JP3403879B2 - 自動2輪車のリヤスイングアーム - Google Patents

自動2輪車のリヤスイングアーム

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JP3403879B2 JP29768795A JP29768795A JP3403879B2 JP 3403879 B2 JP3403879 B2 JP 3403879B2 JP 29768795 A JP29768795 A JP 29768795A JP 29768795 A JP29768795 A JP 29768795A JP 3403879 B2 JP3403879 B2 JP 3403879B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、自動2輪車のリ
ヤスイングアームに関する。 【0002】 【従来の技術】左右一対のアームと、これら左右一対の
アーム各前端間を連結するクロスメンバー部とを備え、
クロスメンバー部の前端部に車体側へ連結するための軸
受け部を設けたリヤスイングアームは周知である。ま
た、クロスメンバー部を鋳造することも行われている。 【0003】また、特開昭62−50286号には、従
来のクロスメンバー部とアームを一体化したものにほぼ
相当するスイングアーム本体部を引き抜き材で形成し、
前端部に軸受け部、後端部に後輪の車輪支持プレートを
設けたものが示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来のクロスメンバー
部とアームを別体で形成し、これらを溶接するものは、
溶接ケ所が多くなるので、製作に多くの手間がかかり、
コストが高くなってしまう。また、クロスメンバー部を
鋳造する場合は、金型費が高くなり、かつ鋳肌の荒れに
対してアルマイト処理すると見栄えのある外観を得にく
い。 【0005】一方、特開昭62−50286号のもの
は、スイングアーム本体部を車幅方向へ引き抜くことに
より、車幅方向へ延びる軸受け部の穴及びリブにより区
画された空間が形成されるので成形容易である反面、前
後方向へ延びる中空のアームを設けることができず形状
が限定され、かつリヤクッションユニットの連結部を溶
接により形成しなければならず工数が多くなる。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明は、左右一対のアームと、この左右一対のアー
ムの前端部を接続したクロスメンバー部とを備えたリヤ
スイングアームにおいて、クロスメンバー部は、前端部
に車体側へ連結するための軸受け部と、前記左右一対の
アームの各前端部が接続されかつリヤクッションユニッ
の一端が連結される連結部を一体に備えるとともに、
車幅方向へ押し出し又は引き抜きにより形成され、その
際、前記軸受け部及びリヤクッションユニットの連結部
の各車幅方向の穴を同時に形成してなり、前記左右一対
の軸受け部は、前記クロスメンバー部におけるリヤクッ
ションユニットの連結部前端左右からそれぞれ前方へ突
出形成され、各突出先端側に軸受穴が設けられ、かつこ
れら左右の軸受け部のうち、チェーンライン側に位置す
るものの幅を他方側よりも広くしたことを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】図1はリヤスイングアームの平面
図、図2はその側面図、図3はその斜視図、図4はこの
リヤスイングアームを使用した自動2輪車の側面図であ
る。 【0008】図4において、前輪1を支持するフロント
フォーク2は上端にハンドル3が設けられるとともに、
上部で前後方向へ延びるメインフレーム4へ回転自在に
支持される。 【0009】メインフレーム4の後端部には、上下方向
へ延びるセンターフレーム5が接続され、その中間部に
はピボット軸6でリヤスイングアーム7の前端部が回動
自在に支持される。 【0010】リヤスイングアーム7の中間部には車体側
との間にリヤクッションユニット8が連結され、後端部
には後輪9が回転自在に支持されている。 【0011】メインフレーム4の下方にはエンジン10
が支持され、そのドライブスプロケット11と後輪9の
車軸12と同軸のドリブンスプロケット13との間にチ
ェーン14が巻き掛けられている。 【0012】図1及至図3に明らかなように、リヤスイ
ングアーム7は左右一対の角パイプ状をなすアーム20
と、これらの前端部21を連結するクロスメンバー部2
2を備える。 【0013】クロスメンバー部22は中央部にリヤクッ
ションユニットの連結部23が上方へ突出して一体に形
成され、ここに連結用の穴24が車幅方向に形成されて
いる。 【0014】クロスメンバー部22の前端部左右には、
軸受け部25が左右一対でそれぞれアーム状に前方へ突
出し、その先端に軸受穴26が設けられ、ここに軸受と
してボールベアリング30及びニードルベアリング31
が嵌合され、車体側へピボット軸6で連結される(図
2)。 【0015】軸受穴26は車幅方向へ形成され、同方向
の肉抜き穴27が複数形成されている。また、左側の軸
受け部25の幅bは、同右側のaよりも広くなってい
る。 【0016】なお、アーム20の後端部には、リヤブレ
ーキのトルクロッド用ブラケット28や車軸12支持用
の長穴29が形成されている。 【0017】左右の長穴29間には、後輪側の車軸12
が架け渡され、これと同軸支持されたドリブンスプロケ
ット13、エンジン側のドライブスプロケット11及び
これらの間に巻き掛けられたチェーン14は、それぞれ
車体中心よりも左側に寄って配設され、チェーンライン
は左側の軸受け部25の上を通っている。 【0018】図5は車体後方からリヤスイングアーム7
の車体取付部を示す図であり、左右のセンターフレーム
5に挟まれてインフレーム4の後端部が車体中心に沿っ
て下方へ延び、その左右を補強プレート34で補強され
た部分とセンターフレーム5との間に左右の軸受け部2
5を入れ、メインフレーム4及びセンターフレーム5を
貫通して横断するピボット軸6で回動自在に支持されて
いる。 【0019】図中の符号35は、メインフレーム4の後
端上部から斜め上がりに後方へ延びるシートフレームで
ある。 【0020】クロスメンバー部22は、軽合金等適宜材
料を押し出し又は引き抜きにより成形され、このとき連
結用の穴24、軸受穴26及び肉抜き穴27が同時に形
成される。 【0021】その後、リヤクッションユニットの連結部
23及び左右の軸受け部25を機械加工で形成し、軸受
穴26は必要により寸法精度を高めるための機械加工が
施される。 【0022】さらに、クロスメンバー部22の後部左右
側面へ左右のアーム20の各前端部21を当接して溶接
することによりリヤスイングアーム7を組立てる。 【0023】このようにすると、溶接ケ所を削減して組
立工数を減少できる。しかも、クロスメンバー部22を
押し出し又は引き抜きにより形成するので、製造効率が
よく、連結用の穴24、軸受穴26、肉抜き穴27を同
時に形成できるので作業の手間を著しく軽減できる。 【0024】しかも、クロスメンバー部22を押し出し
又は引き抜きにより形成するので、左右の軸受け部25
の軸受穴26の断面は同一にならざるを得ない。このた
め、チェーンライン側にあってより大きな荷重がかかる
車体左側の軸受け部25の幅を広くすることにより必要
な強度が確保できる。【0025】 【発明の効果】以上のように本願発明によれば、溶接ケ
所を削減して組立工数を減少できる。しかも、クロスメ
ンバー部を押し出し又は引き抜きにより形成するので、
製造効率がよく、連結用の穴、軸受穴及び肉抜き穴を同
時に形成できるので作業の手間を著しく軽減できる。そ
のうえ、クロスメンバー部を鋳造する場合と比べれば、
金型費が安くなり、かつ鋳造時の様な鋳肌の荒れがない
ため外観が向上する。また、左右の軸受け部のうちチェ
ーンライン側により大きな荷重がかかるところ、これら
左右の軸受け部もクロスメンバー部を押し出し又は引き
抜きするとき一体に形成されるため、左右の軸受け部に
おける軸受穴の断面は同一にならざるを得ない。そこで
チェーンライン側の軸受け部の幅を広くすることにより
必要な強度が確保できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 リヤスイングアームの平面図 【図2】 リヤスイングアームの側面図 【図3】 リヤスイングアームの斜視図 【図4】 リヤスイングアームを使用した自動2輪車の
側面図 【図5】 車体後方からリヤスイングアームの車体取付
部を示す図 【符号の説明】 7:リヤスイングアーム、8:リヤクッションユニッ
ト、9:後輪、20:アーム、22:クロスメンバー
部、23:リヤクッションユニットの連結部、24:連
結用の穴、25:軸受け部、26:軸受穴、27:肉抜
き穴

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】左右一対のアームと、この左右一対のアー
    ムの前端部を接続したクロスメンバー部とを備えたリヤ
    スイングアームにおいて、クロスメンバー部は、前端部
    に車体側へ連結するための軸受け部と、前記左右一対の
    アームの各前端部が接続されかつリヤクッションユニッ
    の一端が連結される連結部を一体に備えるとともに、
    車幅方向へ押し出し又は引き抜きにより形成され、その
    際、前記軸受け部及びリヤクッションユニットの連結部
    の各車幅方向の穴を同時に形成してなり、 前記左右一対の軸受け部は、前記クロスメンバー部にお
    けるリヤクッションユニットの連結部前端左右からそれ
    ぞれ前方へ突出形成され、各突出先端側に軸受穴が設け
    られ、かつこれら左右の軸受け部のうち、チェーンライ
    ン側に位置するものの幅を他方側よりも広く したことを
    特徴とする自動2輪車のリヤスイングアーム。
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