JP3160690B2 - 処理方法 - Google Patents

処理方法

Info

Publication number
JP3160690B2
JP3160690B2 JP28211393A JP28211393A JP3160690B2 JP 3160690 B2 JP3160690 B2 JP 3160690B2 JP 28211393 A JP28211393 A JP 28211393A JP 28211393 A JP28211393 A JP 28211393A JP 3160690 B2 JP3160690 B2 JP 3160690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
transfer
exposure
processing
cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28211393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07112802A (ja
Inventor
正巳 飽本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP28211393A priority Critical patent/JP3160690B2/ja
Publication of JPH07112802A publication Critical patent/JPH07112802A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3160690B2 publication Critical patent/JP3160690B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70733Handling masks and workpieces, e.g. exchange of workpiece or mask, transport of workpiece or mask
    • G03F7/7075Handling workpieces outside exposure position, e.g. SMIF box

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】この発明は、レジスト塗布現像装
置と露光装置との間で相互に半導体ウエハ等の被処理体
を搬送する処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイスの製造工程にお
いては、半導体ウエハにレジスト液を塗布し、例えば電
子ビーム露光によりレジストに回路パターン等を転写
し、これを現像処理する一連の処理が施される。
【0003】このような処理を行う場合、例えば図12
に示す処理システム60が使用されている。この処理シ
ステム60は、被処理体としての半導体ウエハ(以下、
単にウエハという)Wに電子線感応レジスト液を塗布
し、露光処理後のウエハWを現像処理するレジスト塗布
現像装置61と、このレジスト塗布現像装置61によっ
てレジスト膜が形成されたウエハWに電子ビームを照射
して露光処理する電子ビーム露光装置(以下、EB露光
装置という)62と、これらレジスト塗布現像装置61
とEB露光装置62との間でウエハWの受け渡しを行う
搬送装置63とからなる。
【0004】レジスト塗布現像装置61は、ウエハWを
搬入・搬出するローダ部64、ウエハWをブラシ洗浄す
るブラシ洗浄部65、ウエハWを高圧ジェット水で洗浄
するジェット水洗浄部66、ウエハWの表面を疎水化処
理するアドヒージョン部67、ウエハWの表面にレジス
ト液を塗布しかつサイドリンス処理によりウエハ周縁部
の余分なレジストを除去する機能を備えたレジスト塗布
部68、レジスト塗布の前後でウエハWを加熱してプリ
ベーク並びにポストベークを行うベーク部69、上記ア
ドヒージョン部67の下段に配置されウエハWを所定温
度に冷却する冷却部70、EB露光装置62で露光処理
されたウエハWを現像処理しかつ現像後のレジストパタ
ーンをリンス処理する機能を備えた現像部71などを集
合化して構成されている。
【0005】このレジスト塗布現像装置61の中央部に
は、2つに分割されたメイン搬送路72,73が配置さ
れると共に、それぞれにメイン搬送アーム74,75が
移動自在に設けられている。上記各処理部65〜71
は、メイン搬送路72,73の両側に配置されており、
メイン搬送路72,73間には、メイン搬送アーム7
4,75間でウエハWの受け渡しを行うための待機台7
6が設けられている。
【0006】そして、レジスト塗布現像装置61に隣接
し、EB露光装置62との間でウエハWの搬出搬入を行
うための搬送装置63には、例えば、メイン搬送路75
の端部に面して中間受け渡し台77が昇降可能に設けら
れると共に、この中間受け渡し台77の両側にバッファ
用キャリアカセット78が設けられ、更に中間受け渡し
台77の前に、図13中、X,Y(水平)、Z(上下)
及びθ(回転)方向に移動可能なウエハ受渡用搬送機構
79が設けられ、この搬送機構79のEB露光装置62
側にウエハ受渡用載置台80が配置されている。
【0007】上述の処理システムでは、レジスト塗布現
像装置61の未処理のウエハWの入ったウエハカセット
81から一方のメイン搬送アーム74によってウエハW
が取り出され、一方のメイン搬送路72の両側に設けら
れた各処理部65〜70へ順次搬送されてレジスト塗布
処理が施された後、待機台76を介して他方のメイン搬
送アーム75に受け渡されて搬送装置63へ搬送され、
中間受け渡し台77で必要に応じて冷却された後、ウエ
ハ受渡用搬送機構79により搬送されてウエハ受渡用載
置台80上に載置される。
【0008】その後、ウエハWはEB露光装置62内に
設けられた図示省略の搬送機構によってEB露光装置6
2内へ搬入されて露光処理される。また、EB露光装置
62からレジスト塗布現像装置61内にウエハWを搬入
するときは、EB露光装置62の搬送機構によって露光
処理後のウエハWがウエハ受渡用載置台80上に載置さ
れ、そのウエハWをウエハ受渡用搬送機構79が受取
り、中間受け渡し台77を介して上記他方のメイン搬送
アーム75へ受け渡される。
【0009】そして、ウエハWは上記他方のメイン搬送
アーム75によって現像処理部71へ搬送されて現像処
理された後、待機台76を介して上記一方のメイン搬送
アーム72に受け渡され、ローダ部64へ搬送されて処
理済ウエハ用のウエハカセット82内に収納される。な
お、レジスト塗布現像装置61とEB露光装置62の双
方のウエハWの搬入、搬出のタイミングが大きくずれる
場合などには、ウエハWはバッファ用キャリアカセット
78内に一時収容される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にEB露光装置62を含む処理システムでは、レジスト
を塗布したウエハWに電子ビームを照射して露光処理が
なされるため、ウエハWが帯電しやすい。ウエハWが帯
電していると、上述した一連の処理及び搬送の過程にお
いて静電気の影響でウエハ表面にパーティクルが付着し
やすくなり、歩留まり低下の原因になる。また、上述し
た一連の処理を繰り返し行う場合などにおいては、帯電
したウエハWがEB露光処理に供されることになり、ウ
エハWの周囲に形成される電場の影響で電子ビームが曲
げられてしまい、正確なパターン形状が得られなくな
る。また、EB露光装置以外の露光装置とレジスト塗布
現像装置とを有する処理システムにおいても、ウエハが
帯電し、上述と同様にウエハがダメージを受ける虞れが
ある。
【0011】この発明はかかる事情の下に創案されたも
のであり、その目的は、被処理体を除電しつつ、レジス
ト塗布現像装置と露光装置との間で相互に被処理体を搬
送することができる処理方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の処理方法は、処理装置外部から露光処理
部に被処理体を搬送する工程と、上記被処理体に蓄積し
た電荷と異なる極性のイオン化した気体を吹き付けて帯
電された電荷を除電すると共に、異常帯電を判定・表示
する工程と、所定以上の電荷が蓄積された上記被処理体
を露光処理せずに所定のバッファ用カセットに収納する
工程と、を有することを特徴とする
【0013】
【作用】上記のように構成されるこの発明の処理方法に
よれば、処理装置外部から露光処理部に被処理体を搬送
する際、被処理体に蓄積した電荷と異なる極性のイオン
化した気体を吹き付けて帯電された電荷を除電すると共
に、異常帯電を判定・表示し、所定以上の電荷が蓄積さ
れた被処理体を露光処理せずに所定のバッファ用カセッ
トに収納することができる。したがって、異常帯電され
た被処理体の露光処理を防止すると共に、正常な被処理
体のスループットの低下を防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の処理方法の実施例を図面に
基いて詳細に説明する。図1は、この発明に係る処理装
置の一実施例を示す部分破断斜視図、図2は、図1の平
面図が示されている。なお、レジスト塗布現像装置61
並びにEB露光装置62は図13と同様のものとする。
【0015】図1及び図2に示すように、この発明に係
処理装置1は、EB露光装置62の被処理体搬出入部
近傍に設けられた第1の受渡用載置部であるウエハ受渡
しステージ2と、レジスト塗布現像装置61の被処理体
搬出入部近傍に設けられた第2の受渡用載置部であるウ
エハ受渡し台3と、ウエハ受渡しステージ2を介してE
B露光装置62内の図示省略の被処理体搬送機構と相互
にウエハWの受け渡しを行うと共にウエハ受渡し台3を
介してレジスト塗布現像装置61内の被処理体搬送機構
のメイン搬送アーム75と相互にウエハWの受け渡しを
行う受渡用搬送アーム4を備えた受渡用搬送機構5と、
ウエハ受渡し台3と受渡用搬送アーム4との間のウエハ
Wの受け渡しの際にウエハWを一時収容するための複数
のバッファ用カセット(以下にバッファ用ウエハカセッ
トという)6とで概略構成されている。
【0016】上記ウエハ受渡しステージ2には、そのウ
エハ載置面から突出させて3本のウエハ支持ピン8が設
けられている。これらウエハ支持ピン8は、図3に示す
ようにウエハWの下面に接触してこれを3点支持するよ
うになっている。また、図8に示すように、ウエハ受渡
しステージ2の上方に除電手段であるイオナイザー23
が設けられており、ウエハ受渡しステージ2上の帯電し
たウエハWの表面に、イオナイザー23で生成した異な
る極性のイオン化した気体を吹き付けることによりウエ
ハWに帯電した電荷を打ち消すことができる。
【0017】図8に示すイオン化した気体を吹き付けて
除電する方式を採用する場合、処理装置1のウエハ搬送
経路にバーコード等の記号を読み取る機構を設け、例え
ば図10に示すようにバーコード11等の識別記号を付
したウエハWを処理に供することで、バーコード11か
ら読み取ったそのウエハWの予想帯電量と実測した帯電
量とを比較し、その結果に基づいてイオナイザー23が
自動制御されるシステム構成を採用することにより、個
々のウエハWの帯電量に応じた除電処理を行うことがで
きる。また、このようなシステム構成によれば、ウエハ
の異常帯電を判定・表示したり、異常帯電したウエハや
パイロット用ウエハ等を別途定められた場所例えばバッ
ファ用カセット6に搬送し収納することも可能になる。
したがって、異常帯電により破壊されたウエハWの露光
処理を防止すると共に、正常なウエハWのスループット
の低下を防止することができる。
【0018】上記ウエハ受渡し台3は、昇降装置19に
よって上下に移動できるようになっており、これを上昇
させた状態でメイン搬送アーム75との間でウエハWの
受け渡しができ、下降させた状態で受渡用搬送アーム4
との間でウエハWの受け渡しができるようになってい
る。このウエハ受渡し台3のウエハ載置面には、メイン
搬送アーム75及び受渡用搬送アーム4からウエハWを
受け取る際にウエハWを正確に位置決めするための3つ
の爪9が設けられている。
【0019】上記受渡用搬送機構5は、Y方向すなわち
前記メイン搬送路73と直交する方向に延びる搬送路1
0に沿って移動自在に設けられており、昇降自在かつ回
転自在な搬送基台13と、この搬送基台13上に進退自
在に設けられたピンセット式の受渡用搬送アーム4とを
備えている。更に詳細には、Y方向に移動する移動体1
1と、移動体11に組み込まれた昇降機構によりZ方向
(上下方向)に昇降される昇降台12と、昇降台12上
に上記搬送基台13を支持してこれを回転させる(θ方
向に駆動する)ための回転軸14とを具備しており、こ
れらによって受渡用搬送機構5が構成されている。そし
て、この受渡用搬送機構5は、上記ウエハ受渡し台3が
下降位置にあるときに昇降台12を上昇位置に置いてウ
エハ受渡し台3との間でウエハWの受け渡しを行い、ま
た、昇降台12を下降位置に置いて上記ウエハ受渡しス
テージ2との間でウエハWの受け渡しを行う。
【0020】搬送基台13には受渡用搬送アーム4が後
端位置まで後退したときに受渡用搬送アーム4に保持さ
れているウエハWの後方側の周縁部に当接する当接片1
5が受渡用搬送アーム4を挟んで両側に固定して設けら
れており、これら2つの当接片15と受渡用搬送アーム
4の先端に形成された段部4aとにより、ウエハWが受
渡用搬送アーム4上の適切な保持位置に位置決め(セン
タリング)されるようになっている。受渡用搬送アーム
4は導電性材料例えばステンレススチールで形成されて
おり、除電手段である接地導線16により処理装置1の
本体フレーム等に電気的に接続されている。なお、受渡
用搬送アーム4が受渡用搬送機構5を介して本体フレー
ムに導通状態であれば、上記接地導線16を省略しても
よい。
【0021】上記バッファ用ウエハカセット6は、上記
ウエハ受渡し台3の両側に設けられたガイドフレーム1
8(図4参照)内に、単独に或いは数段に積み重ねて上
下に移動可能に収納されており、バッファ用ウエハカセ
ット6の下方には、カセット取出用ピン17が設けられ
ている。このカセット取出用ピン17は、図4に示すよ
うに、ガイドフレーム18内のバッファ用ウエハカセッ
ト6を上方に押し上げるためのもので、処理装置1本体
の上板1aを貫通して図示省略の昇降機構により昇降自
在に設けられている。この場合、バッファ用ウエハカセ
ット6とカセット取出用ピン17は共に導電性材料例え
ばステンレススチールで形成されており、カセット取出
用ピン17は、除電手段である接地導線16によって処
理装置1の本体フレーム等に電気的に接続されている。
したがって、バッファ用ウエハカセット6は、カセット
取出用ピン17との接触により接地される。この場合、
接地導線16の途中には、10MΩ程度の抵抗を有する
抵抗器7が設けられている。このように設置導線16の
途中に抵抗器7を設けることにより、カセット取出用ピ
ン17とウエハWとが接触した際に急激に放電し過大な
電流が流れるのを防止し、スパークの発生によるウエハ
Wの破損を防ぐことができる。
【0022】次に、上記のように構成されたこの実施例
の処理装置1によるレジスト塗布現像装置61とEB露
光装置62間におけるウエハWの搬送動作について説明
する。
【0023】レジスト塗布現像装置61によってレジス
ト液例えば電子ビームに感応する電子線感応レジスト液
が塗布されたウエハWは、メイン搬送アーム75によっ
てウエハ受渡し台3に載置される。その後、ウエハ受渡
し台3が下降すると共に、受渡用搬送機構5が駆動して
受渡用搬送アーム4でウエハWを受け取る。受渡用搬送
アーム4がウエハWに接触した瞬間に、蓄積されていた
電荷が受渡用搬送アーム4に接続された接地導線16を
通って導出され、ウエハWの除電がなされる。その後、
受渡用搬送機構5は、昇降台12を下降させた後、ウエ
ハ受渡しステージ2との受渡し位置に移動し、受渡用搬
送アーム4を駆動してウエハWをウエハ受渡しステージ
2のウエハ支持ピン8上に載置する。受渡用搬送アーム
4との接触によるウエハWの除電が十分でなかった場
合、このウエハ受渡しステージ2の上方に配設されたイ
オナイザー23からウエハWに向かってウエハWに蓄積
された電荷と異なる極性のイオン化した気体が吹き付け
られることにより、再びウエハWの除電がなされる。こ
の際、上述したように、処理装置1のウエハ搬送経路に
バーコード等の記号を読み取る機構を設け、図10に示
すようにバーコード11等の識別記号を付したウエハW
を処理に供することで、バーコード11から読み取った
そのウエハWの予想帯電量と実測した帯電量とを比較
し、その結果に基づいてイオナイザー23が自動制御さ
れるシステム構成を採用することにより、個々のウエハ
Wの帯電量に応じた除電処理を行うことができる。ま
た、このようなシステム構成によれば、ウエハの異常帯
電を判定・表示したり、異常帯電したウエハやパイロッ
ト用ウエハ等を別途定められた場所例えばバッファ用カ
セット6に搬送し収納することも可能になる。したがっ
て、異常帯電により破壊されたウエハWの露光処理を防
止すると共に、正常なウエハWのスループットの低下を
防止することができる。このようにしてウエハWの除電
を行なった後、ウエハ支持ピン8上のウエハWがEB露
光装置62内の図示しないウエハ搬送機構によって露光
処理部に搬送されて露光処理が施される。
【0024】また、EB露光装置62で露光処理された
ウエハWは、EB露光装置62内のウエハ搬送機構によ
ってウエハ受渡しステージ2のウエハ支持ピン8上に載
置され、イオナイザー23からのイオン化した気体が吹
き付けられることにより、電子ビーム照射によってウエ
ハWに蓄積されていた電荷が打ち消され、ウエハWの除
電がなされる。その後、受渡用搬送機構5はウエハ支持
ピン8上のウエハWを受渡用搬送アーム4で把持して搬
送し、ウエハ受渡し台3に載置する。したがって、ウエ
ハ受渡しステージ2上でのウエハWの除電が十分でなか
った場合、この受渡用搬送アーム4との接触により、再
びウエハWの除電がなされる。その後、ウエハ受渡し台
3上のウエハWがメイン搬送アーム75によって現像処
理部71に搬送されて現像処理が施される。
【0025】また、レジスト塗布現像装置61とEB露
光装置62との間でのウエハWの搬入、搬出のタイミン
グが大きくずれる場合などには、ウエハWは受渡用搬送
機構5によりバッファ用ウエハカセット6内に搬送され
て一時収容される。そして、カセット取出用ピン17を
バッファ用ウエハカセット6に接触させることにより、
バッファ用ウエハカセット6内にウエハWに帯電してい
た電荷がカセット取出用ピン17に接続された接地導線
16を通して導出され、ここでもウエハWの除電がなさ
れる。この場合も接地導線16の途中に10MΩ程度の
抵抗器7が設けられているので、バッファ用ウエハカセ
ット6とカセット取出用ピン17とが接触した際に過大
な電流が流れるのを防止し、スパークの発生を防ぐこと
ができる。なお、抵抗器7の抵抗値が10MΩよりも小
さすぎるとスパークが発生し、大きすぎると放電時間を
多大に要することになる。
【0026】この実施例のように、ウエハ受渡しステー
ジ2、受渡用搬送アーム4及びバッファ用ウエハカセッ
ト6の各々にウエハWの除電手段を設けたことにより、
帯電したウエハWがレジスト塗布現像装置61及びEB
露光装置62へ搬入されるのを確実に防止できる。
【0027】したがって、レジスト塗布現像装置62内
での一連の処理及び搬送の過程における静電気によるウ
エハWへのパーティクルの付着を防止し、かつEB露光
装置62によってウエハWに電子ビームを照射する際に
おけるウエハWの周囲の電場の影響による電子ビームの
曲りを防止し、正確なパターン形状が得られると共に歩
留まりを著しく向上できる。ただし、この実施例のよう
にウエハ受渡しステージ2、受渡用搬送アーム4及びバ
ッファ用ウエハカセット6の全てに除電手段を設けるこ
とができない場合、少なくともウエハ受渡しステージ2
に除電手段を設けることで十分対応できる。
【0028】上記実施例におけるウエハ受渡しステージ
2と受渡用搬送アーム4との間でのウエハWの搬送形態
はほんの一例であり、これ以外にも搬送効率の良い種々
の搬送形態が適用できる。
【0029】例えば、図5に示すように、ウエハ受渡し
ステージ2の両隣に、ウエハWを一時待機させるための
載置台20、21を設け、例えば、ウエハ受渡しステ
ージ2に載置された露光後のウエハW1を一方の載置台
20上に一旦載置し、他方の載置台21に待機させた
露光前のウエハW2をウエハ受渡しステージ2に載置し
た後、上記一方の載置台20に待機させた露光後のウ
エハW1をレジスト塗布現像装置61へ搬送するように
受渡用搬送アーム4を動作させることで搬送効率を向上
できる。
【0030】また、図6に示すように、受渡用搬送アー
ム4を例えば上下に2機装備し、ウエハ受渡しステー
ジ2に載置された露光後のウエハW1を一方のアーム4
Aで受け取る動作と、他方のアーム4Bで露光前のウ
エハW2をウエハ受渡しステージ2に載置する動作を並
行して行うようにしてもよい。この場合、両方のアーム
4A,4Bを接地等して除電可能にしておくことが望ま
しい。
【0031】なお、図7に示すように、処理装置1内の
ウエハWを手動にて取り出すための可搬式ピンセット3
2に接地導線16によって処理装置1の本体等に接地し
ておくことで、人体33の帯電荷によりウエハWが帯電
するのを防止できる。
【0032】上記実施例では、上記受渡し用搬送アーム
4及びバッファ用ウエハカセット6は、ウエハWと接触
する部材を導電性部材で形成しこれを接地することによ
ってウエハWの除電を行う方式の除電手段を具備する場
合について説明したが、この発明に係る処理装置にはそ
の他種々の方式による除電手段が適用できる。
【0033】例えば、ウエハ受渡しステージ2の除電手
段と同様に、受渡し用搬送アーム4の移動領域の上方或
いはバッファ用ウエハカセット6の上方にイオナイザー
23を設け、受渡し用搬送アーム4或いはバッファ用ウ
エハカセット6上の帯電したウエハWの表面に、イオナ
イザー23で生成した異なる極性のイオン化した気体を
吹き付けることによりウエハWに帯電した電荷を打ち消
す方式や、図9に示すように、受渡し用搬送アーム4の
上方或いはバッファ用ウエハカセット6の上方に紫外線
光源24を設け、受渡し用搬送アーム4或いはバッファ
用ウエハカセット6上の帯電したウエハWの表面に、紫
外線光源24からの紫外線を照射することで、ウエハW
に帯電している電荷を放出させる方式等が有効である。
【0034】図8の方式を採用する場合、上述したよう
に、処理装置1のウエハ搬送経路にバーコード等の記号
を読み取る機構を設け、例えば図10に示すようにバー
コード11等の識別記号を付したウエハWを処理に供す
ることで、バーコード11から読み取ったそのウエハW
の予想帯電量と実測した帯電量とを比較し、その結果に
基づいてイオナイザー23が自動制御されるシステム構
成を採用することにより、個々のウエハWの帯電量に応
じた除電処理を行うことができる。また、このようなシ
ステム構成によれば、ウエハの異常帯電を判定・表示し
たり、異常帯電したウエハやパイロット用ウエハ等を別
途定められた場所に搬送し収納することも可能になる。
【0035】なお、この発明に係る処理装置が適用され
る処理システムにおいては、EB露光装置の電子ビーム
照射機能を有効に利用し、例えば、図11に示すよう
に、レジスト35が塗布されたウエハWの周縁部に付着
している不要なレジスト35aを電子ビーム露光によっ
て露光し現像することにより除去することができる。そ
の場合、ウエハWの周縁部の上面、側面及び下面に電子
ビームEB1,EB2及びEB3をそれぞれ照射しつつ
ウエハWを回転させることにより、不要なレジスト35
aを全周に亙って有効に除去できる。また、ウエハWの
回転を制御することにより、部分的に露光して不要なレ
ジストを除去することも可能である。ウエハWの周縁部
の不要なレジストを除去することにより、ウエハ搬送中
におけるパーティクルの発生を防止できる。この種の処
理を行う際の露光方法としては、ガウシアンビームによ
る露光、可変矩形ビームによる露光、ブロック露光など
露光方法を採用することができる。EB露光装置を利用
して不要なレジストの除去処理を行うことにより、レジ
スト除去のための専用の露光装置が不要になる。
【0036】上記実施例では、被処理体が半導体ウエハ
の場合について説明したが、被処理体は半導体ウエハに
限られるものではなく、例えばLCD基板をレジスト塗
布現像処理装置とEB露光装置との間で相互に搬送する
ものについても適用できるものである。また、上記実施
例では露光手段として電子ビームを用いる場合について
説明したが、電子ビーム露光以外の半導体ウエハが帯電
し易い露光手段を用いる場合にも適用できるものであ
る。
【0037】
【発明の効果】以上要するにこの発明の処理方法によれ
ば、処理装置外部から露光処理部に被処理体を搬送する
際、被処理体に蓄積した電荷と異なる極性のイオン化し
た気体を吹き付けて帯電された電荷を除電すると共に、
異常帯電を判定・表示し、所定以上の電荷が蓄積された
被処理体を露光処理せずに所定のバッファ用カセットに
収納することができるので、異常帯電された被処理体の
露光処理を防止すると共に、正常な被処理体のスループ
ットの低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る処理装置を適用した処理システ
ムの実施例の要部を示す部分破断斜視図である。
【図2】図1の実施例を示す平面図である。
【図3】この発明に係る処理装置における第1の受渡用
載置部を示す部分断面図である。
【図4】この発明に係る処理装置におけるバッファ用カ
セットの除電手段の一実施例を示す部分断面図である。
【図5】この発明に係る処理装置における被処理体の別
の搬送動作を示す概略平面図である。
【図6】この発明に係る処理装置における被処理体の更
に別の搬送動作を示す概略平面図である。
【図7】この発明に係る処理装置の除電手段の変形実施
例を示す概略側面図である。
【図8】この発明に係る処理装置における第1の受渡用
載置部の除電手段の一実施例を示す部分側面図である。
【図9】この発明に係る処理装置の除電手段の変形実施
例を示す部分側面図である。
【図10】この発明の処理方法における個別情報のバー
コードマークを付与した半導体ウエハの平面図である。
【図11】電子ビーム露光装置を半導体ウエハの周縁部
のレジスト除去に使用する際の電子ビーム照射方法を示
す部分断面図である。
【図12】従来の処理装置を用いた処理システムを示す
平面図である。
【符号の説明】 1 処理装置 2 ウエハ受渡しステージ(第1の受渡用載置部) 3 ウエハ受渡第(第2の受渡用載置部) 4 受渡用搬送アーム 6 バッファ用ウエハカセット(バッファ用カセット) 7 抵抗器(除電手段) 16 接地導線(除電手段) 17 カセット取出用ピン(除電手段) 23 イオナイザー(除電手段) 24 紫外線光源(除電手段) 61 レジスト塗布現像装置 62 電子ビーム露光装置 W 半導体ウエハ(被処理体)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−287638(JP,A) 特開 昭63−133644(JP,A) 特開 平5−218175(JP,A) 特開 昭63−208217(JP,A) 特開 平4−7855(JP,A) 特開 平4−287923(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理装置外部から露光処理部に被処理体
    を搬送する工程と、上記被処理体に蓄積した電荷と異な
    る極性のイオン化した気体を吹き付けて帯電された電荷
    を除電すると共に、異常帯電を判定・表示する工程と、
    所定以上の電荷が蓄積された上記被処理体を露光処理せ
    ずに所定のバッファ用カセットに収納する工程と、を有
    することを特徴とする処理方法。
JP28211393A 1993-10-18 1993-10-18 処理方法 Expired - Fee Related JP3160690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28211393A JP3160690B2 (ja) 1993-10-18 1993-10-18 処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28211393A JP3160690B2 (ja) 1993-10-18 1993-10-18 処理方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000309328A Division JP3484658B2 (ja) 2000-10-10 2000-10-10 処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07112802A JPH07112802A (ja) 1995-05-02
JP3160690B2 true JP3160690B2 (ja) 2001-04-25

Family

ID=17648303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28211393A Expired - Fee Related JP3160690B2 (ja) 1993-10-18 1993-10-18 処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3160690B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3260683B2 (ja) * 1998-02-23 2002-02-25 鹿児島日本電気株式会社 基板移載装置
JP3521795B2 (ja) 1999-03-18 2004-04-19 トヨタ自動車株式会社 着座検知センサ及び該着座検知センサを用いた助手席用エアバッグ装置制御システム
CN100479129C (zh) * 2004-04-05 2009-04-15 株式会社井口机工制作所 基板用定位工作台、基板用定位设备及基板的定位方法
CN113690127B (zh) * 2020-05-18 2023-09-08 长鑫存储技术有限公司 晶圆清洗装置及晶圆清洗方法
CN114420616A (zh) * 2022-03-28 2022-04-29 西安奕斯伟材料科技有限公司 槽式清洗装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07112802A (ja) 1995-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4342147B2 (ja) 基板処理装置
KR100618108B1 (ko) 기판처리장치
US7658560B2 (en) Substrate processing apparatus
KR100493988B1 (ko) 레지스트처리방법및레지스트처리장치
JP4079861B2 (ja) 基板処理装置
US20070111536A1 (en) Substrate treatment apparatus and substrate treatment method
JP3160690B2 (ja) 処理方法
JP2000235949A (ja) 塗布現像処理装置及び塗布現像処理方法
JP3032999B2 (ja) 処理装置
JP3484658B2 (ja) 処理装置
JP3485990B2 (ja) 搬送方法及び搬送装置
JP2000124127A (ja) レジスト塗布・現像装置、ならびにそれに用いる基板加熱処理装置および基板搬送装置
JP2006228862A (ja) 異物除去装置,処理システム及び異物除去方法
JP3260683B2 (ja) 基板移載装置
JPH08262091A (ja) 検査装置
JP3854757B2 (ja) 基板処理装置
JP3120315B2 (ja) 処理装置
JPH07171478A (ja) 基板処理装置
JP3249759B2 (ja) 基板処理装置、基板搬送装置および基板搬送方法
JPH10326767A (ja) 処理装置および処理方法
JPH07192992A (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JP3686241B2 (ja) 処理方法及び処理装置
JP3556068B2 (ja) 基板処理装置
JP3194091B2 (ja) 塗布現像装置
JP2926213B2 (ja) 基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000828

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010123

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees