JP3398706B2 - 利用者異常監視システム - Google Patents

利用者異常監視システム

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JP3398706B2
JP3398706B2 JP2000064038A JP2000064038A JP3398706B2 JP 3398706 B2 JP3398706 B2 JP 3398706B2 JP 2000064038 A JP2000064038 A JP 2000064038A JP 2000064038 A JP2000064038 A JP 2000064038A JP 3398706 B2 JP3398706 B2 JP 3398706B2
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香織 林
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関西日本電気通信システム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者の異常を監
視する監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、利用者の異常を監視する監視シス
テムは、特開平11-102403号公報と特開平02-
007195号公報と特開平04−285529号公報
とに開示されている。
【0003】特開平11-102403号公報に記載の
監視システムでは、監視される人が所有するPHS子機
と監視センタに接続されたPHS親機と間で制御電波が
送受信され、電波が届く範囲にて、一定時間の間にPH
S子機の位置が動かない時に異常を察知している。
【0004】特開平02-007195号公報に記載の
監視システムでは、始めに監視される人の行動パターン
を登録し、監視する領域内にカメラやセンサーを設置し
異常を監視している。
【0005】特開平04−285529号公報に記載の
監視システムでは、監視される人の体温、脈拍で異常を
察知している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
技術では以下のような問題点があった。
【0007】第1の問題点は、監視できる範囲が限られ
ているという事である。
【0008】その理由は、従来の機能ではPHS親機と
PHS子機と間の制御電波が届く範囲にサービスが限定
されていたり、監視される人の行動を監視するカメラや
センサーがある範囲に限られたりする為である。
【0009】第2の問題点は、正常時と異常時の区別が
つきにくいという事である。
【0010】その理由は、ある一定時間の間に位置が動
かないという異常設定では、食事の時などの正常時と倒
れた時などの異常時の区別がつきにくい為である。
【0011】第3の問題点は、システムが複雑になりコ
ストが高くなるという事である。
【0012】その理由は、体温、脈拍等で異常を察知す
る場合、異常を察知する端末、また異常を監視するシス
テムも複雑になり、また、始めにその人の正常値を設定
しなければならない為である。
【0013】本発明の目的は、従来のこの様な課題を解
決し、ローコストで、広範囲に移動するサービス登録者
を密着して監視する異常監視システムを提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の利用者異常監視
システムは、移動通信端末と、前記移動通信端末と通信
し、前記移動通信端末を所有する利用者を監視する交換
局とを有する利用者異常監視システムにおいて、前記移
動通信端末は、前記利用者の移動を検知する移動検知手
段と、前記移動検知手段が移動を検知している間、発呼
し前記交換局と間で呼を接続し前記接続した呼を切断す
る発呼切断処理を、予め定められた周期で繰り返す自動
発呼手段とを有し、前記交換局は、前記移動通信端末か
前記発呼があるかを監視する第1監視手段と、前記第
1監視手段が、予め定められた期間以上、前記移動通信
端末からの前記発呼がないことを検知すると、前記利用
者を呼び出して応答させるための呼出信号を前記移動通
信端末へ送信する呼出手段と、前記呼出信号による呼び
出しに対して前記移動通信端末からの応答があるかを監
視する第2監視手段と、前記第2監視手段が、前記移動
通信端末からの、前記呼出信号による呼び出しに対する
応答を検知できないとき、前記移動通信端末の位置情報
とアラームメッセージを出力する出力手段を有すること
を特徴とする。
【0015】
【0016】さらに、本発明の利用者異常監視システム
は、移動通信端末と、前記移動通信端末と通信し、前記
移動通信端末を所有する利用者を監視する交換局とを有
する利用者異常監視システムにおいて、前記移動通信端
末は、前記利用者が、監視サービスを受けるためのサー
ビス要求を入力するサービスオン入力手段と、前記利用
者が、前記交換局からの呼び出しに対する応答を入力す
る応答入力手段と、前記利用者の移動を検知する移動検
知手段と、前記移動検知手段が移動を検知している間、
発呼し前記交換局と間で呼を接続し前記接続した呼を切
断する発呼切断処理を、予め定められた周期で繰り返す
自動発呼手段とを有し、前記交換局は、前記サービスオ
ン入力手段からのサービス要求をうけて前記利用者を登
録する登録手段と、登録された前記利用者の前記移動通
信端末から前記発呼があるかを監視する第1監視手段
と、登録された前記利用者の前記移動通信端末の位置情
報と前記第1監視手段による監視結果とを記憶するサー
ビス登録者記憶手段と、前記サービス登録者記憶手段を
参照して、予め定められた期間以上、前記移動通信端末
からの前記発呼がないことを検知すると、前記利用者を
呼び出して応答させるための呼出信号を前記移動通信端
末へ送信する呼出手段と、前記呼出信号による呼び出し
に対して前記応答入力手段からの応答があるかを監視す
る第2監視手段と、前記第2監視手段が、前記移動通信
端末からの、前記呼出信号による呼び出しに対する応答
を検知できないとき、前記移動通信端末の位置情報とア
ラームメッセージを出力する出力手段を有することを特
徴とする。
【0017】また、本発明の利用者異常監視システム
は、前記移動通信端末は、前記利用者が、緊急時に、緊
急信号を入力する緊急入力手段を有し、前記交換局は、
前記緊急入力手段からの緊急信号を監視する第3監視手
段と、前記第3監視手段が前記移動通信端末からの緊急
信号を検知したとき、前記移動通信端末の前記位置情報
とアラームメッセージを出力する出力手段を有すること
を特徴とする。
【0018】
【0019】また、本発明の利用者異常監視システム
は、前記移動通信端末は、前記利用者が監視サービスを
受けるのを止めるためのサービス解除要求を入力するサ
ービスオフ入力手段を有し、前記第1監視手段は、前記
サービスオフ入力手段からのサービス解除要求により監
視を止めることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の第1実施形態の構成ブロ
ック図である。
【0022】図1を参照して、本発明の第1実施形態
は、小型移動通信端末10と、交換機100と、出力装
置200とを有して構成される。
【0023】まず、小型移動通信端末10の構成を説明
する。
【0024】小型移動通信端末10は、移動発電部11
と自動発呼切断部12と入力ボタン部14と出力部15
とを有して構成される。
【0025】移動発電部11は、小型移動通信端末10
の利用者が移動することで発電し、発電した電気信号
(以降、発電電気信号と称す)を自動発呼切断部12へ
伝える。たとえば、移動発電部11は、コイルと可動磁
石を有し、利用者が移動すると可動磁石が可動しコイル
に電圧を誘起するよう構成されている。
【0026】自動発呼切断部12は、小型移動通信端末
10からの発電電気信号により起動され、発電電気信号
を受信している期間、発呼をし交換機100との接続を
行い、任意時間接続を保持後、切断する処理を、x分毎
に繰り返すよう構成されている。
【0027】入力ボタン部14は、サービスオンボタン
14aとサービスオフボタン14bと応答ボタン14c
と緊急ボタン14dを有して構成されている。
【0028】サービスオンボタン14aは、利用者がサ
ービスの提供をうけるため、交換機100に利用者を登
録するときと、サービスの提供の開始を交換機100に
通知するとき、利用者により押下される。利用者がサー
ビスオンボタン14aを押下すると、小型移動通信端末
10は、利用者を登録するための登録アクセスコードを
発生しこの登録アクセスコードを交換機100へ送る。
【0029】サービスオフボタン14bは、利用者がサ
ービスの提供をうけるのを解除するとき、利用者により
押下される。利用者がサービスオフボタン14bを押下
すると、小型移動通信端末10は、サービスの提供をう
けるのを解除するための解除アクセスコードを発生しこ
の解除アクセスコードを交換機100へ送る。
【0030】応答ボタン14cは、交換機100からの
小型移動通信端末10への呼び出しに利用者が応答する
ため、利用者により押下される。利用者がサービスオン
ボタン14cを押下すると、小型移動通信端末10は、
応答信号を発生しこの応答信号を交換機100へ送る。
【0031】緊急ボタン14dは、利用者が緊急用件を
有するとき、利用者により押下される。利用者が緊急ボ
タン14dを押下すると、小型移動通信端末10は、緊
急信号を発生しこの緊急信号を交換機100へ送る。
【0032】出力部15は、交換機100からの小型移
動通信端末10を呼び出すための呼出信号により、利用
者を呼び出すための表示をする。たとえば、出力部15
は、呼出信号により、ランプを点灯するランプ点灯部と
音を発生する音発生部と文字を表示する文字表示部との
いずれかを有して構成される。
【0033】次に、交換機100と出力装置200との
構成を説明する。
【0034】交換機100は、制御部20と記憶部30
とを有して構成される。
【0035】記憶部30は、交換機100を制御する周
期プログラムを格納すると共に、サービス登録者情報記
憶部31を有す。
【0036】サービス登録者情報記憶部31は、サービ
スの提供をうける利用者を登録するとともに、登録され
た利用者(以降、サービス登録者と称す)から発呼信号
が到来するたびに、到来時刻毎に、発呼信号がきた旨を
示す発呼有情報とサービス登録者の位置情報を記憶す
る。
【0037】制御部20は、接続制御部21と、サービ
ス登録者監視部22と有して構成される。
【0038】サービス登録者監視部22は、サービス登
録者情報記憶部31を常に参照して、サービス登録者か
らの発呼信号が到来しているかを監視し、そして、予め
決められた期間yを越えても、発呼信号が到来しないこ
とを検出すると、小型移動通信端末10を呼び出す呼出
信号を送信するよう接続制御部21に指示する。また、
サービス登録者監視部22は、呼出信号による呼び出し
に対してサービス登録者からの応答ボタン14cによる
応答信号が到来するかを監視し、応答信号が到来しない
ことを検出すると、サービス登録者の位置情報を出力装
置200に送出するよう接続制御部21に指示する。
【0039】接続制御部21は、小型移動通信端末10
の接続制御する。また、接続制御部21は、サービス登
録者監視部22からの指示で、小型移動通信端末10へ
呼出信号を送るとともに、サービス登録者の位置情報を
検索し、この位置情報を出力装置200に送出する。
【0040】出力装置200は、サービス登録者が所有
する小型移動通信端末10の位置情報とアラームメッセ
ージを出力する。出力装置200は、例えば、表示装置
あるいプリンタ装置あるいは音声出力装置を有して構成
されるのが望ましい。
【0041】次に、本発明の第1実施形態の動作につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0042】図2は、サービス登録のフローチャート
で、図3は、サービス登録者を監視する時の動作のフロ
ーチャートで、図4はサービス解除のフローチャート
で、図5は、サービス登録者からの緊急呼び出し時の動
作のフローチャートである。
【0043】まず、図2と図1を参照して、利用者がサ
ービスを登録する動作を説明する。
【0044】利用者がこのサービスの提供を受けようと
するとき、サービスの登録(使用開始)を交換機に対し
て知らせなければならない。
【0045】利用者は、小型移動通信端末10のサービ
スオンボタン14aを押下する(ステップS1)。
【0046】小型移動通信端末10は、利用者がサービ
スオンボタン14aを押下したことにより、利用者を登
録するための登録アクセスコードを発生しこの登録アク
セスコードを交換機100へ送信する(ステップS
2)。
【0047】交換機100のサービス登録者監視部22
は、小型移動通信端末10の利用者からの登録アクセス
コードを受信すると、この利用者がサービス登録者情報
記憶部31に既に登録されているかを調べる(ステップ
S3)。
【0048】この利用者が登録されていない場合(ステ
ップS3のイイエ)、サービス登録者監視部22は、こ
の利用者をサービス登録者情報記憶部31に登録する。
この登録により、小型移動通信端末10の利用者は、サ
ービス登録者となり、交換機100からのサービスを受
けることができる。
【0049】次に、図3と図1を参照して、サービス登
録者を監視する動作を説明する。
【0050】利用者が小型移動通信端末10のサービス
オンボタン14aを押下すると、小型移動通信端末10
は、登録アクセスコードを交換機100に送信する。
【0051】交換機100は、登録アクセスコードを受
信して、利用者がサービス登録者であることを知ると、
直ちに小型移動通信端末10の監視を開始する。また、
交換機100は、利用者がまだサービス登録者になって
いないことを知ると、上述した方法で利用者を登録した
後、直ちに小型移動通信端末10の監視を開始する。
【0052】利用者が小型移動通信端末10のサービス
オンボタン14aを押下し、そして、利用者がサービス
登録者になった後、このサービス登録者が移動すると、
小型移動通信端末10の移動発電部11は発電し(ステ
ップS5)、発電による発電電気信号を自動発呼切断部
12へ伝える。
【0053】自動発呼切断部12は、移動発電部11か
ら発電電気信号を受信している間、発呼をし交換機10
0との接続を行い、予め定められた期間だけ接続を保持
後、切断する自動発呼切断処理を、x分毎に繰り返す
(ステップS6)。
【0054】交換機100のサービス登録者監視部22
は、小型移動通信端末10からの発呼を検出し、サービ
ス登録者から発呼有を示す発呼有フラグをサービス登録
者情報記憶部31に設定する(ステップS7)。
【0055】サービス登録者監視部22は、交換機の周
期プログラムにより発呼有フラグをチェックする(ステ
ップS8)。
【0056】発呼有フラグが設定されている場合(ステ
ップS8でハイ)、サービス登録者監視部22は、サー
ビス登録者情報記憶部31の発呼無をカウントする発呼
無カウンターをクリアーする(ステップS9)。
【0057】発呼有フラグが設定されていない場合(ス
テップS8でイイエ)、つまりサービス登録者が動いて
いなく発呼がなかった場合、サービス登録者監視部22
は、発呼無カウンターを+1する(ステップS10)。
この処理の後、サービス登録者監視部22は、発呼有フ
ラグをクリアする(ステップS11)。
【0058】そして、サービス登録者監視部22は、交
換機の周期プログラムにより、発呼無カウンターをチェ
ックする(ステップS12)。
【0059】発呼無カウンターのカウント値が期間y以
上の場合(ステップS12のハイ)、サービス登録者監
視部22は、長時間サービス登録者が動いていないと判
断し、接続制御部21を通してサービス登録者の小型移
動通信端末10を呼び出す(ステップS13)。
【0060】呼び出しを受けた(ステップS14)サー
ビス登録者は、正常状態であれば(ステップS15のイ
イエ)、応答することが出来、小型移動通信端末10の
応答ボタン14cを押し、交換機からの呼び出しに対し
て応答する(ステップS16)。
【0061】しかし、サービス登録者が、意識を失って
倒れた等の異常状態の場合、応答ができない。交換機1
00のサービス登録者監視部22は、呼び出しに対して
応答があったかどうかをチェックする(ステップS1
7)。
【0062】応答がなかった場合(ステップS17のイ
イエ)、サービス登録者監視部22は、接続制御部21
を通して小型通信端末10の位置情報を出力装置200
に送出する(ステップS18)。
【0063】出力装置200は、小型通信端末10の位
置情報よりサービス登録者の居場所を割り出し(ステッ
プS20)、アラームメッセージとサービス登録者の現
在地を出力する。(ステップS21)。このアラームメ
ッセージによりサービス提供者が確認及び救助に向か
う。
【0064】ステップS17において、呼び出しに対す
る応答があった場合(ステップS17のハイ)、また
は、接続制御部21を通して出力装置200に小型通信
端末10の位置情報を送出した場合、サービス登録者監
視部22は発呼無カウンターをクリアーする(ステップ
S19)。
【0065】次に、図4を参照して、サービス解除の動
作を説明する。
【0066】サービス登録者が就寝時は、サービスの解
除(使用終了)を交換機100に対して知らせなければ
ならない。
【0067】サービス登録者は、小型移動通信端末10
のサービスオフボタンを押す(ステップS23)。
【0068】小型移動通信端末10は、これをサービス
解除の解除アクセスコードに変換し交換機100に対し
て送出する(ステップS24)。
【0069】交換機100のサービス登録者監視部22
は、このサービス登録者が既にサービスを解除している
かどうかをチェックする(ステップS25)。
【0070】サービス解除がされていない場合(ステッ
プS25のイイエ)、サービス登録者監視部22は、サ
ービス登録者情報記憶部31からサービス登録者を削除
し、サービスを解除する(ステップS26)。これによ
りサービス登録者の監視を終了する。
【0071】次に、図5を参照して、サービス登録者か
らの緊急呼び出し時の動作について説明する。
【0072】サービス登録者の気分が悪くなった時、サ
ービス登録者は、小型移動通信端末10の緊急ボタン1
4dを押す(ステップS27)。
【0073】呼び出しを受けた交換機100のサービス
登録者監視部22は、接続制御部21を通して小型通信
端末10の位置情報を出力装置200に送出する(ステ
ップS28)。
【0074】出力装置200は、小型通信端末10の位
置情報よりサービス登録者の居場所を割り出し(ステッ
プS29)、アラームメッセージとサービス登録者の現
在地を出力する(ステップS30)。このアラームメッ
セージによりサービス提供者が確認及び救助に向かう。
【0075】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。
【0076】図6は、本発明の第2実施形態の構成ブロ
ック図である。
【0077】第2実施形態は、第1実施形態において交
換機100が制御していた制御部20と記憶部30とを
切り離し、IN(インテリジェントネットワーク)サー
ビスとしてサービス登録者の監視を行う。
【0078】図6を参照して、第2実施形態は、小型移
動通信端末10と、接続制御部21を有するローカル交
換(LS)局302と、接続制御部22を有するサービ
ス交換ポイント(SSP)局304と、サービス制御ポ
イント(SCP)局306と、サービス登録者監視部2
2とサービス登録者情報記憶部31とを有するサービス
管理システム(SMS)と、出力装置200とを有して
構成される。
【0079】小型移動通信端末10と接続制御部21と
接続制御部22とサービス登録者監視部22とサービス
登録者情報記憶部31と出力装置200とは、第1実施
形態のものと同一である。
【0080】LS局はSSP局に対して接続を行う。S
SP局は、SCP、SMSに呼を接続させる。
【0081】SCPとSMSとは、サービスの登録と解
除を管理する、とともに、サービス登録者の発呼情報を
管理し、期間y以上、発呼がなければ異常と見なし小型
移動通信端末10の呼び出しをする。SMSは、呼び出
しに対して小型移動通信端末10からの応答を監視し、
応答がなければ小型通信端末10の位置情報を出力装置
200に送信する。
【0082】また、SMSは、サービス登録者からの緊
急呼び出しに対して、小型通信端末10の位置情報を出
力装置200に送信する。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、小型移
動通信端末が、サービス登録者の体の動きを利用して発
電された電気を使って自動発呼し、交換機が、この発呼
を監視してサービス登録者を監視するよう構成されてい
るので、サービス登録者の行動範囲に限定されづにサー
ビス登録者を密着して監視ができるという効果がある。
【0084】また、本発明は、交換機がサービス登録者
の発呼の有無を監視するだけでよいので、きわめて処理
が簡単であり、監視システムのローコスト化を計ること
ができるという効果がある。。
【0085】さらに、本発明は、移動体通信網を使って
サービス登録者を監視する構成であるので、サービス登
録者の行動範囲は全く制限されづ、きわめてサービスの
向上をはかることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成ブロック図であ
る。
【図2】サービス登録のフローチャートである。
【図3】サービス登録者を監視する時の動作のフローチ
ャートである。
【図4】サービス解除のフローチャートである。
【図5】サービス登録者からの緊急呼び出し時の動作の
フローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態の構成ブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 小型移動通信端末 11 移動発電部 14 入力ボタン部 15 出力部 20 制御部 21 接続制御部 22 サービス登録者監視部 30 記憶部 31 サービス登録者情報記憶部 100 交換機 200 出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/28 G08B 25/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信端末と、前記移動通信端末と通
    信し、前記移動通信端末を所有する利用者を監視する交
    換局とを有する利用者異常監視システムにおいて、前記
    移動通信端末は、前記利用者の移動を検知する移動検知
    手段と、前記移動検知手段が移動を検知している間、発
    呼し前記交換局と間で呼を接続し前記接続した呼を切断
    する発呼切断処理を、予め定められた周期で繰り返す自
    動発呼手段とを有し、前記交換局は、前記移動通信端末
    から前記発呼があるかを監視する第1監視手段と、前記
    第1監視手段が、予め定められた期間以上、前記移動通
    信端末からの前記発呼がないことを検知すると、前記利
    用者を呼び出して応答させるための呼出信号を前記移動
    通信端末へ送信する呼出手段と、前記呼出信号による呼
    び出しに対して前記移動通信端末からの応答があるかを
    監視する第2監視手段と、前記第2監視手段が、前記移
    動通信端末からの、前記呼出信号による呼び出しに対す
    る応答を検知できないとき、前記移動通信端末の位置情
    報とアラームメッセージを出力する出力手段を有するこ
    とを特徴とする利用者異常監視システム。
  2. 【請求項2】 移動通信端末と、前記移動通信端末と通
    信し、前記移動通信端末を所有する利用者を監視する交
    換局とを有する利用者異常監視システムにおいて、前記
    移動通信端末は、前記利用者が、監視サービスを受ける
    ためのサービス要求を入力するサービスオン入力手段
    と、前記利用者が、前記交換局からの呼び出しに対する
    応答を入力する応答入力手段と、前記利用者の移動を検
    知する移動検知手段と、前記移動検知手段が移動を検知
    している間、発呼し前記交換局と間で呼を接続し前記接
    続した呼を切断する発呼切断処理を、予め定められた周
    期で繰り返す自動発呼手段とを有し、前記交換局は、前
    記サービスオン入力手段からのサービス要求をうけて前
    記利用者を登録する登録手段と、登録された前記利用者
    の前記移動通信端末から前記発呼があるかを監視する第
    1監視手段と、登録された前記利用者の前記移動通信端
    末の位置情報と前記第1監視手段による監視結果とを記
    憶するサービス登録者記憶手段と、前記サービス登録者
    記憶手段を参照して、予め定められた期間以上、前記移
    動通信端末からの前記発呼がないことを検知すると、登
    録された前記利用者を呼び出して応答させるための呼出
    信号を前記移動通信端末へ送信する呼出手段と、前記呼
    出信号による呼び出しに対して前記応答入力手段からの
    応答があるかを監視する第2監視手段と、前記第2監視
    手段が、前記移動通信端末からの、前記呼出信号による
    呼び出しに対する応答を検知できないとき、前記移動通
    信端末の位置情報とアラームメッセージを出力する出力
    手段を有することを特徴とする利用者異常監視システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記移動通信端末は、前記利用者が、緊
    急時に、緊急信号を入力する緊急入力手段を有し、前記
    交換局は、前記緊急入力手段からの緊急信号を監視する
    第3監視手段と、前記第3監視手段が前記移動通信端末
    からの緊急信号を検知したとき、前記移動通信端末の前
    記位置情報とアラームメッセージを出力する出力手段を
    有することを特徴とする請求項記載の利用者異常監視
    システム。
  4. 【請求項4】 前記移動通信端末は、前記利用者が監視
    サービスを受けるのを止めるためのサービス解除要求を
    入力するサービスオフ入力手段を有し、前記第1監視手
    段は、前記サービスオフ入力手段からのサービス解除要
    求により監視を止めることを特徴とする請求項記載の
    利用者異常監視システム。
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