JP3393228B2 - コンロッドボルト - Google Patents
コンロッドボルトInfo
- Publication number
- JP3393228B2 JP3393228B2 JP08032994A JP8032994A JP3393228B2 JP 3393228 B2 JP3393228 B2 JP 3393228B2 JP 08032994 A JP08032994 A JP 08032994A JP 8032994 A JP8032994 A JP 8032994A JP 3393228 B2 JP3393228 B2 JP 3393228B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connecting rod
- bolt
- screw
- rod bolt
- flange portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃エンジンの組立式
コンロッドのベアリングキャップをコンロッド本体に締
め付けるためのコンロッドボルトに関する。 【0002】 【従来の技術】多気筒内燃エンジンの多くに採用されて
いる組立式コンロッドは、ベアリングキャップをコンロ
ッドボルトによってコンロッド本体に締め付けることに
よって、その大端部がクランクシャフトに組み付けられ
る。 【0003】ここで、従来のコンロッドボルト及びこれ
を用いた組立式コンロッドの締付構造を図4乃至図7に
基づいて説明する。 【0004】即ち、図4乃至図7は組立式コンロッドの
締付部の断面図であり、図4に示す締付構造に用いられ
るコンロッドボルト101は、その一端にフランジ部1
02を、中間部にリーマ部107を、他端部にネジ部1
03をそれぞれ有して成る所謂リーマボルトであって、
これはコンロッド本体112とベアリングキャップ11
1にそれぞれ貫設されたボルト孔113,114にその
ネジ部103を上にして下側から通される。そして、こ
のコンロッドボルト101のコンロッド本体112から
突出するネジ部103に螺合するナット106を締め付
けることによって、ベアリングキャップ111がコンロ
ッド本体112に組み付けられる。 【0005】又、図5に示す締付構造に用いられるコン
ロッドボルト201は、一端に六角柱状の頭部208を
有し、他端にはネジ部203が形成されており、これは
コンロッド本体212とベアリングキャップ211に貫
設されたボルト孔213,214にそのネジ部203を
上にして下側から通され、その頭部208を不図示の工
具によって回すことによって、そのネジ部203がコン
ロッド本体212側のボルト孔213のネジ部213a
に螺着され、これによってベアリングキャップ211が
コンロッド本体212に組み付けられる。 【0006】更に、図6に示す締付構造に用いられるコ
ンロッドボルト301は所謂スタッドボルトであって、
その両端部にはネジ部303,304がそれぞれ形成さ
れ、一方のネジ部303に隣接する部分にはリーマ部3
07が形成されている。そして、このコンロッドボルト
301は、そのネジ部303がコンロッド本体312側
のボルト孔313のネジ部313aに螺着されることに
よってコンロッド本体312に予め植設されており、該
コンロッドボルト301のコンロッド本体312から下
方へ突出する部分に、ベアリングキャップ311に貫設
されたボルト孔314を通し、コンロッドボルト301
のベアリングキャップ311から下方へ突出するネジ部
304にナット306を螺合させてこれを締め付けるこ
とによって、ベアリングキャップ311がコンロッド本
体312に組み付けられる。 【0007】又、図7の示す締付構造は、図4に示した
コンロッドボルト101の上下を逆にして締め付けたも
のであって、他の構成は図4に示すものと同様である。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4及
び図7に示すコンロッドボルト101にあっては、これ
に作用する軸力(引張力)がフランジ部102とネジ部
103によって受けられるため、特にフランジ部102
に集中荷重が作用し、この部分の応力が過大となって当
該コンロッドボルト101の耐久性の低下を招く虞れが
ある。 【0009】同様に、図5に示すコンロッドボルト20
1、図6に示すコンロッドボルト301にあっては、こ
れらの各々に作用する軸力(引張力)は頭部208とネ
ジ部203、ネジ部303,304によって受けられる
ため、それらの部分に過大な応力が作用し、前記と同様
の問題が発生する可能性がある。 【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、応力の分散を図ることによっ
て耐久性の向上を図ることができるコンロッドボルトを
提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、組立式コンロッドのベアリングキャップ
をコンロッド本体に締め付けるボルトを、一端にフラン
ジ部を有し、該フランジ部に隣接する部分及び他端部に
ネジ部を形成するとともに、前記フランジ部に隣接する
部分に形成された前記ネジ部のフランジ部根元側の不完
全ネジ部を切除して成るものとしたことを特徴とする。 【0012】 【0013】本発明によれば、コンロッドボルトを、コ
ンロッド本体及びベアリングキャップに貫設されたボル
ト孔に他端ネジが側から挿通螺合せしめ、該コンロッド
ボルトのフランジ部をコンロッド本体に当接せしめると
ともに、他端ネジ部のベアリングキャップ外へ突出する
部分にナットを螺合せしめてこれを締め付けることによ
って、ベアリングキャップがコンロッド本体に締め付け
られる。 【0014】従って、コンロッドボルトに作用する軸力
(引張力)はフランジ部の他に2つのネジ部によって受
けられ、コンロッド本体側においてはフランジ部とネジ
部の2箇所で軸力が受けられるため、コンロッドボルト
に発生する応力はフランジ部とネジ部に分散され、これ
によってコンロッドボルトの耐久性が高められる。 【0015】又、本発明によれば、フランジ部に隣接す
る部分に形成されたネジ部のフランジ部根元側の不完全
ネジ部が切除されるため、フランジ部がストッパとして
機能し、コンロッドボルトに発生する応力が前述のよう
にフランジ部とネジ部に確実に分散される 【0016】 【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。 【0017】図1は本発明に係るコンロッドボルトを用
いたコンロッドの締付構造を示す断面図、図2は同コン
ロッドボルトの締付要領を説明するための断面図、図3
は組立式コンロッドの半截断面図である。 【0018】図3に示す組立式コンロッド10は、分割
された半リング状のベアリングキャップ11を本発明に
係るコンロッドボルト1によってコンロッド本体12に
締め付けて構成され、その小端部10aはこれに挿通す
る不図示のピストンピンを介して同じく不図示のピスト
ンに連結され、大端部10bは不図示のクランクシャフ
トに組み付けられる。 【0019】ここで、本発明に係るコンロッドボルト1
の構成の詳細を図1に基づいて説明する。 【0020】コンロッドボルト1は、その一端(図示例
では、上端)に平面視楕円状のフランジ部2を有し、該
フランジ部2に隣接する部分にはネジ部3が形成されて
おり、他端部(図示例では、下端部)には前記ネジ部3
と同径のネジ部4が形成されている。そして、該コンロ
ッドボルト1の前記両ネジ部3,4の間の部分は、これ
らのネジ部3,4よりも小径のストレート部5を構成し
ている。 【0021】又、本実施例に係るコンロッドボルト1に
おいては、前記フランジ部2に隣接して形成された前記
ネジ部3のフランジ部2側根元部に存在する不完全ネジ
部は切除され、そこにはR状溝3aが形成されている。 【0022】而して、コンロッドボルト1を用いて前記
ベアリングキャップ11をコンロッド本体12に締め付
けるには、図2に示すように、先ず、コンロッドボルト
1のネジ部4を下にして、コンロッド本体12に貫設さ
れたボルト孔13のネジ部13aにコンロッドボルト1
のネジ部4をネジ込む。 【0023】その後、コンロッドボルト1を回し続ける
と、コンロッドボルト1のネジ部4はボルト孔13のネ
ジ部13aを通過し、ボルト孔13のネジ部13aには
コンロッドボルト1のもう一方のネジ部3が螺合し、図
1に示すようにコンロッドボルト1のフランジ部2がコ
ンロッド本体12に当接した時点で該コンロッドボルト
1のネジ込みが終了する。このとき、コンロッドボルト
1のネジ部4は、ベアリングキャップ11に貫設された
ストレート状のボルト孔14を通ってベアリングキャッ
プ11の下方へ突出する。 【0024】次に、コンロッドボルト1のベアリングキ
ャップ11の下方へ突出するネジ部4にナット6を螺合
せしめ、このナット6を回してこれをネジ部4に締め付
けることによって、ベアリングキャップ11がコンロッ
ド本体12に締め付けられ、これによってコンロッド1
0の大端部10bが前述のように不図示のクランクシャ
フトに組み付けられる。 【0025】而して、コンロッドボルト1に作用する軸
力(引張力)はフランジ部2の他に2つのネジ部3,4
によって受けられ、コンロッド本体12側においてはフ
ランジ部2とネジ部3の2箇所で軸力が受けられるた
め、コンロッドボルト1に発生する応力はフランジ部2
とネジ部3に分散され、この結果、コンロッドボルト1
の耐久性が高められる。 【0026】又、本実施例によれば、コンロッドボルト
1のフランジ部2の根元部にはR状溝3aが形成され、
ネジ部3の不完全ネジ部がR状溝3aによって切除され
ているため、フランジ部2がストッパとして機能し、コ
ンロッドボルト1に発生する応力が前述のようにフラン
ジ部2とネジ部3に確実に分散される。 【0027】尚、本実施例においては、コンロッドボル
ト1のネジ部3,4を同径としたため、該コンロッドボ
ルト1を締め付ける際にネジ部4をコンロッド本体12
側のボルト孔13のネジ部13aに螺合させてこれを通
過せしめる必要がある反面、素材径が小さくて済み、コ
ンロッドボルト1自体の軽量化が図られるというメリッ
トが得られる。これに対して、コンロッドボルト1のネ
ジ部3とコンロッド本体12側のボルト孔13のネジ部
13aをネジ部4よりも大径とすれば、コンロッドボル
ト1を締め付ける際にネジ部4をボルト孔13のネジ部
13aに螺合させてこれを通過せしめる必要がなく、該
ネジ部4をボルト孔3のネジ部13に容易に挿通せしめ
ることができるため、エンジンの量産性を高めることが
できるというメリットが得られる。 【0028】 【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、コンロッドボルトに作用する軸力(引張力)はフ
ランジ部の他に2つのネジ部によって受けられ、コンロ
ッド本体側においてはフランジ部とネジ部の2箇所で軸
力が受けられるため、コンロッドボルトに発生する応力
はフランジ部とネジ部に分散され、これによってコンロ
ッドボルトの耐久性が高められるという効果が得られ
る。 【0029】又、本発明によれば、コンロッドボルトの
フランジ部に隣接する位置に形成されたネジ部のフラン
ジ部根元側の不完全ネジ部が切除されるため、フランジ
部がストッパとして機能し、コンロッドボルトに発生す
る応力が前述のようにフランジ部とネジ部に確実に分散
されるという効果が得られる。
コンロッドのベアリングキャップをコンロッド本体に締
め付けるためのコンロッドボルトに関する。 【0002】 【従来の技術】多気筒内燃エンジンの多くに採用されて
いる組立式コンロッドは、ベアリングキャップをコンロ
ッドボルトによってコンロッド本体に締め付けることに
よって、その大端部がクランクシャフトに組み付けられ
る。 【0003】ここで、従来のコンロッドボルト及びこれ
を用いた組立式コンロッドの締付構造を図4乃至図7に
基づいて説明する。 【0004】即ち、図4乃至図7は組立式コンロッドの
締付部の断面図であり、図4に示す締付構造に用いられ
るコンロッドボルト101は、その一端にフランジ部1
02を、中間部にリーマ部107を、他端部にネジ部1
03をそれぞれ有して成る所謂リーマボルトであって、
これはコンロッド本体112とベアリングキャップ11
1にそれぞれ貫設されたボルト孔113,114にその
ネジ部103を上にして下側から通される。そして、こ
のコンロッドボルト101のコンロッド本体112から
突出するネジ部103に螺合するナット106を締め付
けることによって、ベアリングキャップ111がコンロ
ッド本体112に組み付けられる。 【0005】又、図5に示す締付構造に用いられるコン
ロッドボルト201は、一端に六角柱状の頭部208を
有し、他端にはネジ部203が形成されており、これは
コンロッド本体212とベアリングキャップ211に貫
設されたボルト孔213,214にそのネジ部203を
上にして下側から通され、その頭部208を不図示の工
具によって回すことによって、そのネジ部203がコン
ロッド本体212側のボルト孔213のネジ部213a
に螺着され、これによってベアリングキャップ211が
コンロッド本体212に組み付けられる。 【0006】更に、図6に示す締付構造に用いられるコ
ンロッドボルト301は所謂スタッドボルトであって、
その両端部にはネジ部303,304がそれぞれ形成さ
れ、一方のネジ部303に隣接する部分にはリーマ部3
07が形成されている。そして、このコンロッドボルト
301は、そのネジ部303がコンロッド本体312側
のボルト孔313のネジ部313aに螺着されることに
よってコンロッド本体312に予め植設されており、該
コンロッドボルト301のコンロッド本体312から下
方へ突出する部分に、ベアリングキャップ311に貫設
されたボルト孔314を通し、コンロッドボルト301
のベアリングキャップ311から下方へ突出するネジ部
304にナット306を螺合させてこれを締め付けるこ
とによって、ベアリングキャップ311がコンロッド本
体312に組み付けられる。 【0007】又、図7の示す締付構造は、図4に示した
コンロッドボルト101の上下を逆にして締め付けたも
のであって、他の構成は図4に示すものと同様である。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4及
び図7に示すコンロッドボルト101にあっては、これ
に作用する軸力(引張力)がフランジ部102とネジ部
103によって受けられるため、特にフランジ部102
に集中荷重が作用し、この部分の応力が過大となって当
該コンロッドボルト101の耐久性の低下を招く虞れが
ある。 【0009】同様に、図5に示すコンロッドボルト20
1、図6に示すコンロッドボルト301にあっては、こ
れらの各々に作用する軸力(引張力)は頭部208とネ
ジ部203、ネジ部303,304によって受けられる
ため、それらの部分に過大な応力が作用し、前記と同様
の問題が発生する可能性がある。 【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、応力の分散を図ることによっ
て耐久性の向上を図ることができるコンロッドボルトを
提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、組立式コンロッドのベアリングキャップ
をコンロッド本体に締め付けるボルトを、一端にフラン
ジ部を有し、該フランジ部に隣接する部分及び他端部に
ネジ部を形成するとともに、前記フランジ部に隣接する
部分に形成された前記ネジ部のフランジ部根元側の不完
全ネジ部を切除して成るものとしたことを特徴とする。 【0012】 【0013】本発明によれば、コンロッドボルトを、コ
ンロッド本体及びベアリングキャップに貫設されたボル
ト孔に他端ネジが側から挿通螺合せしめ、該コンロッド
ボルトのフランジ部をコンロッド本体に当接せしめると
ともに、他端ネジ部のベアリングキャップ外へ突出する
部分にナットを螺合せしめてこれを締め付けることによ
って、ベアリングキャップがコンロッド本体に締め付け
られる。 【0014】従って、コンロッドボルトに作用する軸力
(引張力)はフランジ部の他に2つのネジ部によって受
けられ、コンロッド本体側においてはフランジ部とネジ
部の2箇所で軸力が受けられるため、コンロッドボルト
に発生する応力はフランジ部とネジ部に分散され、これ
によってコンロッドボルトの耐久性が高められる。 【0015】又、本発明によれば、フランジ部に隣接す
る部分に形成されたネジ部のフランジ部根元側の不完全
ネジ部が切除されるため、フランジ部がストッパとして
機能し、コンロッドボルトに発生する応力が前述のよう
にフランジ部とネジ部に確実に分散される 【0016】 【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。 【0017】図1は本発明に係るコンロッドボルトを用
いたコンロッドの締付構造を示す断面図、図2は同コン
ロッドボルトの締付要領を説明するための断面図、図3
は組立式コンロッドの半截断面図である。 【0018】図3に示す組立式コンロッド10は、分割
された半リング状のベアリングキャップ11を本発明に
係るコンロッドボルト1によってコンロッド本体12に
締め付けて構成され、その小端部10aはこれに挿通す
る不図示のピストンピンを介して同じく不図示のピスト
ンに連結され、大端部10bは不図示のクランクシャフ
トに組み付けられる。 【0019】ここで、本発明に係るコンロッドボルト1
の構成の詳細を図1に基づいて説明する。 【0020】コンロッドボルト1は、その一端(図示例
では、上端)に平面視楕円状のフランジ部2を有し、該
フランジ部2に隣接する部分にはネジ部3が形成されて
おり、他端部(図示例では、下端部)には前記ネジ部3
と同径のネジ部4が形成されている。そして、該コンロ
ッドボルト1の前記両ネジ部3,4の間の部分は、これ
らのネジ部3,4よりも小径のストレート部5を構成し
ている。 【0021】又、本実施例に係るコンロッドボルト1に
おいては、前記フランジ部2に隣接して形成された前記
ネジ部3のフランジ部2側根元部に存在する不完全ネジ
部は切除され、そこにはR状溝3aが形成されている。 【0022】而して、コンロッドボルト1を用いて前記
ベアリングキャップ11をコンロッド本体12に締め付
けるには、図2に示すように、先ず、コンロッドボルト
1のネジ部4を下にして、コンロッド本体12に貫設さ
れたボルト孔13のネジ部13aにコンロッドボルト1
のネジ部4をネジ込む。 【0023】その後、コンロッドボルト1を回し続ける
と、コンロッドボルト1のネジ部4はボルト孔13のネ
ジ部13aを通過し、ボルト孔13のネジ部13aには
コンロッドボルト1のもう一方のネジ部3が螺合し、図
1に示すようにコンロッドボルト1のフランジ部2がコ
ンロッド本体12に当接した時点で該コンロッドボルト
1のネジ込みが終了する。このとき、コンロッドボルト
1のネジ部4は、ベアリングキャップ11に貫設された
ストレート状のボルト孔14を通ってベアリングキャッ
プ11の下方へ突出する。 【0024】次に、コンロッドボルト1のベアリングキ
ャップ11の下方へ突出するネジ部4にナット6を螺合
せしめ、このナット6を回してこれをネジ部4に締め付
けることによって、ベアリングキャップ11がコンロッ
ド本体12に締め付けられ、これによってコンロッド1
0の大端部10bが前述のように不図示のクランクシャ
フトに組み付けられる。 【0025】而して、コンロッドボルト1に作用する軸
力(引張力)はフランジ部2の他に2つのネジ部3,4
によって受けられ、コンロッド本体12側においてはフ
ランジ部2とネジ部3の2箇所で軸力が受けられるた
め、コンロッドボルト1に発生する応力はフランジ部2
とネジ部3に分散され、この結果、コンロッドボルト1
の耐久性が高められる。 【0026】又、本実施例によれば、コンロッドボルト
1のフランジ部2の根元部にはR状溝3aが形成され、
ネジ部3の不完全ネジ部がR状溝3aによって切除され
ているため、フランジ部2がストッパとして機能し、コ
ンロッドボルト1に発生する応力が前述のようにフラン
ジ部2とネジ部3に確実に分散される。 【0027】尚、本実施例においては、コンロッドボル
ト1のネジ部3,4を同径としたため、該コンロッドボ
ルト1を締め付ける際にネジ部4をコンロッド本体12
側のボルト孔13のネジ部13aに螺合させてこれを通
過せしめる必要がある反面、素材径が小さくて済み、コ
ンロッドボルト1自体の軽量化が図られるというメリッ
トが得られる。これに対して、コンロッドボルト1のネ
ジ部3とコンロッド本体12側のボルト孔13のネジ部
13aをネジ部4よりも大径とすれば、コンロッドボル
ト1を締め付ける際にネジ部4をボルト孔13のネジ部
13aに螺合させてこれを通過せしめる必要がなく、該
ネジ部4をボルト孔3のネジ部13に容易に挿通せしめ
ることができるため、エンジンの量産性を高めることが
できるというメリットが得られる。 【0028】 【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、コンロッドボルトに作用する軸力(引張力)はフ
ランジ部の他に2つのネジ部によって受けられ、コンロ
ッド本体側においてはフランジ部とネジ部の2箇所で軸
力が受けられるため、コンロッドボルトに発生する応力
はフランジ部とネジ部に分散され、これによってコンロ
ッドボルトの耐久性が高められるという効果が得られ
る。 【0029】又、本発明によれば、コンロッドボルトの
フランジ部に隣接する位置に形成されたネジ部のフラン
ジ部根元側の不完全ネジ部が切除されるため、フランジ
部がストッパとして機能し、コンロッドボルトに発生す
る応力が前述のようにフランジ部とネジ部に確実に分散
されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンロッドボルトを用いた組立式
コンロッドの締付構造を示す断面図である。 【図2】本発明に係るコンロッドボルトの締付要領を説
明するための断面図である。 【図3】組立式コンロッドの半截断面図である。 【図4】従来のコンロッドボルトを用いた組立式コンロ
ッドの締付構造を示す断面図である。 【図5】従来のコンロッドボルトを用いた組立式コンロ
ッドの締付構造を示す断面図である。 【図6】従来のコンロッドボルトを用いた組立式コンロ
ッドの締付構造を示す断面図である。 【図7】従来のコンロッドボルトを用いた組立式コンロ
ッドの締付構造を示す断面図である。 【符号の説明】 1 コンロッドボルト 2 フランジ部 3,4 ネジ部 3a R状溝(不完全ネジ部) 6 ナット 10 組立式コンロッド 11 ベアリングキャップ 12 コンロッド本体
コンロッドの締付構造を示す断面図である。 【図2】本発明に係るコンロッドボルトの締付要領を説
明するための断面図である。 【図3】組立式コンロッドの半截断面図である。 【図4】従来のコンロッドボルトを用いた組立式コンロ
ッドの締付構造を示す断面図である。 【図5】従来のコンロッドボルトを用いた組立式コンロ
ッドの締付構造を示す断面図である。 【図6】従来のコンロッドボルトを用いた組立式コンロ
ッドの締付構造を示す断面図である。 【図7】従来のコンロッドボルトを用いた組立式コンロ
ッドの締付構造を示す断面図である。 【符号の説明】 1 コンロッドボルト 2 フランジ部 3,4 ネジ部 3a R状溝(不完全ネジ部) 6 ナット 10 組立式コンロッド 11 ベアリングキャップ 12 コンロッド本体
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 組立式コンロッドのベアリングキャップ
をコンロッド本体に締め付けるボルトであって、 一端にフランジ部を有し、該フランジ部に隣接する部分
及び他端部にネジ部を形成するとともに、前記フランジ
部に隣接する部分に形成された前記ネジ部のフランジ部
根元側の不完全ネジ部を切除して成ることを特徴とする
コンロッドボルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08032994A JP3393228B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | コンロッドボルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08032994A JP3393228B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | コンロッドボルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07293546A JPH07293546A (ja) | 1995-11-07 |
| JP3393228B2 true JP3393228B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=13715222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08032994A Expired - Fee Related JP3393228B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | コンロッドボルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3393228B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030005838A (ko) * | 2001-07-10 | 2003-01-23 | 현대자동차주식회사 | 커넥팅 로드 볼트 |
| JP4517731B2 (ja) * | 2004-05-31 | 2010-08-04 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関のコネクティングロッド設計方法 |
| US8939046B2 (en) | 2012-02-29 | 2015-01-27 | Electro-Motive Diesel, Inc. | Connecting rod bolt having locating features |
| DE102014118404A1 (de) * | 2014-12-11 | 2016-06-16 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Pleuel |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP08032994A patent/JP3393228B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07293546A (ja) | 1995-11-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20070189850A1 (en) | Pipe joint | |
| JP3393228B2 (ja) | コンロッドボルト | |
| JPS639660A (ja) | 内燃機関 | |
| JP2003042128A (ja) | 緩み止めナット及びこれを用いた緩み止め締め付け構造 | |
| JPH09210039A (ja) | 緩み止ナット | |
| JPH03275964A (ja) | 航空エンジンのシリンダヘッド締め付け器具 | |
| JP2003343532A (ja) | ねじ締め構造 | |
| JPH0577610U (ja) | 止めナット | |
| JPH0625440Y2 (ja) | 船外機の吸気系部品の取付構造 | |
| JPH0451211Y2 (ja) | ||
| JPH0259294B2 (ja) | ||
| JPH0534327Y2 (ja) | ||
| JPH0750577Y2 (ja) | 内燃機関用連接棒大端部の合せ面構造 | |
| US5630340A (en) | Connecting rod for engine | |
| JPS6015942Y2 (ja) | 内燃機関用連接棒 | |
| JPS606624Y2 (ja) | 点火時期調整装置 | |
| JPH0730980Y2 (ja) | 内燃機関のコネクティングロッド | |
| JPH03244809A (ja) | ボルト、ナットおよび固着構造 | |
| JPH11182526A (ja) | コネクティングロッドのキャップ締結構造 | |
| JP3081174U (ja) | 緩み防止ねじ | |
| JPH0240949U (ja) | ||
| JPS6321053B2 (ja) | ||
| JP2023175593A (ja) | 緩み止めナット | |
| JPS5865954A (ja) | セラミツクエンジンの組立方法 | |
| JPH09303200A (ja) | 内燃機関用ピストン |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |