JPH0899467A - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- JPH0899467A JPH0899467A JP6237298A JP23729894A JPH0899467A JP H0899467 A JPH0899467 A JP H0899467A JP 6237298 A JP6237298 A JP 6237298A JP 23729894 A JP23729894 A JP 23729894A JP H0899467 A JPH0899467 A JP H0899467A
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- JP
- Japan
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- group
- recording medium
- wavelength
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 基板上に記録層、反射層及び保護層を有す
る光記録媒体において、該記録層中に波長450〜63
0nmに吸収極大を有する特定のアゾ化合物を含有する
光記録媒体。 【効果】 従来より使用されている780nmの近赤
外レーザーで記録再生可能で、且つ、近年移行しつつあ
る、記録再生波長が635nmや680nmの赤色レー
ザーでも記録再生が可能な互換性のある光記録媒体が提
供される。
る光記録媒体において、該記録層中に波長450〜63
0nmに吸収極大を有する特定のアゾ化合物を含有する
光記録媒体。 【効果】 従来より使用されている780nmの近赤
外レーザーで記録再生可能で、且つ、近年移行しつつあ
る、記録再生波長が635nmや680nmの赤色レー
ザーでも記録再生が可能な互換性のある光記録媒体が提
供される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体、特に波長
620〜690nmの赤色レーザーで記録及び又は再生
可能で、且つ、波長770〜830nmの近赤外レーザ
ーで記録及び又は記録再生可能である光記録媒体に関す
る。
620〜690nmの赤色レーザーで記録及び又は再生
可能で、且つ、波長770〜830nmの近赤外レーザ
ーで記録及び又は記録再生可能である光記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】基板上に反射層を有する光記録媒体とし
て、コンパクトディスク(以下、CDと略す)規格に対
応した、追記または記録可能なCDが提案されている
[例えば、日経エレクトロニクス、No.465,P.
107,1989年1月23日号]。この光記録媒体は
図1に示すように、基板1上に記録層2、反射層3、保
護層4をこの順に形成したものである。この光記録媒体
の記録層に、半導体レーザー等のレーザー光を高パワー
で照射すると、記録層が物理的あるいは化学的変化を起
こし、ピットの形で情報を記録する。かくして形成され
たピットに、低パワーのレーザー光を照射し、反射光を
検出することによりピットの情報を再生することができ
る。このような光記録媒体の記録再生には一般に波長7
70〜830nmの近赤外半導体レーザーが用いられて
おり、レッドブックやオレンジブック等のCDの規格に
準拠しているため、CDプレーヤーやCDーR0Mプレ
ーヤーと互換性を有するという特徴を有する。しかし
て、最近、770nmよりも短波長の半導体レーザーの
開発が進み、波長680nm及び630nmの赤色半導
体レーザーが実用化されている[例えば、日経エレクト
ロニクス、No.592、P.65、1993年10月
11日号]。このような記録再生用レーザーの短波長化
によりビームスポットを小さくすることで、高密度な光
記録媒体が可能になる。半導体レーザーの短波長化とデ
ータ圧縮技術などにより動画を記憶できる大容量の光記
録媒体が開発されてきている[例えば、日経エレクトロ
ニクス、No.589、P.55、1993年8月30
日号]。かかる高密度の光記録媒体は、動画のような大
容量のデータを記録することができ、ビデオCDなどの
用途に期待されている[例えば、日経エレクトロニク
ス、No.594、P.169、1993年11月8日
号]。また、特開平2−278519号公報では、68
0nmの短波長レーザーで高感度に記録して780nm
で再生する方法により高感度高速記録が提案されてい
る。一方、特開平6−40162号公報には、短波長レ
ーザーで記録再生が可能な光記録媒体が提案されてい
る。この媒体は、記録層にインドカルボシアニン色素を
用いており、630nmの半導体レーザーやHe・Ne
レーザーで記録可能である。630nmよりさらに短波
長の490nmの青/緑色半導体レーザーも研究されて
いるが、まだ実用化の段階まで至っていない[例えば、
Applied Physics Letter,P.
1272−1274,Vol.59(1991)や『日
経エレクトロニクス』No.552,P.90,199
2年4月27日号]。こうした背景から光記録媒体の記
録再生波長が630nm付近まで短波長化されていく傾
向にある。従って、これに対応した光記録媒体の開発が
必要となり、さらに従来からある780nmにも対応し
た互換性のある光記録媒体が望まれている。
て、コンパクトディスク(以下、CDと略す)規格に対
応した、追記または記録可能なCDが提案されている
[例えば、日経エレクトロニクス、No.465,P.
107,1989年1月23日号]。この光記録媒体は
図1に示すように、基板1上に記録層2、反射層3、保
護層4をこの順に形成したものである。この光記録媒体
の記録層に、半導体レーザー等のレーザー光を高パワー
で照射すると、記録層が物理的あるいは化学的変化を起
こし、ピットの形で情報を記録する。かくして形成され
たピットに、低パワーのレーザー光を照射し、反射光を
検出することによりピットの情報を再生することができ
る。このような光記録媒体の記録再生には一般に波長7
70〜830nmの近赤外半導体レーザーが用いられて
おり、レッドブックやオレンジブック等のCDの規格に
準拠しているため、CDプレーヤーやCDーR0Mプレ
ーヤーと互換性を有するという特徴を有する。しかし
て、最近、770nmよりも短波長の半導体レーザーの
開発が進み、波長680nm及び630nmの赤色半導
体レーザーが実用化されている[例えば、日経エレクト
ロニクス、No.592、P.65、1993年10月
11日号]。このような記録再生用レーザーの短波長化
によりビームスポットを小さくすることで、高密度な光
記録媒体が可能になる。半導体レーザーの短波長化とデ
ータ圧縮技術などにより動画を記憶できる大容量の光記
録媒体が開発されてきている[例えば、日経エレクトロ
ニクス、No.589、P.55、1993年8月30
日号]。かかる高密度の光記録媒体は、動画のような大
容量のデータを記録することができ、ビデオCDなどの
用途に期待されている[例えば、日経エレクトロニク
ス、No.594、P.169、1993年11月8日
号]。また、特開平2−278519号公報では、68
0nmの短波長レーザーで高感度に記録して780nm
で再生する方法により高感度高速記録が提案されてい
る。一方、特開平6−40162号公報には、短波長レ
ーザーで記録再生が可能な光記録媒体が提案されてい
る。この媒体は、記録層にインドカルボシアニン色素を
用いており、630nmの半導体レーザーやHe・Ne
レーザーで記録可能である。630nmよりさらに短波
長の490nmの青/緑色半導体レーザーも研究されて
いるが、まだ実用化の段階まで至っていない[例えば、
Applied Physics Letter,P.
1272−1274,Vol.59(1991)や『日
経エレクトロニクス』No.552,P.90,199
2年4月27日号]。こうした背景から光記録媒体の記
録再生波長が630nm付近まで短波長化されていく傾
向にある。従って、これに対応した光記録媒体の開発が
必要となり、さらに従来からある780nmにも対応し
た互換性のある光記録媒体が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、我々の
検討によると、従来の光記録媒体では記録層に用いてい
る有機色素が、波長620〜690nmで吸収が大きく
屈折率が小さいため反射率が低く、波長680nmまた
は630nmの赤色レーザーでの再生が不可能であるこ
とがわかった。本発明の目的は、波長680または63
0nmの赤色レーザーで記録及び又は再生可能で、且
つ、780nmの近赤外レーザー(従来より市販のCD
プレーヤーなど)でも再生または記録・再生可能な光記
録媒体を提供することにある。
検討によると、従来の光記録媒体では記録層に用いてい
る有機色素が、波長620〜690nmで吸収が大きく
屈折率が小さいため反射率が低く、波長680nmまた
は630nmの赤色レーザーでの再生が不可能であるこ
とがわかった。本発明の目的は、波長680または63
0nmの赤色レーザーで記録及び又は再生可能で、且
つ、780nmの近赤外レーザー(従来より市販のCD
プレーヤーなど)でも再生または記録・再生可能な光記
録媒体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を提案する
に至った。すなわち、本発明は、基板上に記録層、反射
層及び保護層を有する光記録媒体において、該記録層中
に下記式(1)〔化2〕で示される波長450〜630
nmに吸収極大を有するアゾ化合物を含有する光記録媒
体。
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を提案する
に至った。すなわち、本発明は、基板上に記録層、反射
層及び保護層を有する光記録媒体において、該記録層中
に下記式(1)〔化2〕で示される波長450〜630
nmに吸収極大を有するアゾ化合物を含有する光記録媒
体。
【0005】
【化2】 [式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は各々独立に水素原
子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換または未
置換のアルキル基、アルコキシ基、アリル基を表し、R
5 、R6 、R7 、R8 、R9 及びR10は各々独立に,水
素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル
基、スルホン基、置換または未置換のアルキル基、アル
コキシ基、アリル基、アシル基、アルキルカルボキシル
基、アラルキル基、アルキルカルボニルアミノ基、アル
キルスルホンアミノ基、アルキルアミノ基、スルホンア
ミド基、アミノ基、アルキルカルボニル基、アルキルス
ルホン基、フェニル基を表し、R6 とR9 、R8 とR10
及びR9 とR10は連結基を介して環を形成してもよい。
ただし、同時に、R6 がアルコキシ基、R7 がカルボア
ルキルアミノ基且つR1 、R3 、R5 、R8 が水素原子
であることはない。]であり、また、記録層中に一般式
(1)で示される化合物とともに波長650〜900n
mに吸収極大を有する光吸収化合物をさらに含有する光
記録媒体であり、また、波長650〜900nmに吸収
極大を有する光吸収化合物の重量比が0.1〜50%で
ある光記録媒体であり、また、波長620〜690nm
の赤色レーザーから選ばれた光に対する基板側から測定
した反射率が20%以上であり、波長620〜690n
mの赤色レーザーで少なくても再生可能である光記録媒
体であり、また、波長620〜690nmの赤色レーザ
ーから選ばれた光に対する基板側から測定した反射率が
20%以上であり、波長620〜690nmの赤色レー
ザーで記録及び/又は再生可能である光記録媒体であ
り、また、波長770〜830nmの近赤外レーザーか
ら選ばれた光に対する基板側から測定した反射率が65
%以上であり、770〜830nmから選ばれた近赤外
レーザーで記録及び/又は再生可能である光記録媒体で
ある。
子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換または未
置換のアルキル基、アルコキシ基、アリル基を表し、R
5 、R6 、R7 、R8 、R9 及びR10は各々独立に,水
素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル
基、スルホン基、置換または未置換のアルキル基、アル
コキシ基、アリル基、アシル基、アルキルカルボキシル
基、アラルキル基、アルキルカルボニルアミノ基、アル
キルスルホンアミノ基、アルキルアミノ基、スルホンア
ミド基、アミノ基、アルキルカルボニル基、アルキルス
ルホン基、フェニル基を表し、R6 とR9 、R8 とR10
及びR9 とR10は連結基を介して環を形成してもよい。
ただし、同時に、R6 がアルコキシ基、R7 がカルボア
ルキルアミノ基且つR1 、R3 、R5 、R8 が水素原子
であることはない。]であり、また、記録層中に一般式
(1)で示される化合物とともに波長650〜900n
mに吸収極大を有する光吸収化合物をさらに含有する光
記録媒体であり、また、波長650〜900nmに吸収
極大を有する光吸収化合物の重量比が0.1〜50%で
ある光記録媒体であり、また、波長620〜690nm
の赤色レーザーから選ばれた光に対する基板側から測定
した反射率が20%以上であり、波長620〜690n
mの赤色レーザーで少なくても再生可能である光記録媒
体であり、また、波長620〜690nmの赤色レーザ
ーから選ばれた光に対する基板側から測定した反射率が
20%以上であり、波長620〜690nmの赤色レー
ザーで記録及び/又は再生可能である光記録媒体であ
り、また、波長770〜830nmの近赤外レーザーか
ら選ばれた光に対する基板側から測定した反射率が65
%以上であり、770〜830nmから選ばれた近赤外
レーザーで記録及び/又は再生可能である光記録媒体で
ある。
【0006】本発明に従えば、上記したようなアゾ化合
物またはアゾ化合物と適当な光吸収を有する化合物の混
合物を記録層に用いることにより、波長620〜690
nmの赤色レーザーで記録及び又は再生可能で、且つ、
770〜830nmから選ばれたレーザーで再生または
記録・再生可能な光記録媒体が実現される。
物またはアゾ化合物と適当な光吸収を有する化合物の混
合物を記録層に用いることにより、波長620〜690
nmの赤色レーザーで記録及び又は再生可能で、且つ、
770〜830nmから選ばれたレーザーで再生または
記録・再生可能な光記録媒体が実現される。
【0007】本発明の具体的構成について以下に説明す
る。本発明の光記録媒体は基本的には、基板上に記録層
及び反射層を有するものである。光記録媒体とは、通常
予め情報を記録されている再生専用の光再生専用媒体及
び情報を記録して再生することのできる光記録媒体の両
方を示すものである。但し、ここでは、適例として、後
者の情報を記録して再生のできる光記録媒体、特に基板
上に記録層、反射層及び保護層をこの順で形成した光記
録媒体に関して説明する。かかる光記録媒体は基本的
に、図1に示すような4層構造を有している。すなわ
ち、基板1上に記録層2が形成されており、その上に密
着して反射層3が設けられており、さらにその上に保護
層4が反射層3を覆っている。
る。本発明の光記録媒体は基本的には、基板上に記録層
及び反射層を有するものである。光記録媒体とは、通常
予め情報を記録されている再生専用の光再生専用媒体及
び情報を記録して再生することのできる光記録媒体の両
方を示すものである。但し、ここでは、適例として、後
者の情報を記録して再生のできる光記録媒体、特に基板
上に記録層、反射層及び保護層をこの順で形成した光記
録媒体に関して説明する。かかる光記録媒体は基本的
に、図1に示すような4層構造を有している。すなわ
ち、基板1上に記録層2が形成されており、その上に密
着して反射層3が設けられており、さらにその上に保護
層4が反射層3を覆っている。
【0008】本発明における基板の材質としては、基本
的には記録光及び再生光の波長で透明であればよい。例
えば、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリメ
タクリル酸メチル等のアクリル樹脂、ポリスチレン樹
脂、エポキシ樹脂等の高分子材料やガラス等の無機材料
が利用される。これらの基板材料は射出成形法等により
円盤状に基板に成形される。なお必要に応じて、基板表
面に溝を形成することもある。
的には記録光及び再生光の波長で透明であればよい。例
えば、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリメ
タクリル酸メチル等のアクリル樹脂、ポリスチレン樹
脂、エポキシ樹脂等の高分子材料やガラス等の無機材料
が利用される。これらの基板材料は射出成形法等により
円盤状に基板に成形される。なお必要に応じて、基板表
面に溝を形成することもある。
【0009】本発明において、色素層に含有する式
(1)〔化3〕で示されるアゾ化合物は波長450〜6
30nmに吸収極大を有するアゾ化合物であって、例え
ばλmaxが500nm付近に存在するものである。ま
た、620〜690nmでの屈折率が大きく、吸光度が
小さいため、反射率が大きく取れるものである。さら
に、770〜830nmでの屈折率も大きく吸収も小さ
いため、現在使用されている770〜830nmの半導
体レーザーを搭載したCDプレーヤーやCDーROMプ
レーヤーでも再生が可能となる。
(1)〔化3〕で示されるアゾ化合物は波長450〜6
30nmに吸収極大を有するアゾ化合物であって、例え
ばλmaxが500nm付近に存在するものである。ま
た、620〜690nmでの屈折率が大きく、吸光度が
小さいため、反射率が大きく取れるものである。さら
に、770〜830nmでの屈折率も大きく吸収も小さ
いため、現在使用されている770〜830nmの半導
体レーザーを搭載したCDプレーヤーやCDーROMプ
レーヤーでも再生が可能となる。
【0010】
【化3】 式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は各々独立に水素原
子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換または未
置換のアルキル基、アルコキシ基、アリル基を表し、R
5 、R6 、R7 、R8 、R9 及びR10は各々独立に,水
素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル
基、スルホン基、置換または未置換のアルキル基、アル
コキシ基、アリル基、アシル基、アルキルカルボキシル
基、アラルキル基、アルキルカルボニルアミノ基、アル
キルスルホンアミノ基、アルキルアミノ基、スルホンア
ミド基、アミノ基、アルキルカルボニル基、アルキルス
ルホン基、フェニル基を表し、R6 とR9 、R8 とR10
及びR9 とR10は連結基を介して環を形成してもよい。
ただし、同時に、R6 がアルコキシ基、R7 がカルボア
ルキルアミノ基且つR1 、R3 、R5 、R8 が水素原子
であることはないものとする。ここで、ハロゲン原子と
しては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素であり好ましく
は、フッ素、塩素、臭素である。
子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換または未
置換のアルキル基、アルコキシ基、アリル基を表し、R
5 、R6 、R7 、R8 、R9 及びR10は各々独立に,水
素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル
基、スルホン基、置換または未置換のアルキル基、アル
コキシ基、アリル基、アシル基、アルキルカルボキシル
基、アラルキル基、アルキルカルボニルアミノ基、アル
キルスルホンアミノ基、アルキルアミノ基、スルホンア
ミド基、アミノ基、アルキルカルボニル基、アルキルス
ルホン基、フェニル基を表し、R6 とR9 、R8 とR10
及びR9 とR10は連結基を介して環を形成してもよい。
ただし、同時に、R6 がアルコキシ基、R7 がカルボア
ルキルアミノ基且つR1 、R3 、R5 、R8 が水素原子
であることはないものとする。ここで、ハロゲン原子と
しては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素であり好ましく
は、フッ素、塩素、臭素である。
【0011】また、置換または未置換のアルキル基とし
ては、直鎖または分岐のアルキル基、アルコキシアルキ
ル基、アルコキシアルコキシアルキル基、アルコキシア
ルコキシアルコキシアルキル基、アルコキシカルボニル
アルキル基、アルコキシカルボニルオキシアルキル基、
アルコキシアルコキシカルボニルオキシアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基、ヒドロキシアルコキシアルキル
基、ヒドロキシアルコキシアルコキシアルキル基、シア
ノアルキル基、アシルオキシアルキル基、アシルオキシ
アルコキシアルキル基およびハロゲン化アルキルの中か
ら選択される。
ては、直鎖または分岐のアルキル基、アルコキシアルキ
ル基、アルコキシアルコキシアルキル基、アルコキシア
ルコキシアルコキシアルキル基、アルコキシカルボニル
アルキル基、アルコキシカルボニルオキシアルキル基、
アルコキシアルコキシカルボニルオキシアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基、ヒドロキシアルコキシアルキル
基、ヒドロキシアルコキシアルコキシアルキル基、シア
ノアルキル基、アシルオキシアルキル基、アシルオキシ
アルコキシアルキル基およびハロゲン化アルキルの中か
ら選択される。
【0012】なお、上記に云う直鎖または分岐のアルキ
ル基としては、炭素1〜20の炭化水素基であって、ポ
リカーボネート、アクリル、エポキシ、ポリオレフィン
基板等への塗布による加工性を考慮すれば、メチル基、
エチル基、プロピル基、nーブチル基、nーヘキシル
基、4ーエチルペンチル基、2ーエチルヘキシル基、n
ーオクチル基、3、5、5ートリメチルヘキシル基、2
ーメチルー1ーisoープロピルプロピル基、3ーメチル
ー1ーiso-プロピルブチル基、3ーメチルー1ーiso-ブ
チルブチル基などが好ましいものとして挙げられる。
ル基としては、炭素1〜20の炭化水素基であって、ポ
リカーボネート、アクリル、エポキシ、ポリオレフィン
基板等への塗布による加工性を考慮すれば、メチル基、
エチル基、プロピル基、nーブチル基、nーヘキシル
基、4ーエチルペンチル基、2ーエチルヘキシル基、n
ーオクチル基、3、5、5ートリメチルヘキシル基、2
ーメチルー1ーisoープロピルプロピル基、3ーメチル
ー1ーiso-プロピルブチル基、3ーメチルー1ーiso-ブ
チルブチル基などが好ましいものとして挙げられる。
【0013】アルコキシアルキル基としては、メトキシ
メチル基、エトキシメチル基、プロポキシメトキシ基、
ブトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル
基、プロポキシエチル基、ブトキシエチル基、nーヘキ
シルオキシエチル基、4ーメチルペントキシエチル基、
1、3ージメチルブトキシエチル基、2ーエチルヘキシ
ルオキエシエチル基、nーオクチルオキシエチル基、
3、5、5ートリメチルヘキシルオキシエチル基、2ー
メチルー1ーisoープロピルオキシエチル基、3ーメチ
ルー1ーisoープロピルブチルオキシエチル基、2ーエ
トキシー1ーメチルエチル基、3ーメトキシブチル基な
どの炭素数2〜20のものが挙げられる。アルコキシア
ルコキシアルキル基の例としては、メトキシエトキシエ
チル基、エトキシエトキシエチル基、プロポキシエトキ
シエチル基、ブトキシエトキシエチル基、ヘキシルオキ
シエトキシエチル基、1、2ージメチルプロポキシエト
キシエチル基、3ーメチルー1ーiso-ブチルブトキシエ
トキシエチル基、2ーメトキシー1ーメチルエトキシエ
チル基、2ーブトキシー1ーメチルエトキシエチル基、
2ー(2’ーエトキシー1’ーメチルエトキシ)ー1ー
メチルエチル基などが挙げられる。
メチル基、エトキシメチル基、プロポキシメトキシ基、
ブトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシエチル
基、プロポキシエチル基、ブトキシエチル基、nーヘキ
シルオキシエチル基、4ーメチルペントキシエチル基、
1、3ージメチルブトキシエチル基、2ーエチルヘキシ
ルオキエシエチル基、nーオクチルオキシエチル基、
3、5、5ートリメチルヘキシルオキシエチル基、2ー
メチルー1ーisoープロピルオキシエチル基、3ーメチ
ルー1ーisoープロピルブチルオキシエチル基、2ーエ
トキシー1ーメチルエチル基、3ーメトキシブチル基な
どの炭素数2〜20のものが挙げられる。アルコキシア
ルコキシアルキル基の例としては、メトキシエトキシエ
チル基、エトキシエトキシエチル基、プロポキシエトキ
シエチル基、ブトキシエトキシエチル基、ヘキシルオキ
シエトキシエチル基、1、2ージメチルプロポキシエト
キシエチル基、3ーメチルー1ーiso-ブチルブトキシエ
トキシエチル基、2ーメトキシー1ーメチルエトキシエ
チル基、2ーブトキシー1ーメチルエトキシエチル基、
2ー(2’ーエトキシー1’ーメチルエトキシ)ー1ー
メチルエチル基などが挙げられる。
【0014】アルコキシアルコキシアルコキシアルキル
の例としては、メトキシエトキシエトキシエチル基、エ
トキシエトキシエトキシエチル基、ブトキシエトキシエ
トキシエチル基などが挙げられる。
の例としては、メトキシエトキシエトキシエチル基、エ
トキシエトキシエトキシエチル基、ブトキシエトキシエ
トキシエチル基などが挙げられる。
【0015】アルコキシカルボニルアルキル基の例とし
ては、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニ
ルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、メトキシカ
ルボニルエチル基、エトキシカルボニルエチル基、ブト
キシカルボニルエチル基などが挙げられる。
ては、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニ
ルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、メトキシカ
ルボニルエチル基、エトキシカルボニルエチル基、ブト
キシカルボニルエチル基などが挙げられる。
【0016】アルコキシカルボニルオキシアルキル基の
例としては、メトキシカルボニルオキシエチル基、エト
キシカルボニルオキシエチル基、ブトキシカルボニルオ
キシエチル基などが挙げられる。
例としては、メトキシカルボニルオキシエチル基、エト
キシカルボニルオキシエチル基、ブトキシカルボニルオ
キシエチル基などが挙げられる。
【0017】アルコキシアルコキシカルボニルオキシア
ルキル基の例としては、メトキシエトキシカルボニルオ
キシエチル基、エトキシエトキシカルボニルオキシエチ
ル基、ブトキシエトキシカルボニルオキシエチル基など
が挙げられる。
ルキル基の例としては、メトキシエトキシカルボニルオ
キシエチル基、エトキシエトキシカルボニルオキシエチ
ル基、ブトキシエトキシカルボニルオキシエチル基など
が挙げられる。
【0018】ヒドロキシアルキル基の例としては、2ー
ヒドロキシエチル基、4ーヒドロキシエチル基、2ーヒ
ドロキシー3ーメトキシプロピル基、2ーヒドロキシー
3ークロロプロピル基、2ーヒドロキシー3ーエトキシ
プロピル基、3ーブトキシー2ーヒドロキシプロピル
基、2ーヒドロキシー3ーフェノキシプロピル基、2ー
ヒドロキシプロピル基、2ーヒドロキシブチル基などが
挙げられる。
ヒドロキシエチル基、4ーヒドロキシエチル基、2ーヒ
ドロキシー3ーメトキシプロピル基、2ーヒドロキシー
3ークロロプロピル基、2ーヒドロキシー3ーエトキシ
プロピル基、3ーブトキシー2ーヒドロキシプロピル
基、2ーヒドロキシー3ーフェノキシプロピル基、2ー
ヒドロキシプロピル基、2ーヒドロキシブチル基などが
挙げられる。
【0019】ヒドロキシアルコキシアルキル基の例とし
ては、ヒドロキシエトキシエチル基、2ー(2’ーヒド
ロキシー1’ーメチルエトキシ)ー1ーメチルエチル基
などが挙げられ、ヒドロキシアルコキシアルコキシアル
キル基の例としては、ヒドロキシエトキシエトキシエチ
ル基、[2’ー(2”ーヒドロキシー1”ーメチルエト
キシ)ー1’ーメチルエトキシ]エトキシエチル基など
が挙げられる。
ては、ヒドロキシエトキシエチル基、2ー(2’ーヒド
ロキシー1’ーメチルエトキシ)ー1ーメチルエチル基
などが挙げられ、ヒドロキシアルコキシアルコキシアル
キル基の例としては、ヒドロキシエトキシエトキシエチ
ル基、[2’ー(2”ーヒドロキシー1”ーメチルエト
キシ)ー1’ーメチルエトキシ]エトキシエチル基など
が挙げられる。
【0020】シアノアルキル基の例としては、2ーシア
ノエチル基、4ーシアノエチル基、2ーシアノー3ーメ
トキシプロピル基、2ーシアノー3ークロロプロピル
基、2ーシアノー3ーエトキシプロピル基、3ーブトキ
シー2ーシアノプロピル基、2ーシアノー3ーフェノキ
シプロピル基、2ーシアノプロピル基、2ーシアノブチ
ル基などが挙げられる。
ノエチル基、4ーシアノエチル基、2ーシアノー3ーメ
トキシプロピル基、2ーシアノー3ークロロプロピル
基、2ーシアノー3ーエトキシプロピル基、3ーブトキ
シー2ーシアノプロピル基、2ーシアノー3ーフェノキ
シプロピル基、2ーシアノプロピル基、2ーシアノブチ
ル基などが挙げられる。
【0021】アシルオキシアルキル基の例としては、ア
セトキシエチル基、プロピオニルオキシエチル基、ブチ
リルオキシエチル基、バレリルオキシエチル基、1ーエ
チルペンチルカルボニルオキシエチル基、2、4、4ー
トリメチルペンチルカルボニルオキシエチル基などが挙
げられ、アシルオキシアルコキシアルキル基の例として
は、アセトキシエトキシエチル基、プロピオニルオキシ
エトキシエチル基、バレリルオキシエトキシエチル基、
1ーエチルペンチルカルボニルオキシエトキシエチル
基、2、4、4ートリメチルペンチルカルボニルオキシ
エトキシエチル基などが挙げられ、アシルオキシアルコ
キシアルコキシアルキル基の例としては、アセトキシエ
トキシエトキシエチル基、プロピオニルオキシエトキシ
エトキシエチル基、バレリルオキシエトキシエトキシエ
チル基、1ーエチルペンチルカルボニルオキシエトキシ
エチル基、2、4、4ートリメチルペンチルカルボニル
オキシエトキシエトキシエチル基などが挙げられる。
セトキシエチル基、プロピオニルオキシエチル基、ブチ
リルオキシエチル基、バレリルオキシエチル基、1ーエ
チルペンチルカルボニルオキシエチル基、2、4、4ー
トリメチルペンチルカルボニルオキシエチル基などが挙
げられ、アシルオキシアルコキシアルキル基の例として
は、アセトキシエトキシエチル基、プロピオニルオキシ
エトキシエチル基、バレリルオキシエトキシエチル基、
1ーエチルペンチルカルボニルオキシエトキシエチル
基、2、4、4ートリメチルペンチルカルボニルオキシ
エトキシエチル基などが挙げられ、アシルオキシアルコ
キシアルコキシアルキル基の例としては、アセトキシエ
トキシエトキシエチル基、プロピオニルオキシエトキシ
エトキシエチル基、バレリルオキシエトキシエトキシエ
チル基、1ーエチルペンチルカルボニルオキシエトキシ
エチル基、2、4、4ートリメチルペンチルカルボニル
オキシエトキシエトキシエチル基などが挙げられる。
【0022】ハロゲン化アルキル基の例としては、クロ
ルメチル基、クロルエチル基、2、2、2ートリフルオ
ロエチル基、トリフルオロメチル基、ブロムメチル基、
ヨウ化メチル基などが挙げられる。
ルメチル基、クロルエチル基、2、2、2ートリフルオ
ロエチル基、トリフルオロメチル基、ブロムメチル基、
ヨウ化メチル基などが挙げられる。
【0023】その他、アルコキシ基、アリル基、アシル
基、アルキルカルボキシル基、アラルキル基、カルボア
ルキルアミノ基、スルフォアルキルアミノ基、アルキル
アミノ基、スルホンアミド基、アミノ基、アルキルカル
ボニル基、フェニル基などにおいても上記に挙げたアル
キル基と同様な置換基を有することができる。R6 とR
9 またはR8 とR10が連結基を介して環を形成した例と
しては、つぎのもの〔化4〕が挙げられる。
基、アルキルカルボキシル基、アラルキル基、カルボア
ルキルアミノ基、スルフォアルキルアミノ基、アルキル
アミノ基、スルホンアミド基、アミノ基、アルキルカル
ボニル基、フェニル基などにおいても上記に挙げたアル
キル基と同様な置換基を有することができる。R6 とR
9 またはR8 とR10が連結基を介して環を形成した例と
しては、つぎのもの〔化4〕が挙げられる。
【0024】
【化4】 R9 とR10が連結基を介して環を形成した例としては、
つぎのもの〔化5〕が挙げられる。
つぎのもの〔化5〕が挙げられる。
【0025】
【化5】
【0026】本発明で用いるアゾ化合物の記録層中にお
ける含有率量に特に制限はないが、通常30〜100重
量%程度である。また、本発明のアゾ化合物は、A-NH2
(A は置換または未置換の芳香族残基を示す。)で表さ
れる芳香族アミンを、常法によりジアゾ化し、B-N(R')-
R"(Bは置換または未置換の芳香族残基、R',R" は水素
原子、または置換または未置換のアルキル基を示す。)
で表される芳香族アミンとカップリングすることにより
容易に得ることができる。
ける含有率量に特に制限はないが、通常30〜100重
量%程度である。また、本発明のアゾ化合物は、A-NH2
(A は置換または未置換の芳香族残基を示す。)で表さ
れる芳香族アミンを、常法によりジアゾ化し、B-N(R')-
R"(Bは置換または未置換の芳香族残基、R',R" は水素
原子、または置換または未置換のアルキル基を示す。)
で表される芳香族アミンとカップリングすることにより
容易に得ることができる。
【0027】本発明においては、620〜690nmと
770〜830nmに対する記録感度向上のために、6
50〜900nmに極大吸収波長のある光吸収化合物を
さらに使用することも好ましい態様である。この場合、
その使用量は、本発明で規定するアゾ化合物に対し、
0.1〜50%の重量比率( 両者の合計量ベース。以下
同じ )で混合する。この光吸収化合物がこれよりあまり
多い場合は、630〜690nmと770〜830nm
における色素膜の吸収係数が大きくなり再生特性の反射
率を低下させてしまう恐れがある。また、添加量がこれ
よりあまり少ない場合は、620〜690nmと770
〜830nmにおける色素膜の吸収係数が小さすぎて記
録感度向上の効果が充分ではない。ただし、690〜7
40nmにシャープな吸収極大を有する光吸収化合物に
おいては0.1〜150%の重量比率で混合することが
できる。
770〜830nmに対する記録感度向上のために、6
50〜900nmに極大吸収波長のある光吸収化合物を
さらに使用することも好ましい態様である。この場合、
その使用量は、本発明で規定するアゾ化合物に対し、
0.1〜50%の重量比率( 両者の合計量ベース。以下
同じ )で混合する。この光吸収化合物がこれよりあまり
多い場合は、630〜690nmと770〜830nm
における色素膜の吸収係数が大きくなり再生特性の反射
率を低下させてしまう恐れがある。また、添加量がこれ
よりあまり少ない場合は、620〜690nmと770
〜830nmにおける色素膜の吸収係数が小さすぎて記
録感度向上の効果が充分ではない。ただし、690〜7
40nmにシャープな吸収極大を有する光吸収化合物に
おいては0.1〜150%の重量比率で混合することが
できる。
【0028】本発明においてかかる目的で使用する光吸
収化合物としては、ペンタメチンシアニン系色素、ヘプ
タメチンシアニン系色素、スクアリリウム系色素、アゾ
系色素、ナフトキノン系色素、アントラキノン系色素、
インドフェノール系色素、フタロシアニン系色素、ナフ
タロシアニン系色素、ピリリウム系色素、チオピリリウ
ム系色素、アズレニウム系色素、トリフェニルメタン系
色素、キサンテン系色素、インダンスレン系色素、イン
ジゴ系色素、チオインジゴ系色素、メロシアニン系色
素、チアジン系色素、アクリジン系色素、オキサジン系
色素などがあるが、要するに、650nm〜900nm
に吸収極大波長を有すればよいのである。特に、アゾ化
合物と混合できるものが好ましい。また、これらの色素
を複数混合して用いても良い。
収化合物としては、ペンタメチンシアニン系色素、ヘプ
タメチンシアニン系色素、スクアリリウム系色素、アゾ
系色素、ナフトキノン系色素、アントラキノン系色素、
インドフェノール系色素、フタロシアニン系色素、ナフ
タロシアニン系色素、ピリリウム系色素、チオピリリウ
ム系色素、アズレニウム系色素、トリフェニルメタン系
色素、キサンテン系色素、インダンスレン系色素、イン
ジゴ系色素、チオインジゴ系色素、メロシアニン系色
素、チアジン系色素、アクリジン系色素、オキサジン系
色素などがあるが、要するに、650nm〜900nm
に吸収極大波長を有すればよいのである。特に、アゾ化
合物と混合できるものが好ましい。また、これらの色素
を複数混合して用いても良い。
【0029】中でも、1,3,3,1',3',3'=ヘキサメチル−
2,2'ー( 4,5,4',5'−ジベンゾ)インドジカルボシアニン
パークロレート、3,3'−ジエチル−2,2'ー( 6,7,6',7'−
ジベンゾ)−チアジカルボシアニンアイオダイド、3,3'
−ジエチル−2,2'−チアジカルボシアニンアイオダイ
ド、1、1'−ジエチル−2,2'−キノジカルボシアニンアイ
オダイド、3,3'−ジエチル−2,2'−セレナジカルボシア
ニンアイオダイド、1,3'−ジエチル−4,2'−キノオキサ
ジカルボシアニンアイオダイド、3,3',9−トリエチル−
2,2' −(4,5,4',5' −ジベンゾ)チアジカルボシアニ
ンブロマイド、1,1'−ジエチル−2,4'−キノジカルボシ
アニンアイオダイド、1,3'−ジエチル−4,2'−キノチア
ジカルボシアニンアイオダイド等のシアニン色素が好適
である。
2,2'ー( 4,5,4',5'−ジベンゾ)インドジカルボシアニン
パークロレート、3,3'−ジエチル−2,2'ー( 6,7,6',7'−
ジベンゾ)−チアジカルボシアニンアイオダイド、3,3'
−ジエチル−2,2'−チアジカルボシアニンアイオダイ
ド、1、1'−ジエチル−2,2'−キノジカルボシアニンアイ
オダイド、3,3'−ジエチル−2,2'−セレナジカルボシア
ニンアイオダイド、1,3'−ジエチル−4,2'−キノオキサ
ジカルボシアニンアイオダイド、3,3',9−トリエチル−
2,2' −(4,5,4',5' −ジベンゾ)チアジカルボシアニ
ンブロマイド、1,1'−ジエチル−2,4'−キノジカルボシ
アニンアイオダイド、1,3'−ジエチル−4,2'−キノチア
ジカルボシアニンアイオダイド等のシアニン色素が好適
である。
【0030】また、下記〔化6〕、〔化7〕等のフタロ
シアニン系色素や、ナフタロシアニン系色素、アゾ系色
素なども好適に使用することができる。
シアニン系色素や、ナフタロシアニン系色素、アゾ系色
素なども好適に使用することができる。
【0031】
【化6】
【0032】
【化7】 これらの化合物・色素に必要に応じて、消光剤や紫外線
吸収剤等の添加剤を混合あるいは置換基として導入する
ことも可能である。例えば、添加剤としては以下の式
(2)〜(8)〔化8〕〜〔化14〕で示されるものが
挙げられる。
吸収剤等の添加剤を混合あるいは置換基として導入する
ことも可能である。例えば、添加剤としては以下の式
(2)〜(8)〔化8〕〜〔化14〕で示されるものが
挙げられる。
【0033】
【化8】
【0034】
【化9】
【0035】
【化10】
【0036】
【化11】
【0037】
【化12】
【0038】
【化13】
【0039】
【化14】 (但し、上記式において、A、A’はベンゼン環あるい
は置換ベンゼン環を形成するか、またはナフタレン環あ
るいは置換ナフタレン環を形成する原子群であり、同種
であっても異種であっても良い。これらの置換基として
は、単数である場合も複数である場合もありうるが、例
えばアルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、カルボ
キシル基、ハロゲン原子、アリル基、アルキルカルボキ
シル基、アルキルアルコキシル基、アラルキル基、アル
キルカルボニル基、金属イオンと結合したスルホネート
アルキル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、
フェニル基、フェニルエチレン基等が挙げられる。R11
〜R32は、置換または未置換のアルキル基、アルコキシ
基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ハロゲン原子、ア
リル基、アルキルカルボキシル基、アルキルアルコキシ
ル基、アラルキル基、アルキルカルボニル基、金属イオ
ンと結合したスルホネートアルキル基、ニトロ基、アミ
ノ基、アルキルアミノ基、フェニル基、フェニルエチレ
ン基等が好ましいものとして挙げられる。Mは、Ni、
Co、Mn、Cu、Pd及びPtなどの遷移金属を示し
ている。Mは電荷を持ち、カチオンと塩構造をとっても
良い。aはイオン体の電価数を表し、0を含む正の整数
である。Zはカチオンを示し、a=b・cであり、a=
0のときは、b・c=0でZは存在せず、化合物は中性
体となることは明らかであろう。) 本発明においては、上記した化合物・色素はスピンコー
ト法やキャスト法等の塗布法やスパッタ法や化学蒸着
法、真空蒸着法等によって基板上に厚さ50〜500n
m、好ましくは100〜150nmの記録層を形成す
る。特に塗布法においては色素を溶解あるいは分散させ
た塗布溶媒を用いるが、この際溶媒は基板にダメージを
与えないものを選ぶことが好ましい。例えば、メタノー
ル等のアルコール系溶媒、ヘキサンやオクタン等の脂肪
族炭化水素系溶媒、シクロヘキサン等の環状炭化水素系
溶媒、ベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、クロロホル
ム等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ジオキサン等のエー
テル系溶媒、メチルセロソルブ等のセロソルブ系溶媒、
アセトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル等のエステル系
溶媒などが1種あるいは複数混合して用いられる。な
お、記録層は1層だけでなく複数の化合物を多層形成さ
せたり、化合物を高分子薄膜などに例えば好ましくは5
0%程度以上分散して用いたりすることもできる。アゾ
系化合物の含有記録層と光吸収化合物を含有する記録層
が異なる多層記録層であっても良い。また、基板にダメ
ージを与えない溶媒を選択できない場合はスパッタ法、
化学蒸着法や真空蒸着法などが有効である。
は置換ベンゼン環を形成するか、またはナフタレン環あ
るいは置換ナフタレン環を形成する原子群であり、同種
であっても異種であっても良い。これらの置換基として
は、単数である場合も複数である場合もありうるが、例
えばアルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、カルボ
キシル基、ハロゲン原子、アリル基、アルキルカルボキ
シル基、アルキルアルコキシル基、アラルキル基、アル
キルカルボニル基、金属イオンと結合したスルホネート
アルキル基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、
フェニル基、フェニルエチレン基等が挙げられる。R11
〜R32は、置換または未置換のアルキル基、アルコキシ
基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、ハロゲン原子、ア
リル基、アルキルカルボキシル基、アルキルアルコキシ
ル基、アラルキル基、アルキルカルボニル基、金属イオ
ンと結合したスルホネートアルキル基、ニトロ基、アミ
ノ基、アルキルアミノ基、フェニル基、フェニルエチレ
ン基等が好ましいものとして挙げられる。Mは、Ni、
Co、Mn、Cu、Pd及びPtなどの遷移金属を示し
ている。Mは電荷を持ち、カチオンと塩構造をとっても
良い。aはイオン体の電価数を表し、0を含む正の整数
である。Zはカチオンを示し、a=b・cであり、a=
0のときは、b・c=0でZは存在せず、化合物は中性
体となることは明らかであろう。) 本発明においては、上記した化合物・色素はスピンコー
ト法やキャスト法等の塗布法やスパッタ法や化学蒸着
法、真空蒸着法等によって基板上に厚さ50〜500n
m、好ましくは100〜150nmの記録層を形成す
る。特に塗布法においては色素を溶解あるいは分散させ
た塗布溶媒を用いるが、この際溶媒は基板にダメージを
与えないものを選ぶことが好ましい。例えば、メタノー
ル等のアルコール系溶媒、ヘキサンやオクタン等の脂肪
族炭化水素系溶媒、シクロヘキサン等の環状炭化水素系
溶媒、ベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、クロロホル
ム等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ジオキサン等のエー
テル系溶媒、メチルセロソルブ等のセロソルブ系溶媒、
アセトン等のケトン系溶媒、酢酸エチル等のエステル系
溶媒などが1種あるいは複数混合して用いられる。な
お、記録層は1層だけでなく複数の化合物を多層形成さ
せたり、化合物を高分子薄膜などに例えば好ましくは5
0%程度以上分散して用いたりすることもできる。アゾ
系化合物の含有記録層と光吸収化合物を含有する記録層
が異なる多層記録層であっても良い。また、基板にダメ
ージを与えない溶媒を選択できない場合はスパッタ法、
化学蒸着法や真空蒸着法などが有効である。
【0040】本発明においては、次に、記録層の上に厚
さ50〜300nm、好ましくは100〜150nmの
反射層を形成する。反射層の材料としては、再生光の波
長で反射率の十分高いもの、例えば、Au、Al、A
g、Cu、Ti、Cr、Ni、Pt、Ta、Cr及びP
dの金属を単独あるいは合金にして用いることが可能で
ある。このなかでもAuやAlは反射率が高く反射層の
材料として適している。これ以外でも下記のものを含ん
でいてもよい。例えば、Mg、Se、Hf、V、Nb、
Ru、W、Mn、Re、Fe、Co、Rh、Ir、C
u、Zn、Cd、Ga、In、Si、Ge、Te、P
b、Po、Sn、Biなどの金属及び半金属を挙げるこ
とができる。また、Auを主成分としているものは反射
率の高い反射層が容易に得られるため好適である。ここ
で主成分というのは含有率が50%以上のものをいう。
金属以外の材料で低屈折率薄膜と高屈折率薄膜を交互に
積み重ねて多層膜を形成し、反射層として用いることも
可能である。反射層を形成する方法としては、例えば、
スパッタ法、化学蒸着法、真空蒸着法等が挙げられる。
また、反射率を高めるためや密着性をよくするために記
録層と反射層の間にそれぞれ反射増幅層や接着層を設け
ることもできる。
さ50〜300nm、好ましくは100〜150nmの
反射層を形成する。反射層の材料としては、再生光の波
長で反射率の十分高いもの、例えば、Au、Al、A
g、Cu、Ti、Cr、Ni、Pt、Ta、Cr及びP
dの金属を単独あるいは合金にして用いることが可能で
ある。このなかでもAuやAlは反射率が高く反射層の
材料として適している。これ以外でも下記のものを含ん
でいてもよい。例えば、Mg、Se、Hf、V、Nb、
Ru、W、Mn、Re、Fe、Co、Rh、Ir、C
u、Zn、Cd、Ga、In、Si、Ge、Te、P
b、Po、Sn、Biなどの金属及び半金属を挙げるこ
とができる。また、Auを主成分としているものは反射
率の高い反射層が容易に得られるため好適である。ここ
で主成分というのは含有率が50%以上のものをいう。
金属以外の材料で低屈折率薄膜と高屈折率薄膜を交互に
積み重ねて多層膜を形成し、反射層として用いることも
可能である。反射層を形成する方法としては、例えば、
スパッタ法、化学蒸着法、真空蒸着法等が挙げられる。
また、反射率を高めるためや密着性をよくするために記
録層と反射層の間にそれぞれ反射増幅層や接着層を設け
ることもできる。
【0041】このようにして得られる本発明の光記録媒
体は、基板上に記録層及び反射層が形成された媒体で、
620〜690nmの範囲から選ばれた波長の光に対す
る基板側からの反射率が好ましくは20%以上、さらに
好ましくは30%以上あるものであって、また、770
nm〜830nmの範囲から選ばれた波長の光に対する
基板側からの反射率が好ましくは65%以上、さらに好
ましくは70%以上有するもので、レッドブック(C
D)規格及びオレンジブック(CD−R)規格の反射率
に満足するものである。これらの規格を満足すれば、従
来より市販されているCDプレーヤーでも良好に再生す
ることができる。
体は、基板上に記録層及び反射層が形成された媒体で、
620〜690nmの範囲から選ばれた波長の光に対す
る基板側からの反射率が好ましくは20%以上、さらに
好ましくは30%以上あるものであって、また、770
nm〜830nmの範囲から選ばれた波長の光に対する
基板側からの反射率が好ましくは65%以上、さらに好
ましくは70%以上有するもので、レッドブック(C
D)規格及びオレンジブック(CD−R)規格の反射率
に満足するものである。これらの規格を満足すれば、従
来より市販されているCDプレーヤーでも良好に再生す
ることができる。
【0042】本発明においては、さらに、反射層の上に
保護層を形成させることもできる。保護層の材料として
は反射層を外力から保護するものであれば有機物質であ
ろうと無機物質であろうと特に限定しない。有機物質と
しては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化性樹脂
等を挙げることができる。なかでもUV硬化性樹脂が好
ましい。又、無機物質としては、SiO2 、SiN4 、
MgF2 、SnO2 等が挙げられる。
保護層を形成させることもできる。保護層の材料として
は反射層を外力から保護するものであれば有機物質であ
ろうと無機物質であろうと特に限定しない。有機物質と
しては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化性樹脂
等を挙げることができる。なかでもUV硬化性樹脂が好
ましい。又、無機物質としては、SiO2 、SiN4 、
MgF2 、SnO2 等が挙げられる。
【0043】これら熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂など
は、適当な溶剤に溶解して塗布液を塗布し、乾燥するこ
とによって形成することができる。UV硬化性樹脂は、
そのまま、もしくは適当な溶剤に溶解して塗布液を調製
した後にこの塗布液を塗布し、UV光を照射して硬化さ
せることによって形成することができる。UV硬化性樹
脂としては、例えば、ウレタンアクリレート、エポキシ
アクリレート、ポリエステルアクリレートなどのアクリ
レート樹脂を用いることができる。これらの材料は単独
であるいは混合して用いても良いし、1層だけでなく多
層膜にして用いてもいっこうに差し支えない。
は、適当な溶剤に溶解して塗布液を塗布し、乾燥するこ
とによって形成することができる。UV硬化性樹脂は、
そのまま、もしくは適当な溶剤に溶解して塗布液を調製
した後にこの塗布液を塗布し、UV光を照射して硬化さ
せることによって形成することができる。UV硬化性樹
脂としては、例えば、ウレタンアクリレート、エポキシ
アクリレート、ポリエステルアクリレートなどのアクリ
レート樹脂を用いることができる。これらの材料は単独
であるいは混合して用いても良いし、1層だけでなく多
層膜にして用いてもいっこうに差し支えない。
【0044】保護層の形成の方法としては、記録層と同
様にスピンコート法やキャスト法などの塗布法やスパッ
タ法や化学蒸着法等の方法が用いられるが、このなかで
もスピンコート法が好ましい。
様にスピンコート法やキャスト法などの塗布法やスパッ
タ法や化学蒸着法等の方法が用いられるが、このなかで
もスピンコート法が好ましい。
【0045】本発明における赤色レーザーは、620〜
690nmの波長のレーザーであればいずれでも良い。
例えば、可視領域の広範囲で波長選択のできる色素レー
ザーや波長633nmのヘリウムネオンレーザー、最近
開発されている波長680nmの高出力半導体レーザー
などがあるが、装置に搭載することを考えると半導体レ
ーザーが好適である。また、近赤外レーザーは、770
〜830nmの波長のレーザーであれば何でも良いが、
市販のCDプレーヤーやCDレコーダーに用いられてい
る半導体レーザーが適している。
690nmの波長のレーザーであればいずれでも良い。
例えば、可視領域の広範囲で波長選択のできる色素レー
ザーや波長633nmのヘリウムネオンレーザー、最近
開発されている波長680nmの高出力半導体レーザー
などがあるが、装置に搭載することを考えると半導体レ
ーザーが好適である。また、近赤外レーザーは、770
〜830nmの波長のレーザーであれば何でも良いが、
市販のCDプレーヤーやCDレコーダーに用いられてい
る半導体レーザーが適している。
【0046】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れによりなんら限定されるものではない。 〔実施例1〕下記一般式(1)であらわされ、〔表1〕
に具体的に示されるアゾ化合物(A)0.2gと、光吸
収化合部としてトリメチンシアニン色素NK2929
(1,3,3,1’,3’,3’−ヘキサメチル−2,
2’−(4,5,4’,5’−ジベンゾ)インドカルボ
シアニンパークロレート)〔日本感光色素研究所製〕
0.02gを、ジアセトンアルコール(東京化成品)1
0mlに溶解し、色素溶液を調製する。基板は、ポリカ
ーボネート樹脂製で連続した案内溝(トラックピッチ:
1.6μm)を有する直径120mmφ、厚さ1.2m
mの円盤状のものを用いた。この基板上に色素溶液を回
転数1500rpmでスピンコートし、70℃2時間乾
燥して、記録層を形成した。この記録層の上にバルザー
ス社製スパッタ装置(CDI−900)を用いてAuを
スパッタし、厚さ100nmの反射層を形成した。スパ
ッタガスには、アルゴンガスを用いた。スパッタ条件
は、スパッタパワー2.5kW、スパッタガス圧1.0
×10-2Torrで行った。さらに反射層の上に紫外線
硬化樹脂SD−17(大日本インキ化学工業製)をスピ
ンコートした後、紫外線照射して厚さ6μmの保護層を
形成した。サンプルを680nm赤色半導体レーザーヘ
ッドを搭載したパルステック工業製光ディスク評価装置
DDU−1000及びKENWOOD製EFMエンコー
ダーを用いて、線速度5.6m/s、レーザーパワー1
0mWで記録した。記録後、635nm赤色半導体レー
ザーヘッドを搭載した評価装置を用いて信号を再生し、
反射率を測定した。また、この記録したサンプルを再生
波長が780nmの市販CDプレーヤーで再生評価した
結果、良好な記録特性を示した。
れによりなんら限定されるものではない。 〔実施例1〕下記一般式(1)であらわされ、〔表1〕
に具体的に示されるアゾ化合物(A)0.2gと、光吸
収化合部としてトリメチンシアニン色素NK2929
(1,3,3,1’,3’,3’−ヘキサメチル−2,
2’−(4,5,4’,5’−ジベンゾ)インドカルボ
シアニンパークロレート)〔日本感光色素研究所製〕
0.02gを、ジアセトンアルコール(東京化成品)1
0mlに溶解し、色素溶液を調製する。基板は、ポリカ
ーボネート樹脂製で連続した案内溝(トラックピッチ:
1.6μm)を有する直径120mmφ、厚さ1.2m
mの円盤状のものを用いた。この基板上に色素溶液を回
転数1500rpmでスピンコートし、70℃2時間乾
燥して、記録層を形成した。この記録層の上にバルザー
ス社製スパッタ装置(CDI−900)を用いてAuを
スパッタし、厚さ100nmの反射層を形成した。スパ
ッタガスには、アルゴンガスを用いた。スパッタ条件
は、スパッタパワー2.5kW、スパッタガス圧1.0
×10-2Torrで行った。さらに反射層の上に紫外線
硬化樹脂SD−17(大日本インキ化学工業製)をスピ
ンコートした後、紫外線照射して厚さ6μmの保護層を
形成した。サンプルを680nm赤色半導体レーザーヘ
ッドを搭載したパルステック工業製光ディスク評価装置
DDU−1000及びKENWOOD製EFMエンコー
ダーを用いて、線速度5.6m/s、レーザーパワー1
0mWで記録した。記録後、635nm赤色半導体レー
ザーヘッドを搭載した評価装置を用いて信号を再生し、
反射率を測定した。また、この記録したサンプルを再生
波長が780nmの市販CDプレーヤーで再生評価した
結果、良好な記録特性を示した。
【0047】〔実施例2〜14〕実施例1において、
〔表1〕、〔表2〕に示したアゾ化合物(B)〜(N)
を各々用いること以外は同様にして光記録媒体を作製し
た。作製した媒体を実施例1と同様に680nm赤色レ
ーザーヘッドを搭載したパルステック工業製光ディスク
評価装置DDU−1000及びKENWOOD製EFM
エンコーダーを用いて、線速度5.6m/s、レーザー
パワー10mWで記録した。記録後、実施例1と同様の
測定を行った結果、いずれも良好な記録特性を示した。
〔表1〕、〔表2〕に示したアゾ化合物(B)〜(N)
を各々用いること以外は同様にして光記録媒体を作製し
た。作製した媒体を実施例1と同様に680nm赤色レ
ーザーヘッドを搭載したパルステック工業製光ディスク
評価装置DDU−1000及びKENWOOD製EFM
エンコーダーを用いて、線速度5.6m/s、レーザー
パワー10mWで記録した。記録後、実施例1と同様の
測定を行った結果、いずれも良好な記録特性を示した。
【0048】〔実施例15〕実施例1において、〔表
2〕に示したアゾ化合物(O)と、光吸収剤としてヘプ
タメチンシアニン色素NK125(1,3,3,1’,
3’,3’−ヘキサメチル−2,2’−インドトリカル
ボシアニンアイオダイド)〔日本感光色素研究所製〕
0.02gを用いること以外は同様にして光記録媒体を
作製した。作製した媒体を780nm近赤外半導体レー
ザーヘッドを搭載したパルステック工業製光ディスク評
価装置DDU−1000及びKENWOOD製EFMエ
ンコーダーを用いて、線速度2.8m/s、レーザーパ
ワー7mWで記録した。記録後、実施例1と同様の測定
を行った結果、良好な記録特性を示した。
2〕に示したアゾ化合物(O)と、光吸収剤としてヘプ
タメチンシアニン色素NK125(1,3,3,1’,
3’,3’−ヘキサメチル−2,2’−インドトリカル
ボシアニンアイオダイド)〔日本感光色素研究所製〕
0.02gを用いること以外は同様にして光記録媒体を
作製した。作製した媒体を780nm近赤外半導体レー
ザーヘッドを搭載したパルステック工業製光ディスク評
価装置DDU−1000及びKENWOOD製EFMエ
ンコーダーを用いて、線速度2.8m/s、レーザーパ
ワー7mWで記録した。記録後、実施例1と同様の測定
を行った結果、良好な記録特性を示した。
【0049】〔実施例16〕実施例1において、〔表
2〕に示したアゾ化合物(P)と、光吸収化合物として
ペンタメチンシアニン色素NK2627(3,3’−ジ
エチル−2,2’−(6,7,6’,7’−ジベンゾ)
チアジカルボシアニンアイオダイド)〔日本感光色素研
究所製〕を用いること以外は同様にして光記録媒体を作
製した。作製した媒体を780nm近赤外半導体レーザ
ーヘッドを搭載したパルステック工業製光ディスク評価
装置DDU−1000及びKENWOOD製EFMエン
コーダーを用いて、線速度1.4m/s、レーザーパワ
ー7mWで記録した。記録後、実施例1と同様の測定を
行った結果、良好な記録特性を示した。
2〕に示したアゾ化合物(P)と、光吸収化合物として
ペンタメチンシアニン色素NK2627(3,3’−ジ
エチル−2,2’−(6,7,6’,7’−ジベンゾ)
チアジカルボシアニンアイオダイド)〔日本感光色素研
究所製〕を用いること以外は同様にして光記録媒体を作
製した。作製した媒体を780nm近赤外半導体レーザ
ーヘッドを搭載したパルステック工業製光ディスク評価
装置DDU−1000及びKENWOOD製EFMエン
コーダーを用いて、線速度1.4m/s、レーザーパワ
ー7mWで記録した。記録後、実施例1と同様の測定を
行った結果、良好な記録特性を示した。
【0050】〔実施例17〕実施例1において、〔表
2〕に示したアゾ化合物(Q)を用いること以外は同様
して光記録媒体を作製した。作製した媒体を実施例1と
同様に680nm赤色レーザーヘッドを搭載したパルス
テック工業製光ディスク評価装置DDU−1000及び
KENWOOD製EFMエンコーダーを用いて、線速度
5.6m/s、レーザーパワー10mWで記録した。記
録後、実施例1と同様の測定を行った結果、良好な記録
特性を示した。
2〕に示したアゾ化合物(Q)を用いること以外は同様
して光記録媒体を作製した。作製した媒体を実施例1と
同様に680nm赤色レーザーヘッドを搭載したパルス
テック工業製光ディスク評価装置DDU−1000及び
KENWOOD製EFMエンコーダーを用いて、線速度
5.6m/s、レーザーパワー10mWで記録した。記
録後、実施例1と同様の測定を行った結果、良好な記録
特性を示した。
【0051】〔実施例18〕実施例1において、〔表
2〕に示したアゾ化合物(R)と、光吸収剤としてヘプ
タメチンシアニン色素NK125(1,3,3,1’,
3’,3’−ヘキサメチル−2,2’−インドトリカル
ボシアニンアイオダイド)〔日本感光色素研究所製〕
0.02gを用いること以外は同様にして光記録媒体を
作製した。作製した媒体を実施例16と同様に780n
m近赤外半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック
工業製光ディスク評価装置DDU−1000及びKEN
WOOD製EFMエンコーダーを用いて、線速度2.8
m/s、レーザーパワー8mWで記録した。記録後、実
施例1と同様の測定を行った結果、良好な記録特性を示
すことがわかった。
2〕に示したアゾ化合物(R)と、光吸収剤としてヘプ
タメチンシアニン色素NK125(1,3,3,1’,
3’,3’−ヘキサメチル−2,2’−インドトリカル
ボシアニンアイオダイド)〔日本感光色素研究所製〕
0.02gを用いること以外は同様にして光記録媒体を
作製した。作製した媒体を実施例16と同様に780n
m近赤外半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック
工業製光ディスク評価装置DDU−1000及びKEN
WOOD製EFMエンコーダーを用いて、線速度2.8
m/s、レーザーパワー8mWで記録した。記録後、実
施例1と同様の測定を行った結果、良好な記録特性を示
すことがわかった。
【0052】〔実施例19〕実施例1において、〔表
2〕に示したアゾ化合物(S)を用いること以外は同様
して光記録媒体を作製した。作製した媒体を実施例1と
同様に680nm赤色レーザーヘッドを搭載したパルス
テック工業製光ディスク評価装置DDU−1000及び
KENWOOD製EFMエンコーダーを用いて、線速度
5.6m/s、レーザーパワー10mWで記録した。記
録後、実施例1と同様の測定を行った結果、良好な記録
特性を示した。
2〕に示したアゾ化合物(S)を用いること以外は同様
して光記録媒体を作製した。作製した媒体を実施例1と
同様に680nm赤色レーザーヘッドを搭載したパルス
テック工業製光ディスク評価装置DDU−1000及び
KENWOOD製EFMエンコーダーを用いて、線速度
5.6m/s、レーザーパワー10mWで記録した。記
録後、実施例1と同様の測定を行った結果、良好な記録
特性を示した。
【0053】〔実施例20〕実施例1において、アゾ化
合物(M)で形成された色素層の上に、さらに、〔化
7〕で示されるフタロシアニン色素0.8gをジメチル
シクロヘキサン(東京化成)40mlに溶解した溶液を
用いてスピンコート法により同様の条件で色素膜を形成
し、2層の記録層からなる光記録媒体化を作製した。作
製した媒体を実施例16と同様に780nm近赤外半導
体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製光ディ
スク評価装置DDU−1000及びKENWOOD製E
FMエンコーダーを用いて、線速度2.8m/s、レー
ザーパワー8mWで記録した。記録後、記録後、実施例
1と同様の測定を行った結果、良好な記録特性を示し
た。さらに、680nm赤色半導体レーザーヘッドを搭
載した評価装置を用いて信号を再生したところ、反射率
は32%で良好な記録特性を示した。
合物(M)で形成された色素層の上に、さらに、〔化
7〕で示されるフタロシアニン色素0.8gをジメチル
シクロヘキサン(東京化成)40mlに溶解した溶液を
用いてスピンコート法により同様の条件で色素膜を形成
し、2層の記録層からなる光記録媒体化を作製した。作
製した媒体を実施例16と同様に780nm近赤外半導
体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製光ディ
スク評価装置DDU−1000及びKENWOOD製E
FMエンコーダーを用いて、線速度2.8m/s、レー
ザーパワー8mWで記録した。記録後、記録後、実施例
1と同様の測定を行った結果、良好な記録特性を示し
た。さらに、680nm赤色半導体レーザーヘッドを搭
載した評価装置を用いて信号を再生したところ、反射率
は32%で良好な記録特性を示した。
【0054】〔実施例21〕実施例1において、アゾ化
合物(H)のみを用い光吸収化合物は混合しないこと以
外は同様して光記録媒体を作製した。作製した媒体を実
施例1と同様に680nm赤色レーザーヘッドを搭載し
たパルステック工業製光ディスク評価装置DDU−10
00及びKENWOOD製EFMエンコーダーを用い
て、線速度2.8m/s、レーザーパワー10mWで記
録した。記録後、実施例1と同様の測定を行った結果、
良好な記録特性を示した。
合物(H)のみを用い光吸収化合物は混合しないこと以
外は同様して光記録媒体を作製した。作製した媒体を実
施例1と同様に680nm赤色レーザーヘッドを搭載し
たパルステック工業製光ディスク評価装置DDU−10
00及びKENWOOD製EFMエンコーダーを用い
て、線速度2.8m/s、レーザーパワー10mWで記
録した。記録後、実施例1と同様の測定を行った結果、
良好な記録特性を示した。
【0055】〔比較例1〕実施例1において色素をペン
タメチンシアニン色素NK2929(1,3,3,
1’,3’,3’−ヘキサメチル−2,2’−(4,
5,4’,5’−ジベンゾ)インドジカルボシアニンパ
ークロレート)〔日本感光色素研究所製〕を用いること
以外は同様にして光記録媒体を作製した。作製した媒体
を実施例1と同様に680nm赤色半導体レーザーヘッ
ドを搭載したパルステック工業製光ディスク評価装置D
DU−1000及びKENWOOD製EFMエンコーダ
ーを用いて、線速度5.6m/s、レーザーパワー10
mWで記録した。記録後、実施例1と同様の測定を行っ
た。
タメチンシアニン色素NK2929(1,3,3,
1’,3’,3’−ヘキサメチル−2,2’−(4,
5,4’,5’−ジベンゾ)インドジカルボシアニンパ
ークロレート)〔日本感光色素研究所製〕を用いること
以外は同様にして光記録媒体を作製した。作製した媒体
を実施例1と同様に680nm赤色半導体レーザーヘッ
ドを搭載したパルステック工業製光ディスク評価装置D
DU−1000及びKENWOOD製EFMエンコーダ
ーを用いて、線速度5.6m/s、レーザーパワー10
mWで記録した。記録後、実施例1と同様の測定を行っ
た。
【0056】〔比較例2〕実施例1において色素をペン
タメチンシアニン色素NK2627(3,3’−ジエチ
ル−2,2’−(6,7,6’,7’−ジベンゾ)チア
ジカルボシアニンアイオダイド)〔日本感光色素研究所
製〕を用いること以外は同様にして光記録媒体を作製し
た。作製した媒体を実施例1と同様に680nm赤色半
導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製光デ
ィスク評価装置DDU−1000及びKEsWOOD製
EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/s、レ
ーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評価装置
を用いて信号を再生した結果、反射率が8%と低く、波
形も歪んでいた。また、実施例1と同様の測定を行っ
た。
タメチンシアニン色素NK2627(3,3’−ジエチ
ル−2,2’−(6,7,6’,7’−ジベンゾ)チア
ジカルボシアニンアイオダイド)〔日本感光色素研究所
製〕を用いること以外は同様にして光記録媒体を作製し
た。作製した媒体を実施例1と同様に680nm赤色半
導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製光デ
ィスク評価装置DDU−1000及びKEsWOOD製
EFMエンコーダーを用いて、線速度5.6m/s、レ
ーザーパワー10mWで記録した。記録後、同評価装置
を用いて信号を再生した結果、反射率が8%と低く、波
形も歪んでいた。また、実施例1と同様の測定を行っ
た。
【0057】〔比較例3〕実施例1において色素をペン
タメチンシアニン色素NK1456(1,1’−ジエチ
ル−2,2’−キノジカルボシアニンアイオダイド)
〔日本感光色素研究所製〕を用いること以外は同様にし
て光記録媒体を作製した。作製した媒体を実施例16と
同様に780nm近赤外半導体レーザーヘッドを搭載し
たパルステック工業製光ディスク評価装置DDU−10
00及びKENWOOD製EFMエンコーダーを用い
て、線速度1.4m/s、レーザーパワー7mWで記録
した。記録後、実施例1と同様の測定を行った。
タメチンシアニン色素NK1456(1,1’−ジエチ
ル−2,2’−キノジカルボシアニンアイオダイド)
〔日本感光色素研究所製〕を用いること以外は同様にし
て光記録媒体を作製した。作製した媒体を実施例16と
同様に780nm近赤外半導体レーザーヘッドを搭載し
たパルステック工業製光ディスク評価装置DDU−10
00及びKENWOOD製EFMエンコーダーを用い
て、線速度1.4m/s、レーザーパワー7mWで記録
した。記録後、実施例1と同様の測定を行った。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】 以上の635nm赤色半導体レーザーを用いた場合の再
生反射率および再生波長780nmの市販CDプレーヤ
ーでの再生反射率・エラー率の測定結果を〔表3〕にま
とめて示す。
生反射率および再生波長780nmの市販CDプレーヤ
ーでの再生反射率・エラー率の測定結果を〔表3〕にま
とめて示す。
【0060】
【表3】
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、450〜630nmに
吸収極大を有するアゾ化合物を記録層に用いることによ
り、従来より使用されている780nmの近赤外レーザ
ーで記録再生可能で、且つ、近年移行しつつある、記録
再生波長が635nmや680nmの赤色レーザーでも
記録再生が可能な互換性のある光記録媒体を提供するこ
とが出来た。
吸収極大を有するアゾ化合物を記録層に用いることによ
り、従来より使用されている780nmの近赤外レーザ
ーで記録再生可能で、且つ、近年移行しつつある、記録
再生波長が635nmや680nmの赤色レーザーでも
記録再生が可能な互換性のある光記録媒体を提供するこ
とが出来た。
【図1】光記録媒体の断面構造図
1 基板 2 記録層 3 反射層 4 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広瀬 純夫 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 三沢 伝美 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 詫摩 啓輔 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 基板上に記録層、反射層及び保護層を有
する光記録媒体において、該記録層中に下記式(1)
〔化1〕で示される波長450〜630nmに吸収極大
を有するアゾ化合物を含有する光記録媒体。 【化1】 [式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は各々独立に水素原
子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換または未
置換のアルキル基、アルコキシ基、アリル基を表し、R
5 、R6 、R7 、R8 、R9 及びR10は各々独立に,水
素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル
基、スルホン基、置換または未置換のアルキル基、アル
コキシ基、アリル基、アシル基、アルキルカルボキシル
基、アラルキル基、アルキルカルボニルアミノ基、アル
キルスルホンアミノ基、アルキルアミノ基、スルホンア
ミド基、アミノ基、アルキルカルボニル基、アルキルス
ルホン基、フェニル基を表し、R6 とR9 、R8 とR10
及びR9 とR10は連結基を介して環を形成してもよい。
ただし、同時に、R6 がアルコキシ基、R7 がカルボア
ルキルアミノ基且つR1 、R3 、R5 、R8 が水素原子
であることはない。] - 【請求項2】 記録層中に波長650〜900nmに吸
収極大を有する光吸収化合物をさらに含有する請求項1
記載の光記録媒体。 - 【請求項3】 波長650〜900nmに吸収極大を有
する光吸収化合物の重量比が0.1〜50%である請求
項2記載の光記録媒体。 - 【請求項4】 波長620〜690nmの赤色レーザー
から選ばれた光に対する基板側から測定した反射率が2
0%以上であり、波長620〜690nmの赤色レーザ
ーで少なくても再生可能である請求項1〜3の何れかに
記載の光記録媒体。 - 【請求項5】 波長620〜690nmの赤色レーザー
から選ばれた光に対する基板側から測定した反射率が2
0%以上であり、波長620〜690nmの赤色レーザ
ーで記録及び/又は再生可能である請求項1〜3の何れ
かに記載の光記録媒体。 - 【請求項6】 波長770〜830nmの近赤外レーザ
ーから選ばれた光に対する基板側から測定した反射率が
65%以上であり、770〜830nmから選ばれた近
赤外レーザーで記録及び/又は再生可能である請求項1
〜5の何れかに記載の光記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6237298A JPH0899467A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6237298A JPH0899467A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 光記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899467A true JPH0899467A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17013298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6237298A Pending JPH0899467A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0899467A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5855979A (en) * | 1996-08-08 | 1999-01-05 | Mitsui Chemicals, Inc. | Optical recording medium |
US6063467A (en) * | 1997-02-24 | 2000-05-16 | Fuji Electric Co., Ltd. | Optical recording medium |
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