JP3397363B2 - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JP3397363B2
JP3397363B2 JP06048793A JP6048793A JP3397363B2 JP 3397363 B2 JP3397363 B2 JP 3397363B2 JP 06048793 A JP06048793 A JP 06048793A JP 6048793 A JP6048793 A JP 6048793A JP 3397363 B2 JP3397363 B2 JP 3397363B2
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孝之 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一眼レフカメラ用レ
ンズと比較してバックフォーカスの制約が少ないコンパ
クトカメラ用レンズに適したズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトカメラ用の変倍比2倍程度の
2群ズームレンズとしては、球面のみで構成された8枚
程度の構成(特開昭62-264019号公報参照)、あるいは、
非球面を多用した4枚の構成(特開平3-127008号公報参
照)等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た球面のみで構成されるズームレンズは構成枚数が多
く、また、非球面を多用したズームレンズはレンズの全
長を抑えつつ色収差を補正することが困難であるという
課題を有している。また、いずれのタイプも広角側の半
画角が30°程度であり、より広角のレンズが望まれてい
る。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上述した従来技術の課題に
鑑みてなされたものであり、構成枚数を少なくして全長
をコンパクトに抑えつつ、色収差の発生を抑え、かつ、
広角側の画角を大きくすることができるズームレンズを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるズーム
レンズは、上記の目的を達成させるため、物体側より順
に、正の第1レンズ群と、負の第2レンズ群とから構成
され、第1、第2レンズ群間隔を変化させて焦点距離を
変化させるズームレンズにおいて、第1レンズ群を、物
体側から負の第1aレンズ群と正の第1bレンズ群とを配
列して構成し、その第1aレンズ群を、物体側から、物
体側面の曲率半径が像側面の曲率半径より小さい物体面
側に凹面を向けた負の第1レンズと、像面側に凸面を向
けた正の第2レンズとを配列して構成し、以下の条件を
満たすよう設定したことを特徴とする。
【0006】
【数1】(1) -2.5 < fs/r1 < -0.8 (2) -2.0 < fs/r4 < -0.2 (3) -1.2 < fs/f1a1 < -0.3 (4) -0.9 < fs/f1a < 0.0 (5) 0.12 < (d1 + d2 + d3)/fs < 0.4 ただし、 ri: 第i面の曲率半径、 fs : 短焦点距離端の全系の焦点距離、 f1a1: 第1aレンズ群中の第1レンズの焦点距離、 f1a: 第1aレンズ群の焦点距離、 di : 第i面と第i+1面の間隔とする。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0008】この発明のズームレンズは、レンズ径を小
さく保ちつつ広角側の半画角を大きくするという相反す
る要求を満たすため、第1レンズ群を、物体側から負の
第1レンズと正の第2レンズとから構成され全体として
負の第1aレンズ群と、正の第1bレンズ群とから構成し
ている。
【0009】全体として正負の2群構成の望遠タイプに
おいて、正の第1レンズ群を負の第1aレンズ群と正の
第1bレンズ群とから成るレトロフォーカスタイプとす
ることが全系をコンパクトにするために有利であること
は従来から知られていた。
【0010】この発明では、さらに広角化のために負の
第1aレンズ群を物体側から順に、物体側面の曲率半径
像側面の曲率半径より小さい物体面側に凹面を向けた
負の第1レンズと、像面側に凸面を向けた正の第2レン
ズとの2枚で構成したことを特徴としている。従来の2
群ズームレンズの第1レンズは、物体側面が凸面である
例が一般的であるが、実施例のレンズは第1レンズの物
体側面を凹面とすることにより、広角で、かつ、レンズ
径の小さいズームレンズを提供することを可能としてい
る。
【0011】条件(1)は、負の第1レンズの物体側凹面
に関する条件であり、この条件を満たすことにより、正
の第1レンズ群のパワーを大きく設定し、レンズ径を小
さくすることができる。
【0012】条件(1)の上限を越える場合には、凹面の
曲率半径が大きくなり第1レンズ径を小さくすると光量
が足りなくなり、また第1レンズ群の正のパワーを打ち
消す負のパワーが少なくなるので収差補正が困難とな
る。これにより、収差補正のためにはレンズ径を大きく
しなければならない。逆に、条件(1)の下限を下回る場
合には、凹面の曲率半径が過小となり、非点収差が補正
過剰となる。
【0013】条件(2)は、第1aレンズ群の正の第2レン
ズの像側の凸面に関する条件であり、この条件を満たす
ことにより、負の第1レンズの凹面で発生した収差を第
1aレンズ群内で補正することができる。
【0014】条件(2)の上限を越える場合には、凸面の
曲率半径が大きくなって第1レンズの凹面で発生した収
差を補正することが困難となり、下限を下回る場合には
曲率半径が過小となり、高次の収差が発生する。
【0015】条件(3)は、第1aレンズ群内の負の第1レ
ンズのパワーに関する条件である。条件(3)の上限を越
える場合には、広い画角を確保することが困難となり、
下限を下回る場合には、負の第1レンズのパワーが過大
となり、非点収差の補正が困難となる。
【0016】条件(4)は、第1aレンズ群の合成パワーに
関する条件である。条件(4)の上限を越える場合には、
第1aレンズ群のパワーが負とならず、正の第1bレンズ
群との収差のバランスをとることが困難となるため、正
の第1レンズ群のパワーを大きくすることができず、全
体をコンパクトにすることが困難となる。条件(4)の下
限を下回る場合には、正の第2レンズのパワーが小さく
なり、負の第1レンズで発生した収差を補正することが
できず、第1aレンズ群内での収差のバランスをとるこ
とが困難となる。
【0017】条件(5)は、第1aレンズ群の第1レンズか
ら第2レンズまでのレンズ厚に関する条件である。条件
(5)の上限を越える場合には、レンズ全長が長くなり、
かつ第1aレンズ群のレンズ径が大きくなる。条件(5)の
下限を下回る場合には、画角を広くすることが困難とな
り、第1レンズ群をレトロフォーカスタイプとするため
には第1面と第4面との曲率半径を小さくしなければな
らず、収差の補正が困難となる。
【0018】さらに、コストを下げるためには第1aレ
ンズ群の第2レンズ、あるいは、第2レンズ群の物体側
の正の第1レンズをプラスチックレンズとすることが望
ましい。
【0019】第1aレンズ群の第2レンズをプラスチッ
クレンズとする場合には、第1aレンズ群中の第2レン
ズの焦点距離をf1a2として、以下の条件(6)を満足する
ように設定することが望ましい。
【0020】
【数2】(6) 0 < fs/f1a2 < 0.7
【0021】条件(6)は、プラスチックレンズのパワー
を規定し、条件を満たすことにより、鏡枠の温度変化に
よる伸縮に基づく焦点変動を相殺することができる。
【0022】条件(6)の上限を越える場合には、プラス
チックレンズに配分されるパワーが大きくなるため、温
度、湿度の変化に対する全系の焦点変動が大きくなる。
条件(6)の下限を下回る場合には、正レンズとならず、
鏡枠の温度変化による焦点変動を相殺することができな
い。
【0023】なお、第1aレンズ群の第2レンズは、条
件(2)を満たさない場合にも、少なくとも上記の条件(6)
を満たすパワーを持つことにより、負の第1レンズの凹
面で発生した収差を第1aレンズ群内でバランスよく補
正することができる。後述する実施例5は、条件(2)を
満たさずに条件(6)のみを満たしている。
【0024】この場合、条件(6)の下限を下回ると、第
1レンズの凹面で発生した収差を第1aレンズ群内で補
正するのが困難となる。上限を越えると第1aレンズ群
内の負の第1レンズと正の第2レンズとのパワーがそれ
ぞれ大きくなりやすく、高次の収差を発生させる原因と
なると共に、短焦点側でのバックフォーカスが小さくな
るので、第2レンズ群のレンズ径を大きくなるという問
題が生じる。
【0025】さらに、第1aレンズ群中の第2レンズを
プラスチックレンズとする場合には、短焦点距離側の焦
点距離を1.0に換算したときの非球面による球面収差係
数の変化量をΔIとして、以下の条件(7)を満足するよう
に発散性の非球面を持たせることが望ましい。
【0026】
【数3】(7) -35 <ΔI<-5
【0027】条件(7)を満たすことにより、全系の球面
収差を小さく抑えることができる。条件(7)の条件を越
える場合には非球面による球面収差補正効果が小さく、
下限を下回る場合には非球面量が大きくなって製作が困
難となる。
【0028】第2レンズ群の物体側の正の第1レンズを
プラスチックレンズとする場合には、この第1レンズの
焦点距離をf21として、以下の条件(8)を満たすように
設定することが望ましい。
【0029】
【数4】(8) 0.1 < fs/f21 < 0.8
【0030】条件(8)の上限を越える場合には、温度、
湿度の変化に対する焦点変動が大きくなり、下限を下回
る場合には正レンズのパワーが過小となり、大きな負の
パワーを有する第2レンズ群内の収差補正が困難とな
る。
【0031】さらに、第2レンズ群中の正の第1レンズ
をプラスチックレンズとする場合には、短焦点距離側の
焦点距離を1.0に換算したときの非球面による歪曲収差
係数の変化量をΔVとして、以下の条件(9)を満たすこと
が好ましい。
【0032】
【数5】(9) 0.0<ΔV<0.3
【0033】この種の望遠タイプのズームレンズはレン
ズ全長を短くするほどプラスの歪曲収差が発生し易くな
る。第2レンズ群中の物体側の正レンズを条件(9)を満
たす非球面レンズとすることにより、歪曲収差を良好に
補正することができる。第2レンズ群中の正レンズは、
第2レンズ群中ではレンズ径が小さく、製造容易である
ため、非球面レンズとすることに適している。
【0034】条件(9)の条件を越える場合には、非球面
量が大きくなって非球面の作成が困難となり、下限を下
回る場合には、非球面による歪曲収差補正効果が過小と
なる。
【0035】なお、ズーミングによるレンズ群の移動量
を小さくするためには、第1レンズ群の焦点距離を
1G、第2レンズ群の焦点距離をf2Gとして、以下の条
件(10)を満たすことが望ましい。
【0036】
【数6】(10) 1.0<f1G/|f2G|<1.2
【0037】レンズ全系を短くするためには、第1、第
2レンズ群のパワーを共に小さくすればよいが、負の第
2レンズ群のパワーを正の第1レンズ群のパワーより大
きくするとズーミングに伴うレンズ群の移動量を小さく
抑えることができる。
【0038】条件(10)の上限を越える場合には、全長を
短くする上では有利であるが、第2レンズ群の負のパワ
ーが過大となり、非点収差、歪曲収差の補正が困難とな
る。条件(10)の下限を下回る場合には、収差の補正には
有利であるが、第2レンズ群の移動量が大きくなると共
に、レンズの全長も長くなる。
【0039】
【実施例1】図1は、実施例1にかかるズームレンズのレ
ンズ断面を示したものである。具体的な数値構成は表
1、表2に示されている。表中、FNO.はレンズのFナンバ
ー、fは焦点距離、ωは半画角、rは曲率半径、dはレ
ンズ厚若しくは空気間隔、nはd-line(588nm)での屈折
率、νはアッベ数である。
【0040】図2、図3、図4は、この構成による短焦点
距離端、中間焦点距離、長焦点距離端の諸収差をそれぞ
れ示している。収差図は、球面収差SA、正弦条件SC、d
線、g線、c線における球面収差によって示される色収
差、倍率色収差、非点収差(S:サジタル、M:メリディオ
ナル)、歪曲収差を示している。
【0041】このレンズは、第3面、第8面が非球面で構
成される。非球面は、光軸からの高さがYとなる非球面
上の座標点の非球面頂点の接平面からの距離をX、非球
面頂点の曲率(1/r)をC、円錐係数をK、4次,6次,8次の非
球面係数をA4,A6,A8として、以下の式で表される。な
お、表1における非球面の曲率半径は、非球面頂点の曲
率半径であり、これらの面の円錐係数、非球面係数は表
3に示される。
【0042】
【数7】 X= CY2/(1+√(1-(1+K)C2Y2)) + A4Y4 + A6Y6 + A8Y8
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【実施例2】図5は、実施例2にかかるズームレンズのレ
ンズ断面を示したものである。具体的な数値構成は表
4、表5に示されている。
【0047】図6、図7、図8は、この構成による短焦点
距離端、中間焦点距離、長焦点距離端の諸収差をそれぞ
れ示している。
【0048】このレンズは、第3面、第8面が非球面で構
成される。これらの面の円錐係数、非球面係数は表6に
示される。
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】
【実施例3】図9は、実施例3にかかるズームレンズのレ
ンズ断面を示したものである。具体的な数値構成は表
7、表8に示されている。
【0053】図10、図11、図12は、この構成による短焦
点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端の諸収差をそれ
ぞれ示している。
【0054】このレンズは、第3面、第8面が非球面で構
成される。これらの面の円錐係数、非球面係数は表9に
示される。
【0055】
【表7】
【0056】
【表8】
【0057】
【表9】
【0058】
【実施例4】図13は、実施例4にかかるズームレンズの
レンズ断面を示したものである。具体的な数値構成は表
10、表11に示されている。
【0059】図14、図15、図16は、この構成による短焦
点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端の諸収差をそれ
ぞれ示している。
【0060】このレンズは、第3面、第8面が非球面で構
成される。これらの面の円錐係数、非球面係数は表12に
示される。
【0061】
【表10】
【0062】
【表11】
【0063】
【表12】
【0064】
【実施例5】図17は、実施例5にかかるズームレンズの
レンズ断面を示したものである。具体的な数値構成は表
12、表13に示されている。
【0065】図18、図19、図20は、この構成による短焦
点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端の諸収差をそれ
ぞれ示している。
【0066】このレンズは、第3面、第8面が非球面で構
成される。これらの面の円錐係数、非球面係数は表14に
示される。
【0067】
【表13】
【0068】
【表14】
【0069】
【表15】
【0070】表13は、前述した条件式と各実施例との関
係を示している。
【0071】
【表16】 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 (1) fs/r1 -1.64 -1.60 -1.59 -1.54 -1.46 (2) fs/r4 -1.24 -1.16 -0.97 -0.40 0.65 (3) fs/f1a1 -0.70 -0.75 -0.80 -0.84 -0.89 (4) fs/f1a -0.40 -0.44 -0.30 -0.54 -0.71 (5)(d1+d2+d3)/fs 0.18 0.18 0.17 0.17 0.21 (6) fs/f1a2 0.25 0.26 0.45 0.27 0.19 (7) ΔI -20.8 -24.7 -25.3 -26.0 -32.9 (8) fs/f21 0.64 0.64 0.56 0.48 0.50 (9) ΔV 0.098 0.106 0.101 0.08 0.14 (10) f1G/|f2G| 1.08 1.07 1.09 1.09 1.09
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、全長が短く、かつ、広角側の画角が広いコンパクト
カメラ用に適したズームレンズを得ることができる。
【0073】また、プラスチックレンズを使用するのに
適したレンズ構成、パワー配置を採用することにより、
構成枚数の少ない低コストのズームレンズを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のズームレンズのレンズ構成を示す
説明図である。
【図2】 実施例1のズームレンズの広角端における諸
収差図である。
【図3】 実施例1のズームレンズの中間焦点距離にお
ける諸収差図である。
【図4】 実施例1のズームレンズの望遠端における諸
収差図である。
【図5】 実施例2のズームレンズのレンズ構成を示す
説明図である。
【図6】 実施例2のズームレンズの広角端における諸
収差図である。
【図7】 実施例2のズームレンズの中間焦点距離にお
ける諸収差図である。
【図8】 実施例2のズームレンズの望遠端における諸
収差図である。
【図9】 実施例3のズームレンズのレンズ構成を示す
説明図である。
【図10】 実施例3のズームレンズの広角端における
諸収差図である。
【図11】 実施例3のズームレンズの中間焦点距離に
おける諸収差図である。
【図12】 実施例3のズームレンズの望遠端における
諸収差図である。
【図13】 実施例4のズームレンズのレンズ構成を示
す説明図である。
【図14】 実施例4のズームレンズの広角端における
諸収差図である。
【図15】 実施例4のズームレンズの中間焦点距離に
おける諸収差図である。
【図16】 実施例4のズームレンズの望遠端における
諸収差図である。
【図17】 実施例5のズームレンズのレンズ構成を示
す説明図である。
【図18】 実施例5のズームレンズの広角端における
諸収差図である。
【図19】 実施例5のズームレンズの中間焦点距離に
おける諸収差図である。
【図20】 実施例5のズームレンズの望遠端における
諸収差図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 15/16

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に、正の第1レンズ群と、負
    の第2レンズ群とが配列して構成され、第1、第2レン
    ズ群間隔を変化させて焦点距離を変化させるズームレン
    ズにおいて、 前記第1レンズ群は、物体側から負の第1aレンズ群と
    正の第1bレンズ群とが配列して構成され、 前記第1aレンズ群は、物体側から、物体側面の曲率半
    径が像側面の曲率半径より小さい物体面側に凹面を向け
    負の第1レンズと、像面側に凸面を向けた正の第2レ
    ンズとが配列して構成され、以下の条件を満たすことを
    特徴とするズームレンズ。 (1) -2.5 < fs/r1 < -0.8 (2) -2.0 < fs/r4 < -0.2 (3) -1.2 < fs/f1a1 < -0.3 (4) -0.9 < fs/f1a < 0.0 (5) 0.12 < (d1 + d2 + d3)/fs < 0.4 ただし、 ri : 第i面の曲率半径、 fs : 短焦点距離端の全系の焦点距離、 f1a1: 第1aレンズ群中の第1レンズの焦点距離、 f1a: 第1aレンズ群の焦点距離、 di : 第i面と第i+1面の間隔とする。
  2. 【請求項2】前記第1aレンズ群中の第2レンズは、プ
    ラスチックレンズであり、以下の条件を満たすことを特
    徴とする請求項1に記載のズームレンズ。 (6) 0 < fs/f1a2 < 0.7 ただし、 f1a2 : 第1aレンズ群中の第2レンズの焦点距離とす
    る。
  3. 【請求項3】前記第1aレンズ群の正のプラスチックレ
    ンズは、以下の条件を満たす非球面を有することを特徴
    とする請求項2に記載のズームレンズ。 (7) -35 <ΔI<-5 ただし、 ΔI:短焦点距離側の焦点距離を1.0に換算したときの非
    球面による球面収差係数の変化量である。
  4. 【請求項4】前記第2レンズ群は、物体側から順に、プ
    ラスチック製の正の第1レンズと負の第2レンズとから
    構成され、以下の条件を満たすことを特徴とする請求項
    1に記載のズームレンズ。 (8) 0.1 < fs/f21 < 0.8 ただし、 f21 : 第2レンズ群中の第1レンズの焦点距離とす
    る。
  5. 【請求項5】前記第2レンズ群中の正のプラスチックレ
    ンズは、以下の条件式を満たす非球面を有することを特
    徴とする請求項3に記載のズームレンズ。 (9) 0.0<ΔV<0.3 ただし、 ΔV:短焦点距離側の焦点距離を1.0に換算したときの非
    球面による歪曲収差係数の変化量である。
  6. 【請求項6】以下の条件を満たすことを特徴とする請求
    項1に記載のズームレンズ。 (10) 1.0<f1G/|f2G|<1.2 ただし、 f1G:第1レンズ群の焦点距離、 f2G:第2レンズ群の焦点距離である。
  7. 【請求項7】物体側より順に、正の第1レンズ群と、負
    の第2レンズ群とが配列して構成され、第1、第2レン
    ズ群間隔を変化させて焦点距離を変化させるズームレン
    ズにおいて、 前記第1レンズ群は、物体側から負の第1aレンズ群と
    正の第1bレンズ群とが配列して構成され、 前記第1aレンズ群は、物体側から、物体側面の曲率半
    径が像側面の曲率半径より小さい物体面側に凹面を向け
    負の第1レンズと、正の第2レンズとが配列して構成
    され、以下の条件を満たすことを特徴とするズームレン
    ズ。 (1) -2.5 < fs/r1 < -0.8 (3) -1.2 < fs/f1a1 < -0.3 (4) -0.9 < fs/f1a < 0.0 (5) 0.12 < (d1 + d2 + d3)/fs < 0.4 (6) 0 < fs/f1a2 < 0.7 ただし、 ri : 第i面の曲率半径、 fs : 短焦点距離端の全系の焦点距離、 f1ai: 第1aレンズ群中の第iレンズの焦点距離、 f1a: 第1aレンズ群の焦点距離、 di : 第i面と第i+1面の間隔とする。
  8. 【請求項8】前記第1aレンズ群の正のプラスチックレ
    ンズは、以下の条件を満たす非球面を有することを特徴
    とする請求項7に記載のズームレンズ。 (7) -35 <ΔI<-5 ただし、 ΔI:短焦点距離側の焦点距離を1.0に換算したときの非
    球面による球面収差係数の変化量である。
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