JP3397061B2 - エンジン試験システムにおける車速検出方法 - Google Patents

エンジン試験システムにおける車速検出方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナモメータを
利用したエンジン試験システムにおける車速検出方法に
関する。 【0002】 【従来の技術】図2に示すように、エンジン101とダ
イナモメータ102を直結し、エンジンの試験をする場
合、完成車と同様な試験をこのシステムにて行う場合が
ある。そのためにはシステムの制御装置にエンジン軸以
降のトランスミッションの変速比(iu),デファレン
シャルギヤのギヤ比(iD),タイヤ半径(γ)を与
え、数1式にて車速(V)を求め、アクセルによりエン
ジン車速制御を行う。この時ダイナモメータの制御は車
両走行時の抵抗をシミュレートする走行抵抗制御とな
る。 【0003】 【数1】 【0004】 【発明が解決しようとする課題】実際の車両においては
車速を上昇させる時トランスミッションの変速を行う。
エンジン試験システムにおいてもこの変速中と同様にア
クセル開度の全閉等を行うが、変速中(クラッチ断を思
われる時)のダイナモメータ軸はエンジン出力軸である
ので、この回転速度から前記数1による車速の演算を行
うことができない。このため、従来は図3の実線イのよ
うにクラッチ断直前の車速(V)を保持してクラッチ断
における車速としているので、正しくエンジン車速制御
を行うことができない。 【0005】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、変速
中の車速を正確に求めることができるエンジン試験シス
テムにおける車速検出方法を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンとダ
イナモメータとを直結したエンジンの試験システムで完
成車と同様の試験をエンジン車速制御により行うための
車速検出方法において、クラッチ接時の車速は、ダイナ
モメータの回転速度にトランスミッションの変速比,デ
ファレンシャルギヤのギヤ比,タイヤ半径を与えて求
め、クラッチ断時の車速は、クラッチ接時の車速値を積
分演算器で保持しておき、この状態からクラッチ断と同
時に走行抵抗指令値を車両重量にて積分演算して求め、
クラッチ断から接時の車速は、トルクをクラッチストロ
ークにより変えるクラッチトルクテーブルを用意し、ダ
イナモメータの回転速度の変化を検出し、これにダイナ
モメータの慣性,トルクを与えてエンジントルクを検出
し、このエンジントルクをクラッチトルクテーブルを用
いてエンジン出力軸トルクに変え、このエンジン出力軸
トルクにトランスミッションの変速比,デファレンシャ
ルギヤ比,タイヤ半径を与えて走行抵抗値を検出し、こ
の走行抵抗値を走行抵抗指令値と比較し、車両重量にて
積分演算して求める、ことを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明を図1の回路を用いて説明
する。図中、11〜13は前記数1式を演算する回路
で、11はダイナモメータ(DY)回転速度NDをトラ
ンスミッション(T/M)の変速比iMで割る除算器、
12はこの除算器からのペラ軸回転速度NRをデファレ
ンシャルギヤ(DEF)のギヤ比iDで割る除算器、1
3はこの除算器からのアクセル軸回転速度NA(γp
m)にタイヤ半径2πγ×60/1000を掛けてクラ
ッチ接時の車速V(km/h)を出力乗算器である。 【0008】21〜31はクラッチ断時の車速を演算す
る回路で、21はDY回転速度NDを微分する微分演算
器、22はこの減速度dND/dtにDY慣性JDを掛け
る乗算器、23はこのトルク(JD・dN/dt)にD
YトルクτDを加算してエンジン(ENG)トルクτP
出力する加算器、24はENGトルクτPとクラッチ
(CL)ストロークが入力しENGトルクτPをクラッ
チ出力トルクに変えて出力するCLトルクテーブル。 【0009】25はこのテーブル24からのENGトル
クτPにT/M変速比iMを掛ける乗算器、26はこの乗
算器の出力にDEFのギヤ比iDを掛ける乗算器で、2
5〜27により走行抵抗F=(τP×iM×iD)/γを
演算する。 【0010】28はこの走行抵抗Fと走行抵抗指令RL
との差をとる減算器、S1はCLの接,断時に切換るス
イッチ、31はこのスイッチS1からの信号を車重WO
で積分演算し、車速Vを出力する積分演算器、32は乗
算器13からの車速と積分演算器31からの車速との差
をとり、スイッチS1の接点aに出力する減算器、S2
は乗算器13からの車速と積分演算器31からの車速を
切換えて出力するスイッチである。 【0011】次にこの回路の動作について説明する。 【0012】(1)CL結合状態(アクセル開) CL結合状態では、スイッチS1,S2がそれぞれ接点
a側に入っているので、11〜13の回路で演算された
数1式による車速V(図2の実線ア)がスイッチS2か
ら得られる。このクラッチ接の間、スイッチS1を介し
て減算器32の出力信号が積分演算器31に入力し、積
分演算器31の出力は回路11〜13により演算された
車速Vと一致するように保持されている。 【0013】(2)CL断状態(アクセル全閉) CL断状態になると、スイッチS1,S2が接点b側に
切り替わると共にCLトルクテーブル24に入力するC
Lストロークが0となる。このためCLトルクテーブル
24から出力されるENG出力軸トルクは0で、回路2
5〜27で演算される走行抵抗Fは0となるので、積分
演算器31はスイッチS1,S2が切り替わる直前の車
速Vを保持していた状態から減算器28からの走行抵抗
指令値RLを車両重量WO(kg・f)にて積分演算
し、スイッチS2を介して上記保持していた車速Vから
減速する車速Vを出力する(図3の点線ウ)。 【0014】(3)CL断→接(アクセル全閉→開) CL断から接になるときテーブル24に入力するCLス
トロークが増加する。積分演算器21はDY回転速度の
変化Np/dtを検出し、回路22,23はダイナモ慣
性JDを用いてENGトルクτP=τD+JD・dNP/d
tを演算し、このENGトルクτPはCLトルクテーブ
ル24によりCLストロークに応じたENG出力軸トル
クに変換され、回路25〜27で走行抵抗値F(N)=
τP×iM×iD/γが演算され、減算器28で走行抵抗
値Fと走行抵抗指令値RLの差をとり、この差を積分演
算器31で車両重量にて積分演算してスイッチS2を介
して上記CL断から接に切り替える直前の車速Vから増
速する車速Vを出力する(図3のエ)。 【0015】上記のようにENG出力軸トルクを求めて
車速Vを得ているので、CL断時の正確な車速を得るこ
とができる。 【0016】 【発明の効果】本発明によれば、エンジンとダイナモメ
ータとを直結したエンジン試験システムにおいて、実際
の車両試験の変速中と同様にアクセル開度の全閉等を行
った時の、クラッチ断中の車速を演算により正しく検出
できる。このため、正しくエンジン車速制御を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施の形態1にかかる車速検出回路を示すブロ
ック図。 【図2】エンジン試験システムの概略構成図。 【図3】クラッチ断時の車速を説明するグラフ。 【符号の説明】 11,12,27…除算器 13,22,25,26…乗算器 21…微分演算器 23…加算器 24…CLトルクテーブル 28,32…減算器 31…積分演算器 S1,S2…切替スイッチ 101…エンジン(ENG) 102…ダイナモメータ(DY) 103…スロットルアクチュエータ 104…トルク検出器

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンとダイナモメータとを直結した
    エンジンの試験システムで完成車と同様の試験をエンジ
    ン車速制御により行うための車速検出方法において、 クラッチ接時の車速は、 ダイナモメータの回転速度にトランスミッションの変速
    比,デファレンシャルギヤのギヤ比,タイヤ半径を与え
    て求め、 クラッチ断時の車速は、 クラッチ接時の車速値を積分演算器で保持しておき、こ
    の状態からクラッチ断と同時に走行抵抗指令値を車両重
    量にて積分演算して求め、 クラッチ断から接時の車速は、 トルクをクラッチストロークにより変えるクラッチトル
    クテーブルを用意し、ダイナモメータの回転速度の変化
    を検出し、これにダイナモメータの慣性,トルクを与え
    てエンジントルクを検出し、このエンジントルクをクラ
    ッチトルクテーブルを用いてエンジン出力軸トルクに変
    え、このエンジン出力軸トルクにトランスミッションの
    変速比,デファレンシャルギヤ比,タイヤ半径を与えて
    走行抵抗値を検出し、この走行抵抗値を走行抵抗指令値
    と比較し、車両重量にて積分演算して求める、ことを特
    徴とするエンジン試験システムにおける車速検出方法。
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