JP3394589B2 - 移動体の識別・追跡装置 - Google Patents

移動体の識別・追跡装置

Info

Publication number
JP3394589B2
JP3394589B2 JP08048594A JP8048594A JP3394589B2 JP 3394589 B2 JP3394589 B2 JP 3394589B2 JP 08048594 A JP08048594 A JP 08048594A JP 8048594 A JP8048594 A JP 8048594A JP 3394589 B2 JP3394589 B2 JP 3394589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
moving body
data
unit
identification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP08048594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07287781A (ja
Inventor
健治 秋本
浩二 加藤
登良一 白川
哲生 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP08048594A priority Critical patent/JP3394589B2/ja
Publication of JPH07287781A publication Critical patent/JPH07287781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3394589B2 publication Critical patent/JP3394589B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】病院等の建物内を歩行する患者等
の移動体を、複数センサにより識別・追跡する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置においては、移動体に発信器
を携帯させることにより、移動体の場所を追跡識別する
機能を備えたものがある。この従来装置は、特開昭50
−97058号公報に記載されるているように、移動体
の速度を一定時間毎に検出して、位置パターンを作り、
連続的に移動体の位置を追跡する方式を利用している。
また、他の従来装置としては、特開平5−172938
号公報に記載されているものがある。この従来装置は、
複数の追尾センサからの距離、方向および追尾開始時刻
により、目標の追尾状況を分析し、各追尾センサで追尾
する目標を割り当てている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動体に発信器
を携帯させることにより移動体を追跡する手法では、追
跡を行なうことが可能であるが、移動体が多数の場合、
発信器の数には限度がある。また、移動体において発信
器を携帯する煩わしさがある。また、特開平5−172
938号公報に記載されて従来技術では、レーダ送信信
号を放射して目標からレーダ反射信号を受信することに
より目標を追尾しているので、複数の移動体が存在する
場合には、その移動体の識別ができないという問題があ
る。
【0004】本発明の目的は、発信器を携帯する必要が
なく、また移動体が多数ある場合も追跡・識別可能なデ
ータ相関処理を使用した移動体の識別・追跡装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、複数の移動体を識別し、識別した移動体
を追跡する移動体の識別・追跡装置であって、前記複数
の移動体の存在位置を検出するための位置検出用センサ
手段および前記位置検出用センサ手段で検出された移動
体を識別するためのデータを検出する識別用センサ手段
を備えるセンサ部と、前記複数の移動体の識別情報と前
記複数の移動体を識別するためのそれぞれの移動体の特
徴を表すデータとを対応させて格納するデータベース部
と、前記識別用センサ手段で検出されたデータと、前記
データベース部に格納しているデータとが一致するか否
かによりデータの相関を調べる相関部と、前記相関部に
より調べられた相関に基づいて、前記識別用センサ手段
で検出されたデータについての移動体を識別する統合処
理部とを有する。
【0006】
【作用】位置検出用センサ手段では、例えば、移動体が
存在する位置と当該センサの位置との距離データを検出
する距離センサ、移動体が存在する方向データを検出す
る方向センサ等により、移動体の位置データを検出す
る。移動体の位置を検出するとセンサ部の識別用センサ
手段は、複数の移動体を識別するために、例えば、移動
体の形状データを検出する形センサ等のセンサを利用し
て、移動体を識別するためのデータを検出する。
【0007】データベース部には、複数の移動体の識別
情報と前記複数の移動体のそれぞれについての移動体の
特徴を表すデータとを対応させて格納している。これら
の移動体の識別情報と、当該移動体の特徴を表すデータ
は、入力部から入力を受け付けてあらかじめ格納してお
いてもよい。または、統合部は、識別できなかった移動
体についての、識別用センサ手段で検出されたデータお
よび前記位置検出用センサ手段で検出された位置データ
を、新たな移動体の識別情報を付加して前記データベー
ス部に格納する。
【0008】相関部では、前記識別用センサ手段で検出
されたデータと、前記データベース部に格納されたデー
タとが一致するか否かによりデータの相関を調べる。
【0009】統合部では、相関部により調べられた相関
に基づいて、前記識別用センサ手段で検出されたデータ
についての移動体を識別し、識別した移動体について
の、前記位置検出用センサ手段で検出された位置データ
を、前記データベース部に格納する。また、相関部で相
関を調べるのに、識別用センサ手段の複数種類のセンサ
のうち一つのセンサで検出されたデータについて、前記
データベース部に格納されたデータと一致する移動体の
識別情報を仮断定とし、前記複数種類のセンサについて
仮断定を調べておき、統合部は、前記複数種類のセンサ
について仮断定とされた移動体の識別情報が2以上一致
する場合に、当該2以上一致した移動体の識別情報によ
り移動体を断定するようにしてもよい。
【0010】これにより、移動体を識別して移動体の現
在位置を確定することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0012】まず、図1を参照して移動体の識別・追跡
装置の概要を説明する。識別・追跡装置は、移動体の方
向、距離、音、形、重量の情報を得るための複数のセン
サ部1,2と、センサ部1,2から得られたデータにつ
いて後述するデータベース部8を参照してデータの相関
処理を行い、移動体を識別して追跡をするデータ相関処
理部5と、センサ部1,2とデータ相関処理部5とを接
続させるインタフェース部3,4と、データ相関処理部
5におけるデータの入力を受け付ける入力部10と、デ
ータ相関処理部5における処理結果を表示する表示部9
とを備える。さらに、処理結果を印字出力する印刷部
や、移動体の失跡を通知するためのブザー等の警告音出
力部を設けるようにしてもよい。表示部9では、統合部
9において検出された移動体の識別情報や位置データ等
を表示する。
【0013】センサ部1,2には、複数種類のセンサを
備え、移動体の方向、距離、音、形、重量等のデータを
検出する。本実施例においては、複数存在する移動体を
識別するための識別用センサと、移動体の位置データを
検出するための位置検出用センサとを設けている。位置
検出用センサで位置を検出したときに、識別用センサに
おいて検出したデータからデータベース部8と照合して
相関関係のある移動体を識別し、検出した位置データを
データベース部8に格納している。
【0014】図2に、移動体の追跡・識別処理に使用さ
れるセンサ部の構成図を示す。図2において、移動体を
検知するセンサ部1,2は、識別用センサとして、床下
の一部に埋め込んで、移動体がこの埋め込んだ位置に乗
ったときに重量を測定する重量センサ205と、移動体
が発生する音を集音する音センサ203と、移動体の画
像輪郭を入力にする形センサ204とを備える。また、
位置検出用センサとして、移動体が存在する方向データ
を検出する方向センサ201と、移動体に対し、光また
は電波を発射し戻って来る時間により距離を測定する距
離センサ202とを備える。方向センサ201および距
離センサ202は、レーザー等の光を放射し、放射時刻
から戻ってくるまでの時刻から距離を検出するととも
に、放射する方向を回転させていくことにより方向を検
出する。例えば、部屋のなかにこの方向センサ201お
よび距離センサ202を設置する場合には、あらかじめ
回転可能な全方位にたいして走査しておくことにより部
屋の壁までの距離を検出しておき、壁までの距離よりも
短い距離を検出したときに、移動体を検出したとする。
形センサ204は、画像入力処理装置などにより構成
し、入力した画像について画像処理をすることにより移
動体の輪郭を抽出するようにし、画像入力時に距離セン
サにより検出した移動体までの距離をデータベース部8
に格納しておく。また、形センサ204は、方向センサ
201および距離センサ202で移動体の方向と距離と
を検出したときに、その方向および距離にピントを合わ
せて画像を入力する。データベース部8のデータと比較
する際には、双方の距離を合わせるために、画像を縮小
/拡大する。また、画像入力した際に、移動体が形セン
サの正面に向いてない場合には、正面方向に向くように
画像処理を行なうようにしてもよい。音センサ203と
しては、人の音声などの場合には、他人との識別が可能
な音声の波形の特徴点等を抽出するようにしておく。セ
ンサ部1,2には、センサ201〜205のそれぞれを
接続させるインタフェース器206とを備える。インタ
フェース器206は、複数のセンサからのデータを受
け、図1に示すインタフェース3にデータを送出する。
また、センサ部は、複数備えられ、例えば、図7に示す
ように異なる位置に配置される。
【0015】データ相関処理部5は、移動体の識別情報
と複数の移動体を識別するためのそれぞれの移動体の特
徴を表すデータとを対応させて記憶するデータベース部
8と、移動体を識別するために、センサ部1,2におい
て現在検出したデータに相関する、データベース部8内
のデータを検出することにより、対応する移動体を抽出
する相関部6と、相関部6により抽出された移動体に対
応させて、センサ部1,2において現在検出したデータ
をデータベース部8に格納させ、位置データまたは移動
軌跡を検出し、この位置データや移動軌跡に基づいて移
動体についてあらかじめ定められた判断を行なう統合部
7とを有する。この移動体についてのあらかじめ定めら
れた判断としては、後述するように、例えば、複数の移
動体のそれぞれについての移動許容範囲を示す移動許容
範囲を決めておき、位置データから移動許容範囲内かを
判断する。
【0016】また、データベース部8に記憶するデータ
の具体例を図8に示す。図8(a)に示すように、デー
タベース部8は、相関部および統合部において移動体を
識別し、移動体の個体毎に識別情報(個体NO.)を付加
し、センサ種別ごとの個体の特徴を表すデータと個体の
位置データとを格納している。また、データベース部8
に格納する移動体の識別情報と、この移動体についての
データとの入力を受け付ける入力部10をさらに備え
て、入力部10で、移動体の識別情報、重量、形状、音
声の特徴点等を受け付けておき、データベース部8に格
納しておく。センサ部が複数配置されている場合には、
センサ部ごとに識別番号を付加しておく。また、複数の
移動体のそれぞれについての移動許容範囲を示す移動許
容範囲をデータベース部8に格納しておく。さらに、デ
ータベース部8には、各移動体ごとに移動許容範囲をオ
ーバした場合にセットされる警告ONフラグと、あらか
じめ定めた時間、統合部7において移動体が識別できな
い場合にセットされる失跡時間オーバフラグとを備え
る。さらに、データベース部8には、図8(b)に示す
ように相関部において仮断定とされたデータと位置デー
タと時刻とを一時的に格納するエリアを備えている。
【0017】つぎに、図3を参照して相関部の処理を説
明する。図3は、相関部の処理フローを示し、この処理
フローは特定の周期毎に起動される。本実施例において
は、位置検出用センサにおいて入力があったときに、そ
の時点で識別用センサで入力があるものについて、デー
タベース部8に格納するデータとの相関を調べる。図3
においては、方向センサおよび距離センサで入力があっ
た場合に、重量センサと音センサとの入力を調べ、ま
た、形センサは、方向センサおよび距離センサの入力デ
ータをもとにその方向と距離とにピントを合わせて画像
を入力する。方向センサおよび距離センサで入力があっ
たときに、重量センサと音センサとにおいて必ずしも入
力があるとは限らないが、入力がなくても他の形センサ
により移動体を識別することができる。また、重量セン
サと音センサとにおいて入力があり、これらの入力デー
タとデータベース部8内のデータとが一致すれば、移動
体を特定するための判断材料とすることができる。
【0018】図3において、方向センサ201および距
離センサ202において移動体を検出して位置データが
入力されると(S301)、方向センサ201および距
離センサ202において入力された方向および距離の位
置データをデータベース部8に現在時刻とともに格納し
ておく(S301−1)。センサ部1,2の重量センサ
205からの入力データがあるか否かを判断する(S3
02)。重量センサ205からの入力データがあればデ
ータベース部8から重量データを読み込み(S30
3)、読み込んだすべての重量データと、重量センサ2
05からの入力データとについてそれぞれ照合する(S
304)。照合の際に、重量データにある程度範囲を持
たせて照合してもよい。例えば、重量センサ205から
の入力データが60kgの場合には、±2kgを許容範囲と
して、データベース部8から読み込んだ重量データのう
ち58〜62kgの範囲内であれば一致したとみなすよう
にする。重量センサ205からの入力データに一致する
データベース部8から読み込んだ重量データがあれば、
一致する重量データに対応する移動体の識別情報を抽出
し、仮断定1とする。ここで、一致する重量データが複
数ある場合には、これら全ての移動体の識別情報を抽出
しておく。これら、一致した移動体の識別情報を仮断定
1としてデータベース部8に格納しておく(S30
5)。
【0019】つぎに、センサ部1,2の音センサ203
に入力があると(S306)、データベース部8から音
データを読み込み(S307)、読み込んだすべての音
データと、音センサ203からの入力データとについて
それぞれ照合する(S308)。音センサ203からの
入力データに一致するデータベース部8から読み込んだ
音データがあれば、一致する音データに対応する移動体
の識別情報を抽出し、仮断定2とする。ここで、一致す
る音データが複数ある場合には、これら全ての移動体の
識別情報を抽出しておく。これら、抽出した識別情報を
仮断定2としてデータベース部8に格納しておく(S3
09)。
【0020】つぎに、形センサ204において、方向セ
ンサおよび距離センサの入力データをもとにその方向と
距離とにピントを合わせて画像を入力する(S31
0)。形センサ204からの入力データは、必要であれ
ば画像輪郭データを拡大/縮小し、またはが像処理を施
し(S311)、移動体の輪郭についての高さ、幅など
の長さを検出する。データベース部8から輪郭データを
読み込み(S312)、読み込んだすべての輪郭データ
と、形センサ204からの入力データとについてそれぞ
れ照合する。形センサ204からの入力データの輪郭お
よび幅に一致するデータベース部8から読み込んだ輪郭
データがあれば(S313、S314)、一致する輪郭
データに対応する移動体の識別情報を抽出し、仮断定3
とする(S315)。また、輪郭データの高さのみが一
致する場合には(S313、S314)、一致する輪郭
データに対応する移動体の識別情報を抽出し、仮断定4
とする(S316)。また、輪郭データの幅のみが一致
する場合には(S313、S317)、一致する輪郭デ
ータに対応する移動体の識別情報を抽出し、仮断定5と
しておく(S318)。一致する輪郭データが複数ある
場合には、これら全ての移動体の識別情報を抽出してお
く。その後、各識別情報に対応させて、方向センサ20
1および距離センサ202からの位置データを、仮断定
3、4または5であることを示してデータベース部8に
格納しておく。
【0021】このように、相関部6においては、センサ
部1,2から入力されたデータについてデータベース部
8に格納されているデータと照合することにより相関を
調べる。
【0022】つぎに、図4を参照して統合部7における
処理の説明をする。図4は、統合部7の処理フローを示
し、この処理フローは特定の周期毎に相関部6の処理の
後で起動される。本実施例において、統合部7では、相
関部6で仮断定とされたものから移動体の識別情報が2
個以上一致する場合に、その移動体の識別情報と断定し
て移動体を識別する。
【0023】図4において、前述した相関部6により仮
断定とされたものがあるかないかを判定し(S40
1)、仮断定ある場合は仮断定に対応したデータベース
部8上の識別情報(個体NO.)を読み出し、2個以上合
致していれば(S402)、その識別情報と断定し(S
403)、2個以上合致したその識別情報と現時刻と位
置データとをデータベース部8に格納する(S40
4)。このとき、2個以上合致する識別情報が複数ある
場合には、それらのすべての識別情報を断定する。もし
くは、過去の移動体の位置データ(軌跡)から移動体を
識別するようにしてもよい。2個以上合致していない場
合は、移動体が断定できないとする。もしくは、2個以
上合致していない場合(仮断定が1個のみの場合)に
も、識別情報と現時刻とをデータベース部8に格納する
ようにしてもよい。
【0024】つぎに、断定された移動体についての位置
データおよび時刻から、移動体の軌跡を求め、断定され
た移動体の存在する位置が、移動許容範囲か否かをデー
タベース部8に格納する移動体ごとの許容範囲を参照し
て判定する(S405)。許容範囲をオーバしている場
合は、データベース部8の対応する移動体の警告ONフ
ラグをセットする(S406)。
【0025】さらに、全ての移動体について、あらかじ
め定めた時間、移動体の存在を検出していない移動体が
あれば(S407)、失跡判定時間をオーバしていると
して、その移動体に対応するデータベース部8の失跡時
間オーバフラグをセットするようにしてもよい(S40
8)。
【0026】このように統合部7において処理すること
により、移動体を識別するとともに、移動軌跡を蓄積で
きる。また、統合部7は、相関部6において仮断定され
なかった移動体もしくは統合部7において識別されなか
った移動体について、識別用センサで検出されたデータ
および位置検出用センサで検出された位置データを、新
たな移動体の識別情報を付加してデータベース部8に格
納するようにしてもよい。
【0027】つぎに、図5および図6を参照して表示部
9における処理を説明をする。図5は、表示部5の処理
フローを示し、この処理フローは特定の周期毎に起動さ
れる。また、図6には、表示部9に表示される画面例を
示し、本装置を立ち上げた際に表示するメニュー画面
(a)と、入力部10で入力を受け付けてデータベース
部8への初期登録をする際の画面例(b)と、移動許容
範囲をオーバした際の出力表示例(c)と、失跡時間を
オーバした際の出力表示例(d)とを示している。
【0028】まず、図6を参照して入力表示と出力表示
について説明する。
【0029】図6(a)に示すメニュー画面において
「1.初期登録」が選択されると、図6(b)に示すよ
うな初期登録入力画面が表示される。移動体の初期登録
は、入力部10から入力され、移動体の識別情報である
移動体名称と、図2に示す重量センサ205による重量
と、形センサ204による移動体の縦横の寸法と、音セ
ンサ203による特徴周波数と、移動体に許容する移動
位置(移動許容範囲)と、失跡と判定する時間とが入力
されると、表示するとともにデータベース部8上に登録
される。これらのセンサからの入力は、特定のセンサ部
において、移動体を識別させて登録できるようにしても
よい。移動体の登録データの変更や、初期登録された移
動体の登録抹消は、初期登録と同様に行う。
【0030】図6(a)に示すメニュー画面において
「3.個体の移動表示」が選択されると、移動体の識別
情報を入力部10から入力させ、入力された識別情報に
対応する移動体の移動軌跡を表示するようにする。
【0031】また、移動体が移動許容範囲をオーバした
際には、図6(c)に示すように表示し、失跡時間をオ
ーバした際には、図6(d)に示すように表示する。図
6(a)に示すメニュー画面において「4.警告解除」
は、移動許容範囲オーバの警告を解除する場合と、失跡
時間オーバ警告を解除する場合とに選択される。
【0032】表示部9では、図5に示すように、データ
ベース部8から警告ONフラグを読みだし、警告ONフ
ラグがセットされているか否かを判定し、セットされて
いれば警告表示が必要であるとして、図6(c)に示す
ようなフォーマットで警告表示を行なう。それと同時
に、警告音出力部のブザーを鳴動させてもよい。また、
データベース部8から失跡時間オーバフラグを読みだ
し、失跡時間オーバフラグがセットされているか否かを
判定し、セットされていれば失跡表示が必要であるとし
て、図6(d)に示すようなフォーマットで失跡表示を
行ない、警告音出力部のブザーを鳴動させる。
【0033】また、図6(a)に示すメニュー画面にお
いて「3.個体の移動表示」が選択されると、追跡結果
表示要求があるとして、データベース部8から該当する
移動体についての時刻付き位置データを読み出し、図6
(c)および(d)に示すような軌跡表示を行なう。さ
らに、データベース部8に格納している移動体ごとのデ
ータ内容について表示要求を受け付けるようした場合に
は、移動体の識別情報を入力させ、データベース部8か
ら対応する移動体に関する全てのデータ(初期登録され
たデータおよび位置データ)を読み出し、表示を行うよ
うにしてもよい。
【0034】以上のように処理することにより、移動体
を識別でき、さらに、移動体の位置データを表示出力す
るようにできる。
【0035】つぎに、本実施例における移動体の識別・
追跡装置を、徘徊性患者のいる病院内において利用する
場合を例にして、図7を参照して説明する。
【0036】図7は、徘徊性患者のいる病院24内に複
数のセンサ部を配置した配置図を示している。例えば、
図7において、患者12は、部屋23の出入口に配置さ
れたセンサ13およびセンサ14の間を通過し、つぎ
に、センサ15、センサ16、センサ17およびセンサ
18の間を通過し、さらに、センサ19およびセンサ2
0の間を通過し、病院の出入口に配置されたセンサ21
およびセンサ22の間まで移動した場合を例にする。ま
た、患者12の移動許容範囲を病院内としておく。
【0037】患者12は、部屋23から出ると、センサ
13およびセンサ14において方向センサと距離センサ
とにより現在時刻における患者12の存在が検出され、
さらに音と形と重量とのデータが検出される。相関部6
においてデータベース部8のデータと、検出されたデー
タとの相関をとり、統合部7において、移動体が患者1
2であることを識別する。つぎに、患者12が、センサ
15、センサ16、センサ17およびセンサ18付近ま
で進むと、センサ15、16、17および18におい
て、存在位置が検出され、音と形と重量とのデータが検
出され、同様に、相関部6においてとデータベース部8
のデータと相関をとり、統合部7において、患者12を
識別る。さらに、同様に、センサ19およびセンサ20
を通過し、センサ21およびセンサ22まで進むと、セ
ンサ21およびセンサ22において、存在位置が検出さ
れ、音と形と重量とのデータが検出され、同様に、相関
部6においてとデータベース部8のデータと相関をと
り、統合部7において、患者12を識別する。ここで、
患者12が病院の出入口から外に出た場合には、統合部
7において移動許容範囲をオーバしたと判断し、表示部
9において、図6(c)に示すような表示を行なう。
【0038】また、複数の患者が存在する場合には、そ
れぞれのセンサにおいて、順次、患者の存在位置を検出
していき、存在位置検出時にその患者を識別していくこ
とによりそれぞれの患者を識別することができる。
【0039】上記実施例によれば、移動体に発信器を携
帯させることなく、多くの移動体を、識別でき、さらに
その軌跡を表示できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発信器を携帯する必要がなく、また移動体が多数ある場
合も複数の移動体を識別し、追跡することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるデータ相関処理を使用した移動
体の識別・追跡装置の構成図。
【図2】実施例におけるセンサ部の構成図。
【図3】実施例における相関部6の処理のフローチャー
ト。
【図4】実施例における統合部7の処理のフローチャー
ト。
【図5】実施例における表示部9の処理のフローチャー
ト。
【図6】実施例における画面表示例を示す説明図。
【図7】徘徊性患者のいる病院に複数のセンサ部を配置
した配置図。
【図8】実施例におけるデータベース部8の内容を示す
説明図。
【符号の説明】
1…センサ1、2…センサ2、3…インタフェース部、
4…インタフェース部、5…データ相関処理部、6…相
関部、7…統合部、8…データベース部、9…表示部、
10…入力部、11…移動体、12…移動体、13…セ
ンサ14…センサ、15…センサ、16…センサ、17
…センサ、18…センサ、19…センサ、20…セン
サ、21…センサ、22…センサ、23…部屋、24…
病院。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 哲生 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (56)参考文献 特開 平5−46771(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07C 9/00 A61B 5/00 G01S 5/02 G05D 1/02 G06T 1/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の移動体を識別し、識別した移動体を
    追跡する移動体の識別・追跡装置であって、 前記複数の移動体の存在位置を検出するための位置検出
    用センサ手段および前記位置検出用センサ手段で検出さ
    れた移動体を識別するためのデータを検出する識別用セ
    ンサ手段を備えるセンサ部と、 前記複数の移動体の識別情報と前記複数の移動体を識別
    するためのそれぞれの移動体の特徴を表すデータとを対
    応させて格納するデータベース部と、 前記識別用センサ手段で検出されたデータと、前記デー
    タベース部に格納しているデータとが一致するか否かに
    よりデータの相関を調べる相関部と、 前記相関部により調べられた相関に基づいて、前記識別
    用センサ手段で検出されたデータについての移動体を識
    別する統合処理部とを有することを特徴とする移動体の
    識別・追跡装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記統合部は、前記識
    別した移動体についての、前記位置検出用センサ手段で
    順次検出された位置データを、前記データベース部に追
    加することにより前記識別した移動体を追跡することを
    特徴とする移動体の識別・追跡装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記識別用センサ手段
    として、移動体の重量データを検出する重量センサと、
    移動体の形状データを検出する形センサとのうち少なく
    とも一つを備えることを特徴とする移動体の識別・追跡
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記位置検出用センサ
    手段として、移動体が存在する位置と当該センサの位置
    との間の距離データを検出する距離センサと、移動体が
    存在する方向データを検出する方向センサとのうち少な
    くとも一つを備えることを特徴とする移動体の識別・追
    跡装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記統合部は、識別さ
    れなかった移動体についての、前記識別用センサ手段で
    検出されたデータおよび前記位置検出用センサ手段で検
    出された位置データを、新たな移動体の識別情報を付加
    して前記データベース部に格納することを特徴とする移
    動体の識別・追跡装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記データベース部に
    格納する前記移動体の識別情報と、当該移動体を識別す
    るためのデータとの入力を外部から受け付ける入力部を
    さらに備えることを特徴とする移動体の識別・追跡装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記識別用センサ手段
    は、複数種類のセンサを備え、 前記相関部は、前記相関を調べるのに、前記識別用セン
    サ手段の複数種類のセンサのうち一つのセンサで検出さ
    れたデータごとに、前記データベース部に格納されたデ
    ータと一致する移動体の識別情報を仮断定とし、前記複
    数種類のセンサのそれぞれについて調べ、 前記統合部は、前記複数種類のセンサについて仮断定と
    された移動体の識別情報が2以上一致する場合に、当該
    2以上一致した移動体の識別情報により移動体を断定す
    ることを特徴とする移動体の識別・追跡装置。
  8. 【請求項8】請求項1において、前記データベース部
    は、前記複数の移動体のそれぞれについての移動許容範
    囲を示す移動許容位置データをさらに格納し、 前記統合部は、前記識別した移動体についての、前記位
    置検出用センサ手段で検出された位置データが、前記デ
    ータベース部に格納する移動許容位置データの範囲内か
    否かをさらに判断し、当該判断の結果、移動許容位置デ
    ータの範囲外の場合には、外部にその旨を報知すること
    を特徴とする移動体の識別・追跡装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記統合部において、
    前記識別した移動体についての、前記位置検出用センサ
    手段で検出された位置データが移動許容位置データの範
    囲外と判断された場合に、警告表示を行なう表示部をさ
    らに有することを特徴とする移動体の識別・追跡装置。
  10. 【請求項10】請求項1において、前記統合部におい
    て、前記識別した移動体についての、前記位置検出用セ
    ンサ手段で検出された位置データに基づいて当該移動体
    の軌跡を表示する表示部をさらに有することを特徴とす
    る移動体の識別・追跡装置。
  11. 【請求項11】請求項1において、前記センサ部を複数
    備え、当該複数のセンサ部は、異なる位置にそれぞれ配
    置され、 前記統合部は、前記識別した移動体についての位置デー
    タとして、前記データベース部に、検出した位置検出用
    センサ手段のセンサ部の識別情報をさらに格納すること
    を特徴とする移動体の識別・追跡装置。
JP08048594A 1994-04-19 1994-04-19 移動体の識別・追跡装置 Expired - Lifetime JP3394589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08048594A JP3394589B2 (ja) 1994-04-19 1994-04-19 移動体の識別・追跡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08048594A JP3394589B2 (ja) 1994-04-19 1994-04-19 移動体の識別・追跡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07287781A JPH07287781A (ja) 1995-10-31
JP3394589B2 true JP3394589B2 (ja) 2003-04-07

Family

ID=13719597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08048594A Expired - Lifetime JP3394589B2 (ja) 1994-04-19 1994-04-19 移動体の識別・追跡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3394589B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3957816B2 (ja) * 1997-06-05 2007-08-15 富士通株式会社 フレーム間補間画像処理装置
JP5418005B2 (ja) * 2009-06-16 2014-02-19 富士通株式会社 追跡システムおよび追跡方法
JP5944271B2 (ja) * 2012-08-29 2016-07-05 株式会社東芝 地上移動体経路導出装置
JP2015146514A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 センサ管理システム、センサ管理方法及びセンサ管理プログラム
JP2018022284A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 接客モニタリング装置、接客モニタリングシステム、及び接客モニタリング方法
JP7238589B2 (ja) * 2019-05-13 2023-03-14 トヨタ車体株式会社 搬送車管理装置及び搬送車管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07287781A (ja) 1995-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kim et al. Vision-based location positioning using augmented reality for indoor navigation
US7692530B2 (en) Identification and tracking of information stored on radio frequency identification devices
RU2251739C2 (ru) Система распознавания объектов и слежения за ними
US20020104013A1 (en) Electronic vehicle product and personal monitoring
KR100818416B1 (ko) 합성지문이미지의 생성 방법 및 장치
EP0990923A3 (en) Condition detecting system
US20110004435A1 (en) Method and system for detecting events
JP4559819B2 (ja) 不審者検出システム及び不審者検出プログラム
JP2000306107A (ja) X線像処理方法
EP1686544B1 (en) Device for determining the number of objects in a supervised area
JP3394589B2 (ja) 移動体の識別・追跡装置
CN101061726A (zh) 用于增进情境意识的系统和方法
JP2005086626A (ja) 広域監視装置
US20020052708A1 (en) Optimal image capture
CN107392162A (zh) 危险人物识别方法及装置
EP0928465B1 (en) Detection system
JP5063567B2 (ja) 移動物体追跡装置
JP3664784B2 (ja) 広域監視装置
JP7200601B2 (ja) 在庫管理装置、及び、プログラム
JP2010108037A (ja) 行動追跡システム、行動追跡方法および行動追跡プログラム
CN110276617A (zh) 无人便利店进门识别方法、装置、设备和存储介质
EP0856826A3 (en) A security system
JP5418005B2 (ja) 追跡システムおよび追跡方法
US6181261B1 (en) Airfield hazard automated detection system
JP2006110072A (ja) 非接触歩行検出方法とシステム及び該システムを用いた個人認証方法とシステム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080131

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100131

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120131

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130131

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term