JP3400353B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Cu配線中のCu
の拡散、特にSiデバイスへの拡散を抑制するための拡
散障壁層の形成方法に特徴がある半導体装置の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】Cu配線は、電気抵抗が小さいことから
RC遅延が小さいという利点があり、さらに融点が高い
ことからエレクトロマイグレーション耐性(EM耐性)
やストレスマイグレーション(SM耐性)が高いという
利点も有している。
【0003】しかしながら、CuがSiデバイスのライ
フタイムキラーとなること、Cuの酸化膜中での拡散速
度が速いことから、Cu配線を用いる場合には層間絶縁
膜中にCuが拡散してシリコン基板に達することを防止
する必要がある。
【0004】そこで、従来より、図4に示すように、層
間絶縁膜81に開口されたヴィアホール82の内面(底
面、側面)を覆うように拡散障壁層83を形成した後、
下層Cu配線84とコンタクトする上層Cu配線85を
形成していた。
【0005】しかしながら、この種の拡散障壁層83の
形成法には以下のような問題があった。すなわち、拡散
障壁層83としてバリア性の高い酸化膜(例えばアルミ
ナ膜)を用いた場合には、拡散障壁層83自身の絶縁性
により、下層Cu配線84と上層Cu配線85との間の
コンタクト抵抗が増加し、導通をとることが困難になる
という問題があった。
【0006】一方、拡散障壁層83として導電性の酸化
膜を用いた場合には、その成膜法として酸素ガスを使用
する方法(例えば反応性の物理蒸着法、CVD法など)
を用いるので、下層Cu配線84の表面が酸化され、こ
れによりバリア性の高い酸化膜を用いた場合と同様に、
下層Cu配線84と上層Cu配線85との間のコンタク
ト抵抗が増大し、導通をとることが困難になるという問
題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、Cu配線
を用いる場合、層間絶縁膜中にCuが拡散するのを防止
するために、ヴィアホールの内面を覆うように拡散障壁
層を形成した後、下層Cu配線とコンタクトする上層C
u配線を形成していた。
【0008】しかしながら、この従来方法では、拡散障
壁層としてバリア性の高い酸化膜を用いた場合には、拡
散障壁層自身の絶縁性により、また拡散障壁層として導
電性の酸化膜を用いた場合には、その成膜法として酸素
ガスを用いることから下層Cu配線の表面が酸化される
ことにより、下層Cu配線と上層Cu配線との間のコン
タクト抵抗が増大するという問題があった。
【0009】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、Cu配線のコンタクト
抵抗の増加およびCuの層間絶縁膜中への拡散を招かず
に、接続孔内にCu配線を埋込み形成することができる
半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】[構成]本発明の骨子
は、層間絶縁膜の表面を改質することによってその表面
に拡散障壁層を形成するとともに、層間絶縁膜が存在し
ないところには拡散障壁層が形成されないようにするこ
とにある。
【0011】すなわち、上記目的を達成するために、本
発明(請求項1)に係る半導体装置の製造方法は、被接
続体が形成された半導体基板上に、前記被接続体を覆う
ように、Cuの拡散障壁層を構成する第1および第2の
構成元素のうちの該第1の構成元素、およびこの第1の
構成元素と結合するSiを含む層間絶縁膜を形成する工
程と、この層間絶縁膜に前記被接続体に繋がる接続孔を
形成する工程と、前記層間絶縁膜の表面における前記S
iと前記第1の構成元素との結合を解離する工程と、前
記層間絶縁膜の表面に前記第2の構成元素を供給するこ
とにより、前記層間絶縁膜の表面に前記拡散障壁層を選
択的に形成する工程と、前記接続孔内に前記被接続体と
電気的に接続するCu配線を埋込み形成する工程とを有
することを特徴とする。
【0012】また、本発明(請求項2)に係る他の半導
体装置の製造方法は、素子が集積形成された半導体基板
上に、前記素子と電気的に接続する第1のCu配線を形
成する工程と、Cuの拡散障壁層を構成する第1および
第2の構成元素のうちの該第1の構成元素、およびこの
第1の構成元素と結合するSiを含む層間絶縁膜を、前
記第1のCu配線を覆うように半導体基板上に形成する
工程と、前記層間絶縁膜に前記第1のCu配線に繋がる
接続孔を形成する工程と、前記層間絶縁膜の表面におけ
る前記Siと前記第1の構成元素との結合を解離する工
程と、前記層間絶縁膜の表面に前記第2の構成元素を供
給することにより、前記層間絶縁膜の表面に前記拡散障
壁層を選択的に形成する工程と、前記接続孔内に前記第
1のCu配線と電気的に接続する第2のCu配線を埋込
み形成する工程とを有することを特徴とする。
【0013】ここで、第2の構成元素としては、Siよ
りも第1の構成元素との化合物生成の自由エネルギーが
低い元素を用いることが好ましい(請求項3)。具体的
には、第1の構成元素としてOまたはN、第2の構成元
素としてAlを用いることが好ましい(請求項4)。
【0014】また、層間絶縁膜の表面にイオンを照射す
ることにより、Siと第1の構成元素との結合を解離す
ることが好ましい(請求項5)。ここで、上記イオンと
しては、RF電力により不活性元素ガスをプラズマ化し
て生成された不活性元素プラズマ中のイオンを用いるこ
とが好ましい(請求項6)。
【0015】また、Siと第1の構成元素との結合を解
離するためには、イオンのエネルギーは10keV以上
であることが好ましい。このようにSiと第1の構成元
素との結合を解離するために必要なエネルギーを有する
イオンを層間絶縁膜に衝突させるためには、半導体基板
にバイアス電圧を印加することにより、イオンのエネル
ギーを制御することが好ましい。
【0016】[作用]本発明によれば、層間絶縁膜の表
面におけるSiと第1の構成元素との結合を解離した後
に、層間絶縁膜の表面に第2の構成元素を供給すること
により、層間絶縁膜の表面で第1の構成元素と第2の構
成元素との結合が選択的に起こり、層間絶縁膜の表面に
Cuの拡散障壁が選択的に形成される。
【0017】したがって、本発明によれば、被接続体
(第1のCu配線)の表面にコンタクト抵抗の増大の原
因である拡散障壁層が形成されないので、コンタクト抵
抗の増加を招かずに、接続孔内にCuの拡散障壁層を介
してCu配線を埋込み形成することができるようにな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0019】まず、図1(a)に示すように、シリコン
基板(不図示)上に第1Cu配線1を形成する。図で
は、第1Cu配線1は第1層目の配線であるが、何層目
の配線であっても良い。また、第1Cu配線1は直接ま
たは他の配線を介して上記シリコン基板に集積形成され
た素子に電気的に接続している。また、第1Cu配線1
も後述する第2Cu配線と同様な方法で形成することが
好ましい。
【0020】次に同図(a)に示すように、シリコン基
板上に第1Cu配線1を覆うようにSiO2 からなる第
1層間絶縁膜2を形成した後、この第1層間絶縁膜2に
第1Cu配線1に繋がる開口径が0.4μm、アスペク
ト比が2のヴィアホール3、ならびに配線幅と深さが
0.4μmの配線溝4を形成する。
【0021】次に図1(b)に示すように、真空度が1
×10-3TorrのArガス雰囲気中でシリコン基板に
500WのRF電力(基板バイアス電圧に換算して約−
50V)を印加することにより、ダメージ層5を形成す
るとともに、第1Cu配線1の表面に形成された自然酸
化膜等を除去し、第1Cu配線1の表面を洗浄する。
【0022】ダメージ層5は、第1層間絶縁膜2の表面
がArイオンによりスパッタされ、これにより第1層間
絶縁膜2の表面における酸素とシリコンとの結合が解離
することにより形成される。したがって、ダメージ層5
の表面は未結合手を有する酸素が形成された状態とな
る。なお、第1Cu配線1上にはプラズマによるダメー
ジ層5’が残存するが、その後の熱履歴中に除去される
ので、抵抗およびEM耐性に問題を生じることはない。
【0023】酸素とシリコンとの結合を解離するために
は、Arイオンのエネルギーは10KeV以上であるこ
とが好ましい。このようなエネルギーを有するArイオ
ンを得るためには、本実施形態のようにRF電力をプラ
ズマに印加するとともに、シリコン基板にバイアス電圧
を印加することが有効である。このような方法であれ
ば、バイアス電圧を制御することにより、所望のエネル
ギーを有するArイオンを容易に得ることができる。
【0024】一方、第1Cu配線1の表面に形成された
自然酸化膜等は、Arイオンがヴィアホール3を通って
第1Cu配線1の表面をスパッタすることにより除去さ
れる。これにより、第1Cu配線1と後工程で形成する
第2Cu配線との間のコンタクト抵抗の増加を効果的に
防止できる。
【0025】次に図1(c)に示すように、シリコン基
板を真空を破らずにスパッタ装置の成膜室内に導入し、
そこでAlターゲットの表面をArイオンでスパッタし
て第1層間絶縁膜2および第1Cu配線1の表面にAl
(拡散障壁層の主構成元素)を供給することにより、ア
ルミナ等のAlとOの化合物からなる厚さ10nmのC
uの拡散障壁層6を第1層間絶縁膜2の表面に選択的に
形成するとともに、ヴィアホール3の底面である第1C
u配線1の表面に薄いAl膜7を形成する。このとき、
Al成膜室の真空度を例えば1×10-7Torr、Ar
圧力を例えば3mTorrに設定する。
【0026】第1層間絶縁膜2の表面に拡散障壁層6が
選択的に形成される理由は、第1層間絶縁膜2の表面で
あるダメージ層5に存在する未結合手を有する酸素がA
lと反応することにより、ダメージ層5が拡散障壁層6
に変化するからである。
【0027】また、第1Cu配線1の表面にもダメージ
層(不図示)は形成されるが、第1Cu配線1は酸素を
含んでいないので拡散障壁層6は形成されず、Al膜7
が形成されることになる。
【0028】このように本実施形態によれば、第1Cu
配線1にその表面を酸化してコンタクト抵抗の増加の原
因となる酸素を供給せずに済み、これにより第1Cu配
線1の表面にコンタクト抵抗の増加の原因となる拡散障
壁層6を形成せずに済む。
【0029】また、第1Cu配線1の表面にはAl膜7
が形成されるが、その膜厚は十分に薄いので抵抗増加の
問題はない。次に図1(d)に示すように、シリコン基
板を加熱せず、スパッタターゲット・基板間距離を長く
設定したスパッタ法により厚さ400nmのCu膜を全
面に形成し、続いてシリコン基板を450℃に加熱しな
がらスパッタ法(リフロースパッタ法)により厚さ40
0nmのCu膜を全面に形成することにより、ヴィアホ
ール3および配線溝4の内部を埋め込むように、第2C
u配線となるCu膜8を全面に形成する。
【0030】最後に、図1(e)に示すように、ヴィア
ホール3および配線溝4の外部の余剰なCu膜8をCM
P法により研磨除去することにより、デュアルダマシン
構造の第2Cu配線8を形成した後、第2層間絶縁膜
(パッシベーション膜)9を全面に形成する。
【0031】以上のようにして製造した半導体装置の動
作性能試験を行ったところ、Cu拡散による動作異常は
いっさい見られなかった。また、10000個のヴィア
チェーンでヴィアホール3および配線溝4(コンタクト
部)の総抵抗を測定したところ、本プロセスに起因する
抵抗の上昇は見られなかった。すなわち、従来方法では
行わないArイオンの照射を行ってもコンタクト部での
抵抗上昇は見られなかった。
【0032】さらに、図1(d)の工程の段階で取り出
したシリコン基板をフォーミングガス中で450℃、2
0時間の熱処理を施したものをSIMS分析したとこ
ろ、第1層間絶縁膜2中のCu濃度は検出限界以下であ
った。すなわち、本実施形態の方法で形成した拡散障壁
層6は、Cuの拡散を防止する能力が十分に高いことを
確認した。
【0033】一方、拡散障壁層6を形成するためのプロ
セスを行わずに、Cu配線を形成した場合には半導体装
置は正常通りに動作せず、またSIMS分析の結果から
第1層間絶縁膜2中にはCuが存在することを確認し
た。
【0034】また、第1層間絶縁膜2としてSiO2
(下層)/シリコン窒化膜(上層)の積層構造の絶縁膜
を用いることを除いて本実施形態と同じプロセスに従っ
て製造したものに同様の450℃、20時間の熱処理を
施し、その評価を行ったところ、動作特性および配線抵
抗ともに優れた結果を示すことを確認した。
【0035】この場合、シリコン窒化膜の表面には窒化
Al膜、SiO2 膜の表面にはアルミナがそれぞれ選択
的に形成されていることが断面TEM分析のEDX結果
から明らかになった。
【0036】ここで、シリコン窒化膜の表面に窒化Al
膜が選択的に形成された理由は、ダメージ層5を形成す
る際のイオン照射により、シリコン窒化膜の表面におけ
るSiとNとの結合が解離して未結合手を有するNが形
成され、この未結合手を有するNがスパッタされたAl
と結合することにより窒化Al膜が形成されるからであ
る。
【0037】また、この場合、第1Cu配線1にその表
面を窒化してコンタクト抵抗の増加の原因となる窒素を
供給せずに済み、これにより第1Cu配線1の表面にコ
ンタクト抵抗の増加の原因となる窒化Al膜(拡散障壁
層)を形成せずに済む。
【0038】なお、本実施形態では、拡散障壁層6の主
構成元素としてAlを用いた場合について説明したが、
その代わりにSiよりも酸素との化合物生成の自由エネ
ルギーの低い他の元素、言い換えればSiよりも酸素と
の結合力が強い他の元素を用いて同様な効果が得られる
ことを確認した。
【0039】このような元素としては、例えばMg、T
i、V、Ta、Li、La、Nd、Sc、Y、Pr、H
o、Ba、Ce、Hf、Sr、Sm、Th、Tb、
u、Caがあげられる
【0040】まず、第1の実施形態の図1(b)の工程
まで行い、続いて図2(a)に示すように、スパッタタ
ーゲット・基板間距離を長く設定したスパッタ法を用い
てAlを50nm堆積することにより、拡散障壁層6を
第1層間絶縁膜2の表面に選択的に形成するとともに、
全面にAl膜7を形成する。
【0041】本実施形態では、Alの堆積量が多いの
で、第1層間絶縁膜2の表面に供給されたAlの全てが
拡散障壁層6となることはできず、拡散障壁層6上にも
Al膜7が形成される。
【0042】次に図2(b)に示すように、ヴィアホー
ル3および配線溝4の内部を埋め込むように、第2Cu
配線となる厚さ50nmのCu膜8をメッキ法を用いて
全面に形成する。
【0043】このとき、全面に形成されたAl膜7がメ
ッキを行う際の種となるので、ヴィアホール3および配
線溝4の内部に良好な形状のCu膜8を容易に形成でき
る。最後に、図2(c)に示すように、ヴィアホール3
および配線溝4の外部の余剰なCu膜8をCMP法によ
り研磨除去することにより、デュアルダマシン構造の第
2Cu配線8を形成した後、第2層間絶縁膜9を全面に
形成する。
【0044】以上のようにして製造した半導体装置を評
価したところ、第1の実施形態と同様な効果が得られる
ことを確認した。一方、拡散障壁層6を形成するための
プロセスを行わずに、Al膜7の成膜工程以降を本実施
形態と同じ方法で製造した半導体装置は正常通りに動作
しないことを確認した。
【0045】また、第1の実施形態と同様の変形例が可
能である。さらに以下のような変形例が可能である。す
なわち、図2(a)の工程の後、図3に示すように、ヴ
ィアホール3および配線溝4の外部の第1層間絶縁膜2
の表面上に形成されたAl膜7をCMP法またはウエッ
トエッチングを用いて除去した後、無電界メッキ法を用
いてCu膜8を形成する。
【0046】このとき、Al膜7はヴィアホール3およ
び配線溝4の内面にしか存在しないので、Cu膜8はヴ
ィアホール3および配線溝4の内部になめらかな形状で
もって選択的に形成される。このため、ヴィアホール3
および配線溝4の外部の余剰なCu膜8の除去工程が省
けるか、あるいはCu膜8の除去工程が簡単になるとい
う効果が得られる。
【0047】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施形態では、接続孔が
ヴィアホールとこれに繋がった配線溝の場合について説
明したが、ヴィアホールだけ、または配線溝だけの場合
でも本発明は有効である。
【0048】また、Cu膜の成膜法はスパッタ法やメッ
キ法に限定されるものではなく、CVD法やこれらの方
法の組み合わた方法であっても良い。また、本発明はC
u配線を用いた半導体装置であれば、LSIやLCDと
いう半導体装置の種類に関係なく適用できる。
【0049】また、本実施形態では被接続体がCu配線
の場合について説明したが、被接続体が例えば多結晶シ
リコン膜(下層)/W膜(上層)との積層構造の電極の
場合でも本発明は有効である。その他、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で、種々変形して実施できる。
【0050】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、層
間絶縁膜の表面を改質することによって拡散障壁層を形
成することにより、層間絶縁膜の存在しない被接続体
(第1のCu配線)の表面にコンタクト抵抗の増大の原
因である拡散障壁層を形成せずに済み、これによりコン
タクト抵抗の増加を招かずに、接続孔内にCu配線を埋
込み形成することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す工程断面図
【図2】本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製
造方法を示す工程断面図
【図3】第2の実施形態の変形例を説明するための断面
【図4】従来の問題を説明するための断面図
【符号の説明】
1…第1Cu配線 2…第1層間絶縁膜(SiO2 膜) 3…ヴィアホール 4…配線溝 5…ダメージ層 6…拡散障壁層 7…Al膜 8…第2Cu配線 9…第2層間絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高萩 由紀夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝横浜事業所内 (56)参考文献 特開 平9−312291(JP,A) 特開 平2−125447(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/768 H01L 21/316 H01L 21/3205

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被接続体が形成された半導体基板上に、前
    記被接続体を覆うように、Cuの拡散障壁層を構成する
    第1および第2の構成元素のうちの該第1の構成元素、
    およびこの第1の構成元素と結合するSiを含む層間絶
    縁膜を形成する工程と、 この層間絶縁膜に前記被接続体に繋がる接続孔を形成す
    る工程と、 前記層間絶縁膜の表面における前記Siと前記第1の構
    成元素との結合を解離する工程と、 前記層間絶縁膜の表面に前記第2の構成元素を供給する
    ことにより、前記層間絶縁膜の表面に前記拡散障壁層を
    選択的に形成する工程と、 前記接続孔内に前記被接続体と電気的に接続するCu配
    線を埋込み形成する工程とを有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】素子が集積形成された半導体基板上に、前
    記素子と電気的に接続する第1のCu配線を形成する工
    程と、 Cuの拡散障壁層を構成する第1および第2の構成元素
    のうちの該第1の構成元素、およびこの第1の構成元素
    と結合するSiを含む層間絶縁膜を、前記第1のCu配
    線を覆うように半導体基板上に形成する工程と、 前記層間絶縁膜に前記第1のCu配線に繋がる接続孔を
    形成する工程と、 前記層間絶縁膜の表面における前記Siと前記第1の構
    成元素との結合を解離する工程と、 前記層間絶縁膜の表面に前記第2の構成元素を供給する
    ことにより、前記層間絶縁膜の表面に前記拡散障壁層を
    選択的に形成する工程と、 前記接続孔内に前記第1のCu配線と電気的に接続する
    第2のCu配線を埋込み形成する工程とを有することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記第2の構成元素として、前記Siより
    も前記第1の構成元素との化合物生成の自由エネルギー
    が低い元素を用いることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記第1の構成元素としてOまたはN、前
    記第2の構成元素としてAlを用いることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記層間絶縁膜の表面にイオンを照射する
    ことにより、前記Siと前記第1の構成元素との結合を
    解離することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記イオンとして、RF電力により不活性
    元素ガスをプラズマ化して生成された不活性元素プラズ
    マ中のイオンを用いることを特徴とする請求項5に記載
    の半導体装置の製造方法。
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