JP3394015B2 - 制震用油圧ダンパ - Google Patents

制震用油圧ダンパ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建物に組付
けられて使用され、地震や風等の振動外力による建物の
振れを低減する制震用油圧ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の制震用油圧ダンパの一つとし
て、シリンダ内にて往復動するピストンの両側に形成さ
れる両油圧室を連結する油路に設けられて減衰力を発生
させる制御弁と、前記両油圧室及び前記油路とアキュム
レータまたはオイルタンクをそれぞれ接続する一対の通
路にそれぞれ設けられて作動油の流れを許容する一対の
絞りとを備えてなるものがあり、例えば、特開平10−
274271号公報に示されている。
【0003】上記した公報に示されている制震用油圧ダ
ンパにおいては、一対の絞りが前記両油圧室及び前記油
路内の作動油の体積変化に応じて作動油を給排するため
に設けてあるため、非作動状態にて、例えば、周囲温度
の変化や作動に伴う油温の変化等の要因により、両油圧
室及び油路内の油圧が上昇したとき、アキュムレータま
たはオイルタンクに作動油が流れて両油圧室及び油路内
の油圧上昇が抑制され、また、両油圧室及び油路内の油
圧が低下したとき、アキュムレータまたはオイルタンク
から両油圧室及び油路に作動油が流れて両油圧室及び油
路内の油圧低下が抑制される。したがって、当該制震用
油圧ダンパの作動によって得られるダンパ性能が上記し
た要因により悪影響を受けることが殆どなくて、同ダン
パ性能を安定して得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した公
報に示されている制震用油圧ダンパにおいて、ピストン
速度の遅い作動領域(振幅の小さな揺れ或いは周期の長
い揺れ)では、両油圧室及び油路内の作動油が絞りを通
してアキュムレータまたはオイルタンクに流動すること
により生じる圧力変動が制御弁によって得られる減衰力
に大きな影響を与えることとなって、大きな減衰力が的
確に得られないおそれがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、シリンダ内にて往復
動するピストンの両側に形成される両油圧室を連結する
油路に設けられて減衰力を発生させる制御弁と、前記両
油圧室及び前記油路とアキュムレータまたはオイルタン
クをそれぞれ接続する一対の通路にそれぞれ設けられて
作動油の流れを許容する一対の絞りとを備えてなる制震
用油圧ダンパにおいて、前記各通路の前記各絞りに対し
設定値にてリリーフ作動して作動油を流すリリーフ弁
をそれぞれ直列に設けて、前記両油圧室及び前記油路内
の作動油の圧力が設定値となるまでは前記アキュムレー
タまたはオイルタンクに向けて作動油が流れないように
し、同圧力が設定値を超える状態では前記アキュムレー
タまたはオイルタンクに向けた作動油の流れを許容する
ようにしたこと(請求項1に係る発明)に特徴がある。
【0006】この場合において、前記各絞り及び各リリ
ーフ弁に対して、前記アキュムレータまたはオイルタン
クから前記両油圧室及び前記油路内への作動油の流れを
許容するチェック弁を並列に設けること(請求項2に係
る発明)、または前記チェック弁の弁体に前記絞りと前
記リリーフ弁を同軸的かつ一体的に設けること(請求項
3に係る発明)が望ましい。
【0007】
【発明の作用・効果】本発明による制震用油圧ダンパ
(請求項1に係る発明)は、例えば建物に組付けられて
使用され、その際に地震や風等の振動外力が作用してシ
リンダ内にてピストンが往復動すると、何れか一方の油
圧室の圧力が上昇して同油圧室から何れか他方の油圧室
に向けて作動油が流動し、この作動油の流動に伴って両
油圧室を連結する油路にて制御弁により減衰力が発生す
る。このため、振動に対する減衰作用が得られて、建物
の振れが低減される。
【0008】また、本発明による制震用油圧ダンパにお
いては、周囲温度の上昇等の要因によって両油圧室及び
油路内の作動油の体積が膨張してその圧力が設定値にま
で上昇すると、各リリーフ弁がリリーフ作動し各通路に
設けた各リリーフ弁と各絞りを通して作動油がアキュム
レータまたはオイルタンクに向けて流れる。このため、
非作動状態にて両油圧室及び油路内の作動油の圧力が異
常に上昇することを防止できて、上記した要因に殆ど影
響されることなくダンパ性能を安定して得ることができ
る。
【0009】ところで、本発明による制震用油圧ダンパ
においては、油圧室及び油路内の作動油の圧力が設定値
に至るまでの作動状態(例えば、ピストン速度の遅い作
動領域)において、各通路に設けた各リリーフ弁の機能
によって両油圧室及び油路からアキュムレータまたはオ
イルタンクへの作動油の流れが規制される。このため、
ピストンの往復動に伴って何れか一方の油圧室から何れ
か他方の油圧室に向けて押し出される作動油は全量が油
路に設けた制御弁を通して流動する。したがって、かか
る作動状態においては、制御弁によって大きな減衰力を
得ることができて、振幅の小さな揺れ或いは周期の長い
揺れに対して大きな減衰効果を期待することができる。
【0010】また、油圧室及び油路内の作動油の圧力が
設定値を超えるような作動状態(例えば、ピストン移動
量の大きい領域或いはピストン速度の早い領域)におい
ては、各リリーフ弁がリリーフ作動し各通路に設けた各
絞り及び各リリーフ弁を通して作動油がアキュムレータ
またはオイルタンクに向けて流れるものの、かかる作動
状態ではピストンの往復動に伴って押し出される作動油
の流量が多く、しかも各通路に設けた各絞りによってア
キュムレータまたはオイルタンクに向けて流れる作動油
の流量が制限されて少量とされるため、作動油が各絞り
及び各リリーフ弁を通してアキュムレータまたはオイル
タンクに向けて流動することによって生じる圧力変動
(圧力低下)は殆ど無視できる程度のものとなる。この
ため、かかる作動状態においては、制御弁によって大き
な減衰力を得ることが可能であり、所期のダンパ特性が
得られる。
【0011】また、本発明の実施に際して、各絞り及び
各リリーフ弁に対して、アキュムレータまたはオイルタ
ンクから両油圧室及び油路内への作動油の流れを許容す
るチェック弁を並列に設けた場合(請求項2に係る発
明)においては、両油圧室の少なくとも一方が負圧とな
る際(例えば、非作動状態にて周囲温度が低下し両油圧
室及び油路内の作動油の体積が収縮するとき、或いは作
動状態にてピストンが急激に移動するとき)に、アキュ
ムレータまたはオイルタンクからチェック弁を通して作
動油が流れて同負圧を解消する。このため、両油圧室の
少なくとも一方が負圧となることを抑制することができ
て、同負圧に起因する作動不良を抑制することができ、
当該制震用油圧ダンパのダンパ性能を更に安定して得る
ことができる。
【0012】また、本発明の実施に際して、チェック弁
の弁体に絞りとリリーフ弁を同軸的かつ一体的に設けた
場合(請求項3に係る発明)においては、絞りとリリー
フ弁とチェック弁をコンパクトに構成できて、当該制震
用油圧ダンパをコンパクトに構成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明による制震用油圧
ダンパを油圧回路にて示したものであり、この制震用油
圧ダンパは、例えば建物における制震対象物または基盤
に取付けられるシリンダ11と、このシリンダ11を液
密的かつ軸方向へ往復動可能に貫通して基盤または制震
対象物に取付けられるピストンロッド12と、シリンダ
11内にてピストンロッド12に一体的に設けられてシ
リンダ11内に一対の油圧室R1,R2を形成しピスト
ンロッド12とともに往復動するピストン13を備えて
いる。
【0014】また、制震用油圧ダンパは、両油圧室R
1,R2を連結する油路P1に並列的に設けられた一対
の開閉制御弁21,22及び一対のリリーフ弁23,2
4を備えるとともに、油路P1の左上接続部位P1aと
アキュムレータ30を接続する通路P2に設けられた絞
り41、リリーフ弁42及びチェック弁43と、油路P
1の右上接続部位P1bとアキュムレータ30を接続す
る通路P3に設けられた絞り51、リリーフ弁52及び
チェック弁53を備えている。
【0015】各開閉制御弁21,22は、両油圧室R
1,R2間での作動油の流動を制御して減衰力を発生さ
せるものであり、互いに逆向きに設けられていることを
除いて同一構成であって、油路P1を連通・遮断(開
閉)するために設けた常閉型の主弁21a,22aと、
この主弁21a,22aを開閉作動させるために設けた
絞り21b,22b、パイロット弁21c,22c及び
チェック弁21d,22dを備えている。
【0016】また、各開閉制御弁21,22において
は、パイロット弁21c,22cが電気制御装置(図示
省略)により開閉作動を適宜な方法にて制御されること
により、主弁21a,22aの開閉作動が制御されるよ
うになっていて、主弁21a,22aが閉じた状態にて
最大の減衰力(減衰係数を最大値Cmaxとする作動)
が得られ、主弁21a,22aが開いた状態にて最小の
減衰力(減衰係数を最小値Cminとする作動)が得ら
れるようになっている。なお、電気制御装置は、各油圧
室R1,R2内の油圧をそれぞれ検出する両圧力センサ
(図示省略)とピストンロッド12の軸方向移動を検出
するストロークセンサ(図示省略)からの各検出信号に
基づいて、パイロット弁21c,22cの開閉作動を制
御するようになっている。
【0017】各リリーフ弁23,24は、両油圧室R
1,R2間での作動油の流動を制御して所定速度以上の
揺れに対しては速度にほぼ無関係な略一定の減衰力が得
られるようにするためのものであり、互いに逆向きに設
けられていることを除いて同一構成であって、設定値
(通常、28〜32.5MPa程度に設定されている)
にてリリーフ作動して作動油を流す(逃がす)ようにな
っている。なお、各リリーフ弁23,24がリリーフ作
動しない領域においては、両油圧室R1,R2間での作
動油の流動が各開閉制御弁21,22によって制御され
て、建物の揺れの速度に応じた減衰力が得られる
【0018】各絞り41,51は、各通路P2,P3に
設けられていて、各リリーフ弁42,52のリリーフ作
動時において作動油の流れ(アキュムレータ30に向け
ての流れ)を制限して許容するようになっている。各リ
リーフ弁42,52は、各通路P2,P3の各絞り4
1,51に対して直列に設けられていて、設定値(通
常、2MPa程度に設定されている)にてリリーフ作動
して作動油をアキュムレータ30に向けて流す(逃が
す)ように、換言すれば、両油圧室R1,R2及び油路
P1内の作動油の圧力が上記設定値となるまではアキュ
ムレータ30に向けて作動油を流さないようになってい
る。
【0019】各チェック弁43,53は、各通路P2,
P3の各絞り41,51及び各リリーフ弁42,52に
対して並列に設けられていて、アキュムレータ30から
油路P1及び各油圧室R1,R2への作動油の流れを許
容し、各油圧室R1,R2及び油路P1からアキュムレ
ータ30への作動油の流れを阻止するようになってい
る。また、各チェック弁43,53は、図2及び図3に
て詳細に示したように、各弁体43a,53aと、この
各弁体43a,53aを各弁座43b,53bに向けて
付勢する各スプリング43c,53cによって構成され
ていて、各弁体43a,53aには各絞り41,51と
各リリーフ弁42,52が同軸的かつ一体的に設けられ
ている。
【0020】上記のように構成した本実施形態の制震用
油圧ダンパにおいては、その使用時に地震や風等の振動
外力が作用してシリンダ11内にてピストン13が往復
動すると、何れか一方の油圧室R1またはR2の圧力が
上昇して同油圧室から何れか他方の油圧室R2またはR
1に向けて作動油が流動し、この作動油の流動に伴って
両油圧室R1,R2を連結する油路P1にて各開閉制御
弁21,22により減衰力が発生する。このため、振動
に対する減衰作用が得られて、建物の振れが低減され
る。
【0021】また、本実施形態の制震用油圧ダンパにお
いては、周囲温度の上昇等の要因によって両油圧室R
1,R2及び油路P1内の作動油の体積が膨張してその
圧力が各リリーフ弁42,52の設定値にまで上昇する
と、各通路P2,P3に設けた各絞り41,51と各リ
リーフ弁42,52とを通して作動油がアキュムレータ
30に向けて流れる。このため、非作動状態にて両油圧
室R1,R2及び油路P1内の作動油の圧力が異常に上
昇することを防止できて、上記した要因に殆ど影響され
ることなくダンパ性能を安定して得ることができる。
【0022】ところで、本実施形態の制震用油圧ダンパ
においては、油圧室R1,R2及び油路P1内の作動油
の圧力が各リリーフ弁42,52の設定値に至るまでの
作動状態(例えば、ピストン13の移動速度が遅い作動
領域)において、各通路P2,P3に設けた各リリーフ
弁42,52の機能によって両油圧室R1,R2及び油
路P1からアキュムレータ30への作動油の流れが規制
される。このため、ピストン13の往復動に伴って何れ
か一方の油圧室R1またはR2から何れか他方の油圧室
R2またはR1に向けて押し出される作動油は全量が油
路P1に設けた各開閉制御弁21,22を通して流動す
る。したがって、かかる作動状態においては、各開閉制
御弁21,22によって大きな減衰力を得ることができ
て、振幅の小さな揺れ或いは周期の長い揺れに対して大
きな減衰効果を期待することができる。
【0023】また、油圧室R1,R2及び油路P1内の
作動油の圧力が各リリーフ弁42,52の設定値を超え
るような作動状態(例えば、ピストン13の移動量が大
きい領域或いはピストン13の移動速度が早い領域)に
おいては、各通路P2,P3に設けた各絞り41,51
及び各リリーフ弁42,52を通して作動油がアキュム
レータ30に向けて流れるものの、かかる作動状態では
ピストン13の往復動に伴って押し出される作動油の流
量が多く、しかも各通路P2,P3に設けた各絞り4
1,51によってアキュムレータ30に向けて流れる作
動油の流量が制限されて少量とされるため、作動油が各
絞り41,51及び各リリーフ弁42,52を通してア
キュムレータ30に向けて流動することによって生じる
圧力変動(圧力低下)は殆ど無視できる程度のものとな
る。このため、かかる作動状態においては、各開閉制御
弁21,22によって大きな減衰力を得ることが可能で
あり、所期のダンパ特性が得られる。
【0024】また、本実施形態の制震用油圧ダンパにお
いては、各絞り41,51及び各リリーフ弁42,52
に対して、アキュムレータ30から両油圧室R1,R2
及び油路P1内への作動油の流れを許容する各チェック
弁43,53が並列に設けてあるため、両油圧室R1,
R2の少なくとも一方が負圧となる際(例えば、非作動
状態にて周囲温度が低下し両油圧室R1,R2及び油路
P1内の作動油の体積が収縮するとき、或いは作動状態
にてピストン13が急激に移動するとき)に、アキュム
レータ30から各チェック弁43,53を通して作動油
が流れて同負圧を解消する。このため、両油圧室R1,
R2の少なくとも一方が負圧となることを抑制すること
ができて、同負圧に起因する作動不良を抑制することが
でき、当該制震用油圧ダンパのダンパ性能を更に安定し
て得ることができる。
【0025】また、本実施形態の制震用油圧ダンパにお
いては、各チェック弁43,53の弁体43a,53a
に各絞り41,51と各リリーフ弁42,52を同軸的
かつ一体的に設けたため、各絞り41,51と各リリー
フ弁42,52と各チェック弁43,53をコンパクト
に構成できて、当該制震用油圧ダンパをコンパクトに構
成することができる。
【0026】上記実施形態においては、両油圧室R1,
R2を連結する油路P1に一対の開閉制御弁21,22
を設けて、これら各開閉制御弁21,22によって減衰
力が得られるようにして実施したが、両油圧室を連結す
る油路に設けられて減衰力を発生させる制御弁の構成及
び個数は適宜変更して実施し得るものであり、例えば特
開平10−274271号公報に記載されている調圧弁
であってもよい。また、上記実施形態においては、油路
P1に一対のリリーフ弁23,24を設けて実施した
が、これらリリーフ弁23,24を無くして実施するこ
とも可能である。
【0027】また、上記実施形態においては、各通路P
2,P3にて各絞り41,51の下流側に各リリーフ弁
42,52を直列に設けて実施したが、各絞り41,5
1の上流側に各リリーフ弁42,52を直列に設けて実
施することも可能である。また、上記実施形態において
は、作動油を内部に貯えるアキュムレータ30を採用し
て実施したが、アキュムレータ30に代えて作動油を内
部に貯えるオイルタンクを採用して実施することも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による制震用油圧ダンパの一実施形態
を示す油圧回路図である。
【図2】 図1に示したアキュムレータと、各通路に設
けた絞り、リリーフ弁及びチェック弁の詳細な構成を示
す断面図である。
【図3】 図2の下方に示した絞り、リリーフ弁及びチ
ェック弁の詳細な構成を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
11…シリンダ、12…ピストンロッド、13…ピスト
ン、21,22…開閉制御弁、23,24…リリーフ
弁、30…アキュムレータ、41,51…絞り、42,
52…リリーフ弁、43,53…チェック弁、43a,
53a…チェック弁の弁体、R1,R2…油圧室、P1
…油路、P2,P3…通路。
フロントページの続き (72)発明者 判治 正廣 愛知県岡崎市鉢地町字開山45番地 豊興 工業株式会社内 (72)発明者 小竹 祐治 東京都江東区東陽二丁目4番2号 日立 機材株式会社内 (72)発明者 栗野 治彦 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平11−63081(JP,A) 特開 平5−85389(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 9/00 - 9/54 F16F 15/023 F15B 11/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内にて往復動するピストンの両
    側に形成される両油圧室を連結する油路に設けられて減
    衰力を発生させる制御弁と、前記両油圧室及び前記油路
    とアキュムレータまたはオイルタンクをそれぞれ接続す
    る一対の通路にそれぞれ設けられて作動油の流れを許容
    する一対の絞りとを備えてなる制震用油圧ダンパにおい
    て、前記各通路の前記各絞りに対して設定値にてリリー
    フ作動して作動油を流すリリーフ弁をそれぞれ直列に設
    けて、前記両油圧室及び前記油路内の作動油の圧力が設
    定値となるまでは前記アキュムレータまたはオイルタン
    クに向けて作動油が流れないようにし、同圧力が設定値
    を超える状態では前記アキュムレータまたはオイルタン
    クに向けた作動油の流れを許容するようにしたことを特
    徴とする制震用油圧ダンパ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制震用油圧ダンパにおい
    て、前記各絞り及び各リリーフ弁に対して、前記アキュ
    ムレータまたはオイルタンクから前記両油圧室及び前記
    油路内への作動油の流れを許容するチェック弁を並列に
    設けたことを特徴とする制震用油圧ダンパ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の制震用油圧ダンパにおい
    て、前記チェック弁の弁体に前記絞りと前記リリーフ弁
    を同軸的かつ一体的に設けたことを特徴とする制震用油
    圧ダンパ。
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