JP3395823B2 - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JP3395823B2
JP3395823B2 JP23067796A JP23067796A JP3395823B2 JP 3395823 B2 JP3395823 B2 JP 3395823B2 JP 23067796 A JP23067796 A JP 23067796A JP 23067796 A JP23067796 A JP 23067796A JP 3395823 B2 JP3395823 B2 JP 3395823B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両の後退中にシ
フトレンジがRレンジ(後進レンジ)からNレンジ(中
立レンジ)を経由してDレンジ(前進レンジ)に素速く
切り換えられた際にシフトショックを軽減するようにし
た自動変速機の変速制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動変速機の変速制御において、例え
ば、NレンジからDレンジにシフト(以下「N→D」と
表す)、或いはRレンジからDレンジにシフト(以下
「R→D」と表す)する際のシフトショックを軽減する
ために、一時的に第1速段以外の変速段を経由させる技
術(スクオート制御と称される)がある。尚、上記「R
→D」シフトとは、Nレンジの保持時間が短い、R→N
→Dレンジ操作を意味する。 【0003】N→Dシフト時のスクオート制御として
は、アイドル中(停車中)にDレンジへシフトする場
合、2速段へシフトさせ、クリープ力の低減及びトラン
スミッションの出力トルクを下げてシフトショックを低
減すると共に、アクセルが踏み込まれると直ちに第1速
段にシフトするようにしたものがある。また、R→Dシ
フト時のスクオート制御としては、例えば、特開平2−
35263号公報に開示された自動変速機の変速制御装
置がある。この変速制御装置は、N→Dシフトがトルク
の反転しないシフト(D→N→D)である場合と、反転
するシフト(R→N→D)である場合とで、経由する変
速段を変更するようにしたものである。即ち、トルクの
反転しないN→Dシフトが行われる場合には、第2速段
を経由して第1速段に移行する制御を行い、トルクの反
転するR→N→Dシフトが行われる場合には、第3速段
を経由して第1速段に移行する制御を行う。これによ
り、トルクの反転により発生するショックを抑えるよう
にしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出力部
材(出力ギヤ)と噛合する遊星歯車を回転自在に支持す
ると共に回転可能な回転部材(キャリア)と、回転部材
と非回転部材例えば、トランスミッションケースとを連
結可能なクラッチ手段と、回転部材に一方向への力が作
用するときに回転部材と非回転部材とを係合させる一方
向クラッチを有し、後退時にはクラッチ手段を係合さ
せ、前進1速段のときには回転部材に一方向への力を与
えて回転部材の回転を拘束して遊星歯車の回転力を出力
部材に伝達し、前進2速段のときには回転部材に他方向
への力が与えられるように構成されている変速制御装置
において、車両後退中にR→N→Dシフト操作が素速く
行われ2速段へシフトされると、クラッチ手段の係合が
解除され、回転部材に一方向への力が作用するため、第
1速用の一方向クラッチに大きな作動反力が発生し、シ
フトショックが発生する。 【0005】また、自動変速機に2速及び3速用の一方
向クラッチを設けることにより、上述した後退中のR→
Dシフト時のシフトショックを緩和することが出来る
が、変速段以外の変速を経由した後に変速段を達成する
ので、レスポンスが遅く、加速応答性が悪くなるという
問題がある。本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、第1速段用の一方向クラッチを備えた自動変速機に
おいて、車両後退中にRレンジからNレンジを経由して
Dレンジにシフト操作されたときにシフトショックの低
減を図ると共に、停止中及び前進中にNレンジからDレ
ンジにシフト操作されたときにはシフトショックの低減
とクリープ力の低減を図るようにした自動変速機の変速
制御装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、後進段における入力要素で且つ第2
変速段における反力要素となる第1要素と、後進段と第
1変速段とで反力要素となる第2要素と、第1変速段と
第2変速段における入力要素となる第3要素とを有する
歯車装置と、駆動力が入力される入力軸と前記第1要素
とを連結可能な第1連結手段と、第2変速段のとき前記
第1要素を固定部材に固定する第1固定手段と、後進段
のとき前記第2要素を前記固定部材に固定する第2固定
手段と、前記第2固定手段と並列に配設され第1変速段
のとき前記第2要素を前記固定部材に固定する一方向ク
ラッチと、シフトレバーの位置を検出するレバー位置検
出手段と、車両が走行中か否かを判定する判定手段とを
備え、停車中に前記シフトレバーが中立レンジから前進
走行レンジに移行された場合、少なくとも前記第1固定
手段により前記第1要素を固定させて第2変速段を達成
させる自動変速機の変速制御装置において、前記シフト
レバーが後進レンジから中立レンジを経て前進走行レン
ジへ切り換えられたとき車両が後退中であると判定され
たときには、前記第2固定手段による前記第2要素の固
定が継続されて第1変速段が達成される構成としたもの
である。 【0007】好ましくは、車両が後退中であるとの判別
は、車両の後退速度が、所定速度以上で、且つ後退レン
ジから中立レンジを経て前進レンジへの切り換え時間が
所定時間内に行われたときに当該車両が後退中と判別す
るようにしたものである。エンジンの回転センサは、電
磁式ピックアップコイル、ホール素子、リードスイッチ
等が使用されており、回転に応じてパルス信号を発生す
る。そして、発生するパルスの数とパルス間の時間計測
により回転速度を求めている。このため、車両が前進し
ているか、後退しているかは、回転センサの情報だけで
は判別することが出来ない。そこで、シフトレバーのシ
フト位置での滞留時間により後退しているか否かを判別
する。即ち、車両が後退中であるとの判別は、シフトレ
バーが後退レンジにあり回転速度が所定速度以上で、且
つ後退レンジから中立レンジを経て前進レンジへの切り
換え時間が所定の時間内に行われたときに当該車両が後
退中であると判定する。 【0008】また、請求項1に記載された自動変速機の
例として、例えば、第1要素は、遊星ギアに噛合する第
1サンギヤで、第2要素は、遊星ギヤを回転自在に支持
するキャリアで、第3要素は、遊星ギアに第1サンギヤ
とは別に噛合する第2サンギヤで構成され、出力用リン
グギヤと協働して遊星歯車機構を構成すると共に、少な
くとも第1及び第2変速段のときに入力軸と第3要素と
を連結する第2連結手段を有する自動変速機がある。こ
の自動変速機において、シフトレバーが後退レンジから
中立レンジを経て前進レンジに切り換えられたときに車
両が後退中の場合には、第1連結手段の連結を解除する
と共に、第2固定手段による第2要素の固定を継続し
て、第2連結手段の連結状態を制御することにより第1
変速段を達成させる。 【0009】また、その他の例として、第1遊星ギヤと
噛合して第1要素を構成する第1サンギヤと、第1遊星
ギヤを回転自在に支持して第2要素を構成する第1キャ
リアと、第1遊星ギヤと噛合して出力部材と連動する第
1リングギヤとを有する第1遊星歯車機構と、第2遊星
ギヤと噛合して第3要素を構成する第2リングギヤと、
第1リングギヤと連動すると共に第2遊星ギヤを回転自
在に支持する第2キャリアと、第2遊星ギヤと噛合して
第1要素を構成する第2サンギヤとを有する第2遊星歯
車機構とを有すると共に、少なくとも第1及び第2変速
段のときに入力軸と第3要素とを連結する第2連結手段
を有する自動変速機がある。この自動変速機において、
シフトレバーが後退レンジから中立レンジを経て前進レ
ンジに切り換えられたときに車両が後退中の場合には、
第1連結手段の連結を解除すると共に、第2固定手段に
よる第2要素の固定を継続して、第2連結手段の連結状
態を制御することにより第1変速段を達成させる。 【0010】更に、その他の例として、第1遊星ギヤと
噛合し第1要素を構成する第1サンギヤと、第1遊星ギ
ヤを回転自在に支持し第2要素を構成する第1キャリア
と、第1遊星ギヤと噛合する第1リングギヤとを有する
第1遊星歯車機構と、第2遊星ギヤと噛合し第3要素を
構成する第2サンギヤと、第2遊星ギヤを回転自在に支
持して出力部材と連動すると共に第1リングギヤと連結
されている第2キャリアと、第2遊星ギヤと噛合し第1
キャリアと連結手段を介して連結可能に設けられると共
に第2要素を構成する第2リングギヤとを有する第2遊
星歯車機構を有すると共に、第1及び第2変速段のとき
に第1キャリアと第2リングギヤとを連結する第2連結
手段を有する自動変速機でもよい。この自動変速機にお
いて、シフトレバーが後退レンジから中立レンジを経て
前進レンジに切り換えられたときに車両が後退中の場合
には、第1連結手段の連結を解除すると共に、第2固定
手段による第2要素の固定を継続して、第2連結手段の
連結状態を制御することにより第1速段を達成させる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を実施
例1、実施例2及び実施例3により説明する。 (実施例1)図1は、本発明を適用した自動変速機の変
速制御装置の実施例1のギヤトレインの概略を示す。 【0012】変速制御装置1は、入力軸2と出力軸3と
の間に遊星歯車機構部4が配設されている。遊星歯車機
構部4は、フォワードサンギヤ(F/S)5、リバース
サンギヤ(R/S、第1要素)6、ロングピニオン7
(L/P)、ショートピニオン(S/P)8、キャリア
(C、第2要素)9、及びアニュラスギヤ(A/G、出
力部材)10により構成されている。ロングピニオン7
とショートピニオン8は、キャリア9に回転自在に軸支
されており、且つ互いに噛合している。そして、これら
のフォワードサンギア5とショートピニオン8とにより
前進用回転部材(第3要素)が構成される。フォワード
サンギヤ5は、ショートピニオン8を介してロングピニ
オン7と噛合し、リバースサンギヤ6は、ロングピニオ
ン7と噛合し、ロングピニオン7は、アニュラスギヤ1
0と噛合している(図2)。 【0013】フォワードサンギヤ5は、リヤクラッチ
(R/C、第2連結手段)11を介して入力軸2に連結
されている。リバースサンギヤ6は、フロントクラッチ
(F/C、第1連結手段)12を介して入力軸2に連結
されており、当該リバースサンギヤ6とトランスミッシ
ョンケース(固定部材)17との間にはキックダウンブ
レーキ(K.D.B、第1固定手段)13が設けられてい
る。キャリア9とトランスミッションケース17との間
には一方向クラッチ(O.W.C)14とローリバースブ
レーキ(L.R.B、第2固定手段)15が直列に設けら
れている。また、キャリア9は、エンドクラッチ(E/
C)16を介して入力軸2に連結されている。アニュラ
スギヤ10は、出力軸3に連結されている。そして、入
力軸2は、トルクコンバータ18の出力側に連結され、
当該トルクコンバータ18の入力側は、エンジン19の
出力軸に連結されている。 【0014】以下に作用を説明する。図1に示す変速制
御装置1のシフトレンジのセレクトパターンは、例え
ば、P−R−N−D−2−Lとされており、P(パーキ
ング)レンジでは、各係合要素は、全く作動せず、エン
ジン19の出力は、出力軸3に伝達されない。また、出
力軸3は、機械的に完全に固定されており、車両は前後
進しない。N(ニュートラル)レンジでは、Pレンジと
同様にエンジン19の出力は、出力軸3に伝達されな
い。D(ドライブ)レンジでは、アクセルペダルの踏み
込み具合(スロットル開度)、及び車速に応じて自動的
に前進4段(1速〜4速(オーバドライブ))の変速を
行う。尚、変速制御装置1の各係合要素は、電子制御装
置(ECU)により油圧で制御される。 【0015】次に、図3乃至図6を参照して動力伝達経
路を説明する。尚、各図中において動力伝達経路は、太
線で示してある。先ず、Rレンジの後退段のときには、
図3に示すようにフロントクラッチ12が係合(作動)
し、エンジン19からトルクコンバータ18を介して入
力軸2に伝達された駆動力は、フロントクラッチ12を
介してリバースサンギヤ6に伝達される。そして、駆動
力は、リバースサンギヤ6からロングピニオン7、アニ
ュラスギヤ10を介して出力軸3へと伝達される。この
とき、キャリア9に入力軸2と同じ回転方向へ回転する
力が加わるが、ローリバースブレーキ15が係合(作
動)しているため、キャリア9が固定されロングピニオ
ン7は、公転せずに自転による回転力をアニュラスギヤ
10に伝え、当該ロングピニオン7は、アイドラギヤと
して作動する。 【0016】Dレンジの第1変速段(以下「1速段」と
いう)のときには、図4に示すようにリヤクラッチ11
が係合し、エンジン19の駆動力が当該リヤクラッチ1
1を介してフォワードサンギヤ5に伝達される。そし
て、フォワードサンギヤ5からショートピニオン8、ロ
ングピニオン7を経てアニュラスギヤ10に駆動力が伝
達され、出力軸3へと伝達される。このとき、ロングピ
ニオン7のシャフト即ち、キャリア9が後進段のときと
は反対方向つまり入力軸2と反対の回転方向へ回転しよ
うとするが、一方向クラッチ14によりトランスミッシ
ョンケース7に固定され、回転が阻止される。これによ
り十分な駆動力がアニュラスギヤ10に伝達される。ま
た、Lレンジ1速段の時には、ローリバースブレーキ1
5が係合してキャリア9を固定し、当該キャリア9が何
れの方向へ回転することも阻止してエンジンブレーキを
可能とする。 【0017】Dレンジの第2変速段(以下「2速段」と
いう)のときには、図5に示すようにリヤクラッチ11
及びキックダウンブレーキ13が係合する。従って、1
速段のときと同様にエンジン19の駆動力がフォワード
サンギヤ5に伝達され、ショートピニオン8、ロングピ
ニオン7、アニュラスギヤ10へと駆動力が伝達され
る。このとき、キックダウンブレーキ13によりリバー
スサンギヤ6が固定されているため、ロングピニオン7
がリバースサンギヤ6上を入力軸2と同じ回転方向にゆ
っくり回転し、この分だけ1速段のときに比べてアニュ
ラスギヤ10が多く(速く)回転する。このときキャリ
ア9には入力軸2と同じ回転方向への力が加わるので、
一方向クラッチ14は係合しない。そして、アニュラス
ギヤ10の駆動力は、出力軸3に伝達される。 【0018】Dレンジの第3変速段(以下「3速段」と
いう)のときには、図6に示すようにリヤクラッチ11
及びフロントクラッチ12が係合し、他の係合要素は全
て解放されている。エンジン19からの駆動力は、フォ
ワードサンギヤ5とリバースサンギヤ6に伝達される。
従って、ショートピニオン8とロングピニオン7とが同
じ方向に回転されることとなり、互いにロックされた状
態となる。このためフォワードサンギヤ5、リバースサ
ンギヤ6、ロングピニオン7、ショートピニオン8、ア
ニュラスギヤ10が一体となって入力軸2と同じ方向に
回転する。このときキャリア9にも入力軸2と同じ回転
方向への力が加わり同方向へ回転する。即ち、遊星歯車
機構部4が直結状態となり、入力軸2の回転とと出力軸
3の回転が同じ(1対1)になる。 【0019】尚、第4速段(オーバドライブ)時には、
入力軸2とキャリア9とを連結可能なエンドクラッチ1
6とキックダウンブレーキ13が係合し、エンジン19
からの駆動力は、入力軸2からエンドクラッチ16を経
てキャリア9に伝達され、更にロングピニオン7を介し
てアニュラスギヤ10に伝達される。このときリバース
サンギヤ6がロックされているために、ロングピニオン
7がリバースサンギヤ6上をキャリア9と同じ方向に公
転しながら自転し、この自転する分だけアニュラスギヤ
10が多く(速く)回転して、オーバドライブとされ
る。 【0020】そして、変速制御装置1は、アイドル中に
NレンジからDレンジにシフトする場合、クリープ力の
低減及びトランスミッションの出力トルクを下げてN→
Dショックを低減するために2速へシフトさせるように
なっている。但し、アクセルペダルを踏み込むと、2速
から即1速にシフトされて、1速の変速比で走行が開始
される。 【0021】上述したように、キャリア9とトランスミ
ッションケース17とを連結する一方向クラッチ14
は、1速のときにのみ係合する。また、この一方向クラ
ッチ14と直列に配置されているローリバースブレーキ
15は、後退のときに係合され、後退のときにキャリア
9の回転を阻止し、1速及び2速のときに係合を解除さ
れる。 【0022】このため車両が後退しているときにR→N
→Dシフトを素速く操作して2速へシフトさせると、後
退時にキャリア9を固定していたローリバースブレーキ
15が解放されて2速段用のキックダウンブレーキ13
が急係合してリバースサンギヤ6が固定されるので、キ
ャリア9に入力軸2の回転方向とは反対方向へ回転力が
加わり、1速段用の一方向クラッチ14に大きな反作用
が発生することとなり、この反作用がシフトショックと
なる。 【0023】そこで、車両の後退中(車速V1(極低車
速))にR→N→Dシフトが素速く行われた場合には、
ローリバースブレーキ15への油圧供給を継続させ、フ
ロントクラッチ12を解放した後、リヤクラッチ11に
制御した油圧を供給して(即ち、リヤクラッチ11を徐
々に係合して)1速段へシフトさせる。また、車両が停
止したらローリバースブレーキ15を解放しても良い。
尚、後退車速をV1以上としたのは、当該速度以下では
停止していると見なすことができることによる。これに
より、シフトショックが軽減される。また、停止又は前
進中のR→N→D(N→D)シフトは、前述したように
2速段へシフトしてシフトショックの低減とクリープ力
の低減を図る。前進段のときには2速段へシフトしても
加速応答性が良くなる。尚、フロントクラッチ12への
油圧供給を継続し、ローリバースブレーキ15を解放す
ると共にリヤクラッチ11に制御した油圧を供給して、
車両が停止したらフロントクラッチ12を解放してもよ
い。しかしながら、ローリバースブレーキ15に全圧を
供給し、リヤクラッチ11に制御した油圧を供給する方
が制御し易く、好ましい。 【0024】次に、図7及び図8に示す速度線図を参照
して、各要素の回転速度関係について説明する。速度線
図は、キャリア9を固定し一方のサンギヤ(フォワード
サンギヤ5)を一定方向に回転させたとき、他の要素の
回転方向を関係づけている。即ち、キャリア9を基準と
し、フォワードサンギヤ5と同一方向に回転する要素を
横軸上でフォワードサンギヤ5と同じ側にとり、逆方向
に回転する要素を反対側にとる。キャリア9を起点とし
た横軸上の距離は、各要素の歯数の逆数に比例してい
る。 【0025】図7は、後進段のときの速度線図を示して
おり、リバースサンギヤ6がフロントクラッチ12によ
り入力軸2に結合され正方向(入力軸2と同回転方向)
に回転している。また、キャリア9は、ローリバースブ
レーキ15の結合によりトランスミッションケース17
に固定されているため回転していない。このとき速度線
図上において、リバースサンギヤ6とキャリア9との速
度関係を結ぶ直線により出力ギヤであるアニュラスギヤ
10は、逆方向に回転していることが示されている。よ
って、車両は後進される。尚、フォワードサンギヤ5
は、リアクラッチ11が結合されてないのでフリーとな
り逆方向へ回転している。 【0026】図8は、前進2速段のときの速度線図を示
しており、フォワードサンギヤ5がリヤクラッチ11に
より入力軸2に結合され正方向に回転している。また、
リバースサンギヤ6は、キックダウンブレーキ13の結
合によりトランスミッションケース17に固定されてい
るため回転していない。このとき速度線図上において、
フォワードサンギヤ5とリバースサンギヤ6との速度関
係を結ぶ直線によりアニュラスギヤ10が正方向に回転
していることが分かる。尚、キャリア9には正方向への
回転力が与えられ、一方向クラッチ14により回転が阻
止されることはないので、キャリア9も正方向に回転す
る。 【0027】上述したように車両の後退中にR→N→D
シフトが素速く行われた場合に、後進段から2速段へシ
フトさせると、リバースサンギヤ6がトランスミッショ
ンケース17に固定され、アニュラスギヤ10は、逆転
方向に回転しているため、リバースサンギヤ6とアニュ
ラスギヤ10との速度関係を結ぶ直線(図8における点
線)により、キャリア9に逆方向への回転力が作用する
ことが分かるが、一方向クラッチ14により逆方向への
回転は阻止されるので当該一方向クラッチ14に大きな
反作用が発生し、シフトショックが生じる。 【0028】そこで、車両の後退中にR→N→Dシフト
が素速く行われた場合には、ローリバースブレーキ15
の係合を継続してキャリア9を固定してリバースサンギ
ヤ6を解放し、リアクラッチ11を徐々に係合させてフ
ォワードサンギヤ5の回転速度を徐々に上げることによ
り、アニュラスギヤ10の回転速度も徐々に上げること
ができ、シフトショックは、発生しない。また、フォワ
ードサンギヤ5及びアニュラスギヤ10の回転速度が正
方向になった時点でローリバースブレーキ15を解放し
てもキャリア9が既に停止状態にあるため、一方向クラ
ッチ14に衝撃的な反作用は発生しない。 【0029】次に、図9及び図10に示すフローチャー
トを参照して車両の後退中にR→N→Dシフトが素速く
行われた場合の制御について説明する。図9において、
電子制御装置(ECU)は、車両がRレンジで後進走行
しているときに(ステップS1)、シフトレバー(図示
せず)の位置を検出するポジションセンサからDレンジ
位置信号が入力されたか否かを判別し(ステップS
2)、入力されないときにはシフトレバーがRレンジに
あるものとしてステップS1に戻り、入力されたときに
は、当該車両が車速V1(例えば、2km/h)以上で後退
しているか否かを判別する(ステップS3)。尚、この
車速がV1以上で後退しているか否かの判別は、後述す
る。ステップS3において車速V1以上で後退している
と判別されたときには目標変速段を1速段としてN→D
制御を行う(ステップS4)。即ち、ローリバースブレ
ーキ15への油圧供給を継続させ、フロントクラッチ1
2を解放すると共に、リヤクラッチ11には制御した油
圧を供給することにより、1速へシフトさせる。また、
ステップS3において、後退車速がV1よりも低いと判
別されたときには、目標変速段を2速としてN→D制御
を行う(ステップS5)。 【0030】次に、前記ステップS3において車速がV
1以上で後退しているか否かを判別する場合について説
明する。エンジンの回転センサは、電磁式ピックアップ
コイル、ホール素子、リードスイッチ等が使用されてお
り、回転に応じてパルス信号を発生する。そして、発生
するパルスの数とパルス間の時間計測により回転速度を
求めている。このため、車両が前進しているか、後退し
ているかは、回転センサの情報だけでは判別することが
できない。そこで、例えば、シフトレバーのシフト位置
での滞留時間により後退しているか否かを判別する。 【0031】図10において、先ず、シフトレバーがR
レンジに所定時間T1(例えば、3秒)以上滞留してい
たか否かを判別し(ステップS10)、RレンジにT1
秒以上滞留していないと判別されたきには前進又は停車
している状態にある即ち、当該車両は、車速がV1以上
で後退していないと判断する(ステップS13)。ステ
ップS3においてRレンジにT1以上滞留していると判
別されたきには、車両が後退していると判断しR→Nシ
フト後、Nシフト位置における滞留時間が所定時間T2
(例えば、2秒)以内でN→Dシフトがなされたか否か
を判別する(ステップS11)。そして、T2以内でN
→Dシフトが行われなかったと判別されたときにはステ
ップS13に進み、T2以内でN→Dシフトが行われた
ときには、R→N→Dシフトが素速く行われたものと判
断し、シフトレバーがDレンジ位置に操作されてDレン
ジ信号が入力されたときの車速がV1以上であるか否か
を判別する(ステップS12)。そして、このときの車
速がV1以上でないときには、停止しているものと見な
してステップS13に進み、車速がV1以上であると判
別されたときには、当該車両が車速V1以上で後退して
いると判断する(ステップS14)。このようにして車
両の後退速度を判別する。 【0032】(実施例2)図11において、変速制御装
置20は、フロント遊星歯車機構部(第2遊星歯車機
構)23と、リヤ遊星歯車機構部(第1遊星歯車機構)
24と、オーバドライブ遊星歯車機構部25を備えてい
る。フロント遊星歯車機構部23のサンギヤ(第2サン
ギヤ)26とリヤ遊星歯車機構部24のサンギヤ(第1
サンギヤ)30とが連結部材34により連結されて、第
1要素を構成している。また、フロント遊星歯車機構部
23の遊星歯車27(第2遊星ギヤ)を支持するキャリ
ヤ(第2キャリア)28とリヤ遊星歯車機構部24のリ
ングギヤ33(第1リングギヤ)とが出力部材35に連
結され、この出力部材35がオーバドライブ遊星歯車機
構部25の遊星歯車37を支持するキャリヤ38に連結
されている。 【0033】トルクコンバータ18に連結された入力軸
22とフロント遊星歯車機構部23のリングギヤ29
(第3要素、第2リングギヤ)との間にはクラッチ41
(第2連結手段)が設けられ、入力軸22と連結部材3
4との間にはクラッチ42(第1連結手段)が設けられ
ている。更に、連結部材34とトランスミッションケー
ス21(固定部材)との間にはブレーキ45(第1固定
手段)が設けられると共に、互いに直列に配列されたブ
レーキ46及び一方向クラッチ50がブレーキ45に対
して並列になるように連結部材34とトランスミッショ
ンケース21との間に設けられている。リヤ遊星歯車機
構部24の遊星歯車31(第1遊星ギヤ)を支持するキ
ャリア32(第2要素、第1キャリア)とトランスミッ
ションケース21との間には、ブレーキ47(第2固定
手段)と一方向クラッチ51が並列に配置されている。 【0034】オーバドライブ遊星歯車機構部25は、サ
ンギヤ36とキャリア38との間にクラッチ43と一方
向クラッチ52とが並列に配置され、サンギヤ36とト
ランスミッションケース21との間にはブレーキ48が
設けられている。そして、ギヤトレインの出力は、オー
バドライブ遊星歯車機構部25のリングギヤ39に連結
されたカウンタギヤ40とされている。このギヤトレイ
ンによる変速段の設定は、油圧によりクラッチ41〜4
3、ブレーキ45〜48を選択的に係合・開放制御して
行われる。 【0035】上記構成のギヤトレインにおいて、クラッ
チ43は、オーバドライブの時のみ開放され、他のレン
ジにおいては常時係合されている。Rレンジにおいて
は、ブレーキ47が係合されてリヤ遊星歯車機構部24
のキャリア32が固定されると共に、クラッチ42が係
合される。これにより、入力軸22のトルクは、連結部
材34、サンギヤ30、遊星歯車31、リングギヤ3
3、出力部材35の経路でオーバドライブ遊星歯車機構
部25のキャリア38に伝達され、リングギヤ39を介
してカウンタギヤ40に出力される。 【0036】Dレンジ1速段においては、ブレーキ47
が解放されてクラッチ41が係合され、入力軸22のト
ルクは、フロント遊星歯車機構部23のリングギヤ2
9、遊星歯車27、サンギヤ26、連結部材34、サン
ギヤ30、遊星歯車31を介してリングギヤ33に伝達
される。このとき遊星歯車31を支持するキャリア32
は、入力軸22の回転方向と反対方向への回転力が与え
られるが一方向クラッチ51によりトランスミッション
ケース21と係合され回転が阻止される。 【0037】Dレンジ2速段においては、ブレーキ46
が係合されて連結部材34が固定されて回転が禁止され
る。また、クラッチ41が係合され、入力軸22のトル
クは、フロント遊星歯車機構部23のリングギヤ29、
遊星歯車27、キャリア28、出力部材35に伝達され
る。このとき遊星歯車31及びキャリア32は、リング
ギヤ33の回転により入力軸22と同じ方向に回転され
ている。 【0038】Dレンジ第3速段においては、クラッチ4
1、42が係合される。これにより、リングギヤ29、
連結部材34、出力部材35、リングギヤ33、キャリ
ア32が一体となって入力軸22と同じ方向へ回転す
る。そして、入力軸22とリングギヤ33の回転が同じ
(1対1)になる。そして、トルクの反転しないN→D
シフトが行われる場合には、クラッチ41とブレーキ4
6が係合されて第2速段を経由し、この後ブレーキ46
が開放されて1速にシフトする。また、トルクの反転す
るR→N→Dシフトが素速く行われる場合には、実施例
1の場合と同様に、車速がV1以上で後退中にRレンジ
からNレンジを経てDレンジにT2以内でシフト操作さ
れたときに、ブレーキ47への油圧供給を継続し、クラ
ッチ42を解放して、クラッチ41に制御した油圧を供
給しつつ、車両が停止したらブレーキ47を解放してD
レンジ1速にシフトする。これによりトルクの反転によ
り発生するシフトショックが抑えられる。 【0039】(実施例3)図12において、変速制御装
置59は、フロント遊星歯車機構部60(第1遊星歯車
機構)と、リヤ遊星歯車機構部61(第2遊星歯車機
構)とを備えている。フロント遊星歯車機構部60のサ
ンギヤ62(第1要素)は、リヤクラッチ63(第1連
結手段)を介して入力軸64に連結可能に設けられ、ブ
レーキ65(第1固定手段)によりトランスミッション
ケース68(固定部材)に固定可能に設けられている。
また、遊星ギヤ66を回転自在に支持するキャリア67
(第2要素)は、トランスミッションケース68にブレ
ーキ69(第2固定手段)及び一方向クラッチ70を介
して固定可能に設けられている。リングギヤ71は、出
力部材72に連結されている。 【0040】リヤ遊星歯車機構部61のサンギヤ73
(第2要素)は、入力軸64に連結されており、遊星ギ
ヤ74は、キャリア75に回転自在に支持されており、
キャリア75は、フロント遊星歯車機構部60のリング
ギヤ71と出力部材72に連結されている。リングギヤ
76は、クラッチ77(第2連結手段)を介してフロン
ト遊星歯車機構部61のキャリア67に連結可能に設け
られている。 【0041】Rレンジにおいては、クラッチ63とブレ
ーキ69が結合され、入力軸64の回転がサンギヤ62
から遊星ギヤ66を介してリングギヤ71に伝えられ
る。このとき、キャリア67には入力軸64の回転と同
方向への旋回力が加わるがブレーキ69の結合により固
定される。Dレンジ1速段においては、クラッチ77が
結合される。入力軸64からの駆動力がサンギヤ73、
遊星ギヤ74を介してリングギヤ76に伝達される。こ
のとき、リングギヤ76には入力軸64と反対の方向に
回転しようとする力が加わるが、一方向クラッチ70に
より回転が阻止されている。よって、遊星ギヤ74が入
力軸64と同方向へ公転し、キャリア75が回転され
る。 【0042】Dレンジ2速段においては、クラッチ7
7、ブレーキ65が結合する。ブレーキ65の結合によ
りサンギヤ62が固定されるので、遊星ギヤ66が出力
部材72と同方向へ公転し、キャリア67も同方向へ回
転する。よって、第1変速段に対してリングギヤ71即
ち、出力部材72が増速されて回転する。そして、停車
中又は前進中においてシフトレバーが中立レンジから前
進レンジへ切り換えられたときには、クラッチ77とブ
レーキ65が係合されて第2変速段を経由し、この後、
発進に伴いブレーキ65が解放されて1速にシフトす
る。また、シフトレバーが後退レンジから中立レンジを
経て前進レンジに切り換えられたときには、ブレーキ6
9の係合を継続したままクラッチ63の係合を解除して
クラッチ77の係合を制御することにより1速にシフト
する。これにより、トルクの反転により発生するシフト
ショックが抑えられる。 【0043】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
両が後退中にR→N→Dレンジに素速くシフトする場合
には、Dレンジ第1変速段にシフトさせることにより、
トルクの反転によるシフトショックを低減することがで
き、フィーリングの向上が図られると共に加速レスポン
スが向上する。また、車両の停止又は前進中にN→Dレ
ンジにシフトする場合には、Dレンジ第2変速段へシフ
トすることにより、クリープ力とシフトショックの低減
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る自動変速機の変速制御装置の実施
例1のギヤトレインの概略を示す図である。 【図2】図1の遊星歯車機構部のギヤの関係を示す説明
図である。 【図3】図1のギヤトレインのRレンジにおける動力伝
達経路の説明図である。 【図4】図1のギヤトレインのDレンジ第1変速段にお
ける動力伝達経路の説明図である。 【図5】図1のギヤトレインのDレンジ第2変速段にお
ける動力伝達経路の説明図である。 【図6】図1のギヤトレインのDレンジ第3変速段にお
ける動力伝達経路の説明図である。 【図7】図1のギヤトレインの後進段における速度線図
を示す図である。 【図8】図1のギヤトレインの第2変速段における速度
線図を示す図である。 【図9】図1のギヤトレインにおいてR→N→Dシフト
時における制御手順を示すフローチャートである。 【図10】図9のフローチャートにおいて後退車速の判
別手順を示すフローチャートである。 【図11】本発明に係る自動変速機の変速制御装置の実
施例2のギヤトレインの概略を示す図である。 【図12】本発明に係る自動変速機の変速制御装置の実
施例3のギヤトレインの概略を示す図である。 【符号の説明】 1、20、59 変速制御装置 2、22、64 入力軸 3、40、72 出力軸 4、23、24、25、60、61 遊星歯車機構部 5 フォワードサンギヤ 6 リバースサンギヤ 7 ロングピニオン 8 ショートピニオン 9 キャリア 10 アニュラスギヤ 11 リバースクラッチ 12 フロントクラッチ 13 キックダウンブレーキ 14 一方向クラッチ 15 ローリバースブレーキ 16 エンドクラッチ 17、21 トランスミッションケース 18 トルクコンバータ 19 エンジン 26、30、36、62、73 サンギヤ 27、31、37、66、74 遊星歯車 28、32、38、67、75 キャリア 29、33、39、71、76 リングギヤ 41〜43 63、77 クラッチ 45〜48、65、69、 ブレーキ 50〜52、70 一方向クラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−337160(JP,A) 特開 平2−35264(JP,A) 特開 平2−35263(JP,A) 特開 平2−3757(JP,A) 特開 平5−60207(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 後進段における入力要素で且つ第2変速
    段における反力要素となる第1要素と、 後進段と第1変速段とで反力要素となる第2要素と、 第1変速段と第2変速段における入力要素となる第3要
    素とを有する歯車装置と、 駆動力が入力される入力軸と前記第1要素とを連結可能
    な第1連結手段と、 第2変速段のとき前記第1要素を固定部材に固定する第
    1固定手段と、 後進段のとき前記第2要素を前記固定部材に固定する第
    2固定手段と、 前記第2固定手段と並列に配設され第1変速段のとき前
    記第2要素を前記固定部材に固定する一方向クラッチ
    と、 シフトレバーの位置を検出するレバー位置検出手段と、 車両が走行中か否かを判定する判定手段とを備え、 停車中に前記シフトレバーが中立レンジから前進走行レ
    ンジに移行された場合、少なくとも前記第1固定手段に
    より前記第1要素を固定させて第2変速段を達成させる
    自動変速機の変速制御装置において、 前記シフトレバーが後進レンジから中立レンジを経て前
    進走行レンジへ切り換えられたとき車両が後退中である
    と判定されたときには、前記第2固定手段による前記第
    2要素の固定が継続されて第1変速段が達成されること
    を特徴とする自動変速機の変速制御装置。
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