JP3401275B2 - フラッシュ弁装置 - Google Patents

フラッシュ弁装置

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JP3401275B2
JP3401275B2 JP31375992A JP31375992A JP3401275B2 JP 3401275 B2 JP3401275 B2 JP 3401275B2 JP 31375992 A JP31375992 A JP 31375992A JP 31375992 A JP31375992 A JP 31375992A JP 3401275 B2 JP3401275 B2 JP 3401275B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に便器への洗浄水の
供給を制御するフラッシュ弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、便器への洗浄水の供給を制御する
フラッシュ弁装置は、パイロット弁を開放すると、ダイ
アフラム部により支持される主制御弁が、フラッシュ弁
装置内のパイロット弁側とインレット側に生じる圧力差
により作動して開状態となる。そして、フラッュ弁装置
のインレット側とアウトレツト側の流路が開放され、便
器へ洗浄水を供給している。
【0003】フラッシュ弁装置内に備えられる流量計
は、洗浄水を一定量通過させたことを計量すると、パイ
ロット弁を閉塞する。次に、主制御弁がパイロット弁側
とインレット側の圧力が均衡することにより作動して閉
状態となる。そして、フラッシュ弁装置のインレット側
とアウトレット側の流路が閉塞される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のフラッシュ
弁装置では、ダイアフラム部の薄肉部の端部に孔を設
け、この孔を含めた薄肉部の端部をフラッシュ弁装置の
壁内に支承していた。そして、前記連通孔が位置する壁
部分にも孔を形成し、パイロット弁側とインレット側と
が前記壁部分の孔及びダイアフラムの連通孔により少量
の流通がなされるようになっていた。
【0005】しかしながら、このようなフラッシュ弁装
置では、ダイアフラムの連通孔やフラッシュ弁装置壁部
の孔に水垢が溜り易く、洗浄水が前記連通孔内を流れ難
くなる場合があった。
【0006】さらに、前記連通孔内の水垢付着防止用の
ストレーナを備える場合、ストレーナを収容する箇所を
別途形成しなければならず、フラッシュ弁装置自体の容
量が大きくなってしまっていた。
【0007】本発明は前記事項に鑑みなされたものであ
り、フラッシュ弁装置の主制御弁の開閉制御を改善する
ことを目的とする。また、ダイアフラム部に形成される
連通孔内の流通性を保持するとともに、コンパクトなフ
ラッシュ弁装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は第1に、洗浄水
の供給を制御するフラッシュ弁であって、インレット4
からアウトレット7への洗浄水の流通を制御する主制御
弁13と、この主制御弁13を駆動するため、インレッ
ト4と連通された主弁室25とパイロット弁部30に連
通された圧力室21との間に設けられ、主弁室25と圧
力室21との圧力が均衡している状態においては前記主
制御弁13がアウトレット7への通路62を閉塞し、パ
イロット弁部30が作動して圧力室21が減圧されたと
きに前記主制御弁13がアウトレット7への通路62を
開放するよう移動するダイアフラム部10とを有し、前
記ダイアフラム部10は弾性変形可能な肉薄の円盤部材
11と、この円盤部材11の中央に取付けられた本体ブ
ロック27とからなり、当該本体ブロック27には前記
主弁室25と前記圧力室21とを連通する小径の連通孔
14が設けられているフラッシュ弁装置とした。
【0009】第2に、前記連通孔14内にニードル80
を摺動可能に配置してもよい。第3に、前記本体ブロッ
ク27の外面には前記連通孔14の開口65を形成する
とともに、前記開口65に連通する周溝44を設け、こ
の周溝44を覆うストレーナ18を本体ブロック27の
外周表面に取付けてもよい。
【0010】第4に、前記ストレーナ18の外方には、
ストレーナ18の外表面と接触するブラシ体75を備え
るようにしてもよい。本発明は、前記第1の構成を前提
条件とするが、第2〜第4の構成を追加した場合、より
良好な効果を奏する。
【0011】
【作用】前記第1の手段において、パイロット弁部30
が開放されると、圧力室21内の洗浄水がパイロット弁
部30からアウトレット7を介して便器側給水配管2へ
流出する。圧力室21内の水圧低下に伴い、ダイアフラ
ム部10が圧力室21側へ移動し、ダイアフラム部10
と一体に備えられる主制御弁13も圧力室21側へ移動
して、主弁室25とアウトレット7への通路62が連通
する。そして、給水配管1からの洗浄水が便器側給水配
管2へ供給される。
【0012】パイロット弁部30が閉塞されると、連通
孔14を介して主弁室25側の洗浄水が圧力室21側に
溜る。圧力室21側の水圧上昇に伴い、ダイアフラム部
10が主弁室25側へ移動し、主制御弁13も主弁室2
5側へ移動して主弁室25と通路62間を閉塞してアウ
トレット7方向への洗浄水の流出を停止する。
【0013】また、ダイアフラム部10は、連通孔14
を有する本体ブロック27をダイアフラム部10の肉薄
の円盤部材11の中央に設けるとともに、本体ブロック
27と主制御弁13を一体に備えているため、コンパク
トな構造とすることができる。
【0014】第2の手段において、ニードル80が前記
連通孔14内を摺動し、連通孔14内に付着する水垢を
除去する。第3の手段において、ストレーナ18が前記
本体ブロック27の外面に形成された連通孔14の開口
65を覆い、連通孔14内に侵入しようとする不純物を
取り除くように作用する。
【0015】第4の手段において、主制御弁13の移動
に伴い、ブラシ体75がストレーナ18の表面を刷掃す
るため、ストレーナ18の表面に付着する水垢等を除去
する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6に
基づいて説明する。本実施例のフラッシュ弁装置90
は、図1に示すように、給水配管1と接続されるインレ
ット4と、便器側給水配管2に接続されるアウトレット
7とを有しており、インレット4から流入される洗浄水
を適量だけアウトレット7に供給制御することを主な機
能としている。
【0017】図1において、インレット4の左方には、
スプリング51によってインレット4と連通する流路6
0側に付勢された逆止弁53を有している。この逆止弁
53は、主弁部6内からインレット4への洗浄水の逆流
を防止するためのものである。また、インレット4から
の水圧により前記スプリング51が押圧されて逆止弁5
3が開かれ、洗浄水の主弁部6方向への流れ込みを許可
する構造となっている。
【0018】なお、前記逆止弁53はインレット4から
の流路60に対して横方向に開閉する機構としたが、イ
ンレット4からの流路60と同軸上に上下方向に開口す
る機構としてもよい。
【0019】逆止弁53の上方には、網状のフィルタか
らなり回転翼車方向への異物の侵入を防止する第1スト
レーナ64が設けられており、この第1ストレーナ64
の上方には回転翼車5が上下の軸受間を軸中心として回
転自在に設けられている。
【0020】前記回転翼車5は、第1ストレーナ64か
ら上方への洗浄水の流れによって一方向に回転されるよ
うにその羽根部分が一定の角度で取付けられている。こ
の回転翼車5の軸上端にはホール素子17が装着されて
おり、回転翼車5と一体に回転されるホール素子17の
回転によって検出される磁力の変化をパルスとして識別
して、パルスカウンタ9で計数する機構となっている。
【0021】つまり、回転翼車5の回転量はパルスカウ
ンタ9によって計数され、一定の回転、すなわち一定量
の洗浄水がこの回転翼車5を通過したときにはパルスカ
ウンタ9のカウンタ値が主制御部40に通知されるよう
になっている。
【0022】主弁部6は、主弁部6内に備えられるダイ
アフラム部10によって、パイロット弁部30側に連通
する圧力室21と、インレット4側に連通する主弁室2
5とに分割された構造となっている。
【0023】前記ダイアフラム部10は、図2に示すよ
うに、ゴム製で肉薄の円盤部材11と、この円盤部材1
1の中央に、内部に連通孔14を有する金属製の本体ブ
ロック27とを備えている。
【0024】本体ブロック27は、圧力室21側の基盤
部26とアウトレット7側のガイド部28とから構成さ
れている。前記基盤部26とガイド部28とは、前記円
盤部材11の中央部である弾性体43を介挿した状態で
ボルトによって一体に取付けられている。
【0025】前記ガイド部28は円盤部材11より径小
に形成されている。そして、前記円盤部材11の外周端
部が主弁部6の内壁に支承され、スプリング29によっ
てアウトレット7側へ付勢された状態で、ガイド部28
がアウトレット7と連通する通路62内に位置して、弾
性体43の外端部が通路62の開口部となる弁座15と
当接している。すなわち、弾性体43とガイド部28
は、主弁室25とアウトレット7側との開閉を制御する
主制御弁13として形成されている。
【0026】前記本体ブロック27内の連通孔14は、
圧力室21側に開口66を有する横連通孔14aと、主
弁室25側に開口65を有する縦連通孔14bと、前記
両者を連通する微小流路14cとから形成されている。
前記微小流路14cの流路径は0.8mm〜1mm程度に形
成されている。
【0027】横連通孔14a内には、横連通孔14a内
と微小流路14c内を摺動するニードル80が備えられ
ている。このニードル80は棒状部80aと段部80b
により形成されている。また、棒状部80aの外周面
は、図2のA−A線断面図である図5に示すように、ス
リット81を有している。さらに、この棒状部80a
は、先端にいくにつれて僅かに径小となっている。
【0028】そして、横連通孔14aの圧力室21側の
開口66には、ニードル80が連通孔14内から係脱す
ることを防止するための枠体85が形成されている。す
なわち、ニードル80の段部80bが枠体85の内壁に
当接し、ニードル80が横連通孔14aから係脱しない
ようになっている。前記枠体85は図4に示すように、
横連通孔14aと反対側の外面にスリット85bが形成
され、中央にはニードル80の端部を通す孔部85aを
有している。
【0029】ダイアフラム部10の本体ブロツク27を
囲繞する弾性体43の周囲には、第2ストレーナ18が
図6に示すように縦連通孔14bの主弁室25側開口6
5を覆うように、弾性体43の周囲を卷回した状態で取
付けられている。図6はダイアフラム部10の一部を省
略して第2ストレーナ18の取付状態を示す斜視図であ
る。
【0030】本体ブロック27の開口65が位置する弾
性体43の箇所には、穴が形成されていて洗浄水を通過
するようになっている。そして、前記本体ブロック27
の外周側面には、前記開口65と連通する周溝44が形
成されており、前記弾性体43を介在して周溝44上に
前記第2ストレーナ18が位置し易いようになってい
る。また、前記弾性体43と本体ブロツク27の周面が
接触する箇所に複数の孔を形成し、洗浄水が第2ストレ
ーナ18の全周面から前記複数の孔を通過して、前記周
溝44を経て開口65から連通孔14内に流入可能な構
造としてもよい。
【0031】前記第2ストレーナ18の外方には、図
2,図3に示すように主制御弁13が閉状態のときに第
2ストレーナ18と接触する金属製のブラシ体75が備
えられている。このブラシ体75は、一端側が拡開した
筒状となっており、他端側が通路62に内嵌された状態
で、一端側が前記第2ストレーナ18を覆うように取付
けられている。
【0032】図1において、パイロット弁部30は、ソ
レノイド部39とバルブ部42とから構成されている。
ソレノイド部39には、ソレノイドコイル31がボビン
に卷回された状態で収納されており、前記ソレノイドコ
イル31の中空部には、プランジャ32がソレノイドコ
イル31への通電によって前記中空部内を摺動するよう
に備えられている。また、このプランジャ32の端部に
はロッド33が取付られ、ロッド33の先端は弾性部材
で形成されるパイロット弁本体34を有している。
【0033】そして、前記プランジャ32がソレノイド
コイル31の中空部内を摺動することにより、パイロッ
ト弁本体34がバルブ部42内を移動して、バルブ部4
2内に備えられる圧力室21側のパイロット流路36
と、アウトレット7側のパイロット流路37とを開閉制
御するようになっている。なお、パイロット弁本体34
は、ソレノイドコイル31への通電による作動の他、図
示しない手動ボタンの操作によっても作動するように形
成されている。
【0034】また、圧力室21とパイロット流路36の
間には連絡室22が形成されるとともに、パイロット流
路37とアウトレット7と連通する通路62の間には連
絡室23が形成されている。
【0035】次に、本実施例の動作を説明する。主制御
部20からの制御または図示しない手動ボタンの操作に
より、パイロット弁本体34が開かれて、パイロット流
路36とパイロット流路37が連通すると、圧力室21
内の洗浄水はパイロット流路36,37を介し通路62
を経て、アウトレット7から流れ出す。すなわち、圧力
室21内の洗浄水が→連絡室22→パイロット流路36
→パイロット弁本体34から→パイロット流路37→連
絡室23→通路62を経て→アウトレット7から流出す
る。
【0036】これによって、圧力室21の内水圧が減圧
され、ダイアフラム部10が圧力室21側(左方)へ移
動し、ダイアフラム部10と一体に備えられる主制御弁
13も圧力室21側へ移動して、主制御弁13の外周端
部が弁座15から離座し、主弁室25と通路62間が開
放される(図2)。そのため、回転翼車5側からの洗浄
水は、主弁室25→通路62を経て、アウトレット7か
ら流出する。
【0037】前述の逆止弁53は、逆止弁53より回転
翼車5側(上方)の水圧が低下するため、インレット4
側からの水圧を受け、流路60を開き、フラッシュ弁装
置90内に洗浄水を導く。
【0038】以上の手順でインレット4からフラッシュ
弁装置90内に流入された洗浄水は、逆止弁53→第1
ストレーナ64→回転翼車5→主弁室25→通路62を
経てアウトレット7から便器側給水配管2に流出され
る。
【0039】ここで、圧力室21と主弁室25の圧力差
により圧力室21側へ移動したダイアフラム部10は、
スプリング29の付勢力に抗して本体ブロック27の枠
体85が主弁部6の内壁に当接した状態に位置してい
る。つまり、本体ブロック27に備えられるニードル8
0は、ニードル80の一端部が主弁部6の内壁に当接
し、図中右方向へ摺動することとなる。すなわち、ニー
ドル80の他端部が連通孔14c内を連通孔14b側へ
摺動して、連通孔14c内に付着する水垢を除去する。
【0040】回転翼車5が一定量以上回転し、フラッシ
ュ弁装置90内を一定量の洗浄水が通過したことを検知
した場合には、前述の主制御部40はパイロット弁本体
34を閉じて、パイロット流路36とパイロット流路3
7間を閉塞する。
【0041】パイロット流路36,37間が閉塞される
と、本体ブロック27の連通孔14を通じて主弁室25
から圧力室21に洗浄水が供給される。このようにして
圧力室21内の水圧が高まると、主弁部6内の円盤部材
11は次第に主弁室25側(右方)に移動する。圧力室
21側と主弁室25側の圧力が均衡すると、スプリング
29の付勢力により主制御弁13は最終的には弁座15
に着座して、主弁室25と通路62とが遮断される(図
1)。この動作により、便器側給水配管2には一定量の
洗浄水だけが供給される。
【0042】ここで、主弁室25から圧力室21への洗
浄水の供給は、主弁室25から→ブラシ体75,第2ス
トレーナ18を介して→連通孔14b→連通孔14c→
連通孔14c及び連通孔14a内におけるニードル80
のスリット81部分を通過し→枠体85の開口部85a
→スリット85bを経て圧力室21側へ供給される。
【0043】また、連通孔14内のニードル80は、円
盤部材11が主弁部6内を右方へ移動して主弁部6の内
壁から離れると、連通孔14内を主弁室25側から圧力
室21側へ流れる洗浄水の押圧力によって主弁室21側
(左方)へ摺動する。
【0044】以上のように本実施例によれば、ダイアフ
ラム部10が主弁室25と通路62間を開閉する主制御
弁13と、主弁室25と圧力室21間を連通する連通孔
14を有する本体ブロック27を一体に備えている。こ
のため、ダイアフラム部10の円盤部材11の端部に連
通孔を形成する必要がなく、ダイアフラム部10をコン
パクトな構造とすることが可能となる。
【0045】そして、ニードル80が前記連通孔14内
を摺動して、連通孔14内に付着する水垢を除去するた
め、連通孔14内の流通性を保持することができる。ま
た、第2ストレーナ18が前記本体ブロック27の外面
に形成された連通孔14の開口65を覆うように弾性体
43の外面を卷回しているため、連通孔14用のストレ
ーナを収容する箇所を別途形成せずに、連通孔14内に
侵入しようとする不純物を取り除くことができる。
【0046】さらに、通水性を有するブラシ体75が、
主制御弁13が移動する度に第2ストレーナ18に付着
する水垢等を除去するため、主制御弁13の応答性を良
好に維持することが可能となる。
【0047】なお、連通孔14内を摺動するニードル8
0の係脱防止のための枠体85は、連通孔14内に形成
してもよい。この場合、本体ブロック27の圧力室21
側の表面にスリツトを形成し、本体ブロック27がフラ
ッシュ弁装置の内壁に当接した際の流路となるようにす
る。
【0048】また、前記ブラシ体75一端側の端部を僅
かに拡開させ、第2ストレーナ18とブラシ体75が円
滑に接触できるようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、ダイアフラム部に形成
される連通孔内の流通性を保持するとともに、コンパク
トなフラッシュ弁装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるフラッシュ弁装置を
一部断面した図
【図2】実施例のダイアフラム部の通常の状態を示す拡
大断面図
【図3】実施例のダイアフラム部の洗浄水供給時の状態
を示す拡大断面図
【図4】実施例の枠体の拡大上面図
【図5】実施例のニードルの図2のA−A線における拡
大断面図
【図6】実施例のダイアフラム部において、ストレーナ
の取付状態を一部省略して示す斜視図
【符号の説明】
1・・給水配管 2・・便器側給水配管 4・・インレット 5・・回転翼車 6・・主弁部 7・・アウトレット 9・・パルスカウンタ 10・・ダイアフラム部 11・・円盤部材 13・・主制御弁 14・・連通孔 14a・・横連通孔(連通孔) 14b・・縦連通孔(連通孔) 14c・・微小流路(連通孔) 15・・弁座 17・・ホール素子 18・・ストレーナ(第2ストレーナ) 21・・圧力室 22・・連絡室 23・・連絡室 25・・主弁室 26・・基盤部(本体ブロック) 27・・本体ブロック 28・・ガイド部(本体ブロック) 29・・スプリング 30・・パイロット弁部 31・・ソレノイドコイル 32・・プランジャ 33・・ロッド 34・・パイロット弁本体 36・・(圧力室側)パイロット流路 37・・(アウトレット側)パイロット流路 39・・ソレノイド部 40・・主制御部 42・・バルブ部 43・・弾性体 51・・スプリング 53・・逆止弁 60・・流路 62・・通路 64・・第1ストレーナ 65・・(主弁室側)開口 66・・(圧力室側)開口 80・・ニードル 80a・・棒状部 80b・・段部 81・・スリット 85・・枠体 85b・・スリット 90・・フラッシュ弁装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄水の供給を制御するフラッシュ弁であ
    って、 インレット(4)からアウトレット(7)への洗浄水の
    流通を制御する主制御弁(13)と、 この主制御弁(13)を駆動するため、インレット
    (4)に連通された主弁室(25)とパイロット弁部
    (30)に連通された圧力室(21)との間に設けら
    れ、主弁室(25)と圧力室(21)との圧力が均衡し
    ている状態においては前記主制御弁(13)がアウトレ
    ット(7)への通路(62)を閉塞し、パイロット弁部
    (30)が作動して圧力室(21)が減圧されたときに
    前記主制御弁(13)がアウトレット(7)への通路
    (62)を開放するよう移動するダイアフラム部(1
    0)とを有し、 前記ダイアフラム部(10)は弾性変形可能な肉薄の円
    盤部材(11)とこの円盤部材(11)の中央に組込ま
    れた本体ブロック(27)とからなり、当該本体ブロッ
    ク(27)には前記主弁室(25)と前記圧力室(2
    1)とを連通する小径の連通孔(14)が設けられ、前記本体ブロック(27)の外面には前記連通孔(1
    4)の開口(65)を形成するとともに、前記開口(6
    5)に連通する周溝(44)を設け、この周溝(44)
    を覆うストレーナ(18)を本体ブロック(27)の外
    周表面に取付ける ことを特徴とするフラッシュ弁装置。
  2. 【請求項2】 前記ストレーナ(18)の外方には、スト
    レーナ(18)の外表面と接触するブラシ体(75)が
    備えられていることを特徴とする請求項1記載のフラッ
    シュ弁装置。
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