JP3398495B2 - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JP3398495B2
JP3398495B2 JP28801094A JP28801094A JP3398495B2 JP 3398495 B2 JP3398495 B2 JP 3398495B2 JP 28801094 A JP28801094 A JP 28801094A JP 28801094 A JP28801094 A JP 28801094A JP 3398495 B2 JP3398495 B2 JP 3398495B2
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体、特に波長
620〜690nmの赤色レーザーで記録再生可能で、
且つ、波長770〜830nmの近赤外レーザーで再生
または記録再生可能である光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】基板上に反射層を有する光記録媒体とし
てコンパクトディスク(以下、CDと略す)規格に対応
した追記または記録可能なCDが提案されている[例え
ば、日経エレクトロニクス、No.465,P.10
7,1989年1月23日号]。この光記録媒体は〔図
1〕に示すように基板1上に記録層2、反射層3、保護
層4をこの順に形成するものである。この光記録媒体の
記録層に半導体レーザー等のレーザー光を高パワーで照
射すると、記録層が物理的あるいは化学的変化を起こ
し、ピットの形で情報を記録する。形成されたピットに
低パワーのレーザー光を照射し、反射光を検出すること
によりピットの情報を再生することができる。このよう
な光記録媒体の記録再生には一般に波長770〜830
nmの近赤外半導体レーザーが用いられており、レッド
ブックやオレンジブック等のCDの規格に準拠している
ため、CDプレーヤーやCD−ROMプレーヤーと互換
性を有するという特徴を有する。
【0003】最近、770nmよりも短波長の半導体レ
ーザーの開発が進み、波長680nm及び630nmの
赤色半導体レーザーが実用化されている[例えば、日経
エレクトロニクス、No.592、P.65、1993
年10月11日号]。記録再生用レーザーの短波長化に
よりビームスポットを小さくすることで、高密度な光記
録媒体が可能になる。半導体レーザーの短波長化とデー
タ圧縮技術などにより動画を記憶できる大容量の光記録
媒体が開発されてきている[例えば、日経エレクトロニ
クス、No.589、P.55、1993年8月30日
号]。このような高密度の光記録媒体は動画のような大
容量のデータを記録することができ、ビデオCDなどの
用途に期待されている[例えば、日経エレクトロニク
ス、No.594、P.169、1993年11月8日
号]。また、特開平2−278519号公報では、68
0nmの短波長レーザーで高感度に記録して780nm
で再生する方法により高感度高速記録が提案されてい
る。
【0004】一方、特開平6−40162号公報には短
波長レーザーで記録再生が可能な光記録媒体が提案され
ている。この媒体は、記録層にインドカルボシアニン色
素を用いており、630nmの半導体レーザーやHe・
Neレーザーで記録可能である。630nmよりさらに
短波長の490nmの青/緑色半導体レーザーも研究さ
れているが、まだ実用化の段階まで至っていない[例え
ば、Applied Physics Letter,
P.1272−1274,Vol.59(1991)や
『日経エレクトロニクス』No.552,P.90,1
992年4月27日号]。こうした背景から光記録媒体
の記録再生波長が630nm付近まで短波長化されてい
く傾向にある。従って、これに対応した光記録媒体の開
発が必要となり、さらに従来からある780nmにも対
応した互換性のある光記録媒体が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光記録媒体では記録層に用いている有機色素が、波長6
20〜690nmで吸収が大きく屈折率が小さいため反
射率が低く、波長680nmまたは630nmの赤色レ
ーザーでの再生が不可能であることがわかった。本発明
の目的は、波長680および/または630nmの赤色
レーザーで記録再生可能で、且つ、780nmの近赤外
レーザー(従来より市販のCDプレーヤーなど)でも再
生または記録再生可能な光記録媒体を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を提案する
に至った。即ち、この問題は以下の発明によって解決さ
れる。 (1) 基板上に記録層、反射層及び保護層を有する光
記録媒体において、該記録層中に式(1)〔化2〕で示
されるアゾメチン化合物を含有す光記録媒体。
【0007】
【化2】 [式中、R1 〜R4 は水素原子、ハロゲン原子、アルキ
ル基、アルコキシ基、アルキルアミノカルボニル基、ア
ルキルカルボニルアミノ基、フェニルカルボニルアミノ
基またはフェニルアミノカルボニル基を示し、R1 とR
3 および/またはR2 とR4 は互いに結合してベンゲン
環またはヘテロ環を形成しても良く、R5は水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチ
オ基、フェニルチオ基、アルキルアミノカルボニル基、
アルキルカルボニルアミノ基またはアルコキシカルボニ
ル基を示し、R6 は水素原子、アルキル基、ペルフルオ
ロアルキル基、ペルフルオロアルキルアルキル基、ペル
フルオロフェニルアルキル基またはアルコキシアルキル
基を示し、XおよびYは各々窒素原子または1価の基で
置換されていてもよい炭素原子を示す。] (2) 記録層中に式(1)で示されるアゾメチン化合
物と波長650〜900nmに吸収極大を有する光吸収
化合物を含有する(1)記載の光記録媒体。 (3) 波長620〜690nmの赤色レーザーから選
ばれた光に対する基板側から測定した反射率が25%以
上であり、波長620〜690nmの赤色レーザーで記
録再生可能である(1)又は(2)記載の光記録媒体。 (4) 波長770〜830nmの近赤外レーザーから
選ばれた光に対する基板側から測定した反射率が65%
以上であり、770〜830nmから選ばれた近赤外レ
ーザーで再生可能である(3)記載の光記録媒体。 (5) 波長770〜830nmから選ばれた近赤外レ
ーザーで記録再生可能である(3)記載の光記録媒体。
【0008】本発明に従えば、上記したようなアゾメチ
ン化合物、好ましくはその波長が450〜630nmに
吸収極大を有するもの、またはかかるアゾメチン化合物
と特定の光吸収を有する化合物の混合物を記録層に用い
ることにより、波長620〜690nmの赤色レーザー
で記録再生可能で、且つ、770〜830nmから選ば
れたレーザーで再生または記録再生可能な光記録媒体が
実現される。
【0009】本発明の具体的構成について以下に説明す
る。本発明の光記録媒体は基板上に記録層及び反射層を
有する。ここに云う光記録媒体とは予め情報を記録され
ている再生専用の光再生専用媒体、及び情報を記録して
かつ再生することのできる光記録媒体の両方を示すもの
である。但し、ここでは適例として後者の情報を記録し
て再生のできる光記録媒体、特に基板上に記録層、反射
層及び保護層をこの順で形成した光記録媒体に関して説
明する。この光記録媒体はすでに述べたように図1に示
すような4層構造を有している。即ち、基板1上に記録
層2が形成されており、その上に密着して反射層3が設
けられており、さらにその上に保護層4が反射層3を覆
っている。
【0010】基板の材質としては、基本的には記録光及
び再生光の波長で透明であればよい。例えば、ポリカー
ボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリメタクリル酸メチ
ル等のアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂
等の高分子材料やガラス等の無機材料が利用される。こ
れらの基板材料は射出成形法等により円盤状等の形状を
有する基板に成形される。なお必要に応じて、基板表面
に溝を形成することもある。
【0011】色素層に用いる式(1)で示されるアゾメ
チン化合物のR1 〜R6 、XおよびYの具体例を次に述
べる。R1 〜R4 としては、水素原子、フッ素原子、塩
素原子、臭素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル
基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、
i−ブチル基、t−ブチル基、n−アミル基、i−アミ
ル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−オクチ
ル基、3,5,5−トリメチルヘキシル基、n−ドデシ
ル基等のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プ
ロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、t−
ブトキシ基、n−アミルオキシ基、n−ヘキシルオキシ
基、n−ドデシルオキシ基等のアルコキシ基;メチルア
ミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基、n−プ
ロピルアミノカルボニル基、n−ブチルアミノカルボニ
ル基、n−ヘキシルアミノカルボニル基等のアルキルア
ミノカルボニル基;アセチルアミノ基、エチルカルボニ
ルアミノ基、ブチルカルボニルアミノ基等のアルキルカ
ルボニルアミノ基;フェニルアミノカルボニル基、4−
メチルフェニルアミノカルボニル基、2−メトキシフェ
ニルアミノカルボニル基、4−n−プロピルフェニルア
ミノカルボニル基等のフェニルアミノカルボニル基;フ
ェニルカルボニルアミノ基、4−エチルフェニルカルボ
ニルアミノ基、3−ブチルフェニルカルボニルアミノ基
等のフェニルカルボニルアミノ基を挙げることができ
る。
【0012】R1 とR3 および/またはR2 とR4 がお
互いに結合した基としては、−CH=CH-CH=CH −、−NHCO
CH2 CH2 −、−OCH=CH−等のようにベンゼン環またはヘ
テロ環を形成しても良い。R5 としては、水素原子、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子;メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n
−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、n−アミル
基、i−アミル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル
基、n−オクチル基、3,5,5−トリメチルヘキシル
基、n−ドデシル基等のアルキル基;メトキシ基、エト
キシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブ
トキシ基;t−ブトキシ基、n−アミルオキシ基、n−
ヘキシルオキシ基、n−ドデシルオキシ基等のアルコキ
シ基;メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、
ブチルチオ基等のアルキルチオ基;フェニルチオ基、4
−メチルフェニルチオ基、2−メトキシフェニルチオ基
等のフェニルチオ基;メチルアミノカルボニル基、エチ
ルアミノカルボニル基、n−プロピルアミノカルボニル
基、n−ブチルアミノカルボニル基、n−ヘキシルアミ
ノカルボニル基等のアルキルアミノカルボニル基;アセ
チルアミノ基、エチルカルボニルアミノ基、ブチルカル
ボニルアミノ基等のアルキルカルボニルアミノ基;メト
キシカルボニル基、エトキシカルボニル基、ブトキシカ
ルボニル基等のアルコキシカルボニル基が挙げられる。
【0013】R6 としては、水素原子、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル
基、i−ブチル基、t−ブチル基、n−アミル基、i−
アミル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、n−オ
クチル基、3,5,5−トリメチルヘキシル基、n−ド
デシル基等のアルキル基;トリフルオロメチル基、ペル
フルオロエチル基、ペルフルオロプロピル基、ペルフル
オロヘキシル基、ペルフルオロオクチル基等のペルフル
オロアルキル基;トリフルオロメチルエチル基、ペルフ
ルオロエチルエチル基、ペルフルオロプロピルメチル
基、ペルフルオロヘキシルエチル基、ペルフルオロオク
チルエチル基等のペルフルオロアルキルアルキル基;ペ
ルフルオロフェニルメチル基、ペルフルオロフェニルエ
チル基、4−メチルペルフルオロフェニルメチル基、2
−メトキシペルフルオロフェニルエチル基等のペルフル
オロフェニルアルキル基;メトキシエチル基、エトキシ
エチル基、メトキシプロピル基、エトキシプロピル基等
のアルコキシアルキル基を挙げることができる。また、
X,Yとしては、窒素原子または、メチル基、ベンジル
基、フェニル基等で置換されていても良い炭素原子が挙
げられ、XとY共に1価の基で置換されている炭素原子
の場合はそれらの基が互いに結合してベンゼン環等を形
成していても良い。
【0014】また、上記したアゾメチン化合物と併用し
てもよい波長650nm〜900nmに吸収極大を有す
る光吸収化合物としては、ペンタメチンシアニン系色
素、ヘプタメチンシアニン系色素、スクアリリウム系色
素、アゾ系色素、ナフトキノン系色素、アントラキノン
系色素、インドフェノール系色素、フタロシアニン系色
素、ナフタロシアニン系色素などがあるが、要するに6
50nm〜900nmに吸収極大波長を有する色素であ
ればよいのである。特にピロ−ル化合物と混合できるも
のが好ましい。なお、光吸収化合物の使用量はアゾメチ
ン化合物に対し20〜200重量%、好ましくは70〜
150重量%程度である。この色素に必要に応じて、消
光剤や紫外線吸収剤等の添加剤を混合あるいは置換基と
して導入することも可能である。例えば、添加剤として
は以下の一般式(2)〜(6)〔化3〕〜〔化7〕で示
されるものが挙げられる。
【0015】
【化3】
【0016】
【化4】
【0017】
【化5】
【0018】
【化6】
【0019】
【化7】 (但し、A、A’はベンゼン環あるいは置換ベンゼン環
を形成するか、またはナフタレン環あるいは置換ナフタ
レン環を形成する原子群であり、同種であっても異種で
あっても良い。これらの環上の置換基としては単数であ
る場合も複数である場合もあるが、アルキル基、アルコ
キシ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ハロゲン原
子、アリル基、アルキルカルボキシル基、アルキルアル
コキシル基、アラルキル基、アルキルカルボニル基、金
属イオンと結合したスルホネートアルキル基、ニトロ
基、アミノ基、アルキルアミノ基、フェニル基、フェニ
ルエチレン基等がある。R13〜R25は置換または未置換
のアルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、カルボキ
シル基、ハロゲン原子、アリル基、アルキルカルボキシ
ル基、アルキルアルコキシル基、アラルキル基、アルキ
ルカルボニル基、金属イオンと結合したスルホネートア
ルキル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、フ
ェニル基、フェニルエチレン基等がある。Mは、Ni、
Co、Mn、Cu、Pd及びPtなどの遷移金属を示し
ている。Mは電荷を持ち、カチオンと塩構造をとっても
良い。a’はイオン体の電価数を表し、0を含む正の整
数である。Zはカチオンを示し、a’=b’・c’であ
り、a’=0のときは、b’・c’=0でZは存在せ
ず、化合物は中性体となる。)
【0020】これらの色素はスピンコート法やキャスト
法等の塗布法やスパッタ法や化学蒸着法、真空蒸着法等
によって基板上に厚さ50〜500nm程度、好ましく
は100〜150nm程度の記録層を形成する。特に塗
布法においては色素を溶解あるいは分散させた塗布溶媒
を用いるが、この際溶媒は基板にダメージを与えないも
のを選ぶことが好ましい。例えば、メタノール等のアル
コール系溶媒、ヘキサンやオクタン等の脂肪族炭化水素
系溶媒、シクロヘキサン等の環状炭化水素系溶媒、ベン
ゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、クロロホルム等のハロ
ゲン化炭化水素系溶媒、ジオキサン等のエーテル系溶
媒、メチルセロソルブ等のセロソルブ系溶媒、アセトン
等のケトン系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒など
が1種あるいは複数混合して用いられる。また、記録層
は1層だけでなく複数の色素を多層形成させたり、色素
をレジナスバインダーなる高分子薄膜などに例えば好ま
しくは50%程度以上分散して用いたりすることもでき
る。また、基板にダメージを与えない溶媒を選択できな
い場合はスパッタ法、化学蒸着法や真空蒸着法などが有
効である。
【0021】次に記録層の上に厚さ50〜300nm程
度、好ましくは100〜150nm程度の反射層を形成
する。反射層の材料としては、再生光の波長で反射率の
十分高いもの、例えば、Au、Al、Ag、Cu、T
i、Cr、Ni、Pt、Ta、Cr及びPdの金属を単
独あるいは合金にして用いることが可能である。このな
かでもAuやAlは反射率が高く反射層の材料として適
している。これ以外でも下記のものを含んでいてもよ
い。例えば、Mg、Se、Hf、V、Nb、Ru、W、
Mn、Re、Fe、Co、Rh、Ir、Cu、Zn、C
d、Ga、In、Si、Ge、Te、Pb、Po、S
n、Biなどの金属及び半金属を挙げることができる。
【0022】また、Auを主成分としているものは反射
率の高い反射層が容易に得られるため好適である。ここ
で主成分というのは含有率が50%以上のものをいう。
金属以外の材料で低屈折率薄膜と高屈折率薄膜を交互に
積み重ねて多層膜を形成し、反射層として用いることも
可能である。
【0023】反射層を形成する方法としては、例えば、
スパッタ法、化学蒸着法、真空蒸着法等が挙げられる。
これらによる反射層の形成条件は通常当業者に周知の条
件が適用できる。また、反射率を高めるためや密着性を
よくするために記録層と反射層の間にそれぞれ反射増幅
層や接着層を設けることもできる。
【0024】このようにして得られる本発明の光記録媒
体は、基板上に記録層及び反射層が形成された媒体で、
620〜690nmの範囲から選ばれた波長の光に対す
る基板側からの反射率が少なくとも25%以上、好まし
くは40%以上、より好ましくは50%以上あり、ま
た、770nm〜830nmの範囲から選ばれた波長の
光に対する基板側からの反射率が65%以上、好ましく
は70%以上有するもので、レッドブック(CD)規格
及びオレンジブック(CD−R)規格の反射率に満足す
るものである。これらの規格を満足すれば、従来より市
販されているCDプレーヤーでも良好に再生することが
できるのである。
【0025】さらに、反射層の上に保護層を形成させる
こともできる。保護層の材料としては反射層を外力から
保護するものであれば特に限定しない。有機物質として
は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化性樹脂等を
挙げることができる。なかでもUV硬化性樹脂が好まし
い。又、無機物質としては、SiO2 、SiN4 、Mg
2 、SnO2 等が挙げられる。熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂などは適当な溶剤に溶解して塗布液を塗布し、乾
燥することによって形成することができる。UV硬化性
樹脂は、そのままもしくは適当な溶剤に溶解して塗布液
を調製した後にこの塗布液を塗布し、UV光を照射して
硬化させることによって形成することができる。UV硬
化性樹脂としては、例えば、ウレタンアクリレート、エ
ポキシアクリレート、ポリエステルアクリレートなどの
アクリレート樹脂を用いることができる。これらの材料
は単独であるいは混合して用いても良いし、1層だけで
なく多層膜にして用いてもいっこうに差し支えない。
【0026】保護層の形成の方法としては、記録層と同
様にスピンコート法やキャスト法などの塗布法やスパッ
タ法や化学蒸着法等の方法が用いられるが、このなかで
もスピンコート法が好ましい。
【0027】本発明における赤色レーザーは、620〜
690nmの波長のレーザーであればいずれでも適用で
きる。例えば、可視領域の広範囲で波長選択のできる色
素レーザーや波長633nmのヘリウムネオンレーザ
ー、最近開発されている波長680nmの高出力半導体
レーザーなどがあるが、装置に搭載することを考えると
半導体レーザーが好適である。また、近赤外レーザー
は、770〜830nmの波長のレーザーであれば何で
も良いが、市販のCDプレーヤーやCDレコーダーに用
いられている半導体レーザーが適している。
【0028】
〔実施例1〕
化合物(A)〔化8〕
【0029】
【化8】 で示されるアゾメチン化合物0.2gおよび光吸収剤と
してペンタメチンシアニン色素NK2929(1,3,
3,1’,3’,3’−ヘキサメチル−2,2’−
(4,5,4’,5’−ジベンゾ)インドジカルボシア
ニンパ−クロレ−ト)〔日本感光色素研究所製〕0.0
2gをジアセトンアルコ−ル(東京化成品)10mlに
溶解し、色素溶液を調製した。基板は、ポリカーボネー
ト樹脂製で連続した案内溝(トラックピッチ:1.6μ
m)を有する直径120mmφ、厚さ1.2mmの円盤
状のものを用いた。この基板上に色素溶液を回転数15
00rpmでスピンコートし、70℃2時間乾燥して、
記録層を形成した。この記録層の上にバルザース社製ス
パッタ装置(CDI−900)を用いてAuをスパッタ
し、厚さ100nmの反射層を形成した。スパッタガス
には、アルゴンガスを用いた。スパッタ条件は、スパッ
タパワー2.5kW、スパッタガス圧1.0×10 -2
orrで行った。さらに反射層の上に紫外線硬化樹脂S
D−17(大日本インキ化学工業製)をスピンコートし
た後、紫外線照射して厚さ6μmの保護層を形成した。
サンプルを680nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載
したパルステック工業製光ディスク評価装置DDU−1
000及びKENWOOD製EFMエンコーダーを用い
て、線速度5.6m/s、レーザーパワー10mWで記
録した。記録後、同評価装置を用いて信号を再生した結
果、きれいなアイパターンが観測された。このときの反
射率は30%であった。また、この記録したサンプルを
再生波長が780nmの市販CDプレーヤーで再生評価
した結果、エラー率が3cpsで良好に再生可能であ
り、近赤外半導体レーザーヘッドを用いた再生機でも再
生可能であることが確認された。 〔実施例2〕 実施例1において色素(A)の代わりにアゾメチン化合
物(B)〔化9〕
【0030】
【化9】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は31%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が4cpsで良好に再生できた。 〔実施例3〕 実施例1において色素(A)の代わりにアゾメチン化合
物(C)〔化10〕
【0031】
【化10】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は32%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が3cpsで良好に再生できた。 〔実施例4〕 実施例1において色素(A)の代わりにアゾメチン化合
物(D)〔化11〕
【0032】
【化11】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は30%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が3cpsで良好に再生できた。 〔実施例5〕 実施例1において色素(A)の代わりにアゾメチン化合
物(E)〔化12〕
【0033】
【化12】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、63
0nm半導体レーザーヘッドを搭載した評価装置を用い
て信号を再生した結果、反射率は32%であった。ま
た、この記録したサンプルを再生波長が780nmの市
販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラー率が4c
psで良好に再生できた。 〔実施例6〕 実施例1において色素(A)の代わりにアゾメチン化合
物(F)〔化13〕
【0034】
【化13】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は31%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が3cpsで良好に再生できた。 〔実施例7〕 実施例1において色素(A)の代わりにアゾメチン化合
物(G)〔化14〕
【0035】
【化14】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は32%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が5cpsで良好に再生できた。 〔実施例8〕 実施例1において色素(A)の代わりにアゾメチン化合
物(H)〔化15〕
【0036】
【化15】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は31%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が4cpsで良好に再生できた。 〔実施例9〕 実施例1において色素(A)の代わりにアゾメチン化合
物(I)〔化16〕
【0037】
【化16】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は30%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が5cpsで良好に再生できた。 〔実施例10〕 実施例1において色素(A)の代わりにアゾメチン化合
物(J)〔化17〕
【0038】
【化17】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は29%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が3cpsで良好に再生できた。 〔実施例11〕 実施例1において色素(A)の代わりにアゾメチン化合
物(K)〔化18〕
【0039】
【化18】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は31%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が3cpsで良好に再生できた。 〔実施例12〕 実施例1において色素(A)の代わりにアゾメチン化合
物(L)〔化19〕
【0040】
【化19】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は32%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が5cpsで良好に再生できた。 〔実施例13〕 実施例1において色素(A)の代わりにアゾメチン化合
物(M)〔化20〕
【0041】
【化20】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は31%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が4cpsで良好に再生できた。 〔実施例14〕 実施例1において光吸収剤NK2929の代わりにフタ
ロシアニン化合物(N)〔化21〕
【0042】
【化21】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は32%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が3cpsで良好に再生できた。 〔実施例15〕 実施例1において光吸収剤NK2929の代わりにフタ
ロシアニン化合物(O)〔化22〕
【0043】
【化22】 で示される色素を用いたこと以外は同様にして光記録媒
体を作製した。本媒体を実施例1と同様に680nm赤
色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOO
D製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/
s、レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評
価装置を用いて信号を再生した結果、反射率は30%で
あった。また、この記録したサンプルを再生波長が78
0nmの市販CDプレーヤーで再生評価した結果、エラ
ー率が3cpsで良好に再生できた。
【0044】〔比較例1〕実施例1においてアゾメチン
色素(A)の添加無しにて同様にして光記録媒体を作製
した。作製した媒体を実施例1と同様に680nm赤色
半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製光
ディスク評価装置DDU−1000及びKENWOOD
製EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/s、
レーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評価装
置を用いて信号を再生した結果、反射率が9%程度と低
く、波形も歪んでいた。しかも長時間再生していると信
号が劣化した。また、この記録した媒体を再生波長78
0nmの市販のCDプレーヤーで評価した結果、エラー
率が2980cpsで再生不良であった。
【0045】〔比較例2〕実施例1においてアゾメチン
色素(A)の添加無しにて、しかも光吸収剤にペンタメ
チンシアニン色素NK2627(3,3’−ジエチル−
2,2’−(6,7,6’,7’−ジベンゾ)チアジカ
ルボシアニンアイオダイド)〔日本感光色素研究所製〕
を用いること以外は同様にして光記録媒体を作製した。
作製した媒体を実施例1と同様に680nm赤色半導体
レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製光ディス
ク評価装置DDU−1000及びKENWOOD製EF
Mエンコーダーを用いて、線速度5.6m/s、レーザ
ーパワー10mWで記録した。記録後、同評価装置を用
いて信号を再生した結果、反射率が8%と低く、波形も
歪んでいた。しかも長時間再生していると信号が劣化し
た。また、この記録した媒体を再生波長780nmの市
販のCDプレーヤーで評価した結果、エラー率が332
0cpsで再生不良であった。
【0046】〔比較例3〕実施例1においてアゾメチン
色素(A)の添加無しにて、しかも光吸収剤にペンタメ
チンシアニン色素NK1456(1,1’−ジエチル−
2,2’−キノジカルボシアニンアイオダイド)〔日本
感光色素研究所製〕を用いること以外は同様にして光記
録媒体を作製した。作製した媒体を実施例1と同様に6
80nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステ
ック工業製光ディスク評価装置DDU−1000及びK
ENWOOD製EFMエンコーダーを用いて、線速度
5.6m/s、レーザーパワー10mWで記録した。記
録後、同評価装置を用いて信号を再生した結果、反射率
が6%程度と低く、波形も歪んでいた。しかも長時間再
生していると信号が劣化した。また、この記録した媒体
を再生波長780nmの市販のCDプレーヤーで評価し
た結果、エラー率が3570cpsで再生不良であっ
た。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、アゾメチン色素および
光吸収剤を記録層として用いることにより、近年移行し
つつある、記録再生波長が630nmおよび/または6
80nmの赤色レーザーで記録再生が可能でなるのみな
らず、従来より使用されている780nmの近赤外レー
ザーでも再生が可能な、互換性のある光記録媒体を提供
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光記録媒体の断面構造図
【符号の説明】
1 基板 2 記録層 3 反射層 4 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−263993(JP,A) 特開 平5−38879(JP,A) 特開 平6−295469(JP,A) 特開 平3−281288(JP,A) 特開 昭64−9794(JP,A) 特開 昭63−242588(JP,A) 特開 昭59−78341(JP,A) 特開 平4−361088(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/26 G11B 7/24 516 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN) MARPAT(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に記録層、反射層及び保護層を有
    する光記録媒体において、該記録層中に、 式(1)〔化1〕で示されるアゾメチン化合物と波
    長650〜900nmに吸収極大を有する光吸収化合物
    を含有する光記録媒体。 【化1】 [式中、R1 〜R4 は水素原子、ハロゲン原子、アルキ
    ル基、アルコキシ基、アルキルアミノカルボニル基、ア
    ルキルカルボニルアミノ基、フェニルカルボニルアミノ
    基またはフェニルアミノカルボニル基を示し、R1 とR
    3 および/またはR2 とR4 は互いに結合してベンゲン
    環またはヘテロ環を形成しても良く、R5は水素原子、
    ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルキルチ
    オ基、フェニルチオ基、アルキルアミノカルボニル基、
    アルキルカルボニルアミノ基またはアルコキシカルボニ
    ル基を示し、R6 は水素原子、アルキル基、ペルフルオ
    ロアルキル基、ペルフルオロアルキルアルキル基、ペル
    フルオロフェニルアルキル基またはアルコキシアルキル
    基を示し、XおよびYは各々窒素原子または1価の基で
    置換されていてもよい炭素原子を示す。]
  2. 【請求項2】 波長620〜690nmの赤色レーザー
    から選ばれた光に対する基板側から測定した反射率が2
    5%以上であり、波長620〜690nmの赤色レーザ
    ーで記録再生可能である請求項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 波長770〜830nmの近赤外レーザ
    ーから選ばれた光に対する基板側から測定した反射率が
    65%以上であり、770〜830nmから選ばれた近
    赤外レーザーで再生可能である請求項1〜2記載の光記
    録媒体。
  4. 【請求項4】 波長770〜830nmから選ばれた近
    赤外レーザーで記録再生可能である請求項1〜3記載の
    光記録媒体。
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