JP3397123B2 - 導電性ボールの移載装置および移載方法 - Google Patents

導電性ボールの移載装置および移載方法

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JP3397123B2 JP05320198A JP5320198A JP3397123B2 JP 3397123 B2 JP3397123 B2 JP 3397123B2 JP 05320198 A JP05320198 A JP 05320198A JP 5320198 A JP5320198 A JP 5320198A JP 3397123 B2 JP3397123 B2 JP 3397123B2
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof
    • H05K3/3478Applying solder preforms; Transferring prefabricated solder patterns

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  • Wire Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性ボールをワ
ークに移載する導電性ボールの移載装置および移載方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フリップチップやBGA(Ball G
rid Array)などのバンプ付きの電子部品を製
造する方法として、半田ボールなどの導電性ボールを用
いる方法が広く用いられている。また導電性ボールをチ
ップや基板などのワークに移載する方法として、吸着ツ
ールを用いる方法が知られている。
【0003】この方法は容器などに貯溜された導電性ボ
ールを吸着ツールの下面に多数形成された吸着孔に真空
吸着してピックアップし、吸着ツールをワークの上方に
移動させてこれらの導電性ボールをワークの電極上に移
載するものであり、多数の導電性ボールを一括してワー
クに移載できるので作業性がよいという利点がある。
【0004】ところで、吸着ツールを用いて導電性ボー
ルをワークに移載する方法では、導電性ボールを真空吸
着、あるいは真空吸着を解除する際に以下に説明するよ
うなピックアップミスが発生しやすい。吸着ツールに導
電性ボールを真空吸着させるに際しては、多数の導電性
ボールが積層して貯溜された導電性ボールの供給部内に
吸着ツールを下降させ吸着孔より真空吸引するが、この
ときに各吸着孔に対して1つの導電性ボールが確実に真
空吸着されるとは限らない。例えば1つの吸着孔に複数
の導電性ボールが真空吸着され、吸着ツールの下面に余
分な導電性ボールが多数個連なって付着したまま吸着ツ
ールが上昇して移載動作に移ることがある。
【0005】そこでこのような多数個付着の対策とし
て、ピックアップ時に吸着ツールに超音波振動を付与す
る方法が知られている(特開平7−226424号公
報)。この方法は、導電性ボールを真空吸着した吸着ツ
ールに超音波振動を付与することにより、吸着ツールの
下面に余分に付着した導電性ボールを振動により脱落さ
せる効果を狙ったものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ピックアッ
プ時に吸着ツールに超音波振動を付与する方法には、以
下に説明するような問題点があった。まずワークの品種
切替に際しては一般に吸着ツールを交換する必要がある
が、吸着ツールを交換する都度、超音波振動子の周波数
や出力を調整しなければならないことである。超音波振
動付与による導電性ボール除去の効果を有効に引き出す
ためには、吸着ツールの下面全体に超音波振動が伝達さ
れなければならず、このためには、超音波振動子の発振
する振動と吸着ツール各部の共振条件など、種々の要素
を考慮に入れた複雑な条件設定を行う必要があるからで
ある。この条件設定に際しては設定基準が明確にされて
いないため、多くの場合試行錯誤によらなければなら
ず、調整に時間と労力を必要とするという問題点があっ
た。
【0007】また一括して搭載される導電性ボールの数
が増えるに従って吸着ツールは大型化する傾向にあり、
必要とされる超音波振動の出力も増大しているが、実用
上で使用可能な超音波振動子の出力には限界がある。高
出力の超音波振動は装置周辺の作業者の安全や健康に悪
影響を与えるおそれがあるからである。このように超音
波振動を付与する従来の導電性ボールの移載装置は、多
品種対応が必要な場合や、大型の吸着ツールを使用する
場合には対応が困難で導電性ボールを正確に吸着してピ
ックアップミスを防止するための対策として有効でない
という問題点があった。
【0008】そこで本発明は、ピックアップミスを防止
し確実に導電性ボールをワークの電極上に1個づつ移載
することができる導電性ボールの移載装置および移載方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の導電性ボール
の移載装置は、下面に導電性ボールを吸着する複数の吸
着孔が形成された吸着ツールと、導電性ボールを供給す
るボール供給部と、ワークを位置決めする位置決め部
と、前記吸着ツールを上下動させる上下動手段と、前記
吸着ツールをボール供給部と位置決め部の間を移動させ
る移動手段と、前記吸着ツールが前記吸着孔に導電性ボ
ールを真空吸着してピックアップした状態で前記吸着ツ
ールの側面に設けた突出部の下面を打撃することにより
この吸着ツールに打撃を与えて吸着ツールの下面に余分
に付着した導電性ボールを除去する打撃手段とを備え
た。
【0010】請求項2の導電性ボールの移載方法は、吸
着ツールに導電性ボールの供給部に対して上下動作を行
わせてこの吸着ツールの吸着ツールの下面に形成された
複数個の吸着孔に導電性ボールを真空吸着してピックア
ップし、次いで吸着ツールをワークの上方に相対的に移
動させそこで吸着ツールに再度上下動作を行わせるとと
もに、真空吸着を解除することにより、前記吸着孔に真
空吸着された導電性ボールをワークに移載するようにし
た導電性ボールの移載方法であって、導電性ボールを真
空吸着した後に打撃手段により吸着ツールに打撃を与え
ることにより、吸着ツールの下面に余分に付着した導電
性ボールを除去するようにした。
【0011】請求項3記載の導電性ボールの移載方法
は、請求項1記載の導電性ボールの移載方法であって、
前記吸着ツールが導電性ボールの供給部に対して下降し
導電性ボールを前記吸着孔に真空吸着可能な位置にある
間に、少なくとも1回打撃手段により吸着ツールに打撃
を与えるようにした。
【0012】各請求項記載の発明によれば、吸着ツール
が導電性ボールを真空吸着可能な位置にあるや導電性ボ
ールを真空吸着した後に打撃手段によって吸着ツールに
打撃を与えることにより、各吸着孔に導電性ボールを速
やかに吸着させ、また吸着ツールの下面に余分に付着し
た導電性ボールを打撃時の衝撃によって除去することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)次に、本発明の
実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の
実施の形態1の導電性ボールの移載装置の正面図、図2
は同導電性ボールの移載装置の移載ヘッドの断面図、図
3(a)は同導電性ボールの移載装置のボール供給部の
部分断面図、図3(b)、(c)、(d)は同導電性ボ
ールの移載装置の吸着ツールの部分断面図、図4は同導
電性ボールの移載装置のボール供給部の部分断面図、図
5は同導電性ボールの移載装置の移載ヘッドの部分断面
図、図6は導電性ボールの移載装置の位置決めテーブル
の部分正面図である。
【0014】まず、図1を参照して導電性ボールの移載
装置の全体構造を説明する。図1において、基台1上に
は位置決めテーブル2が設けられている。位置決めテー
ブル2はYテーブル3、Xテーブル4から構成される。
Xテーブル4上にはホルダ5が設けられており、ホルダ
5はワーク6を保持する。したがって位置決めテーブル
2を駆動することにより、ワーク6が所定位置に位置決
めされる。
【0015】また基台1上の位置決めテーブル2の側方
には、導電性ボール7の供給部10が配設されている。
ボール供給部10はボール槽11より成り、ボール槽1
1の内部には複数層のメッシュプレート12が水平に展
張されている。メッシュプレート12は導電性ボール7
が通過できない大きさの開孔を無数に設けたものであ
る。最上層のメッシュプレート12上には導電性ボール
7が貯溜される。ボール槽11の底部にはノズル14が
配設されており、ノズル14はガス供給源(図外)に接
続されている。ノズル14にガスを供給することによ
り、ノズル14から上方に吹き出されたガスはメッシュ
プレート12の開孔を通過して導電性ボール7の層に吹
き込まれ、導電性ボール7を流動化させる。
【0016】ボール供給部10の上方には移載ヘッド3
0が配設されている。移載ヘッド30の下端部には吸着
ツール32が装着されている。移載ヘッド30はZテー
ブル50に保持されている。Zテーブル50の背面に設
けられたナット(図示せず)は、水平な送りねじ28に
螺合している。29は送りねじ28の保持テーブルであ
る。したがって、X軸モータ27が正逆回転すると送り
ねじ28は正逆回転し、テーブル50は水平移動する。
ボール供給部10上で移載ヘッド30が上下動作を行う
ことにより、吸着ツール32はその下面に導電性ボール
7を真空吸着してピックアップする。その後テーブル5
0が位置決めテーブル2上に水平移動し、そこで移載ヘ
ッド30が再度上下動作を行うことにより、吸着ツール
32は導電性ボール7をワーク6上に移載する。
【0017】次に、図2を参照して移載ヘッド30の構
造を説明する。31は本体としてのボックスである。ボ
ックス31は無底であって、その内部には箱形の吸着ツ
ール32が収納されている。吸着ツール32はチューブ
33を介して吸引ユニット36に接続されており、吸引
ユニット36が作動することにより、その下面に多数個
形成された吸着孔35に導電性ボール7を真空吸着す
る。また、吸着ツール32には打撃手段としてのシリン
ダ34が装着されている。シリンダ34のロッド34a
が高速度で突出してロッド34aの先端部が吸着ツール
32の側面に設けられた突出部32aの下面を打撃する
ことにより、吸着ツール32には打撃が与えられ、その
衝撃により吸着ツール32の下面に余分に付着した導電
性ボール7が脱落する。シリンダ34の動作はシリンダ
駆動部65を介して制御部60によって制御される。
【0018】図2において、吸着ツール32の側端部を
ボックス31の底板31a上に押し当てることにより、
吸着ツール32の下面の水平面に対する平行度を確保し
ている。すなわち底板31aは、吸着ツール32の下降
限度を規定するとともに、吸着ツール32の下面を水平
面とするためのストッパとなっている。また本実施の形
態では、ブロック34の両側部をストッパに当接させて
いるので、吸着ツール32の下面の平行度を再現性よく
維持できる。
【0019】ボックス31の上面にはシリンダ38が設
置されており、シリンダ38のロッド39の下端部には
吸着ツール32が結合されている。40はバネ材であっ
て、ボックス31の天井面と吸着ツール32の上面を結
合している。バネ材40はそのバネ力でブロック31を
上方へ弾発し、吸着ツール32側の自重を減殺してい
る。本実施の形態では、バネ材40のバネ力は、ブロッ
ク31および吸着ツール32の自重と等しくしている。
ブロック31の側面に設けられたスライダ41は、ボッ
クス31の内面に設けられた垂直なレール42にスライ
ド自在に嵌合している。
【0020】次にボックス31の上下動手段について説
明する。50はボックス31の側部に設けられた縦長の
駆動ケースであり、その内部には垂直なボールねじ51
が収納されている。ボールねじ51にはナット52が螺
合しており、ナット52はロッド53を介してボックス
31に結合されている。駆動ケース50の側面には垂直
なレール54が設けられており、ボックス31の側面に
設けられたスライダ55はこのレール54にスライド自
在に嵌合している。モータ56が駆動してボールねじ5
1が回転すると、ナット52はボールねじ51に沿って
上下動する。これにより、ボックス31や吸着ツール3
2は上下動作を行う。
【0021】60は制御部であって、吸引ユニット3
6、モータ駆動回路61、圧力制御部62などを制御す
る。63はシリンダ38の圧力源である。モータ駆動回
路61は、モータ56を制御する。高さ検出器64は、
モータ56の回転を計数することにより、吸着ツール3
2の高さ位置を検出する。圧力制御部62はシリンダ3
8の押圧力を制御する。シリンダ駆動部65はシリンダ
34の駆動を制御する。
【0022】この導電性ボールの移載装置は上記のよう
な構成より成り、次に各図を参照して動作を説明する。
まず、図1において、X軸モータ27を駆動して移載ヘ
ッド30をボール供給部10の上方へ移動させる。そこ
で、Z軸モータ56を駆動して移載ヘッド30を下降さ
せ、図3(a)に示すように吸着ツール32の下面を導
電性ボール7の層に幾分沈み込ませる。このとき、ボー
ル槽11のノズル14よりガスが上方に向って吹き出さ
れており(矢印a参照)、導電性ボール7はこのガスの
流れによって流動化されている。
【0023】ここで、導電性ボール7が吸着孔35に真
空吸着されるときの導電性ボール7の挙動について説明
する。吸着ツール32が導電性ボール7を吸着可能な状
態になっても吸着孔35に対して直ちに1つの導電性ボ
ール7が正常に吸着されるとは限らず、図3(b)に示
すように1つの吸着孔35の周囲に多数の導電性ボール
7が存在し、互いに干渉する結果いずれもが吸着孔35
の導入口に進入できない状態が継続する場合がある。
【0024】そこで、このような場合に少なくとも1回
シリンダ34のロッド34aを突出させて、吸着ヘッド
32の突出部32aに高速で打撃を与える(図5参
照)。このとき、吸着ツール32はバネ材40のバネ力
によって自重を相殺されているため、シリンダ34の突
出力によって上方に変位し、ボックス31の底板31a
から浮き上がる。この打撃によって生じる振動のため、
図3(c)に示すように吸着孔35の周囲の導電性ボー
ル7のうち、最も吸着孔35内に進入しやすい位置にあ
る導電性ボール7が吸着孔35の内部へ移動する。そし
て、この導電性ボール7が吸着孔35の吸引力がおよぶ
範囲まで移動すると、図3(d)に示すように導電性ボ
ール7は吸引力に捕捉されて吸着孔35に完全に吸着さ
れる。
【0025】このように、吸着孔35の周囲に多数の導
電性ボール7が互いに干渉しながら存在するときに、吸
着ツール32に打撃を与えることにより、各吸着孔35
に導電性ボール7を速やかに1個づつ真空吸着させるこ
とができる。各吸着孔35に1個づつ導電性ボール7が
吸着される結果、図3(b)に示すような吸着ツール3
2の下面に多数の導電性ボール7が吸引力により付着す
るピックアップミスを防止することができる。また打撃
による振動により、吸着ツール32の下面に導電性ボー
ル7が静電力や有機付着物等の吸引力以外の原因によっ
て付着することを防止できる。
【0026】なお、吸着ツール32に打撃を与える時期
は、吸着ツール32がボール供給部10に対して下降を
開始した後に、導電性ボール7を吸引力により吸着可能
な位置にある間に設定される。また打撃を与える回数
は、導電性ボール7のサイズや与える打撃の強さなどと
の関連から試行により最適と推定される回数に設定され
る。
【0027】このようにして各吸着孔35の全てに導電
性ボールを真空吸着した吸着ヘッドは上昇を開始する
が、このとき図4に示すように吸着ツール32の下面の
吸着孔35以外の位置に余分な導電性ボール7が付着し
たまま移載ヘッド30が上昇することがある。図4では
余分な導電性ボール7が1個付着した例を示している
が、この例以外にも複数の導電性ボール7が連なって付
着する場合など、余分な導電性ボール7の付着には様々
な態様がある。
【0028】そこで、移載ヘッド30がボール供給部1
0から上昇する過程で、図5に示すように再度シリンダ
34のロッド34aを突出させて吸着ヘッド32に打撃
を与える。これにより、吸着ツール32の下面に余分に
付着した導電性ボール7は、打撃時の衝撃で吸着ツール
32の下面から脱落する(矢印b参照)。脱落した導電
性ボール7は、ボール供給部10内に落下して回収され
る。
【0029】このようにして余分に付着した導電性ボー
ル7が除去され、全ての吸着孔35に1個づつ正しく導
電性ボール7を真空吸着してピックアップした移載ヘッ
ド30は、ボール供給部10から上昇し、次いで位置決
めテーブル2の上方に水平移動する。次に移載ヘッド3
0はホルダ5に保持されたワーク6上に下降し、真空吸
着を解除することにより図6に示すように電極6a上に
導電性ボール7を移載した後上昇し、導電性ボール7の
移載を完了する。
【0030】(実施の形態2)図7は本発明の実施の形
態2の導電性ボールの移載装置の移載ヘッドの部分断面
図である。なお、図7において、実施の形態1と同一の
要素については同一符号を付して説明を省略している。
移載ヘッド70はボックス71より成り、その内部には
ブロック74が収納されている。ブロック74の下部に
は弾性体から成る緩衝材73を介して吸着ツール72が
装着されている。吸着ツール72の端部は外側へ突出し
突出部72aとなっている。
【0031】また、ボール供給部10には吸着ツール7
2の打撃用のシリンダ75が配設されている。シリンダ
75は、ボール供給部10から導電性ボール7を真空吸
着してピックアップした吸着ツール72がボール供給部
10上で一旦停止したときに、ロッド75aの先端部で
吸着ツール72の突出部72aを打撃する。この打撃時
の衝撃により、吸着ツール72下面に余分に付着した導
電性ボール7を脱落させる。
【0032】本実施の形態2では、吸着ツール72をブ
ロック74と分離させることにより、打撃を与える対象
部分の質量を極力小さくすることができるため、小さな
打撃力でも吸着ツール72に十分な衝撃を与えることが
でき、より確実に導電性ボール7を脱落除去する効果が
得られる。
【0033】(実施の形態3)図8は本発明の実施の形
態3の導電性ボールの移載装置の移載ヘッドの断面図、
図9、図10は同導電性ボールの移載装置の移載ヘッド
の部分断面図である。図8に示す導電性ボールの移載装
置は、実施の形態1の導電性ボールの移載装置から、吸
着ツール32の打撃用のシリンダ34を除いたものであ
り、本実施の形態3では、吸着ツール32に打撃を与え
る手段として、移載ヘッド30の下降動作時の吸着ツー
ル32の慣性を利用するものである。以下、吸着ツール
32の慣性を利用した打撃手段について各図を参照して
説明する。
【0034】図8は、導電性ボール7を吸着ツール32
が真空吸着してボール供給部10から上昇した状態を示
している。このとき、吸着ツール32の下面には余分な
導電性ボール7が付着している。図9は、図8に示す状
態からZ軸モータ56を駆動して移載ヘッド30を高速
で下降させている状態を示している。このとき、シリン
ダ38による加圧を解除すると吸着ツール32はバネ材
40によって自重を相殺されてフロート状態にあるた
め、移載ヘッド30が下向きの加速度を受けているとき
には吸着ツール32自体の慣性により、図9に示すよう
にボックス31の底板31aから浮き上がり、隙間Gが
生じた状態となる。
【0035】そして、移載ヘッド30がボール供給部1
0上の所定高さまで下降したことを高さ検出器64が検
出したならば、Z軸モータ56の駆動を停止するととも
にボールねじ51の回転を急制動する。これにより、ボ
ックス31は急停止するが、フロート状態にある吸着ヘ
ッド32は慣性によりそのまま下降し、図10に示すよ
うに吸着ツール32の側端部がボックス31の底板31
aに衝突する。すなわち、本実施の形態3では、ボック
スの底板31aと、Z軸モータ56が吸着ツールに打撃
を与える打撃手段となっている。この衝突時の衝撃によ
り、図10に示すように吸着ツール32下面に余分に付
着した導電性ボール7は脱落し、ボール供給部10内に
回収される。
【0036】このように、本実施の形態3では、移載ヘ
ッド30の上下動作を利用し、専用の打撃手段を追加す
ることなく、余分に付着した導電性ボール7を脱落させ
ることができる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、吸着ツールが導電性ボ
ールを真空吸着可能な位置にある間や導電性ボールを真
空吸着した後に打撃手段によって吸着ツールに打撃を与
えるようにしているので、各吸着孔に導電性ボールを速
やかに1個づつ真空吸着させることができるとともに、
吸着ツールの下面に余分に付着した導電性ボールを打撃
による衝撃によって速やかに除去することができ、ワー
クの電極上に導電性ボールを正しく1個づつ移載するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置の正面図
【図2】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置の移載ヘッドの断面図
【図3】(a)本発明の実施の形態1の導電性ボールの
移載装置のボール供給部の部分断面図(b)本発明の実
施の形態1の導電性ボールの移載装置の吸着ツールの部
分断面図(c)本発明の実施の形態1の導電性ボールの
移載装置の吸着ツールの部分断面図(d)本発明の実施
の形態1の導電性ボールの移載装置の吸着ツールの部分
断面図
【図4】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置のボール供給部の部分断面図
【図5】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置の移載ヘッドの部分断面図
【図6】本発明の実施の形態1の導電性ボールの移載装
置の位置決めテーブルの部分正面図
【図7】本発明の実施の形態2の導電性ボールの移載装
置の移載ヘッドの部分断面図
【図8】本発明の実施の形態3の導電性ボールの移載装
置の移載ヘッドの断面図
【図9】本発明の実施の形態3の導電性ボールの移載装
置の移載ヘッドの部分断面図
【図10】本発明の実施の形態3の導電性ボールの移載
装置の移載ヘッドの部分断面図
【符号の説明】
1 基台 2 位置決めテーブル 6 ワーク 7 導電性ボール 10 ボール供給部 11 ボール槽 14 ノズル 27 X軸モータ 30 移載ヘッド 31 ボックス 32 吸着ツール 34 シリンダ 35 吸着孔 40 バネ材 50 Zテーブル 56 Z軸モータ 60 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−107121(JP,A) 特開 平5−129374(JP,A) 特開 平9−82713(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60 H01L 23/12 H05K 3/34 505 B23K 3/06 B23P 21/00 305 B25J 15/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面に導電性ボールを吸着する複数の吸着
    孔が形成された吸着ツールと、導電性ボールを供給する
    ボール供給部と、ワークを位置決めする位置決め部と、
    前記吸着ツールを上下動させる上下動手段と、前記吸着
    ツールをボール供給部と位置決め部の間を移動させる移
    動手段と、前記吸着ツールの側面に設けた突出部の下面
    を打撃することによりこの吸着ツールに打撃を与える打
    撃手段とを備えたことを特徴とする導電性ボールの移載
    装置。
  2. 【請求項2】吸着ツールに導電性ボールの供給部に対し
    て上下動作を行わせてこの吸着ツールの吸着ツールの下
    面に形成された複数個の吸着孔に導電性ボールを真空吸
    着してピックアップし、次いで吸着ツールをワークの上
    方に相対的に移動させそこで吸着ツールに再度上下動作
    を行わせるとともに、真空吸着を解除することにより、
    前記吸着孔に真空吸着された導電性ボールをワークに移
    載するようにした導電性ボールの移載方法であって、導
    電性ボールを真空吸着した後に打撃手段により吸着ツー
    ルに打撃を与えることにより、吸着ツールの下面に余分
    に付着した導電性ボールを除去することを特徴とする導
    電性ボールの移載方法。
  3. 【請求項3】前記吸着ツールが導電性ボールの供給部に
    対して下降し導電性ボールを前記吸着孔に真空吸着可能
    な位置にある間に、少なくとも1回打撃手段により吸着
    ツールに打撃を与えることを特徴とする請求項2記載の
    導電性ボールの移載方法。
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