JP3399562B2 - 分析装置 - Google Patents
分析装置Info
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Description
混入ガス成分を分析するイオン性ガス分析機に関する。
分析管理も重要なものとなっており、大気中の汚染ガス
を環境測定の対象としその成分を分析する必要が多くな
っている。また、特殊な環境である半導体部品の生産ラ
インやその他の雰囲気を問題とする部品生産ラインにお
ける室内雰囲気の環境測定管理が重要となっている。
ンガス分析装置として、特開昭56−109050号公
報に開示の分析技術が実用化され、また、略々類似の装
置が色々なメーカから発売されている。図4は上記公報
に開示の技術の流れをくんだイオン性ガス分析装置の構
成を説明するブロック図であって、201は吸気系、2
02は水蒸気混合系、203は気水分離器、204は排
気系、205はパイプ、206は凝縮液回収溜、207
は送液パイプ、208は送液ポンプ、209はイオン検
出部、210はデータ処理系である。
部回りの構成図を説明する模式図であって、図4と同一
符号は同一部分に対応し、211−1,211−2,2
11−3はイオン電極、212はポケット、220は廃
液処理系である。そして、図6は図2における気水分離
器の構成を説明する模式図であって、図4,図5と同一
符号は同一部分に対応し、240,241は冷却板、2
42,243は冷却水である。
装置は、吸気系201,水蒸気混合系202,気水分離
器203,および排気系204とがパイプ205によっ
て連結されており、凝縮液回収溜206が気水分離器2
03の直下に取り付けられた構成となっている。吸気さ
れたガス中のイオン性ガス成分は、気水分離器203に
おいて蒸気が冷却凝縮される過程で凝縮液中に濃縮され
た形で取り込まれ、凝縮液回収溜206へと流下貯溜さ
れる。
が枝管系として取付けられており、回収された凝縮液
(サンプル)が送液ポンプ208でイオン検出部を構成
するイオン検出器209へと送液され、イオン電極20
9でその中に含まれる対象イオンが検出されるシステム
となっている。対象イオンが多数の場合は、図5に示す
ように検出系流路内に直列的に複数のポケット212を
設け、該ポケット212に挿入したイオン電極211−
1,211−2,211−3を対象イオン毎に設置して
検出を行っている。
1,211−2,211−3の出力と吸気ガス内のイオ
ン含有量とには相関があり、所定条件下で検量線等を作
成して置くことで、上記所定条件下で測定したときに得
られる検出出力値から吸気ガス中のイオン性ガスの含有
量をデータ処理系210で求めることができる。気水分
離器は、図6の断面模式図に示したように、直径約70
mmのドラム状中空容器231,232の鼓面に相当す
る部分の中央に約1mmの穴(オリフィス)233,2
34が穿孔され、穴が形成された面の対抗面は冷却水2
42によって水冷される冷却板240,241となって
おり、両面間のギャップは約10mmに設定されてい
る。穿孔部(穴233,234)に吸気系と蒸気混合系
へとつながっている径約10mmの吸気管2051が、
また胴部下部に凝縮液回収溜206へつながる径約10
mmの回収管2052が、胴部上部には排気系へとつな
がる径約10mmの排気管2053がそれぞれ取り付け
られている。
するため上記構造のドラム状中空容器を2個連結したも
のを示している。ただし、連結に際し上流部に相当する
容器231の胴部上部には排気管は取り付けていない。
この気水分離器203の動作を説明すると、まず吸気管
2051から送り込まれるガスは、その流速が該オリフ
ィス部(穴233,234)で極度に増大するため、冷
却板240,241に衝突するようになる。これによ
り、ガスは効率よく冷却され、イオン性ガス成分が含ま
れる水蒸気が冷却板240,241上でイオン性ガス成
分を含んだ状態で結露液(凝縮液)となり、これがある
程度の量になると凝集液回収溜206へと流下し貯溜さ
れる。
ガスが分離された吸気ガスはドラム状容器232の上部
に設けられた排気管2053へと排出される。すなわち
気水分離器内で凝縮性成分と非凝縮性成分とが分離され
る。
性ガス分析機においては、以下に列記するような大きな
欠点があった。 イオン電極の先端を十分に浸すためにはかなり多量の
分析液(凝縮液)が必要となり、必要量の凝縮液を回収
確保するに要する時間,所謂分析時間が長くなる。
オンが分析を妨害するという妨害イオンへの考慮が必要
となる。時には妨害イオンのために著しい妨害を受け大
幅な測定精度の低下が起こる。 イオン電極による分析では、イオン電極自体が放出す
るイオンが測定を妨害することが多々ある。特に、塩素
イオンやカリュウムイオンなどが測定対象となっている
場合にはイオン電極自体が放出する同種イオンが測定液
に混じり合って測定値に大幅な誤差を与える。
影響は極めて重大となり、互いに影響し合って分析でき
なくなったり、分析時間が実用的な時間内で終了しなく
なることが起きる。 分析感度は凝縮液へのイオン性ガスの濃縮に基本的に
は依存している。濃縮率は吸気ガス量と吸収液の役割を
担っている水蒸気量との混合比(気液比と称す)で決定
され、イオン電極を用いた分析では多量の分析液が必要
となるために吸気系や蒸気混合系を大きく成り過ぎる、
すなわち物理的に装置が大きくなり過ぎるために上記の
混合比を大きくすることができず分析液の濃度を大きく
して分析感度を大幅にアップすることが困難である。
ppm程度のものが多く、検出器での感度不足が問題と
なっている。すなわち、現在の環境分析では雰囲気中ガ
ス濃度0.01ng/1程度を対象とするレベルとなっ
てきており、従来の装置では検出可能な濃度まで濃縮し
得ない。以上が検出系における欠点で、感度不足や測定
誤差が大きいこと、或いは測定時間が長くなることや、
そのために測定のリアルタイム性が損なわれること等の
従来技術の問題点を説明した。
て次のような問題があった。 従来技術の分析原理の分析では、吸気ガス中の水分の
変動が凝縮液量の変動や凝縮液中にイオン濃度に変動を
与え、ひいては分析値に誤差を与える。一般大気等を測
定対象とする場合には湿度の変動を常に考慮することが
重要となるが、従来装置には湿度の変動の分析精度への
影響の考慮が施されておらず、分析装置としての一般性
が欠けていた。すなわち、特定条件のガスにのみ使用で
きる装置であった。
大な欠陥があった。すなわち、感度アップするために気
液比を大幅に大きくし濃縮率をアップしょうとすると分
析の応答性が極端に低下すると言う重大な欠点があっ
た。応答性が悪いということは、所定濃度のガスとイオ
ン性ガスを含まない純粋ガスとを交互に吸気して検出出
力の増減を観察したときに純粋ガスの出力時に出力が
「0」にならず測定直前の吸気ガスの影響を受けて相当
大きな出力が観測される現象である。逆に、純粋ガス測
定時の影響がイオン性ガスを含むガスを測定している時
に影響して出力が低下するというマイナスの影響も観測
された。すなわち、純粋ガスを何回も連続で吸気し系内
を十分浄化しておき、次いで所定濃度のイオン性ガスを
含むガスを吸気すると吸気回数を連続して重ねるにつ
れ、検出出力が大きくなる現象,所謂真の分析値を与え
ない現象が観測された。
感度を改善しょうとすると正しい分析ができなくなるこ
とを意味する。以上、従来技術にはは多くの重大な欠
点,欠陥があり、現在の分析要求を満たし得ない状況と
なっていた。本発明の目的は、上記従来技術の諸問題を
解消し、精度良く、連続的に、かつリアルタイムで分析
できるイオン性ガス分析機を提供することにある。
に、本発明は、図1に示す装置、すなわちイオン性ガス
を含む気体の吸気系1と排気系4と、この吸気系と排気
系の途中で前記吸気されたイオン性ガスを含む気体に水
蒸気を混合する水蒸気混合系2と、前記水蒸気を前記イ
オン性ガスを含む気体と共に冷却して凝縮液(サンプ
ル)を生成する冷却凝縮系3と、前記凝縮液を受ける凝
縮液回収溜6と、イオンを検出するイオン検出系14
と、前記凝縮液を前記イオン検出系14へ送液する送液
系11とを備えたイオン性ガス分析機において、前記冷
却凝縮系3を蛇管31で構成すると共に、前記凝縮液回
収溜6の上部に前記排気系4を設置することにより、冷
却凝縮系における凝縮液の接触面積を小さくして前記凝
縮系に付着する凝縮液の付着量を少なくしたことを特徴
とする。
る蛇管31に替えて直管32としたことを特徴とする。
すなわち、本発明は、 (1)検出器として伝導度セルを用い、当該セルへの導
入経路前部にイオン分離カラムを挿入する。
陰イオンを対象とする系には陽イオンのみを通過するあ
るいは除去するイオン交換チューブあるいはカラムを、
陽イオンを対象とする系には陰イオンのみを通過するあ
るいは除去するイオン交換チューブあるいはカラムを各
々介在させる。 (3)回収溜と検出系との間に配置した送液ポンプの前
部に揮発性ガス透過性チューブを介在させる。透過性チ
ューブはその周囲が減圧下となるよう保持されている。
せない場合、あるいは介在効果が不足する場合には、回
収溜部に超音波発振子を装着する。 (5)回収溜のボトム部に2本以上の送液用チューブを
取り付ける。1本は検出系への送液パイプであり、他1
本は余分の回収液を排出する送液パイプである。
ける。 (7)水蒸気混合系の直下或いは気水分離器の最上部に
水を供給するパイプを取り付ける。 (8)凝縮液回収溜のボトムに取り付けたパイプを水蒸
気混合系の直下或いは気水分離器の最上部へつなぎ、回
収液を水蒸気混合系の直下或いは気水分離器の最上部へ
ポンプアップする回収液循環パイプを設ける。排出用と
循環用のパイプは共用することが可能である。また、上
記の水供給パイプと回収液循環系の取り付けパイプとを
共用とすることもできる。
回収溜部の内面を鏡面研磨仕上げとする。 (10)蒸気混合部直下から気水分離器及び回収溜部の
内面を金或いは白金のメッキ仕上げ或いはフッ素樹脂コ
ート仕上げとする。 (11)気水分離器の役割の内冷却凝縮器としての役割
と気液分離の役割とを分け、気液分離の役割を凝縮液回
収溜部に割り付ける。即ち、回収溜部上部空間を大きく
取り、冷却凝縮器からの管と排気系へとつながる排気管
とを該回収溜部上部空間に取り付け、冷却凝縮器は細目
の直管或いは蛇管とし管周囲を冷却する構造とする。
ことで、分析対象イオンを各々分離してから検出器セル
へと導入することが可能となり、検出器セル内での対象
イオン同志の分析に対する妨害現象を防止できる。
り、イオン分離カラムには分析対象イオンに応じて最適
な固定相を選択する。イオン分離カラムを用いて電導度
セルと組み合わせて行う分析では、分析液は極めて微量
でよく、従って分析対象である凝縮液量が少なくてよい
と言う利点がある。すなわち、供給蒸気量を抑制してイ
オン濃縮率をアップし分析系全体としての高感度化を成
し得るとのメリットがある。また、分離したイオンを次
々に電導度セルへと導き、多種のイオンを時系列的に検
出し、存在濃度に比例した電気出力をアウトプットさせ
ることができる。このときイオン毎に凝縮液を増やして
供給する必要がなく、多種のイオンの分析においても極
少量の凝縮液の供給のままでよい。
の手段自体が高感度であり、微量イオン性ガス分析系の
検出器への取り付けは超高感度化のために有効である。
イオン電極に比較するとその検出器のリニアリテイ域は
3桁ほど低濃度域へと延びており、すなわち3桁ほど感
度アップがその取り付けによって達成できる。 (b)イオン分離カラムへ凝縮液サンプルを導入展開す
るために展開溶液を用いる。展開溶液を溶離液と称する
こともある。展開溶液を前記のカラム内固定相に対して
移動相とも称している。
ば、陰イオンを分析対象とするときには、炭酸ナトリウ
ムと炭酸水素ナトリウムの混合溶液などが適している。
分析対象イオンに合わせて展開溶液の選択が必要とな
る。イオン分離はイオン毎の固定相への付着特性の違い
を利用して行われる。例えば、固定相からの陰イオンの
遊離(溶離と称する)は、展開溶液が炭酸塩の場合には
イオンの付着座への炭酸イオンの置き代わりにより行わ
れ、付着の強さが強いイオンほど炭酸イオンとの置き代
わりが生じ難い。従って色々なイオンとの分離は付着の
強弱の差によって行われ、付着の弱いイオンほど速く逆
に強いイオンほど遅くカラム内を移動し分離される。
いる炭酸ナトリウムなどの電解質が電導度を過大な状態
とするため対象イオンの電導度変化を捉え難くする働き
があり、そこでイオン交換チューブ内を通過中にナトリ
ウムイオンを水素イオンに交換して、不活性なすなわち
電導度の小さい炭酸へと変えて対象イオンの検出感度を
良好なものとしている。陽イオン分析でも同様な処置が
施される。
ができるよう死容積が小さく設定されており、気泡が系
内に注入或いは発生すると分析液の流れが妨げられ、分
析が不安定になったり、分析できなくなったりする。特
に、長時間の連続分析では気泡の系内での発生は致命的
である。凝縮液を上記イオン分離して分析する系に注入
したところ気泡の多量発生が起こり、凝縮液のポンプに
よる注入が不能となるトラブルが頻発した。この原因
は、分析対象である凝縮液を生成する方法にあり、多量
のガスと少量の水蒸気とを混合し凝縮する過程で凝縮液
中にベースガスが分析対象であるイオン性ガス成分とと
もに比較的多量に溶け込むことによっている。
中の溶存酸素などのガスが極めて多量となったため生じ
たものとされる。また、溶存ガスは低温ほど多量となっ
ているため、凝縮液がイオン分離系へ注入され室温下で
次第に温められるとその溶解度の低下に見合って溶存ガ
スを放出すなわち発泡を起こす。そこで、凝縮液生成系
とイオン分離検出系との間に注入に先立って溶存ガスを
取り除くため超音波を印加する系を付け加えた。付加す
る位置は回収溜部が適当であった。すなわち、回収溜上
部には空間があり、キャビテイションによって助けられ
て放出された発泡ガスが上部空間へと逃がし得る点で取
付位置として最適である。
析系へと導入されているときは回収溜部は若干陰圧の状
態となっており、上記発泡ガスは比較的速やかに系外へ
と排出することができた。超音波による脱ガス後に脱ガ
ス不十分のためや凝縮液の検出系での自然昇温によって
更に発生する気泡対策としてガス透過性チューブをイオ
ン分離検出系への送液ポンプの直前に挿入する方法が有
効であることが分かった。ガス透過性チューブの外側を
大略真空程度まで減圧することで、凝縮液の該チューブ
内通過中に液内の溶存ガスがチューブ管壁を透過し比較
的速やかに除去される。
り完璧となるが、通常は片方実施すれば大略のトラブル
は防止できる。これらの対策で処理系での死容積の増大
の障害を伴い分析試料の所用量の増大を招くため、死容
積増大の小さい方法が特に好都合である。超音波印加方
式は回収溜部に取り付ける際構造が複雑なものとなり、
死容積の増大や回収溜内の凹凸が出来て分析液の排出洗
浄が行い難くなる等の難点を招く。チューブ付加方式も
管それ自体が死容積増加となる。
るだけ死容積の増大を招かないよう工夫することが肝要
である。なお、凝縮液中の分析対象である溶存イオン性
ガスは、これらの対策によってほとんど脱ガスせず、大
略影響を受けないため、安心して分析対象とする事が出
来ることが発明の実施によって確認できた。
パイプを取り付けた。イオン分離検出系へ回収溜から送
液する際、溜内の全液を送り出すとイオン分離検出系へ
気体を送り込むこととなり、前記気泡対策が無効となる
トラブルが生じる。そこで、余分に凝縮液を生成し、必
要量のみイオン分離検出系へと送液し、送液系への気体
の侵入を避ける構造とした。余分の凝縮液は次回の分析
の障害となるため、廃棄容器へ配管されたパイプから系
外へと排出する構造とした。
差を生むが、本誤差の影響は分析全体の応答性の悪化と
して現れる程度であり、その誤差の全体に占める割合が
比較的小さいので大略許容される。 (e)イオン性ガス分析機は回収された凝縮液の溶解イ
オン量から換算してガス中イオン成分を求める装置であ
る。換算式は下記の通りである。
オン濃度、Mは凝縮液量、Sは吸気ガス量であり、kは
ガスから凝縮液へのイオンの移行係数(吸収係数と称す
る。)である。S/Mは気液比である。
混合蒸気量とおけるような測定条件の大変狭い設定が行
われていた。すなわち、凝縮せずに系外へと飛散する水
蒸気量が無視し得るほど少ないこと、及び吸気ガス中の
水分量は混合する水蒸気量に比べて極少量で無視し得る
とし、供給水蒸気量即凝縮液量と見なしていた。本発明
の構成におけるように、感度を大幅に改善しようと蒸気
量を減らし、逆に吸気量を大幅に増大させると、吸気し
たガス中の初めから含まれている水分が無視し得なくな
る。すなわち、吸気中の水分が凝縮し凝縮液の濃度がう
すめられてしまう現象が起こるなど、上記のような吸気
ガス中水分が無視し得ない状況下では、ガスと水蒸気と
の混合比いわゆる気液比は余分に水蒸気が混合され余分
に凝縮液量が増えたものとして実効的な気液比である吸
気ガス量と凝縮液量との量比とすべきである。
確なガス中イオン濃度の算出が可能となるよう工夫し
た。凝縮液量を測定する方法として、流下貯溜の際の回
収溜内の液面上昇を計測する方法が最適である。特に液
面にタッチせずに間接的に外部から観測して液面上昇速
度を測定する方法が最適である。液面タッチの方法は、
回収溜内に検出センサを取り付けるため、センサ自体に
よる汚染が起き易く測定誤差を招き易いことや回収溜の
構造が複雑となり回収溜死容積が大きくなる欠点があ
る。
などの透明な内径が既知で一様な管状容器で構成し、液
面をホトカプラ(発光/受光対)で検出する方法が最適
として用いた。ホトカプラの光軸を液面が通過すると信
号が発せられるため液面が検出できる。液面検出を上下
2箇所で行い、信号発生時間差を求め、容器の検出箇所
の高低差から求められる容器の死容積との比を計算させ
れば、凝縮液量(凝縮液生成速度)を求められる。本方
法は、回収溜の死容積を増大させることがなく、また凝
縮への汚染も与えないため、方法として最適である。
のガスを吸い込むとその影響が以後の分析に長く残り、
汚染された状態となる。不用意な分析を行ったとき或い
は初期セッテング時には汚染除去のための系内洗浄が必
要である。継続的なランニングをすることで洗浄に代え
られるが、強制洗浄の方がより速く測定可能状態とする
ことが出来る。強制洗浄のため、強い汚染が付着し易い
凝縮器上部以下を洗浄出来るよう比較的多量の洗浄水を
注入できるよう水蒸気混合部直下(凝縮器最上部)に注
入パイプを取り付けた。多量の洗浄液で系内を洗浄でき
るため汚染除去が用意に完了することが出来る。
はなはだ悪いとの課題があることを先に述べた。上記で
述べた洗浄水注入パイプより分析実施時に少量の純水を
水蒸気とは別に追加供給したところの分析の応答性が著
しく改善することが出来た。従来法における応答性の悪
さの原因は、凝縮系内の上流部から下流部へと凝縮液が
生成する過程で凝縮液中のイオン濃度が次第に低下する
現象と凝縮液が所定量の液量に達して初めて自重により
流下して回収溜部に貯溜される現象とが同時に起こって
いることによると推定される。
流下するに必要な大きさに成長し貯溜されると、分析液
は高濃度液となり、貯溜されない場合には分析液は低濃
度となる。すなわち分析が大変不安定になる。同時に、
流下せずに残った凝縮液が次回分析時に液滴として成長
して分析液として回収されると分析値が正しい値を与え
ないと言う影響が現れる。逆に低濃度ガスの分析を継続
的に行っていると、凝縮器最上部に低濃度凝縮液が付着
した状態となるため、高濃度ガスが吸気されても付着低
濃度凝縮液の混入で濃度がうすめられ検出値が低くな
る。
るため応答性が著しく悪化していたものと推定される。
少量の純水の注入は、付着水の流下を助け、回収未回収
を引き起こさない状態とする効果によって分析の応答性
の大幅な改善をもたらしたものと推定される。 (h)凝縮器及び回収溜内面を鏡面仕上げとしたところ
分析の応答性がかなり改善できた。ミクロな凹凸が存在
すると、凝縮液が凹部に多く付着し回収漏れとなり、分
析の応答性が悪化する。鏡面仕上げとすると付着量が少
量と出来るため応答性が改善できた。
キ或いは樹脂をコートした、特にフッ素樹脂系の樹脂を
コーテイングしたところ、分析の応答性は著しく改善で
きた。本分析系の応答性は上記で述べたように凝縮液が
回収漏れすなわち読み残しとならないように工夫するこ
とが肝心である。そこで、凝縮液の管壁への付着性を小
さくするため、溌水性の表面となるフッ素樹脂の塗布を
施した。
は、凝縮液の未回収を避けることが上記(g)(h)
(i)で述べたように大変重要で、気水分離気器内での
凝縮液の流れ方をよくする工夫が大変重要となる。ま
た、気水分離器の内表面積をできる限り小さくし凝縮液
の付着量それ自体をすくなくる工夫も重要となることが
分かる。
の中央に水蒸気を含むガスをスルホールからいきよいよ
く吹き付けて結露させ、自然に流下してくる結露液を下
流の回収溜部で受ける方式となっている。冷却能力を所
定に維持するため従来法では結露を2段の冷却板で行
い、非凝縮ガスは下段の冷却器の上部に設けられた排気
管から排出される構造と成っていた。
構造が大変複雑で内表面積が大変大きく凝縮液が付着し
て残り易く、しかも結露液の流れの方向と気流の流れと
が逆行するという部分もあり凝縮液が集めにくい状態と
もなっていた。また、吹き付けて冷却し結露させる方式
は、冷却板に結露液が広がって付着し、集めにくい状態
となることと、冷却板周辺部では気流の流れが大変ゆる
くなっており従って付着液が気流に助けられずに下流へ
と流されず取り残されるという状態が想定される。
冷却凝縮器の役割と気液分離の役割とに2つに分け、気
液分離の役割を凝縮液回収溜部に割り付ける構造に変更
した。凝縮器として直管あるいは蛇管を用い、回収溜上
部空間部に凝縮管の末端と排気管とを取り付けた構造と
した。本発明の構造の場合、気流の流れと凝縮液の回収
溜への流下方向とが一致しており、しかも気流の流れは
管内で均一で淀みが生じていないため、凝縮液の回収は
スムースに行われる。気流が凝縮液を風下の回収溜方向
へ押し出すように均等に働くため、本発明の構造では凝
縮液の回収漏れを大略防ぐことができた。また、凝縮器
の内表面も小さくなるため、単純付着による回収漏れも
低減できた。回収溜上部空間部では、空間の拡大効果に
より気流の流れが著しく緩和やかとなり、凝縮液は非凝
縮ガスと分かれて溜部の底へ落ちる。
析の応答性の改善に大変効果的であるが分析液がうすく
なり低感度な系となってしまう副作用がある。そこで、
分析液がうすくならないよう回収液を循環させ回収液自
体で高濃度凝縮液の流下を促す循環系を本発明で取り付
けた。回収溜内に流下してくる凝縮液の流下速度を液面
検出器で検出した後回収液を溜部の底部に取り付けたパ
イプを介してポンプアップし凝縮器最上部または蒸気混
合部直下より再注入し循環させた。
をかり循環液の流下しやすい状態とした。本循環の効果
は上記で述べた効果と同値であった。循環系に用いた取
付パイプは流路切り換え弁使って回収溜に付けた排出用
パイプや凝縮器系の最上部に付けた洗浄用パイプと兼用
することができる。 (l)そして、冷却凝縮系を蛇管または直管で構成し、
前記凝縮液回収溜の上部に前記排気系を設置することに
より、冷却凝縮系における凝縮液の接触面積を小さくし
て前記凝縮系に付着する凝縮液の付着量が少なくなっ
て、分析対象ガスの切り換えに対して応答性が向上す
る。
に説明する。図1は本発明によるイオン性ガス分析機の
1実施例の構成を説明する構成図であって、1は吸気
系、2は水蒸気混合系、3は凝縮器、4は排気系、5は
冷却水、6は凝縮液回収溜、7は光液面検出器ユニッ
ト、8は超音波発振子、9は廃液系、10は揮発性ガス
透過性チューブ、11は送液系、12はイオン分離カラ
ム、13はイオン交換チューブ、14はイオン検出系、
15は廃棄タンク、16は循環器系、17は純水供給系
である。
対象外の埃等を除去するため空気フィルタ(図示せず)
が取り付けられている。凝縮器3に至る前部に先ず水蒸
気混合系2、凝縮器を洗浄する純水供給系17と凝縮液
回収溜6に貯留されるイオン含有液を凝縮器3に戻すた
めの循環器系16が設置されている。水蒸気混合系2
は、純水供給ポンプ21と蒸気発生部22(加熱容
器)、純水タンク23等からなっており、吸気経路に取
り付けられている。また、洗浄用の純水供給系17は、
送液ポンプ171と純水タンク172等から成ってい
る。
プ161が取り付けられている。この循環系16の細管
の下端は凝縮液回収溜6の底部に取り付けられ配管され
ている。凝縮器3は蛇管からなり、その外周部は冷却水
5の循環によって冷却されている。凝縮器3の下端は凝
縮液回収溜6の上部空間に接続挿入されている。
管が挿入接続されており、排気系4へ連結されている。
排気系4には吸引ポンプ41が接続されており、この吸
引ポンプの稼働で装置へ取り込まれた測定ガスの排出が
行われる。凝縮液回収溜6の下部は絞られており、凝縮
液(サンプル)の溜部となっている。凝縮液回収溜6は
アクリル樹脂製で透明容器となっている。上記溜部に
は、光液面検出器ユニット7(発光/受光対)が2組装
着されている。この光液面検出器ユニット7で凝縮液の
液面検出を2箇所で行い、2箇所間の容積を予め測定し
て起き、2箇所の検出時間差との比として凝縮液の流下
速度を求める。
てあり、イオン検出系14への送液前に発振させて揮発
性溶存ガスを除去する。凝縮液回収溜6の底部に廃液系
(送液ポンプ151と廃液タンク152)15が接続さ
れており、系内洗浄液の排出や分析後不要となった凝縮
液の排出を行わせる。凝縮液回収溜6の凝縮液を全量排
出させてもイオン検出系14へ繋いだ配管内の凝縮液ま
では排出されないため検出系への気体の侵入はない。
4へとつながる細管が取り付けられており、イオン検出
系14への送液によって凝縮液はイオン分離カラム12
へと導入される。凝縮液(通常は0.1〜20ml)は
イオン分離カラム12内では溶離液と称する電解質の展
開液で展開され、次いでイオン交換チューブ13の通過
処理が行われる。共存する該電解質はこの処理により電
導度の小さい不活性な成分へと変えられる。次いで、イ
オン検出器系14へと送り込み、時系列的に検出対象イ
オンを出力させる。
1の前に揮発性ガス透過性チューブ10が挿入され、揮
発性ガス透過性チューブ10の周囲を真空状態として凝
縮液に溶存しているガスを除去する。検出系を出た不要
分析液は廃棄系15の廃棄タンク152へと排出され
る。こに実施例では、冷却凝縮器3を蛇管31を使用し
た蛇管式凝縮器で構成し、その外部が水冷されるものを
採用しているが、他の実施例として上記蛇管31に替え
て図2に示した直管32を用いてもよい。
明する冷却凝縮器部分の構成図であって、図1と同一符
号は同一部分に対応し、32は直管である。この実施例
では、冷却凝縮器3を直管32で構成し、その周りに冷
却水5を循環させる構成としたものである。図3は本発
明の上記各実施例による効果の説明図であって、図中
A,Bは分析測定対象ガスの切り換え点である。
成により、凝縮器内に分析液の付着が少なくなるので、
切り換え点AまたはBにおける切り換え前の分析値の影
響はaまたはbは次の検出時点でな無くなる。したがっ
て、測定の応答性が大幅に向上する。上記の構成と動作
により、吸気中に含まれるイオン性ガス成分が分析さ
れ、図示しないデータ処理系で処理され、必要とする分
析データを得ることができる。
ば、吸気中のイオン性ガスを精度良く、連続的に、かつ
リアルタイムで、かつ応答性を大幅に改善した分析がで
きるイオン性ガス分析機を提供することができる。本発
明による効果の詳細は、前記の発明の作用の項で説明し
たので、ここでは全体を通して、上記で説明しなかった
副次的効果について以下に説明する。
たサンプル液を展開液で展開するため、サンプル液を一
旦濃縮してからイオン分離カラムへと展開液を用いて導
入し、そのまま展開できる方法を採ることができる。す
なわち、濃度がうすくそのままでは検出できないレベル
でもサンプル液の量を多くして濃縮して導入すれば検出
可能となるので、希薄なために測定できなかった環境も
測定時間を長く設定し凝縮液を多めに生成すれば測定で
きる。
が、従来法では気液比のアップのみに頼っていた分析の
感度アップの方法に新たな手段(約2桁の感度アップの
手段)を与える点で本発明のイオン分離カラムを装着し
たイオン性ガス分析機は大変優れた分析機となってい
る。イオンの濃縮には陽イオンや陰イオン交換カラムの
使用が便利であり、信頼性も高い。
びポンプは凝縮液回収溜底部に取り付けた廃液系とその
経路およびポンプを共通化させることができ、装置のコ
ンパクト化と低コスト化を図ることができる。また、同
様に循環系は凝縮器最上部に取り付けた純水供給系とそ
の経路およびポンプを共通化することが可能である。共
通化によって系の構造状の複雑化を避けことができる。
に取り入れる必要は必ずしもなく、その分析機の要求し
ている感度や応答性に応じてコスト見合いで採用すれば
よく、採用に沿ってそれぞれ効果を得ることができるこ
とは言うまでもない。
構成を説明する構成図である。
の構成を説明する要部構成図である。
ある。
説明するブロック図である。
装置におけるイオン電極検出部回りの構成図を説明する
模式図である。
装置における気水分離器の構成を説明する模式図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 イオン性ガスを含む気体の吸気系と排気
系と、この吸気系と排気系の途中で前記吸気されたイオ
ン性ガスを含む気体に水蒸気を混合する水蒸気混合系
と、前記水蒸気を前記イオン性ガスを含む気体と共に冷
却して凝縮液を生成する冷却凝縮系と、前記凝縮液を受
ける凝縮液回収溜とを備えた分析装置であって、前記凝縮液回収溜を前記冷却凝縮系の外部に設け、 前記冷却凝縮系を管で構成し、前記管を前記冷却凝縮系
から引出し前記凝縮液回収溜の上部に連結すると共に、
前記凝縮液回収溜の上部に前記排気系を連結することに
より、前記吸気の気流の流れ方向と凝縮液の流下方向を
一致させたことを特徴とする分析装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記冷却凝縮系を蛇
管で構成したことを特徴とする分析装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記凝縮液回収溜に
液面計を設けたことを特徴とする分析装置。 - 【請求項4】 請求項1において、前記凝縮液回収溜に
凝縮液廃棄系を設けたことを特徴とする分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24990492A JP3399562B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-09-18 | 分析装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9407892 | 1992-04-14 | ||
JP4-94078 | 1992-04-14 | ||
JP24990492A JP3399562B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-09-18 | 分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06129961A JPH06129961A (ja) | 1994-05-13 |
JP3399562B2 true JP3399562B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=26435392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24990492A Expired - Lifetime JP3399562B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-09-18 | 分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3399562B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2469262A1 (en) * | 2010-12-21 | 2012-06-27 | Sinvent AS | Fluid transfer system |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24990492A patent/JP3399562B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06129961A (ja) | 1994-05-13 |
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