JP3403671B2 - ゲーム機及び遊技動体通過口開閉装置 - Google Patents

ゲーム機及び遊技動体通過口開閉装置

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JP3403671B2
JP3403671B2 JP16611399A JP16611399A JP3403671B2 JP 3403671 B2 JP3403671 B2 JP 3403671B2 JP 16611399 A JP16611399 A JP 16611399A JP 16611399 A JP16611399 A JP 16611399A JP 3403671 B2 JP3403671 B2 JP 3403671B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばボードに部
分的に設けたターゲットに、球等の遊技動体を蹴った
り、投げたり、又は打ったりするなどして当てることを
競うゲーム機および上記遊技動体が通過する通過口の開
閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゲーム機として、球を蹴って遊技
を行うサッカーゲーム機が知られている。このゲーム機
は、ボードの複数箇所に設けた開口に、的としてのター
ゲット板が開閉可能に設けられたターゲット部材の外側
周囲を包囲する囲い部材の一部に出入口部が設けられて
いて、その出入口部の外側に球を置き、その球をキック
してターゲット板に当てるように遊技するよう構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のゲーム機においては、キックしてターゲット部材に
当たり、ターゲット部材から跳ね返った球が出入口部を
通過してゲーム機の外側にこぼれて出るという問題があ
った。
【0004】そこで、球に紐を付けたり、出入口部だけ
でなくプレイヤをも内側に配した状態の大きな柵を設け
るようにした。しかし、前者の場合には、キックの際に
紐が邪魔になってプレイヤのキック能力が正しく反映し
難く、また、紐がゲーム機に引掛かったりする等、操作
性の点で改良の余地があった。一方、後者の場合には、
柵の配設位置は遊技者のキック動作に支障の無いように
球の出入口部から充分離れた距離をとる必要があり、そ
のため球出入口部と柵とで囲まれた領域が広くなって、
その領域を含めたゲーム機の設置スペースが相当広くな
らざるを得ず、ゲーム機の設置台数の減少化を招来する
という別の問題があった。
【0005】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、プレイヤに対する的当て
操作が容易となり、しかも設置スペースを小さくできる
ゲーム機および遊技動体通過口開閉装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のゲーム機は、遊
技動体を離れた位置からターゲットに命中させるゲーム
機であって、ターゲット部材の周囲を覆う囲い部材の前
面側に設けられ、遊技動体の通過可能な開口部と、遊技
動体が開口部を通過することを検出する通過検出手段
と、遊技動体が外側から開口部を通過したことが検出さ
れると、開口部を閉じるシャッタ手段とを備え、上記シ
ャッタ手段は、遊技動体捕獲幕と、その遊技動体捕獲幕
の一辺を移動させることにより、開口部が塞がれた垂れ
幕状の拡がり状態と、開口部が開いた手繰り状態とにわ
たり変形させる変形手段とを有する構成である。
【0007】この構成にあっては、シャッタ手段が開状
態のときにターゲット部材を狙って開口部の外側から内
側へ向けて移動してきた遊技動体が、シャッタ手段が閉
状態となる、つまり遊技動体捕獲幕が拡がり状態となる
ことにより開口部から出ることを規制される。よって、
紐の省略化が可能になる故に、プレイヤに対する的当て
操作が容易になり、また柵の省略化が可能になる故にゲ
ーム機自体が小型化して設置スペースも小さくすること
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態を示す
ゲーム機の斜視図であり、図2は右側面図である。な
お、本実施形態のゲーム機は、サッカーゲーム機に対応
するものである。
【0009】このゲーム機1は、直方体状の枠組みを用
いて形成された囲い部材20と、囲い部材20の内部に
立設されたターゲット部材30と、囲い部材20の前面
側の下部適所に形成された開口部(または通過口)とし
ての出入口部21と、その出入口部21を開、閉状態と
するシャッタ手段10とを備える。
【0010】囲い部材20は、4つの側面22a、22
b、22c、22dと天井面22eとの5面を有し、囲
い部材20の4つの側面22a〜22dで囲まれた部分
の床23は出入口部21を最も低くし、それから遠ざか
るにつれて高くなる、つまり放射状に高くなるように傾
斜が設けられており、囲い部材20の内部後側にターゲ
ット部材30が設けられている。よって、囲い部材20
の内部に入った球2は、床23の傾斜により出入口部2
1に戻る状態になる。
【0011】囲い部材20を構成する5面の各面22a
〜22eは、例えば比較的狭幅の鋼材を縦横に組んだフ
レーム24と、そのフレーム24で仕切られた部分には
め込まれた、たとえば鉄製パネル等の遮蔽板25または
金網等の格子26とからなる。天井面22eはフレーム
24で仕切られた部分の全てに格子26がはめ込まれた
構成であり、裏側の側面22cはフレーム24で仕切ら
れた部分の全てに遮蔽板25がはめ込まれた構成、左右
両側の側面22b、22dは共にフレーム24で仕切ら
れた部分のうち一部(後側と下部)に遮蔽板25が、残
り(前側の上部)に格子26がはめ込まれた構成であ
る。前側の側面22aは、フレーム24で仕切られた部
分のうち、その左右両側の下部と中央部の上半分には格
子26がはめ込まれていて、中央部の下半分には何もは
め込まれておらず、その中央部の下半分は出入口部21
として機能する構成となっている。よって、出入口部2
1の前側部分は、球蹴り位置として用いられる。
【0012】出入口部21の横、この例では右横に操作
ボックス40が設けられており、この操作ボックス40
には、コイン投入口41、表示部42、操作部43、景
品取出し部44等が設けられていると共に、これら表示
部42、操作部43および操作ボックス40以外の各部
を含むゲーム機全体の制御を行うためのゲーム制御手段
として機能する、後述する図14に示すように構成され
たCPU100、RAM101およびROM102が内
蔵されている。
【0013】上記出入口部21には、シャッタ手段10
が設けられている。図3はシャッタ手段10を示す正面
図であり、図4はその右側面断面図である。
【0014】このシャッタ手段10は、遊技動体捕獲幕
としてのネット3と、ネット3を拡がり状態A(図5参
照)と手繰り状態B(図6参照)とにわたり変形させる
変形手段4とを備える。変形手段4は、上記前側の側面
22a中央部における出入口部21の両側に設けたフレ
ーム24aの内側に各々配設された、フレーム24aを
前側の一部として有する2つの支柱5と、これら2つの
支柱5に各々沿って昇降する2つの移動部材6と、上記
2つの支柱5のほぼ半分の高さ位置に設けられたネット
固定棒7とを備える。なお、支柱5は、フレーム24a
とは別体として設けてもよい。
【0015】このネット固定棒7には、ネット3の上側
端部が取付けられている。一方、ネット3の下側は、そ
の両端部3aの各々が、各支柱5に沿って所定範囲内で
昇降する移動部材6に連結具3bを介して連結されてい
る。連結具3bは紐等を使用してもよく、或いはネット
3の下端部を直接移動部材6に連結してもよい。
【0016】よって、ネット3は、移動部材6が下限位
置まで下降することにより、垂れ幕状の拡がり状態Aに
なり、逆に移動部材6が上限位置まで上昇することによ
り、手繰り状態Bになるように変形し得る。このとき、
ネット3は、拡がり状態Aになると出入口部21を塞
ぎ、手繰り状態Bになると出入口部21が開いた状態に
なる。
【0017】上記各移動部材6は、図7に示すように、
2種類の連結部材6a、6a′が複数チェーン状に連結
されていると共に、各連結部材6a、6a′間で曲折し
ない構造に形成された直線状のものである。なお、連結
部材6aには前記連結具3bを取り付けるための取付板
6cが断面L字状に形成されている。
【0018】上記移動部材6は移動手段の一部を構成
し、その移動手段は、図8および図9(図8の右側支柱
5近傍を示す)に示すように、その他、各移動部材6を
上下方向に案内する案内溝部材6bと、各移動部材6を
駆動させる一対のスプロケット8aと、前記2つの支柱
に両端部が回転自在に支持されていると共に、その両支
持部の内側に各々同一のスプロケット8aが固定された
長尺の駆動軸8bと、駆動軸8bの右側の端部であっ
て、支持部の外側に固定されたスプロケット8cと、こ
のスプロケット8cに対して無端チェーン8d(図4参
照)を介して連結されたスプロケット8eと、このスプ
ロケット8eが回転軸に固定されたクラッチ(9a)付
きモータ9とを備える。
【0019】なお、駆動軸8bの両端は、各支柱5に各
々設けた支持部5aに軸受5bを介して回転可能に支持
されている。また、前記移動部材6を構成する連結部材
6aに設けた取付板6cには、ネット3の下端部を保持
する連結板3bと、後述する被検出片14aとが固定さ
れている。連結板3bは移動部材6の下部に取付けら
れ、被検出片14aは移動部材6の上部に取付けられて
いる。
【0020】クラッチ付きモータ9は、後述するセンサ
により、クラッチ9aの接続と開放の制御、およびモー
タ9の回転または停止の制御とが行われる。図8に示す
ように、2つの支柱5各々の裏側に配設したボックス1
3には、共に光学式の第1センサ11と第2センサ12
からなる通過検出手段が設けられており、左側のボック
ス13には前側に第1センサ11の発光部11aが設け
られ、後ろ側に第2センサ12の受光部12bが設けら
れ、右側のボックス13には前側に第1センサ11の受
光部11bが設けられ、後ろ側に第2センサ12の発光
部12aが設けられている。各受光部11b、12bの
検出信号はCPU100に送られ、CPU100はその
両信号の入力タイミングに基づいて以下の制御を行う。
【0021】つまり、第1センサ11が第2センサ12
よりも先に検出した場合は、CPU100は出入口部2
1の外側から内側へ球2が移動したことを判定し、この
判定に基づいてクラッチ付きモータ9のクラッチ9aを
開放する。第2センサ12が第1センサ11よりも先に
検出した場合は、CPU100は出入口部21の内側近
傍の初期位置に球が戻ったことを判定し、その判定に基
づいてクラッチ9aを接続してクラッチ付きモータ9を
回転させる。
【0022】なお、第1センサ11における発光部と受
光部とは、第2センサ12におけるそれらに対して、左
右逆に配したのは、第1センサ11からの光により第2
センサ12が、第2センサ12からの光により第1セン
サ11がそれぞれ誤検出するのを防止するためである。
また、第1センサ11および第2センサ12は、出入口
部21における球の高さ位置に関わらず検出が可能なよ
うに、高さ位置を変えて4つずつ設けられている(図2
参照)。このとき、第1センサ11の間隔も、第2セン
サ12の間隔も、球2の直径以下の寸法とすることが好
ましい。
【0023】図3に示すように、一方(右側)の案内溝
部材6bにおける移動部材6の上限位置近傍には、モー
タ9の停止制御を行う光学式上限検出用センサ14が設
けられており、このセンサ14は発光部と受光部とを有
する。一方(右側)の移動部材6の上端部にはストッパ
ーを兼ねる被検出片14aが取付けられている。移動部
材6が上昇していくと、被検出片14aが上限検出用セ
ンサ14にて検出される。その検出は、発光部からの光
が被検出片14aにて反射され、その反射光が受光部に
捉えられることにより行われる。その検出信号はCPU
100に送られ、CPU100は上限位置近傍まで移動
部材6が到達したことを判定し、その判定に基づいてモ
ータ9の停止制御を行う。
【0024】かかるクラッチ付きモータ9における動作
は以下のように行われる。クラッチ9aが接続されてい
る状態で、モータ9が回転すると、その回転は図4およ
び図9に示すようにスプロケット8e、無端チェーン2
8d、スプロケット8cを介して駆動軸8bに与えら
れ、その駆動軸8bの回転を受けて、その両側の2つの
同一のスプロケット8aが同じ速度で回転することによ
り、両移動部材6は同じ速度、同じ高さで同調して上昇
する。そして、被検出片14aが上限検出用センサ14
にて検出されると、クラッチ付きモータ9が停止する。
これに伴って、上述したように、移動部材6が上限位置
に達してネット3が拡がり状態Aから手繰り状態Bへと
変形する。この手繰り状態Bにおいて、球蹴り位置にて
球2を蹴ることが可能となる。なお、蹴ったときに足が
当たっても痛くないように、図8に示すように出入口部
21の上部には、前側の2つのフレーム24aに両端を
固定してガードバー45が設けられている。このガード
バー45は、例えば鋼鉄製の芯部45aの外側に厚みの
ある発泡ウレタン等の弾性材45bが全周にわたり巻か
れた構成となっている。
【0025】そして、球2が蹴られると、通過検出手段
が球2を検出する。このとき、第1センサ11の方が第
2センサ12よりも検出タイミングが早いので、上述の
ようにクラッチ9aが開放される。この状態となると、
両移動部材6は落下し、その動きを受けてネット3は手
繰り状態Bから拡がり状態Aへと変形する。
【0026】各移動部材6には、下方への引張り力を付
勢する引張り付勢手段16が連結されている。引張り付
勢手段16は、図10に示すように、取付部材16aと
渦巻きばね16bとを備え、固定手段16Aにて正逆方
向に回転可能に支持されている(図4参照)。上記取付
部材16aは2枚の円板16cがその間に設けた筒状の
支持具16dにて連結された構成であり、2枚の円板1
6cには筒状支持具16dの外径と同一寸法の円孔16
eが筒状支持具16dの軸心と一致させて形成されてい
る。その円孔16eには固定手段16Aの支持棒16B
が挿通され(図4参照)、引張り付勢手段16は回転可
能となっている。
【0027】巻取式の低荷重ばね16bは、その内側端
部が筒状支持具16dに固定され、その外側端部が取付
具16fを介して移動部材6に取付けられており、外側
端部の繰り出し動作や引き込み動作に応じて、つまり移
動部材6の昇降動作に応じて、引張り付勢手段16自体
が回転すると共に、ばね16bの繰り出し長さLが変化
する。このばね16bによる引っ張り力は、その繰り出
し長さLに関わらずほぼ一定に調整されている。
【0028】よって、引張り付勢手段16による下方へ
のほぼ一定の引張り力にて、各移動部材6が自然落下以
上の早さで落下すると共に、ネット3も同様の速度で手
繰り状態Bから拡がり状態Aに変形する。そして、図3
に示すように移動部材6の上端部に取付けた被検出片1
4aが、右側の支柱5に固定されたストッパー14bに
当接することにより、移動部材6は下限位置に達してネ
ット3は拡がり状態Aに保持される。なお、ネット3の
下端には、鋼鉄製の芯部の外側が発泡ウレタン等の弾性
部材にて巻かれた保護部材17bが取付けられている。
この保護部材17bは、拡がり状態Aのときに、ストッ
パー14bの高さ位置を調整することにより、出入口部
21より前側の球蹴り位置での床面から所定高さ(球2
が外側に出ない寸法)だけ上側に位置するように調整さ
れている。加えて、移動部材6の長さ、および移動部材
6における被検出片14aの取付位置は、拡がり状態A
および手繰り状態Bを考慮して適宜最適な値に設定して
おく。また、この保護部材17bは、ネット3の下端長
さより短く、保護部材17bの両端はネット3下端の両
端より内側に位置している。よって、この保護部材17
bを持ち上げようとすると、ネット3の下端の紐相当部
がリンク17を引き上げるように動作するが、保護部材
17bの端がネット3下端の端より遠いので、リンク1
7とガイド棒18との間で摩擦力などの抵抗力が発生
し、保護部材17bが持ち上がり難い状態となる。この
よう抵抗力は、移動部材6との間でも生じる。
【0029】また、上記変形手段4は、ネット3の左右
両縁に取付けられた、被案内具としてのリング17と、
そのリング17を案内する案内手段としてのガイド棒1
8とを備える。ガイド棒18は、移動部材6の昇降方向
と同一方向に沿って立設された棒状のものであり、リン
グ17にはガイド棒18が挿通される。リング17は、
ネット3の左右両縁に複数、この例では11個取付けら
れている(図4参照)。したがって、上述したようにネ
ット3が拡がり状態Aや手繰り状態Bに変形するとき、
リング17がガイド棒18に案内された状態で昇降する
ため、ネット3の上下方向の中間部分が大きく弛むこと
が防止される。
【0030】なお、リング17の最下部のものは、図3
に示すように、支持部材17aを介してネット3の下端
部に取付けられている。また、図3および図4に示すよ
うに、ガイド棒18の頭部18aは、支柱5に固着した
支持具18bを介して固定され、その支持具18bには
前記ネット固定棒7の両端が固定されている。
【0031】上記ターゲット部材30は、図11に示す
ように、例えば矩形状をしたボード31の所定箇所に複
数、例えば4つの矩形状をした開口31aと3つの円形
状をした開口31bとが形成され、各開口31a、31
bにはそれを塞いだり開けた状態にする1または2つの
ターゲット板32が設けられ、各ターゲット板32の前
面には「1」〜「9」の数字が表示されている。
【0032】具体的には、この例では左端の矩形開口3
1aには、その上部に「1」の数字が表示されたターゲ
ット板32が、その下部には「5」の数字が表示された
ターゲット板32が設けられ、右端の矩形開口31aに
は、その上部に「4」の数字が表示されたターゲット板
32が、その下部には「8」の数字が表示されたターゲ
ット板32が設けられている。中央部の上段には、2つ
の矩形開口31aが形成され、これらには「2」と
「3」の数字が各々表示されたターゲット板32が設け
られている。これらの下側には、3つの円形開口31b
が形成され、これらには「6」「9」「7」の数字が各
々表示されたターゲット板32が設けられている。よっ
て、左端と右端の縦長の矩形開口31aには、他と異な
って2枚のターゲット板32が設けられている。また、
これらターゲット板32自体は、矩形状に形成されてい
る。
【0033】図12(a)、(b)および図13は、タ
ーゲット板32の周辺の構成を示す図であり、図12
(a)はその裏面図、図12(b)はその左側面図、図
13は図12(a)の平面図である。なお、この図12
および図13は、「1」と「4」以外の数字が表示され
たターゲット板32の周辺構成であり、「1」と「4」
の数字が表示されたターゲット板32の周辺構成では、
図12および図13とは異なり、クラッチ付きモータ3
7の設置はそのスペースの点で上下逆にして取付けられ
ている。
【0034】ターゲット板32の周辺の構成を具体的に
説明する。各ターゲット板32は、ゲーム機1の前面側
から見て左辺側に設けた軸33の回動により揺動できる
ようになっている。詳細には、軸33は、ボード31の
背面に、これに直交するように設けた取付板31cに対
し、上下2つの軸受33aを介して揺動可能に取付けら
れている。また、ターゲット板32の裏面の上下2箇所
には、固定金具32aが取付けられ、これらの固定金具
32aに備わった筒部32bに前記軸33が挿通されて
いる。
【0035】上記軸33の下端にクラッチ(37a)付
きモータ37が設けられている。なお、上述したよう
に、軸33の上端にクラッチ付きモータ37が設けられ
ている場合もある。例えば、「1」と「4」の数字が表
示されたターゲット板32の場合が該当する。
【0036】ターゲット板32の前面の縁部は、その全
周にわたりボード31の開口周辺と対向するようになっ
ていて、ターゲット板32の前面右縁部と対向するボー
ド31部分(裏面側)には、磁石34と、当たりセンサ
として機能する反射型光センサ35とが取付けられ、タ
ーゲット板32の対向部分(前面側)には磁石34と磁
力により付着する金属片34aが設けられている。そし
て、各ターゲット板32が開口を塞ぐ状態において磁石
34と金属片34aとが接触状態となることにより、各
ターゲット板32は球2が命中またはそれに近い状態で
ない限り、磁力の働きにより開かないようになってい
る。
【0037】球2の命中等により各ターゲット板32が
開くと、反射型光センサ35がその状態を検出する。反
射型光センサ35は、発光部と受光部とを内蔵し、発光
部から一定時間間隔で発せられ、ターゲット板32から
反射してきた光を受光部が捉えるまでの経過時間が所定
値以上の場合に、ターゲット板32が一定角度以上に開
いたことを検出する。その検出信号はCPU100に出
力される。
【0038】CPU100は、その信号入力を受けて、
該当するターゲット板32に関するクラッチ付きモータ
37のクラッチ37aを開放状態から接続状態にし、か
つモータ37を回転駆動させる。つまり、球2が命中し
たとき、ターゲット板32は自由な状態で開いていく
が、一定角度以上開くと、反射型光センサ35の検出に
伴い、クラッチ37aを接続してモータ37を回転させ
る。これにより軸33が回転し、ターゲット板32が所
定開度、例えば90度に開く。したがって、以上のクラ
ッチ付きモータ37の動作により、ターゲット板32は
半開状態になることが防止される。
【0039】但し、1回の球蹴りにより、「1」と
「5」の数字、または「4」と「8」の数字が表示され
た上下2つのターゲット板32の境界部に球2が当た
り、磁石34と金属片34aとが所定距離離れた状態と
なって、光センサ35がその状態を検出した場合には、
上下2つのターゲット板32は共に全開状態になる。し
かし、上記以外の数字が表示されたターゲット板32に
ついては、1回の球蹴りによるその衝撃にて2以上のタ
ーゲット板32が開くのを防止すべく、CPU100
は、その場合において複数の光センサ35から信号を入
力したタイミングに基づいて、最も早く信号入力をした
該当するターゲット板32のみを全開にするようになっ
ている。
【0040】上記ターゲット板32の右縁部の裏面に
は、金属片34aよりも下側位置に金属片38aが取付
けられ、ターゲット板32が90度に開いた状態のとき
に、取付板31cにおける金属片38aと対向する位置
に、磁石38が設けられていて、磁石38の磁力により
金属片38aが付着することにより、ターゲット板32
が全開状態とされる。
【0041】また、ターゲット板32が90度に開いた
状態で、取付板31cにおけるターゲット板32の右縁
部と対向する箇所に反射型光センサ39が設けられてい
る。この光センサ39は、発光部と受光部とを内蔵し、
発光部から一定時間間隔で発せられ、ターゲット板32
から反射してきた光を受光部が捉えるまでの経過時間が
所定値以下の場合に、ターゲット板32がほぼ全開状態
に開いたことを検出する。そして、ターゲット板32が
90度の全開状態になると、光センサ39はその状態を
検出し、検出信号をCPU100に出力する。CPU1
00は、その信号入力を受けて、該当するターゲット板
32に関するクラッチ付きモータ37の回転を停止させ
ると共にクラッチ37aを開放する。このとき、磁石3
8に金属片38aが付着しているため、ターゲット板3
2は所定開度(例えば90度)に全開したままとなる。
また、CPU100は、後述するフローチャートで説明
するゲームオーバーになると、全開状態のターゲット板
32に関するクラッチ付きモータ37のクラッチ37a
を接続し、かつモータ37を逆回転させて、ターゲット
板32を全閉状態に戻す。そして、その全開状態が光セ
ンサ35にて検出されると、CPU100はクラッチ付
きモータ37のクラッチ37aを開放にする。これによ
り球2が当たると、ターゲット板32が上述したように
自由な状態で開くことが可能とされる。
【0042】また、ターゲット部材30の下部には球2
の直径より寸法の大きい高さで球通し用の開口部30a
がほぼ全幅にわたり設けられている(図10参照)。こ
の開口部30aは、ターゲット板32が開くことによ
り、球2がその開いたターゲット板32を設けている開
口31a、31bより裏側に抜けることがあるが、その
抜けた球2を出入口部21の初期位置に戻すためであ
る。
【0043】上記操作ボックス40における表示部42
には、ターゲット板32に表示した数字に対応する番号
の宣言ボタン(図示せず)が設けられていて、該当する
宣言ボタンを押すことにより、1回の球蹴り毎に狙うタ
ーゲット板の数字を宣言できるようになっている。
【0044】図14は、ゲーム制御手段の構成を示すブ
ロック図である。ゲーム制御手段は、CPU100、R
AM101およびROM102からなる。CPU100
は、ゲーム開始指示手段114、タイマ103、球通過
方向判断手段104、待ち時間判断手段105、戻り判
断手段106、当たり判定手段107、2枚抜き判定手
段108、球通過数カウンタ109、残り球数(外れ回
数)カウンタ110、得点計算手段111、ゲームクリ
ア判別手段112およびゲーム失敗判別手段113を有
する。RAM101は、処理途中におけるデータを一次
的に取り込むためのものであり、例えば当たりターゲッ
ト記憶部およびミス回数記憶部を有する。ROM102
は、ゲーム実行プログラムが格納されたものであり、例
えばゲームプログラムや種々のゲームデータ(式など)
が格納されている。
【0045】タイマ103は、上限検出用センサ14か
らの信号に基づいてクラッチ付きモータ9のモータ9を
停止(off)すると、それ以降の経過時間tを計測す
る。
【0046】球通過方向判断手段104は、第1センサ
11からの信号入力のタイミングと、第2センサ12か
らの信号入力のタイミングとに基づき球の通過方向を判
断する。そして、第2センサ12からの信号入力のタイ
ミングの方が早いときは、戻り判断手段106が球2が
初期位置に戻ったと判断し、クラッチ9aを接続し、モ
ータ9を駆動させてネット3を手繰り状態Bにする。ま
た、球通過方向判断手段104は、第1センサ11の信
号入力のタイミングの方が早い、つまり球が蹴り込まれ
たと判断して、クラッチ付きモータ9のクラッチ9aを
開放し、ネット3を手繰り状態Bから拡がり状態Aにす
る。
【0047】待ち時間判断手段105は、タイマ103
が計測した経過時間tと予め設定した時間T1とを比較
する。
【0048】当たり判定手段107は、複数ある当たり
センサ35のどれが検出したかを判定する。2枚抜き判
定手段108は、「1」と「5」の数字、または「4」
と「8」の数字が表示された上下2つのターゲット板3
2に関する当たりセンサ35のうちのどの2つが検出し
たかを判定するとともに、上記以外の数字が表示された
ターゲット板32が開いた場合に、どちらの方が早く開
いたかを判定する。
【0049】球通過数カウンタ109は、球通過方向判
断手段104により、第1センサ11からの信号入力の
タイミングが、第2センサ12からの信号入力のタイミ
ングよりも早いと判断された回数に基づいて、球の通過
数をカウントする。
【0050】残り球数(外れ回数)カウンタ110は、
球通過数カウンタ109による球通過数のカウント値
と、当たりセンサ35による検出回数との差に基づいて
外れ回数をカウントするとともに、予め設定した残り球
数をそのカウントにより減算する。
【0051】得点計算手段111は、当たり判定手段1
07または2枚抜き判定手段108による判定結果に基
づき得点を加算していくと共に、上記宣言ボタンにて宣
言したターゲット板の数字と実際に開いたターゲット板
とが一致する場合には、更に一定の点を加算する。そし
て、算出値を表示部42に表示させる。
【0052】ゲームクリア判別手段112は、全てのタ
ーゲット板32を開いた場合、ゲームクリアと判別し
て、操作ボックス40に設けたスピーカ(図示せず)に
て、例えば「おめでとう」等の発声を行わせる。
【0053】ゲーム失敗判別手段113は、9つのター
ゲット板のうち開いたものが、例えば2枚以下の場合に
は、「残念でした。また、頑張りましょう。」と、5枚
以下の場合には、「もう少しです。」と上記スピーカに
て発声を行わせる。
【0054】また、ゲーム開始指示手段114は、コイ
ン投入口41の内側の所定箇所に設けたコイン投入セン
サ41aからの入力に基づいて、ゲームを開始する指示
を発する。
【0055】次に、このように構成されたゲーム機にお
けるゲーム内容につき、図15に示すフローチャートに
基づき説明する。
【0056】このゲームは、本実施形態では、9つある
ターゲット板32に対して球2を命中させるに際し、1
ゲーム当たり12回の球蹴りが一応可能であるが、ター
ゲット板32に球2が命中せずに外れた回数(ここで、
これを残り球数という。)が4回に達すると、つまり残
り回数が0になると、その時点でゲーム終了となるもの
である。
【0057】ゲーム機1の電源をオンすると、初期設定
が行われる。この初期設定は、操作ボックス40の表示
部42に所定の表示を行い、また、各センサ11、1
2、14、35、39やCPU100等を所定の初期状
態にセットすると共に、ネット3が手繰り状態Bとなっ
ていれば拡がり状態Aにし、拡がり状態Aになっていれ
ばその状態を維持させる処理などが含まれる。
【0058】しかる後、コイン投入口41にコインが投
入されたか否かを判定する(ステップST1)。この判
定は、コイン投入が行われるまで繰り返す。そして、コ
インが投入されたと判定されると、CPU100は残り
球数(N)および残り球蹴り回数(M)を予めプログラ
ムされているように、N=4、M=12に設定する(ス
テップST2)。
【0059】次に、ステップST3に進み、得点sを0
に設定する。続いて、シャッタ手段10のクラッチ付き
モータ9のクラッチ9aを接続し(ステップST4)、
続いて、モータ9を回転させる(ステップST5)。こ
れにより、移動部材6が上昇してネット3の下端が持ち
上げられていく。
【0060】しかる後、上限検出用センサ14がオンに
なると(ステップST6)、クラッチ付きモータ9の回
転を停止させる(ステップST7)。これにより、移動
部材6はその上限位置に停止し、また、ネット3は手繰
り状態Bになる。そして、CPU100のタイマtがt
=0にセットされて残り時間をカウントアップしていく
(ステップST8)。このように手繰り状態Bにネット
3がなると、球2をゲームプレイヤは球蹴りが可能とな
る。
【0061】しかる後、第1センサ11および第2セン
サ12からなる通過検出手段が検出を行ったか否かを判
定し(ステップST9)、検出した場合には、更にその
検出タイミングが第1センサ11の方が第2センサ12
よりも早いか否か、つまり球2が外側から内側へ蹴り込
まれたものか否かを判定する(ステップST10)。
【0062】一方、ステップST8において上述したタ
イマtがスタートしたにも関わらず、ステップST9〜
ST10において、第1センサ11および第2センサ1
2が検出を行わない場合、または、検出タイミングが第
2センサ12の方が第1センサ11よりも早い、つまり
球2が内側から外側へ移動してきた場合には、ステップ
ST19に進み、タイマtが設定時間T1を越えたか否
かを判定し、越えていない場合にはステップST9、S
T10、ST19を繰り返す。そして、越えた場合に
は、ステップST20に進む。
【0063】上述したステップST10において、球2
が外側から内側へ蹴り込まれたと判定された場合には、
クラッチ付きモータ9のクラッチ9aを開放する(ステ
ップST11)。これにより、移動部材6が自重ととも
に引張り付勢手段16による引張り力を受けて自然落下
よりも早い速度で降下していき、被検出片14aがスト
ッパー14bに当接することにより、ネット3が拡がり
状態Aとなって、出入口部21が塞がれる。これによ
り、球2がターゲット部材30から直接跳ね返ってきて
も、その球2をキャッチすることが可能となる。
【0064】次に、球2がターゲット板32に当たった
か否かを判定し(ステップST12)、当たらなかった
場合には、ステップST20に進み、残り球数Nを1デ
クリメントし、残り球蹴り回数Mを1デクリメントす
る。続いて、残り球数Nと残り球蹴り回数Mのうち少な
くとも一方が0であるか否かを判定する(ステップST
21)。この時点では、そうでないので、ステップST
4に戻る。
【0065】一方、当たった場合には、ステップST1
3に進み、ここで2つのターゲット板が開いたか否かを
判定する。そして、2枚抜きでない、つまり1枚抜きの
場合は、残り球数Nをそのままとし、残り球蹴り回数M
を1デクリメントし(ステップST14)、続いて得点
sを1インクリメントする(ステップST15)。この
とき、宣言ボタンで宣言していた番号のターゲット板で
ある場合には、得点sに更に1点(x)を追加加算す
る。
【0066】一方、ステップST13で2つのターゲッ
ト板が開、つまり2枚抜きである場合には、ステップS
T16に進み、残り球数Nを1インクリメントし、残り
球蹴り回数Mを1デクリメントする。続いて、得点sを
2インクリメントする(ス、テップST17)。このと
き、宣言ボタンで宣言していた番号のターゲット板であ
る場合には、得点sに更に1点(x)を追加加算する。
【0067】次に、ステップST18に進み、残り球蹴
り回数M=0か否かを判定し、そうである場合はゲーム
オーバーとするが、この時点ではまだそうでないので、
ステップST4に戻る。
【0068】次に、ステップST4に戻って、ステップ
ST21までのフローを繰り返す。そして、ステップS
T21において、残り球数Nと残り球蹴り回数Mのうち
少なくとも一方が0であると判定すると、ゲームオーバ
ーとなる。
【0069】なお、この実施形態でのゲーム内容では、
残り球数を4に設定しているが、本発明はこれに限ら
ず、残り球数を他の値に設定したり、或いは残り球数の
設定を省略したゲーム内容にも当然適用できることは勿
論である。
【0070】以上のように、本実施形態によれば、ネッ
ト3が開状態のときにターゲット板32を狙って出入口
部21の外側から内側へ向けて移動してきた球が、ネッ
ト3が閉状態となることにより出入口部21から出るこ
とを規制されるので、紐を省略しても出入口部21から
球2が抜け出ることを防止することができるので、プレ
イヤに対する的当て操作が容易になり、また出入口部2
1の外側に従来設けていた柵を不要にでき、それ故にゲ
ーム機1自体が小型化して設置スペースも小さくするこ
とができる。
【0071】なお、本発明は、上記実施形態に限らず、
以下の変形形態を採用することができる。 (1)上記実施形態ではターゲット板32を9枚設ける
構成としているが、本発明はこれに限らず、1枚乃至8
枚のターゲット板を設けるようにしたり、10枚以上設
けるようにしてもよい。 (2)また、上記実施形態ではボード31に設けた1つ
の開口(左端と右端)に上下方向に2枚のターゲット板
32を設けるようにしているが、本発明はこれに限らな
い。例えば、1つの開口に上下方向に3枚以上のターゲ
ット板を設けるようにしてもよく、また、1つの開口に
複数のターゲット板を横方向に並べて設けるようにして
もよい。或いは、1つの開口に1つずつターゲット板を
設けるようにしてもよい。 (3)また、上記実施形態ではターゲット板32が前側
から見て左縁側を回転軸として開閉するように構成して
いるが、本発明はこれに限らず、ターゲット板が右縁側
を回転軸として開閉する構成、上縁側を回転軸として開
閉する構成、または下縁側を回転軸として開閉する構成
としてもよい。このような変形形態を採用する場合は、
シャッタ手段や開閉駆動手段等は適宜好ましい仕様を選
定することがよい。 (4)また、上記実施形態では球2が当たるとターゲッ
ト板32が開く構成としているが、本発明はこれに限ら
ず、球2が当たるとそれまで暗かったターゲット板が光
る構成としたり、光っているが球が当たると他の色にタ
ーゲット板が変化して光るような構成としてもよい。こ
のような構成とする場合には、上述したように今から狙
うターゲット板の数字を宣言するとき、その宣言したタ
ーゲット板が球を蹴る前から光るようにしてもよい。ま
た、ターゲット板が無く、そこに貫通孔を設け、その貫
通孔をターゲットとした構成としてもよい。 (5)また、上記実施形態ではネット3を手繰り状態か
ら引張ることで拡がり状態にすべく、低荷重ばねを有す
る引張り付勢手段16を用いているが、本発明はこれに
限らない。引張り付勢手段として、例えばコイルばねや
ゴム等の弾性手段を用いることができる。 (6)また、本発明は、引張り付勢手段16に代えて、
移動部材に上から下へ向かう方向へ移動部材を押圧付勢
するようにコイルばね等の押圧付勢手段を設けてもよ
い。 (7)また、上記実施形態では引張り付勢手段16を移
動部材に連結しているが、本発明はこれに限らず、ネッ
トに直接引張り付勢手段や押圧付勢手段を連結してもよ
い。 (8)また、上記実施形態では1つの開口部を球の出入
口部としているが、本発明はこれに限らず、開口部であ
る球入口を球出口と別部分とした構成であっても実施で
きる。 (9)また、上記実施形態ではターゲット板32の開、
閉状態を光学式のセンサ35、39を用いているが、本
発明はこれに限らない。例えば、機械的に開、閉状態を
検出するセンサや、開き具合や閉じ具合を角度にて検出
する角度センサを用いてもよい。 (10)また、本発明は、出入口部からターゲット部材
までの距離が充分にある場合、或いは反発力が低い遊技
動体のようにターゲットから跳ね返っても出入口部まで
届くのに十分な時間がある場合は、引張り付勢手段や押
圧弾性手段を省略し、自重だけでネットが閉まるように
構成してもよい。 (11)また、上記実施形態ではターゲット部材の裏側
にまで床23を延長させた構成としているが、本発明は
これに限らない。ターゲット部材の裏側に、ターゲット
板裏側から出入口部(開口部)に遊技動体を移動させる
手段を設ける構成としてもよい。
【0072】以上説明したように、請求項1の発明は、
遊技動体を離れた位置からターゲットに命中させるゲー
ム機であって、ターゲット部材の周囲を覆う囲い部材の
前面側に設けられ、遊技動体の通過可能な開口部と、遊
技動体が開口部を通過することを検出する通過検出手段
と、遊技動体が外側から開口部を通過したことが検出さ
れると、開口部を閉じるシャッタ手段とを備え、上記シ
ャッタ手段は、遊技動体捕獲幕と、その遊技動体捕獲幕
の一辺を移動させることにより、開口部が塞がれた垂れ
幕状の拡がり状態と、開口部が開いた手繰り状態とにわ
たり変形させる変形手段とを有することを特徴とする。
【0073】この構成において、請求項2の発明は、通
過検出手段は、遊技動体の通過を検出する第1のセンサ
と第2のセンサとがこの順で開口部近傍に外側から配置
されたものを含み、第1のセンサ、第2のセンサの順で
遊技動体の存在を検出したことによって遊技動体が外側
から開口部を通過したと判断する判断手段とを備えてな
ることを特徴とする。
【0074】この構成にあっては、2つのセンサを用い
るので、仮に1つのセンサによる場合に起こる遊技動体
が入っていく方向のものか、遊技動体が出ていく方向の
ものかにつき誤検出するのを防止できる。
【0075】なお、変形手段としては、遊技動体捕獲幕
を回転軸に巻付けたり巻解く構成としたり、或いは、遊
技動体捕獲幕を回転軸に巻付けた後、その端部を引っ張
って解く構成とすることを含む。また、遊技動体捕獲幕
としては、透明や半透明の布状物、例えば透明な樹脂膜
(ビニール製品等)などを含むが、これらを用いる場合
にはその材質の変形特性があまり良くなく、変形をスム
ーズに行わせることが困難となるので、ネットを用いる
と、動きをスムーズにすることが可能になるため、ネッ
トを使用することが好ましい。
【0076】第1のセンサと第2のセンサとは共に、複
数設けられている構成とした場合には、開口部を通過す
る遊技動体を複数位置で検出が可能となるため、確実に
遊技動体を検出できる。
【0077】請求項3の発明は、第1のセンサと第2の
センサとは共に、開口部を挟んで反対側に発光部と受光
部とを備え、第1のセンサの発光部と第2のセンサの受
光部とを同一側に、第1のセンサの受光部と第2のセン
サの発光部とを同一側にして配されていることを特徴と
する。
【0078】この構成にあっては、第1のセンサ(また
は第2のセンサ)の発光部に、第2のセンサ(または第
1のセンサ)から光が入るのを防止でき、誤検出となる
ことを防ぐことができる。
【0079】請求項4の発明は、ゲーム開始指示手段を
備え、前記シャッタ手段はゲーム開始指示を受けて開口
部を開成することを特徴とする。
【0080】この構成にあっては、ゲーム開始になる
と、シャッタ手段が開くので、遊技動体を蹴ったり、投
入したり、又は打ったりすることが可能になる。
【0081】請求項5の発明は、ゲーム制御手段と、前
記第2のセンサ、第1のセンサの順で遊技動体の存在を
検出したことによって遊技動体が初期位置に戻ったこと
を判断する戻り判断手段とを備え、前記ゲーム制御手段
は、前記通過検出手段が所定回数の遊技動体の通過検出
を終了するまでは前記シャッタ手段に対して、前記戻り
判断手段が遊技動体が初期位置に戻ったと判断したとき
開口部を開く開成指示を与えることを特徴とする。
【0082】この構成にあっては、遊技動体が初期位置
に戻ると、戻り判断手段が戻ったと判断してシャッタ手
段が開く。この動作状態は遊技動体が開口部を通過する
都度所定回数だけ行われる。
【0083】請求項6の発明は、上記変形手段は、遊技
動体捕獲幕の一辺を移動させて拡がり状態と手繰り状態
とに変形させる移動手段を有することを特徴とする。
【0084】この構成にあっては、移動手段が遊技動体
捕獲幕の上辺、下辺、右辺および左辺のうちの一辺を移
動させて遊技動体捕獲幕が拡がり状態と手繰り状態とに
変形するため、遊技動体捕獲幕の変形を迅速に行わせる
ことが可能になる。つまり、上述の巻付け巻解きによる
回転動作による場合は、その回転半径を大きくすれば迅
速な遊技動体捕獲幕の変形が可能とはなるが、そのよう
な大型化した移動手段の設置場所の確保を必要とした
り、移動する遊技動体の邪魔になったりするため、実質
的に移動手段の大型化が不可能なため、遊技動体捕獲幕
の辺を移動させるようにした方が、遊技動体捕獲幕変形
の迅速化が実現できることとなる。
【0085】請求項7の発明は、上記移動手段は、遊技
動体捕獲幕の一辺を挟む両辺側を移動する一対の移動部
材を有し、遊技動体捕獲幕の一辺の両端部が該当する移
動部材に連結されていることを特徴とする。
【0086】この構成にあっては、一対の移動部材が移
動して、これらに連結された遊技動体捕獲幕の対向両辺
を変位させるので、1つの移動部材を用いる場合より
も、スムーズにしかも確実に遊技動体捕獲幕の変形が可
能となる。このとき、両移動部材が同じ速度、同じ変位
量で移動させるようにすることが好ましい。なお、遊技
動体捕獲幕が三角形や5角形、又はそれ以上の多角形の
場合に、1方向に遊技動体捕獲幕を開いたり、閉じたり
するので有れば、2辺、又は3辺以上も、上記一辺とみ
なすことを含む。また、2つの遊技動体捕獲幕を観音開
きにするようにしてもよい。
【0087】請求項8の発明は、上記変形手段は、上記
遊技動体捕獲幕の一辺を挟む両辺各々における複数箇所
に取付けられた被案内具と、上記移動部材の移動方向と
同一方向に沿って被案内具を案内する案内手段とを備え
ることを特徴とする。
【0088】この構成にあっては、遊技動体捕獲幕に取
付けた被案内具が移動部材の移動方向と同一方向に案内
手段にて案内されるので、遊技動体捕獲幕の途中部分が
垂れるようなことがなく、遊技動体捕獲幕が拡がり状態
から手繰り状態へと変形でき、よって、遊技動体捕獲幕
の垂れ部分が他の周辺部材に引っ掛かり難くできる。
【0089】請求項9の発明は、上記変形手段は、拡が
り状態の遊技動体捕獲幕の下部を上げる方向に移動させ
て手繰り状態に変形させる構成であって、遊技動体捕獲
幕の手繰り状態から拡がり状態への変形を、上記移動部
材の自重による落下を利用して行わせることを特徴とす
る。また、請求項21の発明は、遊技動体捕獲幕と、そ
の遊技動体捕獲幕の下辺を上方に移動させ、開口部が塞
がれた拡がり状態から開口部が開いた手繰り状態へ変形
させると共に遊技動体捕獲幕の下辺を落下させて手繰り
状態から拡がり状態へ変形させる変形手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0090】この構成にあっては、変形手段は拡がり状
態の遊技動体捕獲幕を手繰り状態に変形させるときに遊
技動体捕獲幕にその下部を上方に移動させる力を作用さ
せ、遊技動体捕獲幕の手繰り状態から拡がり状態へ変形
させるときは、遊技動体捕獲幕への駆動力が不要にな
り、電力消費を低減できる。この構成において、遊技動
体捕獲幕を手繰り状態から拡がり状態へ変形させるの
に、上から下へ向けて押圧力が遊技動体捕獲幕の下部に
付与されるようにしてもよい。
【0091】請求項10の発明は、上記移動部材を自重
による落下以上の速度で落下させるべく、移動部材およ
び遊技動体捕獲幕の下部の少なくとも一方に下方への引
張り力を付勢する引張り付勢手段が設けられていること
を特徴とする。また、請求項22の発明は、上記遊技動
体捕獲幕の下部に下方への引張り力を付勢する引張り付
勢手段が設けられていることを特徴とする。
【0092】この構成にあっては、引張り付勢手段によ
る引張り力にて遊技動体捕獲幕の下部が引き下げられる
ので、自重による落下以上の早さで遊技動体捕獲幕を手
繰り状態から拡がり状態に変形させることができる。
【0093】請求項11の発明は、上記シャッタ手段
は、ターゲット部材から跳ね返ってきた遊技動体が直接
に開口部に到達するよりも十分早い時間内で開口部を閉
止させる構成となっていることを特徴とする。
【0094】この構成にあっては、ターゲット部材から
跳ね返ってきて直接に開口部に遊技動体が到達するより
前にシャッタ手段が閉状態になるので、つまり最も短時
間に開口部に戻ってくる球も確実にキャッチできる。
【0095】請求項12の発明は、遊技動体捕獲幕の下
端に保護部材が取付けられ、かつその保護部材が前記被
案内具に連結されていて、保護部材が少なくとも被案内
具と案内手段との間で生じる抵抗力により持ち上がるの
が規制されていることを特徴とする。
【0096】この構成にあっては、保護部材を持ち上げ
ようとしても、上記抵抗力により持ち上がりが防止され
る。
【0097】請求項13の発明は、上記囲い部材の内部
に床が設けられ、その床における少なくともターゲット
部材よりも前面側が、開口部へ遊技動体を導くように傾
斜させて形成されていることを特徴とする。
【0098】この構成にあっては、開口部の外側から内
側に入った遊技動体が途中で止まることなく、遊技動体
を開口部に戻すことが可能になる。
【0099】請求項14の発明は、上記ターゲット部材
は、当たり姿勢と当たる前の姿勢との間で変位可能な1
または2以上のターゲット板と、遊技動体がターゲット
板に当たったことを検出する当たり検出手段と、その当
たり検出手段からの指示によりターゲット板を当たり姿
勢に変位させる駆動手段とを有することを特徴とする。
【0100】この構成にあっては、ターゲット板に遊技
動体が当たると、半開きとなることなく確実に当たり姿
勢にすることができる。
【0101】請求項15の発明は、上記当たり検出手段
が当たりを検出したときに、当たりに応じた得点を積算
する得点計算手段と、ゲーム終了時に、獲得得点を表示
する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0102】請求項16の発明は、開口部へ遊技動体を
導くように傾斜させて形成された上記床が、ターゲット
部材の裏側まで繋がって傾斜していることを特徴とす
る。
【0103】この構成にあっては、遊技動体が当たった
ターゲット板が開くと共に、その開いた部分から遊技動
体が裏側に出ても、その遊技動体を開口部に戻すことが
可能になる。よって、ゲーム機内にゲームプレイヤが入
って遊技動体を取りにいくような動作を不要にできる。
【0104】請求項17の発明は、上記遊技動体は、蹴
られるものであることを特徴とする。この構成にあって
は、球としてサッカーボールやラグビーボール等を用
い、このような球を蹴るようなゲーム、つまりサッカー
ゲームやラグビーゲーム等を実現できる。
【0105】請求項18の発明は、上記遊技動体は、投
げられるものであることを特徴とする。この構成にあっ
ては、球として野球のボールやドッジボール、ハンドボ
ール或いはバスケットボール等を用い、このような球を
投げるようなゲーム、つまり野球の投球ゲームやドッジ
ボールゲーム、ハンドボールゲーム或いはバスケットボ
ールゲーム等を実現できる。
【0106】請求項19の発明は、上記遊技動体は、打
たれるものであることを特徴とする。この構成にあって
は、野球、或いはアイスホッケーやテニスなどの球など
を、バット等の道具を使って打つゲーム、つまり野球の
バッチィングゲーム、アイスホッケーゲームやテニスゲ
ームなどを実現できる。
【0107】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1および1
5によれば、遊技動体捕獲幕が開状態のときにターゲッ
ト部材を狙って開口部の外側から内側へ向けて移動して
きた遊技動体が、遊技動体捕獲幕が閉状態となることに
より開口部から出ることを規制されるので、従来の紐を
省略しても開口部から遊技動体が抜け出ることを防止す
ることができ、それ故に、開口部の外側に従来設けてい
た柵を不要にでき、それに伴ってゲーム機自体が小型化
して設置スペースも小さくすることができる。
【0108】また、本発明の請求項2によれば、2つの
センサを用いるので、仮に1つのセンサによる場合に起
こる遊技動体が入っていく方向のものか、遊技動体が出
ていく方向のものかにつき誤検出するのを防止できる。
【0109】また、本発明の請求項3によれば、第1の
センサ(または第2のセンサ)の発光部に、第2のセン
サ(または第1のセンサ)から光が入るのを防止でき、
誤検出となることを防ぐことができる。
【0110】また、本発明の請求項4によれば、ゲーム
開始になると、シャッタ手段が開くので、遊技動体を蹴
ったり、投入したり、又は打ったりすることが可能にな
る。
【0111】また、本発明の請求項5によれば、遊技動
体が初期位置に戻ると、戻り判断手段が戻ったと判断し
てシャッタ手段が開くことを、遊技動体が開口部を通過
する都度所定回数だけ行われるようにできる。
【0112】また、本発明の請求項6によれば、移動手
段が遊技動体捕獲幕の上辺、下辺、右辺および左辺のう
ちの一辺を移動させて遊技動体捕獲幕が拡がり状態と手
繰り状態とに変形するため、遊技動体捕獲幕の変形を迅
速に行わせることが可能になる。
【0113】また、本発明の請求項7によれば、一対の
移動部材が移動して、遊技動体捕獲幕の対向両辺を変位
させるので、1つの移動部材を用いる場合よりも、スム
ーズにしかも確実に遊技動体捕獲幕の変形が可能とな
る。
【0114】また、本発明の請求項8によれば、遊技動
体捕獲幕に取付けた被案内具が移動部材の移動方向と同
一方向に案内手段にて案内されるので、遊技動体捕獲幕
の途中部分が垂れるようなことがなく、遊技動体捕獲幕
が拡がり状態から手繰り状態へと変形でき、よって、遊
技動体捕獲幕の垂れ部分が他の周辺部材に引っ掛かり難
くできる。
【0115】また、本発明の請求項9および請求項21
によれば、変形手段は拡がり状態の遊技動体捕獲幕を手
繰り状態に変形させるときに遊技動体捕獲幕にその下部
を上方に移動させる力を作用させ、遊技動体捕獲幕の手
繰り状態から拡がり状態へ変形させるときは、遊技動体
捕獲幕への駆動力が不要になり、電力消費を低減でき
る。
【0116】また、本発明の請求項10および請求項2
2によれば、引張り付勢手段による引張り力にて遊技動
体捕獲幕の下部が引き下げられるので、自然落下以上の
早さで遊技動体捕獲幕を手繰り状態から拡がり状態に変
形させることができる。
【0117】また、本発明の請求項11によれば、ター
ゲット部材から跳ね返ってきて直接に開口部に遊技動体
が到達するより前にシャッタ手段が閉状態になるので、
つまり最も短時間に開口部に戻ってくる遊技動体も確実
にキャッチできる。
【0118】また、本発明の請求項12によれば、保護
部材を持ち上げようとしても、上記抵抗力により持ち上
がりが防止される。
【0119】また、本発明の請求項13によれば、開口
部の外側から内側に入った遊技動体が途中で止まること
なく、遊技動体を開口部に戻すことが可能になる。
【0120】また、本発明の請求項14によれば、ター
ゲット板に遊技動体が当たると、半開きとなることなく
確実に当たり姿勢にすることができる。
【0121】また、本発明の請求項16によれば、遊技
動体が当たったターゲット板が開くと共に、その開いた
部分が遊技動体が裏側に出ても、その遊技動体を開口部
に戻すことが可能になる。よって、ゲーム機内にゲーム
プレイヤが入って遊技動体を取りにいくような動作を不
要にできる。
【0122】また、本発明の請求項17によれば、遊技
動体としてサッカーボールやラグビーボール等を用い、
このような球を蹴るようなゲーム、つまりサッカーゲー
ムやラグビーゲーム等を実現できる。
【0123】また、本発明の請求項18によれば、遊技
動体として野球のボールやドッジボール、ハンドボール
或いはバスケットボール等を用い、このような球を投げ
るようなゲーム、つまり野球の投球ゲームやドッジボー
ルゲーム、ハンドボールゲーム或いはバスケットボール
ゲーム等を実現できる。
【0124】また、本発明の請求項19によれば、遊技
動体として野球、或いはアイスホッケーやテニスなどの
球などを、バット等の道具を使って打つゲーム、つまり
野球のバッチィングゲーム、アイスホッケーゲームやテ
ニスゲームなどを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るゲーム機を示す斜視図
である。
【図2】図1のゲーム機を示す右側面断面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るゲーム機の要部である
シャッタ手段を示す正面図である。
【図4】図3のシャッタ手段を示す右側面断面図であ
る。
【図5】図3のシャッタ手段が閉状態となっている状態
を示す模式的正面図である。
【図6】図3のシャッタ手段が開状態となっている状態
を示す模式的正面図である。
【図7】(a)は本発明の実施形態に係るゲーム機の要
部であるシャッタ手段に備わった移動部材を示す正面
図、(b)はその右側面図である。
【図8】本発明の実施形態に係るゲーム機の要部である
シャッタ手段を示す平面図(断面図)である。
【図9】図8のシャッタ手段の右端部を示す平面図(断
面図)である。
【図10】(a)は本発明の実施形態に係るゲーム機の
要部であるシャッタ手段に備わった引張り付勢手段を示
す正面図、(b)はその右側面図である。
【図11】本発明の実施形態に係るゲーム機に備わった
ターゲット部材を示す正面図である。
【図12】(a)は図11に示すターゲット板の周辺の
構成を示す裏面図、(b)はその左側面図である。
【図13】図11に示すターゲット板の周辺の構成を示
す平面図である。
【図14】本発明の実施形態に係るゲーム機に備わった
ゲーム制御手段の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施形態に係るゲーム機のゲーム内
容の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ゲーム機 2 球(遊技動体) 3 ネット(遊技動体捕獲幕) 6 移動部材 9 クラッチ付きモータ 10 シャッタ手段 11 第1センサ 12 第2センサ 14 上限検出用センサ 21 出入口部(開口部) 23 床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 穣 神戸市中央区港島中町7丁目3番地の2 コナミ株式会社内 (72)発明者 山下 彰久 神戸市中央区港島中町7丁目3番地の2 コナミ株式会社内 (56)参考文献 実公 平4−25157(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63B 63/00 A63B 69/00 A63F 9/00

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技動体を離れた位置からターゲットに
    命中させるゲーム機であって、 ターゲット部材の周囲を覆う囲い部材の前面側に設けら
    れ、遊技動体の通過可能な開口部と、 遊技動体が開口部を通過することを検出する通過検出手
    段と、 遊技動体が外側から開口部を通過したことが検出される
    と、開口部を閉じるシャッタ手段とを備え、 上記シャッタ手段は、遊技動体捕獲幕と、その遊技動体
    捕獲幕の一辺移動させることにより、開口部が塞がれ
    垂れ幕状の拡がり状態と、開口部が開いた手繰り状態
    とにわたり変形させる変形手段とを有することを特徴と
    するゲーム機。
  2. 【請求項2】 通過検出手段は、遊技動体の通過を検出
    する第1のセンサと第2のセンサとがこの順で開口部近
    傍に外側から配置されたものを含み、第1のセンサ、第
    2のセンサの順で遊技動体の存在を検出したことによっ
    て遊技動体が外側から開口部を通過したと判断する判断
    手段とを備えてなることを特徴とする請求項1記載のゲ
    ーム機。
  3. 【請求項3】 第1のセンサと第2のセンサとは共に、
    開口部を挟んで反対側に発光部と受光部とを備え、第1
    のセンサの発光部と第2のセンサの受光部とを同一側
    に、第1のセンサの受光部と第2のセンサの発光部とを
    同一側にして配されていることを特徴とする請求項
    記載のゲーム機。
  4. 【請求項4】 ゲーム開始指示手段を備え、前記シャッ
    タ手段はゲーム開始指示を受けて開口部を開成すること
    を特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のゲーム
    機。
  5. 【請求項5】 ゲーム制御手段と、前記第2のセンサ、
    第1のセンサの順で遊技動体の存在を検出したことによ
    って遊技動体が初期位置に戻ったことを判断する戻り判
    断手段とを備え、前記ゲーム制御手段は、前記通過検出
    手段が所定回数の遊技動体の通過検出を終了するまでは
    前記シャッタ手段に対して、前記戻り判断手段が遊技動
    体が初期位置に戻ったと判断した場合に開口部を開く開
    成指示を与えることを特徴とする請求項乃至のいず
    れかに記載のゲーム機。
  6. 【請求項6】 上記変形手段は、遊技動体捕獲幕の一辺
    を移動させて拡がり状態と手繰り状態とに変形させる移
    動手段を有することを特徴とする請求項1乃至のいず
    れかに記載のゲーム機。
  7. 【請求項7】 上記移動手段は、遊技動体捕獲幕の一辺
    を挟む両辺側を移動する一対の移動部材を有し、遊技動
    体捕獲幕の一辺の両端部が該当する移動部材に連結され
    ていることを特徴とする請求項に記載のゲーム機。
  8. 【請求項8】 上記変形手段は、上記遊技動体捕獲幕の
    一辺を挟む両辺各々における複数箇所に取付けられた被
    案内具と、上記移動部材の移動方向と同一方向に沿って
    被案内具を案内する案内手段とを備えることを特徴とす
    る請求項に記載のゲーム機。
  9. 【請求項9】 上記変形手段は、拡がり状態の遊技動体
    捕獲幕の下部を上げる方向に移動させて手繰り状態に変
    形させる構成であって、遊技動体捕獲幕の手繰り状態か
    ら拡がり状態への変形を、上記移動部材の自重による落
    下を利用して行わせることを特徴とする請求項または
    に記載のゲーム機。
  10. 【請求項10】 上記移動部材を自重による落下以上の
    速度で落下させるべく、移動部材および遊技動体捕獲幕
    の下部の少なくとも一方に下方への引張り力を付勢する
    引張り付勢手段が設けられていることを特徴とする請求
    に記載のゲーム機。
  11. 【請求項11】 上記シャッタ手段は、ターゲット部材
    から跳ね返ってきた遊技動体が直接に開口部に到達する
    よりも十分早い時間内で開口部を閉止させる構成となっ
    ていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに
    記載のゲーム機。
  12. 【請求項12】 遊技動体捕獲幕の下端に保護部材が取
    付けられ、かつその保護部材が前記被案内具に連結され
    ていて、保護部材が少なくとも被案内具と案内手段との
    間で生じる抵抗力により持ち上がるのが規制されている
    ことを特徴とする請求項乃至11に記載のゲーム機。
  13. 【請求項13】 上記囲い部材の内部に床が設けられ、
    その床における少なくともターゲット部材よりも前面側
    が、開口部へ遊技動体を導くように傾斜させて形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに
    記載のゲーム機。
  14. 【請求項14】 上記ターゲット部材は、当たり姿勢と
    当たる前の姿勢との間で変位可能な1または2以上のタ
    ーゲット板と、遊技動体がターゲット板に当たったこと
    を検出する当たり検出手段と、その当たり検出手段から
    の指示によりターゲット板を当たり姿勢に変位させる駆
    動手段とを有することを特徴とする請求項1乃至13
    いずれかに記載のゲーム機。
  15. 【請求項15】 上記当たり検出手段が当たりを検出し
    たときに、当たりに応じた得点を積算する得点計算手段
    と、ゲーム終了時に、獲得得点を表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに
    記載のゲーム機。
  16. 【請求項16】 開口部へ遊技動体を導くように傾斜さ
    せて形成された上記床が、ターゲット部材の裏側まで繋
    がって傾斜していることを特徴とする請求項13乃至
    のいずれかに記載のゲーム機。
  17. 【請求項17】 上記遊技動体は、蹴られるものである
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の
    ゲーム機。
  18. 【請求項18】 上記遊技動体は、投げられるものであ
    ることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載
    のゲーム機。
  19. 【請求項19】 上記遊技動体は、打たれるものである
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の
    ゲーム機。
  20. 【請求項20】 前記変形手段は、前記遊技動体捕獲幕
    を巻付け巻解くことにより一辺を移動させる回転軸を有
    することを特徴とする請求項1に記載のゲーム機。
  21. 【請求項21】 遊技動体捕獲幕と、その遊技動体捕獲
    幕の下辺を上方に移動させ、開口部が塞がれた垂れ幕状
    拡がり状態から開口部が開いた手繰り状態へ変形させ
    ると共に遊技動体捕獲幕の下辺を落下させて手繰り状態
    から拡がり状態へ変形させる変形手段とを備えることを
    特徴とする遊技動体通過口開閉装置。
  22. 【請求項22】 上記遊技動体捕獲幕の下部に下方への
    引張り力を付勢する引張り付勢手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項21に記載の遊技動体通過口開閉
    装置。
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