泡剤注入装置とを備え、前記
消泡剤注入制御装置は、気泡量信号X n から消泡剤の注
入量Y n を算出するマイクロプロセッサ、気泡量X n と制
御目標気泡量X t とを比較し、X n >X t の場合に〔1〕
式によりマイクロプロセッサで消泡剤注入量Y n を算出
するように設定する制御気泡量設定部、および前回に対
する今回の注入量変化量(Y n −Y n-1 )と今回の要制御
気泡量(X n −X t )の比と、前々回に対する前回の注入
量変化量(Y n-1 −Y n-2 )と前回の注入による気泡量変
化量(X n-1 −X n )との比が一定となるように補正して
消泡剤注入量制御信号を出力するように設定する応答補
正設定部を備えているので、液中の気泡量が変動して
も、最適な量の消泡剤を自動的に注入することができ、
これにより必要最少限の消泡剤量で消泡状態を維持し
て、消泡剤の無駄をなくし、しかも発泡系への悪影響を
なくすことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の消泡剤自動注入装置を示す系統図であ
る。 【図2】図1の気泡量測定装置の流路構成を示す系統図
である。 【符号の説明】 1 気泡量測定装置 2 消泡剤注入制御装置 3 消泡剤注入装置 4 表示記録装置 11 計量ボリューム 12 測定側バッファタンク 13 参照側バッファタンク 14 減圧ポンプ 15 差圧検出器 16 試料液導入口 17 試料液出口 18、24、28 開閉弁 19 三方切換弁 20 試料液計量ライン 21、23、25、27、29、32、33 連絡路 26 四方切換弁 31 圧力スイッチ 35、36 電磁弁 37、38 ダストフィルタ 41 信号変換部 42 マイクロプロセッサ 43 制御気泡量設定部 44 応答補正設定部 45 警報設定部 46 制御信号発生部 47 表示記録信号発生部 48 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−167792(JP,A) 実開 平4−43228(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 19/00 - 19/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 差圧検出器を介して接続された測定側バ
    ッファタンクおよび参照側バッファタンクを実質上同一
    の減圧状態に保った状態で、計量ボリュームを測定側バ
    ッファタンクに接続し、計量ボリューム中の試料液中の
    気泡量を差圧として検出して、気泡量信号を出力する気
    泡量測定装置と、 この気泡量測定装置から送信される気泡量信号から消泡
    剤の注入量を演算し、消泡剤注入量制御信号を出力する
    消泡剤注入制御装置と、 この消泡剤注入制御装置から送信される消泡剤注入量制
    御信号により、発泡系に消泡剤を注入する消泡剤注入装
    置とを備え、 前記消泡剤注入制御装置は、 今回の気泡量(X n )、今回の注入量(Y n )、前回の気
    泡量(X n-1 )、前回の注入量(Y n-1 )、前々回の注入
    量(Y n-2 )、制御目標気泡量を(X t )としたとき、 気泡量信号X n から消泡剤の注入量Y n を算出するマイク
    ロプロセッサ、 気泡量X n と制御目標気泡量X t とを比較し、X n >X t
    場合に下記〔1〕式、 【数1】Y n =k(X n −X t )+m …〔1〕 (〔1〕式においてk、mは各発泡系ごとに予め設定さ
    れる。)によりマイクロプロセッサで消泡剤注入量Y n
    を算出するように設定する制御気泡量設定部、および
    回に対する今回の注入量変化量(Y n −Y n-1 )と今回の
    要制御気泡量(X n −X t )の比と、前々回に対する前回
    の注入量変化量(Y n-1 −Y n-2 )と前回の注入による気
    泡量変化量(X n-1 −X n )との比が一定となるように補
    正して、消泡剤注入量制御信号を出力するように設定す
    る応答補正設定部 を備えていることを特徴とする消泡剤
    自動注入装置。
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