JP3396948B2 - 樹脂モールド型半導体装置 - Google Patents

樹脂モールド型半導体装置

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JP3396948B2
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友規 加藤
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関西日本電気株式会社
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【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】本発明は、樹脂モールド型半導体
装置に関し、特にTABテープに接続した半導体ペレッ
トをリードフレームにマウントして樹脂モールドした構
造の半導体装置に関する。 【従来の技術】樹脂モールド型半導体装置は、一般的に
リードフレームを用い、そのアイランドに半導体ペレッ
トをマウントするマウント工程、半導体ペレット上の電
極とアイランド近傍に配置されたリードとを金属細線に
て電気的に接続するワイヤボンディング工程、半導体ペ
レットや金属細線の接続部を湿気や腐食性のガスから保
護しリードを機械的に保持するために樹脂にて半導体ペ
レットを含む主要部分を被覆する樹脂モールド工程、樹
脂から露呈したリードの連結部分を切除して個々に分離
する切断工程を順次経て製造される。この半導体装置
は、高機能化、高集積化に対応して電極数すなわちリー
ド数が増大する一方で、高密度実装化と組立性を良好に
するため、外部リードは表面実装が可能なように成形さ
れている。このような背景から、リード数の増大に対し
ては、透孔を穿設した絶縁フィルムに導電箔を積層しこ
の導電箔をエッチングして透孔内に延在するインナリー
ドを含む導電パターンを形成したTABテープを用い、
透孔内に配置した半導体ペレットの電極とインナリード
とを電気的に接続し、半導体ペレットの表面を樹脂にて
被覆してその表面に形成された配線パターンやリードと
の接続部分を保護し、アウタリード部分で導電パターン
を切断して半導体ペレットの表面からリードを導出した
状態のTAB式半導体装置が利用されている。この半導
体装置は半導体ペレットの表面を樹脂液で被覆して配線
パターンや電極を保護したものの他、樹脂成型装置を用
いTABテープを樹脂成形金型のキャビティ間に挟持
し、キャビティ内に流動化した樹脂を注入し半導体ペレ
ットを樹脂で被覆したものもある。(例えば特開平3−
108746号公報参照)。この半導体装置はリードが
TABテープの導電パターンそのものであるため、極め
て薄くリード成形できない。そのため、この半導体装置
は印刷配線基板上に他の表面実装型の抵抗やコンデンサ
などの部品とともに仮留めしてもリフロー方式により半
田付けしにくく、通常は他の電子部品とは別に超音波接
合や熱圧着の手段、あるいは異方性導電接着材を用いて
実装されている。このような問題を解決し表面実装を可
能とするものとして、前記TAB式半導体装置とリード
フレームとを用い、半導体ペレットをリードフレームの
アイランドに固定し、インナリードをリードフレームに
接続して樹脂成形装置により半導体ペレットを含む主要
部分を樹脂にて被覆するものが知られている(例えば特
開平3−94435号公報参照)。この構造を図6から
説明する。図において1は絶縁テープを枠状に打ち抜い
た枠体、2は多数本のインナリードで、各インナリード
2の中間部は枠体1に接着され内端側は間隔が密に、外
端側は間隔が粗に設定されてそれぞれ平行に延びてい
る。3は半導体ペレットで、上面に多数の突出した電極
3aを形成している。この半導体ペレット3は枠体1の
中央部に配置され、インナリード2の内端部が電極3a
に重合されて電気的に接続されている。4は両端より吊
りピン5を延在しリードフレームを構成するアイランド
で、インナーリード2を接続した状態の半導体ペレット
3を固定している。6はアイランド4とともにリードフ
レームを構成する多数本のリードで内端部はアイランド
4の近傍に配置されている。図示例では吊りピン5の外
方からアイランド4に向かって吊りピン5を縦断し(図
面右半分)、アイランド4の中央から吊りピン5の13
5度方向、すなわちリード6に対して直交または平行方
向(図面左半分)にみた断面を示すため吊りピン5は一
方のみ表示され、また枠体1の巾も図面の左右で巾が異
なって表示される。7は半導体ペレット3とリード6の
内端部を含む主要部分を被覆した樹脂を示す。この半導
体装置8は、樹脂7から導出されたリード6がインナリ
ード2の間隔より広く、巾、厚みともに大きく設定でき
るためリード6を表面実装が可能な形状に成形でき、他
の表面実装型電子部品と同時にリフローによる半田付け
が可能となる。 【発明が解決しようとする課題】このように図6に示す
構造の半導体装置8は表面実装可能であるが、多リード
化に対応して、インナリード2の厚みや巾、間隔が極め
て小さく設定されるため、樹脂成形時に流動する樹脂が
インナリードを通り抜けることが出来ず、インナリード
2全体が流動する樹脂の障害物となり、樹脂7の注入圧
によってインナリード2とともに枠体1が捻れ変形し、
インナリード2が半導体ペレット4表面の周縁部に近接
したり接触し耐電圧低下や短絡事故を生じる虞があっ
た。そのため、図7に示すようにインナリード2の内端
部が半導体ペレット3表面の電極3a以外の部分からで
きるだけ離隔するように電極3a近傍でインナリード2
の中間部を屈曲させて中間部と両端部の間に段差部9を
設けているが、樹脂7の注入圧による枠体1の位置ずれ
によりインナリード2の変形は防止できなため耐電圧
低下や短絡事故を完全に防止することはできなかった。 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
を目的として提案されたもので、多数本のインナリード
の中間部を絶縁材よりなる枠体に連結し、枠体の内方に
突出したインナリード内端部下面を半導体ペレットの上
に形成された多数の電極に接続し、この半導体ペレッ
トを両端より吊りピンを延在したアイランド上に支持
し、一端がアイランド近傍に配置された多数本のリード
と上記インナリードの外端部とを電気的に接続して、半
導体ペレットを含む主要部分を樹脂にて被覆した樹脂モ
ールド型半導体装置において、上記枠体とアイランド間
に、一端がアイランドまたは枠体に接続され、他端が枠
体またはアイランドに係合してインナリードの下面を半
導体ペレットの上面より上方位置に保持する係合部を設
けたことを特徴とする樹脂モールド型半導体装置を提供
する。 【作用】本発明により、樹脂モールド時に樹脂の注入圧
がインナリードにかかっても係合部が半導体ペレットと
インナリードとの間隔を保つため、樹脂モールド後に半
導体ペレット上の不所望部分にインナリードが近また
は接触せず、耐電圧低下や短絡などの事故を生じない。 【実施例】下に本発明の実施例を図1から説明する。
図において図6と同一符号は同一物を示し重複する説明
を省略する。図中相違するのは、吊りピン5の中間部に
その導出方向に形成した切り込み5aを枠体1側に折り
曲げて、その先端を枠体1に当接させ係合する係合部1
0を設け、この係合部10によって吊りピン5と枠体1
立体交差した部分が上下に係合されて相互の間隔が一
定に保たれ、樹脂7の注入時にも、インナリード2の下
面を半導体ペレット4の上面より上方位置に保持するこ
とができ、インナリード2の変形がなく、短絡事故や耐
電圧低下などの障害を防止できる。吊りピン5は通常は
アイランド4からリードフレームのフレームまでほぼ同
じ巾で形成されているが、アイランド4側を巾広にし
て、この巾広部に係合部となる切り込み5aを形成する
ことにより、切り込み5aの巾を充分巾広にでき係合を
確実にできる。この切り込み5aは、図示例のようにリ
ード6側からアイランド4側に切り起して、吊りピンの
基部をアイランド4側にしてもよいし、アイランド4側
からリード6側に切り起して、図2に示すように切り込
み5bによってアイランド4内に形成される抜き部分
(図示アイランド4と吊りピン5の間のハッチングのな
い部分)を半導体ペレット3の下方位置まで延長させる
ことができる。これにより切り込み5bの長さが吊りピ
ン5の長さに制限されないため、係合部10の切起 し高
さを充分確保できる。さらには図示しないが吊りピン5
の中間部より側方に舌片を突設し、この舌片を枠体1側
に折り曲げ、枠体1に係合するようにしてもよい。次
に、係合部10は図3に示すように枠体1に形成するこ
とができる。すなわち図4に示すように枠体1に切り込
み1aを形成し、これを吊りピン5側に折り曲げ先端を
吊りピン5に係合させる。図示例では切り込み1aを枠
体1の角部に形成したため係合部10の先端には枠体1
内周の角部による凹部が形成され、この凹部によって吊
りピン5に対する位置決めが確実にでき位置ずれも防止
できる。この実施例では枠体1の内周を含む切り込み1
aを形成したが枠体1の巾が充分広ければ枠体1の平面
内に内周を含まない切り込みを形成し、これを吊りピン
5側に折り曲げて係合部としてもよい。このときインナ
リード2を形成する際に積層した導電箔を切り込み1a
の折曲部に残留させておくことにより、係合部10の強
度を向上できる。また、枠体1の吊りピン5と交差する
部分に吊りピン5と重合して舌片(図示せず)を枠体1
の内方または外方に形成し、この舌片を吊りピン側に折
り曲げて係合部としてもよい。この舌片は枠体1のイン
ナリード2と係わりのない角部を利用することができ
る。すなわち枠体1の角部に吊りピン5と係止または係
合する平坦部または凹部を形成し吊りピン5側に折り曲
げることによって舌片の代用ができる。この舌片を枠体
1の内側両側に形成し、それぞれを係合部とすることに
より、枠体1の内外両側が吊りピン5に連結され係合強
度が向上し、樹脂7を被覆する際に枠体1の捻れ変形が
確実に防止される。上記吊りピン5はアイランド4の一
つの対角方向に導出するだけでなく、各角部から導出し
てもよい 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、多
リード化に対応するために、インナリード2の厚みや
巾、間隔を微細に設定することによって、樹脂成形時に
流動する樹脂がインナリード2を押圧しても枠体1の姿
勢が係合部によって保持され捻れ変形がなく、インナリ
ード2が半導体ペレット3表面の周縁部に近接したり接
触することによって生じる耐電圧低下や短絡事故を防止
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施例を示す側断面図 【図2】 本発明の変形例を示す側断面図 【図3】 本発明の他の変形例を示す側断面図 【図4】 図3変形例に用いられる係合部を示す要部斜
視図 【図5】 本発明の前提となる樹脂封止型半導体装置の
側断面図 【図6】 他の従来例を示す側断面図 【符号の説明】 1 枠体 2 インナリード 3 半導体ペレット 3a 電極 4 アイランド 5 吊りピン 6 リード 7 樹脂 10 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/28 H01L 21/60 311 H01L 23/50

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】多数本のインナリードの中間部を絶縁材よ
    りなる枠体に連結し、枠体の内方に突出したインナリー
    ド内端部下面を半導体ペレットの上面に形成された多数
    の電極に接続し、この半導体ペレットを両端より吊りピ
    ンを延在したアイランド上に支持し、一端がアイランド
    近傍に配置された多数本のリードと上記インナリードの
    外端部とを電気的に接続して、半導体ペレットを含む主
    要部分を樹脂にて被覆した樹脂モールド型半導体装置に
    おいて、 上記枠体とアイランド間に、一端がアイランドまたは枠
    体に接続され、他端が枠体またはアイランドに係合して
    インナリードの下面を半導体ペレットの上面より上方位
    置に保持する係合部を設けたことを特徴とする樹脂モー
    ルド型半導体装置。
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