JP3401333B2 - ストロボ装置 - Google Patents
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- JP3401333B2 JP3401333B2 JP21793194A JP21793194A JP3401333B2 JP 3401333 B2 JP3401333 B2 JP 3401333B2 JP 21793194 A JP21793194 A JP 21793194A JP 21793194 A JP21793194 A JP 21793194A JP 3401333 B2 JP3401333 B2 JP 3401333B2
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Description
光束をリフレクタ(反射鏡)で反射させ、その反射光
を、光源からの直接光とともに照射するストロボ装置に
関する。
光源の背面に反射面(傘)を設け、光源からの直接光と
反射面による反射光との合成光線を被写体に向けて発す
る。このストロボ装置において反射鏡は、楕円形状に構
成されることが常識とされていた。このため、楕円形状
の反射鏡から照射される光束は、例えば該反射鏡の前方
に設けられたフレネルレンズ(集光レンズ)を通して一
度結像され、光源を第一焦点とするとき該光源の前方に
該光源の像(第二焦点)を作っていた。しかし、このよ
うにフレネルレンズ(集光レンズ)の通過後に一度結像
させる構成であると、反射面とフレネルレンズの収差に
よる光源の像の歪みが大きく、中心部付近にムラが生じ
て配光の均一性が損なわれる等の問題がある。
成上の困難性や、形成された楕円形状の確認の困難性等
から、また、ストロボ装置全体としてのコンパクト化の
要求とあいまって、これを用いなくて済む構造が模索さ
れている。例えば、楕円形上を変形したものや、放物
線、双曲線等を利用した反射鏡が提案されている。しか
しながら、何れにしろ、反射面として円弧面以外の曲面
を用いているので、形成された形状の確認が難しいとい
う問題点が依然として残っている。また、直線を基本と
した形状の反射鏡の場合には、形状の確認が容易ではあ
っても、十分に良好な配光特性が得られないという問題
がある。
れたもので、この発明の目的は、配光特性を良好に維持
した状態で、リフレクタのストロボ本体への取り付け性
を向上したストロボ装置を提供する事である。また、こ
の発明の目的は、配光特性を良好に維持した状態で、リ
フレクタの成形性の向上したストロボ装置を提供する事
である。
良好に維持した状態で、断面形状において、円弧面以外
の曲面を用いずに反射面を構成して、リフレクタの形状
確認を容易に行う事の出来るストロボ装置を提供するで
ある。また、この発明の他の目的はコンパクトな構成で
ありながら、良好な配光特性が得られるストロボ装置を
提供する事である。
ため、この発明に係わるストロボ装置は、請求項1の記
載によれば、発光管と、この発光管で発せられる光束を
前方に向けて反射させるリフレクタとを具備し、このリ
フレクタは、その断面形状において、前記発光管の背面
に沿って延出し、該発光管と同心円上に位置する円弧部
分と、この円弧部分の接線として規定され、前記円弧部
分の上下両端から夫々延出する略直線状の第1の直線部
分と、各第1の直線部分の先端から、所定角度だけ内方
に折曲した状態で延出する略直線状の第2の直線部分と
から構成され、前記上下の第2の直線部の先端間で、前
記リフレクタの開口部が規定される事を特徴としてい
る。
請求項2の記載によれば、発光管と、この発光管で発せ
られる光束を前方に向けて反射させるリフレクタとを具
備し、このリフレクタは、この発光管の長手方向に沿わ
せた断面を通る照射光軸面の上下に配置され、それぞれ
この照射光軸面に関して対称、かつそれぞれの断面形状
が直線及び曲線で規定された上下のリフレクタ部を備
え、前記上下のリフレクタ部は、各々断面形状におい
て、前記発光管の背面に沿って延出し、該発光管と同心
円上に位置する円弧部分と、この円弧部分の接線として
規定される略直線状の第1の直線部分と、この第1の直
線部分の先端から、所定角度だけ内方に折曲した状態で
延出する略直線状の第2の直線部分とから構成され、前
記上下の第2の直線部の先端間で、前記リフレクタの開
口部が規定される事を特徴としている。
請求項7の記載によれば、前記発光管の後方に少なくと
も4つの前記発光管の虚像が形成され、前記発光管で発
せられる光束は、前記リフレクタを介して、前記虚像か
ら発せられたかのように射出されることを特徴としてい
る。より広い角度範囲まで良好な配光特性を得るために
は、リフレクタは発光管の虚像が6つ形成されるように
構成されることが望ましい(請求項8)。
1の実施例の構成を、添付図面を参照して詳細に説明す
る。
0の構成を図1を参照して説明する。図1に示す様に、
このストロボ装置10は、ストロボ本体12を備え、こ
のストロボ本体12内には、前面が開放された収納空間
14が形成され、この収納空間内には、光源としてのキ
セノン等の発光管16と、この発光管16から発せられ
た光束を前方に向けて反射するリフレクタ(反射鏡)1
8とが収納されている。ここで、このリフレクタ18
は、収納空間14の前方開口、即ち、ストロボ本体12
の前面に形成された開口12aに位置する様に配設され
る前方開口部18aを有する様に、所謂傘状に形成され
ている。即ち、この前方開口部18aからは、発光管1
6からの直接光とリフレクタ18で反射された反射光と
が、被照射面(即ち、このストロボ装置10が取り付け
られた図示しないカメラにより撮影しようとする方向)
に向けて照射される事になる。尚、このストロボ本体1
2の開口12aには、図示していないが、保護用のガラ
ス板が装着される。
沿わせた断面を通る照射光軸面Oに沿うと共に、この長
手方向の断面と直交する方向の断面形状を示している。
管16の長手方向に沿わせた断面を通る照射光軸面(光
軸)Oに関して上下対称に構成されている。詳細には、
このリフレクタ18は、その断面形状を図1に示す様
に、後方部に形成され、断面円弧状の凹部20と、この
凹部20の円弧部分の接線として規定され、且つ、この
凹部20の上下両端から夫々前方に向けて照射光軸面O
に対して第1の傾斜角度φで傾斜する様に延出する略直
線状の第1の直線部分22と、各第1の直線部分の先端
から内方に所定角度εだけ折曲した状態で延出し、照射
光軸面Oに対して第2の傾斜角度δで傾斜する略直線状
の第2の直線部分24とから概略構成されている。
前方部が開放される様に180度より小さい中心角を有
する円弧状に形成され、また、その円弧中心が上述した
照射光軸面Oを通る様に設定されている。この凹部20
の内周面から、円弧状の第1反射面20aが構成されて
いる。また、第1の直線部分22の内面から、第1反射
面20aの円弧部分の接線として規定される第2反射面
22aが構成されている。更に、第2の直線部分24の
内面から、第2反射面22aに対して内方に折曲した第
3反射面24aが構成されている。尚、上述したリフレ
クタ18の前方開口部18aは、上下の第2の直線部分
24の先端部の間として規定されている。
状に構成されており、その長手方向は、図1においては
紙面に直交する方向に設定されている。また、この発光
管16は、リフレクタ18の照射光軸面Oの後方側に形
成された凹部20にその後部を収納・支持されている。
この凹部20の内周面で規定される第1反射面20a
は、発光管16の外周面に沿わせた形状とされており、
換言すれば、この第1反射面20aは、発光管16の照
射光軸面Oの後方において、この発光管16の同心円上
に位置している。
して更に具体的に説明する。先ず、このリフレクタ18
の構成を規定する為に必要となる前提条件として、発光
管16の半径をRとし、前方開口部18aの照射光軸面
Oに直交する方向における寸法(開口部の大きさ)を2
Hとする。ここで、先ず、発光管16の中心と前方開口
部18aの上端縁とを結ぶ線分L1 と照射光軸面Oとの
なす角度θ(配光角)、発光管16の中心からリフレク
タ18の前端迄の照射光軸面Oに沿う長さDを、夫々、 28度≦θ≦43度 2R≦D≦8R の範囲内に設定する。
射面24aの断面線を対称軸とした場合の対称位置(即
ち、後述する第2虚像発光中心)との距離をLとした場
合、この距離Lを、2.5R≦L≦4.3Rの範囲内に
設定する。
範囲内で特定した値を採した形状のリフレクタ18を備
えたストロボ装置10を用いて、照射面における輝度分
布を説明する。
1.25mmの半径(R)を有する発光管16を用い、開
口部の大きさ(2H)を5.6mmに制限する状態で、発
光管16の中心と前方開口部18aの上端縁とを結ぶ線
分L1 と、照射光軸面Oとのなす角度θ(配光角)を、
上述した設定範囲(28度≦θ≦43度)を満足する範
囲内での目標値として35度に設定する。この配光角θ
の設定状態で、発光管16の中心からリフレクタ18の
前端迄の照射光軸面Oに沿う長さDは tan 35度=(5.6/2)/Dから D=2.8/0.700=4.0mmとなる。長さDの値
(4.0mm)は、発光管16の半径をRとすると3.2
Rであり、上述した設定範囲(2R≦D≦8R)を満足
している。なお、上記の様に配光角θを35度とした場
合、本実施例のストロボ装置の有効配光角(ストロボか
ら射出する光の有効角度範囲)は約29度となる。な
お、本明細書において、配光角は照射光軸面Oと垂直な
方向における配光角を意味している。
に、また、第2の傾斜角度δを13.68度に夫々設定
する事により(従って、第2反射面22aと第3反射面
24aとのなす角度は、164.48度となる。)、上
述した距離Lは3.55mmとなる。この距離Lの値は、
発光管16の半径Rとの関係で2.84Rとなり、上述
した設定範囲(2.5R≦L≦4.3R)を満足してい
る。
面22aと第3の反射面24aとのなす交点の照射光軸
面Oからの距離(図中、高さ)Xを設定する事により、
一義的に規定される事になるが、本願発明者は、この高
さXをパラメータとして変化させる事により得られる照
射面での輝度分布を鋭意解析する事により、この高さX
の一例として、2.13mmを得た。
及び第2の傾斜角度φ,δに加えて、高さXを夫々設定
する事により得られるリフレクタ18の形状を採用する
ストロボ装置によると、発光管16から照射される光束
は次のように進む。
射される光束のうち、図1の上側に位置する第2反射面
22aで反射する光束は、図3に符号αで示される様に
進む。ここで、発光管16の中心と上下の第2反射面2
2aに関して夫々光学的に共役な位置にある点(第1虚
像発光中心)A、A′には、発光管16の発光中心16
aの虚像があることと等価であり、あたかもこれらの第
1虚像発光中心A、A′を夫々発光中心とする発光管1
6A、16A′から光束が照射されているようになる。
射される光束のうち、図1の上側に位置する第3反射面
24aで反射する光束は、図4に符号βで示される様に
進む。ここで、発光管16の中心と上下の第3反射面2
4aに関して夫々光学的に共役な位置にある点(第2虚
像発光中心)B、B′には、発光管16の発光中心16
aの虚像があることと等価であり、あたかもこれらの第
2虚像発光中心B、B′を夫々発光中心とする発光管1
6B、16B′から光束が照射されているようになる。
A、A′のうちの図中下側の虚像発光中心A′から照射
される光束のうち、図1の上側に位置する第3反射面2
4で反射する光束は、図5に符号γで示される様に進
む。ここで、下上の第1虚像発光中心A′、Aと上下の
第3反射面24aに関して夫々光学的に共役な位置にあ
る点(第3虚像発光中心)C、C′には、発光管16の
発光中心16aの虚像があることと等価であり、あたか
もこれらの第3虚像発光中心C、C′を夫々発光中心と
する発光管16C、16C′から光束が照射されている
ようになる。なお、本実施例においては虚像発光中心
A、A’からの光束がさらに第3反射面24、24’で
反射されるために全部で6つの虚像が形成される。しか
し、各反射面の位置関係によっては上記の第3虚像は形
成されない場合もある。この場合には、虚像の数は4と
なるが、虚像の数が4であっても本発明の趣旨から外れ
るものではなく、良好な配光特性が得られる。
面Oより図中下側に関連している事を示し、上側に関連
している場合には、「′」が付されていない。また、図
3及び図4に示す2種類の反射光束α、βに夫々付され
たサブスクリプトS は、対応する発光中心からストレー
トに出た光束の反射光である事を示し、また、サブスク
リプトR は、対応する発光中心から、一旦、第1反射面
20aで反射された光束の反射光である事を示してい
る。
ける配光特性は、例えば図6に実線Eで示すようにな
る。この実線Eで示す配光特性は、図中一点鎖線で示す
上側の3種類の虚像発光中心A、B、Cからの夫々の反
射光束αS ;αR 、βS ;βR、γを順次重ね合わせた
状態で達成される上側配光特性Fと、図中二点鎖線で示
す下側の3種類の虚像発光中心A′、B′、C′からの
夫々の反射光束α′S ;α′R 、β′S ;β′R 、γ′
を順次重ね合わせた状態で達成される下側配光特性F′
とを重畳する事により達成される配光特性である。
発光中心Aからの反射光束 αS 、αR による配光特性
は、図7に取り出して示す様になる。また、上側配光特
性Fを構成する第2虚像発光中心Bからの反射光束β
S 、βR による配光特性は、図8に取り出して示す様に
なる。上側配光特性Fを構成する第3虚像発光中心Cか
らの反射光束γによる配光特性は、図9に取り出して示
す様になる。尚、下側の配光特性F′を構成する各反射
光束α′S ;α′R 、β′S ;β′R 、γ′は、対応す
る図7から図9の反射光束αS ;αR 、βS ;βR 、γ
と、照射光軸面Oを中心とした対称形状を呈する事にな
る為、夫々の図示を省略する。
の配光特性(即ち、輝度分布)は、焦点距離28mmの撮
影レンズの上下方向(短辺方向)における撮影範囲に対
応する照射角度26.5度(ただし、35mmライカ判)
においても、焦点距離35mmの撮影レンズの上下方向
(撮影コマ短辺方向)における撮影範囲に対応する照射
角度22.5度(35mmライカ判)においても、照射面
の中心位置Oにおけるガイドナンバーからの輝度の落ち
込み量を−1(eV)以内に押えることができ、これを用い
てストロボ撮影をした場合においても、広角である焦点
距離28mmまでの撮影範囲において、照射面での輝度分
布に問題(ムラ)を発生させずに、良好な配光特性を達
成する事が出来る事になる。
は、上述した様に良好な配光特性を達成した状態で、リ
フレクタ18の外面を平面部分を有して構成することが
出来る事になる。この結果、このような良好な配光特性
を有するリフレクタ18をストロボ本体12の収納空間
14内に、平面部分を介して、簡単に取り付けることが
出来る事になる。また、リフレクタ18の反射面を、円
弧面及び平面の組み合わせから構成する様にしているの
で、形成された形状の確認が容易に行われる事になる
し、また、その形成もプレス等を利用して容易に行うこ
とが出来る事になる。
の直線部分24は、第1の直線部分22の先端から、所
定角度だけ内方に折曲した状態で延出する様に構成され
ている。この結果、この第2の直線部分24の先端部の
間として規定される前方開口部18aのサイズは、この
第2の直線部分24が無く、第1の直線部分22がその
まま延出した構成と比較して明らかに小さく設定され、
且つ、上述した設定範囲(2R≦D≦8R)から、長さ
Dは制約されているので、この長さDも小さく設定され
る事になる。このようにして、この第1の実施例で形成
されるリフレクタ18は極めてコンパクトに構成され、
従って、このリフレクタ18が組み込まれるストロボ装
置10も同様にコンパクトに構成される事になる。
に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能である。
尚、以下の説明において、上述した第1の実施例と同一
部分には、同一符号を付してその説明を省略する。尚、
この発明に係るストロボ装置の第2、第3、第4の実施
例は、夫々、上述した第1の実施例に示す基礎構成を用
いている。
は、ストロボ本体12の開口12aには、保護用のガラ
ス板が装着される様に説明したが、この発明は、このよ
うな構成に限定されることなく、例えば、第2の実施例
として図10に示す様に構成しても良い。
0に示す様に、保護用のガラス板の代わりにフレネルレ
ンズ26がストロボ本体12の開口12に固定した状態
で装着される。このフレネルレンズ26は、リフレクタ
18側の面の曲率半径が∞(即ち、平面)、反リフレク
タ側の面の曲率半径が−18mmの凸面で、屈折率n(但
し、d線)が1.49に、厚さが1.5mmに設定されて
いる。このようなフレネルレンズ26を用いる事によ
り、配光角θは35度であるが、このフレネルレンズ2
6の正のパワーにより、フレネルレンズ26から出る配
光角は狭められ、実質的に29度の配光角θを有する構
成と同様になる。尚、この配光角θが29度であるとい
う事は、28mmの焦点距離(但し、35mmライカ判)と
に対応したストロボ装置となる。
レクタ18は上述した様に断面楕円状に設定されていな
いので、リフレクタ18の前方に実像を結ばない。この
為、リフレクタ18の前面に単純にフレネルレンズ26
を装着するだけで、配光角θを制御することが出来る事
になる。
ルレンズ26のパラメータは、上述したデータに限定さ
れることなく、種々の変更が可能である。例えば、屈折
率nを変えたとしても、発光管16の半径Rを変更し、
同様な焦点距離のレンズにする事により、同様な配光角
が得られる。また、異なる焦点距離のレンズにすれば、
異なる画角に対応する配光特性となる。
レネルレンズ26をストロボ本体12の開口12に固定
した状態で装着する様に説明したが、この発明は、この
ような構成に限定されることなく、例えば、図11及び
図12に第3の実施例として示す様に構成しても良い。
に、フレネルレンズ26は、ストロボ本体12(即ち、
リフレクタ18)に対して、照射光軸面に沿って進退自
在に取り付けられている。このようにフレネルレンズ2
6をリフレクタ18に対して接離させる事により、配光
角θを変化させることが出来る事になる。そして、この
フレネルレンズ26とリフレクタ18(の発光管16の
中心位置)との離間距離を、レンズ駆動機構28を介し
て、このストロボ装置10が取り付けられる図示しない
ズームカメラ側の焦点距離の変化に合わせて変更する事
により、例えば、カメラのズーミングに合わせて配光角
θを自在に変化できるストロボ装置を構成することがで
きる。
れていない状態で、焦点距離28mmをカバー出来るスト
ロボ装置10において、フレネルレンズ26を上述した
第1の実施例のデータと同様なデータを用いる構成にお
いて、図11に示す様に、発光管16の発光中心とフレ
ネルレンズ26との距離が5.8mmとなる様に位置決め
する事により、焦点距離として35mmの撮影範囲(短辺
方向、35mmライカ判)をカバーすることが出来る事に
なり、また、図12に示す様に、発光管16の発光中心
とフレネルレンズ26との距離が12mmとなる様に位置
決めする事により、焦点距離として70mmの撮影範囲を
カバーすることが出来る事になる。
トロボ装置によれば、配光特性を広角範囲まで良好に維
持した状態で、(1)リフレクタを、これの平面部分を
介してのストロボ本体12への取り付け性を向上するこ
とが出来、(2)リフレクタの成形性を向上することが
出来、(3)リフレクタを断面形状において、円弧面以
外の曲面を用いずに反射面を構成する事により、成形さ
れたリフレクタの形状確認を容易に行う事が出来、そし
て(4)リフレクタを第2の直線部分24を有する事に
より、開口部が小さくコンパクトに構成する事の出来る
ストロボ装置が提供される事になる。
示す、照明光軸面に沿わせた断面図である。
図である。
光束が第2反射面で反射される状態を示す図である。
光束が第3反射面で反射される状態を示す図である。
光中心からの光束が第3反射面で反射される状態を示す
図である。
射した際の、この被照射面における輝度分布を示す図で
ある。
光束による輝度分布を取り出して示す図である。
光束による輝度分布を取り出して示す図である。
光束による輝度分布を取り出して示す図である。
を示す、照明光軸面に沿わせた断面図である。
を、フレネルレンズを近接して位置決めした状態で概略
的に示す、照明光軸面に沿わせた断面図である。
を、フレネルレンズを遠方に位置決めした状態で概略的
に示す、照明光軸面に沿わせた断面図である。
に関して夫々光学的に共役な位置にある点(第1虚像発
光中心) B、B′ 発光管16の中心と上下の第3反射面24a
に関して夫々光学的に共役な位置にある点(第2虚像発
光中心) C、C′ 虚像発光中心A′、Aと上下の第3反射面2
4aに関して夫々光学的に共役な位置にある点(第3虚
像発光中心) D 発光管16中心からリフレクタ18前端迄の照射
光軸面Oに沿う長さ E 反射光束による照射面における配光特性 F 上側配光特性 F′ 下側配光特性 2H 前方開口部18aの開口高さ L 発光管16の中心と第2虚像発光中心との距離 L1 発光管16の中心と前方開口部18aの上端縁と
を結ぶ線分 O 照射光軸面(光軸) R 発光管16の半径 X 第2の反射面22aと第3の反射面24aとのな
す交点の照射光軸面Oからの距離(図中、高さ) αS ;αR 、βS ;βR 、γ 虚像発光中心A、B、C
からの夫々の上側の反射光束 α′S ;α′R 、β′S ;β′R 、γ′ 虚像発光中心
A′、B′、C′からの夫々の下側の反射光束 θ 配光角 φ 照射光軸面Oに対する第1の直線部分22の第1
の傾斜角度 ε 第1の直線部分22と第2の直線部分24とのな
す所定角度 δ 照射光軸面Oに対する第2の直線部分24の第2
の傾斜角度
Claims (9)
- 【請求項1】 発光管と、 この発光管で発せられる光束を前方に向けて反射させる
リフレクタと、を具備し、 このリフレクタは、その断面形状において、前記発光管
の背面に沿って延出し、前記発光管と同心円上に位置す
る円弧部分と、この円弧部分の接線として規定され、前
記円弧部分の上下両端から夫々延出する略直線状の第1
の直線部分と、各第1の直線部分の先端から、所定角度
だけ内方に折曲した状態で延出する略直線状の第2の直
線部分とから構成され、 前記上下の第2の直線部の先端間で、前記リフレクタの
開口部が規定される事を特徴とするストロボ装置。 - 【請求項2】 発光管と、 この発光管で発せられる光束を前方に向けて反射させる
リフレクタと、を具備し、 このリフレクタは、この発光管の長手方向に沿わせた断
面を通る照射光軸面の上下に配置され、夫々、この照射
光軸面に関して対称、且つ、夫々の断面形状が直線及び
円弧線で規定された上下のリフレクタ部を備え、 前記上下のリフレクタ部は、各々断面形状において、前
記発光管の背面に沿って延出し、前記発光管と同心円上
に位置する円弧部分と、この円弧部分の接線として規定
される略直線状の第1の直線部分と、この第1の直線部
分の先端から、所定角度だけ内方に折曲した状態で延出
する略直線状の第2の直線部分とから構成され、 前記上下の第2の直線部の先端間で、前記リフレクタの
開口部が規定される事を特徴とするストロボ装置。 - 【請求項3】 前記発光管の半径をR、前記発光管の中
心から前記リフレクタの開口部までの距離をD、前記リ
フレクタの開口部の大きさを2Hとすると、前記距離D
は、 式:2R≦D≦8R が満足され、且つ、配光角θを 式:28°≦θ≦43°、但し:θ=tan-1 (H/D) が満足される範囲内に設定される事を特徴とする請求項
1または2に記載のストロボ装置。 - 【請求項4】 前記第2の直線部分により出来る前記発
光管の虚像の中心と、前記発光管の中心との距離をLと
すると、前記距離Lは、 式:2.5R≦L≦4.3R が満足される範囲内にある事を特徴とする請求項3に記
載のストロボ装置。 - 【請求項5】 前記リフレクタの開口部にレンズを設け
たことを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載
のストロボ装置。 - 【請求項6】 前記レンズは、前記開口部との距離を変
えられるよう移動可能に設けられていることを特徴とす
る、請求項5のストロボ装置。 - 【請求項7】 前記発光管の後方に少なくとも4つの前
記発光管の虚像が形成され、前記発光管で発せられる光
束は、前記リフレクタを介して、前記虚像から発せられ
たかのように射出されることを特徴とする、請求項1か
ら請求項6のいずれかに記載のストロボ装置。 - 【請求項8】 前記虚像の数が6であることを特徴とす
る、請求項7のストロボ装置。 - 【請求項9】 発光管と、 前記発光管で発せられる光束を前方に向けて反射させる
リフレクタと、を有し、 前記リフレクタの形状は、少なくとも6つの前記発光管
の虚像が前記リフレクタの反射面より後方に形成される
形状であり、 前記リフレクタで反射される光束は、前記虚像から発せ
られたかのように射出されることを特徴とするストロボ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21793194A JP3401333B2 (ja) | 1993-08-19 | 1994-08-19 | ストロボ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22641993 | 1993-08-19 | ||
JP5-226419 | 1993-08-19 | ||
JP21793194A JP3401333B2 (ja) | 1993-08-19 | 1994-08-19 | ストロボ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07110513A JPH07110513A (ja) | 1995-04-25 |
JP3401333B2 true JP3401333B2 (ja) | 2003-04-28 |
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ID=26522297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP21793194A Expired - Fee Related JP3401333B2 (ja) | 1993-08-19 | 1994-08-19 | ストロボ装置 |
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JP (1) | JP3401333B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3971270B2 (ja) | 2002-08-20 | 2007-09-05 | ペンタックス株式会社 | 超広角対応ズーム式ストロボ装置及びズーム式ストロボ装置を有するズームコンパクトカメラ |
JP4067451B2 (ja) | 2002-11-13 | 2008-03-26 | ソニー株式会社 | 電子閃光装置用反射鏡及び電子閃光装置 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP21793194A patent/JP3401333B2/ja not_active Expired - Fee Related
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