JPH0712792B2 - 車両用自動変速機の変速制御方法 - Google Patents

車両用自動変速機の変速制御方法

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JPH0712792B2
JPH0712792B2 JP60241637A JP24163785A JPH0712792B2 JP H0712792 B2 JPH0712792 B2 JP H0712792B2 JP 60241637 A JP60241637 A JP 60241637A JP 24163785 A JP24163785 A JP 24163785A JP H0712792 B2 JPH0712792 B2 JP H0712792B2
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vehicle
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lateral load
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JP60241637A
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隆 堂ケ原
誠 島田
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は車両用自動変速機における変速制御方法に関
し、横荷重が加わった際の不安定な状態での車両の乱れ
を防止するようにしたものである。
<従来の技術> 車両用自動変速機は、クラッチ、ブレーキ等の摩擦要素
に対して選択的に油圧を給排することにより、歯車変速
機構内の任意の回転要素を入力軸に接合しまたは変速機
ケーシングに対して固定して、変速比の切換え(変速)
を車両の運転状態に応じて自動的に行うものである。
車両用自動変速機の一例を、第2図を用いて説明する。
車両の動力源となるエンジン11のクランク軸12は、トル
クコンバータ13のポンプ14に一体的に連結されている。
同トルクコンバータ13は、上記ポンプ14、タービン15及
びワンウェイクラッチ17を介してケース18に連結された
ステータ16から構成されており、同ステータ16は上記ワ
ンウェイクラッチ17の作用によりクランク軸12と同方向
へは回転するが、その逆方向への回転は許容されない構
造となっている。タービン15に伝えられたトルクは、入
力軸19によってその後部に配設された前進4段後進1段
の変速段を達成する歯車変速機構に伝達される。
歯車変速機構は、三組のクラッチ20,21,22と二組のブレ
ーキ23,24と一組のワンウェイクラッチ25と一組のラビ
ニヨ型遊星歯車機構26とで構成されている。同遊星歯車
機構26は、リングギヤ27、ロングピニオンギヤ28、ショ
ートピニオンギヤ29、フロントサンギヤ30、リヤサンギ
ヤ31、両ピニオンギヤ28、29を回転自在に支持するとと
もに自身も回転可能なキャリア32から構成され、リング
ギヤ27は出力軸33に連結され、フロントサンギヤ30はキ
ックダウンドラム34及びフロントクラッチ20を介して入
力軸19に連結され、リヤサンギヤ31はリヤクラッチ21を
介して入力軸19に連結され、キャリア32は相互に並列に
配設されたローリバースブレーキ24をワンウェイクラッ
チ25とを介してケース18に連結されると共にこの歯車変
速機構の後端に配設された4速クラッチ22を介して入力
軸19に連結されている。なお、キックダウンドラム34は
キックダウンブレーキ23によってケース18と一体的に連
結可能となっており、遊星歯車機構26を通ったトルクは
出力軸33に固着された出力ギヤ35から図示しない駆動軸
を介して駆動輪へ伝達される。
摩擦係合要素である上記各クラッチ20〜22及びブレーキ
23,24はそれぞれ係合用ピストン装置あるいはサーボ装
置等を備えた油圧機器で構成されており、トルクコンバ
ータ13のポンプ14に連結された図示しないオイルポンプ
で発生する圧油によって油圧制御装置を介して選択的に
作動される。同油圧は、ドライブレンジ固定の場合油圧
制御装置によって、種々の運転状態検出装置により検出
された運転状態に応じて各クラッチ、ブレーキに選択的
に供給され、同各クラッチ、ブレーキの作動の組み合わ
せによって第1表に示すように前進4段後進1段の変速
段が達成される。同表において〇印は各クラッチまたは
ブレーキの係合状態を示し、●印は変速時のローリバー
スブレーキ24が係合される直前においてワンウェイクラ
ッチ25の作用でキャリア32の回転が停止されていること
を示している。
例えば上記構成による歯車変速機構の第2段の変速段
は、フロントクラッチ20、4速クラッチ22及びローリバ
ースブレーキを解放し、リヤクラッチ21及びキックダウ
ンブレーキ23を係合することにより達成され、第1速の
変速段はリヤクラッチ21の係合とワンウェイクラッチ25
のロック機能によるキャリア32の固定で達成される。従
って、第1速固定レンジへのセレクトレバーの操作によ
らない第2速から第1速への変速は、キックダウンブレ
ーキ23の解放のみで達成されることとなり、この場合、
キックダウンブレーキ23の解放によってキックダウンド
ラム34が遊転可能な状態となるとキャリア32の回転が低
下し始め、逆に回転しようとする時点でワンウェイクラ
ッチ25が機能してキャリア32を固定し、第1速の変速段
が達成されるのである。
上記変速を達成する油圧制御装置は電子制御装置によっ
て制御され、第1表に示した変速段は第3図に示すシフ
トパターンに基づきスロットル弁開度と車速とにより決
定される。
尚、上述した車両用自動変速機の更に詳細な構成及び作
用は、特開昭58−46258号公報等に開示されているの
で、ここでの説明は省略する。
<発明が解決しようとする問題点> 第3図から判るように、自動変速機を備えた車両ではア
クセルペダルを踏み込むと低速段側へシフトダウンして
大きな駆動力を得て車両は加速される。ところがコーナ
リング途中のように車両に横荷重が加わり車両が不安定
な状態の時に、シフトダウンして駆動力が急変すると車
両の姿勢に乱れが生じ危険が生じる場合があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、スロットル
弁開度が閉状態で車速が高くなった場合のアップシフト
時を除き、車両に一定以上の横荷重が働いている場合に
変速操作を行なわないようにした車両用自動変速機の変
速制御方法を提供し、もって横荷重が加わっている不安
定な状態における車両の姿勢の乱れを防止することを目
的とする。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するための本発明方法は、エンジンの回
転動力が入力される入力軸と、駆動輪へ回転動力を出力
する出力軸と、油圧により作動して任意の回転要素を選
択することにより前記入力軸と前記出力軸との間の変速
比を切換える摩擦係合要素と、該摩擦係合要素に供給さ
れる油圧を制御する電子制御装置とを備えた車両用自動
変速機における変速制御方法であって、スロットル弁開
度が閉状態で車速が高くなった場合のアップシフト時を
除き、車両に対する横荷重が一定以上となった場合に変
速操作を行なわないようにしたことを特徴とする車両用
自動変速機の変速制御方法に存する。
<作用> スロットル弁開度が閉状態で車速が高くなった場合のア
ップシフト時を除き、車両に一定以上の横荷重が加わっ
た場合変速の条件が満たされても現状の変速段を維持
し、車両の姿勢が乱されるのを防止する。
<実 施 例> 第1図には変速操作禁止領域をハンドル切れ角と車速の
関係で表わすグラフを示してある。
本発明の一実施例では上述した第2図の構造に加えて上
記出力軸33の回転速度を検出する車速検出装置1及び図
示しないハンドル切れ角検出器が設けられ、車速検出装
置1、ハンドル切れ角検出器からの信号が電子制御装置
へ入力される。ハンドル切れ角|θ|と車速Vとの間に
は第1図に示すシフトダウン禁止領域f(|θ|,V)
(第1図中斜線で示す領域)が定められており、電子制
御装置へ入力される車速検出装置1、ハンドル切れ角検
出器からの信号がシフトダウン禁止領域f(|θ|,V)
内となった場合は第3図に示したシフトパターンに拘ら
ずシフトダウンを行なわないようにする。即ち、ある程
度高い車速でハンドル切れ角|θ|が大きくなった場
合、つまりコーナリング中のように車両に対する横荷重
が一定以上となって車両が不安定な状態となった場合に
は、シフトダウンを行なわず車両の姿勢の乱れを防止す
る。車両の種類等により、上記のシフトダウンを行なわ
ない操作は、スロットル弁開度が多くなった場合のシフ
トダウン(パワーオンダウンシフト)もしくはスロット
ル弁開度が閉状態で車速が低くなった場合のシフトダウ
ン(パワーオフダウンシフト)のいずれか一方に限定す
ることも可能である。従って、車両が不安定な状態で車
両の姿勢の乱れは生じない。
上記一実施例ではシフトダウンを禁止するようにした
が、スロットル弁開度が閉状態で車速が高くなった場合
のアップシフト時(パワーオフアップシフト)を除き、
車両に対する横荷重が一定以上となった場合にシフトア
ップ(変速操作)を禁止するようにしても良い。即ち、
車両に対する横荷重が一定以上となった場合にスロット
ル弁開度が多く且つ車速が高くなった場合のシフトアッ
プ(パワーオンアップシフト)を禁止するようにしても
良い。更に横荷重が一定以上となった場合に変速操作を
禁止する場合、上述したパワーオンダウンシフト、パワ
ーオンダウンシフト、パワーオンアップシフトを適宜組
合わせて必要な変速操作だけを禁止、もしくはいずれか
1つの変速操作を禁止、もしくは全ての変速操作を禁止
するようにしても良く、パワーオンアップシフト以外で
車両に対する横荷重が一定以上となった場合に変速操作
を禁止するようにすれば良い。ここで、パワーオフアッ
プシフトについては変速操作を禁止していないが、これ
は、パワーオフアップシフトは駆動力変化が小さく危険
を伴わない変速だからである。即ち、パワーオフアップ
シフトを許容することにより、全変速を禁止するものに
比べ違和感が少なくなる。また、急激な減速時などでは
パワーオフアップシフトを許容することにより駆動力の
変化が和らげられ、車両の挙動変化を抑えることができ
るという効果を奏する。また上記一実施例では車両に対
する横荷重をハンドル切れ角|θ|と車速Vとの関係で
検出するようにしたが、独立した横荷重検出手段を設け
この横荷重検出手段により変速操作を禁止する横荷重値
を検出するとことも可能である。
<発明の効果> 本発明の車両用自動変速機の変速制御方法は、スロット
ル弁開度が閉状態で車速が高くなった場合のアップシフ
ト時を除き、車両に一定以上の横荷重が働いている場合
には変速操作を行なわないようにしたので、車両の挙動
変化を抑えた状態で、車両に横荷重が加わっている不安
定な状態における変速による車両の姿勢の乱れといった
危険を避けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は変速操作禁止領域をハンドル切れ角と車速の関
係で表わすグラフ、第2図は車両用自動変速機の機構概
念図、第3図はシフトパターンをスロットル弁開度と車
速の関係で表わすグラフである。 図面中、 1は車速検出装置、 11はエンジン、 12はクランク軸、 13はトルクコンバータ、 19は入力軸、 20はフロントクラッチ、 21はリヤクラッチ、 22は4速クラッチ、 23はキックダウンブレーキ、 24はローリバースブレーキ、 25はワンウェイクラッチ、 26は遊星歯車機構、 33は出力軸である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの回転動力が入力される入力軸
    と、駆動軸へ回転動力を出力する出力軸と、油圧により
    作動して任意の回転要素を選択することにより前記入力
    軸と前記出力軸との間の変速比を切換える摩擦係合要素
    と、該摩擦係合要素に供給される油圧を制御する電子制
    御装置とを備えた車両用自動変速機における変速制御方
    法であって、スロットル弁開度が閉状態で車速が高くな
    った場合のシフトアップ時を除き、車両に対する横荷重
    が一定以上となった場合に変速操作を行なわないように
    したことを特徴とする車両用自動変速機の変速制御方
    法。
JP60241637A 1985-10-30 1985-10-30 車両用自動変速機の変速制御方法 Expired - Lifetime JPH0712792B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0293166A (ja) * 1988-09-30 1990-04-03 Honda Motor Co Ltd 車両用無段変速機の制御装置
JPH03362A (ja) * 1989-05-25 1991-01-07 Nissan Motor Co Ltd 車両の自動変速制御装置
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