JP3404282B2 - 熱交換素子 - Google Patents

熱交換素子

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JP3404282B2
JP3404282B2 JP03512398A JP3512398A JP3404282B2 JP 3404282 B2 JP3404282 B2 JP 3404282B2 JP 03512398 A JP03512398 A JP 03512398A JP 3512398 A JP3512398 A JP 3512398A JP 3404282 B2 JP3404282 B2 JP 3404282B2
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陽一 杉山
秀元 荒井
邦彦 加賀
裕之 秋田
眞司 中本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は熱交換換気装置や
空気調和装置に用いられる熱交換器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図27は例えば特開平9−152292
号公報に示された従来の対向流方式全熱交換素子を示す
概略斜視図である。図27において、902は一枚のシ
ートが適宜の長さに毎につづら折りにされた仕切板であ
る。920は仕切板902に形成された波形状部であ
り、シート状の中央部両面が波状に凹凸を形成するよう
形成されている。波形状部920の両端は、先端が尖る
ように形成され先細り部910が形成されている。波形
状部920は、仕切板902の上下両面に一側端から他
側端に至る流路を形成している。
【0003】仕切板902は、つづら折りにされている
ので、熱交換素子901の両側部には開放端と閉塞端が
交互に形成されてる。921は一方の側部の開放端に波
形状部920によって区切られた図面手前側の開放部に
形成される給気流入口、922は同一方の側部の開放端
に波形状部920によって区切られた図面奥側の開放部
に形成される給気流出口、923は同他方の側部の開放
端に波形状部920によって区切られた図面奥側の開放
部に形成される排気流入口、924は同他方の側部の開
放端に波形状部920によって区切られた図面手前側の
開放部に形成される排気流出口、925はシートの端部
に相当する上記両側部とは別の両側部を閉塞する端面シ
ール部材である。
【0004】このように構成された熱交換素子において
は、給気である一次流体7は、熱交換素子901の給気
流入口921から流入し、波形状部920を通過して給
気流出口922から流出する。また、排気である二次流
体8は、排気流入口923から流入し、波形状部920
を通過して排気流出口924から流出する。その際、熱
交換素子901の構造からも明らかなように、熱交換素
子901内の給気流路と排気流路とは、仕切板902を
挟んで交互に配置され、一次流体7と二次流体8とは対
向して流れる。熱交換素子901内を一次流体7と二次
流体8が流れる際、仕切板902を介して互いに熱交換
が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の従来
の熱交換素子においては、仕切板902が紙等で作製さ
れている場合、一次流体7と二次流体8との圧力差によ
り給気流入口921および排気流入口923が変形して
圧力損失が増加する。すなわち、例えば一次流体7の圧
力が二次流体8より大きいと、給気流入口921の大き
さが大きくなるが、反対に排気流出口924の大きさが
小さくなる。そして、二次流体8は、出口が狭くなるの
で熱交換素子901内部での圧力損失が増加する。
【0006】また、一次流体7や二次流体8とともに、
埃やゴミ等が侵入したとき、熱交換素子901内部の波
形状部920の先細り部910の手前に堆積し目詰まり
を起こすが、堆積した埃やゴミ等を取り除く際に、堆積
する場所が熱交換素子901の内部なので取り除くこと
が容易でなかった。
【0007】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたもので、圧力損失を低減することができ、
目詰まりを起こす埃等を取り除き易い熱交換素子を得る
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の熱交換素子に
おいては、複数の矩形仕切板が所定の間隔を有して積層
され、両側部をシール部材でシールされ、さらに流通路
方向を両側部に平行とする流路が、各層毎に両側部と直
交する方向に複数並設されて構成され、一次流体および
二次流体が各層毎に交互に対向流的に流されて仕切板を
介して互いに熱交換される対向流部と、対向流部の両端
に各々一個接続され、一次流体の流入口または流出口に
対向する第1の面、二次流体の流出口または流入口に対
向する第2の面、および対向流部に隣接対向する第3の
面を有する概略断面三角形状をなし、第1の面と第3の
面とに開口するように形成され一次流体の流路となる複
数の一次流流路と、第2の面と第3の面とに開口するよ
うに形成され二次流体の流路となる複数の二次流流路と
が、対向流部の各層に対応して交互に形成されている樹
脂製のヘッダ部を有し、このヘッダ部は、第1の面およ
び第2の面に沿って延びる第1の細長部および第2の細
長部とからなるひらがなの「く」字型の平板状をなし、
第1の細長部に複数の一次流流路が形成されるとともに
第2の細長部は閉塞されている第1のヘッダ部材と、第
1の面および第2の面に沿って延びる第1の細長部およ
び第2の細長部とからなるひらがなの「く」字型を平板
状をなし、第2の細長部に複数の二次流流路が形成され
るとともに第1の細長部は閉塞されている第2のヘッダ
部材とが交互に積層されて構成されている。
【0009】請求項の熱交換素子においては、第1の
ヘッダ部材の第1の細長部、および第2のヘッダ部材の
第2の細長部は、先端に行くほど幅が狭くされている。
【0010】請求項の熱交換素子においては、第1の
ヘッダ部材の第1の細長部は、第1の面の面幅の概略1
/2の長さにされ、かつ第2のヘッダ部材の第2の細長
部は、第2の面の面幅の概略1/2の長さにされてい
る。
【0011】請求項の熱交換素子においては、第1の
ヘッダ部材の第1の細長部は、第1の面の面幅の概略1
/2の長さにされ、第1の面に沿う残る部分に、対向流
部を流れる一次流体と同一の方向に流路が形成された第
3のヘッダ部材が配設され、第2のヘッダ部材の第2の
細長部は、第2の面の面幅の概略1/2の長さにされ、
第2の面に沿う残る部分に、対向流部を流れる二次流体
と同一の方向に流路が形成された第4のヘッダ部材が配
設されている。
【0012】請求項の熱交換素子においては、各層毎
に並設された複数の流路の両端は、第1のヘッダ部材お
よび第2のヘッダ部材の近傍まで延長されている。
【0013】請求項の熱交換素子においては、一次流
流路および二次流流路は、複数の矩形空間が断面梯子状
に形成され、断面においては、橋桁幅が橋脚幅の10倍
以上の大きさとされ、かつ出口幅が板厚より10倍以上
の大きさとされている。
【0014】請求項の熱交換素子においては、一次流
流路および二次流流路の断面形状においては、先端に行
くほど幅が大きく形成されている。
【0015】請求項の熱交換素子においては、第1の
ヘッダ部材および第2のヘッダ部材は、樹脂製のダンボ
ール板材が裁断されて作製されている。
【0016】請求項9の熱交換素子においては、複数の
矩形仕切板が所定の間隔を有して積層され、両側部をシ
ール部材でシールされ、さらに流通路方向を両側部に平
行とする流路が、各層毎に両側部と直交する方向に複数
並設されて構成され、一次流体および二次流体が各層毎
に交互に対向流的に流されて仕切板を介して互いに熱交
換される対向流部と、対向流部の両端に各々一個接続さ
れ、一次流体の流入口または流出口に対向する第1の
面、二次流体の流出口または流入口に対向する第2の
面、および対向流部に隣接対向する第3の面を有する概
略断面三角形状をなし、第1の面と第3の面とに開口す
るように形成され一次流体の流路となる複数の一次流流
路と、第2の面と第3の面とに開口するように形成され
二次流体の流路となる複数の二次流流路とが、対向流部
の各層に対応して交互に形成されている樹脂製のヘッダ
部を有し、ヘッダ部は、各々第1の面、第2の面および
第3の面を構成する第1の辺、第2の辺および第3の辺
を有する三角型の平板状をなし、複数の一次流流路が第
1の辺と第3の辺とに開口するように形成されるととも
に第2の辺は閉塞されている第1のヘッダ部材と、各々
第1の面、第2の面および第3の面を構成する第1の
辺、第2の辺および第3の辺を有する三角型の平板状を
なし、複数の二次流流路が第2の辺と第3の辺とに開口
するように形成されるとともに第1の辺は閉塞されてい
る第2のヘッダ部材とが交互に積層されて構成され、
次流流路および二次流流路は、複数の矩形空間が断面梯
子状に形成され、断面においては、橋桁幅が橋脚幅の1
0倍以上の大きさとされ、かつ出口幅が板厚より10倍
以上の大きさとされている。
【0017】請求項10の熱交換素子においては、一次
流流路および二次流流路の断面形状においては、先端に
行くほど幅が大きく形成されている。
【0018】請求項11の熱交換素子においては、第1
のヘッダ部材および第2のヘッダ部材は、樹脂製のダン
ボール板材が裁断されて作製されている。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1は本発明の熱交換素子の斜視図である。図1におい
て、熱交換素子1の外観は、概略六角柱状をなしてい
る。熱交換素子1は、例えば矩形筒状をなし両端開口部
にY字状に隣あって形成された流入口および流出口が接
続された図示しないケーシングの内部等に収納されて使
用される。図1中の白矢印は、図示しない流入口から流
入し図示しない流出口に流出する給気である一次流体7
の流れを示すものであり、黒矢印は、図示しない流入口
から流入し図示しない流出口に流出する排気である二次
流体8の流れを示すものである。
【0020】熱交換素子1は、一次流体7の流入口に対
向する第1の面である入口面21と、入口面21に隣接
して設けられ、二次流体8の流出口に対向する第2の面
である出口面24を有するとともに、入口面21および
出口面24の反対側に形成され、一次流体7の流出口に
対向する第1の面である出口面22と、出口面22に隣
接して設けられ、二次流体8の流入口に対向する第2の
面である入口面23を有している。残る2側面には、側
面シール部材25,25が配設されている。一次流体7
の入口面21と出口面22には、一次流流路5が形成さ
れている。一方、二次流体8の入口面23と出口面24
には、二次流流路6が形成されている。そして、熱交換
素子1は、後で詳細を述べる一次流シート13と二次流
シート14とが交互に多数枚積層されて、さらに図1の
上方の端部に端板26が設けられて構成されている。
【0021】図2は一次流シート13の詳細を示す斜視
図である。また図3は二次流シート14の詳細を示す斜
視図である。さらに図4は一次流シート13および二次
流シート14が積層された状態を図2および図3のIV-I
V線で断面にした図である。図2において、一次流シー
ト13は、概略矩形の仕切板2と、仕切板2の両端に設
けられた三角型の平板状の第1のヘッダ部材17とから
構成されている。仕切板2の中央部には、一次流体7の
流通方向に延びる波形状部20が形成され、その両端に
は平坦部4が形成されている。波形状部20と平坦部4
とのつなぎ目には、先細り形状部10が形成されてい
る。
【0022】一方、仕切板2の両端に設けられた第1の
ヘッダ部材17は、PP樹脂成型品である平板状のダン
ボール板材が三角状に裁断されて作製され、積層されて
ヘッダ部となったときに入口面21あるいは出口面22
となる第1の辺17a、また積層されてヘッダ部となっ
たときに入口面23あるいは出口面24となる第2の辺
17b、および仕切板2に接続される第3の辺17cと
を有している。そして、第1の辺17aと第3の辺17
cとの間に一次流体7が流入・流出する流路として、複
数の矩形空間が一列に並んだ状態である断面梯子状に形
成された一次流流路5が形成されている。一方、第2の
辺17bには流路は開口されてなく閉塞されている。一
次流流路5は、第2の辺17bに平行に形成されてい
る。そして、一次流体7は、一側の第1の辺17aから
流入し、ヘッダ部材17に形成された一次流流路5を通
り、仕切板2の上流部の平坦部4を通過し、波形状部2
0の上を通過し、他側に設けられたヘッダ部材17を通
過して第1の辺17aから流出する。
【0023】図3において、二次流シート14は、概略
一次流シート13と同様の構造をなし、概略矩形の仕切
板2と、仕切板2の両端に設けられた平板三角状の第2
のヘッダ部材18とから構成されている。仕切板2の中
央部には、二次流体8の流通方向に延びる波形状部20
が形成され、その両端には平坦部4が形成されている。
波形状部20と平坦部4とのつなぎ目には、先細り形状
部10が形成されている。
【0024】仕切板2の両端に設けられた第2のヘッダ
部材18は、第1のヘッダ部材17と同形の三角形状を
なし、同じく平板状のダンボール板材が裁断されて作製
され、積層されたときに入口面21あるいは出口面22
となる第1の辺18a、また積層されたときに入口面2
3あるいは出口面24となる第2の辺18b、および仕
切板2に接続する第3の辺18cとを有している。そし
て、第2の辺18bと第3の辺18cとの間に二次流体
8が流入・流出する通路として、複数の矩形空間が断面
梯子状に形成された二次流流路6が形成されている。一
方、第1の辺18aは閉塞されている。二次流流路6
は、第1の辺18aに平行に形成されている。二次流体
8は、一側の第2の辺18bから流入し、ヘッダ部材1
8に形成された二次流流路6を通り、仕切板2の上流部
の平坦部4を通過し、波形状部20の上を通過し、他側
に設けられたヘッダ部材18を通過し第2の辺18bか
ら流出する。
【0025】図4に示されるように一次流シート13と
二次流シート14とは、多数枚が交互に積層される。第
1のヘッダ部材17と第2のヘッダ部材18は、どちら
も波形状部20の頂部の高さと同一の厚さを有してい
る。そして、第1のヘッダ部材17と第2のヘッダ部材
18は、互いに主面を密着されて接着されている。そし
て、所定の間隔を有して積層された仕切板2は、側面シ
ール部材25とともに一次流体7と二次流体8が、各層
毎に互い違いに対向して流れる直方体状の対向流部11
を構成し、また、交互に積層された第1のヘッダ部材1
7と第2のヘッダ部材18は、一次流体7と二次流体8
を振り分けて流入・流出する三角柱状のヘッダ部12を
構成している。そして、ヘッダ部12は、入口面21あ
るいは出口面22である第1の面、入口面23あるいは
出口面24である第2の面およびヘッダ部12に対向す
る第3の面を有する三角柱をなしている。尚、第1のヘ
ッダ部材17と第2のヘッダ部材18の主面は、互いに
密着してのみ配設されても良く必ずしも接着されなくと
も良い。
【0026】図5は一次流シート13の組立方法を示
す。一次流シート13は、矩形の仕切板2の両端に第1
のヘッダ部材17が接着されて組み立てられる。この時
の重なりしろ15を図中斜線で示す。重なりしろ15の
幅は、2mmから10mm範囲が適当である。仕切板2とヘ
ッダ部材17との接合も必ずしも接着されなくとも良い
が、接着がされない場合は空気漏れが無いように密着さ
れて配設される必要がある。二次流シート14も同じ方
法で組み立てられる。
【0027】図6は熱交換素子1のブロック形状保持の
ために枠16を取り付けた状態を示す図である。枠16
は熱交換素子1の各稜部に6本が配設されている。一次
流シート13と二次流シート14とは、多数枚が交互に
積層され後、図6の上下方向に圧縮された状態で、最下
部の二次流シート14と最上部の端板26とを枠16に
固定され互いに密着されている。このような構成とされ
れば、上述したように、第1のヘッダ部材17あるいは
第2のヘッダ部材18と仕切板2、および第1のヘッダ
部材17と第2のヘッダ部材18とは、接着されなくと
も良い。
【0028】図7は図5の第1のヘッダ部材17のVII-
VII線に沿う矢視断面図である。第1のヘッダ部材17
は上述のように平板状のダンボール板材が三角状に切断
されて作製され、ダンボール板材の空間路が一次流流路
5なっている。第1のヘッダ部材17は、一次流流路5
が第2の辺17bと平行となるようにダンボール板材が
切断されて作製される。同じように、第2のヘッダ部材
18は、二次流流路6が第1の辺18aと平行となるよ
うにダンボール板材が切断されて作製される。
【0029】図8は第2のヘッダ部材18を一枚のダン
ボール板材から材料取りする例を示す。ダンボール板材
には、図の上下方向に矩形の穴が形成されている。各々
の第2のヘッダ部材18は、向きを180度変えなが
ら、第1の辺18aと第1の辺18aおよび第2の辺1
8bと第2の辺18bとを対向させて配列されている。
このように材料取りすることによって、一枚のダンボー
ル板材から多くの第2のヘッダ部材18を作製すること
ができ、また裁断長さが短くなるとともに裁断加工が容
易となる。そして、第2のヘッダ部材18を裏返すと第
1のヘッダ部材17として用いることができる。
【0030】このように構成された熱交換素子において
は、ヘッダ部12が樹脂にて作製されているめ、一次流
体7および二次流体8が流入・流出するヘッダ部におい
て、一次流体7および二次流体8に圧力差があっても流
路がつぶれて狭くなることがなく、圧力損失を低減する
ことができる。また、一次流体7および二次流体8が流
入・流出するヘッダ部においては、一次流体7および二
次流体8は、複数の一次流流路5および二次流流路6に
ガイドされ、整流作用が働くのでさらに圧力損失を低減
することができる。
【0031】また、一次流体7および二次流体8が熱交
換素子1に流入しようとしたとき、一次流体7および二
次流体8に含まれる埃やゴミ等は、入口面21および入
口面23に開口した一次流流路5および二次流流路6の
開口部に堆積し、これ以上内部に侵入することがない。
すなわち、入口面21および入口面23が、エアーフィ
ルターの効果を持つことになる。そのため、埃やゴミ等
を取り除くメンテナンスにおいては、ケーシング等から
熱交換素子1を取り出し入口面21および入口面23を
ブラシ等で清掃するのみで可能なので容易である。
【0032】さらに、第1のヘッダ部材17および第2
のヘッダ部材18は、樹脂製のダンボール板材が裁断さ
れて作製されている。そのため、作製が容易でコストダ
ウンすることができる。また、ヘッダ部12は、平板状
の第1のヘッダ部材17および第2のヘッダ部材18は
が交互に積層されて構成されているので、第1のヘッダ
部材と第2のヘッダ部材は互いに面で接触するのでシー
ル性が容易となり、また、ヘッダ部12を容易に作製す
ることができる。そして、商品としての仕上がりも良く
なる。尚、仕切板2の材質如何では先細り形状部10は
形成されてなくてもよい。
【0033】実施の形態2. 図9は本発明の熱交換素子の他の例を示す一次流シート
の斜視図である。また図10は二次流シートの斜視図で
ある。図9において、一次流シート113は、概略六角
形の仕切板102と、仕切板102の両端に設けられた
ひらがなの「く」字型をなす第1のヘッダ部材117と
から構成されている。仕切板102の中央部には、一次
流体7の流通方向に延びる波形状部20が形成され、そ
の両端には平坦部104が形成されている。波形状部2
0と平坦部104とのつなぎ目には、先細り形状部10
が形成されている。
【0034】一方、仕切板102の両端に設けられた第
1のヘッダ部材117は、PP樹脂成型品である平板状
のダンボール板材がひらがなの「く」字型に裁断されて
作製され、積層されたときに入口面21あるいは出口面
22に沿って延びる第1の細長部117a、また積層さ
れたときに入口面23あるいは出口面24に沿って延び
る第2の細長部117bとから構成されている。そし
て、第1の細長部117aに一次流体7が流入・流出す
る通路として、複数の矩形空間が断面梯子状に形成され
た一次流流路5が形成されている。一方、第2の細長部
117bは閉塞されている。一次流流路5は、第2の細
長部117bに平行に形成されている。一次流体7は、
一側の第1の細長部117aから流入し、ヘッダ部材1
17に形成された一次流流路5を通り、仕切板102の
上流部の平坦部104と通過し、波形状部20の上を通
過し、他側に設けられたヘッダ部材117を通過し第1
の細長部117aから流出する。
【0035】図10において、二次流シート114は、
概略一次流シート113と同様の構造をなし、概略六角
形の仕切板102と、仕切板102の両端に設けられた
ひらがなの「く」字型の第2のヘッダ部材118とから
構成されている。仕切板102の中央部には、二次流体
8の流通方向に延びる波形状部20が形成され、その両
端には平坦部104が形成されている。波形状部20と
平坦部104とのつなぎ目には、先細り形状部10が形
成されている。
【0036】仕切板102の両端に設けられた第2のヘ
ッダ部材118は、第1のヘッダ部材117と同形寸法
をなし、平板状のダンボール板材がひらがなの「く」字
型に裁断されて作製され、積層されたときに入口面21
あるいは出口面22に沿って延びる第1の細長部118
a、また積層されたときに入口面23あるいは出口面2
4に沿って延びる第2の細長部118bとを有してい
る。そして、第2の細長部118bには二次流体8が流
入・流出する通路として、複数の矩形空間が断面梯子状
に形成された二次流流路6が形成され、第1の細長部1
18aは閉塞されている。二次流流路6は、第1の細長
部118aに平行に形成されている。二次流体8は、一
側の第2の細長部118bから流入し、ヘッダ部材11
8に形成された二次流流路6を通り、仕切板102の上
流部の平坦部4と通過し、波形状部20の上を通過し、
他側に設けられたヘッダ部材118を通過し第2の細長
部118bから流出する。このような構成のため、仕切
板102の平坦部104は、実施の形態1の平坦部に比
べ、両ヘッダ部材方向に拡大され面積が大きい。
【0037】図11は一次流シート113の組立方法を
示す。概略、実施の形態1の一次流シート13と同様で
あるが、異なる部分としては仕切板102の平坦部10
4に貼付けるヘッダ部部材117の重なりしろ115が
ひらがなの「くの字」になったことである。図12は図
11の第1のヘッダ部材117のXII-XII線に沿う矢視
断面図である。一次流流路5は、第2の細長部117b
に平行に形成されている。
【0038】図13は第2のヘッダ部材118を一枚の
ダンボール板材から材料取りする例を示す。平板状のダ
ンボール板材には、図の上下方向に矩形の穴が形成され
ている。各々の第2のヘッダ部材118は、向きを18
0度変えながら、第1の細長部118aどうしおよび第
2の細長部118bどうしを対向させて配列されてい
る。このように材料取りすることによって、一枚のダン
ボール板材から多くの第2のヘッダ部材118を作製す
ることができ、また裁断長さが短くなるとともに裁断加
工が容易となる。第2のヘッダ部材118を裏返すと第
1のヘッダ部材117として用いることができる。
【0039】このように構成された熱交換素子において
は、実施の形態1の効果に加え、ヘッダ部12の流路長
を短くすることができるので、圧力損失をさらに低減す
ることができる。すなわち、ヘッダ部材を用いる場合、
流路を構成する部材の板厚のため、若干縮流することに
なり圧力損失が生じるが、縮流する部分を短くすること
によってこの圧力損失を減ずることができる。したがっ
て、「くの字」を構成する第1の細長部118aおよび
第2の細長部118bの幅については、狭ければ狭いほ
ど効果が期待できる。また、使用される材料が少なくな
り材料費を削減することができる。
【0040】実施の形態3. 図14は本発明の熱交換素子の他の例を示す一次流シー
トの斜視図である。また図15は二次流シートの斜視図
である。図14において、一次流シート213に設けら
れた第1のヘッダ部材217においては、入口面21あ
るいは出口面22に沿って延びる一次流流路5が形成さ
れた第1の細長部217aは、先端に行くほど幅が狭く
されたくさび状をなしている。そして、第2の細長部2
17bは閉塞されている。
【0041】図15において、二次流シート214に設
けられた第2のヘッダ部材218においては、入口面2
3あるいは出口面24に沿って延びる二次流流路6が形
成された第2の細長部218bは、先端に行くほど幅が
狭くされたくさび状をなしている。そして、第1の細長
部218aは閉塞されている。その他の構成は実施の形
態2と同様である。
【0042】図16は一次流シート213に一次流体7
が流れる様子を示す要部断面図である。このように構成
された熱交換素子においては、対向流部11を流れてき
た一次流体7のうち、一側(図16の左側)を流れてき
た一次流体7が第1のヘッダ部材217を通過するとき
に直進し易い。そのため、実施の形態2より更なる圧力
損失低減を行うことができる。
【0043】図17は第2のヘッダ部材218を一枚の
ダンボール板材から材料取りする例を示す。ダンボール
板材には、図の上下方向に矩形の穴が形成されている。
各々の第2のヘッダ部材218は、向きを180度変え
ながら配列されている。このように材料取りすることに
よって、一枚のダンボール板材から多くの第2のヘッダ
部材218を作製することができ、また裁断長さが短く
なるとともに裁断加工が容易となる。第2のヘッダ部材
218を裏返すと第1のヘッダ部材217として用いる
ことができる。このように構成されたヘッダ部材におい
ては、使用される材料が少なくなり材料費を削減するこ
とができる。また、一次流流路5あるいは二次流流路6
が形成された一側の細長部がくさび状をなしているの
で、熱交換素子の組立時に第1のヘッダ部材217およ
び第2のヘッダ部材218の方向が容易に判別できるの
で、誤って取り付けられることがない。
【0044】実施の形態4. 図18は本発明の熱交換素子の他の例を示す一次流シー
トの斜視図である。図18において、一次流シート31
3に設けられた第1のヘッダ部材317においては、入
口面21あるいは出口面22に沿って延びる一次流流路
5が形成された第1の細長部317aは、1/2から先
の部分が削除されている。そして、第2の細長部317
bは閉塞されている。そして、図示しない二次流シート
の第2のヘッダ部材においても、二次流流路6が形成さ
れた第2の細長部は、1/2から先の部分が削除されて
いる。その他の構成は実施の形態3と同様である。
【0045】図19は一次流シート313に一次流体7
が流れる様子を示す要部断面図である。このように構成
された熱交換素子においては、対向流部11を流れてき
た一次流体7のうち、一側(図19の左側)を流れてき
た一次流体7が第1のヘッダ部材217を通過する時、
ヘッダ部材が削除されているので、さらに直進し易い。
対向流部11へ流れ込んで行く一次流体7についても概
略同じ効果が得られる。そのため、実施の形態3より更
なる圧力損失低減を行うことができる。また、使用され
る材料がさらに少なくなり材料費を削減することができ
る。
【0046】実施の形態5. 図20は本発明の熱交換素子の他の例を示す一次流シー
トの斜視図である。図20において、一次流シート41
3には、まず実施の形態4と同様な第1のヘッダ部材3
17が設けられている。そして、第1の細長部317a
の1/2から先の部分が削除された残る部分に、対向流
部11を流れる一次流体7と同一の方向に一次流流路5
が形成された第3のヘッダ部材417が配設されてい
る。そして、図示しない二次流シートの第2のヘッダ部
材においても、第2の細長部の1/2から先の部分が削
除された残る部分に、対向流部11を流れる一次流体7
と同一の方向に流路が形成された第4のヘッダ部材が配
設されている。その他の構成は実施の形態4と同様であ
る。
【0047】図21は一次流シート413に一次流体7
が流れる様子を示す要部断面図である。このように構成
された熱交換素子においては、そのため、第3のヘッダ
部材417を通過する流体においては、対向流部11に
対して直進し易くなり、さらに第3のヘッダ部材417
によって整流されるので、エアーガイド作用が働き圧力
損失をさらに低減することができる。また、一次流シー
ト413および二次流シートが積層されるとき、押圧力
が仕切板102に均等に加わり剛性が増す。
【0048】実施の形態6. 図22は本発明の熱交換素子の他の例を示す一次流シー
トの部分的な上面図である。本実施の形態の一次流シー
ト513に設けられた波形状部120は、第1のヘッダ
部材117の近傍まで延長されている。そして、各波形
状部120の両端に形成された先細り形状10は、第1
のヘッダ部材117の内側と一定定距離を取るように
「くの字」に配列されている。図示しない二次流シート
に設けられた波形状部においても、第2のヘッダ部材1
18の近傍まで延長されている。その他の構成は実施の
形態4と同様である。
【0049】このように構成された熱交換素子において
は、対向流部11の表面積を大きくすることができ熱交
換率が向上する。また、同一の熱交換率の熱交換素子に
おいては、形状を小型とすることができる。
【0050】実施の形態7. 図23は本発明の熱交換素子の他の例を示す一次流流路
の開口部の形状を示したものである。図23において、
Aは一次流流路5の図の左右方向の幅である橋桁幅であ
る。また、Bは一次流流路5の左右方向の高さとなる出
口幅である。一次流流路5の断面積は、橋桁幅Aと出口
幅Bの積から求められる。また、C,D,Eは、それぞ
れ一次流流路5を囲む部分のヘッダ部部材17の板の厚
さであり、Cは橋脚幅、D+Eは板厚を構成している。
【0051】図24は図23に示された一次流流路5に
おいて、C=0の時の圧力損失に対する圧力損失増加割
合を縦軸に、変数kを横軸にとったグラフである。曲線
Iは図20において、A≧k×Bとしたときの関係を表
す。曲線IIは図20において、A≧k×CかつB≧k×
(D+E)としたときの関係を表す。このとき、変数k
≧10であれば、圧力損失増加割合が約12%以下で収
まることになる。すなわち、橋桁幅Aが橋脚幅Cの10
倍以上大きくかつ出口幅Bが板厚D+Eより10倍以上
大きければ、圧力損失増加割合が約12%以下に収める
ことができる。
【0052】実施の形態8. 図25は本発明の熱交換素子の他の例を示すヘッダ部付
近の断面図である。尚、図中ヘッダ部部材の開口部の形
状をあわせて記載した。図中L1〜L8は、各一次流流
路5の幅を表す。本実施の形態においては、概略実施の
形態1と同様な第1のヘッダ部部材517を有し、第1
のヘッダ部部材517においては、内部に形成された一
次流流路5において、一次流流路5の全長が長いところ
は、幅が細い流路とされ、一方、一次流流路5の全長が
短くなるにつれ広い流路となるように形成されている。
すなわち、L8>L7>L6>L5>L4>L3>L2
>L1となるように流路が形成されている。図示しない
第2のヘッダ部部材においても、外側に行くほど二次流
流路6の幅が大きく形成されている。その他の構成は実
施の形態1と同様である。
【0053】このように構成された熱交換素子において
は、対向流部11を流れてきた一次流体7のうち、一側
(図25の左側)を流れる一次流体7ほど第1のヘッダ
部材517を通過するときに直進し易い。そのため、実
施の形態1より更なる圧力損失低減を行うことができ
る。
【0054】実施の形態9. 図26は本発明の熱交換素子の他の例を示すヘッダ部付
近の断面図である。尚、図中ヘッダ部部材の開口部の形
状をあわせて記載した。図中L1〜L8は、各一次流流
路5の幅を表す。本実施の形態においては、概略実施の
形態1と同様な第1のヘッダ部部材617を有し、第1
のヘッダ部部材617においては、内部に形成された一
次流流路5において、一次流流路5の全長が長いところ
は、幅が細い流路とされ、一方、一次流流路5の全長が
短くなるにつれ広い流路となるように形成されている。
すなわち、L8>L7>L6>L5>L4>L3>L2
>L1となるように流路が形成されている。そして、一
番外側の流路の部分においては削除されている。図示し
ない第2のヘッダ部部材においても、外側に行くほど二
次流流路6の幅が大きく形成されている。その他の構成
は実施の形態2と同様である。
【0055】このように構成された熱交換素子において
は、対向流部11を流れてきた一次流体7のうち、一側
(図26の左側)を流れる一次流体7ほど第1のヘッダ
部材617を通過するときに直進し易い。そのため、実
施の形態2より更なる圧力損失低減を行うことができ
る。
【0056】
【発明の効果】請求項1の熱交換素子においては、複数
の矩形仕切板が所定の間隔を有して積層され、両側部を
シール部材でシールされ、さらに流通路方向を両側部に
平行とする流路が、各層毎に両側部と直交する方向に複
数並設されて構成され、一次流体および二次流体が各層
毎に交互に対向流的に流されて仕切板を介して互いに熱
交換される対向流部と、対向流部の両端に各々一個接続
され、一次流体の流入口または流出口に対向する第1の
面、二次流体の流出口または流入口に対向する第2の
面、および対向流部に隣接対向する第3の面を有する概
略断面三角形状をなし、第1の面と第3の面とに開口す
るように形成され一次流体の流路となる複数の一次流流
路と、第2の面と第3の面とに開口するように形成され
二次流体の流路となる複数の二次流流路とが、対向流部
の各層に対応して交互に形成されている樹脂製のヘッダ
部を有し、このヘッダ部は、第1の面および第2の面に
沿って延びる第1の細長部および第2の細長部とからな
るひらがなの「く」字型の平板状をなし、第1の細長部
に複数の一次流流路が形成されるとともに第2の細長部
は閉塞されている第1のヘッダ部材と、第1の面および
第2の面に沿って延びる第1の細長部および第2の細長
部とからなるひらがなの「く」字型を平板状をなし、第
2の細長部に複数の二次流流路が形成されるとともに第
1の細長部は閉塞されている第2のヘッダ部材とが交互
に積層されて構成されている。そのため、一次流体およ
び二次流体が流入・流出するヘッダ部において流路がつ
ぶれて狭くなることがなく、圧力損失を低減することが
できる。また、一次流体および二次流体とともに流入し
ようとする埃やゴミ等は、第1の面あるいは第2の面に
堆積するので取り除き易くメンテナンスが容易である。
そしてさらに、ヘッダ部の流路長を短くすることがで
き、圧力損失をさらに低減することができる。また、使
用される材料が少なくなり材料費を削減することができ
る。
【0057】請求項の熱交換素子においては、第1の
ヘッダ部材の第1の細長部、および第2のヘッダ部材の
第2の細長部は、先端に行くほど幅が狭くされている。
そのため、幅が狭くされた部分を通過する流体において
は、対向流部に対して直進し易くなり、圧力損失をさら
に低減することができる。また、熱交換素子の組立時に
第1のヘッダ部材および第2のヘッダ部材の方向が容易
に判別できるので、誤って取り付けられることがない。
さらに、使用される材料が少なくなり材料費を削減する
ことができる。
【0058】請求項の熱交換素子においては、第1の
ヘッダ部材の第1の細長部は、第1の面の面幅の概略1
/2の長さにされ、かつ第2のヘッダ部材の第2の細長
部は、第2の面の面幅の概略1/2の長さにされてい
る。そのため、ヘッダ部材が削除された部分を通過する
流体においては、対向流部に対して直進し易くなり、圧
力損失をさらに低減することができる。また、使用され
る材料が少なくなり材料費を削減することができる。
【0059】請求項の熱交換素子においては、第1の
ヘッダ部材の第1の細長部は、第1の面の面幅の概略1
/2の長さにされ、第1の面に沿う残る部分に、対向流
部を流れる一次流体と同一の方向に流路が形成された第
3のヘッダ部材が配設され、第2のヘッダ部材の第2の
細長部は、第2の面の面幅の概略1/2の長さにされ、
第2の面に沿う残る部分に、対向流部を流れる二次流体
と同一の方向に流路が形成された第4のヘッダ部材が配
設されている。そのため、第3のヘッダ部材および第4
のヘッダ部材が配設された部分を通過する流体において
は、対向流部に対して直進し易くなり、さらに第3のヘ
ッダ部材および第4のヘッダ部材によって整流されるの
で、エアーガイド作用が働き圧力損失をさらに低減する
ことができる。
【0060】請求項の熱交換素子においては、各層毎
に並設された複数の流路の両端は、第1のヘッダ部材お
よび第2のヘッダ部材の近傍まで延長されている。その
ため、対向流部の表面積を大きくすることができ、熱交
換率が向上する。
【0061】請求項の熱交換素子においては、一次流
流路および二次流流路は、複数の矩形空間が断面梯子状
に形成され、断面においては、橋桁幅が橋脚幅の10倍
以上の大きさとされ、かつ出口幅が板厚より10倍以上
の大きさとされている。そのため、圧力損失増加割合を
小さく抑えることができる。
【0062】請求項の熱交換素子においては、一次流
流路および二次流流路の断面形状においては、先端に行
くほど幅が大きく形成されている。そのため、ヘッダ部
材の外側を通過する流体においては、対向流部に対して
直進し易くなり圧力損失をさらに低減することができ
る。
【0063】請求項の熱交換素子においては、第1の
ヘッダ部材および第2のヘッダ部材は、樹脂製のダンボ
ール板材が裁断されて作製されている。そのため、作製
が容易でコストダウンすることができる。
【0064】請求項9の熱交換素子においては、複数の
矩形仕切板が所定の間隔を有して積層され、両側部をシ
ール部材でシールされ、さらに流通路方向を両側部に平
行とする流路が、各層毎に両側部と直交する方向に複数
並設されて構成され、一次流体および二次流体が各層毎
に交互に対向流的に流されて仕切板を介して互いに熱交
換される対向流部と、対向流部の両端に各々一個接続さ
れ、一次流体の流入口または流出口に対向する第1の
面、二次流体の流出口または流入口に対向する第2の
面、および対向流部に隣接対向する第3の面を有する概
略断面三角形状をなし、第1の面と第3の面とに開口す
るように形成され一次流体の流路となる複数の一次流流
路と、第2の面と第3の面とに開口するように形成され
二次流体の流路となる複数の二次流流路とが、対向流部
の各層に対応して交互に形成されている樹脂製のヘッダ
部を有し、ヘッダ部は、各々第1の面、第2の面および
第3の面を構成する第1の辺、第2の辺および第3の辺
を有する三角型の平板状をなし、複数の一次流流路が第
1の辺と第3の辺とに開口するように形成されるととも
に第2の辺は閉塞されている第1のヘッダ部材と、各々
第1の面、第2の面および第3の面を構成する第1の
辺、第2の辺および第3の辺を有する三角型の平板状を
なし、複数の二次流流路が第2の辺と第3の辺とに開口
するように形成されるとともに第1の辺は閉塞されてい
る第2のヘッダ部材とが交互に積層されて構成され、
次流流路および二次流流路は、複数の矩形空間が断面梯
子状に形成され、断面においては、橋桁幅が橋脚幅の1
0倍以上の大きさとされ、かつ出口幅が板厚より10倍
以上の大きさとされている。そのため、圧力損失増加割
合を小さく抑えることができる。
【0065】請求項10の熱交換素子においては、一次
流流路および二次流流路の断面形状においては、先端に
行くほど幅が大きく形成されている。そのため、ヘッダ
部材の外側を通過する流体においては、対向流部に対し
て直進し易くなり圧力損失をさらに低減することができ
る。
【0066】請求項11の熱交換素子においては、第1
のヘッダ部材および第2のヘッダ部材は、樹脂製のダン
ボール板材が裁断されて作製されている。そのため、作
製が容易でコストダウンすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の熱交換素子の斜視図である。
【図2】 一次流シートの詳細を示す斜視図である。
【図3】 二次流シートの詳細を示す斜視図である。
【図4】 一次流シートおよび二次流シートが積層され
た状態を図2および図3のIV-IV線で断面にした図であ
る。
【図5】 一次流シートの組立方法を示す。
【図6】 熱交換素子のブロック形状保持のために枠を
取り付けた状態を示す図である。
【図7】 図5の第1のヘッダ部材のVII-VII線に沿う
矢視断面図である。
【図8】 第2のヘッダ部材を一枚のダンボール板材か
ら材料取りする例を示す。
【図9】 本発明の熱交換素子の他の例を示す一次流シ
ートの斜視図である。
【図10】 本発明の熱交換素子の他の例を示す二次流
シートの斜視図である。
【図11】 一次流シートの組立方法を示す。
【図12】 図11の第1のヘッダ部材のXII-XII線に
沿う矢視断面図である。
【図13】 第2のヘッダ部材を一枚のダンボール板材
から材料取りする例を示す。
【図14】 本発明の熱交換素子の他の例を示す一次流
シートの斜視図である。
【図15】 本発明の熱交換素子の他の例を示す二次流
シートの斜視図である。
【図16】 一次流シートに一次流体が流れる様子を示
す要部断面図である。
【図17】 第2のヘッダ部材を一枚のダンボール板材
から材料取りする例を示す。
【図18】 本発明の熱交換素子の他の例を示す一次流
シートの斜視図である。
【図19】 一次流シートに一次流体が流れる様子を示
す要部断面図である。
【図20】 本発明の熱交換素子の他の例を示す一次流
シートの斜視図である。
【図21】 一次流シートに一次流体が流れる様子を示
す要部断面図である。
【図22】 本発明の熱交換素子の他の例を示す一次流
シートの部分的な上面図である。
【図23】 本発明の熱交換素子の他の例を示す一次流
流路の開口部の形状を示したものである。
【図24】 図23に示された一次流流路において、C
=0の時の圧力損失に対する圧力損失増加割合を縦軸
に、変数kを横軸にとったグラフである。
【図25】 本発明の熱交換素子の他の例を示すヘッダ
部付近の断面図である。
【図26】 本発明の熱交換素子の他の例を示すヘッダ
部付近の断面図である。
【図27】 従来の対向流方式全熱交換素子を示す概略
斜視図である。
【符号の説明】
2,102 仕切板、5 一次流流路、6 二次流流
路、7 一次流体、8二次流体、11 対向流部、12
ヘッダ部、17 第1のヘッダ部材、17a第1の
辺、17b 第2の辺、17c 第3の辺、18 第2
のヘッダ部材、18a 第1の辺、18b 第2の辺、
18c 第3の辺、20,120 波形状部、21 入
口面(第1の面)、22 出口面(第1の面)、23
入口面(第2の面)、24 出口面(第2の面)、25
シール部材、117,217,317,517,61
7 第1のヘッダ部材、117a,217a,317a
第1の細長部、117b,217b,317b 第2の
細長部、118,218第2のヘッダ部材、118a,
218a 第1の細長部、118b,218b第2の細
長部、417 第3のヘッダ部材、A 橋桁幅、C 橋
脚幅、B 出口幅、D+E 板厚。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋田 裕之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 中本 眞司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 土井 全 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−140295(JP,A) 特開 昭59−63491(JP,A) 特開 昭59−229193(JP,A) 特開 平9−152292(JP,A) 実開 昭57−132986(JP,U) 実開 昭57−127174(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28D 9/00 F28D 9/02 F28F 3/08 311

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の矩形仕切板が所定の間隔を有して
    積層され、両側部をシール部材でシールされ、さらに流
    通路方向を両側部に平行とする流路が、各層毎に両側部
    と直交する方向に複数並設されて構成され、一次流体お
    よび二次流体が各層毎に交互に対向流的に流されて該仕
    切板を介して互いに熱交換される対向流部と、 上記対向流部の両端に各々一個接続され、上記一次流体
    の流入口または流出口に対向する第1の面、上記二次流
    体の流出口または流入口に対向する第2の面、および上
    記対向流部に隣接対向する第3の面を有する概略断面三
    角形状をなし、該第1の面と該第3の面とに開口するよ
    うに形成され上記一次流体の流路となる複数の一次流流
    路と、該第2の面と該第3の面とに開口するように形成
    され上記二次流体の流路となる複数の二次流流路とが、
    上記対向流部の各層に対応して交互に形成されている樹
    脂製のヘッダ部を有し、 上記ヘッダ部は、 上記第1の面および第2の面に沿って延びる第1の細長
    部および第2の細長部とからなるひらがなの「く」字型
    の平板状をなし、上記第1の細長部に上記複数の一次流
    流路が形成されるとともに第2の細長部は閉塞されてい
    る第1のヘッダ部材と、 上記第1の面および第2の面に沿って延びる第1の細長
    部および第2の細長部とからなるひらがなの「く」字型
    を平板状をなし、上記第2の細長部に上記複数の二次流
    流路が形成されるとともに第1の細長部は閉塞されてい
    る第2のヘッダ部材とが交互に積層されて構成されてい
    ことを特徴とする熱交換素子。
  2. 【請求項2】 上記第1のヘッダ部材の上記第1の細長
    部、および上記第2のヘッダ部材の上記第2の細長部
    は、先端に行くほど幅が狭くされていることを特徴とす
    る請求項記載の熱交換素子。
  3. 【請求項3】 上記第1のヘッダ部材の上記第1の細長
    部は、上記第1の面の面幅の概略1/2の長さにされ、
    かつ上記第2のヘッダ部材の上記第2の細長部は、上記
    第2の面の面幅の概略1/2の長さにされていることを
    特徴とする請求項記載の熱交換素子。
  4. 【請求項4】 上記第1のヘッダ部材の上記第1の細長
    部は、上記第1の面の面幅の概略1/2の長さにされ、
    上記第1の面に沿う残る部分に、上記対向流部を流れる
    一次流体と同一の方向に流路が形成された第3のヘッダ
    部材が配設され、 上記第2のヘッダ部材の上記第2の細長部は、上記第2
    の面の面幅の概略1/2の長さにされ、上記第2の面に
    沿う残る部分に、上記対向流部を流れる二次流体と同一
    の方向に流路が形成された第4のヘッダ部材が配設され
    ていることを特徴とする請求項記載の熱交換素子。
  5. 【請求項5】 上記各層毎に並設された複数の流路の両
    端は、上記第1のヘッダ部材および上記第2のヘッダ部
    材の近傍まで延長されていることを特長とする請求項
    乃至4のいずれか記載の熱交換素子。
  6. 【請求項6】 上記一次流流路および上記二次流流路
    は、複数の矩形空間が断面梯子状に形成され、断面にお
    いては、橋桁幅が橋脚幅の10倍以上の大きさとされ、
    かつ出口幅が板厚より10倍以上の大きさとされている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の熱交
    換素子。
  7. 【請求項7】 上記一次流流路および上記二次流流路の
    断面形状においては、先端に行くほど幅が大きく形成さ
    れていることを特長とする請求項1乃至6のいずれか記
    載の熱交換素子。
  8. 【請求項8】 上記第1のヘッダ部材および上記第2の
    ヘッダ部材は、樹脂製のダンボール板材が裁断されて作
    製されている請求項1乃至7のいずれか記載の熱交換素
    子。
  9. 【請求項9】 複数の矩形仕切板が所定の間隔を有して
    積層され、両側部をシール部材でシールされ、さらに流
    通路方向を両側部に平行とする流路が、各層毎に両側部
    と直交する方向に複数並設されて構成され、一次流体お
    よび二次流体が各層毎に交互に対向流的に流されて該仕
    切板を介して互いに熱交換される対向流部と、 上記対向流部の両端に各々一個接続され、上記一次流体
    の流入口または流出口 に対向する第1の面、上記二次流
    体の流出口または流入口に対向する第2の面、および上
    記対向流部に隣接対向する第3の面を有する概略断面三
    角形状をなし、該第1の面と該第3の面とに開口するよ
    うに形成され上記一次流体の流路となる複数の一次流流
    路と、該第2の面と該第3の面とに開口するように形成
    され上記二次流体の流路となる複数の二次流流路とが、
    上記対向流部の各層に対応して交互に形成されている樹
    脂製のヘッダ部を有し、 上記ヘッダ部は、 各々上記第1の面、第2の面および第3の面を構成する
    第1の辺、第2の辺および第3の辺を有する三角型の平
    板状をなし、上記複数の一次流流路が上記第1の辺と上
    記第3の辺とに開口するように形成されるとともに第2
    の辺は閉塞されている第1のヘッダ部材と、 各々上記第1の面、第2の面および第3の面を構成する
    第1の辺、第2の辺および第3の辺を有する三角型の平
    板状をなし、上記複数の二次流流路が上記第2の辺と上
    記第3の辺とに開口するように形成されるとともに第1
    の辺は閉塞されている第2のヘッダ部材とが交互に積層
    されて構成され、 上記一次流流路および上記二次流流路は、複数の矩形空
    間が断面梯子状に形成され、断面においては、橋桁幅が
    橋脚幅の10倍以上の大きさとされ、かつ出口幅が板厚
    より10倍以上の大きさとされていることを特徴とす
    交換素子。
  10. 【請求項10】 上記一次流流路および上記二次流流路
    の断面形状においては、先端に行くほど幅が大きく形成
    されていることを特長とする請求項記載の熱交換素
    子。
  11. 【請求項11】 上記第1のヘッダ部材および上記第2
    のヘッダ部材は、樹脂製のダンボール板材が裁断されて
    作製されている請求項9または10に記載の熱交換素
    子。
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