JP3394985B2 - たばこ巻上装置 - Google Patents

たばこ巻上装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機械停止時における
たばこロッド切断ナイフの停止位置を機械操作員に提示
する機能を備え、再起動に備えた残留巻除去作業の容易
化を図り得るたばこ巻上装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】たばこ巻上装置は、概略的には図
4に示すように、ホッパ1内に供給された刻みたばこ2
サクション部3の移送ベルト3aに吸着して紙巻部4
に搬送している。そして紙巻部4では、主軸5により速
度制御されて送り駆動されるガニチャーテープ6上にお
いて、ロールから連続供給される長尺の巻紙7にて上記
刻みたばこ2を連続的に巻き上げて棒巻たばこ2aとな
している。その上で上記ガニチャーテープ6の送り速度
である棒巻たばこ2aの巻上長に関連して回転駆動され
るたばこロッド切断ナイフ8aを備えた切断部8にて上
記棒巻たばこ2aを所定長毎に切断し、これを次工程で
あるフィルタアタッチメント9に供給する如く構成され
る。
【0003】尚、上記たばこロッド切断ナイフ8aは、
一般的には対称配置された2枚の回転刃を備え、その回
転によって棒巻たばこ2aを長手方向に対して直角に切
断する如く構成されている。そしてその回転駆動は前記
主軸5の回転に同期して行われ、棒巻たばこ2aの予め
定められた部位にて該棒巻たばこ2aを切断する如くタ
イミング設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで機械の停止時
においては、次の起動に備えて紙巻部4のフィードイン
デフレクタ(図示せず)以降から、切断部8を介するフ
ィルターアタッチメント9のキャッチドラム(図示せ
ず)に至る経路に残る、所謂残留巻を除去する必要があ
る。この残留巻の除去は、一般的には専用の棒状の治具
を前記フィードインデフレクタ側より切断部8の巻管部
に挿入して該残留巻を押し出すことによりなされる。
【0005】しかしながら前記たばこロッド切断ナイフ
8aの停止状態によっては、管巻部に挿入した棒状治具
により残留巻を押し出そうとしても、上記ナイフ8aの
回転刃により残留巻の排除が妨げられることがある。こ
の場合には、一旦、上記棒状治具を抜き取り、前記主軸
5を手動により回転させることでナイフ8aを回転さ
せ、その回転刃を棒巻たばこ2aの通過路から退避させ
た後、改めて棒状治具を管巻部に挿入して残留巻を除去
する必要がある。
【0006】この為、残留巻き除去作業が非常に煩わし
く、装置の再起動までの停止時間が長くなると言う問題
がある。しかも棒巻たばこ2aの通過路に切断ナイフ8
aの回転刃が位置する状態で棒状治具を挿入すると、そ
の挿入力が切断ナイフ8aの回転刃に対して直角に作用
するので、最悪の場合にはその刃先を損傷する虞があっ
た。ちなみにたばこロッド切断ナイフ8aの停止位置を
目視確認できれば上述した不具合を解消することが可能
である。しかし切断部8における切断ナイフ8aはカバ
ーにより覆われているので、その都度、カバーを外す作
業が却って煩わしいと言う問題がある。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、機械停止時におけるたばこロッ
ド切断ナイフの停止位置を、切断部のカバーを外すこと
なく容易に確認することができ、残留巻除去作業の効率
化を図ることのできるモニタ機能を備えたたばこ巻上装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明は、長尺の巻紙にて刻みたばこを連続的に
き上げると共に、連続的に巻き上げた長尺の棒巻たばこ
を上記巻き上げに連動させて該棒巻たばこの軸方向に搬
送する巻上機構と、この巻上機構に連動して回転駆動さ
れる回転軸に軸対称に設けられた複数の刃を備え、前記
棒巻たばこが所定長搬送される都度、前記棒巻たばこの
搬送路を横切って該棒巻きたばこを切断するたばこロッ
ド切断ナイフとを備えたたばこ巻上装置に係り、特に
記たばこロッド切断ナイフの回転駆動系に設けられて該
回転駆動系の回転に対応したパルスを発生するロータリ
ー・エンコーダの出力パルスをパルス加算器にて計数
し、機械停止時における上記パルス加算器により計数さ
れたパルス数から前記棒巻たばこの搬送路に対する前記
たばこロッド切断ナイフの停止位置を判定してその判定
結果を提示するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】つまり回転駆動系に設けられたロータリー
・エンコーダがその回転に対応したパルスを発生してい
ることから、このパルスをパルス加算器にて計数し、計
数されたパルス数から前記棒巻たばこの搬送路に対する
たばこロッド切断ナイフの回転位置をモニタする。そし
て機械停止時におけるたばこロッド切断ナイフの前記棒
巻たばこの搬送路に対する停止位置を上記パルス数に基
づいて判定することで、残留巻除去のための棒状治具の
挿入が可能であるか否かを機械操作員に提示するように
したことを特徴とするものである。
【0010】また請求項2に記載の発明は、前記パルス
加算器により計数されるパルス数を所定時間毎に監視
し、そのパルス数が連続して複数回同じであるとき、こ
れを機械停止であると判定するようにしたことを特徴と
するものである。つまり機械の停止自体をパルス加算器
により計数されたパルス数から判断し、機械停止と判断
されたときのパルス数から直接的にたばこロッド切断ナ
イフの停止位置を判定するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
るたばこ巻上装置の一実施形態について説明する。図1
は本発明の実施の形態を示す要部概略構成図で、2aは
紙巻部4において連続的に巻き上げられて該紙巻部4か
ら切断部8に供給される棒巻たばこを示している。また
図中8aは、切断部8に設けられたたばこロッド切断ナ
イフを示している。このたばこロッド切断ナイフ8a
は、ここでは概念的にモータ11により直接的に回転駆
動される如く示しているが、一般的には前記紙巻部4に
おいてガニチャーテープ6を送り駆動する主軸5に連接
された回転駆動系(図示せず)を介して、該主軸5の回
転に同期して、且つ所定のタイミングで回転駆動される
ように構成される。
【0012】しかしてモータ11により回転駆動される
主軸5(回転駆動系)には、その回転に対応したパルス
を発生するロータリー・エンコーダ(RE)12が連結
されている。このロータリー・エンコーダ12は、主と
して前記紙巻部4におけるガニチャーテープ6の送り制
御に用いられるもので、ガニチャーテープ6が1周する
際の棒巻たばこ2aの送り長(巻上長)に相当して、例
えばダブル巻(W巻)4本分の長さに対応して1200
個のパルスを発生するものとなっている。
【0013】尚、ダブル巻(W巻)とは、フィルタアタ
ッチメント9に供給されてその両端にフィルタが装着さ
れた後、その中間で2分されて最終的な1本のフィルタ
付紙巻たばことされる前の、紙巻たばこ2本分の長さに
相当する前記棒巻たばこ2aを所定長に切断した状態の
ものを指す。前述したサクション部3,紙巻部4,切断
部5およびフィルタアタッチメント9を具備したたばこ
巻上装置は、上記主軸5の回転に同期して互いに関連動
作し、刻みたばこ2からの棒巻たばこ2aの生成、棒巻
たばこ2aを切断したダブル巻(W巻)のフィルタアタ
ッチメント9への供給、そしてフィルタ付紙巻たばこの
生成に至る一連の製造処理工程を連続的に実行する如く
構成される。そして各部の動作状態は、前記ロータリー
・エンコーダ12の出力パルスにより監視・制御される
ものとなっている。
【0014】ここでこの実施例に係る装置が特徴とする
ところは、前記ロータリー・エンコーダ12が出力する
前記主軸5の回転に関連したパルスを計数するパルス加
算器13を備え、このパルス加算器13により所定の基
準タイミング毎に連続的に計数されるパルス数(0〜1
200パルス)を所定の監視周期でCPUボード14に
取り込み、上記周期毎に検出されるパルス数の相互比較
によって機械の停止を判断すると共に、機械停止の検出
時にはそのときのパルス数から前記たばこロッド切断ナ
イフ8aの停止位置を判定するようにした点にある。そ
して上記パルス数からたばこロッド切断ナイフ8aの停
止位置が、特にその回転刃が棒巻たばこ2aの通過路に
掛かっていると判断されたとき、その旨を示すイベント
コードを上位コンピュータ15に送出し、上位コンピュ
ータ15から表示器16を介して所定のメッセージを、
例えば回転刃が棒巻たばこ2aの通路内に停止してお
り、この状態での前記棒状治具の挿入を禁止する旨のメ
ッセージを出力するものとなっている。
【0015】より具体的に説明すると、紙巻部4による
棒巻たばこ2aの巻上処理とその送り出しに同期して作
動する前記切断部8における上記棒巻たばこ2aのたば
こロッド切断ナイフ8aによる切断は、前記主軸5の回
転に関連して行われ、図2に示すように棒巻たばこ2a
が所定長、即ちダブル巻(W巻)1本分の長さが送り出
される都度、行われる。特にその切断位置は、その切断
位置端部からの刻みたばこ2の脱落を防ぐべく、棒巻た
ばこ2aにおいて刻みたばこ2を密に充填した部分とな
るように、棒巻たばこ2aの巻き密度制御に関連して行
われるようになっている。
【0016】しかして上記棒巻たばこ2aの切断位置
は、前記ロータリー・エンコーダ12が主軸5の回転に
関連して、W巻4本分に相当する1周期において発生す
る全1200パルスからなるパルス・タイミングで、例
えば81パルス目,381パルス目,681パルス目,
そして981パルス目にそれぞれ相当する。尚、このパ
ルス・タイミングは、1パルス当たりのガニチャーテー
プ6による棒巻たばこ2aの送り量と、該ガニチャーテ
ープ6とたばこロッド切断ナイフ8aとの離間距離によ
って規定される。
【0017】そこで前記CPUボード14においては、
後述するようにして機械停止が検出されたとき、そのと
きの前記パルス加算器13によって計数されているパル
ス数を調べ、そのパルス数が上記各切断タイミングを示
すパルス数をそれぞれ基準とする所定範囲内に含まれる
か否かを判定している。具体的には、上記各切断タイミ
ングにおいて前記たばこロッド切断ナイフ8aの回転刃
が棒巻たばこ2aの通過路を横切る際、該回転刃が通過
路に進入して棒巻たばこ2aの切断を開始してから該回
転刃が上記通過路から離脱するまでに要する時間が上記
パルス数にして20パルスであるとすると、例えば前記
各切断タイミングの前後10パルスの幅においてその通
過路内に回転刃が位置していると判断するものとなって
いる。
【0018】即ち、この例では機械停止時において検出
されるパルス数が[71〜91],[371〜39
1],[671〜391],[971〜991]の範囲
にあるとき、たばこロッド切断ナイフ8aの回転刃が棒
巻たばこ2aの通過路内に位置していると判断される。
そしてこのような判断処理によって回転刃の通過路内で
の停止が検出されたとき、その旨を機械操作員に提示す
べく、前述したイベントコードを発するものとなってい
る。
【0019】図3はこのような一連のナイフ停止位置の
検出処理と、その検出結果の提示を行う概略的な処理手
続きの流れを示すものである。この処理手続きは、CP
Uボード14における各種処理制御の一環として実行さ
れるもので、前記紙巻部4の動作周期とは異なる周期、
つまりパルス加算器13の動作周期とは異なる所定のC
PUスキャンニング・タイミング毎に前記パルス加算器
13によるパルス計数値(パルス数)を取り込みながら
実行される。
【0020】即ち、この処理は、先ず今回取り込んだパ
ルス数が、前回および前々回に取り込んだパルス数(記
憶データ)と同一か否かを判定することから開始される
(ステップS1)。尚、前回および前々回データは、装
置の始動時に[0]に初期化され、前回および前々回の
パルス数の取り込みがないことが示される。従って最初
のCPUスキャンニング・タイミングにおいて或るパル
ス数が取り込まれても前回データが存在しないことか
ら、この場合には、ナイフ切断位置停止イベントのリセ
ット処理を実行する(ステップS2)。そして前回取り
込んだパルス数(前回データ)を前々回データとしてセ
ーブし(ステップS3)、その後、今回取り込んだパル
ス数を前回データとしてセーブして(ステップS4)、
現CPUスキャンニング・タイミングにおける処理手続
きを終了する。
【0021】しかる後、次のCPUスキャンニング・タ
イミングにおいて新たにパルス加算器13によるパルス
計数値(パルス数)が取り込まれると、ステップS1に
おいて同様にして前回および前々回のデータとの比較を
行う。しかしこの2回目の場合にも前々回データが存在
しないことから、前述したステップS2〜S4の処理が
同様にして実行される。
【0022】その後の3回目以降のCPUスキャンニン
グ・タイミングにおいて新たにパルス加算器13による
パルス計数値(パルス数)が取り込まれた場合には、既
に前回および前々回のデータが得られていることから、
この時点よりパルス数の相互比較処理が実行される。そ
して今回取り込まれたパルス数が前回および前々回のデ
ータと同一である場合、これを連続3回に亘る検出結果
が同一であり、機械が停止していると判断する。ちなみ
に機械が作動している場合には、前述したように装置の
動作周期(ロータリーエンコーダ12およびパルス加算
器13の動作周期)とCPUのスキャンニング・タイミ
ングが異なることから、例えば誤動作に起因して2回の
データが同一となることがあっても、その現象が3回の
連続して発生することは極めて希であると看做し得る。
従って通常、装置が作動している限り(機械動作中)、
連続する3回のデータが同一となることはないので、前
述したステップS2〜S4の処理を同様にして実行す
る。
【0023】しかして前記ステップS1において連続3
回に亘って検出されたパルス数が同一であり機械停止と
判定された場合には、次に今回取り込んだパルス数がナ
イフ切断位置の設定範囲内にあるか否かを判定する(ス
テップS5)。即ち、この判定はたばこロッド切断ナイ
フ8aの回転刃が棒巻たばこ2aの通過路内に位置して
いるか否かを、例えば前述したようにそのパルス数が
[71〜91],[371〜391],[671〜39
1],[971〜991]の範囲にあるか否かとして判
断するものである。そして検出パルス数が上記範囲内に
あるとき、ナイフ切断位置停止のイベントをセットし
(ステップS6)、回転刃が棒巻たばこ2aの通路内位
置している旨を通知する。また検出パルスが上記各範囲
内から外れている場合には、回転刃が棒巻たばこ2aの
通過路から外れた位置に停止していることが示されるの
で、この場合にはナイフ切断位置停止のイベントをリセ
ットし(ステップS7)、その手続きを終了する。
【0024】かくして上述した如く動作し、ロータリー
・エンコーダ12の出力パルスを計数するパルス加算器
13の出力(パルス数)を監視する本装置によれば、機
械停止時におけるたばこロッド切断ナイフ8aの回転刃
の停止位置を上記パルス数から正確に求めることができ
る。そして回転刃が切断部8における棒巻たばこ2aの
通過路内に位置して停止しているとき、その旨を表示器
16によるメッセージ等として機械操作員に提示するも
のとなっている。
【0025】従って機械停止時に切断部8に残された残
留巻を除去するに際して、棒状の治具の挿入により回転
刃を損傷するような不具合を未然に防ぐことができる。
しかも切断部8のカバーを取り外すことなく切断ナイフ
8aの停止位置を確認し、必要に応じて主軸5を手動に
より回転させて切断ナイフ8aの回転刃を棒巻たばこ2
aの通過路から退避させた上で残留巻の除去作業を行う
ことができるので、その作業効率の向上を図ることがで
きる。
【0026】特に主軸5の回転に関連して装置全体の動
きをモニタ可能なロータリー・エンコーダ12の出力パ
ルスを計数し、そのパルス数を監視することで切断ナイ
フ8aの停止位置を把握するようにしているので、その
停止位置把握の精度が高い。しかも上記パルスの計数
と、そのパルス数の監視と言う簡単な処理だけで、たば
こロッド切断ナイフ8aの残留巻除去を阻害する停止状
態を提示出力するので、その回転刃の不用意な損傷を効
果的に防ぎ得る。また上記パルス数の変化から機械の停
止を検出しているので、その検出タイミングである機械
停止時点における切断ナイフ8aの停止位置を確実に検
出することができる等の実用上多大なる効果が奏せられ
る。
【0027】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではない。例えば切断ナイフ8aの回転刃が切断部
8の通路内に位置しているか否かを判定するパルス数の
幅については、切断ナイフ8aにおける刃数や、その刃
幅、更には棒巻たばこ2aの送り速度に対する切断ナイ
フ8aの回転速度等、装置の仕様に応じて定めれば良い
ものである。また機械停止を主軸5自体の回転停止から
検出するようにしても良いことは勿論のことである。そ
の他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形し
て実施することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、長
尺の巻紙にて刻みたばこを連続的に巻き上げた棒巻たば
こを、その巻上長に関連して回転駆動されるたばこロッ
ド切断ナイフにて所定長毎に切断して次工程に供給する
たばこ巻上装置において、前記たばこロッド切断ナイフ
の回転駆動系の回転に対応したパルスを発生するロータ
リー・エンコーダの出力パルスをパルス加算器にて計数
し、機械停止時における上記パルス加算器により計数さ
れたパルス数から前記たばこロッド切断ナイフの前記棒
巻たばこの搬送路に対する停止位置を判定してその判定
結果を提示するので、例えば切断部のカバーを外さなく
ても該たばこロッド切断ナイフの回転刃が棒巻たばこの
切断位置で停止してるか否かを的確に判断することがで
きる。従ってその停止状態において、残留巻除去のため
の棒状治具の挿入が可能であるか否かを容易に判断して
対処することができるので、回転刃の損傷を未然に防ぎ
得ると共に、残留巻除去作業の効率化を図り得る等の実
用上多大なる効果が奏せられる。
【0029】また請求項2に記載の発明は、前記パルス
加算器により計数されるパルス数を所定時間毎に監視
し、そのパルス数が連続して複数回同じであるとき、こ
れを機械停止であると判定するので、その停止時におけ
るたばこロッド切断ナイフの停止位置を正確に、且つ信
頼性良く確実に判定することができる等の効果が奏せら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るたばこ巻上装置の要部概略構成を
示す図。
【図2】たばこロッド切断ナイフによる棒巻たばこの切
断タイミングと、その回転刃の位置を模式的に示す図。
【図3】実施例装置における概略的な処理手続きの流れ
を示す図。
【図4】たばこ巻上装置の全体的な概略構成を模式的に
示す図。
【符号の説明】
サクション部 4 紙巻部 5 主軸 6 ガニチャーテープ 7 巻紙 8 切断部 8a たばこロッド切断ナイフ 9 フィルタアタッチメント 11 モータ 12 ロータリー・エンコーダ 13 パルス加算器 14 CPUボード 15 上位コンピュータ 16 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A24C 5/12 A24C 5/31

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の巻紙にて刻みたばこを連続的に
    き上げると共に、連続的に巻き上げた長尺の棒巻たばこ
    上記巻き上げに連動させて該棒巻たばこの軸方向に搬
    送する巻上機構と、 この巻上機構に連動して回転駆動される回転軸に軸対称
    に設けられた複数の刃を備え、前記棒巻たばこが所定長
    搬送される都度、前記棒巻たばこの搬送路を横切って該
    棒巻きたばこを切断する たばこロッド切断ナイフと、 前記たばこロッド切断ナイフの回転駆動系に設けられて
    該回転駆動系の回転に対応したパルスを発生するロータ
    リー・エンコーダと、 このロータリー・エンコーダ の出力パルスを計数するパ
    ルス加算器と、前記巻上機構の 機械停止時に上記パルス加算器により計
    数されたパルス数から前記棒巻たばこの搬送路に対する
    前記たばこロッド切断ナイフの停止位置を判定してその
    判定結果を提示する手段とを備えたことを特徴とするた
    ばこ巻上装置。
  2. 【請求項2】 前記パルス加算器により計数されるパル
    ス数を所定時間毎にモニタし、そのパルス数が連続して
    複数回同じであるとき、これを機械停止と判定する手段
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のたばこ巻上
    装置。
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