JP3394149B2 - 立体像再生装置 - Google Patents

立体像再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体像の再生装置
に関するもので、レーザーのようなコヒーレント光源を
使用せずにカラー立体像や動画を容易に再生できる立体
像再生装置を提供する。
【0002】本発明は、映画や広告、装飾などの多くの
分野において幅広く適用されることができる。
【0003】
【従来の技術】従来の立体像再生技術は、基本的には、
立体像を何らかの方法で記録し、これを再現して、それ
を観測者がそのまま観測するものと、立体像ではなく右
眼用と左眼用の平面像をそれぞれ記録し、再生時に、右
眼用の平面像は右眼で、左眼用の平面像は左眼でみえる
ように工夫したステレオスコープ方式の2つに大別でき
る。前者の代表例はホログラムであり、後者の代表例に
は偏光眼鏡を用いる立体映画やレンチキュラーを用いた
立体テレビなどがある。後者は視覚上では立体的に見え
るが実際には立体像を再現していないので、見る位置を
変えても殆ど映像は変わらず、像の裏側が見えてくると
言うわけには行かないので、擬似的な立体像再生と言え
る。一方、前者の例のホログラフィーでは、見る位置を
変えると見え方が変わり、旨くできたものでは、実際に
そこに物があるかのように見える理想的な3次元立体像
記録再生法である。現在、ある程度普及していて、本当
の意味で立体像が記録再生できるのはこのホログラフィ
ーだけである。
【0004】さて、ホログラフィーでは、立体画像情報
を記録するために物体からの光の波面情報を用いてい
る。波面情報は、別に置いた参照光と物体からの散乱光
とを干渉させ、その干渉縞により記録している。このた
め、光学系および記録媒体には、光波長に近いピッチの
空間分解能が必要とされるほか、レーザーのようなコヒ
ーレント光源が、少なくとも記録には必要であり、我々
が必要とする画像情報自体の量に比べて、必要とされる
記録情報の量は非常に多くなる。記録、再生用の材料
も、フィルムでは解像度が1000本/mm以上の特別の
ものが必要で、例えば液晶などを用いるなら非常に多く
の画素数が必要となり、技術的にも問題があるばかりで
なく、高価で経済性にも問題が生じる。動画ともなれば
さらに大きな問題となる。また、干渉縞は波長に依存す
るので、ホログラムはそのままではカラーの画像を取り
扱うことはできず、カラーで記録するには3原色の3つ
のレーザーが必要なだけでなく、複雑な工夫が必要であ
る。これらの理由のために、ホログラフィーは、クレジ
ットカードや装飾品用のほか、デジタル情報の記録媒体
には利用されているが、実時間立体画像表示や立体映画
などに利用されるには至っていない。
【0005】一方、ステレオスコープ方式は、博覧会な
どでおなじみとなっており、それなりに楽しめるが、眼
鏡なし方式にはまだ不完全な部分が多く、また、所詮擬
似的であるため、リアリティに欠けている。いずれにし
ても、現状ではまだ実用となる立体像の再生装置やシス
テムは存在していない。
【0006】立体画像、特に動画は、画像情報メディア
として最も重要なもので、情報、放送、映画、エンター
ティメントと多方面の分野で有用であり、将来大きな産
業となる可能性を持つので、今まで、国内外を問わず、
多くの企業、大学あるいは民間、公共研究機関で試みら
れているが、まだ、これと言ったものが得られていない
のが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の立体像記録再生技術において、本当の意味で立体像を
記録再生しているのはホログラフィーだけである。ホロ
グラフィーでは、立体画像情報を記録するために物体か
らの光の波面情報を用いており、物体からの散乱光と、
別に置いた参照光とを干渉させ、その干渉縞を記録する
ことで波面情報を記録している。そのため、光学系には
高い波長精度やレーザーのようなコヒーレント光源が必
要となっている。しかし、我々人間は、光線情報のみで
立体像の再生を行っていることはあきらかであるので、
人工的にも波面情報に頼らずに立体像再生が可能なはず
である。本発明は、このような波面情報を用いることな
く立体像の再生を行う手段を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】我々は映像情報を視覚を
通して取り入れているが、これは基本的には空間のエネ
ルギ分布を光線を通して取り入れているのであって、光
の波面、位相は感じていない。従って、本来は光線記録
だけで十分であり、幾何光学的情報、光線的情報で3次
元情報が取り入れ可能なはずである。実際、あらゆる方
向からカメラで物体を撮影すれば、立体情報は完全に記
録できる。しかし、従来はこれを立体像として再現する
手段がなかったのである。本発明者らは、長年の光パル
ス生成、高速光偏向の研究で、フーリエ光学を用いて、
光のもつ種々の情報、例えば時間情報や周波数情報、を
空間に投影し、ここで、処理するという独特の方法を考
案、実証し、多くの成果を得ている。そして、これらの
技術の延長上で、向きを含めた光線の記録もいずれは可
能と考えていた。
【0009】本発明は、波面を記録すると言うような高
等技術を使うことなく、ピンホールと撮影像の組み合わ
せで光線軌跡、光線の向きと強さ、色を記録するという
単純な方法で得た3次元記録画像に微小光源からのイン
コヒーレント光を照射して立体像として再現することを
可能にするものである。
【0010】本発明は、このような観点に立ってなされ
たもので、異なる視角による多数のピンホール写真撮影
像の組合せで、光線軌跡、光線の向きと強さ、及び色を
立体像再生用画像としてフィルムなどの記録媒体に記録
し、その記録媒体にインコヒーレント光を照射して物体
からの光線を再現し、結像レンズで3次元立体像を再生
するものである。
【0011】本発明の立体像再生装置の原理を図1によ
り説明する。図1(a)は、本発明の立体像再生装置に
使用される立体像再生用画像の記録装置の基本構成を示
し、図1(b)は、図1(a)の記録装置により記録さ
れた立体像再生用画像から立体像を再生する本発明によ
る立体像再生装置の基本構成を例示的方法で示す。
【0012】図1(a)に示す立体像再生用画像の記録
装置において、1は撮影対象の物体、2は物体1を照射
する白色光源、3は物体1からほぼ焦点距離f1 (〜f
1 で示す)だけ離して設けられた遠視野生成レンズ、4
は遠視野生成レンズ3の光軸上で遠視野生成レンズ3か
ら焦点距離f1 だけ離れた後方位置に光軸に対して直角
に配置され、二次元配列された複数のピンホールをもつ
ピンホールアレイ板、5はピンホールアレイ板4の後方
に、ピンホールアレイ板と平行に配置された映画用写真
フィルムなどの記録媒体である。しかし記録媒体5はC
CD等の撮像素子として、画像情報をビデオで記録する
こともできる。
【0013】ピンホールアレイ板4のピンホールの大き
さは、光の波長に比べ十分に大きいが、ピンホール写真
が撮影できる程度に小さいものとする。ピンホールの位
置が撮影対象の物体1の遠視野域となるように、物体1
と遠視野生成レンズ3の距離はほぼf1 として撮影する
ので、ピンホール後面の記録媒体5には、ピンホールご
とに見る角度の異なった物体のピンホールカメラ像が、
ピンホールの数だけ撮影記録される。この場合、記録媒
体5の面に投影される各ピンホールからの像は、互いに
重ならないようにする必要があり、そのためピンホール
間での視野角のずれの大きさを調整したり、ピンホール
アレイ板4と記録媒体5の間に、各ピンホールからの像
を隔離する格子状のしきり板を挿入するなどの手段がと
られる。またピンホールアレイ板4の各ピンホールにそ
れぞれ凸レンズを設け、それらの凸レンズの焦点距離位
置に記録媒体を置くようにしてもよく、それにより記録
媒体上の像の分解能を良くすることができる。
【0014】次に、図1(b)の立体像再生装置につい
て説明する。図1(b)において、6は二次元配列され
た複数の微小光源を生成するための微小光源アレイであ
り、図示の例では、図1(a)のピンホールアレイ板4
と同じピッチをもつピンホールアレイ板8と、その背後
から光を照射する白色光源7とにより構成されている。
また9は図1(a)の記録媒体5から得られるような立
体像再生用フィルム、10は結像レンズ、11は再生像
である。
【0015】図示の微小光源アレイ6では、大面積の白
色光源7からの光をピンホールアレイ板8に照射し各ピ
ンホールから漏れる光を微小投影光源としている。結像
系の結像レンズ10は、ピンホール面から焦点距離f2
だけ離して設けられ、立体像再生用フィルム9は、ピン
ホールアレイ板8と結像レンズ10の間に置かれてい
る。このように立体像再生用フィルム9を、ピンホール
アレイ板8とそのピンホール面から焦点距離f 2 だけ離
して設けられた結像レンズ10との間に置くことによ
り、観測者が立体再生像に眼をフォカスしたとき、微小
光源アレイやピンホールの像を目障りにならないように
ぼやけさせることができる。
【0016】ピンホールアレイ板8上の各ピンホールで
つくられる複数の微小光源により、立体像再生用フィル
ム9に形成されている複数の記録像がそれぞれ照明さ
れ、各記録像の投影像は、結像系の結像レンズ10によ
り、結像レンズ10から焦点距離f2 離れた位置に合成
結像される。これにより結像位置には、元の物体の再生
像11が生成される。
【0017】なお図1(b)では、微小光源アレイ6は
大面積の白色光源7とピンホールアレイ板8とで構成さ
れているが、各ピンホール位置に微小光源を配置した構
成とし、また微小光源アレイ6から結像レンズ10まで
の距離は変更することが可能である。
【0018】
【作用】図2および図3により、本発明の作用を説明す
る。
【0019】図2は、図1(a)における遠視野生成レ
ンズ3の遠視野面の特性を説明する図であり、図3はピ
ンホールアレイ板4の作用を説明する図である。図3で
は、焦点距離f1 の遠視野生成レンズ3と、焦点距離f
2 の結像レンズ10がf1 +f2 の間隔で配置され、遠
視野生成レンズ3の前方f1 の位置近くに、物体1が配
置されている。これにより、結像レンズ10の後方f2
の位置に、観測者の眼13で立体視できる像14が結像
される。
【0020】遠視野生成レンズ3の後方f1 の面(遠視
野面12)上の特定の場所には、物体1から特定の方向
に向いて散乱された光線のみが集まっており、どの一点
も物体1の一部からではなく全体からの情報が薄まって
きている(例えば、遠視野面中心部には物体面から正面
方向へ散乱された光が集まってきている)。このような
状態が遠視野である。これと対照的なのが近視野で、こ
れは物体のすぐそばやあるいは物体の像ができていると
ころの近傍であり、そこでは、特定の点は物体の特定の
ところの近傍の情報のみをもっている。従って、近視野
では領域の一部をマスク覆いすると物体の一部が欠けて
しまうのに対し、遠視野では領域の一部をマスク覆いし
ても全体的にやや像の情報が薄れてくるだけである。そ
こでもし、図3のように遠視野面上にピンホールアレイ
板4を置いても、ピンホールアレイ板4を透過した光に
よる像は、暗くなるだけであり、物体1の全体の情報は
そのまま残されている。
【0021】さて、図3のピンホールアレイ板4のすぐ
後ろに衝立を置いたものとすれば、ピンホールアレイ板
4上の全ての穴がそれぞれピンホールカメラのピンホー
ルとなり、物体1に対して少しずつ見る角度の違う像が
写るはずである。そこで、この像をフィルムなどの記録
媒体に撮影、記録し、それを撮影場所に置き、ピンホー
ル位置から点状の光源で投影すれば、図3と同じ光線が
再現され、結果的に図3と同じ光線が結像レンズ10に
入射することになり、図3と同じ再生像11が得られる
ことになる。
【0022】図3のピンホールアレイ板4の後方に記録
媒体を配したのが、図1(a)の立体像記録装置の部分
の構成である。
【0023】また図3において、物体1を取り除いて
も、ピンホールの後方に物体があったときと同じ光線が
再現されるとすれば、同様の像が再生されるので、物体
1を取り除き、記録媒体を同一の場所において、ピンホ
ールを通して光を注入し投影すれば、記録媒体の後方に
は、物体1があって、記録媒体がなかった場合とほぼ同
じ光線が再現されることになる。この結果、結像レンズ
10を介して、立体再生像が観測できる。図1(b)の
立体像再生装置の部分の構成は、この再生部のみに対応
する。
【0024】本発明によれば、光源としてホログラフィ
ーにおけるようなコヒーレント光は不要であり、自然光
や白熱電球を利用して容易に立体像の記録、再生を行う
ことができ、したがって無限遠の背景を含む野外撮影も
可能である。また記録媒体には超高分解能のものを用い
る必要はなく、通常のカラーフィルムで十分に対応する
ことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1(a)に示されている構成
は、近接撮影に対して適しているが、遠方撮影には向い
ていない。図1(a)の構成では、例えば10m向こう
の物体の撮影には焦点距離10mのレンズが必要とな
り、撮影系が望遠鏡のように大きくなってしまう。とこ
ろで、どのピンホールを通しても対象物体の全体像が観
測できればよいので、ピンホールの大きさ及び、間隔に
比べ物体が十分に離れた距離にあるならば遠視野生成レ
ンズ3はなくてもよい。図4は、図1(a)の構成から
遠視野生成レンズ3をはずした構成である。この構成で
撮影した像に対しても、再生については図1(b)の構
成がそのまま使用することができる。
【0026】図4の構成で立体感を得るには、全体の口
径が眼の間隔のピンホールアレイが必要である。また、
肉眼で見たのと同程度の立体感を得るには、眼の間隔程
度の口径をもつピンホールアレイが必要である。しかし
この記録面の面積や結像レンズの口径も同程度に大きく
なり、経済性などに問題が残る。これらの問題を解決し
たのが図5の構成である。
【0027】図5の構成は、焦点距離f3 の対物レンズ
15を、図1(a)の構成における遠視野生成レンズ3
の前方、f3 +f1 のところに置いたものである。対物
レンズ15により、遠方像がほぼ図1(a)の構成の物
体1の位置に結像されるようになっている。これによ
り、遠方の物体が見かけ上遠視野生成レンズ3の前方f
1 のところに引きつけられたようになり、小さい径の遠
視野生成レンズと記録面でも、広い視角の像記録が可能
になる。
【0028】次に、カラー立体像の記録再生について述
べる。
【0029】ピンホールを通過する光線の強さと色の角
度分布が、ピンホールを通る画像情報のすべてである
が、有効角度を限れば、それはピンホール写真で記録で
きる。この記録からもとの光線を再現するのは、ピンホ
ールから広がり光線を放射させ、ピンホール写真に照射
投影すれば可能である。カラーのピンホール写真なら、
白色光照射でカラー画像が再生できる。
【0030】図3の構成では、物体の1点からそれぞれ
が微小な広がりを持ったN本の異なる方向にでた光線
は、N個のピンホールを経由して結像系に進み、さら
に、観測者へと進む。波長より十分に大きいピンホール
は光線を曲げないので、この光線に相当する光はピンホ
ールアレイを取り去ったときも同じ経路を進んでいるも
のである。このN本の光線のいずれかが、観測者の網膜
上に届けば、この点が観測者に見え、届かなければ見え
ない。ピンホールを取り去ると見える点からの光がピン
ホールの挿入により1本も届かなくなった場合は、観測
者にはそこが暗く写って、この部分の像情報が得られず
問題となる。Nを多くすれば問題は解決するが、ピンホ
ールの密度を上げすぎるとピンホール画像が小さくな
り、画像情報が少なくなってしまうので、ピンホールア
レイ全体の大きさを大きくする必要が生じ、システム全
体が大きくなってしまう。そこで、眼の解像度に対応し
た物体上での広がりやピンホールの有限口径などで微小
広がりを持ったN本の光線ビームのどれかが観測者の位
置にあまり影響せず眼の有効口径内に1つは入るよう
に、ピンホールの位置や本数、結像光学系、観測者の大
ざっぱな位置を工夫、設定する必要がある。本発明の再
生装置は図3と同等の光線を観測側に再生するので、こ
の状況は同じである。
【0031】そこで例えば、眼の応答速度より速く、時
間的にピンホールの位置を動かし、撮影し、再生時もそ
れに対応して光源の位置を動かすことにより、眼の応答
時間内には必ず像が見えるようにすることができる。た
とえば図1の(a)において、ピンホールアレイ板4を
面に平行に垂直方向と水平方向に高速で振動させながら
記録媒体5に動画的に(複数フレームで)記録し、再生
時には、図1の(b)の立体像再生用フィルム9のフレ
ームと同期させて、ピンホールアレイ板8を図1(a)
のピンホールアレイ板4と同様に面に平行に垂直方向と
水平方向に振動させながら立体像再生を行えばよい。
【0032】
【発明の効果】本発明では、コヒーレント光源は不要で
あり、自然光や白熱電球を記録および、再生に利用でき
るため、無限遠の背景を含む野外撮影、たとえばスペク
タクルものの記録再生が可能である。また超高分解能の
記録媒体は必要とせず通常のカラーフィルムの利用も可
能であるため、映画撮影も可能であり、広告や装飾など
の分野においても幅広く利用されることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明における遠視野面の特性説明図である。
【図3】本発明におけるピンホールアレイ板の作用説明
図である。
【図4】本発明装置に用いられる立体像再生用画像を記
録する装置の1例の構成図である。
【図5】本発明装置に用いられる立体像再生用画像を記
録する装置の他の例の構成図である。
【符号の説明】 1:撮影対象の物体 2:白色光源 3:遠視野生成レンズ 4:ピンホールアレイ板 5:記録媒体 6:微小光源アレイ 9:立体像再生用フィルム 10:結像レンズ 11:再生像 12:遠視野面 13:眼 14:像 15:対物レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 35/00 - 35/26 G02B 27/22 - 27/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小光源アレイと、該微小光源アレイか
    ら焦点距離だけ離れて配置された結像レンズと、前記微
    小光源アレイと結像レンズの間に配置された立体像再生
    用画像記録媒体とを備えていることを特徴とする立体像
    再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、立体像再生用画像記
    録媒体は、物体と記録媒体の間に、上記微小光源アレイ
    のそれぞれの微小光源の位置に対応する位置に複数のピ
    ンホールあるいは凸レンズを設けたピンホールアレイ板
    を置き、それぞれのピンホールあるいは凸レンズの位置
    に応じて異なる視角で上記物体を撮像して記録媒体に
    数の2次元画像を光学的に記録したものであることを特
    徴とする立体像再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかにお
    いて、微小光源アレイは、大面積の白色光源とピンホー
    ルアレイ板とにより構成されていることを特徴とする立
    体像再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、ピンホールアレイ板
    は、面に平行に垂直方向と水平方向に振動し、複数のフ
    レームを用いて立体像の再生を行うことを特徴とする立
    体像再生装置。
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