JP3402283B2 - ディジタル信号再生装置 - Google Patents

ディジタル信号再生装置

Info

Publication number
JP3402283B2
JP3402283B2 JP30357499A JP30357499A JP3402283B2 JP 3402283 B2 JP3402283 B2 JP 3402283B2 JP 30357499 A JP30357499 A JP 30357499A JP 30357499 A JP30357499 A JP 30357499A JP 3402283 B2 JP3402283 B2 JP 3402283B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
value
error signal
gain
integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30357499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000200464A (ja
Inventor
淳一郎 戸波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP30357499A priority Critical patent/JP3402283B2/ja
Publication of JP2000200464A publication Critical patent/JP2000200464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3402283B2 publication Critical patent/JP3402283B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル信号再生
装置に係り、特に光ディスク等の記録媒体から再生され
たディジタル信号を復号するディジタル信号再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに高密度記録されたディジタ
ル信号を再生するディジタル信号再生装置では、光ディ
スクの感度ばらつきや半導体レーザの経年変化などによ
り、記録信号形状が変動し、再生信号のデューティ比が
変動することがあるので、再生信号の2値コンパレート
の閾値を適切にDC制御するATC(Automati
c Threshold Control)や、再生信
号の振幅を一定に制御するAGC(Automatic
Gain Control)を行っている。また、再
生信号からビットクロックを抽出する位相同期ループ
(PLL)回路に対し、周波数引き込みを適切に行える
ように周波数制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のAT
C制御では、信号の最小反転間隔(最小ランレングス
長)のピーク・ツウ・ピーク値の中間値に閾値を設定す
るのが良いのであるが、実際にはそのような設定が困難
であるので、通常は再生信号のピーク・ツウ・ピーク値
の中間値に閾値を設定していたり、再生信号のプリアン
ブル部での値を保持するようにしているため、光ディス
クにディジタル信号が高密度記録されるほどエラーマー
ジンがとれないという問題がある。特に、光ディスクで
は、再生信号のセンターレベルが変動し、再生信号波形
が上下非対称となることがあるので、従来のATC制御
では適切な閾値の制御ができない。
【0004】また、従来のディジタル信号再生装置のA
GC制御では、本来は最小反転間隔のレベルを一定に保
つことが望ましいが、実際にはそのことが困難であるた
め、単純に再生信号のピーク・ツウ・ピーク値を一定に
保つ利得制御を行っているため、特に高密度記録された
光ディスクの再生信号に対してはエラーマージンを確保
できない。特に、最小反転間隔は元々レベルが小さく、
符号間干渉、クロストークなどに影響を受け易い。
【0005】更に、従来のディジタル信号再生装置の周
波数制御では、周波数エラー検出に時間がかかるにも拘
らず、ATC制御やAGC制御が収束しないと正しい判
定ができず、周波数制御が収束するまでに時間がかかる
という問題がある。また、周波数制御では、一定時間内
の再生信号のゼロクロスする回数に基づいてエラー判定
しているが、波形の上下非対称となる場合はゼロクロス
しにくくなるために、上記のゼロクロス回数に誤差が生
じ、正しいエラー判定が得られない。
【0006】このように、従来のディジタル信号再生装
置では、基本的にATC、AGC及び周波数の各制御を
行っているものの、それらは互いに影響し合うため、シ
ステムとして収束する保証はなく、時定数等でごまかす
しかなかった、このため、イレギュラーな再生信号に対
して収束時間が遅くなったり、エラーレートが悪化し、
最悪な場合は収束しないという致命的な欠点を有してい
る。
【0007】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
イレギュラーな再生信号に対しても迅速に収束可能なデ
ィジタル信号再生装置を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、高密度記録さ
れた記録媒体の再生信号に対してもATC、AGC及び
周波数の各制御を適切に行い得るディジタル信号再生装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、入力再生信号の直流レベルの制御をDCエ
ラー信号に基づいて行うDC制御と、当該入力再生信号
の振幅の制御を利得エラー信号に基づいて行う利得制御
の少なくとも一方を実行する制御手段と、制御手段より
取り出された再生信号の最大振幅よりも小なる、互いに
異なる3以上のスレッショルドレベルのそれぞれについ
て、当該再生信号が横切った回数を別々に積算し、それ
らの積算値のうちのいずれかが設定値に達した時点です
べての積算値をクリアして、再び当該再生信号が3以上
のスレッショルドレベルを横切った回数をスレッショル
ドレベル毎に別々に積算することを繰り返すクロス抽出
部と、クロス抽出部のスレッショルドレベルの数と同数
ある積算値のうち、いずれかの積算値が設定値に達した
時の各積算値の相対大小関係に基づいて、DCエラー信
号及び利得エラー信号の少なくとも一方を生成して出力
するエラー検出部とを有する構成としたものである。
【0010】こごて、エラー検出部は、DCエラー信号
を生成するときは、設定値に達した時の各積算値のうち
最も小なる積算値に対応したスレッショルドレベル方向
へ再生信号の直流レベルを補正させるDCエラー信号を
出力し、利得エラー信号を生成するときは積算値のうち
中央のスレッショルドレベルに対応した第1の積算値が
設定値に達した時に、他の複数の第2の積算値を第1の
積算値より小なる所定値と比較し、複数の第2の積算値
がそれぞれ所定値より小なる値のときは利得を上昇さ
せ、所定値以上で第1の積算値の間の値のときは利得を
減少させる利得エラー信号を出力することを特徴とす
る。
【0011】また、上記のエラー検出部は、いずれかの
積算値が設定値に達した時のビットクロックのカウント
値が本来あるべき値からどれだけずれているかの検出結
果に基づいて、ビットクロックを生成する位相同期ルー
プ回路の周波数引き込みを制御する周波数エラー信号を
更に生成して出力するようにしてもよい。
【0012】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、上記の制御手段及びクロス抽出部と、クロス抽出部
のスレッショルドレベルの数と同数ある積算値のうち、
いずれかの積算値が設定値に達した時の各積算値の相対
大小関係に基づいて、DCエラー信号及び利得エラー信
号の少なくとも一方を生成して出力するエラー検出部
と、制御手段の出力信号又はそれを演算処理した信号に
対し位相誤差信号を出力する位相比較手段と、位相誤差
信号が入力されるループフィルタと、ループフィルタの
出力信号を制御電圧として受け、少なくともシステムク
ロックを生成出力する発振器とを有する構成としたもの
である。
【0013】ここで、上記のエラー検出部は、DCエラ
ー信号を生成するときは、設定値に達した時の各積算値
のうち最も小なる積算値に対応したスレッショルドレベ
ル方向へ再生信号の直流レベルを補正させるDCエラー
信号を出力し、利得エラー信号を生成するときは積算値
のうち中央のスレッショルドレベルに対応した第1の積
算値が設定値に達した時に、他の複数の第2の積算値を
第1の積算値より小なる所定値と比較し、複数の第2の
積算値がそれぞれ所定値より小なる値のときは利得を上
昇させ、所定値以上で第1の積算値の間の値のときは利
得を減少させる利得エラー信号を出力し、いずれかの積
算値が設定値に達した時のビットクロックのカウント値
が本来あるべき値からどれだけずれているかの検出結果
に基づいて、ループフィルタの特性を制御する周波数エ
ラー信号を生成して出力する。
【0014】本発明では、エラー検出部がクロス抽出部
のクロスカウントの積算値を共通に用いているが、それ
ら3以上の積算値のうち、いずれか設定値に達した時の
各積算値の相対大小関係に基づいて、DCエラー信号及
び利得エラー信号のうち少なくとも一のエラー信号、更
には周波数エラー信号を生成して出力するようにしてい
るため、DC制御(ATC制御)及び利得制御(AGC
制御)のうち少なくとも一の制御を行うことができ、更
には周波数制御を行うこともできる。
【0015】また、上記のエラー検出部は、第1の積算
値と複数の第2の積算値のうち、当該第2の積算値のい
ずれかが設定値に達した時は、利得エラー信号は出力し
ないため、再生信号のDCレベルが片寄っているときの
誤った利得制御を防止できる。
【0016】また、本発明は、制御手段がDC制御とし
て、スレッショルドレベルの位置をDCエラー信号に基
づいて制御したり、あるいは利得制御として、スレッシ
ョルドレベルの間隔を利得エラー信号に基づいて制御す
ることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になるディジタル
信号再生装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。
同図において、光ディスク等の記録媒体から再生された
再生信号は、図示しないプリアンプで前置増幅された
後、A/D変換器11に供給されてシステムクロックに
基づいてディジタル信号に変換され、更にDC制御回路
12に供給され、ここで後述のエラー検出部15からの
DCエラー信号に基づいて、そのセンターレベル(DC
レベル)が最適な閾値に一致するようにDC制御され
る。DC制御回路12の出力再生信号は利得制御回路1
3に供給され、ここで後述のエラー検出部15からの利
得エラー信号に基づいて、振幅が一定になるように制御
された後、クロス抽出部14及びエラー検出部15に供
給される。
【0018】クロス抽出部14は、図2に示すように、
再生信号Sの最小反転間隔における再生信号Sの本来の
センターレベルの辺りに設定されている中間レベルの第
1のスレッショルドレベルTh0及びこれよりも大レベ
ルの第2のスレッショルドレベルTh1と、Th0より
も小レベルの第3のスレッショルドレベルTh2の計3
つのスレッショルドレベルが予め設定されており、それ
ら3つのスレッショルドレベルTh0、Th1及びTh
2のそれぞれについて再生信号が横切ったときの回数を
独立に積算し、それら3つの積算値のどれかが予め設定
した設定値に到達した時、3つの積算値をすべてクリア
して再び同じ動作を繰り返す構成とされている。
【0019】図3はクロス抽出部14の一実施の形態の
回路系統図を示す。同図において、図1に示した利得制
御回路13から取り出された図2に示す再生信号Sを入
力信号として受ける3つのクロス検出器211、212
び213と、クロス検出器211、212及び213に1対
1に対応して設けられた比較器221、222及び223
と、比較器221、222及び223の出力信号が入力さ
れる3入力OR回路23とより構成されている。
【0020】クロス検出器211、212及び213のそ
れぞれは、スレッショルドレベル(閾値)が図2に示し
たスレッショルドレベルTh1、Th0及びTh2に予
め設定されており、その設定スレッショルドレベルを入
力再生信号Sが横切る毎にカウントした積算値(クロス
カウント値)C1、C0及びC2を出力する。ここで、
スレッショルドレベルTh0とTh1の間隔P及びTh
0とTh2の間隔Pは等しく設定され、かつ、最小反転
間隔における振幅の最小値Qよりも上記の間隔Pを小さ
く設定される。これにより、これら3つのスレッショル
ドレベルTh1〜Th3のうちのいずれかのスレッショ
ルドレベルが、必ず正しいゼロクロス値を示すことにな
る(図2の例では、スレッショルドレベルTh0)。
【0021】再び図3に戻って説明するに、クロス検出
器211〜213のそれぞれより取り出されたクロスカウ
ント値は、比較器221〜223に供給され、ここで共通
の設定値と別々に大小比較される。この設定値は最小反
転間隔に対して十分に長い期間における本来の平均ゼロ
クロスカウント値に設定されている。比較器221〜2
3はそれぞれ上記の設定値に一致したときにハイレベ
ルの一致信号を出力するように構成されている。
【0022】このため、比較器221〜223のうち入力
積算値(クロスカウント値)が最も早く設定値に達した
比較器から一致信号が取り出され、これがOR回路23
を通してリセットパルスとしてクロス検出器211〜2
3にそれぞれ共通に供給されてその積算値(クロスカ
ウント値)をリセットすると共に、後述するエラー検出
部15の一部をリセットする。前述したように、3つの
スレッショルドレベルTh0〜Th2のうちのいずれか
のスレッショルドレベルが、必ず正しいゼロクロス値を
示すから、最も早く設定値に達した積算値が必ず最小反
転間隔を含んでいると考えられ、これをエラー演算に使
用するのである。
【0023】上記の3つのスレッショルドレベルTh
0、Th1及びTh2のうち、中央のスレッショルドレ
ベルTh0を、所定の単位時間内で再生信号が横切る回
数が最も多いはずであるから、通常は所定単位時間にお
ける中央のスレッショルドレベルTh0のクロス回数の
積算値C0が最も早く上記の設定値に達するはずであ
る。
【0024】そこで、図1に示したエラー検出部15
は、上記のクロス抽出部14における中央のスレッショ
ルドレベルTh0のクロス回数の積算値C0と、上側ス
レッショルドレベルTh1のクロス回数の積算値C1
と、下側スレッショルドレベルTh2のクロス回数の積
算値C2の比較結果に基づいて、所定の単位時間におけ
る中央のスレッショルドレベルTh0のクロス回数の積
算値C0が積算値C1及びC2よりも多くなるように、
また、積算値C1とC2のバランスが等しくなるよう
に、DCエラー信号を発生すると共に、積算値C1とC
2が積算値C0に対し一定の割合の値になるように、利
得エラー信号を発生する。
【0025】すなわち、まず、エラー検出部15のDC
エラー信号の生成方法について、図4のフローチャート
と共に説明するに、エラー検出部15はクロス抽出部1
4の出力リセット信号がHレベルになったとき、つま
り、上記の設定値に達した時に(ステップ31)、上側
のクロス回数の積算値C1と下側のクロス回数の積算値
C2が等しいかどうか判定し(ステップ32)、両者が
等しくないと判定したときは、C1>C2であるかどう
か判定する(ステップ33)。
【0026】C1>C2のときは、複数のスレッショル
ドレベルに対し、再生信号の位置が高い、つまり、再生
信号の直流レベルが上側にずれていると判断して再生信
号の直流レベルを下側にずらすDCエラー信号を発生す
る(ステップ34)。C1<C2のときは複数のスレッ
ショルドレベルに対し、再生信号の位置が低い、つま
り、再生信号の直流レベルが下側にずれていると判断し
て再生信号の直流レベルを上側にずらすDCエラー信号
を発生する(ステップ35)。
【0027】ステップ31でリセット信号がHレベルに
なっていないと判定したときは積算値が得られておら
ず、またステップ32でC1=C2と判定されたときに
は、再生信号の直流レベルがずれていないと判断して、
いずれもDCエラー無しを示すDCエラー信号を発生す
る(ステップ36)。このDCエラー信号に基づいてD
C制御回路12がDC制御を行う(ATC制御)。
【0028】次に、エラー検出部15の利得エラー信号
の生成方法について、図5のフローチャートと共に説明
するに、エラー検出部15はクロス抽出部14の出力リ
セット信号がHレベルになったとき、つまり、上記の設
定値に達した時に(ステップ41)、積算値C0≧C1
で、かつ、C0≧C2であるかどうか判定する(ステッ
プ42)。
【0029】C0≧C1で、かつ、C0≧C2であると
きは、すなわち、所定の単位時間における中央のスレッ
ショルドレベルTh0のクロス回数の積算値C0が他の
積算値C1及びC2より多いときには、再生信号は本来
の振幅範囲にあるので、上側のクロス回数の積算値C1
と下側のクロス回数の積算値C2とが共に中央のクロス
回数の積算値C0よりも小なる所定値(ノイズの影響を
考慮したもので、例えばC0の70%程度の値)よりも
大きいかどうか判定する(ステップ43)。
【0030】積算値C1及びC2が共に上記の所定値よ
り大きいときには、再生信号の振幅が大きいと判断して
利得を下げる利得エラー信号を発生する(ステップ4
4)。一方、積算値C1及びC2の少なくとも一方が上
記の所定値以下であるときには、積算値C1及びC2の
両方が共に前記所定値より小であるかどうか判定し(ス
テップ45)、積算値C1及びC2の両方が共に前記所
定値より小であるときは、再生信号の振幅が小さいと判
断して利得を上げる利得エラー信号を発生する(ステッ
プ46)。
【0031】一方、リセット信号がHレベルでないとき
は、積算値の計算中であるから利得エラー信号は発生し
ない(ステップ47)。また、積算値C0が積算値C1
及びC2の少なくとも一方よりも小さいとき、あるいは
積算値C1及びC2の一方が前記所定値以下であるとき
には、再生信号の振幅が上側又は下側にずれているの
で、利得の正しい判断はできない。よって、この場合は
エラー検出部15は利得エラー信号を発生しない(現在
の利得を保持する)(ステップ47)。更に、ステップ
45でC1=C2と判定されたときは、利得エラーが無
いので、利得エラー信号は発生しない(ステップ4
7)。このようにして発生した利得エラー信号に基づい
て、利得制御回路13が利得制御を行い再生信号の振幅
を可変する(AGC制御)。
【0032】次に、エラー検出部15の周波数エラー信
号の生成方法について説明する。図6はエラー検出部1
5の周波数エラー信号生成部の一例のブロック図を示
す。同図において、ダウンカウンタ51は初期値がロー
ドされ、周波数制御する図1のPLL回路16内の電圧
制御発振器からのビットクロックが入力される毎にダウ
ンカウントし、また、クロス抽出部14からのリセット
信号によりリセットされる。上記のATC制御及びAG
C制御が収束する途中の過渡状態にあるときでも、クロ
ス抽出部14では前記の3つの積算値C0、C1及びC
2のどれかが予め設定した設定値に到達した時、これら
3つの積算値C0、C1及びC2をすべてクリアして再
び同じクロス回数の積算動作を繰り返している。
【0033】ここで、再生信号の復号のために用いるビ
ットクロックのカウント値と、正しく反転位置が判別さ
れたときのクロスカウント値と、反転間隔制限されてお
り、かつ、スクランブル記録されている再生信号の平均
反転間隔との間には、反転間隔に対して十分に長い期間
において、 (ビットクロックカウント値)/(クロスカウント値)
=(平均反転間隔) なる関係が成立する。
【0034】よって、クロスカウント値が一定の値にな
ったとき、ビットクロックカウント値が本来あるべき値
からどれだけずれているかによって、補正する方向へエ
ラー信号を出力することにより、周波数制御が可能にな
る。そこで、この実施の形態では、クロスカウント値が
一定の値になったとき、ビットクロックカウント値が本
来あるべき値を初期値としてダウンカウンタ51に設定
することにより、クロスカウント値が設定値になったと
き、ビットクロックカウント値が本来あるべき値からど
れだけずれているかを示す値(差分値)をダウンカウン
タ51から取り出し、その差分値をエラー判定回路52
に供給し、これより差分値及びその極性に応じた値(例
えば、+1、0、−1)の周波数エラー信号を出力させ
る。この周波数エラー信号は、図1のPLL回路16内
のループフィルタへ供給される。
【0035】これにより、PLL回路16は周波数引き
込みが制御され、内部のビットクロック生成回路から出
力されるビットクロックの周波数が可変される。このビ
ットクロックはエラー検出部15にフィードバックさ
れ、周波数エラー検出信号を生成する基準信号となる。
PLL回路16は必要に応じて、ビットクロックのタイ
ミングの信号を利得制御回路の出力信号から演算により
生成する。
【0036】イコライザ17はPLL回路16のビット
クロックに基づいて、再生ディジタル信号の等化処理を
行い、その出力信号を復号回路18へ供給する。復号回
路18は入力ディジタル信号を復号し、その復号結果を
ECC回路19へ供給して誤り訂正符号を用いて誤り訂
正を行って再生データを出力させる。以上の各ブロック
はすべてディジタル回路で構成できる。
【0037】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面と共に説明する。図7は本発明になるディジタル信
号再生装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同
図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。第1の実施の形態では、エラー検出部1
5は、クロス抽出部14のスレッショルドレベルの数と
同数の積算値のうち、いずれか最も早く設定値に達した
時の各積算値の相対大小関係に基づいて、DCエラー信
号、利得エラー信号及び周波数エラー信号のすべてのエ
ラー信号を出力しているが、これに限定されるものでは
なく、これらのエラー信号のうちのうちの少なくともい
ずれか一のエラー信号を出力できる構成でもよい。
【0038】そこで、この図7に示す第2の実施の形態
は周波数エラー信号を出力しない例で、エラー検出部5
5は第1の実施の形態のエラー検出部15と同様にして
DCエラー信号と利得エラー信号を発生するが、周波数
エラー信号は出力しない。
【0039】このため、エラー検出部55にはビットク
ロックが入力されないが、DCエラー信号と利得エラー
信号をそれぞれ発生してATC制御とAGC制御を行
う。この実施の形態も、ATC制御とAGC制御を独立
して行っているので、信号波形が上下非対称なイレギュ
ラーな再生信号であっても、迅速にATC制御とAGC
制御ができる。
【0040】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図8は本発明になるディジタル信号再生装置
の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1
と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図8において、利得制御回路13から取り出された
ATC制御とAGC制御がされた再生信号は、位相比較
器57で再生信号中のビットクロック成分の位相とシス
テムクロックの位相ととが位相比較される。このシステ
ムクロックは、後述のVCO59から出力されるクロッ
クで、A/D変換器11に供給されるシステムクロック
と同一周波数かその所定倍の周波数である。
【0041】位相比較の最も簡単な方法としては、ビッ
トクロックでサンプリングした値そのものをエラーとし
て用いる形式であり、その際システムクロックと位相が
合っていれば値は0となる。なお、ここでは位相比較器
57を用いて位相誤差信号を生成しているが、他の手段
により位相誤差信号を生成させても構わない。
【0042】位相比較器57から出力された位相誤差信
号は、ループフィルタ58に供給される。このループフ
ィルタ58はエラー検出部15からの周波数エラー信号
により特性が制御される。ループフィルタ58の出力信
号は電圧制御発振器(VCO)59に制御電圧として印
加され、その出力信号周波数を可変制御する。VCO5
9の出力信号は、システムクロックとしてA/D変換器
11や位相比較器57その他必要な個所へ出力される。
システムクロックはビットクロックの自然数倍の周波数
である。
【0043】なお、ループフィルタ58とVCO59
は、ディジタル回路、アナログ回路のいずれでも構成可
能であり、ディジタル回路で構成する場合はVCO59
の代わりにディジタルVCOを用いることになる。そし
て、その際に、ディジタルVCOに入力される信号は、
アナログの制御電圧でなく制御電圧を示すディジタル値
となる。
【0044】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図9は本発明になるディジタル信号再生装置
の第4の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図8
と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図8に示した第3の実施の形態では位相比較器57
にイコライザ17の入力信号である利得制御回路13の
出力信号を入力したのに対し、この図9に示す第4の実
施の形態は、位相比較器61にイコライザ17の出力信
号を入力して位相比較する点に特徴がある。
【0045】位相比較器61は、イコライザ17の出力
信号のビットクロック成分と、例えばVCO23から出
力されたシステムクロック(これはA/D変換器11の
入力システムクロックと同一周波数か所定数倍の周波
数)と位相比較し、両者の位相差に応じた位相誤差信号
を生成し、ループフィルタ58を介してVCO59に制
御電圧として印加し、その出力信号周波数を可変制御す
る。この実施の形態も第3の実施の形態と同様の特長を
有する。
【0046】次に、第1の実施の形態のシミュレーショ
ン結果について説明する。図10、図11及び図12は
図1のPLL回路16のロックインの各例を示す。図1
0、図11及び図12において縦軸は(マスタクロック
周波数)/(ビットクロック周波数)で表される比であ
り、横軸は時間である。PLL回路16はエラー検出部
15からの周波数エラー信号(周波数制御信号)が入力
される毎にロックする周波数が切り替えられ、所定の周
波数にロックされる。図10は殆ど周波数ずれがない場
合、図11は周波数のずれが小さい場合、図12は直流
レベル、ゲイン及び周波数ともに正規の値に対して−2
0%ずらした最悪な状態で動作を開始した場合であり、
このような大きなずれがある場合でも、図12にI、I
I、IIIで示すように周波数エラー信号(周波数制御信
号)が入力される毎にロックする周波数が切り替えら
れ、最終的に迅速に所定の周波数にロックできることが
わかる。従来は上記の周波数切替が行われないか、又は
誤検出により飛ばしてしまうので、迅速なロックインが
できない。
【0047】また、図13、図14及び図15は本発明
のディジタル信号再生装置の復号信号のサンプルパター
ンの各例を示す。図13、図14及び図15において、
縦軸は量子化レベル、横軸は時間を示す。図13の例で
は、直流レベル、ゲイン及び周波数ともに正規の値に対
して−20%ずらした最悪な状態で動作を開始した場合
で、周波数エラー信号による周波数引き込み動作がAT
C、AGCがロックする前から始まっている。
【0048】また、DC制御回路12や利得制御回路1
3がDCエラー信号や利得エラー信号に基づいて制御が
安定するATCロックやAGCロックのうち、PLL回
路16がロックする時点でATCがロックし(図1
3)、PLL回路16がロックした後でAGCがロック
し(図13)、ATC、AGCがロックすると同時かそ
れ以前にPLL回路16がロックすることがわかり、ま
たPLL回路16のロック後に復号信号が得られること
がわかる。図14はAGC、ATCの動きが理解し易い
ように周波数ずれを少なくしたものである。
【0049】図15は図16に示すような再生信号波形
が上下非対称な信号であるときの復号信号のサンプルパ
ターンの一例を示し、この場合でも、PLL回路16が
すぐにロックし、その後でATCがロックし、AGCが
ロックすることがわかり、またPLL回路16のロック
後に復号信号が得られることがわかる。また、初期状態
では波形のピーク・ツウ・ピーク値の中央が0にくるよ
うにしているが、ATC、AGCの効果により最小反転
間隔の波形が中央に位置するように制御が行われること
がわかる。
【0050】このように、図1に示した本実施の形態で
は、ATC、AGC及び周波数の各制御を独立に行って
いるため、信号波形が上下非対称なイレギュラーな再生
信号に対しても迅速にATC制御、AGC制御及び周波
数制御を最適な位置に収束(ロック)できる。また、本
実施の形態では、DCエラー信号、利得エラー信号及び
周波数エラー信号を、クロス抽出部14のクロスカウン
トの積算値を共通に用いるようにしているため、回路構
成が簡単で安価であり、また再生信号が高速再生信号で
あってもクロスカウントの積算値が設定値に達したかど
うかの結果に基づいて各種エラー信号を生成するように
しているため、一定時間内でのクロスカウントの積算値
に基づく場合に比し、無駄なく迅速にATC、AGC及
び周波数の各制御を行うことができる。
【0051】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えばクロス抽出回路で使用するス
レッショルドレベルの数は4以上でもよく、また、本発
明は記録媒体から再生されたディジタル信号を復号する
ディジタル信号再生装置だけでなく、有線や無線で伝送
されて受信したディジタル信号にも適用できる。また、
本発明は、時定数の切替により性能を向上できる。
【0052】また、エラー検出部15は、図4に示した
DCエラー信号生成のフローチャートにおいて、再生信
号のレベルを制御するDCエラー信号を生成するように
説明したが、ステップ34において、スレッショルドレ
ベルを上げる方向にDCエラー信号を発生し、ステップ
35において、スレッショルドレベルを下げる方向にD
Cエラー信号を発生するようにしてもよい。
【0053】更に、エラー検出部15は、図5に示した
利得エラー信号生成のフローチャートにおいて、再生信
号のレベルを制御する利得エラー信号を生成するように
説明したが、ステッブ44において、スレッショルドレ
ベルの間隔を広げる方向の利得エラー信号を生成し、ス
テップ46においてスレッショルドレベルの間隔を狭め
る方向の利得エラー信号を生成するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エラー検出部がクロス抽出部の3以上の積算値のうち、
いずれか最も早く設定値に達した時の各積算値の相対大
小関係に基づいて、互いに独立にDCエラー信号、利得
エラー信号及び周波数エラー信号のうち少なくともいず
れか一のエラー信号を生成して出力することにより、エ
ラー信号に対応したATC制御、AGC制御及び/又は
周波数制御を独立に行うようにしているため、信号波形
が上下非対称なイレギュラーな再生信号に対しても迅速
にATC制御、AGC制御及び/又は周波数制御を最適
な位置に収束(ロック)できると共に、高速再生時には
無駄なく迅速にATC、AGC及び周波数の各制御を行
うことができる。
【0055】また、本発明によれば、エラー検出部がク
ロス抽出部のクロスカウントの積算値を共通に用いてD
Cエラー信号、利得エラー信号及び周波数エラー信号の
うち少なくともいずれか一のエラー信号を生成している
ため、素子の削減により回路構成を簡単で安価な構成と
することができる、また装置の各部をディジタル回路で
構成しているので、集積回路化が容易であり、集積回路
化した場合はアナログ回路使用の装置に比し小型化や信
頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のブロック図であ
る。
【図2】本発明装置により再生された再生信号波形の一
例と、図1のクロス抽出部におけるスレッショルドレベ
ルの関係を示す図である。
【図3】図1中のクロス抽出部の一実施の形態の回路系
統図である。
【図4】図1中のエラー検出部によるDCエラー信号生
成方法の一例のフローチャートである。
【図5】図1中のエラー検出部による利得エラー信号生
成方法の一例のフローチャートである。
【図6】図1中のエラー検出部における周波数エラー信
号生成回路の一例のブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態のブロック図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施の形態のブロック図であ
る。
【図9】本発明の第4の実施の形態のブロック図であ
る。
【図10】図1中のPLL回路のロックインの一例を示
す図である。
【図11】図1中のPLL回路のロックインの他の例を
示す図である。
【図12】図1中のPLL回路のロックインの更に他の
例を示す図である。
【図13】本発明装置の復号信号のサンプルパターンの
一例を示す図である。
【図14】本発明装置の復号信号のサンプルパターンの
他の例を示す図である。
【図15】本発明装置の復号信号のサンプルパターンの
更に他の例を示す図である。
【図16】上下非対称波形の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 A/D変換器 12 DC制御回路 13 利得制御回路 14 クロス抽出部 15、55 エラー検出部 16 位相同期ループ(PLL)回路 17 イコライザ 18 復号回路 19 ECC回路 211〜213 クロス検出器 221〜223 比較器 23 OR回路 51 ダウンカウンタ 52 エラー判定回路 57、61 位相比較器 58 ループフィルタ 59 電圧制御発振器(VCO)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 G11B 20/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力再生信号の直流レベルの制御をDC
    エラー信号に基づいて行うDC制御と、当該入力再生信
    号の振幅の制御を利得エラー信号に基づいて行う利得制
    御の少なくとも一方を実行する制御手段と、 前記制御手段より取り出された再生信号の最大振幅より
    も小なる、互いに異なる3以上のスレッショルドレベル
    のそれぞれについて、当該再生信号が横切った回数を別
    々に積算し、それらの積算値のうちのいずれかが設定値
    に達した時点ですべての積算値をクリアして、再び当該
    再生信号が前記3以上のスレッショルドレベルを横切っ
    た回数を前記スレッショルドレベル毎に別々に積算する
    ことを繰り返すクロス抽出部と、 前記クロス抽出部の前記スレッショルドレベルの数と同
    数ある前記積算値のうち、いずれかの積算値が前記設定
    値に達した時の各積算値の相対大小関係に基づいて、前
    記DCエラー信号及び利得エラー信号の少なくとも一方
    を生成して出力するエラー検出部とを有し、前記エラー
    検出部は、前記DCエラー信号を生成するときは、前記
    設定値に達した時の各積算値のうち最も小なる積算値に
    対応したスレッショルドレベル方向へ前記再生信号の直
    流レベルを補正させる前記DCエラー信号を出力し、前
    記利得エラー信号を生成するときは前記積算値のうち中
    央のスレッショルドレベルに対応した第1の積算値が前
    記設定値に達した時に、他の複数の第2の積算値を前記
    第1の積算値より小なる所定値と比較し、前記複数の第
    2の積算値がそれぞれ前記所定値より小なる値のときは
    利得を上昇させ、前記所定値以上で前記第1の積算値の
    間の値のときは前記利得を減少させる前記利得エラー信
    号を出力することを特徴とするディジタル信号再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記エラー検出部は、いずれかの前記積
    算値が前記設定値に達した時の前記ビットクロックのカ
    ウント値が本来あるべき値からどれだけずれているかの
    検出結果に基づいて、ビットクロックを生成する位相同
    期ループ回路の周波数引き込みを制御する周波数エラー
    信号を更に生成して出力することを特徴とする請求項1
    記載のディジタル信号再生装置。
  3. 【請求項3】 入力再生信号の直流レベルの制御をDC
    エラー信号に基づいて行うDC制御と、当該入力再生信
    号の振幅の制御を利得エラー信号に基づいて行う利得制
    御の少なくとも一方を実行する制御手段と、 前記制御手段より取り出された再生信号の最大振幅より
    も小なる、互いに異なる3以上のスレッショルドレベル
    のそれぞれについて、当該再生信号が横切った回数を別
    々に積算し、それらの積算値のうちのいずれかが設定値
    に達した時点ですべての積算値をクリアして、再び当該
    再生信号が前記3以上のスレッショルドレベルを横切っ
    た回数を前記スレッショルドレベル毎に別々に積算する
    ことを繰り返すクロス抽出部と、 前記クロス抽出部の前記スレッショルドレベルの数と同
    数ある前記積算値のうち、いずれかの積算値が前記設定
    値に達した時の各積算値の相対大小関係に基づいて、前
    記DCエラー信号及び利得エラー信号の少なくとも一方
    を生成して出力するエラー検出部と、 前記制御手段の出力信号又はそれを演算処理した信号に
    対し位相誤差信号を出力する位相比較手段と、 前記位相誤差信号が入力されるループフィルタと、 前記ループフィルタの出力信号を制御電圧として受け、
    少なくともシステムクロックを生成出力する発振器とを
    有し、前記エラー検出部は、前記DCエラー信号を生成
    するときは、前記設定値に達した時の各積算値のうち最
    も小なる積算値に対応したスレッショルドレベル方向へ
    前記再生信号の直流レベルを補正させる前記DCエラー
    信号を出力し、前記利得エラー信号を生成するときは前
    記積算値のうち中央のスレッショルドレベルに対応した
    第1の積算値が前記設定値に達した時に、他の複数の第
    2の積算値を前記第1の積算値より小なる所定値と比較
    し、前記複数の第2の積算値がそれぞれ前記所定値より
    小なる値のときは利得を上昇させ、前記所定値以上で前
    記第1の積算値の間の値のときは前記利得を減少させる
    前記利得エラー信号を出力し、いずれかの前記積算値が
    前記設定値に達した時の前記ビットクロックのカウント
    値が本来あるべき値からどれだけずれているかの検出結
    果に基づいて、前記ループフィルタの特性を制御する周
    波数エラー信号を生成して出力することを特徴とするデ
    ィジタル信号再生装置。
  4. 【請求項4】 前記エラー検出部は、前記第1の積算値
    と複数の前記第2の積算値のうち、当該第2の積算値の
    いずれかが前記設定値に達した時は、前記利得エラー信
    号は出力しないことを特徴とする請求項1乃至3のうち
    いずれか一項記載のディジタル信号再生装置。
  5. 【請求項5】 前記クロス抽出部は、前記再生信号の最
    小反転間隔における振幅の上部ピーク値と下部ピーク値
    にそれぞれ相当する第1及び第2のスレッショルドレベ
    ルと、それらの中央になるべきレベルに相当する第3の
    スレッショルドレベルの計3つのスレッショルドレベル
    が予め設定されており、前記再生信号が前記第1乃至第
    3のスレッショルドレベルを横切った回数を各スレッシ
    ョルドレベル毎に別々に積算することを特徴とする請求
    項1乃至3のうちいずれか一項記載のディジタル信号再
    生装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記DC制御として、
    スレッショルドレベルの位置をDCエラー信号に基づい
    て制御することを特徴とする請求項1乃至3のうちいず
    れか一項記載のディジタル信号再生装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記利得制御として、
    スレッショルドレベルの間隔を利得エラー信号に基づい
    て制御することを特徴とする請求項1乃至3のうちいず
    れか一項記載のディジタル信号再生装置。
JP30357499A 1998-10-30 1999-10-26 ディジタル信号再生装置 Expired - Fee Related JP3402283B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30357499A JP3402283B2 (ja) 1998-10-30 1999-10-26 ディジタル信号再生装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30960398 1998-10-30
JP10-309603 1998-10-30
JP30357499A JP3402283B2 (ja) 1998-10-30 1999-10-26 ディジタル信号再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000200464A JP2000200464A (ja) 2000-07-18
JP3402283B2 true JP3402283B2 (ja) 2003-05-06

Family

ID=26563558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30357499A Expired - Fee Related JP3402283B2 (ja) 1998-10-30 1999-10-26 ディジタル信号再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3402283B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000200464A (ja) 2000-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6542039B1 (en) Phase-locked loop apparatus and method
US6792063B1 (en) Frequency control/phase synchronizing circuit
US6215751B1 (en) Data demodulating method and optical disk device using the method
JP4433438B2 (ja) 情報再生装置および位相同期制御装置
US6690635B2 (en) Reproducing apparatus
US5848040A (en) Data reproducing apparatus and method
US7394735B2 (en) Apparatus and method of updating filter tap coefficients of an equalizer
US6876616B2 (en) Digital signal reproducing apparatus
JP3889027B2 (ja) 位相誤差検出回路及び同期クロック抽出回路
EP0997902B1 (en) Frequency control apparatus and digital signal reproducing apparatus
JP3402283B2 (ja) ディジタル信号再生装置
US6654413B2 (en) Phase synchronization method for extended partial response, and phase synchronization circuit and read channel circuit using this method
US7525887B2 (en) Playback signal processing apparatus and optical disc device
JP4106646B2 (ja) ディジタル信号再生装置
JP4114251B2 (ja) 周波数制御装置
JP4662219B2 (ja) ディジタル信号再生装置
US8441910B1 (en) System and method of adjusting gain and offset loops in data storage system
JP4433437B2 (ja) 再生装置
JP2800772B2 (ja) クロック抽出回路
JP4072746B2 (ja) 再生装置
JP4131213B2 (ja) 再生装置及びプログラム
KR100793193B1 (ko) 워블신호 검출장치 및 방법
JP2008146696A (ja) データ再生装置
JP2011060378A (ja) 位相誤差検出装置、位相誤差検出方法、再生装置
JP2001006287A (ja) ディジタル信号再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090228

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090228

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100228

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees