JP3394325B2 - 現金自動支払機 - Google Patents
現金自動支払機Info
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- JP3394325B2 JP3394325B2 JP15245894A JP15245894A JP3394325B2 JP 3394325 B2 JP3394325 B2 JP 3394325B2 JP 15245894 A JP15245894 A JP 15245894A JP 15245894 A JP15245894 A JP 15245894A JP 3394325 B2 JP3394325 B2 JP 3394325B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- half mirror
- cash dispenser
- concave mirror
- display window
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行、郵便局、等にお
いて設備されている現金自動支払機に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】例えば、銀行、郵便局等において設備さ
れている現金自動支払機の一般的な外形状は、図1に示
す如きものであって、1はその本体ケースで、その本体
ケー上側面には操作キー群2、表示部3、カード等の挿
入口4、紙幣等の取出口5設けられているが、その表示
部3は通常ブラウン管(CRT)によって構成されてお
り、そのブラウン管3の表面で現金の自動支払いを受け
るに必要な情報等が表示されるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記現金自
動支払機における表示部3は、その表示部表面で情報等
が表示されるフラウン管が使用されているために、その
ブラウン管による表示を本体ケース1の左右斜め方向か
らでも容易に目視することができる。 【0004】換言すれば、その自動支払機を操作する者
以外の者であっても、ブラウン管の表示を盗み見ること
ができるため、例えば操作する者の暗証番号等を盗み知
ることができ、不正行為の原因につながるという恐れが
あった。 【0005】【課題を解決するための手段】 本発明はかかる従来の不
具合に着目してなされたもので、例えば現金自動支払等
を行なうのに必要な情報を表示する表示器本体からの表
示をハーフミラーで反射せしめて、そのハーフミラーの
奥方向に位置する凹面鏡によって拡大表示虚像として表
示する表示装置を具備せしめて、その表示装置による情
報表示は、現金自動支払機を操作する者のみが容易に視
認でき、操作する者の近傍者が盗み見ることできないよ
うにした現金自動支払機を提供することにある。 【0006】 【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。 【0007】図2、図3において、11は現金自動支払
機の基枠であって、この基枠上面部には、現金自動支払
機として必要である不図示の操作釦群、カード等の挿入
口、紙幣取出口等の各機構が具備されている。これら機
構については、本願発明の要旨でなく、また公知の機構
を選択使用することができるので、それら機構について
の説明は省略する。12はケース上面部に設備されて現
金の自動支払いを受けるに必要な情報を表示する表示装
置であって、この表示装置12は表示窓13と、その表
示窓13よりケース内部に配置せしめたハーフミラー1
4と、このハーフミラー14の裏側下部に配設されてい
る表示器本体15と、前記ハーフミラー14の奥方向に
配置されている凹面鏡16とで構成されている。【0008】 なお、上記表示器本体15は、例えばセグ
メント表示又はドットマトリックス表示等による自発光
性の透過型液晶表示、発光ダイオード、蛍光表示管、ブ
ラウン管等が使用される。17は現金自動支払機の匡体
を示す。 【0009】以上が本実施例の構造であるが、次にその
作用について述べると、電源を投入することで表示器本
体15を発光表示させると、この表示器本体15による
表示像は、ハーフミラー14により反射されて、その反
射像(a)が生じる。この反射像(a)は凹面鏡16に
より反射され、その凹面鏡16の奥方向で拡大反射虚像
(A)となって、表示窓13を透してこの現金自動支払
機を操作する者から目視できるものである。 【0010】このように、表示器本体15による表示は
凹面鏡16の奥方向で拡大反射虚像(A)となって表示
されることから、図3で示すように表示装置12の正面
で操作する者のアイポイント(P)からは表示窓13を
透して表示装置12の奥方向に虚像表示されていること
から、その操作する者の近傍者のアイポイント(P')
からは、その表示装置12の表示窓13の辺縁部で隠れ
るため、凹面鏡16の奥方向に拡大表示される虚像
(A)を目視することは不可能であり、これによって表
示窓13に表示される情報を近傍者に盗み見られること
が有効に防止できる。 【0011】 【発明の効果】以上のように本発明は、現金自動支払機
の基枠に、操作する者が自動支払い等を行うために必要
な情報表示を読取るための表示窓(13)と、該表示窓
(13)を透して視認する自動支払い等を行うために必
要な情報表示像を形成する自発光性の表示器本体(1
5)と、該表示器本体(15)による情報表示を反射変
向させるハーフミラー(14)と、該ハーフミラー(1
4)の奥方向に配置され該ハーフミラー(14)により
反射された反射虚像を拡大表示する凹面鏡(16)と、
で構成され、前記操作する者のみが前記凹面鏡(16)
で拡大された反射虚像を読取ることができる表示装置
(12)を備えたことを特徴とする現金自動支払機。で
あるから、これによれば、凹面鏡16によって拡大され
た反射虚像は表示窓13の正面方向からはその表示窓1
3を透して目視できるが、表示窓13の斜め方向から
は、表示窓13の辺縁部で隠れて見えないために近傍者
により表示情報が盗み見られる等のことがなく、不正行
為の防止に役立つという効果が得られる。
いて設備されている現金自動支払機に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】例えば、銀行、郵便局等において設備さ
れている現金自動支払機の一般的な外形状は、図1に示
す如きものであって、1はその本体ケースで、その本体
ケー上側面には操作キー群2、表示部3、カード等の挿
入口4、紙幣等の取出口5設けられているが、その表示
部3は通常ブラウン管(CRT)によって構成されてお
り、そのブラウン管3の表面で現金の自動支払いを受け
るに必要な情報等が表示されるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記現金自
動支払機における表示部3は、その表示部表面で情報等
が表示されるフラウン管が使用されているために、その
ブラウン管による表示を本体ケース1の左右斜め方向か
らでも容易に目視することができる。 【0004】換言すれば、その自動支払機を操作する者
以外の者であっても、ブラウン管の表示を盗み見ること
ができるため、例えば操作する者の暗証番号等を盗み知
ることができ、不正行為の原因につながるという恐れが
あった。 【0005】【課題を解決するための手段】 本発明はかかる従来の不
具合に着目してなされたもので、例えば現金自動支払等
を行なうのに必要な情報を表示する表示器本体からの表
示をハーフミラーで反射せしめて、そのハーフミラーの
奥方向に位置する凹面鏡によって拡大表示虚像として表
示する表示装置を具備せしめて、その表示装置による情
報表示は、現金自動支払機を操作する者のみが容易に視
認でき、操作する者の近傍者が盗み見ることできないよ
うにした現金自動支払機を提供することにある。 【0006】 【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。 【0007】図2、図3において、11は現金自動支払
機の基枠であって、この基枠上面部には、現金自動支払
機として必要である不図示の操作釦群、カード等の挿入
口、紙幣取出口等の各機構が具備されている。これら機
構については、本願発明の要旨でなく、また公知の機構
を選択使用することができるので、それら機構について
の説明は省略する。12はケース上面部に設備されて現
金の自動支払いを受けるに必要な情報を表示する表示装
置であって、この表示装置12は表示窓13と、その表
示窓13よりケース内部に配置せしめたハーフミラー1
4と、このハーフミラー14の裏側下部に配設されてい
る表示器本体15と、前記ハーフミラー14の奥方向に
配置されている凹面鏡16とで構成されている。【0008】 なお、上記表示器本体15は、例えばセグ
メント表示又はドットマトリックス表示等による自発光
性の透過型液晶表示、発光ダイオード、蛍光表示管、ブ
ラウン管等が使用される。17は現金自動支払機の匡体
を示す。 【0009】以上が本実施例の構造であるが、次にその
作用について述べると、電源を投入することで表示器本
体15を発光表示させると、この表示器本体15による
表示像は、ハーフミラー14により反射されて、その反
射像(a)が生じる。この反射像(a)は凹面鏡16に
より反射され、その凹面鏡16の奥方向で拡大反射虚像
(A)となって、表示窓13を透してこの現金自動支払
機を操作する者から目視できるものである。 【0010】このように、表示器本体15による表示は
凹面鏡16の奥方向で拡大反射虚像(A)となって表示
されることから、図3で示すように表示装置12の正面
で操作する者のアイポイント(P)からは表示窓13を
透して表示装置12の奥方向に虚像表示されていること
から、その操作する者の近傍者のアイポイント(P')
からは、その表示装置12の表示窓13の辺縁部で隠れ
るため、凹面鏡16の奥方向に拡大表示される虚像
(A)を目視することは不可能であり、これによって表
示窓13に表示される情報を近傍者に盗み見られること
が有効に防止できる。 【0011】 【発明の効果】以上のように本発明は、現金自動支払機
の基枠に、操作する者が自動支払い等を行うために必要
な情報表示を読取るための表示窓(13)と、該表示窓
(13)を透して視認する自動支払い等を行うために必
要な情報表示像を形成する自発光性の表示器本体(1
5)と、該表示器本体(15)による情報表示を反射変
向させるハーフミラー(14)と、該ハーフミラー(1
4)の奥方向に配置され該ハーフミラー(14)により
反射された反射虚像を拡大表示する凹面鏡(16)と、
で構成され、前記操作する者のみが前記凹面鏡(16)
で拡大された反射虚像を読取ることができる表示装置
(12)を備えたことを特徴とする現金自動支払機。で
あるから、これによれば、凹面鏡16によって拡大され
た反射虚像は表示窓13の正面方向からはその表示窓1
3を透して目視できるが、表示窓13の斜め方向から
は、表示窓13の辺縁部で隠れて見えないために近傍者
により表示情報が盗み見られる等のことがなく、不正行
為の防止に役立つという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の現金自動支払機を示した斜視図。
【図2】本発明実施例の現金自動支払機を示した説明
図。 【図3】本発明実施例の表示作用の説明図。 【符号の説明】 11…基枠 12…表示装置 13…表示窓 14…ハーフミラー 15…表示器本体 16…凹面鏡 17…匡体
図。 【図3】本発明実施例の表示作用の説明図。 【符号の説明】 11…基枠 12…表示装置 13…表示窓 14…ハーフミラー 15…表示器本体 16…凹面鏡 17…匡体
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 現金自動支払機の基枠に、操作する者が
自動支払い等を行うために必要な情報表示を読取るため
の表示窓(13)と、該表示窓(13)を透して視認す
る自動支払い等を行うために必要な情報表示像を形成す
る自発光性の表示器本体(15)と、該表示器本体(1
5)による情報表示を反射変向させるハーフミラー(1
4)と、該ハーフミラー(14)の奥方向に配置され該
ハーフミラー(14)により反射された反射虚像を拡大
表示する凹面鏡(16)と、で構成され、前記操作する
者のみが前記凹面鏡(16)で拡大された反射虚像を読
取ることができる表示装置(12)を備えたことを特徴
とする現金自動支払機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15245894A JP3394325B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 現金自動支払機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15245894A JP3394325B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 現金自動支払機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0816887A JPH0816887A (ja) | 1996-01-19 |
JP3394325B2 true JP3394325B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=15540963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15245894A Expired - Fee Related JP3394325B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 現金自動支払機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3394325B2 (ja) |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP15245894A patent/JP3394325B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0816887A (ja) | 1996-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |