JP3395628B2 - チップ部品の分離供給装置 - Google Patents

チップ部品の分離供給装置

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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components
    • H05K13/028Simultaneously loading a plurality of loose objects, e.g. by means of vibrations, pressure differences, magnetic fields

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチップ型電子部品の
ようなチップ部品を1個ずつ分離された形態で供給する
分離供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、振動式のボールフィーダやリニア
フィーダに比べてチップ部品の供給能力を大幅に向上し
た分離供給装置が、例えば実公昭62−28592号公
報に開示されている。この分離供給装置は、回転するイ
ンナーディスクの外周に間欠回転するアウターディスク
を設け、インナーディスクとアウターディスクを水平面
に対して上限が傾斜するように配置し、インナーディス
クの端部と同一面高さにアウターディスクの環状底面を
設け、アウターディスクの周囲上面にチップ部品の嵌合
穴を並べて設け、インナーディスクとアウターディスク
を互いに逆方向に回転させるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この分離供給装置の場
合、アウターディスクの環状底面に複数の嵌合穴を設
け、これらの嵌合穴にチップ部品を嵌合させることによ
り、1個ずつ分離させる方式のため、チップ部品が円板
状の場合には、比較的効率よく嵌合穴に嵌合させること
ができるが、チップ部品が直方体形状の場合には、嵌合
穴に嵌合する確率が低く、供給効率が低下するという問
題があった。また、寸法が1mm程度の小型のチップ部
品の場合には、嵌合穴も微小なものとなるので、嵌合穴
へ落ち込んだチップ部品の姿勢が安定しなくなり、信頼
性が低下することになる。
【0004】そこで、本発明の目的は、チップ部品の形
状に制約されず、供給効率が高くかつ安定した姿勢でチ
ップ部品を1個ずつ分離供給できるチップ部品の分離供
給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の分離供給装置は、上面が水平面に対して傾
斜するように配置された振込円板と、振込円板を回転駆
動させる駆動手段とを備え、上記振込円板の上面に、内
径側から外径側へ延び、チップ部品を整列可能な振込溝
と、振込溝の外周端部にチップ部品1個を保持するキャ
ビティとを形成し、チップ部品をキャビティに保持して
1個ずつ分離された形態で供給するものである。
【0006】振込円板上に多数のチップ部品を投入する
と、振込円板の上面の傾斜によってチップ部品は下方へ
集まる。振込円板の回転に伴ってチップ部品の一部が振
込溝に落ち込むとともに、所定の向きに整列される。振
込溝は振込円板の上面に内径側から外径側へ連続的に形
成されているので、嵌合穴に比べてチップ部品が振込溝
に落ち込む確率が高くなる。振込溝に落ち込んだチップ
部品は、重力によって振込溝の外周端部へ滑り、キャビ
ティに入り込む。振込溝が上方に回転すると、振込溝内
のチップ部品は重力により下方(中心方向)へ滑り、キ
ャビティに保持されたチップ部品のみが残ることにな
る。このようにして、1個ずつ分離されたチップ部品は
所定位置でキャビティから取り出される。
【0007】振込溝は、振込円板の半径方向に延びる放
射溝に限らず、渦巻き状の溝であってもよい。振込溝は
内径部から外径部に向かって多数本設けるのが望まし
い。直方体形状のチップ部品の場合、振込溝の幅をチッ
プ部品の短辺より大きく、かつ長辺より小さく設定すれ
ば、振込溝でチップ部品を縦列方向に一例に整列させる
ことができる。
【0008】キャビティとしては、振込溝の外周端部に
一段低い段穴を形成したものでもよいし、振込溝の外周
端部に周方向(回転方向後方)に凹んだ凹部を形成した
ものでもよい。要するに、振込溝が上方へ回転した時、
チップ部品を1個だけ保持して下方(中心方向)へ滑る
のを防止し得るものであればよい。
【0009】請求項2に記載のように、振込円板上に投
入されたチップ部品が外部へ落下するのを防止するた
め、振込円板の外周部に相対回転可能な外ガイドを配置
するのが望ましい。外ガイドは、傾斜した振込円板の少
なくとも下側部分(180°以上)に設けるのがよい。
なお、振込円板の外周端部に周壁が設けられている場合
には、必ずしも相対回転可能な外ガイドを設ける必要は
ない。
【0010】請求項3のように、外ガイドに、キャビテ
ィ内のチップ部品を除く振込溝内のチップ部品を内径方
向に付勢するためのエアー吹き出し口を設けるのが望ま
しい。すなわち、振込円板の傾斜によっては振込溝のチ
ップ部品が中心方向に滑らない場合があるので、エアー
吹き出しによって挙動のきっかけを与えることにより、
円滑にチップ部品の分離を行なうことができる。
【0011】請求項4に記載のように、振込円板の上面
に、振込溝に整列したチップ部品のみを振込円板の外周
方向に移動可能とするゲート口を形成するガイドリング
を設けるのが望ましい。すなわち、振込円板の上に投入
されたチップ部品は振込円板の回転に伴って外ガイドな
どと摺動することがあり、そのためチップ部品が損傷を
受ける可能性がある。振込円板にガイドリングを設ける
ことにより、チップ部品の相対滑りをなくし、チップ部
品の損傷を防止できる。また、振込溝の終端部にゲート
口を設けることで、キャビティ付近に複数のチップ部品
が溜まるのを防止でき、チップ部品の取出が容易とな
る。
【0012】請求項5のように、振込円板の上面に、ガ
イドリングとの間で、多数のチップ部品を収納するため
の環状の収納空間を形成するための内リングを設けるの
が望ましい。すなわち、振込円板上に投入されたチップ
部品が上方へ回転すると、振込円板の中心方向へ滑り下
りるが、このとき内リングでチップ部品の落下を規制す
ることにより、振込溝内のチップ部品を溝内に嵌合させ
たままで回転させることができる。
【0013】請求項6のように、内リングに、振込溝内
のチップ部品を外径方向に付勢するエアー吹き出し口を
設けるのが望ましい。すなわち、振込溝とチップ部品と
の摩擦により、チップ部品が振込溝の外周端部へスムー
ズに滑らない場合があるので、エアーによって滑りのき
っかけを与えることで、チップ部品をキャビティへ円滑
に送り込むことができる。
【0014】請求項7のように、振込円板のキャビティ
に、チップ部品をキャビティ内で保持するためのエアー
吸引口を設けるのが望ましい。この場合には、キャビテ
ィ内のチップ部品が振動やその他の原因でキャビティか
ら飛び出すのを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図10は本発明にかかる分
離供給装置の一例を示す。この実施例では、チップ部品
として、図8に示すように、高さおよび幅がそれぞれ
H,W(但し、H≒W)で、長さがL(L>H,L>
W)の直方体形状のチップ状電子部品Cが用いられる。
このチップ部品Cの長さ方向の両端には電極Ca,Cb
が形成されている。
【0016】この分離供給装置は、図1,図2に示すよ
うに、斜めに設置されたテーブル1、テーブル1上に固
定されたベース2、ベース2の中心部に挿通された駆動
軸3、駆動軸3を駆動するモータ4、駆動軸3の先端部
に連結され、ベース2の上面を摺動する振込円板5、ベ
ース2の上面に固定され、振込円板5の外周部の一部を
取り囲む外ガイド6などで構成されている。なお、この
実施例では、図2に矢印で示すように振込円板5は反時
計回り方向に駆動される。振込円板5の駆動方式は連続
回転でもよいし、間欠回転でもよい。
【0017】振込円板5は、その上面が水平面に対して
所定の傾斜角θ(0°<θ<90°)をもって設置され
ている。振込円板5の上面には、図3に示すように、内
径部から外周縁まで放射状に延びる多数本の振込溝51
が形成されており、各振込溝51の幅および深さはチッ
プ部品Cの短辺H,Wより大きく、長辺Lより小さく設
定されている。そのため、振込円板5上に多数のチツプ
部品Cを投入し、振込円板5に回転運動を加えると、チ
ツプ部品Cは重力の作用により振込溝5に落ち込む。振
込溝51にチップ部品Cが落ち込むことで、チップ部品
Cを縦列方向に一例に整列させることができる。
【0018】振込溝51の外周端部には、図4に示すよ
うに、チップ部品Cを1個だけ保持できる段穴状のキャ
ビティ52が設けられている。なお、この実施例では、
キャビティ52の半径方向の長さmはチップ部品Cの長
辺Lより短いため、キャビティ52に収納されたチップ
部品Cの一部が振込円板5の外周面側に突出している。
キャビティ52と振込溝51との底面の段差nは、チッ
プ部品Cの短辺の長さWより小さく、そのため下向き状
態の振込溝51に入った後続のチップ部品Cがキャビテ
ィ52方向へ移動しようとしても、キャビティ52内の
チップ部品Cによって外径方向への移動が規制される
(図5参照)。キャビティ52の内周部にはエアー吸引
口53が形成されており、振込円板5が回転してキャビ
ティ52が後述するエアー吹き出し口64と対応した時
(図6参照)、エアー吸引口53は負圧源54と接続さ
れる。そのため、キャビティ52に収納されたチップ部
品Cはキャビティ52の内周側に吸着保持され、後述す
るエアー吹き出し口64からの分離エアーの吹き飛ばし
力によってチップ部品Cがキャビティ52から外れるの
を防止できる。振込円板5の外周部上面には、凹段部5
5がリング状に形成されている(図4参照)。
【0019】振込円板5の上面外周部には、振込溝51
に整列したチップ部品Cのみを振込円板5の外周方向に
移動可能とするゲート口57を形成するガイドリング5
6が固定れている。また、振込円板5の上面であって振
込溝51の内径側端部には内リング58が固定されてい
る。そのため、振込円板5の上面には、内リング58と
ガイドリング56との間で、多数のチップ部品Cを収納
するための環状の収納空間が形成される。
【0020】上記内リング58には、放射方向を向く複
数のエアー吹き出し口59(図5参照)が等間隔で形成
されており、下向き位置にあるエアー吹き出し口59か
らエアーが吹き出され、振込溝51内で滑らずに停滞し
ているチップ部品Cを下方向(外径方向)に滑らせるき
っかけを与えている。
【0021】上記ガイドリング56は、次のような作用
効果を有する。すなわち、回転運動を行う振込円板5上
のチップ部品Cに対して、べース2に固定された外ガイ
ド6のチップ部品Cに接する面は、相対スピードを持つ
ことになる。振込円板5上に設けられた振込溝51に整
列されていないチツプ部品Cが直接外ガイド6に接する
構造であると、チップ部品Cが外ガイド6に接したと
き、そのチップ部品Cはその時の状態(姿勢)によりラ
ンダムな方向から外力を受けることとなる。振込円板5
の回転数を高く設定するときや微小チップ部品を扱うと
きには、上記外力がチップ部品Cが自重により受ける作
用に比べ非常に大きなものとなり、チップ部品Cの品質
上無視できないものとなる。そこで、チップ部品Cに対
するダメージを少なくすることを目的に、振込円板5に
一体回転するガイドリング56を固定したものである。
【0022】また、ガイドリング56の役割としては、
上記のほかに、振込溝51内に整列したチップ部品Cの
みを振込円板5の外周部へ姿勢を乱さずに移送させるゲ
ート口57を形成する機能がある。例えば、チップ部品
Cが振込溝51内で起立状態のままキャビティ52方向
へ滑ろうとすることがあるが、このようなチップ部品C
はゲート口57の内縁で規制される。そのため、振込溝
51内に整列したチップ部品が外ガイド6に接する姿勢
は一定で、かつチップ部品Cの両側面が振込溝51の側
面にガイドされた状態となり、チップ部品Cに加わる外
力を最小限にできるとともに、チップ部品Cがキャビテ
ィ52に不正常な向きで保持されることがない。
【0023】外ガイド6は、図7に示すように振込溝5
1を滑ったチップ部品Cが振込円板5からこぼれ落ちな
いように、振込円板5の外周部、特に下側半分を含む領
域を取り囲むように適当な隙間61を設けて配置されて
いる。この実施例では、振込円板5の約240°の範囲
を取り囲んでいる。外ガイド6の内周部には、振込円板
5の凹段部54に対応するテーパ状のガイド面62が形
成され、振込溝51の外周端部に到達したチップ部品C
が円滑にキャビティ52に収納されるようガイドしてい
る。なお、キャビティ52に収納されたチップ部品Cの
上に別のチップ部品Cが噛み込むのを防止するため、キ
ャビティ52の底面とガイド面62との間隔Dは次の関
係に設定されている。なお、Wはチップ部品Cの短辺の
長さである。 W<D<2W
【0024】円弧状の外ガイド6の上端部付近には、図
2に示すようにチップ部品Cの1個分離を助けるための
エアーを噴出するノズル63が接続されている。この実
施例では2個のノズル63が接続されている。ノズル6
3の先端は、図6に示すように内径方向を向くエアー吹
き出し口64と接続されており、このエアー吹き出し口
64から噴射されたエアーにより、キャビティ52内の
チップ部品Cを除く振込溝51内のチップ部品Cが内径
方向(下方)に付勢される。そのため、重力のみでは下
方へ滑らなかったチップ部品Cを強制的に下方へ滑ら
せ、キャビティ52内のチップ部品Cのみを確実に1個
分離することができる。特に、振込円板5を高速回転さ
せると、振込溝51内のチップ部品Cに作用する遠心力
が大きくなるため、重力のみで内径方向へチップ部品C
を戻すのが難しくなるが、上記のように分離エアーを吹
き付けることにより、確実に1個分離でき、高速回転に
対応できる。なお、エアーによる1個分離機能の信頼性
を上げるためには、実施例のように周方向に複数のエア
ー吹き出し口64を設けることが有効である。
【0025】上記のほか、分離エアーには以下の機能を
持たせてある。振込円板5にチップ部品Cを振込む
時、キャビティ52に完全に収納されなかったチップ部
品Cを振込円板5内に吹き戻す機能。振込溝51に振
り込まれずに、振込円板5の表面にのったまま、振込円
板5の回転運動により振込円板5の上部に移送されてき
たチップ部品Cのかきおとし機能。この機能を効果的に
するために、ガイドリング56と振込円板5との間にチ
ップ部品Cより小さな隙間を設けるのがよい。
【0026】次に、上記構成よりなる分離供給装置の作
動について説明する。まず、回転している振込円板5の
上面、特に内リング58とガイドリング56とで囲まれ
た収納空間に多数のチップ部品Cを投入する。このと
き、振込円板5の上面は傾斜しているので、重力により
チップ部品Cは振込円板5の下部に溜まり、その一部が
振込溝51に落ち込んで整列される。振込溝51に落ち
込んだチップ部品Cは重力により下方へ滑り、先端の1
個のチップ部品Cのみがキャビティ52に収納される。
なお、振込円板5の回転による攪拌効果と姿勢変化とに
より、最初は振込溝51に落ち込まなかったチップ部品
Cも次第に振込溝51に落ち込むようになる。
【0027】チップ部品Cが落ち込んだ振込溝51が上
方へ回転すると、重力によってキャビティ52内のチッ
プ部品Cのみを残し、他のチップ部品Cは振込溝51に
沿って下方へ滑る。振込円板5の傾斜角θによっては下
方へ滑らないチップ部品Cもあり得るが、そのチップ部
品Cはエアー吹き出し口64から吹き出された分離エア
ーによって振込円板5上へ吹き戻され、キャビティ52
内のチップ部品Cが1個だけ分離される。なお、キャビ
ティ52内のチップ部品Cはエアー吸引口53によって
吸着保持されるので、分離エアーによってキャビティ5
2から脱落するのを防止できる。
【0028】振込円板5の回転にともなって、キャビテ
ィ52に1個ずつ分離保持されたチップ部品Cは振込円
板5の上部へ運ばれ、取出部つまり外ガイド6が欠如し
た部分でチップ部品Cは露出する。ここで、チップ部品
Cは図示しない取出装置によってキャビティ52から個
別に取り出され、後続の工程へ運ばれる。
【0029】上記のように、振込円板5に多数の振込溝
51を形成することにより、供給能力は従来(例えば実
公昭62−28592号公報)に比べて格段に向上す
る。例えば、振込円板5に50本の振込溝51を設け、
振込円板5を60回/分で回転させた場合、その供給能
力は3000個/分にもなり、高性能な分離供給装置を
実現できる。
【0030】上記実施例では、幅Wと高さHがほぼ等し
く、長さLの長い直方体形状のチップ部品Cを例にとっ
て説明したが、上記分離供給装置では、例えば図9のよ
うに、直径がd(d≒W,H)で、長さがL(L>d)
の円柱形状のチップ部品Cでも同様に整列させることが
可能である。なお、直径dが長さLと等しい、あるいは
直径dが長さLより長い円板形状のチップ部品でも整列
可能である。
【0031】さらに、図10のように幅Wと高さHとの
間に寸法差のある直方体形状(L>W>H)のチップ部
品Cを整列させることもできる。この場合には、振込溝
51の幅をWより大きくかつLより小さくし、ゲート口
57の高さをHより大きくかつWより小さくすること
で、図10の(A)のように幅Wを横向きにした姿勢で
ゲート口57を通過させることができる。また、ゲート
口57の高さをWより大きくかつLより小さくしておけ
ば、図10の(A)のような姿勢だけでなく、(B)の
ように幅Wを縦向きにした姿勢でもゲート口57を通過
させることもできる。なお、上記のようなW,Hに比べ
てLの長いチップ部品の他に、W,H,Lが全て等しい
立方体形状のチップ部品でも整列可能である。
【0032】上記実施例では、振込溝51の外周端部に
一段低い段穴状のキャビティ52を設けたが、図11に
示すように、振込溝51の外周端部に周方向(回転方向
後方)に凹んだ凹状のキャビティ52を形成してもよ
い。この場合には、外ガイド6との摺動または重力の作
用によってチップ部品Cを1個だけキャビティ52に収
納できる。
【0033】さらに、キャビティ52はその外周端部が
開いた形状に限るものではなく、図12のように外周端
部が閉じた形状でもよい。この場合には、キャビティ5
2に収納されたチップ部品Cが外径方向に脱落するのを
防止できるので、外ガイド6を省略することも可能であ
る。
【0034】本発明は上記実施例の構造に限定されるも
のではないことは勿論である。例えば、上記実施例で
は、直方体形状、立法体形状、円柱形状のチップ部品に
ついて説明したが、円板形状など他の形状のチップ部品
でもよい。したがって、チップ部品の形状に合わせて振
込溝およびキャビティを形状を変更してもよい。振込溝
の形状は、放射方向に限らず、渦巻き状あるいは螺旋状
であってもよく、内径側から外径側へ連続的に延びる溝
であればよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、上面が水平面に対して傾斜するように配置され
た振込円板の上面に振込溝とキャビティとを設け、振込
円板の回転に伴ってチップ部品を振込溝に落ち込ませて
所定の向きに整列させ、重力の作用によってチップ部品
をキャビティへと収納した後、振込溝が上方へ回転する
ことにより、キャビティに保持されたチップ部品と振込
溝内のチップ部品とを分離するようにしたので、従来の
ような島状の嵌合穴を用いてチップ部品を分離する方式
に比べて供給効率が格段に向上するという効果を有す
る。また、チップ部品が小型であっても、振込溝で整列
させた上でキャビティで分離するため、チップ部品を安
定した姿勢でかつ分離状態で確実に取り出すことができ
る。さらに、チップ部品の形状の制約がなく、直方体形
状のチップ部品でも容易に分離供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる分離供給装置の一例の全体断面
図である。
【図2】図1の分離供給装置のII方向矢視図である。
【図3】振込円板の斜視図である。
【図4】振込溝の外周端部の拡大斜視図である。
【図5】図2のV−V線拡大断面図である。
【図6】図2のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】図1の一部の拡大断面図である。
【図8】チップ部品の一例の斜視図である。
【図9】チップ部品の他の例の斜視図である。
【図10】チップ部品のさらに他の例の斜視図である。
【図11】キャビティの他の例の斜視図である。
【図12】キャビティのさらに他の例の斜視図である。
【符号の説明】
C チップ部品 3 駆動軸 4 モータ(駆動手段) 5 振込円板 51 振込溝 52 キャビティ 53 エアー吸引口 56 ガイドリング 57 ゲート口 58 内リング 6 外ガイド 64 エアー吹き出し口

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が水平面に対して傾斜するように配置
    された振込円板と、振込円板を回転駆動させる駆動手段
    とを備え、 上記振込円板の上面に、内径側から外径側へ延び、チッ
    プ部品を整列可能な振込溝と、振込溝の外周端部にチッ
    プ部品1個を保持するキャビティとを形成し、チップ部
    品をキャビティに保持して1個ずつ分離された形態で供
    給することを特徴とするチップ部品の分離供給装置。
  2. 【請求項2】上記振込円板の外周部に相対回転可能に配
    置され、振込円板上のチップ部品が外部へ落下するのを
    規制する外ガイドが設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載のチップ部品の分離供給装置
  3. 【請求項3】上記外ガイドに、キャピティ内のチップ部
    品を除く振込溝内のチップ部品を内径方向に付勢するた
    めのエアー吹き出し口を設けたことを特徴とする請求項
    2に記載のチップ部品の分離供給装置
  4. 【請求項4】上記振込円板の上面に、振込溝に整列した
    チップ部品のみを振込円板の外周方向に移動可能とする
    ゲート口を形成するガイドリングを設けたことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれかに記載のチップ部品の
    分離供給装置
  5. 【請求項5】上記振込円板の上面に、上記ガイドリング
    との間で、多数のチップ部品を収納するための環状の収
    納空間を形成するための内リングを設けたことを特徴と
    する請求項4に記載のチップ部品の分離供給装置
  6. 【請求項6】上記内リングに、振込溝内のチップ部品を
    外径方向に付勢するエアー吹き出し口を設けたことを特
    徴とする請求項5に記載のチップ部品の分離供給装置
  7. 【請求項7】上記振込円板のキャビティに、チップ部品
    をキャビティ内で保持するためのエアー吸引口を設けた
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の
    チップ部品の分離供給装置
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