JP3397192B2 - 静電気除去装置および静電気除去方法 - Google Patents

静電気除去装置および静電気除去方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに帯電した
静電気をイオンを用いて除去する静電気除去装置および
静電気除去方法に関し、特に、ワ−クを搬送するワーク
搬送装置に用いて好適な静電気除去装置および静電気除
去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置用のガラスプレートの露光
装置に付設される搬送装置として、例えば図5に示すも
のが知られている。この搬送装置1は、2本のフィンガ
2a,2bによってガラスプレートPの下面側を支持す
るハンドリングアーム2をレール3,4に沿って水平方
向(矢印Y1,Y2方向)に移動させるとともに、上段
のレール3およびハンドリングアーム2を旋回軸5の回
りに水平に旋回させることにより、キャリア6に収納さ
れたガラスプレートPを露光装置7のステージ(不図
示)に搬入し、あるいはステージ上のガラスプレートP
をキャリア6まで搬出する。なお、8はキャリア6をガ
ラスプレートPの並び方向(図示例では垂直方向:矢印
Y3方向)に昇降させて搬送対象となるガラスプレート
Pを選択する昇降機構である。
【0003】露光装置7では、搬入されたガラスプレー
トPがステージに真空吸着されて所望のパターンが露光
される。露光終了後はガラスプレートPがステージから
剥離されてキャリア6へ搬出されるが、この剥離時には
ガラスプレートPに静電気が帯電する。この帯電現象
は、特にTFT液晶用の無アルカリガラスの場合におい
て顕著に発生する。この静電気を放置しておくと、搬出
中にガラスプレートPとプレート近くの装置のアースが
取れている箇所との間で放電が生じ、あるいはキャリア
6内に戻されたガラスプレートPの静電気がガラスプレ
ートPの収容個数の増加に伴って蓄積されてキャリア6
内でプレートPとアースのとれているフィンガ2a、2
bとの間で放電が生じる。フィンガ2a,2b、ハンド
リングアーム2が導電体で作られているばあい、かかる
放電現象が生じると、ガラスプレートPの表面に形成さ
れるレジスト層に穴が開いたり表面の素子が損傷したり
する。また、ガラスプレートPが帯電するとダストが付
着し易くなる。
【0004】そこで、上記の搬送装置では、露光装置7
から搬出されたガラスプレートPの静電気を除去すべ
く、露光装置7と隣り合わせて静電気除去器9を設け、
露光装置7から搬出されるガラスプレートPの静電気を
除去している。この静電気除去器9はイオン風をガラス
プレートPに吹き付けて静電気を除去するもので、イオ
ン風の正負のバランスは常に釣り合った状態に保たれて
いる。これは、露光前すなわち搬入時には未帯電のガラ
スプレートPが通過するので、かかるガラスプレートP
の帯電防止を優先させる必要があること、および露光後
のガラスプレートPの帯電状態(極性および電荷量)が
不明であることによる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の静電気
除去装置は、静電気除去器9からのイオン風のバランス
が保たれているために静電気除去効率が悪く、露光装置
7から搬出されるガラスプレートPの静電気を除去する
際にガラスプレートPを長時間イオン風にさらす必要が
生じる。このため、ガラスプレートPの搬出速度を遅く
し、あるいは静電気除去器9の下でガラスプレートPを
一旦停止させる操作が必要となって搬送時間の長時間化
が避けられなかった。
【0006】ここで、搬送時間の短縮を優先してガラス
プレートPの搬出速度を高めると静電気を十分に除去で
きず、放電を起こすおそれが高まる。静電気除去効果を
高めるべく静電気除去器9をイオン風のバランスが崩れ
た状態で継続的に使用したときは、露光処理前のガラス
プレートPがイオン風で帯電して露光処理に不都合が生
じる。また、搬送されるガラスプレートPの帯電状態が
不明である限り、イオン風のバランスをどのように崩せ
ば良いのか判断できず、イオン風と静電気とが同一の極
性側に偏ってかえって帯電量が増加するおそれがある。
【0007】本発明の目的は、ワークの帯電状態に関わ
らず迅速確実に静電気を除去できる静電気除去装置およ
び静電気除去方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明の実施の携帯を示す
図面に対応付けて説明する。 (1)請求項1記載の静電気除去装置は、ワーク(P)
に帯電した静電気をイオンを用いて除去する静電気除去
手段(12A〜12D)を有した静電気除去装置であっ
て、静電気除去手段(12A〜12D)はワーク(P)の
搬送経路に沿って複数配置されており、複数の静電気除
去手段(12A〜12D)のイオンの正負のバランスを段
階的に変化させる変化手段(13)を設けている。 (2)請求項2記載の静電気除去装置は、ワーク(P)
の帯電状態を測定する帯電状態測定手段(11)を設
け、変化手段(13)が帯電状態測定手段(11)の測
定結果に基づいて複数の静電気除去手段(12A〜12
D)のイオンの正負のバランスを段階的に変化させてい
る。 (3)請求項3記載の静電気除去方法は、ワーク(P)
に帯電した静電気を静電気除去手段(12A〜12D)か
ら発生したイオンを用いて除去する静電気除去方法であ
って、静電気除去手段(12A〜12D)をワーク(P)
の搬送経路に沿って複数配置し、複数の静電気除去手段
(12A〜12D)のイオンの正負のバランスを段階的に
変化させてワーク(P)の静電気を除去している。請求
項4記載の静電気除去方法は、ワーク(P)の帯電状態
を測定し、その帯電状態に基づいて複数の静電気除去手
段(12A〜12D)のイオンの正負のバランスを段階的
に変化させている。
【0009】 請求項1記載の静電気除去装置は、変化
手段(13)が複数の静電気除去手段(12A〜12D)
で生成するイオンの正負のバランスを段階的に変化させ
ている。請求項2記載の静電気除去装置は、帯電状態測
定手段(11)がワーク(P)の帯電状態を測定し、変
化手段(13)が帯電状態測定手段(11)の測定結果
に基づいて複数の静電気除去手段(12A〜12D)のイ
オンの正負のバランスを段階的に変化させている。請求
項3記載の静電気除去方法は、ワーク(P)の静電気を
除去する際に複数の静電気除去手段(12A〜12D)の
イオンの正負のバランスを段階的に変化させている。請
求項4記載の静電気除去方法は、ワーク(P)の帯電状
態に基づいて複数の静電気除去手段(12A〜12D)の
イオンの正負のバランスを段階的に変化させている。
【0010】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が発明の実施の形態に限定されるものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発
明の一実施の形態を説明する。なお、上述した図5に示
す従来例と共通する部分には同一符号を付し、説明を省
略する。図1に示す搬送装置10では、液晶表示装置用
のガラスプレートPが往復する搬送経路上に、帯電状態
測定器11および静電気除去器12が露光装置7からキ
ャリア6へ向けて順に配設されている。帯電状態測定器
11はガラスプレートPと所定の測定距離をおいて対向
する導体とガラスプレートPとの間の電位差を測定し、
その結果と上述した測定距離とからガラスプレートPの
極性および帯電量を求める公知のものである。帯電状態
測定器11が測定した極性および帯電量は帯電情報とし
て制御回路13へ供給される。
【0012】図1および図2に示すように、静電気除去
器12はガラスプレートPの搬送経路を横切るように配
置される柱状の本体120と、この本体120の下面側
に長手方向へ一定間隔をおいて取り付けられる複数(図
では4本)のノズル121と、各ノズル121の中心に
1本ずつ交互に挿入される針状の正電極122および負
電極123とを有するもので、正電極122および負電
極123に電圧を印加して正イオンおよび負イオンを生
じさせた状態で窒素供給源NSからノズル121の上部
に空気又は窒素ガスを圧送してノズル121の下部開口
からイオン風を噴射させる。このイオン風がガラスプレ
ートPに吹き付けられると、ガラスプレートPの表面が
電気的に中和されて静電気が除去される。静電気除去器
12の静電気除去性能は正電極122および負電極12
3に印加される電圧に応じて変化し、両者に等しい電圧
が印加されるときは生成されるイオン風の正負のバラン
スが釣り合って帯電電位の高い物体に対する静電気除去
性能が低くなる。正電極122または負電極123いず
れか一方の電圧が大きくなるとそれに応じてイオン風の
バランスが正または負側に偏って静電気除去性能が高く
なる。
【0013】制御回路13は、内部に記憶する動作プロ
グラムにしたがってハンドリングアーム2および昇降機
構8の動作を制御するとともに、帯電状態測定器11か
ら送られる帯電情報とガラスプレートPの搬送方向とに
基づいて静電気除去器12の正電極122および負電極
123に印加する電圧を制御する。ガラスプレートPの
搬送方向は制御回路13自身が判断する。具体的には現
在実行されているハンドリングアーム2の動作プログラ
ムが、ガラスプレートPの搬入命令および搬出命令のい
ずれに該当するかを判断し、あるいはハンドリングアー
ム2を駆動するアクチュエータの動作方向を検出してガ
ラスプレートPの搬入動作と搬出動作のいずれが起動さ
れているかを判断する。なお、ガラスプレートPの搬送
経路上にセンサを配置し、現実のガラスプレートPの搬
送方向を検出しても良い。
【0014】図3に制御回路13における静電気除去器
12の制御手順を示す。ガラスプレートPの搬送のため
に搬送装置10が起動されると、制御回路13は、まず
ステップS1でガラスプレートPの搬出動作か否かを判
断する。搬出動作と判断したときはステップS2に進
み、露光装置7から搬出されるガラスプレートPの帯電
極性および帯電量を帯電状態測定器11から読み込む。
ステップS3では、得られた帯電情報に応じて静電気除
去器12の正電極122および負電極123に印加する
電圧を変化させて静電気除去性能を最適な状態に設定す
る。すなわち、ステップS2で測定したガラスプレート
Pの帯電極性と反対側の極性の電極の電圧をガラスプレ
ートPの帯電量に応じて増加させることで、ガラスプレ
ートPと反対側の極性のイオンを帯電量に見合った量だ
け増加させる。
【0015】静電気除去性能を所望の状態に設定した後
は、ステップS4でイオンのアンバランス状態を予め定
めた時間だけ継続させるために除電時間計時タイマをス
タートさせ、ステップS5でタイムアップとなるまで判
断を繰り返す。タイムアップと判断したときはステップ
S6へ進み、静電気除去器12の正電極122および負
電極123に印加する電圧を等しくしてイオン風の正負
のアンバランス量を零、すなわちイオンバランスが釣り
合った状態に復帰させて処理を終了する。なお、ステッ
プS1でガラスプレートPの搬出でないと判断したとき
は、ステップS6へ進んでイオンバランスを釣り合った
状態に保つ。
【0016】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態ではガラスプレートPが露光装置7から搬出される
ときにその帯電状態が測定され、測定結果に応じて静電
気除去器12のイオン風の正負のバランスがガラスプレ
ートPの帯電極性と反対側へ帯電量に応じて崩されるの
で、高い静電気除去効果が得られて露光装置7から搬出
されるガラスプレートPの静電気の除去に要する時間が
従来と比較して著しく短縮される。したがって、ガラス
プレートPの搬出速度を高めても確実に静電気を除去で
き、搬送時間を短縮できる。ガラスプレートPの搬入時
には静電気除去器12のイオンバランスが釣り合った状
態に保たれるので、未帯電のガラスプレートPを誤って
帯電させてしまうおそれもない。
【0017】本実施の形態では、各ガラスプレートPの
帯電状態を帯電状態測定器11で測定して静電気除去性
能を個別に設定したが、露光装置7から搬出されるガラ
スプレートPの帯電極性および帯電量がほぼ一定である
ときは帯電状態測定器11を省略し、ガラスプレートP
の搬入時にイオンバランスを保つ一方で、ガラスプレー
トPの搬出時に一律にイオンバランスを崩すようにして
も良い。ガラスプレートPの帯電状態は露光装置7での
処理前のプロセスに依存するので、露光前のプロセスに
応じてガラスプレートPの搬出時のイオンバランスを変
更しても良い。この際、プロセス全体を管理するホスト
コンピュータが存在するときは、ホストコンピュータか
ら制御回路13へイオンバランスの指示を与えることも
できる。
【0018】実施の形態ではイオン風の極性およびアン
バランス量を制御して静電気除去器12の静電気除去性
能を変化させたが、ガラスプレートPの帯電極性が決ま
っていて帯電量のみ不明なときは、静電気除去器12の
アンバランス量だけ制御すれば良い。ちなみに、ガラス
プレートPの帯電極性は表面の材質で概ね決まってお
り、例えばガラスそのものが露出しているときは正側に
帯電し、メタルが表面に積層されているときは負側に帯
電する。なお、静電気除去性能を変更する際にはイオン
風の風量も制御対象に加えて良い。また、ガラスプレー
トPの搬入時には、イオンバランスを釣り合った状態と
するのに代え、静電気除去器12の電源をオフして帯電
を防止してもよい。
【0019】ガラスプレートPの搬出速度が高くて単一
の静電気除去器12では十分に静電気を除去できないと
きは、例えば図4に示す搬送装置10Aのように、複数
の静電気除去器12A,12B,12Cを搬送経路上に
並設すればよい。この場合、各静電気除去器12のイオ
ン風のアンバランス量を露光装置7から離れるに連れて
小さくし、段階的に静電気を除去しても良い。静電気除
去器12を複数組必要とするときも、各静電気除去器1
2の静電気除去効果が高いので静電気除去器12の必要
個数が従来よりも減少する。なお、静電気除去器を複数
設ける場合において、キャリア6内のガラスプレートP
にイオン風が吹きかかるような位置へ静電気除去器12
Dを設置するときは、かかる静電気除去器12Dのイオ
ンバランスを常時釣り合った状態に保つ必要がある。こ
の場合、静電気除去器12Dは、イオンバランスを変更
できる直流電源式のものに限らず、イオンバランスが常
時釣り合う交流電源式のものとしても良く、その動作も
搬送装置10Aの搬送動作と同期させる必要はない。
【0020】上述した実施の形態では、露光処理前のガ
ラスプレートPが未帯電であることを前提とし、ガラス
プレートPの搬入時には帯電防止のために静電気除去器
12からのイオン風のバランスを釣り合った状態に保っ
ているが、露光前のプロセスでガラスプレートPが帯電
しているときは、その帯電状態に応じて静電気除去器1
2の静電気除去性能を変化させても良い。例えば、露光
処理に先立ってレジスト形成、ベーク処理が設けられる
場合は、その段階でガラスプレートPの吸着および剥離
が行なわれるために帯電が生じる可能性がある。なお、
搬入時の帯電状態が不明なときは、帯電状態測定器11
を静電気除去器12よりもキャリア6側に増設して帯電
状態を測定する。
【0021】以上の実施の形態では液晶表示装置用のガ
ラスプレートPが搬送経路を往復する搬送装置を例に説
明し、搬入時と搬出時とで帯電状態が異なる場合を想定
したが、搬送過程で静電気を除去する必要が生じるあら
ゆる種類のワーク搬送装置であっても良い。また、ワー
クが同一経路を往復する装置に限らず、帯電状態が不明
なワークが搬送経路を一方通行する搬送装置であっても
良い。この場合には、搬送経路上に帯電状態測定器11
と静電気除去器12とを搬送方向に沿って並設し、搬送
されるワークの帯電状態を測定してその結果に応じて静
電気除去器12の静電気除去性能を設定することで、迅
速確実に静電気を除去できる。
【0022】以上説明した実施の形態と特許請求の範囲
の要素との対応において、ガラスプレートPはワーク
を、帯電状態測定器11は帯電状態測定手段を、制御回
路13は変化手段を構成し、帯電状態測定器11,静電
気除去器12,12A,12B,12Cおよび制御回路
13で静電気除去装置が構成される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の静
電気除去装置は、変化手段が複数の静電気除去手段で生
成するイオンの正負のバランスを段階的に変化させてい
るので、ワークの静電気の除去に要する時間を従来に比
べ短縮することができる。請求項2記載の静電気除去装
置は、帯電状態測定手段がワークの帯電状態を測定し、
その測定結果に基づいて変化手段が複数の静電気除去手
段で生成するイオンの正負のバランスを段階的に変化さ
せているので、ワークの帯電状態に関わらず迅速かつ確
実に静電気を除去することができ、従来に比べ静電気除
去に要する時間を短縮することができる。請求項3記載
の静電気除去方法は、ワークの静電気を除去する際に複
数の静電気除去手段で生成するイオンの正負のバランス
を段階的に変化させているので、ワークの静電気の除去
に要する時間を従来に比べ短縮することができる。請求
項4記載の静電気除去方法は、ワークの帯電状態を測定
し、その測定結果に基づいて複数の静電気除去手段で生
成するイオンの正負のバランスを段階的に変化させてい
るので、ワークの帯電状態に関わらず迅速かつ確実に静
電気を除去することができ、従来に比べ静電気除去に要
する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による静電気除去装置を設けた搬送装置
を示す図で、(a)は平面図、(b)は同図(a)の矢
印Ib方向からの側面図。
【図2】図1の装置の静電気除去器の概略構成を示す
図。
【図3】図1の制御回路での制御手順を示すフローチャ
ート。
【図4】静電気除去器を複数設けた変形例を示す図で、
(a)は平面図、(b)は同図(a)の矢印IVb方向か
らの側面図。
【図5】従来の搬送装置の一例を示す図で、(a)は平
面図、(b)は同(a)の矢印Vb方向からの側面図。
【符号の説明】
10,10A 搬送装置 11 帯電状態測定器 12,12A,12B,12C 静電気除去器 13 制御回路 P ガラスプレート

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに帯電した静電気をイオンを用い
    て除去する静電気除去手段を有した静電気除去装置にお
    いて、前記静電気除去手段は前記ワークの搬送経路に沿って複
    数配置されており、 前記複数の静電気除去手段の 前記イオンの正負のバラン
    スを段階的に変化させる変化手段を設けたことを特徴と
    する静電気除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の静電気除去装置におい
    て、 前記ワークの帯電状態を測定する帯電状態測定手段を設
    け、前記変化手段は前記帯電状態測定手段の測定結果に
    基づいて前記複数の静電気除去手段の前記イオンの正負
    のバランスを段階的に変化させることを特徴とする静電
    気除去装置。
  3. 【請求項3】 ワークに帯電した静電気を静電気除去手
    段から発生したイオンを用いて除去する静電気除去方法
    において、前記静電気除去手段を前記ワークの搬送経路に沿って複
    数配置し、 前記複数の静電気除去手段の 前記イオンの正負のバラン
    スを段階的に変化させて前記ワークの静電気を除去する
    ことを特徴とする静電気除去方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の静電気除去方法におい
    て、 前記ワークの帯電状態を測定し、その帯電状態に基づい
    前記複数の静電気除去手段の前記イオンの正負のバラ
    ンスを段階的に変化させることを特徴とする静電気除去
    方法。
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