JP6806365B2 - 制御弁ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、複数種の弁を一体に有し、一次側から二次側への流体の流れを制御する制御弁ユニットに関する。
給湯システムには一般に、給湯装置から浴槽へつながる流体通路に、給湯を制御するとともに浴槽からの逆流を防止する制御弁ユニットが設けられている。この制御弁ユニットは、共用のボディに開閉弁、2連の逆止弁および大気開放弁等を一体に組み付けて構成される(例えば、特許文献1参照)。開閉弁を開閉させることにより浴槽への湯水の供給が許容又は遮断される。開閉弁の下流側に第1逆止弁、第2逆止弁が順次設けられ、浴槽側(二次側)から給湯装置側(一次側)への湯水の逆流を段階的に防止する。断水や停電によって一次側の水圧が負圧になったとしても、大気開放弁がその一次側の圧力低下に応動して第1逆止弁と第2逆止弁との間の空間を大気に開放する。このような構成により、万が一、2連の逆止弁の双方が異物の噛み込み等により水密不良となっていたとしても、浴槽の汚水が給湯装置ひいては上水道の方まで逆流することを防止できる。
共用のボディは一般に、専用の金型を用いて樹脂材を射出成形することより得られる。それにより部品点数を削減し、コスト低減を図ることができる。ボディは配管形状をなし、その一次側端部が給湯装置側の外部配管と接続する継手部を構成し、二次側端部が浴槽側の外部配管と接続する継手部を構成する。
特開2014−139528号公報
このような制御弁ユニットは、単一種類を大量生産する点でコストメリットが大きい。しかしながら、給湯装置の仕様に応じて外部配管やその接続構造が異なる場合、共用ボディ全体を取り替えなければならない。そのために共用ボディ全体に係る金型の変更等を強いられる点で改善の余地があった。また、近年の給湯装置への小型、省スペース化の要請から、このような制御弁ユニットを可能な限りコンパクトに構成することも望まれる。なお、このような問題は、給湯装置に限らず、一次側から二次側への流体を流し、その逆流防止機能が要される装置であれば同様に生じ得る。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、一次側装置の仕様変更にかかわらず、全体として低コストに実現可能な制御弁ユニットを提供することにある。
本発明のある態様は、一次側から二次側への流体の流れを制御する制御弁ユニットである。この制御弁ユニットは、一次側から流体を導入する導入ポートと、二次側へ流体を導出する導出ポートとをつなぐ流体通路が形成されたボディと、流体通路の中途に弁部を有し、一次側から二次側への流体の流れを許容又は遮断する開閉弁と、流体通路における開閉弁の下流側に設けられた第1逆止弁と、流体通路における第1逆止弁のさらに下流側に設けられた第2逆止弁と、一次側の圧力低下に応動して流体通路における第1逆止弁と第2逆止弁との間の空間を大気に開放する大気開放弁と、を備える。
ボディは、開閉弁、第1逆止弁、第2逆止弁および大気開放弁のそれぞれの可動で機能する機能部品を収容する共用ボディと、導入ポートを有し外部配管と接続される継手部と、大気開放弁の一次圧側ハウジング部と、一次圧を導入する検圧通路とが一体に設けられた継手一体ハウジングと、を含む。継手一体ハウジングは、各弁の機能部品を含まず、共用ボディに対して着脱可能に取り付けられている。
この態様によると、各弁の機能部品(可動で機能する部品)が共用ボディに集約的に設けられ、その共用ボディに継手一体ハウジングを組み付けることにより制御弁ユニットが得られる。このため、一次側の外部配管の構造が変更されたとしても、その継手一体ハウジングのみ変更すれば足りる。すなわち、制御弁ユニットの大部分について標準化を実現でき、一次側装置の仕様変更によらず低コストに実現できる。
本発明によれば、一次側装置の仕様変更にかかわらず、全体として低コストに実現可能な制御弁ユニットを提供できる。
実施形態に係る制御弁ユニットの全体構成を表す断面図である。 制御弁ユニットの上半部の構成を表す部分拡大断面図である。 制御弁ユニットの下半部の構成を表す部分拡大断面図である。 制御弁ユニットの組立方法を表す図である。 変形例に係る制御弁ユニットの構成を表す断面図である。 変形例に係る制御弁ユニットの構成を表す断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に部材の位置関係を表現することがある。
図1は、実施形態に係る制御弁ユニットの全体構成を表す断面図である。本実施形態の制御弁ユニット1は、給湯装置に適用され、その上流側からフローセンサ10、開閉弁2、逆止弁4、大気開放弁6、および逆止弁8が設けられている。開閉弁2は、注湯用の電磁弁であり、その弁部を開閉することにより浴槽への湯水の供給を許容又は遮断する。逆止弁4が「第1逆止弁」として機能し、逆止弁8が「第2逆止弁」として機能する。以下、開閉弁2の上流側を「一次側」、下流側を「二次側」ともいう。開閉弁2の上流側圧力を「一次圧」、下流側圧力を「二次圧」ともいう。
逆止弁8および逆止弁4は、浴槽から給湯装置側への湯水の逆流を段階的に防止する。大気開放弁6は、一次側の圧力低下に応動して逆止弁4と逆止弁8との間の空間を大気に開放する。例えば浴槽が給湯装置よりも高い位置に設置されるような場合、浴槽の側に配置された逆止弁8が異物の噛み込みなどにより水密不良となっていた場合には、浴槽内の汚水がその水頭圧により逆止弁8を介して大気開放弁6まで逆流してくる。このような場合であっても、その汚水は大気開放弁6によって大気に放出されるため、浴槽内の汚水が一次側へ逆流することを防止できる。なお、給湯装置の構成は、例えば特許文献1に記載のように公知であるため、その詳細な説明については省略する。
制御弁ユニット1は、ボディ12に開閉弁2、逆止弁4、大気開放弁6、逆止弁8およびフローセンサ10を一体に組み付けて構成される。ボディ12は、共用ボディ14と継手一体ハウジング16とを組み付けて構成され、一次側から湯水を導入する導入ポート18、二次側へ湯水を導出する導出ポート20、およびこれらをつなぐ流体通路22を有する。流体通路22の中途(ほぼ中央)に、開閉弁2の弁部が配置されている。
共用ボディ14は、樹脂材の一体成形(金型を用いた射出成形)により得られ、各弁2〜8およびフローセンサ10の機能部品(可動で機能する部品)を収容する。継手一体ハウジング16は、共用ボディ14とは別に、樹脂材を用いた一体成形により得られる。継手一体ハウジング16は、機能部品を含まず、共用ボディ14に対して着脱可能に取り付けられる。本実施形態では、共用ボディ14および継手一体ハウジング16の材質としてPPS(Poly Phenylene Sulfide)を採用しているが、それぞれに求められる耐圧性やコスト等を考慮し、互いに異なる材質を採用してもよい。
共用ボディ14は、段付円筒状の本体24と、本体24の側部(図の下方)に連設された一次側管部26と、本体24の底部(図の左方)に連設された二次側管部28と、大気開放弁6につながる排出管部30とを有する。本体24と二次側管部28とは同軸状に設けられている。共用ボディ14は、一次側管部26と二次側管部28の互いの軸線が直交し、一次側管部26と排出管部30の互いの軸線が平行となるように設けられている。一次側管部26と排出管部30との間には空隙Sが存在する。フローセンサ10は、一次側管部26内に同軸状に組み付けられている。
継手一体ハウジング16は、一次側の外部配管と接続される継手部32と、大気開放弁6の一次圧側ハウジング部34とを一体に有する。継手部32と一次圧側ハウジング部34との連結部には、大気開放弁6に一次圧を導入するための検圧通路36が設けられている。継手部32の開口端に導入ポート18が設けられ、その近傍にはストレーナ38が配設されている。ストレーナ38は、検圧通路36の継手部32側の開口端に差し掛かっており、導入ポート18から導入される湯水に異物が混入していた場合に、その異物が制御弁ユニット1の機能部品に向けて侵入するのを防止又は抑制する。二次側管部28の開口端に導出ポート20が設けられている。
本体24の開口部(図の右方)は、開閉弁2が組み付けられることにより封止されている。本体24と二次側管部28との接続部には、本体24と同心状に上流側に延出する円ボス部40が設けられている。このため、円ボス部40の側部が一次側管部26の軸線上に位置する。導入ポート18を介して一次側管部26に導入された湯水は、円ボス部40の周囲を回り込むようにして本体24に流入する。
図2は、制御弁ユニット1の上半部の構成を表す部分拡大断面図である。
開閉弁2は、弁機構を有する弁本体42と、駆動部であるソレノイド44とを一体に組み付けて構成されている。本体24が、弁本体42のボディを構成している。本体24の開口部は、ソレノイド44が組み付けられることで封止されている。開閉弁2は、一次側から二次側へ流れる湯水の流れを制御する主弁50と、主弁50の開閉状態を制御するパイロット弁52を備える。
上述した円ボス部40の内周部により主弁孔54が形成され、その上流側開口端部に主弁座56が形成されている。円ボス部40を取り囲む空間は、一次側管部26に連通する圧力室58となっており、その圧力室58には大径の主弁体60が配設されている。主弁体60は、主弁座56に着脱して主弁50を開閉する。
主弁体60は、ボディ12とソレノイド44との間に挟持された可撓性を有するダイアフラム62に支持されている。ダイアフラム62は、その中央部が主弁体60の底部に装着されており、その底部に沿った厚肉部分が主弁座56に着脱する主弁体60の一部を構成している。主弁体60およびダイアフラム62は、円ボス部40とは反対側に背圧室64を区画する。また、主弁体60には、背圧室64の内外を連通させ、一次側管部26からの湯水の一部を背圧室64に導入可能なリーク通路66が設けられている。
主弁体60の中央部には背圧室64側に突出するボス部が設けられ、そのボス部の上端面にパイロット弁座68が形成されている。また、主弁体60の中央部を軸線方向に貫通するようにパイロット弁孔70が形成されている。また、背圧室64には、ソレノイド44により駆動されるパイロット弁体72が配設されている。パイロット弁体72は、パイロット弁座68に着脱してパイロット弁52を開閉する。パイロット弁体72は、弾性体(本実施例ではゴム)からなり、ソレノイド44のプランジャ74に固定されている。
一方、ソレノイド44は、ボディ12の開口端部を封止するように取り付けられた有底段付円筒状のスリーブ76と、スリーブ76内に配置されたプランジャ74と、スリーブ76の外側に設けられたボビン80と、ボビン80に巻回された電磁コイル82とを含んで構成されている。パイロット弁体72は、プランジャ74の先端部に嵌合され、プランジャ74と一体的に動作する。スリーブ76の底部とプランジャ74との間には、プランジャ74を介してパイロット弁体72を閉弁方向に付勢するスプリング84(「付勢部材」に該当する)が介装されている。
このような構成において、一次側管部26と二次側管部28とを背圧室64を介することなくつなぐ通路が主通路を構成し、一次側管部26と二次側管部28とを背圧室64を介してつなぐ通路が副通路を構成する。背圧室64の圧力は、パイロット弁52の開閉状態によって変化する。
このような構成により、ソレノイド44がオフにされた状態(非通電状態)では、パイロット弁52が閉弁して副通路を閉じ、主弁50が閉弁して主通路を遮断する。すなわち、ソレノイド力が作用しないため、スプリング84によってパイロット弁体72が閉弁方向に付勢され、パイロット弁52が閉弁状態となる。このとき、背圧室64の圧力と主弁50の上流側圧力とがほぼ等しくなり、主弁体60には主弁50の上流側圧力(一次圧)と下流側圧力(二次圧)との差圧が閉弁方向に作用する。一次圧が高い通常の状態では主弁体60が押し下げられ、主弁座56に着座して主弁50を閉じる。
一方、ソレノイド44がオンにされた状態(通電状態)では、パイロット弁52が開弁して副通路を開き、主弁50が開弁して主通路を開放する。すなわち、ソレノイド力が作用するため、スプリング84の付勢力に抗してパイロット弁体72が開弁方向に駆動され、パイロット弁52が開弁状態となる。このとき、背圧室64の圧力と主弁50の下流側圧力とがほぼ等しくなり、主弁体60には一次圧と二次圧との差圧が開弁方向に作用する。一次圧が高い通常の状態では主弁体60が押し上げられ、主弁座56から離間して主弁50を開く。
浴槽の湯張りを行う際には、ソレノイド44がオンにされ、主弁50を開弁させることにより通水を可能にする。浴槽の湯張りを行わないときにはソレノイド44がオフにされ、主弁50が閉弁されることにより通水は遮断される。
逆止弁4,8は、二次側管部28に組み込まれる逆止弁ユニット(2連逆止弁)として構成されている。すなわち、この逆止弁ユニットは、段付円筒状のボディ90に第1弁体92および第2弁体94を同軸状に組み付けて構成されている。ボディ90は、二次側管部28にOリング96を介して圧入されている。円ボス部40の下流側端部には弁孔98が設けられ、その下流側開口端部に弁座100が形成されている。ボディ90の上流側端部と下流側端部には、円ボス状の軸受部102,104が設けられている。第1弁体92は、軸受部102に摺動可能に支持され、弁座100に下流側から着脱して逆止弁4を開閉する。第1弁体92と軸受部102との間には、第1弁体92を閉弁方向に付勢するスプリング106が介装されている。軸受部102の近傍には、その上流側と下流側とを連通させる連通孔108が設けられている。
第2弁体94は、第1弁体92と同様の構成を有する。ボディ90の上流側半部は縮径されており、その内周部により弁孔110が形成されている。そして、弁孔110の下流側開口端部により弁座112が形成されている。第2弁体94は、軸受部104に摺動可能に支持され、弁座112に下流側から着脱して逆止弁8を開閉する。第2弁体94と軸受部104との間には、第2弁体94を閉弁方向に付勢するスプリング106が介装されている。軸受部104の近傍には、その上流側と下流側とを連通させる連通孔108が設けられている。なお、通常の流量制御時における不要な圧力損失を抑制するために、各スプリング106,108のばね荷重は比較的小さく設定されている。
排出管部30の内方には、排出通路130が形成されている。排出通路130の一端は、二次側管部28における弁孔98よりも下流側であり、かつ弁孔110よりも上流側の位置に連通している。排出通路130の他端は、大気開放弁6の内部(後述する開放室128)と連通している。
図3は、制御弁ユニット1の下半部の構成を表す部分拡大断面図である。
大気開放弁6は、一次側管部26と互いの軸線が平行となるように並設されている。大気開放弁6のボディ120は、共用ボディ14と一体の二次圧側ハウジング部122と、継手一体ハウジング16と一体の一次圧側ハウジング部34とをダイアフラム124を介して組み付けることにより構成される。ボディ120は、ダイアフラム124により感圧室126と開放室128に区画されている。感圧室126は、検圧通路36を介して継手部32の内部に連通し、導入ポート18から導入される湯水の一次圧を導入する。
開放室128は、排出通路130を介して二次側管部28の内部に連通する一方、開放通路132を介して大気に開放されている。開放通路132は、図中奥方に向けて延出する開放管部(図示略)の内方に形成されている。開放室128と排出通路130との間の段部には弁座136が形成されている。
開放室128には、ダイアフラム124の片側面に支持されるように弁体138が配設されている。すなわち、ダイアフラム124の内側の中央部は、弁体138の対向端面に形成された凸部と嵌合するよう凹設され、弁体138を開放室128の中央に位置決めしている。弁体138の弁座136との対向面にはリング状の弾性体(例えばゴム)からなる弁部材140が嵌着されており、その弁部材140が弁座136に着脱して大気開放弁6を開閉する。弁体138とボディ120との間には、弁体138を開弁方向に付勢するスプリング142(「付勢部材」として機能する)が介装されている。
フローセンサ10は、羽根車(回転体)の回転に基づいて検出信号を出力する回転式のセンサからなる。フローセンサ10は、センサ本体150と検出部152とを備える。センサ本体150は、有底円筒状のボディ154と、ボディ154の軸線に沿って延在する回転軸156と、回転軸156に固定された羽根車158(「回転体」として機能する)を含む。ボディ154の上流側開口端部には、整流器160が嵌着されている。
羽根車158は、回転軸156を中心に放射状に延設された複数枚の羽根162を有する。本実施形態では、これらの羽根162を磁性粉が混合された樹脂材のモールド成形により得ており、隣接する羽根162が異なる磁極を示すように構成されている。すなわち、隣接する平羽根にN極とS極とを交互に着磁させている。
検出部152は磁気センサからなり、例えばリードスイッチやホール素子等磁界の変化を検出するセンサ素子を用いることができる。なお、検出部152は羽根車158の回転状態を検出できればよく、その種類は適宜選択できる。検出部152は、羽根車158の近傍に位置するように一次側管部26に埋設されている。
回転軸156は、ボディ154の底部中央に設けられた第1軸受164と、整流器160の中央に設けられた第2軸受166とにより回転自在に二点支持されている。すなわち、ボディ154の底部には、内方に向けてやや突出する円ボス状の第1軸受164が設けられている。ボディ154の底部における第1軸受164の周囲には、内外を連通する複数の連通孔168が設けられている。第1軸受164は、ボディ154の端部にて放射状に配設される複数のステー170により支持されている。隣接するステー170間に連通孔168が形成されている。
一方、整流器160は、リング状の本体の中央部に軸部を有し、その軸部の回転軸156との対向面に設けられた嵌合溝により第2軸受166が構成されている。回転軸156の上流側端部が第2軸受166に摺動可能に挿通されている。一方、回転軸156の下流側端部が第1軸受164に摺動可能に挿通されている。整流器160には、羽根車158の上流側に渦流を形成するための複数枚の整流羽根172が配設されている。
導入ポート18から流れ込む湯水は、整流羽根172を通過することにより渦流となり、羽根車158に導かれる。その結果、羽根車158は、渦流の軸流速度、つまり湯水の流速に応じた回転速度で回転する。そして、羽根車158の回転速度に応じた磁界の変化を検出部152にて検出することにより、湯水の流量を算出できる。
一次側管部26の内壁面には段差174が設けられている。フローセンサ10は、その段差174と継手部32との間に軸線方向に挟まれるようにして、一次側管部26内に安定に固定される。
図4は、制御弁ユニット1の組立方法を表す図である。
制御弁ユニット1を組み立てる際には、各弁の機能部品およびフローセンサ10を共用ボディ14に集約的に組み付ける。一方、継手一体ハウジング16において、ストレーナ38を組み付けるとともに、継手部32の先端部外周面にシール用のOリング180を嵌着させておく。
その状態から図示のように、共用ボディ14に対し、継手一体ハウジング16を一次側管部26および排出管部30の軸線方向に組み付ける。これらの固定は、複数のねじ182の締結により行う(図中矢印参照)。それにより、大気開放弁6のボディ120の組付けが完了するとともに、一次側管部26への継手部32の組付けも完了し、制御弁ユニット1が得られる。
次に、図1〜図3に基づき、制御弁ユニット1の動作について説明する。
湯張り時においてはソレノイド44への通電がなされ、開閉弁2が全開状態に維持される。このとき、上流側から導入ポート18を介して湯水が導入され、その水圧により逆止弁4および逆止弁8が開弁状態となる。一方、このような通水時においては、一次圧のほうが二次圧よりも高くなるため、大気開放弁6は閉弁状態を維持する。
一方、湯張りを停止させる際には、ソレノイド44への通電をオフにする。それにより、ソレノイド44による吸引力がなくなるため、スプリング84の付勢力によりパイロット弁体72がパイロット弁座68に着座して、パイロット弁52を閉じる。その結果、主弁50が主弁座56に着座し、開閉弁2が閉弁状態となる。
このとき、開閉弁2により湯水の導入が遮断されるため、逆止弁4および逆止弁8はスプリング106,108の付勢力により閉弁状態となる。一方、給湯装置が正常に動作する限り、一次側管部26から導入される圧力のほうが、逆止弁4と逆止弁8との間の圧力よりも高くなるため、大気開放弁6は閉弁状態を維持する。
このようにして浴槽に湯が供給された状態において、大気開放弁6の感圧室126には、検圧通路36を介して一次圧が導入されている。この一次圧は通常、二次圧より大きいため、大気開放弁6は閉弁状態を保持する。しかし、例えば停電や断水により給水装置において負圧が発生すると、大気開放弁6がその一次圧の低下を感知して開弁し、逆止弁4と逆止弁8との間の空間にある水を大気に放出する。このとき、仮に逆止弁8が異物の噛み込み等、何らかの要因で水密不良となっていた場合、浴槽の汚水がその水頭圧により逆止弁8を介して大気開放弁6まで逆流する。しかし、その汚水は大気開放弁6により大気に放出されるため、給湯装置の内部ひいては上水道へ逆流することはない。
以上に説明したように、本実施形態によれば、各弁の機能部品が共用ボディ14に集約的に設けられ、その共用ボディ14に継手一体ハウジング16を組み付けることにより制御弁ユニット1が得られる。このため、一次側の外部配管の構造が変更されたとしても、その継手一体ハウジング16のみ変更すれば足りる。すなわち、制御弁ユニット1の大部分について標準化を実現でき、給湯装置の仕様変更によらず低コストに実現できる。また、継手一体ハウジング16についても、継手部32と一次圧側ハウジング部34とを一体にしたことで、それぞれを別体で構成する場合より部品点数を削減でき、コスト低減を図ることができる。また、これらを一体としたことで、大気開放弁6と一次側管部26との間隔を小さくできる(両者の軸線を近接させることができる)。そのことが、制御弁ユニット1全体としてのコンパクト化に大きく寄与する。なお、図1に示したように、大気開放弁6を二次側管部28の鉛直方向下方に配置することで、上方に配置した場合よりも逆流時の排水性を高めることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はその特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
図5および図6は、変形例に係る制御弁ユニットの構成を表す断面図である。なお、上記実施形態とほぼ同様の構成については同一の符号を付す等してその説明を省略する。
図5に示す変形例では、一次側管部26と排出管部30との間に空隙ではなく、リブRを設けている。このような構成により、共用ボディ214の強度を高めてもよい。
図6に示す変形例では、一次圧を継手部32からではなく、上水道から導いている。継手一体ハウジング216が、図示しない外部配管を介して給水管の接続されている。継手一体ハウジング216は、その外部配管に接続される継手部220を有する。すなわち、一次圧側ハウジング部234、継手部32および継手部220が一体成形されている。検圧通路36は、小径部222を介して継手部220の内部と連通している。
上記実施形態においては、フローセンサ10の一例を示したが、流量検出機能があればよく、センサタイプ(検出方式)および構造はこれに限られない。ただし、二次側管部に2連逆止弁を配設する都合上、フローセンサは一次側管部に配設するのが好ましい。それにより、制御弁ユニット全体としてコンパクト化を図ることができる。
上記実施形態では、開閉弁2をソレノイド駆動の電磁弁としたが、駆動部として例えばステッピングモータ等を採用するなど、モータ駆動の電動弁としてもよい。
上記実施形態では、本発明の制御弁ユニットを給湯装置に適用する例を示した。変形例においては、湯水以外を制御対象とし、流体の流量の調整や遮断が必要となる流体循環装置に適用してもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1 制御弁ユニット、2 開閉弁、4 逆止弁、6 大気開放弁、8 逆止弁、10 フローセンサ、12 ボディ、14 共用ボディ、16 継手一体ハウジング、18 導入ポート、20 導出ポート、22 流体通路、26 一次側管部、28 二次側管部、30 排出管部、32 継手部、34 一次圧側ハウジング部、36 検圧通路、38 ストレーナ、44 ソレノイド、50 主弁、52 パイロット弁、54 主弁孔、60 主弁体、62 ダイアフラム、64 背圧室、66 リーク通路、70 パイロット弁孔、72 パイロット弁体、74 プランジャ、82 電磁コイル、92 第1弁体、94 第2弁体、98 弁孔、102 軸受部、104 軸受部、110 弁孔、122 二次圧側ハウジング部、124 ダイアフラム、126 感圧室、128 開放室、130 排出通路、132 開放通路、138 弁体、150 センサ本体、152 検出部、156 回転軸、158 羽根車、160 整流器、164 第1軸受、166 第2軸受、174 段差、182 ねじ、214 共用ボディ。

Claims (4)

  1. 一次側から二次側への流体の流れを制御する制御弁ユニットであって、
    一次側から流体を導入する導入ポートと、二次側へ流体を導出する導出ポートとをつなぐ流体通路が形成されたボディと、
    前記流体通路の中途に弁部を有し、一次側から二次側への流体の流れを許容又は遮断する開閉弁と、
    前記流体通路における前記開閉弁の下流側に設けられた第1逆止弁と、
    前記流体通路における前記第1逆止弁のさらに下流側に設けられた第2逆止弁と、
    一次側の圧力低下に応動して前記流体通路における前記第1逆止弁と前記第2逆止弁との間の空間を大気に開放する大気開放弁と、
    を備え、
    前記ボディは、
    前記開閉弁、前記第1逆止弁、前記第2逆止弁および前記大気開放弁のそれぞれの可動で機能する機能部品を収容する共用ボディと、
    前記導入ポートを有し外部配管と接続される継手部と、前記大気開放弁の一次圧側ハウジング部と、一次圧を導入する検圧通路とが一体に設けられた継手一体ハウジングと、
    を含み、
    前記継手一体ハウジングは、各弁の機能部品を含まず、前記流体通路を流れる流体の流量を検出するためのフローセンサも含まず、前記共用ボディに対して前記継手部の軸線方向に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする制御弁ユニット。
  2. 前記共用ボディは、
    前記継手部が接続される一次側管部と、
    軸線上に前記導出ポートを有する二次側管部と、
    前記大気開放弁の二次圧側ハウジング部と前記二次側管部とをつなぐ排出管部と、
    を含み、
    前記一次側管部の軸線と前記二次側管部の軸線とが互いに直交し、前記一次側管部の軸線と前記排出管部の軸線とが互いに平行となるように設けられ、
    前記継手一体ハウジングは、前記共用ボディに対し、前記一次側管部および前記排出管部の軸線方向に組み付けられていることを特徴とする請求項1に記載の制御弁ユニット。
  3. 一次側から二次側への流体の流れを制御する制御弁ユニットであって、
    一次側から流体を導入する導入ポートと、二次側へ流体を導出する導出ポートとをつなぐ流体通路が形成されたボディと、
    前記流体通路の中途に弁部を有し、一次側から二次側への流体の流れを許容又は遮断する開閉弁と、
    前記流体通路における前記開閉弁の下流側に設けられた第1逆止弁と、
    前記流体通路における前記第1逆止弁のさらに下流側に設けられた第2逆止弁と、
    一次側の圧力低下に応動して前記流体通路における前記第1逆止弁と前記第2逆止弁との間の空間を大気に開放する大気開放弁と、
    を備え、
    前記ボディは、
    前記開閉弁、前記第1逆止弁、前記第2逆止弁および前記大気開放弁のそれぞれの可動で機能する機能部品を収容する共用ボディと、
    前記導入ポートを有し外部配管と接続される継手部と、前記大気開放弁の一次圧側ハウジング部と、一次圧を導入する検圧通路とが一体に設けられた継手一体ハウジングと、
    を含み、
    前記継手一体ハウジングは、各弁の機能部品を含まず、前記共用ボディに対して着脱可能に取り付けられ、
    前記共用ボディは、
    前記継手部が接続される一次側管部と、
    軸線上に前記導出ポートを有する二次側管部と、
    前記大気開放弁の二次圧側ハウジング部と前記二次側管部とをつなぐ排出管部と、
    を含み、
    前記一次側管部の軸線と前記二次側管部の軸線とが互いに直交し、前記一次側管部の軸線と前記排出管部の軸線とが互いに平行となるように設けられ、
    前記継手一体ハウジングは、前記共用ボディに対し、前記一次側管部および前記排出管部の軸線方向に組み付けられ、
    前記流体通路を流れる流体の流量を検出するためのフローセンサをさらに備え、
    前記フローセンサは、前記一次側管部内に組み付けられていることを特徴とする制御弁ユニット。
  4. 前記フローセンサは、前記一次側管部内の段部と前記継手部との間に配置されることで軸線方向への動きを規制されていることを特徴とする請求項3に記載の制御弁ユニット。
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