JP3400539B2 - ラッシング端末部の処理構造及びそれに用いる端末処理金具 - Google Patents
ラッシング端末部の処理構造及びそれに用いる端末処理金具Info
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- JP3400539B2 JP3400539B2 JP11708294A JP11708294A JP3400539B2 JP 3400539 B2 JP3400539 B2 JP 3400539B2 JP 11708294 A JP11708294 A JP 11708294A JP 11708294 A JP11708294 A JP 11708294A JP 3400539 B2 JP3400539 B2 JP 3400539B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メッセンジャーワイヤ
にケーブルをラッシング線で巻き締めて固縛するラッシ
ングにおけるラッシング端末部の処理に関する。
にケーブルをラッシング線で巻き締めて固縛するラッシ
ングにおけるラッシング端末部の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】ラッシングの端末部については、ラッシ
ング線が弛んだりずれたりすることのないようにラッシ
ング線の端部を十分に固定する処理が必要となる。この
端末部の処理については、図5及び図6に示すように、
ラッシング線R自体の端部のメッセンジャーワイヤM及
びケーブルCへの固定とバインド線Bによる固定を併用
している。そしてラッシング線R自体の端部の固定は、
ラッシング線Rの端部をその先に余裕を残してメッセン
ジャーワイヤMに例えば3回巻きというように一定の回
数巻き付けた後、残してある部分をさらにメッセンジャ
ーワイヤMとケーブルCを束ねるように一定回数巻き付
けることで行い、バインド線Bによる固定は、ラッシン
グ線Rの端部を巻き付けた部分とこれに近接した位置に
ついて、それぞれバインド線Bでメッセンジャーワイヤ
MとケーブルCを束ねるように一定回数巻き付けること
で行なっている。
ング線が弛んだりずれたりすることのないようにラッシ
ング線の端部を十分に固定する処理が必要となる。この
端末部の処理については、図5及び図6に示すように、
ラッシング線R自体の端部のメッセンジャーワイヤM及
びケーブルCへの固定とバインド線Bによる固定を併用
している。そしてラッシング線R自体の端部の固定は、
ラッシング線Rの端部をその先に余裕を残してメッセン
ジャーワイヤMに例えば3回巻きというように一定の回
数巻き付けた後、残してある部分をさらにメッセンジャ
ーワイヤMとケーブルCを束ねるように一定回数巻き付
けることで行い、バインド線Bによる固定は、ラッシン
グ線Rの端部を巻き付けた部分とこれに近接した位置に
ついて、それぞれバインド線Bでメッセンジャーワイヤ
MとケーブルCを束ねるように一定回数巻き付けること
で行なっている。
【0003】このような作業には熟練者でも一か所につ
き5分前後掛かるのが通常であるが、一方ラッシングマ
シンによるラッシング作業は1径間(通常40m前後)
当たり1分程度である。つまり1径間では必ず2回端末
処理があるから、1径間におけるラッシングに関連する
作業の作業時間は延べで約12分となるが、この内の1
1分を端末処理時間が占めることになる。従ってこの端
末処理時間の短縮を図ることがラッシングに関連する作
業時間の短縮化に即結びつくことになる。
き5分前後掛かるのが通常であるが、一方ラッシングマ
シンによるラッシング作業は1径間(通常40m前後)
当たり1分程度である。つまり1径間では必ず2回端末
処理があるから、1径間におけるラッシングに関連する
作業の作業時間は延べで約12分となるが、この内の1
1分を端末処理時間が占めることになる。従ってこの端
末処理時間の短縮を図ることがラッシングに関連する作
業時間の短縮化に即結びつくことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、ラッシングにおける端末部の処理時間の短縮化を図
ることにある。
は、ラッシングにおける端末部の処理時間の短縮化を図
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的のために
本発明では、メッセンジャーワイヤにケーブルをラッシ
ング線で巻き締めて固縛するラッシングにおけるラッシ
ング端末部の処理構造について、端末処理金具をメッセ
ンジャーワイヤに固定し、この端末処理金具を引き留め
用としてラッシング線の端部の固定を行なうようにして
いる。
本発明では、メッセンジャーワイヤにケーブルをラッシ
ング線で巻き締めて固縛するラッシングにおけるラッシ
ング端末部の処理構造について、端末処理金具をメッセ
ンジャーワイヤに固定し、この端末処理金具を引き留め
用としてラッシング線の端部の固定を行なうようにして
いる。
【0006】端末処理金具によるラッシング線の引き留
めは、例えば端末処理金具の先でラッシング線を適当な
回数でメッセンジャーワイヤごとケーブルに巻き付け、
この巻き付け部分が端末処理金具に当たってそれ以上ず
れないようにする構造、あるいは端末処理金具自体にラ
ッシング線を巻き付ける構造などで行なうことができる
が、通常は前者の構造が合理的である。その理由は、弛
ませて電柱部分を迂回するためのオフセット部F(図
5)をラッシングの端末と端末の間でケーブルに設ける
のが一般で、このオフセット部についてはその両端をメ
ッセンジャーワイヤに固定する必要があるが、この固定
をラッシング線の固定のための巻き付けで兼用できるか
らである。
めは、例えば端末処理金具の先でラッシング線を適当な
回数でメッセンジャーワイヤごとケーブルに巻き付け、
この巻き付け部分が端末処理金具に当たってそれ以上ず
れないようにする構造、あるいは端末処理金具自体にラ
ッシング線を巻き付ける構造などで行なうことができる
が、通常は前者の構造が合理的である。その理由は、弛
ませて電柱部分を迂回するためのオフセット部F(図
5)をラッシングの端末と端末の間でケーブルに設ける
のが一般で、このオフセット部についてはその両端をメ
ッセンジャーワイヤに固定する必要があるが、この固定
をラッシング線の固定のための巻き付けで兼用できるか
らである。
【0007】このように端末処理金具を用いてラッシン
グ線端部の固定処理を行なうようにしたので、基本的に
は端末処理金具の装着とラッシング線の簡単な巻き付け
処理だけでラッシング線の固定を行なうことができ、処
理時間を大幅に短縮できる。また本構造によると、端末
処理金具をケーブルのサイズや種類あるいは本数などが
変わっても共通して用いられるメッセンジャーワイヤに
固定するようにしているので、ケーブルのサイズや種類
あるいは本数などが変わってもその都度端末処理金具の
形状やサイズを変える必要がないという利点も得られ
る。
グ線端部の固定処理を行なうようにしたので、基本的に
は端末処理金具の装着とラッシング線の簡単な巻き付け
処理だけでラッシング線の固定を行なうことができ、処
理時間を大幅に短縮できる。また本構造によると、端末
処理金具をケーブルのサイズや種類あるいは本数などが
変わっても共通して用いられるメッセンジャーワイヤに
固定するようにしているので、ケーブルのサイズや種類
あるいは本数などが変わってもその都度端末処理金具の
形状やサイズを変える必要がないという利点も得られ
る。
【0008】また本発明では、上記のような端末部の処
理構造に用いる端末処理金具として、先端に押接部が凹
設された脚部を一対有するベース部材と、中間部に曲折
部を有すると共に先端側の端部に係止受け部を有し、後
端側をベース部材に支持された抱持部材と、ベース部材
を挿通してそのネジ部を両脚部の間に臨ませるように取
り付けられたボルト部材と、抱持部材の係止受け部に係
止する係止部を有し、ベース部材の両脚部の間でボルト
部材と螺合する螺合部材とを備えており、ベース部材の
脚部の押接部と抱持部材の曲折部との間にメッセンジャ
ーワイヤを通した状態でボルト部材を締め込むことで螺
合部材にその係止部を介して抱持部材を引っ張らせてメ
ッセンジャーワイヤを抱持部材の曲折部と脚部の押接部
の間で抱持する構造の端末処理金具を提供する。
理構造に用いる端末処理金具として、先端に押接部が凹
設された脚部を一対有するベース部材と、中間部に曲折
部を有すると共に先端側の端部に係止受け部を有し、後
端側をベース部材に支持された抱持部材と、ベース部材
を挿通してそのネジ部を両脚部の間に臨ませるように取
り付けられたボルト部材と、抱持部材の係止受け部に係
止する係止部を有し、ベース部材の両脚部の間でボルト
部材と螺合する螺合部材とを備えており、ベース部材の
脚部の押接部と抱持部材の曲折部との間にメッセンジャ
ーワイヤを通した状態でボルト部材を締め込むことで螺
合部材にその係止部を介して抱持部材を引っ張らせてメ
ッセンジャーワイヤを抱持部材の曲折部と脚部の押接部
の間で抱持する構造の端末処理金具を提供する。
【0009】この端末処理金具の特徴は、メッセンジャ
ーワイヤとケーブルの間に挟まる要素である抱持部材を
薄くすることができ、ケーブルへの悪影響を避けること
ができるということである。即ち、抱持部材を螺合部材
で引っ張らせることでメッセンジャーワイヤを抱持する
ようになっているので、抱持部材は、引っ張り強度を持
つだけで足り曲げ強度は実質的に不要であるため、これ
を例えば1mm以下のような薄いものとすることがで
き、この程度であればメッセンジャーワイヤとケーブル
の間に介在してもケーブルに押し傷などを与えずに済
む。
ーワイヤとケーブルの間に挟まる要素である抱持部材を
薄くすることができ、ケーブルへの悪影響を避けること
ができるということである。即ち、抱持部材を螺合部材
で引っ張らせることでメッセンジャーワイヤを抱持する
ようになっているので、抱持部材は、引っ張り強度を持
つだけで足り曲げ強度は実質的に不要であるため、これ
を例えば1mm以下のような薄いものとすることがで
き、この程度であればメッセンジャーワイヤとケーブル
の間に介在してもケーブルに押し傷などを与えずに済
む。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1〜図
3に示すのは本発明の第1の実施例によるラッシング端
末部の処理構造で、これに用いている端末処理金具1
は、ベース部材2、抱持部材3、ボルト部材4、及び螺
合部材5を主な要素としてなっている(図4)。
3に示すのは本発明の第1の実施例によるラッシング端
末部の処理構造で、これに用いている端末処理金具1
は、ベース部材2、抱持部材3、ボルト部材4、及び螺
合部材5を主な要素としてなっている(図4)。
【0011】ベース部材2は、平坦な頂部10の両側か
ら互いに向かい合わせで脚部11を垂設させた構造とさ
れ、その脚部11の先端には押接部12(図3、図4)
が円弧状に凹設されている。
ら互いに向かい合わせで脚部11を垂設させた構造とさ
れ、その脚部11の先端には押接部12(図3、図4)
が円弧状に凹設されている。
【0012】抱持部材3は、弾性の大きい鋼板を用いて
比較的細長くて薄いバンド状に形成されており、固定対
象であるメッセンジャーワイヤMの外形に対応する円弧
状で緩やかに曲折された曲折部13を中間部位に有して
いる。また内側には一定の幅と長さで打ち抜いた状態で
抜き部14が形成され、この抜き部14の先端側端が係
止受け部15となるようにされている。この抱持部材3
は、その後端側を板バネ的にベース部材2の頂部10に
内側から当接させることでベース部材2に組み込まれ、
その曲折部13の内側面がベース部材2の脚部11の押
接部12とで図3に見られるような閉鎖的な抱持間隙を
形成するようにされている。
比較的細長くて薄いバンド状に形成されており、固定対
象であるメッセンジャーワイヤMの外形に対応する円弧
状で緩やかに曲折された曲折部13を中間部位に有して
いる。また内側には一定の幅と長さで打ち抜いた状態で
抜き部14が形成され、この抜き部14の先端側端が係
止受け部15となるようにされている。この抱持部材3
は、その後端側を板バネ的にベース部材2の頂部10に
内側から当接させることでベース部材2に組み込まれ、
その曲折部13の内側面がベース部材2の脚部11の押
接部12とで図3に見られるような閉鎖的な抱持間隙を
形成するようにされている。
【0013】ボルト部材4は、一般的なボルトの構造を
有しており、ベース部材2にその頂部10の挿通孔16
(図3)を介して挿通され、そのネジ部がベース部材2
の両脚部11、11の間に臨むようにされている。
有しており、ベース部材2にその頂部10の挿通孔16
(図3)を介して挿通され、そのネジ部がベース部材2
の両脚部11、11の間に臨むようにされている。
【0014】螺合部材5は、十分な曲げ強度を持つ厚み
の角形プレート状に形成され、その一辺には抱持部材3
の係止受け部15に係止する係止部となる第1突起部1
7がやや上向き傾斜にして突設され、またこの第1突起
部17と対向する辺に第2突起部18が突設されてい
る。この螺合部材5は、ベース部材2の両脚部11、1
1の間でボルト部材4に螺合させられており、この状態
で第1突起部17が抱持部材3の抜き部14の先端側端
つまり係止受け部15に係止し、一方第2突起部18は
抱持部材3の抜き部14の後端側を貫通するようになっ
ている。
の角形プレート状に形成され、その一辺には抱持部材3
の係止受け部15に係止する係止部となる第1突起部1
7がやや上向き傾斜にして突設され、またこの第1突起
部17と対向する辺に第2突起部18が突設されてい
る。この螺合部材5は、ベース部材2の両脚部11、1
1の間でボルト部材4に螺合させられており、この状態
で第1突起部17が抱持部材3の抜き部14の先端側端
つまり係止受け部15に係止し、一方第2突起部18は
抱持部材3の抜き部14の後端側を貫通するようになっ
ている。
【0015】このような端末処理金具1を用いたラッシ
ング端末部の処理は以下のようにして進められる。先ず
端末処理金具1のメッセンジャーワイヤMの固定を行な
う。それには、先ずボルト部材4を緩めた状態で抱持部
材3の先端側を図3中の矢示Xの如く引き開いて適当な
隙間を開け、そこから前述の抱持間隙にメッセンジャー
ワイヤMをセットする。それから再び抱持部材3を元の
状態に戻してボルト部材4を回して締め込む。すると螺
合部材5によりその第1突起部17を介して抱持部材3
の先端側が図3中の矢示Yの如く引っ張られ、この結
果、メッセンジャーワイヤMを抱持部材3の曲折部13
とベース部材2の脚部11の押接部12とで強固に抱持
し、メッセンジャーワイヤMへの固定がなされる。
ング端末部の処理は以下のようにして進められる。先ず
端末処理金具1のメッセンジャーワイヤMの固定を行な
う。それには、先ずボルト部材4を緩めた状態で抱持部
材3の先端側を図3中の矢示Xの如く引き開いて適当な
隙間を開け、そこから前述の抱持間隙にメッセンジャー
ワイヤMをセットする。それから再び抱持部材3を元の
状態に戻してボルト部材4を回して締め込む。すると螺
合部材5によりその第1突起部17を介して抱持部材3
の先端側が図3中の矢示Yの如く引っ張られ、この結
果、メッセンジャーワイヤMを抱持部材3の曲折部13
とベース部材2の脚部11の押接部12とで強固に抱持
し、メッセンジャーワイヤMへの固定がなされる。
【0016】このようにして端末処理金具1をメッセン
ジャーワイヤMに固定したら、今度はラッシング線Rの
端部を端末処理金具1の先側の側面に接触させる状態で
メッセンジャーワイヤMごとケーブルCに巻き付ける。
この際、ラッシング線Rは端末処理金具1の外側を迂回
させるようにする。これはラッシング線Rにその強度低
下を来すようなダメージを与えないような配慮によるも
ので、そのためにラッシング線Rが接触する可能性のあ
るベース部材2の角部分には十分な丸みを与えてある。
ケーブルCへの巻き付けは、基本的には3回巻き程度で
よい。
ジャーワイヤMに固定したら、今度はラッシング線Rの
端部を端末処理金具1の先側の側面に接触させる状態で
メッセンジャーワイヤMごとケーブルCに巻き付ける。
この際、ラッシング線Rは端末処理金具1の外側を迂回
させるようにする。これはラッシング線Rにその強度低
下を来すようなダメージを与えないような配慮によるも
ので、そのためにラッシング線Rが接触する可能性のあ
るベース部材2の角部分には十分な丸みを与えてある。
ケーブルCへの巻き付けは、基本的には3回巻き程度で
よい。
【0017】このような本構造による端末処理の処理時
間は端末処理金具1の固定を長くとも1分程度では行な
うことができ、またラッシング線Rの巻き付けもメッセ
ンジャーワイヤMごとケーブルCに巻き付けるだけであ
るから、1分以上の時間を必要とすることはなく、従っ
てトータルでも2分以下で行なうことができる。
間は端末処理金具1の固定を長くとも1分程度では行な
うことができ、またラッシング線Rの巻き付けもメッセ
ンジャーワイヤMごとケーブルCに巻き付けるだけであ
るから、1分以上の時間を必要とすることはなく、従っ
てトータルでも2分以下で行なうことができる。
【0018】
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるラッ
シング端末部の処理構造は、メッセンジャーワイヤに固
定した端末処理金具を引き留め用としてラッシング線の
端部の固定を行なうようにしているので、ラッシング端
末部の処理時間の大幅な短縮化を図ることができる。ま
た本発明による端末処理金具は、抱持部材を螺合部材で
引っ張らせることでメッセンジャーワイヤをベース部材
の脚部の円弧部に押し付ける状態で抱持するようになっ
ているので、メッセンジャーワイヤとケーブルの間に挟
まる要素である抱持部材が薄くて済み、ケーブルへの悪
影響を避けることができ、上記のような処理時間の大幅
な短縮化を図ることのできる処理構造の有効性を高める
ことができる。
シング端末部の処理構造は、メッセンジャーワイヤに固
定した端末処理金具を引き留め用としてラッシング線の
端部の固定を行なうようにしているので、ラッシング端
末部の処理時間の大幅な短縮化を図ることができる。ま
た本発明による端末処理金具は、抱持部材を螺合部材で
引っ張らせることでメッセンジャーワイヤをベース部材
の脚部の円弧部に押し付ける状態で抱持するようになっ
ているので、メッセンジャーワイヤとケーブルの間に挟
まる要素である抱持部材が薄くて済み、ケーブルへの悪
影響を避けることができ、上記のような処理時間の大幅
な短縮化を図ることのできる処理構造の有効性を高める
ことができる。
【図1】本発明の第1実施例による処理構造を施したラ
ッシング端末部の側面図。
ッシング端末部の側面図。
【図2】図1中の矢示DA方向から見た平面図。
【図3】図1中のSA−SA線に沿う断面図。
【図4】端末処理金具の斜視図。
【図5】従来の処理構造を施したラッシング端末部の側
面図。
面図。
【図6】図5中の一部についての拡大図。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 根岸 仁
東京都港区芝浦4丁目8番33号株式会社
関電工内
(72)発明者 川崎 英雄
東京都港区芝浦4丁目8番33号株式会社
関電工内
(72)発明者 飯島 貞雄
東京都港区芝浦4丁目8番33号株式会社
関電工内
(72)発明者 伊沢 弘樹
東京都葛飾区堀切3丁目27番12号株式会
社安田製作所内
(72)発明者 今井 正康
東京都葛飾区堀切3丁目27番12号株式会
社安田製作所内
(56)参考文献 特開 平5−28841(JP,A)
実公 昭50−29739(JP,Y1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H02G 1/02
Claims (2)
- 【請求項1】 メッセンジャーワイヤにケーブルをラッ
シング線で巻き締めて固縛する際に用いる端末処理金具
であって、 平坦な頂部の両側から互いに向い合せで一対垂設された
脚部を備え、前記脚部の先端に押接部が凹設された ベー
ス部材と、引っ張り強度を持つ程度に薄くバンド状に形成されてお
り、中間部に曲折部を有すると共に、長さ方向で設けら
れ、且つその先端を係止受け部とする一定幅の孔である
抜き部を有し、 後端をベース部材の頂部内側に板バネ的
に当接させた抱持部材と、 ベース部材を挿通してそのネジ部を両脚部の間に臨ませ
るように取り付けられたボルト部材と、一端側に係止部を、他端側に第2突起部を備えており、
係止部で抱持部材の係止受け部に係止され、且つ第2突
起部を抱持部材の抜き部に貫通させられると共に 、ベー
ス部材の両脚部の間でボルト部材と螺合する螺合部材
と、 を備えており、 ベース部材の脚部の押接部と抱持部材の曲折部との間に
メッセンジャーワイヤを通した状態でボルト部材を締め
込むことで螺合部材に、その係止部、及び第2突起部を
介して抱持部材を引っ張らせてメッセンジャーワイヤを
抱持部材の曲折部と脚部の押接部の間で抱持するように
してなる端末処理金具。 - 【請求項2】 メッセンジャーワイヤにケーブルをラッ
シング線で巻き締めて固縛するラッシングにおけるラッ
シング端末部の処理方法において、請求項1記載の端末処理金具を、 メッセンジャーワイヤ
に固定し、ラッシング線の一端部を、前記端末処理金具の先側の側
面に接触させる状態でメッセンジャーワイヤごとケーブ
ルに巻きつけることで、 ラッシング線の端部の固定を行ない、前記ラッシング線の他端部側を、前記端末処理金具の元
側で、メッセンジャーワイヤごとケーブルに巻きつける
ことで 、ラッシングを行えるようにする、ラッシング端末部の処理方法 。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11708294A JP3400539B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | ラッシング端末部の処理構造及びそれに用いる端末処理金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11708294A JP3400539B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | ラッシング端末部の処理構造及びそれに用いる端末処理金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07327306A JPH07327306A (ja) | 1995-12-12 |
JP3400539B2 true JP3400539B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=14702953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11708294A Expired - Fee Related JP3400539B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | ラッシング端末部の処理構造及びそれに用いる端末処理金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3400539B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP11708294A patent/JP3400539B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07327306A (ja) | 1995-12-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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