JP3401877B2 - 収納容器 - Google Patents

収納容器

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JP3401877B2
JP3401877B2 JP31505493A JP31505493A JP3401877B2 JP 3401877 B2 JP3401877 B2 JP 3401877B2 JP 31505493 A JP31505493 A JP 31505493A JP 31505493 A JP31505493 A JP 31505493A JP 3401877 B2 JP3401877 B2 JP 3401877B2
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    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大型のプラスチック製
の容器本体を薄肉に形成すると共に、この容器本体を紙
製のカバー部材によって補強し、プラスチックの量を減
少化した収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大型のプラスチック容器本体をカ
バーケースで覆った収納容器としては実開平5−268
36号が知られている。
【0003】この考案は「カバーケース付収容瓶」と題
するもので、図14、図15に示すように、矩形断面の
筒状の収容瓶本体80とこれの外側周面に嵌合する矩形
断面の筒状のカバーケース81とからなる。収納瓶本体
80の矩形断面を形成する角部の一つは、瓶の内部に窪
んで瓶の上下方向に延びる縦長の凹部82が形成されて
おり、カバーケース81のこの角部81aに対応する部
位には凹部開口部83が形成されている。カバーケース
81には凹部82の壁面に当接するように先端部が折曲
げられる支片部84、84が形成されている。支片部8
4、84には、互いに重ね合わせられる重合部85を形
成する切込み86が設けられ、角部81aは重ねられた
重合部85によって三角形の断面形状の把手部分87を
形成する。切込み86の部分は、重合部85、85同士
の重ね合わせにより指を挿入して把手部87を握る挿入
空間とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
「カバーケース付収納瓶」は、カバーケース81に把手
部分87を形成するので、収納瓶本体80を大型化して
大量の液体を収納するには、把手部分87を十分に補強
する必要があるが、把手部分87の材質が紙であるの
で、液体に濡れた場合に強度において限度があり、二重
構造にしたり、支片部84、84の先端部を凹部82の
壁面に固着しても十分な強度を確保できないので、大型
の容器本体には適用できないという問題がある他に、収
納瓶本体80が把手部分87を形成するために変形して
凹部82を形成しなければならない不具合があり、さら
に、収納瓶本体80と支片部84、84の固着性が弱い
ために、使用時に収納瓶本体80が変形して収納瓶本体
80とカバーケース81との嵌合が緩み易い問題があ
る。
【0005】本発明は、このような問題に着目してなさ
れたものであり、大型の容器本体の薄肉化を図ることが
出きると共に、容器本体側に大きな形状の規制を与え
ず、さらに容器本体とカバー部材との嵌め合状態が確保
されて容器本体の強度を十分補強できる収納容器を開示
することを目的とする。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項にかか
る収納容器は、上部に口部を有する筒体形状を有し、側
面部から上面部までの部位に把手部が形成された容器本
体と、平板状の厚紙で形成されてこの容器本体の周面を
覆うカバー紙とからなり、このカバー紙の長手方向中央
部に前記口部を通す開口部が形成されており、このカバ
ー紙の長手方向の両端部に容器本体の底部を覆うように
重ね合わせる折重ね片部がそれぞれ形成されており、各
折重ね片部に互いに重なって連通する係止穴が形成され
ており、前記容器本体の底面部壁面に前記係止穴に圧入
される突起が形成されていることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項にかかる収納容器は、上
部に口部を有する筒体形状を有し、側面部から上面部ま
での部位に把手部が形成された容器本体と、平板状の厚
紙で形成されてこの容器本体の周面を覆うカバー紙とか
らなり、このカバー紙の下部は前記容器本体の下部に密
着嵌合する筒部とされ、この筒部の上部の相対する一組
の上端部には上方に延びて前記容器本体の上面部にて互
いに折重ねられる一対の折重ね片部が形成され、一対の
折重ね片部には係止片同士を互いに重ねたときに前記口
部を挿通する挿入口部と、係止片同士を互いに重ねたと
きに連通する係止穴とが形成され、前記容器本体の上面
部には前記係止穴に圧入される突起が形成されているこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の請求項にかかる収納容器は、上
部に口部を有する筒体形状を有し、指を挿入して把持す
る把手部が側面部に形成された容器本体と、平板状の厚
紙で形成されてこの容器本体の側部周面部を覆う筒体形
状を有するカバー紙とからなり、このカバー紙の前記把
手部に対応する部位には、前記指を挿入する空間を介し
て前記把手部に対向する本体側の壁面側に折曲げられる
折曲げ片部が形成され、この折曲げ片部には係止穴が開
口されると共に、前記容器本体の本体側の壁面には前記
折曲げ片の係止穴に圧入される突起が形成されているこ
とを特徴とする。
【0010】本発明の請求項にかかる収納容器は、下
部が大矩形筒状部とされ、上部が小矩形筒状部とされ、
小矩形筒状部の上面部に口部が形成され、小矩形筒状部
の上部側壁から大矩形天井部の中間天井部にかけて把手
部が形成された容器本体と、平板状の厚紙で形成されて
この容器本体の側部周面部を覆う筒体形状を有するカバ
ー紙とからなり、このカバー紙の下部は前記大矩形筒状
部に嵌合可能な筒体形状部とされ、このカバー紙の上部
は、前記小矩形筒状部の前記把手部のある側壁部を除い
た三方の側壁部を保持する断面コ字形状の保持部と、こ
の保持部の両側端部から前記把手部のある側壁部に沿っ
て延在する固着片部とを有し、各固着片部に係止穴がそ
れぞれ形成され、前記容器本体の前記把手部の突出する
側壁部に前記係止穴に圧入される突起が形成されている
ことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項にかかる収納容器は、上
部に口部を有し筒体形状の周壁部を有する容器本体と、
この容器本体の周壁部に嵌合する平板状の厚紙からなる
カバー紙とからなり、このカバー紙は前記容器本体の周
壁部を覆うときに前記両端部同士を重ねる平板状とさ
れ、このカバー紙の両端部には互いに連通する係止穴が
形成され、前記容器本体には重ね合わされた係止穴に圧
入される突起が形成されていることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項にかかる収納容器は、上
部に口部を有して筒体形状の周壁部を有する容器本体
と、この容器本体の周壁部に嵌合する平板状の厚紙から
なるカバー紙とからなり、このカバー紙の下部は前記容
器本体の下部に嵌合すると共に、このカバー紙の上部は
このカバー紙の下部から上方に延びて前記容器本体の上
部で重ね合わされる折重ね片部を有し、この折重ね片部
には重ね合わせたときに互いに連通して前記口部を通す
口部用開口部と互いに連通する係止穴とが形成され、前
記容器本体の上面部に前記係止穴に圧入される突起が形
成されていることを特徴とする。
【0013】
【0014】
【作用】本発明の請求項にかかる収納容器によれば、
ボトルの口部がカバー紙の開口部に通される一方、この
カバー紙の折重ね片部が折重ねられて容器本体の底部を
覆い、各折重ね片部の係止穴に容器本体の突起が圧入さ
れるので、カバー紙と容器本体との位置ずれがなく、収
納容器の強度が増し、変形し難くなる。
【0015】本発明の請求項にかかる収納容器によれ
ば、カバー紙の下部の筒部は容器本体の下部に密着嵌合
し、筒部の上部の一対の折重ね片部をボトルの上部で重
ねたときにボトルの口部が口部挿入穴に挿通され、係止
穴に突起が圧入されるためカバー紙と容器本体との位置
ずれがなく、収納容器の強度が向上し、変形し難くな
る。
【0016】本発明の請求項にかかる収納容器によれ
ば、カバー紙が容器本体の周りを覆っているので、収納
容器全体の強度が向上し、カバー紙の折曲げ片部の係止
穴突起を圧入すると、容器本体の上下への位置ずれが防
止されるので、容器本体が変形してもカバー紙が脱落す
ることがない。
【0017】本発明の請求項にかかる収納容器によれ
ば、カバー紙と容器本体との両方ともに上部と下部との
大きさが異なり、カバー紙の上部の固着片部の係止穴に
突起を圧入することにより、カバー紙の上下が容器本体
の上下の部位に密着して嵌合した状態となる。これによ
って、収納容器全体の強度が向上し、容器本体が変形し
てもカバー紙により十分に把持できて持ち易さを保つこ
とができる。
【0018】本発明の請求項にかかる収納容器によれ
ば、容器本体の周壁部を覆うときに両端部同士を重ねて
係止穴を連通させ、係止穴に容器本体の突起を圧入する
と、収納容器の強度が向上する。
【0019】本発明の請求項にかかる収納容器によれ
ば、容器本体の口部をカバー紙の折重ね片部に口部用開
口部に挿通し、折重ね部の係止穴に容器本体上面部の突
起を圧入することにより、カバー紙が下方に脱落するこ
とが防止される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる収納容器を図
面に基づいて説明する。
【0021】本発明の請求項1の実施例は以下に述べる
実施例において係止穴と突起として説明されているの
で、各々の実施例において説明する。
【0022】図1〜図3は本発明の請求項2の実施例に
かかる収納容器を示している。この図において、1はプ
ラスチックで形成された容器本体、2は容器本体1の上
面部から側面部にかけて形成された把手部、3は容器本
体1の上面部に形成された口部、4は口部3に螺着され
るキャップである。容器本体1を覆うカバー紙5は厚手
のボール紙からなるもので、図3に示すように、容器本
体1の側面部に当接するカバー部6、6と、カバー部
6、6の間に位置する上面部7と、カバー部6、6の下
端部から下方に延在する折重ね片部8、8とを有してい
る。上面部7の側端部には把手部2を臨ませる切り欠き
9が形成されている。切り欠き9の下端縁部には折曲げ
片10、10がそれぞれ形成されており、折曲げ片1
0、10には係止穴12、12が開口されている。上面
部7には口部3を挿通する開口部11が開口されてい
る。また、折重ね片部8、8には、折重ね片部8、8同
士を重ねたときに互いに連通する係止穴13、13が開
口されている。係止穴12、13にはそれぞれ切込み1
2a、13aが設けられている。容器本体1の把手部2
が形成された中間平面部2aには折重ねた折曲げ片1
0、10の係止穴12、12に圧入される突起14が形
成されている。容器本体1の底部15の中央部は底部1
5の周縁部より上方に凹んでおり、底部15の中央部表
面には係止穴13に圧入される突起16、16が形成さ
れている。突起16、16の縦断面形状は、基部が細く
先端部が細長い楕円形状とされ且つくびれを有し、この
くびれ部分に係止穴13、13の縁部が係合する。切込
み12a、13aは突起16、16を係止穴13、13
に圧入するときに係止穴13、13の開口縁部を広げた
後に再度原形に復帰させて突起16、16の脱落を防止
する。
【0023】この実施例の収納容器によれば、上部に口
部3を有する筒体形状を有し、側面部から上面部までの
部位に把手部2が形成された容器本体1と、平板状の厚
紙で形成されてこの容器本体1の周面を覆うカバー紙5
とからなり、このカバー紙5の長手方向中央部である上
面部7に口部3を通す開口部11が形成され、カバー紙
5の長手方向の両端部に容器本体1の底部を覆うように
重ね合わせる折重ね片部8、8がそれぞれ形成されてお
り、各折重ね片部8、8には互いに重なったときに連通
する係止穴13、13が形成されており、容器本体1の
底面部15に係止穴13、13に圧入される突起16、
16が形成されているので、容器本体1の口部3がカバ
ー紙5の開口部11に通され、カバー紙5の折重ね片部
8、8が容器本体1の底部15を覆い、各折重ね片部
8、8の係止穴13に底面部15の突起16、16が圧
入されるので、カバー紙5と容器本体1との位置ずれが
なく、収納容器の強度が増し、変形し難くなる。
【0024】図4〜図6は本発明の請求項3の実施例に
かかる収納容器を示している。
【0025】この実施例において、20は収納容器であ
り、収納容器20はプラスチック製の容器本体21と、
厚手のボール紙からなるカバー紙25からなるものであ
る。容器本体21の上面部から側壁部にかけて把手部2
2が形成されており、上面部に口部23が突設されてい
る。この口部23にはキャップ24が螺着される。カバ
ー紙25は容器本体21の下部に嵌合する矩形断面の筒
状部を有しており、この筒状部の上端部から上方に延び
る係止片部26、29とが形成されている。この実施例
では、係止片29は把手部2を通すためのスリット33
により二つ分かれて形成されているが、格別に二つに分
けて形成されなくともよく、細長い矩形の穴によって把
手部22を通してもよい。口部23に近いほうの係止片
26には容器本体21の上面部を覆う折重ね片部27が
延在している。また把手部2を通す係止片29の上部に
は容器本体21の上面部に延びる折重ね片部28が延在
している。折重ね片部27、28は互いに折重ねられて
上面部を覆うことができるようになっており、折重ね片
部27には口部23を通す口部挿入穴27aが形成さ
れ、折重ね片部28にも同様に口部23を通す口部挿入
穴28aが形成されている。また、折重ね片部27、2
8には折重ねたときに互いに対応する係止穴31、32
が開口されている。容器本体21の口部23の近傍には
係止穴31、32に圧入される突起30が形成されてい
る。突起30は、図1の容器本体1の突起16、16と
同様に基部がくびれ、先端部が偏平な形状を有し、折重
ね片部27、28が折重ねられて係止穴31、32が重
なったときに、係止穴31、32に圧入され、くびれ部
分に係止穴31、32の開口縁部が係合して折重ね片部
27、28が簡単に外れないようになっている。
【0026】この実施例の収納容器では、カバー紙25
の下部は容器本体21の下部に密着嵌合し、この筒部の
上端部に上方に延びる一対の折重ね片部26、29が形
成され、一対の折重ね片部26、29の先端部27、2
8には口部23を挿通する口部挿入穴27a、28a
と、係止穴31、32が形成され、容器本体21の上面
部には係止穴31、32に圧入される突起30が形成さ
れ、把手部22が容器本体21に設けられているので、
容器本体21の下部がカバー紙25の下部により保持さ
れ、容器本体21の上下縦方向の周壁部が係止片26、
29により保持されることとなる。従って、先端部2
7、28の口部挿入穴27a、28aに口部23を挿入
し、係止穴31、32に突起30を圧入すると、容器本
体21にカバー紙25が密着状態で保持され、容器本体
21の強度が向上すると共に、容器本体21の変形が生
じても持ち難くなることがない。
【0027】図7、図8は本発明の請求項4の実施例に
かかる収納容器を示している。
【0028】これらの図において40は収納容器であ
り、この収納容器40はプラスチック製の容器本体41
と厚手のボール紙からなるカバー紙45からなる。容器
本体41の上部にはキャップCが螺着される口部が突設
されている。容器本体41は偏平な楕円形状の断面形状
を有している。容器本体41の片方の側部には把手部4
2が形成されており、把手部42は指を挿入する空間4
3を介して本体側の壁面と対向している。把手部42と
対向する本体側の壁面には基部がくびれ先端部が偏平な
楕円の断面を有するボタン状の突起44が一対形成され
ている。
【0029】カバー紙45は容器本体41の周面部に嵌
合する筒体形状を有しており、容器本体41の上下の段
部41a、41bの間に嵌合される。カバー紙45の端
部には把手部42の周面を覆って支える丸い壁面部46
が形成され、カバー紙45の把手部42に臨んで対応す
る部位には、この壁面部46側に膨らむ曲線からなる切
込み47a、47aによって折曲げ辺部47、47が画
成されている。折曲げ片部47、47の係止穴48がそ
れぞれ開口されている。折曲げ片部47、47は、突起
44の形成されている本体側の壁面側に折曲げられ、係
止穴48に突起44が圧入される。尚、49は切取り用
のミシン目である。
【0030】この実施例の収納容器40は、容器本体4
1の周壁部の段差41a、41bの間にカバー紙45が
嵌合され、カバー紙45の折曲げ片部47、47の係止
穴48に突起44が圧入されるので、カバー紙45が容
器本体41の上下方向にずれることがないとともに容器
本体41の周面部を覆っており、突起44が折曲げ片部
47、47を固定しているので、突起44の形成された
壁面部の強度をも十分に補強している。
【0031】図9、図10は本発明の請求項5の実施例
にかかる収納容器を示している。
【0032】この実施例において、50は収納容器、5
1はプラスチック製の容器本体、52は把手部、53は
カバー紙である。
【0033】容器本体51の上面部には、図9に示すよ
うに、口部Nが形成されている。この口部Nにはキャッ
プCが螺着される。容器本体51の下部は大矩形筒状部
51aとされ、容器本体51の上部は小矩形筒状部51
bとされている。容器本体51の小矩形筒状部51bの
上部側壁から大矩形天井部51aの中間天井部51cに
かけて把手部52が形成されている。
【0034】カバー紙53は、容器本体51の側部周面
部を覆う筒体形状を有しており、カバー紙53の下部は
大矩形筒状部51aに嵌合可能な筒体形状部53aとさ
れている。カバー紙の下部53は、端部をつなぎ併せて
矩形の筒状に形成され、容器本体51の上下の段差部5
1d、51dの間に嵌合されている。カバー紙53の上
部は、容器本体51の小矩形筒状部51bの把手部52
のある側壁部を除いた三方の側壁部を保持する断面コ字
形状の保持部53bとされている。この保持部53bの
両側端部には把手部52のある側壁部に沿って延在する
固着片部55が形成され、各固着片部55には係止穴5
6がそれぞれ形成されている。容器本体51の把手部の
突出する側壁部には係止穴56に圧入される突起54が
4箇所形成されている。突起54の基部はくびれ、突起
54の先端部は偏平なボタン状に形成され、突起54に
固着片部55の係止穴56の縁部が嵌合すると容易に抜
けないようになっている。尚、56aは係止穴56の拡
大変形を許容する切込みであり、57は分離用のミシン
目である。
【0035】この実施例の収納容器によれば、把手部5
2が容器本体51から突出しており、カバー紙53の保
持部53bが容器本体51の小矩形筒状部51bを保持
し、カバー紙53の筒体形状部53aが容器本体51の
大矩形筒状部51aと嵌合し、さらに固着片部55が係
止穴56と突起54との係合により固着されているの
で、容器本体51の周面全部がカバー紙53によって保
持されることとなる。しかも、カバー紙53は容器本体
51の上下の段差部51d、51dの間に嵌合されてい
るので上下の変位も規制され、容器本体51の強度を十
分に強化しており容器本体51の容易な変形を防止して
いる。
【0036】図11、図12は本発明の請求項6の実施
例にかかる収納容器を示している。
【0037】この実施例において、収納容器60はプラ
スチック製の容器本体61と、厚手のボール紙からなる
カバー紙63とからなる。容器本体61の上面部には口
部62が形成されている。この口部62には図示しない
キャップが螺着される。容器本体61の周面部は段差部
61a、61bにより一段内側に位置しており、この内
側の周壁部にカバー紙63が嵌合される。カバー紙63
は平板状の枚葉タイプのものでできており、カバー紙6
3の長手方向の両端部にある折重ね片部64、64には
容器本体61の周壁部を覆うときに互いに連通する係止
穴65が形成されている。容器本体61の周壁部であっ
て、カバー紙63の折重ね片部64、64が重ねられる
周壁部には係止穴65に圧入される突起66が形成され
ている。係止穴65の周りには突起66を圧入を許容す
る切込み65aが形成されている。
【0038】この実施例の収納容器によれば、カバー紙
63が平板状に形成され、容器本体61の周りにカバー
紙63をあてて、カバー紙63の折重ね片部64、64
同士を重ね合わせ、両方の係止穴65に突起66を圧入
することにより、カバー紙63が矩形断面形状になり容
器本体61に簡単に嵌合した状態となる。カバー紙63
は上下の段差部61a、61aの間に位置しているので
上下に変位するおそれはまったくないとともに、カバー
紙63が容器本体61を保持しているので容器本体61
が薄手のプラスチックによって構成されていても十分に
強度を補うことができる。
【0039】図13は本発明の請求項7の実施例にかか
る収納容器を示している。
【0040】この実施例において、収納容器70はプラ
スチック製の容器本体71と厚紙からなるカバー紙72
からなる。容器本体71は円錐台を重ね合わせたような
中間部の膨らんだ円筒形状を有しており、上面部にキャ
ップ76を螺着する口部が突設されている。カバー紙7
2の下部は容器本体71の下部の円錐台形状部にぴった
りと嵌合するように円錐台形状に形成されている。カバ
ー紙72には容器本体71の上面部において折重ねられ
る折重ね片部74、75を有しており、折重ね片部7
4、75は連結片部73を介して下部と連結されてい
る。折重ね片部74、75には口部を通す開口部と係止
穴77が開口されている。係止穴77の周縁部には圧入
を許容する切込み77aが形成されている。容器本体7
1の上面部には係止穴77に圧入する突起78が突設さ
れている。突起78の基部はくびれており、折重ね片部
74、75を重ねたときの係止穴77に突起78が圧入
されたときに容易に抜けないようになっている。
【0041】この実施例の収納容器によれば、カバー紙
72の下部が容器本体71の下部に嵌合し、カバー紙7
2の折重ね片部74、75が容器本体71の上面部で重
ねられるので、容器本体71の下部あるいは上面部が補
強される。尚、連結片73により折重ね片部74、75
を連結したが、カバー紙72の上部も容器本体71の上
部形状に合わせた円錐台形状に形成すれば、より一層強
度が向上する。
【0042】
【発明の効果】本発明の請求項1ないし請求項にかか
る収納容器によればカバー紙と容器本体とが係止穴と突
起の嵌合により固着され、カバー紙が容器本体の周面を
保持しているので、接着剤を用しないと共に、容器本体
の強度が向上し、容器本体を大型にしてしかも薄肉にす
ることができ、プラスチックの使用量を減少させること
ができると共に、印刷が容易となり装飾性が向上する。
また、容器本体側の形状は大きな変化を必要としないの
で、容器本体の製造上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項2の実施例の収納容器の側面図
【図2】図1の収納容器の底面図
【図3】図1のカバー紙の斜視図
【図4】本発明の請求項3の実施例の収納容器の側面図
【図5】図4の収納容器の底面図
【図6】図4のカバー紙の斜視図
【図7】本発明の請求項4の実施例の収納容器の側面図
【図8】図7のカバー紙の斜視図
【図9】本発明の請求項5の実施例の収納容器の側面図
【図10】図9のカバー紙の斜視図
【図11】本発明の請求項6の実施例の収納容器の側面
【図12】図11のカバー紙の斜視図
【図13】本発明の請求項7の実施例の収納容器の斜視
【図14】従来の収納容器の斜視図
【図15】従来の収納容器の把手部の断面図
【符号の説明】
20、40、50、60、70 …収
納容器 1、21、41、51、61、71 …容
器本体 12、13、31、32、48、56、65、77…係
止穴 14、16、30、44、54、66、78 …突
起 8、27、28、64…折重ね片部 55 …固着片部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−144601(JP,U) 実開 昭63−23274(JP,U) 実開 平5−26836(JP,U) 国際公開92/16420(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 25/34 - 25/36 B65D 23/08 B65D 1/42

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に口部を有する筒体形状を有し、側面
    部から上面部までの部位に把手部が形成された容器本体
    と、平板状の厚紙で形成されてこの容器本体の周面を覆
    うカバー紙とからなり、このカバー紙の長手方向中央部
    に前記口部を通す開口部が形成されており、このカバー
    紙の長手方向の両端部に容器本体の底部を覆うように重
    ね合わせる折重ね片部がそれぞれ形成されており、各折
    重ね片部に互いに重なって連通する係止穴が形成されて
    おり、前記容器本体の底面部壁面に前記係止穴に圧入さ
    れる突起が形成されていることを特徴とする収納容器。
  2. 【請求項2】上部に口部を有する筒体形状を有し、側面
    部から上面部までの部位に把手部が形成された容器本体
    と、平板状の厚紙で形成されてこの容器本体の周面を覆
    うカバー紙とからなり、このカバー紙の下部は前記容器
    本体の下部に密着嵌合する筒部とされ、この筒部の相対
    する一組の上端部には上方に延びて前記容器本体の上面
    部にて互いに折重ねられる一対の折重ね片部が形成さ
    れ、一対の折重ね片部には重ねたときに前記口部を挿通
    する口部挿入穴と重ねたときに連通する係止穴とが形成
    され、前記容器本体の上面部には前記係止穴に圧入され
    る突起が形成されていることを特徴とする収納容器。
  3. 【請求項3】上部に口部を有する筒体形状を有し、指を
    挿入して把持する把手部が側面部に形成された容器本体
    と、平板状の厚紙で形成されてこの容器本体の側部周面
    部を覆う筒体形状を有するカバー紙とからなり、このカ
    バー紙の前記把手部に対応する部位には、前記指を挿入
    する空間を介して前記把手部に対向する本体側の壁面側
    に折曲げられる折曲げ片部が形成され、この折曲げ片部
    には係止穴が開口されると共に、前記容器本体の本体側
    の壁面には前記折曲げ片の係止穴に圧入される突起が形
    成されていることを特徴とする収納容器。
  4. 【請求項4】下部が大矩形筒状部とされ、上部が小矩形
    筒状部とされ、小矩形筒状部の上面部に口部が形成さ
    れ、小矩形筒状部の上部側壁から大矩形天井部の中間天
    井部にかけて把手部が形成された容器本体と、平板状の
    厚紙で形成されてこの容器本体の側部周面部を覆う筒体
    形状を有するカバー紙とからなり、このカバー紙の下部
    は前記大矩形筒状部に嵌合可能な筒体形状部とされ、こ
    のカバー紙の上部は、前記小矩形筒状部の前記把手部の
    ある側壁部を除いた三方の側壁部を保持する断面コ字形
    状の保持部と、この保持部の両側端部から前記把手部の
    ある側壁部に沿って延在する固着片部とを有し、各固着
    片部に係止穴がそれぞれ形成され、前記容器本体の前記
    把手部の突出する側壁部に前記係止穴に圧入される突起
    が形成されていることを特徴とする収納容器。
  5. 【請求項5】上部に口部を有し筒体形状の周壁部を有す
    る容器本体と、この容器本体の周壁部に嵌合する平板状
    の厚紙からなるカバー紙とからなり、このカバー紙は前
    記容器本体の周壁部を覆うときに前記両端部同士を重ね
    る平板状とされ、このカバー紙の両端部には互いに連通
    する係止穴が形成され、前記容器本体には重ね合わされ
    た係止穴に圧入される突起が形成されていることを特徴
    とする収納容器。
  6. 【請求項6】上部に口部を有して筒体形状の周壁部を有
    する容器本体と、この容器本体の周壁部に嵌合する平板
    状の厚紙からなるカバー紙とからなり、このカバー紙の
    下部は前記容器本体の下部に嵌合すると共に、このカバ
    ー紙の上部はこのカバー紙の下部から上方に延びて前記
    容器本体の上部で重ね合わされる折重ね片部を有し、こ
    の折重ね片部には重ね合わせたときに互いに連通して前
    記口部を通す口部用開口部と互いに連通する係止穴とが
    形成され、前記容器本体の上面部に前記係止穴に圧入さ
    れる突起が形成されていることを特徴とする収納容器。
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